昨日の『日経「日韓に残された時間は少ない、双方が歩み寄れ」』や『中央日報「安倍総理は心を込めた謝罪と反省の決断を」』でも取り上げましたが、24日に東京で行われた安倍総理と李洛淵韓国首相の「日韓首相会談」は、正直、まったく何も成果がなかったにもかかわらず、日韓メディアのあいだで「これを機に、日韓はお互いに歩み寄れ」、といった主張が相次いでいます。こうした主張を裏付けるかのごとく、昨日の中央日報にはもっと由々しき記事も出ています。ただし、ひとつ期待が持てる材料があるとすれば、茂木外相が李洛淵氏のウソに正面から反論していることです。
成果がゼロの日韓首相会談への過大評価
10月24日に東京で安倍晋三総理大臣と李洛淵(り・らくえん)韓国首相の「日韓首相会談」が行われましたが、これについては『日韓会談サプライズなし、一方でリスの銅像問題急浮上』で既報のとおり、ほぼ「成果なしだった」と考えて良いと思います。
韓国メディアはどうも今回の李洛淵氏の訪日と「親書外交」で、11月22日に予定されている日韓包括軍事情報保護協定(日韓GSOMIA)の終了を前に、「日韓首脳会談」の約束が取り付けられるのではないか、などの期待を抱いていたようでした。
しかし、現実には、安倍総理は「日韓関係は重要だ」、「日韓対話は続けよう」などとする建前論とともに、「韓国が国と国との約束を守ること」を改めて李洛淵氏に突き付けた格好となり、また、韓国メディアが期待していた「日韓首脳会談」の確約も何ひとつとして得られませんでした。
ある意味、日韓首相会談の結果は、まったく予想どおり過ぎたのですが、それにも関わらず、韓国(と日本の一部の)メディアは、「24日の日韓首相会談を契機に双方が歩み寄れ」、といった、極めてトンチンカンな論説を垂れ流しています。
それらのメディアの具体的な主張内容については、昨日の『日経「日韓に残された時間は少ない、双方が歩み寄れ」』や『中央日報「安倍総理は心を込めた謝罪と反省の決断を」』で触れたとおりですので、ここではあえて繰り返しません。
基本的な考え方の確認
さて、何度も繰り返し報告しているとおり、自称元徴用工問題を筆頭に、昨今の日韓関係悪化局面の原因を作ったのは、100%、韓国の側です。韓国は、交通事故でいえば「過失割合100%の加害者」のようなものでしょう。
したがって、日韓が関係を改善するためには、韓国が日本に与えた損害を回復し、適切な謝罪を行う必要がありますが、現在の韓国には世論的に自分たちの国が約束を守るという考え方を受け入れる土壌がないように見受けられます。
そうなると、必然的に
- ①韓国が国際法や約束をきちんと守る方向に舵を切ることで、日韓関係の破綻を避ける
- ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
- ③韓国が国際法を破り続け、日本が原理原則を貫き続けることで、日韓関係が破綻する
の3つの帰結しか得られないわけですが、昨日の記事で紹介した日韓メディアの主張は、おしなべて②を主張するものであり、ハッキリいって話になりません。
ただ、裏を返して言えば、(韓国はもちろん)日本国内にも、とくに外務省や経団連、マスコミ業界や親韓派議員などのあいだに、上記②を実現させることで日韓関係の破綻を避けようと画策する不届きな者がいる、ということです。
余談ですが、私たち日本国民は有権者として、この②のような動きが出て来ることを最大限警戒し、牽制し続けなければならない、ということでもあります。
不届き者の存在を示唆する中央日報記事
こうしたなか、昨日夕方、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、非常に気になる記事が掲載されていました。
韓日会談、唯一の合意は「疎通しよう」…本音は「そちらから譲歩を」の平行線(2019.10.25 19:00付 中央日報日本語版より)
