寝屋川の中学給食問題に見る「科学的な議論」の大切さ
本日の緊急速報です。大阪府寝屋川市の中学校で、給食が美味しくないという問題を解決するために、今月12日以降、保温機能のある食缶でおかずが提供されることが決定されました。この「給食が美味しくない」問題を巡って、インターネット上では侃々諤々、喧々囂々の議論が繰り広げられているようですが、これについてはいったいどのように考えれば良いのでしょうか。
「現代っ子は贅沢」、「味覚がマヒ」
産経ニュースに30日、こんな記事が掲載されました。
中学校給食「うまく」改革 生徒が直訴 大阪・寝屋川市長動く
もう、まずいとは言わせない-。生徒から不評だった中学校の給食改革に、大阪府寝屋川市が本格的に乗り出した。きっかけは、市長に寄せられた1通の手紙。生徒からの改善を願う切実な訴えをもとに、「食べ残し量ゼロ」を目標としてメニューや提供方法に工夫を凝らした新たな給食が来月から提供される。その成果は…。(※後略)
なぜこの記事に注目したのか。
その理由は、どうも中学校の話題となると、感情的な反応が目立つからです。
記事の内容を紹介する前に、ツイッターで発見した反応を確認してみると、こんな感じです。
- 給食が不味いのは腹が減っていないからだ!いろんなことに一生懸命になっていたら自然に腹が減る。腹が減っていれば食えるものなら美味いはず
- 現代の子は給食のような薄味が物足りないのかと。外食やインスタント等で濃い味に慣れ味覚障害に陥っている。/しかし健康面考えた大量調理物は必ず薄味になってしまう。/結論として薄味が不満なら、厚生省の定める塩分摂取量守らなきゃいい。且つ出来たてが食べたいなら、自分で納得する物作ればいい
- 不味くてもあるだけマシとは、思わんのか? 贅沢になって、弱くなったね!
- 今の子供達はジャンクフード食べ過ぎで味覚麻痺してるんじゃ?
- 飽食の時代、美味しいものが腹一杯当たり前に食べることの出来る有り難みも知っておいて欲しいと思うのは言い過ぎだろうか?
つまり、「今どきの若い子は贅沢のし過ぎだ」だの、「ジャンクフードの食べ過ぎで味覚がマヒしている」だのといった反応です。たしかに記事を読まずに「中学生が中学校の給食をマズいと言っている」などと聞けば、「中学生の分際で何を贅沢なことを言っているのか」だのと言いたくなる気持ちもわからなくはありません。
(※ちなみに産経ニュースの元記事では「給食が美味しくない」となっていますが、本稿ではもっとストレートに「給食がマズい」と表現している下りがありますので、あらかじめご了承ください。)
記事を正しく読んでいない!
ただ、誠に申し訳ないのですが、これらのコメントはいずれもトンチンカンであり、ちゃんと記事を読んでからコメントをしたとは思えません。
「中学生のくせに贅沢をするな」、といった軽率な精神論にも驚きますが、「最近の若い子は味覚がマヒしている」といった下りについては、正直、何を根拠にそう判断しているのかと驚きます。このようなツイートをなさる方は、ご自身の味覚によっぽど自身がおありなのでしょうね。
(※余談ですが、「最近の若者は」などと短絡的に若い人を侮辱するセリフは、古代ギリシャ時代から存在しているようです。)
ちなみに先ほど挙げたうち、「現代の子は給食のような薄味が物足りないのかと。外食やインスタント等で濃い味に慣れ味覚障害に陥っている」といったコメントを書いたのは(自称)調理師なのだそうですが、果たしてこういう認識の人物に調理を委ねて大丈夫なのでしょうか?(笑)
いずれにせよ、先ほど紹介したコメントについては、残念ながらいずれも論理性は皆無であり、説得力はゼロです。
では、産経ニュースの記事を「ちゃんと」読んでみましょう。記事の前半を要約すると、次のとおりです。
- 今年6月、市内の中学生姉妹から「学校給食が美味しくなくていつも残してしまう」という手紙を受け取った大阪府寝屋川市の広瀬慶輔市長は、7月にツイッター上でアンケートを実施。中学生や卒業生ら約500人が回答を寄せ、「美味しくない」が77%に達した
- 同市の中学校の給食は他市の民間業者が調理する弁当方式だが、ご飯は温かい状態で提供されるものの、おかずは20度以下で保存されたものが提供され、食べ残し率は3割にのぼっていた
- 同市の小学校の給食は各学校内で調理する方式で食べ残し率はゼロであり、中学校に進学後、給食の「差」に戸惑う生徒もいる
あくまでも産経ニュースに記載された記事が事実であれば、という前提が付きますが、ここで重要な情報が3つ出て来ます。
1つ目は、アンケート調査で「美味しくない」と答えた割合が、8割弱に達していたこと。
2つ目は、おかずが20度以下の温度で提供されていること。
そして3つ目は、同市の小学校では食べ残し率がゼロ%であることです。
「8割弱が美味しくないと答えていて、食べ残し率が3割である」「小学校の給食は食べ残し率がゼロである」という時点で、「食べている人の問題」ではなく、「提供されている食事の問題」ではないかと想像が付くのではないかと思います。
もし「現代っ子は味覚がマヒしているから(あるいは贅沢だから)給食をマズいと言って残す」という彼らの主張が正しければ、なぜ食べ残し率が中学校で3割、小学校でゼロなのでしょうか。
11月からは食缶で美味しく?
