昨日の『【速報】日韓GSOMIA破棄、日韓新時代へ』と『日韓GSOMIA破棄と「南ベトナム・シナリオ」』で報告したとおり、韓国政府は日韓GSOMIAの破棄を決定しました(ただし、本日以降、本当に韓国政府が外交ルートを通じて日本政府に破棄を通告するのかはわかりませんが…)。これについて昨日は「韓国の南ベトナム化」という話題を紹介しましたが、本稿では昨日書ききれなかった、「日本にとっての今後の課題」という、非常に大事な論点に触れておきたいと思います。
目次
日韓GSOMIAの本質
日韓GSOMIA原文に見る破棄通告期限
昨日は『【速報】日韓GSOMIA破棄、日韓新時代へ』と『日韓GSOMIA破棄と「南ベトナム・シナリオ」』で、韓国が日韓包括軍事情報保護協定(日韓GSOMIA)の破棄を決定した、という話題を紹介しました。
あらためて、事実関係を確認しておきましょう。
日韓GSOMIAの原文は、外務省のウェブサイトに掲載されています(正式名称は『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』です)。
この協定のポイントとしては、軍事情報の取扱い方法や両国の国内法に従った取扱いなどについても触れているほか、第21条には協定の終了について定めがあります。
日韓GSOMIA第21条第3項
この協定は、一年間効力を有し、一方の締約国政府が他方の締約国政府に対しこの協定を終了させる意思を九十日前に外交上の経路を通じて書面により通告しない限り、その効力は、毎年自動的に延長される。
ポイントは、日韓双方がお互いに何も通知しなければ、自動的に協定が1年延長されるものの、自動更新日の90日前(つまり8月24日)に外交ルートで書面で通知すれば、今年で協定が終わる、ということです。
そして、昨日の韓国政府の発表を信じるならば、おそらくこれから韓国政府から外交ルートを通じて日本政府に対し、「GSOMIAを破棄する」という意思を書面で通告してくる、ということです。
そもそもGSOMIAとは…?
さて、当ウェブサイトでは数日前から同じ説明を繰り返して恐縮ですが、そもそもGSOMIAとは、情報をスムーズに交換するための法的なインフラのようなものです。あるいは企業勤めの方であれば、守秘義務契約のようなものだと考えればわかりやすいでしょう。
もっと言えば、GSOMIAがなくても軍事情報の交換は可能ですし、GSOMIAがあってもすべての軍事情報が自動的に交換されるというものでもありません。このため、韓国が日韓GSOMIAを破棄したからといって、自動的に軍事情報の交換が終了する、というものではないのです。
これについて、世の中にはさまざまな説明がありますが、当ウェブサイトの良いところは、読者コメント欄に、直接、わかりやすいたとえを書き込んでいただける点にあります。
また、昨日、「ピークを過ぎたソフトエンジニア」様から頂いた読者コメントも参考になります。
「ピークを過ぎたソフトエンジニア」様の説明によると、日韓GSOMIAがなかったころは「日米、米韓が1対1でしか通信できなかった古いOSを使っていたようなもの」であり、日韓GSOMIAとは、「日米韓が同時に通信できるシステムを使うための最新OSのようなもの」です。
要するに、日韓両国はいちいち米国を介して軍事情報のやり取りをしていたのですが、最新OSである日韓GSOMIAを米国の音頭で導入したことで、やっと「情報の同時通信が可能なシステム」のインストールができるようになった、ということだと考えればわかりやすいでしょう。
実際、2016年11月23日に日韓GSOMIAが成立してから3年弱のあいだで、やっとこの日韓GSOMIAによって日米韓3者間の同時通信が可能になったにも関わらず、韓国が突如として、「最新OSの日韓GSOMIAをアンインストールし、一世代前のOSに戻す」、と宣言したのです。
「それだとGSOMIAを前提にして構築したシステムは機能しなくなります。/そんなことになれば、せっかく構築した相互連携システムが使えなくなるばかりでなく、日米まで一世代古いOS上で動作するシステムを使うことになります。」(前出の読者コメント)
そのうえでコメント主様は「一度便利になった環境を再び不便にするなんてことは、普通の感覚では許容できない」と指摘するのですが、至言というほかありません。
裏を返して言えば、日米両国の防衛当局者にとって、「頼むから(一世代前のOSに戻すというのは)勘弁してくれよ」、と言いたい気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。
払拭できない「瀬戸際外交」仮説
こうしたなか、昨日も報告したとおり、韓国側から「今からでも遅くない!日本がホワイト国除外を撤回すれば韓国もGSOMIA破棄を撤回する」、などと言ってくる可能性はゼロではありませんし、わざとこの「書面での通知」をしないという可能性もそれなりにあると思います。
いつもの繰り返しですが、先日の『韓国「告げ口外交」を機に、むしろG7で対韓制裁を!』でも報告したとおり、韓国側が困ったときに取る行動は、だいたい次の4つのパターンに集約できます。
- ①日本との協定や条約の破棄など不法行為をチラつかせる「瀬戸際外交」
- ②米国や中国のような「強い国」に媚を売り、日本に圧力を掛けさせる「圧力外交」
- ③あることないこと織り交ぜて日本を揺さぶる「ウソツキ外交」