記事は2000文字を超えるそこそこの長文ですが、安倍総理との会談を終えた李洛淵氏の発言などの下りについては、正直、読む価値はそれほどありません。
それよりも大事なのが、次の下りです。
「韓国政府が6月に日本に「1+1」(韓日企業が自主的に資金を出捐して徴用被害を補償)を提案したが拒否された後、今両国間では「1+1+α」案が議論されている。しかし、別の参加主体となるαについては未だ韓国政府レベルでもまとまっていない。」(※下線部は引用者による加工)
この「1+1+α」案とは、おそらく、「いったんは日本企業と韓国企業がカネを出して基金を作り、自称元徴用工らに賠償を実施し、その後、韓国政府が日本企業にカネを補填する」、といった考え方のことでしょう。
要するに、「日本企業が実質的にカネを負担する形にしてはならない」という日本側の主張と、「形式的でも良いから日本企業が責任を認め、カネを負担してくれ」という韓国側の主張の折衷案、といったところでしょうか。
正直、まったくお話にならない提案ですが、それと同時に到底看過できないのは、これを「両国間で」議論している、という点です。
韓国(と北朝鮮)のやり口の常套手段は、もともと過失割合が「ゼロ対100」の案件で、自身の過失割合を1%でも減らすことを画策する、というものです。よって、日本がたった1%でも譲歩したら、その時点で敗けが確定します。
かつての河野談話のときも、韓国側から水面下で「たった1回で良いから謝ってくれ」と頼み込まれ、たった1回謝ったことが、のちのちの日本外交において取り返しがつかないほどの大きな打撃を与えたことを、私たち有権者は絶対に忘れてはなりません。
正直、安倍政権がもし本当にこの問題を解決する気があるならば、「1+1+α」案を検討しているとされている担当官を特定し、その者を対韓外交実務から永遠に排除するくらいのことは、最低でも行っていただきたいと思います。
李洛淵氏のウソに反論した茂木外相
その一方で、日本を訪れた李洛淵氏という人物は、実に困ったウソツキでもあります。
なぜなら、この人物は日本滞在中に訪れた都内の大学で、「韓国はこれまで日韓請求権協定を守ってきた」、などとナチュラルにウソをついたからです(『李洛淵首相「これまで韓国は協定を尊重し守ってきた」』参照)。
こんなウソツキと話をしたところで、日韓関係において何か打開できると思う方がおかしいでしょう。
ところが、このウソツキ発言を巡り、茂木敏充外相が正面から否定しています。ここでは昨日の茂木外相の記者会見録から、安倍総理と李洛淵首相との会談に関わる質疑のなかで気になる部分を抜粋しておきましょう。
茂木外務大臣会見記録(令和元年10月25日(金曜日)10時18分 於:本省会見室)(抄)
【NHK 山本記者】(略)改めて日韓関係をめぐる日本政府としての立場について説明をお願いいたします。
【茂木外務大臣】(略)国と国との約束を守ること、これが基本になるという日本の立場を明確に伝えられたと思っております。また両国の間で、外交当局間の対話や様々な交流の重要性についても認識を共有できたことも意義があったことだと考えております。首脳会談については、韓国側がそういった首脳会談を行えるような環境を整えられるかどうか、これに私(大臣)はかかっているのだと思います。
【読売新聞 阿部記者】関連でお伺いします。李洛淵総理からは、韓国は日韓請求権協定を遵守しており、今後もそのようにするというような発言がありましたけれども、韓国の総理からこうした認識が示されたことについて、大臣の受け止めをお願いします。
【茂木外務大臣】そこは日本側とは認識が違っております。
【東亜日報 キム記者】先ほど、李洛淵総理の請求権遵守発言について日本側との認識が違うとおっしゃったんですけれども、具体的にどういうふうに違いますか、ちょっと伺いたいんです。