小学校と中学校で給食の食べ残し率が違う理由についてはよくわかりませんが、同じ市が給食を実施している以上、「小学校の給食の方が豪華で、中学校の給食の方が貧弱である」、という可能性は、さほど高くないと考えて良いと思います。
ということは、先ほどの議論の流れからすれば、「給食が美味しくない(あるいはマズい)」理由として、一番可能性が高いのは、「食事の温度」ではないでしょうか。
これについて、この記事には続きがあります。広瀬市長は
「いくら栄養面ですばらしいメニューでもそもそも食べないと意味がない。消費者の立場になっていない」
と決断し、11月12日以降はハンバーグや唐揚げなどの主催を保温機能のある食缶で運んで教室で取り分ける方式に変更することにしたのだとか。
ということは、残念ながらこの記事執筆時点において、「食缶」による保温提供に変更したあとで、本当に食べ残し率が本当に改善するのかどうかについては、まだわかりません。ただ、10月18日に寝屋川市立第十中学校の2年生の教室で開かれた試食会では、生徒から大変な好評を博したそうです。
しかも、産経ニュースによると、
「主菜の焼き肉は、保温機能のある食缶で教室まで運ばれ、各自に取り分けられた。従来は、冷たい状態で肉の脂が浮いていたこともあったという。」
とあるため、温かい状態で食事が提供されることは、食事の質の改善に寄与することは間違いなさそうです。
また、この決断は、さまざまな意味で賢明なものです。
というのも、寝屋川市の公立中学校12校で給食が始まったのは平成25年(2017年)のことだそうですが、そうだとすれば、給食の調理施設がある小学校と異なり、もともと中学校には調理施設などないと想定できるからです。
いまから全12校に調理施設を設けるのは極めてコストがかさみますし、非現実的な話ですが、「温かい方が美味しいおかず」を保温機能のある食缶で運搬することにすれば、追加コストはほとんどかかりません(実際、産経ニュースによれば、給食費は据え置きなのだとか)。
さらに、産経ニュースでは、他の自治体でも弁当が冷たいことが「美味しくない(あるいはマズい)」という理由ではないかする仮説が提示されています。
- 大阪市で平成24年から弁当方式での提供が始まったが、「冷たい」「おいしくない」との感想が寄せられ、これを受けて今年2学期以降は校内調理や近くの小学校からの給食供給方式に切り替えた
- 神奈川県大磯町で平成28年から町内の2校の中学校で学校給食が導入されたものの、食べ残しが多く、異物混入も相次いだため、29年10月に提供を停止した
もっとも、このうち大磯町の事例については数年前に大々的に報じられ、話題になっていたのですが、同町の場合は食材の温度というよりも、違うところに問題があるのではないか、といった指摘もあるようですので、公正さのために「食事の美味しさは温度だけではないかもしれない」と申し添えておきたいと思います。
文章を「正しく読む」
さて、産経ニュースの記事を読んで感じたのは、「人間、いかに思い込みだけでコメントをしてしまうか」という点です。とくに、「現代っ子は贅沢だから舌が肥えている。だから給食をマズいと感じている」といった主張にはまったく根拠もありませんし、「小学校で食べ残し率がゼロ」という事実を無視しています。
なにより、文章を正しく読んだら、「せっかくの弁当を生徒がマズいと残す理由は、寝屋川市の給食の提供方式(とくに温度)に問題があるからではないか」、という点についてはきちんと読み取れるのではないかと思います。
(もちろん、「産経ニュースの記事が事実関係を正確に伝えていないかもしれないじゃないか」、などといわれると、身もふたもない話ではありますが…。)
いずれにせよ、本件は「学校給食」という、ややもすれば話題としては軽いものですが、それでも「適切な前提条件のもとで適切に考察しなければ適切な結論を導くことはできない」という意味では、議論ができないという点については間違いないでしょう。
(もっとも、われながら偉そうに高説を垂れてしまったわりに、普段の当ウェブサイトでこうした適切な考察ができているかどうかといえば別問題ですが…。)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただし、「学校給食の問題」と侮るなかれ。
何か問題について論じるときには、「目に見えている現象」(たとえば「学校給食がマズい」)だけを見て、
- どうせ飽食時代で子供たちの舌が肥えているからだろう
- どうせ現代の子供たちの味覚が化学調味料でマヒしているだけだろう
などと短絡的に決めつけて思考停止するのは、科学を否定する某新聞(『あれは不動産屋が発行する「科学否定のオカルト紙」?』参照)とやっていることがまったく同じです。
そうではなく、客観的な情報(アンケートで8割弱が「マズい」と答えた、中学校の給食の食べ残し率が3割に達している、片や小学校の給食の食べ残し率はゼロである、など)をできるだけたくさん集め、それらを組み合わせて推論する姿勢こそ、大事にしたいものです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
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> 保温機能のある食缶でおかずが提供される
というのは、温かい状態で食べるべき食材が温かい状態で提供されるという意味では重要なのですが、リスクもあります。
温度が高いという事は、菌の増殖速度が速いという事です。
食缶で提供して食中毒でも発生すれば、忽ち批判の嵐です。
従って、そいういうリスキーな方法を採用すべきか、キチンと議論する必要があります。良い面だけ主張して終わりにすべきではありません。
墺を見倣えさんへ。
前からずっと気になってたんですが、貴方の書き込みって偉そうな割に全然科学的じゃなくて他のコメント主ともトラブルになってるでしょ?(通信の話とか、インターネットの話とか。)
>食缶で提供して食中毒でも発生すれば、忽ち批判の嵐です。
確かに20度~50度だと、食中毒・腐敗菌の繁殖速度は確かに増えますよ。
http://suishinka.shop15.makeshop.jp/shop/image_view.html?image=000000000038.jpg
でもね。加熱調理後の温度は65度以上にすると菌は死滅しますよ。代表的な食缶は80度だと5時間位は持ちます。
https://www.nikkyu.co.jp/products/search/index.php/item?cell003=配食・配膳用品&cell004=食缶&label=1&name=保温食缶&id=429
>従って、そいういうリスキーな方法を採用すべきか、キチンと議論する必要があります。良い面だけ主張して終わりにすべきではありません。
ってドヤ顔して言われてもねぇ。。。
代表的な菌だけに絞って、「死滅するのだから、議論しないのが正しい。」という御意見なら賛成できません。
例えば、ノロウィルスを死滅させるには、85℃以上で1分間を要します。
だから、「キチンと議論する必要があります。」と申し上げているのです。
そんなに議論しちゃいけない内容ですか?
>例えば、ノロウィルスを死滅させるには、85℃以上で1分間を要します。
それ調理過程の話でしょ?加熱調理とその後の保温の話を混ぜて議論を誤魔化すのは、わざとですかい?リンク先PDFに「加熱調理後の温度は」って書いてあるのが読めないの?