【茂木外務大臣】日韓関係につきましては、ご案内のとおり、1965年の請求権協定、これによりまして全ての問題が解決されている、これが日本側の基本的な認識であります。そこについてなんらかの形で、個人であれ、日本の企業に対して、その後請求をすると。それに対して、大法院であろうが、そういう請求について支持をする、これは請求権協定に決められた内容とは異なっている、反しているという意味において立場が違っているということです。
…。
いかがでしょうか。
これらのやり取りで、ポイントは3つあります。
1つ目は、安倍総理と文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領との日韓首脳会談が行われるとしたら、国と国との約束を守るという姿勢を、「韓国側が」示せるかどうかにかかっていると断言したこと。
2つ目は、韓国の大法院が下した自称元徴用工判決については、明確な日韓請求権協定違反であると認識していること。
そして3つ目は、間接的に、かつ、記者からの質問に答える形ではありますが、茂木外相が言外に李洛淵氏を「ウソツキ」だと認定したことです。
従来の日本の外相(とくに岸田文雄元外相あたり)だと、韓国当局者が「韓国は請求権協定を守ってきた」といったウソをついたとしても、そうした発言についてはスルーしてきたのではないかと思います。
しかし、河野太郎前外相(現・防衛相)のあたりから、日本の外相は政治責任においてハッキリとモノを言う、という姿勢に転じました。現時点で見る限りは、茂木氏もこうした流れを引き継いでいると考えて良いでしょう。
いずれにせよ、安倍政権には引き続き、韓国という不法国家には一歩も譲歩しない、毅然とした姿勢を貫いてほしいと思いますし、それを貫くことができるかどうかについては、私たち有権者が厳しい目で監視しているという事実を忘れないでほしいと思う次第です。
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「日韓が基金案を検討」???
そんな「泥棒に追い銭」みたいなことはやる必要なし。
韓国人の脳内では、戦時労働者判決とホワイト国外しとGSOMIAは全て関連しているらしいが、日本のスタンスとしては、これらは全て別物であるのは明らかです。
なのでこれらを関連付けて解決策を探ろうというのは的外れですが、それが韓国には判っていないのですね。
ただ関連があるとすれば、あらゆることについて「朝鮮人は嘘を吐く」ということでしょうね。
お疲れ様です。
さすが茂木外務大臣です。河野防衛大臣もさすがです。新経産大臣の梶山氏もいいと思います。
更新ありがとうございます。
やっぱり嘘をばら撒くか。韓国メディアと李首相。李首相は日本で慶應義塾大学学生相手に(しかしこんなんにフラフラ参加する大学生ってどうよッ。留学生かなと思ったりするが)「韓国は約束、条約を守って来た」(失笑)。ここで学生さん、突っ込まないと!
安倍総理との会談後も韓国ではマスゴミが『日韓が基金案を検討』死んでもやりません!1+1+@?ハア?何で日本企業が入るねんッ。韓国政府が勝手にやれば良し!日本は関知しない。
それとまあ、韓国には無理だが外国との約束事は最低守れよ!GSOMIAもカードでは無い。中国と協定を結んだなら、日本とは不要。情報がダダ漏れになる。頭冷やして来い!(来るな)
「今両国間では「1+1+α」案が議論されている。」
⇒ どうせ河村氏あたりでしょ。
外務官僚が秘密裏にそんな議論に応じていたら、
茂木外相に激怒されますわ。茂木さんは怖い
ですからね。
河村さん、あっちこっちのTVで「1+1+α」案を、「どういう名前なら日本が受け入れられるか懸命に議論している」って吹聴しまくってますね。名前の問題じゃないんですがね。それと、議論してる相手、誰だ。
たんたん様
あの情熱はどこから来てるんでしょうね?