つーか、あなた他のコメント主さんに対しても生半可な知識で
>従って、そいういうリスキーな方法を採用すべきか、キチンと議論する必要があります。良い面だけ主張して終わりにすべきではありません。
ってな具合で上から目線でドヤ顔で議論するから、チキンサラダさん(最近見ないですけど)さんとかBlobFishさんとかからケチョンケチョンに非難されてるんですが。。。
自覚がない●●ってのも困ったもんだ。
「調理した後に、新たに菌が入らない対策を併用している。」といった議論をすれば良いだけの話であって、「キチンとした議論」をしてはいけない話にはなってませんね。
自分の間違いを頑なに認めないで論点を必死にズラす。もうね。必死過ぎてみてて哀れになる。。。恥かきたくなければ「間違い」は「間違い」と認めたら言いのにと、思うのですが、この手の人は議論を間違えたら誤魔化して逃げるんですね。ブログ主さんのいう韓国人みたい。
良いですか、貴方が批判されているのは、「キチンと議論する必要がある」と言ってるわりに、貴方の議論の仕方が「キチンとしてない」からなのですよ。加熱調理プロセスの議論と調理後の保温プロセスの話を意図的に混同し、後になってそれを指摘されたら「キチンとした議論をしてはならないと批判された」と逆切れする態度こそが、他のスレでも批判されていたあなたの議論の「キチントしてない部分」なのですよ。
まーこの短い議論の流れを見てブログ主さんや他の読者さんがどう判断するかですけど、多分見てる人は見てますよ。「墺を見習え」さんが議論で負けそうになって、必死に論点をズラしているってことくらいね。(チキンサラダさんやBlobFishさんにあなたが論破されているのをウォッチしていた僕がそうでしたからね。)
>例えば、ノロウィルスを死滅させるには、85℃以上で1分間を要します。
墺を見倣えさんの仰る85度1分は、この温度を超えて1分経つと、急激にウィルスが不活性化するというものではありません。
温度が高くなるほど短時間で不活性化できるのは事実です。
(牛乳などは、100度を超える時間で数秒未満です)
通常ノロウィルス(代替ウイルス)の不活化条件は、85度1分、70度5分、なんと56度で60分となっております。
十分な温度が長時間維持されていれば、ウィルスを不活性化するのには問題ありません。
タンパク質が硬くならないよう、60度程度の温度を維持して搬送するのは、十分に安全と考えられます。
(ノロウィルスが付着したまま冷蔵輸送するよりも、安全かもしれません)
世の中にはエンテロトキシンとかウェルシュ菌という凶悪なのもありましてなw
もちろん栄養士の資格を持っている専門家は当然の知識として持っています。
りょうちんさん
それは調理後に冷まさない方が安全だよって意味ですよね。
横レス失礼。
食中毒の議論で何やら誤解があるようですが、「食缶で提供して食中毒になる」ということは、HACCPや厚労省大量調理マニアルを順守している限りにおいては基本的に想定されません。自家製食缶で食中毒が発生しているのは自家製缶詰等に於いて縷々発生していますが、業者が提供する食缶で食中毒ということが発生するということは、その業者がHACCPを守っていないということですから、そんな業者が作る給食は食缶を使っていてもいなくても食中毒が発生するということですよ。
ブログ主さんは食品の世界の専門家じゃなさそうですからこのブログ記事がそこまで意識してブログを書いてるかどうかは知りませんが、科学を大事にってのは、食中毒が発生するプロセスをちゃんと理解して(食中毒だけの論点じゃないけど)ちゃんと議論しろってことじゃないですかね。
後、ブログ本分にある自称調理師のコメント、本当に調理師なのかなあ。
>HACCPや厚労省大量調理マニアルを順守している限りにおいては基本的に想定されません。
HACCPと聞くと雪印事件を思い出します。
そういえば「墺を見倣え」さんって最初のコメントで食缶のことを「リスキーな方法」って断言してましたけど、科学的知見を持っていないのにドヤ顔で「リスキーな方法」って断言して、それを指摘されたら「キチント議論するのの何が悪い」(ドヤ)ってなってますが、この人、「キチンと議論」できてないから叩かれてるんですけどね。別に科学的知見なくて議論しちゃいけないってもんでもないですが、地検ないならないなりに「。。。って可能性がありますよ。」くらいに留めときゃいいのに、(後、間違ってるときずいたらごめんなさい言って訂正するとかすればダメージ少ないのに)自分でドンドンと墓穴を掘っていくから困ったもんだ。これに柊さんと栄養士さんのコメントがトドメさしたみたいですね。
「墺を見倣え」さん、まだ見てるかどうか知らないけど、あんまりドヤ顔して上から目線で決めつけて書き込まない方がいいと思いますよ。老婆心ながら。
厚労省では、「85℃~90℃で90秒以上の加熱」となってますね、しかも「死滅」ではなく「失活性化」と記されている様です。
専門家の間で意見が異なる、議論ある話なのか、「失活性化」が「死滅」と異なるなら、生き返ったりしないのか、等々キチンと議論して説明して頂いた方が良さそうに思います。
素人考えでは、菌が死滅しても、死体や毒素等は残るカモ知れない訳で、その辺もキチンと議論して説明して頂いた方が良さそうに思います。
あの…
ウィルスは、そもそも生物しての定義がアレなので、「死ぬ」と言えないんですよ。
その為、ウィルスの増殖能力が無くなる(=失活性化)と言うんです。
>菌が死滅しても、死体や毒素等は残るカモ知れない訳
死んだ菌は、ただのタンパク質なので問題ありませんが、毒素については、もちろん食中毒となります。
いや、だから貴方、くどくどシツコイよ。素人なら素人らしく最初のコメントで食缶のことを「リスキーな方法」って断言してたのを「ごめんなさい」すりゃいいのに、専門家にわけわかんないことを聞くのって墓穴掘るっていうんですよ。自分の間違いを認めないで延々違う話を展開するから貴方があちこちでボコボコに論破されてるんですよ。
いいですか。もう一回言いますよ?
貴方が科学的知見なしに食缶を「リスキーな方法」って断言したことが「キチンと議論する」上で有益だったのかどうか。。。まずはそこをちゃんと認めたらどうです?
(ま、この人の他のコメント読んでても議論になった時には都合が悪いレスは読まないで全部スルーしちゃうみたい)
確かに、衛生面での検討が必要なのは当然のことだと思います。
ですが、既存の給食センター方式に準じた運用であれば特に問題は生じないのでは?
山間部の学校なんかでは加熱調理後もセンターでの分配、積み下ろし、トラック配送、学校での待機時間、配膳の過程を経て「いただきます!」までに結構な時間を要している場合もありますが大丈夫ですよね。
適切な基準が設けられているのだから、適正に運用すればいい事なのだと思います。
コメント主の皆さま
なるほど!