>「今両国間では「1+1+α」案が議論されている。」
誤りと思います。正しくは
1+1+α-1(K)-β(K)
ではないでしょうか(笑)
パーヨクのエ作員様
1(K)、β(K)はKoreaの関数で、
任意のKに対して
0<1(K)<1
0<β(K)<α
を満たすのですね。
名無しA様
当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
はい。
名無しA様からいただいたコメント条件の通りです。
要は日本が妥協を入力したら韓国側の義務が消えて日本の支払い義務だけが残る管理人様の言う「食い逃げ」を表す関数とお考えいただけば(笑)。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
名無しA様へ
>茂木さんは怖いですからね。
(日本の)害務官僚にとっては、茂木外相よりも、(外相か、先輩から
かは別にして)「自分の責任問題」になる方が、怖いのではないでしょう
か。(逆に言えば、責任問題にならなければ、何も怖くないという、こと
です)
駄文にて失礼しました。
韓国人が徴用工になるなら、一緒に働いていた日本人はどういう扱いになるんでしょうかと、マスコミは質問してくださるとありがたいです。
非核化するといい続け、核を開発した邪悪な国家。
韓国は言葉より行動で見ろと言った武藤元大使の見方をすれば、文大統領は北のエージェントと見るのが自然ではないでしょうか。
北の非人道的行為には、一切触れませんから。異常な感覚です。北のエージェントなら、納得できます。
その邪悪な国家が、確信を持って攻めてきました。
条約を守っていると本当におもっているなら、第三国の調停を引き受けているはずです。
引き受けないことは、韓国側も守っているとおもってないとおもいます。
結局、日韓基本条約をぐちゃぐちゃにして日本と関係を続けていきたいんだとおもいます。日本を、ぐちゃぐちゃにしたい、だけだとおもいます。
本当に邪悪です。負けてはいけません。負けるより、3の破じょうのほうが私は納得ができます。
jさま
一緒に働いていた日本人が、どうなるかをどこのマスコミに質問したいのか分かりません。
いずれにせよ、戦時中の徴用は合法です。韓国が論点としている強制徴用なるものは、徴用と異なり、人権を無視した強制労働をさせられたと言うものです。
慰安婦、徴用工、福島の放射線など、全て日本を叩く為の道具でしか有りません。彼らは、事実より感情が優先します。日本叩きをすることで、感情的な満足感を得るのが、韓国の反日行為です。
ハンギョレ新聞が、「日本の報復措置に変化なければGSOMIA復元は国民が容認できない」との記事です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191026-00034758-hankyoreh-kr
中身は、新宿会計士さんの記事とほぼ同じですので、違う所をピックアップします。
「スティルウェル米次官補が、来月5日に韓国を訪問し韓国政府関係者たちと会い、韓米同盟強化、インド太平洋戦略での協力、韓国の新南方政策について議論すると明らかにしたが、GSOMIAと関連しても米国の立場表明があると予想される。」との事。
要は、韓国を圧迫しに来ると言う事だと思います。
朝鮮日報は、「安倍首相、来月は文大統領と会わず12月に略式会談」という記事です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191026-00080002-chosun-kr
ASEAN、APECで会談する可能性は、低いと見ており、12月の日中間三カ国首脳会議が開催されれば、短時間でも会談する可能性があるのでは、という首脳会談がかなり困難だとする内容です。
これらの情報から考えると、GSOMIAを日本向けのカードとして利用する事は無理になってしまい、アメリカから韓国が圧力を受けながら、事態を収拾する対応を迫られる状況となったのだと思います。
日韓GSOMIAの破棄は、日韓間の問題では無く、米韓間の問題にシフトしたようで、日本はGSOMIAのカード利用を凌いだんだと思います。
韓国は、韓国からGSOMIAを元に戻す事には、耐えられないそうです(これも国内問題ですね)から、どうなるかはこれからですね。
だんな様へ
だんな様もハンギョレの『デイヴィッド・スティルウェル米国務省東アジア太平洋担当次官補が来月5日に韓国を訪問する予定だ。米国務省は24日(現地時間)、スティルウェル次官補が訪韓期間に韓国政府関係者たちと会い、韓米同盟強化、インド太平洋戦略での協力、韓国の新南方政策について議論すると明らかにした』の下りに注目されましたか…
だんな様の見立ては、韓国に対する圧迫ということですね…
ですが現時点で、アメリカが韓国に対しインド太平洋戦略に対する協力をわざわざ申し出ることは、韓国に対する圧迫にはならないと考えますね…
米国務省も、なかなかイカレた外交を展開してきているようにしか見えません。つい先日、米国務省は米大使公邸侵入事件を起こされたことをお忘れのようで…(笑)
ハリス大使は米国務省の管轄なのですがね、ポンペオ国務長官…
青瓦台はこの事件に対して、何らかのリアクションをまだ起こしていないのだが、米国務省はそれでも青瓦台をエラく信頼しているようで何より…
自分がもし金正恩であるならば、今ここで文在寅に対して韓国国防部がインド太平洋戦略に協力するようにゴーサインを出すでしょう。
韓国軍の裏切りはすでに確定。金正恩も米国務省も、韓国の将来の裏切りによって、アメリカそのものとその同盟諸国に対して莫大な損害を与えることができることを知っているでしょう。
韓国がアメリカと同盟諸国に裏切ったなら、北朝鮮は韓国を滅ぼすための大義名分を得ることができる。それを米国務省も知っていて、韓国にわざわざインド太平洋戦略に乗るように薦めて来ているのでしょう…
アメリカと北朝鮮がいよいよ手を結び始めたようです…
これでは、ライス国務長官の時の最悪のアメリカ外交と変わらん!(怒)
名無しUさま
韓国は、インド太平洋構想への参加を誘われるのは、今回が初めてでは有りません。この構想に韓国が含まれていないのは、今年のG20で、日米印の首脳会談が、韓国抜きで行われた事から、明らかです。
一方韓国は、中国に三不の誓いを立てていますので、この構想に参加すると中国に圧迫されます。
アメリカが、韓国に出来ない事を要求するという事で、
韓国にどっちに付くのか決めろと迫る、ラストチャンスになるがも知れない思います。
どうせ文政権は、うやむやにしか回答しないでしょう。
韓国では、結果が報道されないかもしれないですね。
だんな様へ
≫韓国は、インド太平洋構想への参加を誘われるのは、今回が初めてでは有りません。
ええ、まったくその通りです。
わかっていますが、トランプ政権は今まで口だけで韓国政府にインド太平洋構想を投げかけていました。韓国もアメリカが本気でないことがわかっているから、言を左右にして逃げて来れました。
ですが今回の動きで、韓国国防部はインド太平洋戦略に乗って来ることを表明し、形ばかりでも参加してくるであろうと自分は見越しているのです。
≫一方韓国は、中国に三不の誓いを立てていますので、この構想に参加すると中国に圧迫されます。
韓国が中共に圧迫されようが、アメリカに圧迫されようが、金正恩にとっては知ったことではないでしょう。むしろ、全世界各国から韓国が圧迫された方が、韓国が全世界から見放された方が、北朝鮮にとってはありがたいのです。
それだけ、北朝鮮が将来に韓国を併呑するための同意が、全世界から得られるというものでしょう。
それから、前のコメントで激怒しておりましたが、だんな様に対する怒りではありません。
米国務省に対する怒りです。
名無しUさんさま
私の現状認識は、書いてある通りです。
かなり認識に乖離が、有ると思いますので、個別に私の認識を書いて行きます。
名無しUさんは、文政権が金正恩の操り人形だと思っているという、理解でよろしいでしょうか。
そうだとすると、工業団地と金剛山観光を、韓国がまだ再開していない理由が分かりません。
韓国が、金正恩の指示が出ても、インド太平洋構想に参加するとは、思わない理由です。
この件は、来月に答え(結果)が出るでしょう。
それ以外の点では、