さまざまなご専門家の方にいわせれば、衛生管理という視点だけでも、じつに奥が深い議論なのですね。大変参考になります。科学的な見地からコメントをして下さった皆さまには深く御礼申し上げます。
本来、コメント欄には基本的にコメントしないことにしているのですが、皆様の議論の深さに感心してしまいましたので、思わず感想を述べてしまいました。
引き続き当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
くどいですがもうひとつだけコメント。
私のこの↑コメント、何だか議論の流れに水を差していましたね。大変失礼しました。
皆さま、引き続きご愛読とコメントのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
見かねる発言なので参戦します。
> 専門家の間で意見が異なる、議論ある話なのか、「失活性化」が「死滅」と異なるなら、生き返ったりしないのか、等々キチンと議論して説明して頂いた方が良さそうに思います。
死んだ細菌は生き返りません。ゾンビ細菌があるとご主張するつもりならどうぞ。
ウィルスは、柊様が仰るように、生物と非生物の境界にあるような物質なので、通常の生物のような生き死にの概念は当てはまりません。そもそも、ウィルスの増殖は細胞分裂に乗じてDNAあるいはRNAを一段階増殖するので、食材の細胞分裂が起こらない給食の食缶の中では増殖できません。
> 素人考えでは、菌が死滅しても、死体や毒素等は残るカモ知れない訳で、
食缶には加熱の機能はありません。保温機能では初期の温度から低下するだけです。毒素が残留するほどに細菌類が食缶の中で増殖したということは、元から温度が低かったと言うことです。細菌が死滅して毒素だけが残留する可能性はありません。細菌も毒素も残留している食缶の蓋を開けたら、食える食えない以前に、すえた臭いはするし、味見してみれば様々な有機酸が合成されていて不快な酸味があり、食べる気にならないものです。
> キチンと議論して説明して頂いた方が良さそうに思います。
責任転嫁です。いわゆる「教えてクレクレ」をやりながら、上から目線で語るのはいかがなものかと存じます。
味覚という個人差があり曖昧な概念、給食という一般他者には試せない閉鎖環境、さらに味覚についての常識も曖昧…白米は味がないから食べられない子がいるという話や、ジャンクフード漬けな子供といった「極端な」事例の報道氾濫もあれば、機能的な味覚の変化が幼児期を過ぎたらほとんど無く経験によって嗜好が変化するだけという報告も、と荒れそうな要素を多分にもつ話題ですね。
不味いからと一部を残しても、深刻な状況には陥らない子が多いくらい平均値が豊か、というのは事実として読み取れるかな。(せっかくの給食が不味いのはかわいそうだけど。)
その点では贅沢だ飽食時代だ、という人も理解できます。食うに困った時代もあったわけですし。
ただし生徒らを叩くのではなく社会と時代を評価するという意味であれば。
そして「最低限文化的な生活→不味くても食えるだろ」にとどまらずにしっかり美味しく改善しよう、という余力もある社会であると。
そして子供でも声をあげることができ、大人も応えられる社会であると。
無理やり良いニュースにしてみました(笑)日本は良い国です。
うちの野菜は美味しく食べてもらえてるかしらー
自分のところは小中学校時代の給食が本当にびっくりするほどまずかったので、この手の話題は逆に無条件に子供側についてしまいますね。
どれくらい不味かったかというと、うちの学校の給食を提供している給食センターは仕出し弁当も扱っているのですが、その弁当がまた不味くて有名で、戦中世代の爺さんが激怒して残すくらいには不味かったです。
そのくせよくわからないコネだか癒着だかがあって、地元の会社にノルマとして無理やり弁当が押し付けられるのですが、如何せん不味いので誰も食べたがらない。ゴミ箱に直行する弁当が沢山ありました。
よくわからない新メニューのあまりの不味さにクラスの全員が残した挙げ句に、いつもは給食残すとネチネチ説教するおばさん先生ですら黙って残しただとか、イカだと思ったらでかい幼虫だったとかの異物混入事件だとか、まあ色々と悪い伝説の残る給食でした。
刑務所に入ることを「臭い飯を食う」と表現したりしますが、不味い飯というのは本当に臭いんだというのを子供ながらに理解しましたよ。
こういうのを贅沢だと批判している人間は多分本当に不味いものを食ったことがない「贅沢」な世代の人間なんじゃないかと思えてしまいます。
災難でしたね。うちの子供の場合ですが、小学校では、
セントラルキッチンで調理したものをもとに、各学校の
調理室で加熱や仕上げを施して、できたての給食を
供給してくれていました。
中学校はお弁当持参でしたが、2年次から給食サービスが
導入され、希望者のみ比較的安価で利用できるようになり
ました。利用した友人からうちの子供が聞いた話によると、
レトルトのカレーだけが飛び抜けておいしく(一般の
1流メーカーのレトルトカレー並かやや凌駕してる?)
ほかは総じておいしくなく野菜ははっきりとまずかった
ようです。野菜を食べさせてもらった子供の感想ですが、
「カットしてボイルした野菜を冷凍して、解凍が甘い
ような、冷たくてべちゃっとした感じ」とのことでした。
3年次には業者が変わり生徒たちは期待しましたが、
なぜか、これなら去年の方がカレーの分だけましだった…
になってしまったそうです。
記事を読む場合、読み手のバックグラウンドがかなり影響
しますね。それはある程度やむを得ないところですが、
自分にかかっているバイアスについて自覚的でありたいですね。
ご意見の結語に共感しました。「いっぺん食べてみたら、
同じことを言えるか?w」と質問したくなるレベルの
おいしくない弁当を提供する業者さんがあるようで、その
業者はなぜ存続できるのか、そっちが嘆かわしいかもしれません。
子供の頃の私にとって、学校(小学校)で出る給食はごちそうでした。
比較的貧しい山村だったので(?)、給食がまずいといった話は聞きませんでした。
当番が給食室に取りにいって配膳していましたが、おかずは必ず余らせておき、さらに食べたい者が競ってお代わりにありつけるルールでした。それで成長したようなものです。
さて、現代、食生活は豊かになりバリエーションにも富んでいるが故に、給食であっても美味しさの追求が求められるようになり、また、食育としての位置づけから偏食の是正といったことにも気を配らなければならなくなったようです。
一方で、貧困に関する話もよく聞きます。給食費が払えないといったこともあります、さらに・・。
ある一人親世帯の子どもさんの場合、カップ麺が主食でお茶の入れ方を知らずペットボトルのお茶しか飲んだことがない、などなどと。
こういった子どもたちにはどう対応するのか・・給食の在り方として。
親はどうしても自分の子供中心に物事を考え、ともすると利己的な要求をしがちになります、給食に対しても。ただ、それも無視できない、なかなか難しいところだと思います。
以上、余談、とりとめのない話でごめんなさい。
今回、学校給食を巡る問題を例に取り上げていただきましたが、感情論が先走り、論理性や科学性を疎かにしてしまうと、本質を見誤る、途(道)から外れるといったことが多々あると思います。