私は、北朝鮮が文政権(左派政権)の韓国に対して、自分から軍事行動を起こすとは、考えていません。将来韓国は、軍事的に中露と結び付いて行き、米軍撤退と前後は分かりませんが、中国と軍事協力を始めると思っています。
だんな様へ
認識に隔たりがあることは認めましょう。
自分もだんな様を説得する気はありませんが、自分の認識を語っておきましょう。
現在の文政権のほとんどが金正恩及び北朝鮮指導部の操り人形と想定していることは事実です。
開城工業団地と金剛山観光開発を南北が再開できなかった理由としては、アメリカが強硬に反対し続けて、韓国政府は力無くアメリカに屈した形になったからだと考えています。
結果として対北安保理制裁を無効化する術策をアメリカは頑として認めませんでした。米政府は文在寅に対して、『開城と金剛山の話をするなら、アメリカに来るな』とまで言っていたのです。
青瓦台が金正恩の犬であり、金正恩が命じるならば、韓国国防部は格好だけでもインド太平洋構想に参加してくるでしょう。ここのところは、来年には答えが出てくるでしょう。
ここで、アメリカから面白い記事が出て来たようです。
https://jp24h.com/post/29863.html
ロスアンゼルスの韓国人会が提起したものですが、米政府に対して韓国はインド太平洋構想に参加していくから、日韓間の対立を仲裁して欲しい、と持ちかけた内容です。
ちなみに、米国社会の韓国メディアは『正義』や『記憶』といった語彙を多用し、北系にかなり侵食されていることが濃厚です。
この韓国人会が持ちかけた内容が、北朝鮮指導部からの指令であると、自分は推理しています。
そして、米国務省はこれに乗っかって来ることが濃厚、と自分は踏んでいるのです。
ホワイトハウスがボルトンを失ったツケが、早速出てきたと考えています。
名無しUさま
開城工業団地と金剛山観光開発を南北が再開できなかった理由は、私と共通認識です。
名無しUさんが、インド太平洋構想に参加してくると考えている理由もこれで分かりました。
米国務省がだまされると思ってるわけですよね。
LA韓人会は、知ってましたが、ただ韓国系移民の集まりだと思ってました(調べたこともありません)。南北を区別する必要が無いというのが、私の持論ですので、北朝鮮の影響は否定しませんが、根拠となる「米国社会の韓国メディアは『正義』や『記憶』といった語彙を多用し、北系にかなり侵食されていることが濃厚です」の部分は、韓国人も同じだと思うので、同意しません。
韓国系のアメリカ人は、自分たちがアメリカで生活しづらくなる(利益や権益が脅かされる)のが、嫌なはずですよね(日本の在日と同じ)。北朝鮮はアメリカで敵国認識されているから、北朝鮮とは違うように生活しているんでしょうね(だけど特に黒人に嫌われてるんですよね)。
彼らとしては、米韓同盟が無くなるのは、阻止したいでしょう。
そう考えると、北朝鮮の影響抜きで、韓国系の人が思いついてもおかしくないですよね。よくある韓国人の自分に都合のいい妄想というやつでどうでしょうか。
ポイントは、米国務省がだまされるかどうかですよね。
私は、騙されないと思います。現状維持派ですので、私の方が遥かに当たりやすいと思います。
名無しUさんの、予想が当たると私の予想は全部はずれになりますが、LA韓人会は、よく覚えておきます。これからもよろしくお願いします。
だんな様へ
まあ、議論は永遠に平行線をたどることになるでしょう。ですから、こちらとしてはいつもの暴く戦術を採るしかありません。
自分は、米国務省が北朝鮮や青瓦台の眩惑されて、騙されるのだとは考えておりません。騙されることがわかっておりながら、あえて確信犯的に騙されにいくのです。囮捜査のようなつもりなのでしょう。
そして、将来にアメリカ本国やその同盟諸国が、韓国軍の裏切り行為によって莫大な損失を受けることを見通しておきながら、そこへわざわざ乗っかっていくのです。これが売国の達人である米国務省の真骨頂なのです。
まあ、戦争があれば、純真な米兵がドンドン戦地に向かえば、アメリカが他国の戦場で泥沼に嵌まれば、軍産複合体が大儲けをするという、いつもの陰謀論ですね…