これも余談ですが、政治家等が迎合しがちな”ポピュリズム”にはそういった危険性が多分にあると思います。某国など・・・特に。
ある意味、豪快なお話ですね。
小学校時代の給食は、クソマズイ脱脂粉乳以外は学校内で調理されたもでしたので、美味しく頂いておりました。
当時は脱脂粉乳を恨んでいましたが、恵まれた給食だったんでしょうね。改めて感謝です。
余談に反応します。
> 「最近の若者は」などと短絡的に若い人を侮辱するセリフは、古代ギリシャ時代から存在しているようです。
年長者が若者を憂うのは人類普遍の性向でしょう。これを利用して「エジプトのピラミッドの中にも『近頃の若い者は…』と書いてあるとプラトンが言っていた」などという都市伝説が作られました。
https://55096962.at.webry.info/201410/article_17.html
ホモ・サピエンスが地球に現れて以来、本当に全ての若者が「なっとらん」のであれば、世代が交代するごとに人類の劣化が進み、どうにもならない状態になるはずですが、そんな事はありません。日本人だって、かつては東南アジアや韓国に買春ツアーに行くのが当たり前だった時代がありましたが、今は世界から日本人旅行者は品行方正と称えられているではありませんか。
本題の給食の件はパス。
昔の給食は美味しくなかったです。脱脂粉乳などはその最たるものでした。しかし、時代と共に日本人の生活は改善され、今では脱脂粉乳が出るような給食は無いと思います。
小生が子供の頃とは時代が変わりました。美味い不味いが給食の選択肢に追加されたのです。「食べられるだけ感謝しろ」と言う人もおります。無論、世界中の飢餓問題や、余剰食糧(残飯等)の問題をないがしろにする気はありません。しかし、現在の日本は戦後の食糧不足から懸命に努力した諸先輩方の御かげで現在の生活レベルがあります。そのように頑張ってきた諸先輩方の努力に感謝して、美味いものを「美味い」、不味いものを「不味い」と言っても良いのではないでしょうか。
小生が韓国で料理する理由は韓国の料理がイマイチ美味しくないからです。小生は美味しいものを食べたくて料理をします。致し方ない時(例えば社食等)以外は美味しい料理を食べたいのです。これは贅沢でも味覚麻痺でもありません。
また、給食を提供する業者(あるいは行政機関)は何か勘違いをしていると思います。給食はそれを食べる子供たちがいるから成り立ちます。即ち、子供たちは顧客なのです。給食の提供者はサービス業であるという本来の立ち位置に戻り、少しでも顧客満足度を向上させる努力をすべきです。
駄文にて失礼します。
韓国のお昼ご飯というとこれの刷り込みが強いですw
https://youtu.be/OEsexxhFQq8?t=94
石焼きビビンバだと平気で同じことをするわけですからTPOだとは思うのですが・・・。
間違っますよ、給食提供業者にとっては
『子供たちは顧客』というのは。
60年前は市町村が雇った給食のおばさんたち(調理員)が、小学校の調理場で給食を作っていた。そういう学校が多かった。
(なお、給食は昔からパン(=コッペパン)とかバターとか最先端だった。
あと、おとなはトイレ直行の脱脂粉乳、あれを牛乳と思えば当時では最先端だ)
そ
れから約20年後に大きい小学校から都道府県で採用した栄養士が学校に配属され出したが、味が変わる(給食が凄く美味くなる)のはそれから何年か後のこと。
(栄養士と言っても短大卒の二十歳の娘だ、ベテラン調理人のおばさん達には敵わない。
何年か後にベテランさん達が移動してから漸く栄養士が本領発揮→美味い給食になった)
更
に時が経ち、とうとう民間委託という名目で学校から調理員のおばさん達(この頃は若い男女もいた)が追い出され、業者に雇われたパートさん達が学校で給食を作るようになって、ほとんどの学校が、きわめて不味い給食になった。
給食提供業者の顧客は、子供たちでもなけりゃ学校でもない。
給食提供業者を選んでくれてお金を払ってくれる教育委員会が顧客です。
教育委員会の連中は、規則に乗っ取って業者を選定するだけで給食を食べないから美味かろうが不味かろうが気にしたこともないだろうね。
だから給食業務をやったことのない業者が担当となった学校の給食は不味いなんてもんじゃない。
それでも給食センター方式の市町村に比べれば遥かにまし...みたいですね。
記事の見出しと冒頭部分を見た瞬間に、例えば、「なんて贅沢な!」
と感じた人のうち一定割合は、もはやその感情からのがれられない
まま、ざーっと目を通すのでしょう。
そして、「なんて贅沢な!」を補強する材料だけが見つかって
しまうんでしょうね。読まずにコメントをつけたり、読解力不足
が原因ならまだいいんですが、他の分野では理性的な人が、
この記事についてひどく一方的な感想をのべてしまうような
ケースがやっかいだなあと感じます。
記事から客観的なデータや事実を読み取って、記事の書き手が
立てたロジックを一通りさらうまでは、先入観を極力なくしたい
ですね。開かれた心で話を聞く姿勢と、自分自身にかかるバイアス
を冷静に認識する理性が求められるなと思います。
ちなみに寝屋川市の判断ですが、業者を変える、そもそも給食を
やめるなど他のオプションと比較考量したかどうか。
生徒らへのアンケートに、まずいと感じる理由を探る適切な
項目が用意されていて、それに基づく処置だったかどうか。
新たな処置により発生しうるリスクについて専門家の意見を
聞いているかどうか。これら点がクリアされているなら、結果は
良かったようなので満点の対処だったと評価していいと思っています。
だめですよ、給食をやめるなどと言っては。
ち
ゃんと料理ができるお母さんばかりじゃないんです。
ご飯つくりが苦手な母親の子も皆健康で元気なおとなになれたのは、
小学校へ行けば栄養バランスのとれた学校給食を食べられたお陰なんですよ。
給食を廃止して毎日お弁当になったら結果な数の子が栄養失調症になりますよ。
団塊さん、ご意見ありがとうございます。
若干、誤解があるように思います。
「小学校へ行けば栄養バランスのとれた学校給食を」と
書いてありますが、話題になっているのは中学校です。
同じ地区の小学校では給食をほぼ完食していた生徒たちが
中学では食べ残しているのが問題だったわけです。
次に、僕は給食をやめるべき、とまでは書いてません。
ただ、食べ残しをどうするのか? を考えるときに、
はじめからこの業者の給食を継続すると決め付けるのでは
なく、廃止も含め対応策を考える柔軟性はあったほうがいい
という意味で上記のように書きました。
訳のわからない「批判ごっこ」の本質は、そこに有るように思います。
ブログ主殿の言われる「記事をよく読む」以前の話しなのでしょう。
端的に言えば、見出しとリード文だけで内容を「思い込む」愚行をしている人達が多いと言うこと。
見出しリード文で世論操作をやるのはオールドメディアな常套手段。
今回の件は、オールドメディアに安々と騙される思慮の足りない人達のサンプルが晒されたということですね。
ヤマムラさん、おっしゃるとおりだと思います。
見出しとリード文につい目くらましをかけられそうになる
記事がけっこうありますね。それと今は、例えばヤフーニュース
のトピックスに並んでる10文字ちょっとの紹介文が、そもそも
記事のタイトルや内容とはかなり異なってることもありますw
見出しは基本的に、誘導しようとしているのだ!
ぐらいに思っておくほうが、内容をきちんと読み取れるかも
しれませんね。
拙文を読んでくださり、ありがとうございました。
給食については、各自治体ごとでずいぶんとメニューにもレシピにも違いがあります。
頑張って美味しいものを出そう、残すことが少なくなるように、と様々取り組みをしている各自治体の給食センターも沢山あります。これは温度だけの問題ではなく。
メニューは給食センターに所属している管理栄養士が栄養価や塩分、メニューの重複性を考慮して毎月のメニューとレシピを決めています。このレシピが曲者で、作る人ごとでの個人差が非常に大きい(よう)です。
現代の管理栄養士は味よりも栄養価だけを重視する人も多く、必ずしもおいしいと思えるレシピとは言えないことが多いと(実際にいろいろなセンターのレシピを見たことがあるので)思います。
特に低塩分や添加物削減に拘る栄養士の方は多く、またコスト削減のために使用する調味料も単純なものしか使われない場合もあり、こうなると全然美味しくない場合もあります。
「中学生が贅沢言うな」という意見の人が栄養士だったら、美味しさは二の次三の次になるのは当然かもしれませんね。まぁそこまで極端な栄養士さんにはあまり遭遇しませんけれど、今回のことはそういったことも原因にあるかもしれません。
一例を挙げます
肉野菜炒め、というメニューにおいて、焼き肉のたれのようなものを使えば味はまとまりますが、コストがかかる。カロリーも高くなる。そのため、塩と胡椒だけで味付けする。一人当たりそれなりのおかず量は必要なので、量に対して塩分を下げざるを得なくなる、油もほとんど使わないで蒸し焼きにする。こうするとカロリーと塩分は既定に収まります。
そもそも大量調理においては痛めるという作業は不可能に近く、体積が多いために大釜で作る為に炒め煮という蒸し焼きに近い加熱になるので、炒めによる美味しさは全然表現できませんし、だからこそ油も使わずに済む、ということもあるのですけど。
焼き肉のたれとかガラスープの素とか、中華合わせ調味料などを使用すると味は美味しくできますが、一気にカロリーが高くなりカロリー過剰になる、添加物が使用されているので良くない、という言い訳。塩分とカロリーを上昇させずに量を増やそうとすると、薄味と言えば聞こえは良いですが、全然おいしくないものが簡単に作れます。レシピも簡単です、コストも抑えられます♪
温めたからよい、おいしくなる、と言うだけの問題ではないと思います。
そういうメニューが出されていたのではないでしょうか?
栄養素メインで作られる病院食が、ほぼ美味しくない、と同義です。
ただ、頑張っている栄養士さんを弁護したいのですが、そういった制約の中でもよりおいしいものを食べさせてあげたい、と頑張っている方が大勢います。そうではない所の給食が不味い、残される、ということだと思います。頑張っていて残す量が少ない、センター型の給食も沢山ありますよ
すべからく給食は美味しくない、のような全体像にするのは良くないと思います。頑張っている栄養士さんのモティベーションも下がります。
あくまでも寝屋川市の給食センターがそうだったという個別事例だと思うべきかなぁ、と。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
阿野煮鱒様へ
「最近の若者は」と批判するのは、(古代ギリシアの時代から)昔のこ
と体験していない者に反論を許さない「最強のカード」になっているから
ではないでしょうか。(もちろん、それで批判された者が納得するはずは
ありませんが)
(社会的な大変革があれば、「昔と違うのは当たり前」になって、話は
別ですが)だからこそ、古代ギリシャ時代から、若者批判が続いているの
でしょう。(昔と今とでは、大きさに違いはあれども、どこかしら違って
いるのが当たり前のような気もしますが)
蛇足ですが、「給食に文句をつける最近の中学生は贅沢だ」批判は、そ
の給食を実際には食べたことのない者同士では、絶対に「相手から反論さ
れない」絶対安心のカードになっているのでは、ないでしょうか。
さらに追加です。
本日の朝日新聞に、「若者の政治的意見表明」について、3人の識者(?)
の意見が載っていましたが、もし、若者が朝日新聞の権威を無視するよう
な意見を言った場合、朝日新聞は「この意見に我慢できるのか」疑問に思
いました。
駄文にて失礼しました。
ご意見ありがとうございます。
私はもっと単純に「記憶の美化」だと考えています。自分が若い頃の頼りなさ、経験の浅さを忘れ、経験を積んだ今の自分より少しだけ未熟だった程度に思い込み、「俺の若い頃に比べると、今の若い者は不甲斐ないのう」と鼻息を荒くするという。
私が若い頃には、そんな風に親父風を吹かす、加齢臭漂うジジイどもが大嫌いでした。「コンピューターも使えないくせに」とか反発しておりました。今では自分が、その加齢臭漂わせる歳になったのですが、長年の思考習慣を変えることができず、いつまでも若いつもりでジジイどもに反発を覚えます。
若いつもりが、実は柔軟性を失って、年相応の言動を身に付けられなかっただけという、お粗末話でございました。お後がよろしいようで。
大阪市出身で維新の改革に注目している者から少し言わせてもらうと、
「まずい給食」というのは、単純に付いた予算が少ないせいだと思います
親は給食費を月に3000~5000円払いますが、20回出るとして、1日平均150~250円
その額では無理なので、要するにまだ役所の扶助予算額が少ないせいで、
冷たい、美味くは無い物しか出せないのです
大阪の中学校の給食制度自体が始まって数年だから仕方ないという点はあるんでしょうが、
重点的に、給食の予算をさっさと大幅増額するべきだと思います
ちなみに小学校給食は当たり前ですが、暖かくて豪華だったですよ
給食調理室があって、調理のおばさん達が大きい釜で給食を作っていましたね
大人になって、そのおばさん達は超高給取りだったという事が分かりましたがね
そういう職員に甘々な放漫財政や腐敗への市民の怒りが、
大阪における維新の躍進へとつながりました
どういう方向に変革させていくかって話ですかね
無理じゃないですよ、美味しい給食を月3600~5000円の給食費で作るのは。
(流石に3000円じゃ作れないでしょうね。)
給
食費というのは肉や野菜などの食材費だけなんです。
回転釜や水道や調理台や焼き物機や大きな食器洗い機などの設備費は、給食費には関係ない。調理員の賃金も関係。
だ
から同じ肉野菜炒めでも親が払っているのは肉と野菜と食用油だけ。
街の食堂の肉野菜炒めには、人件費、設備費、修理費、水道代、固定資産税または不動産賃借料などなどが含まれています。
親
から徴収する給食費からは、こういうお金は払いません、全部役所持ち。