それから、韓国由来(保守派由来)のコリアンは、『正義』や『記憶』のフレーズはあまり用いた記憶はありません。
正義や記憶といったフレーズは、韓国の左派が後見していた挺身隊問題対策協議会(挺隊協)の後身、正義記憶連帯から由来していると想定しています。
ここの判断は、他の読者の方々にあおぎましょう。
≫ポイントは、米国務省がだまされるかどうかですよね。
私は、騙されないと思います。現状維持派ですので、私の方が遥かに当たりやすいと思います。
まあ、通常の神経であれば、米国務省は騙されてはならないんですよ。だんな様の想定の方が普通であり、通常の神経の持ち主でしょう。
米国務省が日米韓三ヶ国連携の泥沼に嵌まらないよう、自分も心底から願っています。自分の最悪の想定が当たるのならば、梯子を外されるのは日本ということになりますからね…
自分の予想というものは、けして当たってはならない類いのものなのです。
名無しUさま
そうならないと、いいですねと言う事でしょうか。
私も、そうならないと良いと思います。
名無しUさんの考え方と発想の動機もわかりましたので、決しておかしな意見だとは、思ってません。
どうなるか、観察していきましょう。
> 安倍政権がもし本当にこの問題を解決する気があるならば、
>「1+1+α」案を検討しているとされている担当官を特定し、その者を対韓外交実務から永遠に排除するくらいのことは、最低でも行っていただきたいと思います。
政府方針に反して勝手に「1+1+α」案を進めるような輩は徹底的に排除して頂きたいのは賛成ですが、「安倍政権がもし本当にこの問題を解決する気があるならば」に関しては賛同いたしかねます。
自称徴用工問題は韓国の問題であり、日本政府は解決の主体になり得ません。解決する気があっては、他国の内政に干渉することになります。
韓国の司法が、日韓基本条約に反する確定判決を出してしまい、大統領府がそれを三権分立の建前を口実に放置した時点で、この問題は解決が不可能になりました。日本政府には「解決する気が」あっても手が出せません。
韓国の破綻まで突き進むしかないのです。
『1+1+α』案の韓国側の考えは日本にこの案を飲ませて日本企業にお金を出させ時期を見て一方的に韓国側でこのファンドを解散する考えが見え見えです。慰安婦のファンドと同じ手口を考えています。くわばらくわばら だまされるな日本
阿野煮鱒さま
中央日報の新しい記事です。
日本、韓国政府が補償後に韓日企業の基金を設置「α+1+1」案にも否定的
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191026-00000002-cnippou-kr
「α+1+1」とは、韓国政府が先に強制徴用被害補償を履行し、今後徴用に関連して日本および韓国企業が資金を拠出して基金を作る方式と書かれています。
基本的に日本政府は、基金案には同意しない(慰安婦合意で学習している)という事だと思います。
直接、徴用工を主張する名称の団体に、日本政府や企業が資金を提供する事はしない。
もし韓国政府が全額支払って解決させようたとした時に、日本は別な形で、今の世代に援助する可能性が、有るような気がします。ただし、被害者団体は謝罪を要求していますので、納得する筈が無く、徴用工問題自体は、全く解決しませんね。
文政権も、この解決策だと、乗れない話だと思いますので、結論は同じですね。
日本のATMが盛んに、韓嫌ガーと論調しており、
イヤイヤ、単に脱韓国が国是ですから。
日本の武器は、富国。皆で稼いで年金アップ
なるほど
嫌韓ではなく脱韓
いい表現、説明方法だと思いました
韓国首相の言い分を聞いているととてもイライラしますよね。
安倍首相:国際法違反であり、両国関係の根幹を揺るがす
李首相:韓国は1965年の請求権協定を遵守してきたし、今後もそうするだろう
安倍首相:先に関係復元のきっかけを作ってもらいたい
李首相:韓国がお互いの知恵を集めよう
身勝手な言い分ばかりを相手に押し付けるかのような会話になってしまっていますね。日本との対立を避けようとしているのは伝わってきますけど。。。
周辺に悪口を行ったり、日本にお金をせびるのではなく、韓国には今度こそ自立して欲しい!