親の払う給食費は全額学校が購入する食材費だけに使われる。
だ
から一食300円くらいでも まるまる食材費だけなんだから美味しい給食を食べさせてもらえた、調理員と栄養士しだいでは。←昔は。
今
は民間委託だから社長さんが儲け主義(低賃金、低施設など)の場合、いくら給食費が食材だけに使われるといっても調理員や栄養士でどうにかなるもんじゃない…でしょうね。
美味しい給食を作ってくれていたオバチャン達が多少の高給取りであったとしても、個人的には文句をいう気にはなりません。
そもそもですが。
20℃以下のおかず食べさせられていた子供がかわいそう。
美味しくないって思うほうが当たり前ではないかと思います。
科学的にも冷えてしまった料理は不味い!のです。
食い物の恨みは恐ろしいって言いますからね。現代っ子は舌が肥えてるって話じゃなくて不味いもんは不味いんですよ。それを化学調味料だ、贅沢だ、食缶は危険だってわけわからん議論するから本質が見えなくなるんですが、実際のところ予算が少ないからって話ですよ。(それに利権がくっついてるんですが。。。)
不味くて誰も食べてくれないんだったら最初っからやらない方がいい。
失礼、この匿名コメントは「名無しのO」です。
ひろた様
>美味しくないって思うほうが当たり前
ところが私の様に、貧乏舌というのか、冷たい方が好きという変人もいるのです。
炊き立てのツヤツヤご飯とちょっと固くなった冷やご飯→圧倒的に冷やご飯の方が好き
ホカホカの味噌汁と室温に冷えた味噌汁→冬でも室温
汁の滴る焼き魚と冷えてパサついた焼き魚→冷えた方が好きだったりする
さすがに肉系の料理は温かくても構わないという程度です。
自分でもちょっと味覚がおかしいのではないかという気もするのですが。
私のような特異例を持ち出すのは反則かもしれません。ただ、ひろた様の書き込みは、
>短絡的に決めつけて思考停止するのは、科学を否定する某新聞とやっていることがまったく同じ
という新宿会計士様のご指摘の轍を踏んでしまっているような気がします。
反論のしようもないしょうもない話ですみません。
では少し詳しく。
当たり前ですが調理師は調理の過程で味見をします。レシピも食べる時点の温度で作られています。
例えば人間の味覚は、旨味は温度が低なれば感じられなくなってきます。塩味は温度が高ければ円やかですが下がれば鋭くなります。
高い低いは体温を基準にするとよいかと思います。
温度低下により油分も凝固するでしょう。
調理師が美味しく食べられるように作った料理を美味しく食べる状態で食べることができていないのですから、その料理を美味しくないという子供が多いのが正常だと思います。
香りも関係します。
人間の味覚は香りに左右されます。
温度が高ければ、料理からの香り、口に入れたとき、そこから鼻に抜ける香りと相乗効果があります。
私は料理の専門家ではありませんが、香りとか味覚に関するある専門分野でプロではないですが資格もあります。ヒマになったらその専門分野と周辺分野の拡大が夢です。
ひろた様
もちろん給食は個別の生徒の好みに合わせることができない以上、おっしゃる「正常」に合わせて調理しなければならないことは確かでしょう。不特定多数のために最大公約数の味覚に合わせるのは当然ですし、私みたいなおかしな味覚をしている人間は給食としては相手にするべきではありません。お話の論理に関して異議を挟む気はありません。
ただ、論調があまりにも適温至上主義になっていて、その科学的内容と、話のスタート地点になっている「(冷えていると)美味しくないのは当たり前」という感覚的内容がすれ違っている気がします。
たとえば、今も牛乳は給食の主要メンバーなのかと思いますが、衛生面から言えば冷蔵して運搬するべきであり、消化吸収面から言えば温めて供するべきであり、味覚的には温まった牛乳のにおいが苦手なな子供は多い(個人的認識ですが)という具合に、「正しいから美味しい」と考えるのは、大人の押し付けのように感じます。
不味い学校の給食は、不味いんですよ。
おいしい料理は、冷えても美味しいでしょ。
給食も不味い給食は、アツアツでも不味い。
ま
あ、美味しい給食の学校の調理員さんは、給食の時間にアツアツになるように時間を逆算してそれぞれの食材の調理を開始していましたね。
高校で弁当になれば冷や飯。
お疲れ様です。
この問題、元の味の問題もないわけでは無いでしょうけど
やはり温度が一番の原因というのは私も最初から思っておりました。
たしか、当初メディアで報道された学校の環境は米まで冷たいという事で
ふりかけを持ってきて良いかどうかの問題になっていませんでしたっけ?
私の記憶違いなら申し訳ございません。
冷たくても美味しい料理はたくさんありますが、栄養を考えた食育的な献立となれば
味が壊滅的に死んでしまうものがやはり多いです。
教室やどこかの場所を一時的に借りて、配給前に電子レンジでも良いから温められないものかと議論になった事もありましたね。
昔から「冷や飯を食う」なんて諺があるように、肉体の健康もあるでしょうけど
精神的な教育にもあまりよろしく無いのではと思いますので、暖かいご飯が食べられる環境になる事を望む次第です。
ただ、科学的な根拠として精神にどこまで影響があるかは実際分からないので
個人的な感情論の域を出ていない意見とは自覚していますけどね・・・。
お米は、冷えてしまうと(特に冷蔵庫のような低温)、デンプンの質が変わってしまい、パサパサボソボソになってしまいます。また、甘みも失われ、消化も悪くなります。当然硬くなります。
一度や二度ならまだしも、毎日これを出され続けたら、普通の大人でも「まずい、いらない」となると思いますよ。
出されたものを有り難く頂くというのも大事な事だと思いますが、頂けるレベルの達していないものを出すのはどうかと思います。
未来を担う子供達の、体の基本となる食事を疎かにするというのは、本当にどうなんでしょうね。
自治体は、自分たちの未来を不健康にしたいという現れでしょうか。
(自分たちの周りだけ金の巡りをよくしたいだけでしょうかw)
名前が匿名になっていたようですね。
スレッドのトップはWLTです。
柊さん
お返事ありがとうございます。
ボソボソになった冷たいご飯は年齢関わらず嫌ですよね。
しかもそれをお金払って食べるとなったら、私は余計嫌です。
コンビニ弁当を温めずに食べると、手軽に生徒達の気持ちがわかるかもしれません。
(防腐処理とかまぁ色々別方面の健康問題がありますけど)
日本における給食制度が一般化したのは戦後ですから、それ以前は大多数は持参のお弁当
そして防疫環境と制度が整う近代までは、味そのものや量・作れる献立の問題はともかく
暖かいものを最低限食べられていたでしょうから
現代特有の問題という性質が大きく災いして、広い世代で「今」がイマイチ認知できず
意見が分かれてしまうのでしょうね。
温度の問題だろうとお考えのかたが多いようですが、本当にそうかなという気がします。駅弁なんか、普通メシまで冷えているが、結構うまい。まあ熱いお茶も一緒に買いますけどね。私なんかはララ物資の脱脂粉乳やら、占領軍放出のポークビーンズやらの給食を供された世代。食糧難の時代であったにもかかわらず、あんなにまずいものはなかった。給食の時間が苦痛だった。ちゃんと給食室で調理されて、温かかったのにですよ。
家内が最近まで小学校の図書館司書をやってたんで、今日日の給食事情も聞いているんですが、まさに隔世の感がありますね。本当においしいんだそうです。担任の先生は学級で児童と一緒に、家内や担任学級のない先生方は(七学年というそうです)教員室でまとまって給食を食べるんですが、体重さえ気にしなければおかわりをしたいくらいだそうで。最近はほとんどが米飯給食。主菜とちょっとした副菜、汁物、牛乳が付いて、これで月顎5千円くらい。本当に安い。今の学校給食は単なる昼食、栄養補給という意味合いばかりではなく、「食育」という役割をも持たされている。きちんとした食事が提供されない家庭が増えてきているので、本来の家庭食、家族で卓を囲む習慣などを少しでも身につけさせなければ、という危機感みたいなものが背景にあるようです。で、ジャンクフードみたいなものばかり食べてるから、味覚がバカになってるといった意見があるとのことですが、これは全く実態を知らない人が言ってることなんでしょう。小学校の先生方は児童の家庭状況はよく掴んでいる。そして、家庭できちんと調理したものを食べさせてもらってない子ほど、本当に給食を楽しみにしていて、真っ先に食べ終えて、お替わりをもらいに来る。まあそんな状況だそうです。
最近では中学校でも給食を供する自治体がずいぶん増えたようですが、おそらく自校給食ができるところは少ないでしょう。私の住む市でも中学校給食が始まったのは9年前からで、寝屋川市と同じく、センター方式です。息子や娘は中学生の時はまだ弁当だったから、その実情はしかとは言えないんですが、ちょっと市のホームページで調べてみると、ある程度のことは分かりました。寝屋川市よりかなり大きい自治体なので、10校程度ずつ3つのグループに分けて、それぞれが別の業者から給食の供給を受けている。米飯と汁物はすべて保温容器で運ばれるが、おかずは雑菌の増殖を抑えるため、これも皆20℃以下の温度で提供される。この部分は寝屋川市と変わりありません。ただメニューが毎日4種類あり、月初めに配られる予定表によって生徒は好みの献立を予約しておくことになっている。また、随時弁当持参も可の混合方式となっているところは多分大きな違いかと思います。それで、自校で温かく調理された給食をずっと食べてきた小学生が、中学生になってこの学校給食をどう捉えているかということなんだが、開始した当時は6割程度だった給食選択の割合が、ここ数年は毎日7割近い値で安定しているようです。これだけでは本当に生徒が喜んで給食を食べているかどうかまでは分かりませんが、少なくとも3割もの食べ残しが出るというような状態ではないと言っていいでしょう。人気のメニューなんてのが写真に掲げられておりましたが、プラスチックトレーに盛られたんではあまりうまそうには見えない、まあしかし食べ盛りではありますからね。個別の自治体の事例でどうこう言っても、あまり意味はないのかも知れませんが、寝屋川市の給食方式は決して特殊なものではないと思います。おかずを温めて出すという方がむしろ少数派じゃないでしょうか。そしてそう改善したからといって、本当に生徒が喜んで食べるようになるかといったら、? のような気がするんですがね。
冷えても美味しいメニューを考えてもいいし
保温状態で出してもいい。
あとはコスト次第だね。
コメント失礼します。
昔、通ってた学校は給食室が在ったから、冷や飯は無かったですね。カレーやミートソース、プリンとかは余っていれば我先にと急いで食べておかわりしたり、先生が気を使って皆に残りを足して回っていた記憶が有ります。一度だけ食べた鯨の竜田揚げが独特の味や癖だったけど美味しかったなぁ。酢豚のパイナップルやソフト麺は苦手な味でした。
給食に限らず、民間でやったほうが上手く行くなら民間がいいですね。例えば、買い物でのビニール袋有料義務化は、政府が態々押し付けないといけないほど日本が荒廃している訳でもないから私は反対。店の裁量に任せればいい。
https://www.chuo-u.ac.jp/usr/jhs_activity/award/winentries/6th_result/result03/?fbclid=IwAR1NVMbitYhU_lFXzAw0Fh-1DgSHIduJy5eoZW0QaU5QQ0xFV6IxPJfdxdY
基礎研究や文化教育等は直ぐに利益が出る物ではないので、企業よりも、政府が税金でじっくりやった方がいいですね。給食は地域の助け合いが充実している所なら無くてもいいのでしょうが、今の子供の環境はどうなってるのかな?給食の存在理由や効果をちゃんと調べて、続けるなり止めるなりして欲しいです。
娘が小学生だった35年位前の話です。
自校方式の給食でした途中で栄養士さんが変わりました。
すると娘が前の栄養士さんの時の給食が美味しかった皆もそう言っていると言いました。
後の栄養士さんは食材や調味料に凄くこだわりのあるかただっそうですが調理員さん達も前の方が美味しかったと言われていました。
味付けって大切ですね。
>客観的な情報をできるだけたくさん集め、それらを組み合わせて推論する姿勢こそ、大事にしたいものです。
ブログ主様の結論に完全同意ですね。
今回であれば、中学校と小学校の食べ残し率の差異に注目し、水平比較することによって原因が特定されたわけですから(最終的な正否は検証するとしても)、
入手した情報の正確性の確認・同類の情報との水平比較による検証・別世代の情報との垂直比較による推移の検証・検証時の原因以外に起因する要素の排除と補正・・等々論理的思考をする時に必要な情報は多く提供されていると思います。
これもオールドメディアが情報発信を独占していた旧時代から、インターネット双方向発信のできる新時代への大きな進歩であるかと思います。
蛇足ですが、オールドメディアの一斉送信(同方向の印象づけ誘導)や、タイトルやリードの均質化には気味悪いものを感じますね。新聞社やテレビ局が省力化と利益増大を目指した結果かも知れませんが、最近はオールドメディアの独自取材は殆ど見られず、ソースは共同通信等の受け売りか、ネットか週刊誌wという有様は報道の自由を謳うメディアとして寂しく感じます。
共産党を筆頭とする野党も同様に以前は独自取材も有ったと思うのですが最近の劣化は目を覆うばかりだと感じます。