- ④国際社会に対してロビー活動をして「日本の不当性」を強調する「告げ口外交」
要するに、「破棄するする詐欺」、というわけですね。
実際、韓国や北朝鮮のこれまでの行動パターンを見ていると、彼らは本当に瀬戸際外交が大好きです。
北朝鮮が何度も何度も国連安保理制裁決議違反の短距離弾道ミサイルを発射しているのも瀬戸際外交の一種ですが、韓国が日韓GSOMIAのように大切な協定を破棄しようとしているのも、味方を変えれば瀬戸際外交かもしれません。
そして、韓国としてはギリギリまで日本の譲歩を引き出すために、こうした瀬戸際外交を繰り返している、ということも考えられます。したがって、本当に日韓GSOMIAが破棄されるのかについては、もう少しだけ見極めが必要でしょう。
これから始まるプロパガンダ戦
信頼を破壊した側が「信頼」とオウム返し
これに関連し、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)によると、昨日、韓国の康京和(こう・きょうわ)外交部長官(※外相に相当)は、この日韓GSOMIA破棄を巡って、「日本との信頼問題を基に決定」したと発言したそうです。
軍事協定破棄は「日本との信頼問題を基に決定」 韓国外相(2019.08.22 20:03付 聯合ニュース日本語版より)
康京和氏は中国・北京で記者団に対し、「これは結局、韓日間の信頼問題のために触発された状況でわれわれが下した決定」であり、「日本に対しても、米国に対してもそのように説明する」と述べたのだそうですが、どの口がそれを言うのかと思わず呆れてしまいます。
これは何度でも指摘する必要がありますが、そもそも論として日韓の外交関係における信頼関係を破壊してきたのは、一方的に韓国の側です。
外交分野では、2015年12月に成立した日韓慰安婦合意で、日本側がカネを支払ったのに韓国側が慰安婦像の問題を解決するという義務を果たしていないし、また、今年7月に一方的に慰安婦財団を解散したこと。
経済分野では、2018年10月30日の新日鐵住金(現・日本製鉄)に対する自称元徴用工判決を含め、日韓請求権協定という基本となる条約に反するような非常識な判決が続々と出ていることや、韓国が日韓請求権協定に定められた仲裁手続に応じなかったこと。
軍事分野では、日本の自衛艦旗(旭日旗)を「戦犯旗」と呼んで侮辱し、海自哨戒機に火器管制レーダーを当て、さらにはレーダー照射事件を巡る日韓協議の内容を勝手に漏らし、挙句の果てに「日本こそが低空威嚇飛行をした」という見え透いたウソをついたこと。
政治分野では、国会議長という要職にある者が、わが国で深く尊敬されている上皇陛下(当時の天皇陛下)を「戦犯の息子」、「日王」などと呼んで侮辱したこと。
こうした問題で、一方的にわが国の信頼を裏切ってきた韓国に、日本政府が然るべきペナルティをいまだに与えていないことは不思議ですが(『なぜ日本政府は韓国にペナルティを与えないのか?』参照)、いずれにせよ、日韓間の信頼関係は韓国によって踏みにじられてきたことは間違いありません。
それなのに、日本の信頼を傷つけてきた側が「日本がわが国の信頼を傷つけた」とは、オウム返しもよいところです。
韓国のプロパガンダの強さ
一方で、日韓GSOMIA破棄を巡って欠かせないのは、国際社会(とくに米国)がどう判断するか、という視点でしょう。当ウェブサイトでもしばしば、「日韓GSOMIAの破棄は米国を最も困惑させるであろう」と予想して来ましたが、本日以降、米国政府がこれにどう反応するかは見物です。
ただ、先行きは思いやられます。なぜなら、韓国はこの手の「情報プロパガンダ」には、やたらと強いからです。たとえば、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がこれについて昨日の時点で詳報していますので、その具体的内容を確認してみましょう。
South Korea Ends Pact to Share Military Information With Japan(米国夏時間2019/08/22(木) 09:14付=日本時間2019/08/22(木) 22:14付 WSJより)
記事のタイトルにある “South Korea” (直訳すると「南朝鮮」)とは、韓国のことです(※どうでも良い話ですが、韓国政府はWSJに対し、「わが国を『南朝鮮』と呼ぶな!」と抗議しているのでしょうか?)。
それはさておき、WSJは韓国が日韓GSOMIAを破棄すると発表したことを受けて、「日韓両国政府におけるここ数週間の通商問題や戦争の歴史問題を巡る争いに一石を投じた格好だ」などと述べており、要するに「日韓双方が自制心を失っている」と読める記載です。
実際、WSJには韓国国内の「NO安倍」のろうそくデモ(『NOジャパンからNO安倍へ?』参照)の写真を掲載するなどして、あたかもこの問題が日本にも責任があるかのような記載となっており、日本国民の1人としてははなはだ不本意です。
WSJはまた、今回の韓国政府の決定は、「日本が韓国を勝手に安全保障上の懸念国と名指ししたこと」で信頼が損なわれたためである、とする韓国政府の言い分をそのまま紹介したうえで、日本が今年7月に韓国向けの輸出規制を強化したことで、韓国の日本に対する信頼が傷つけられた、などとしています。
一方的主張が広まらないよう気を付けるべき
正直、客観性も公正性もありませんし、これについては、まさに外務省が何をしているのかと気になるところです。
ちなみにこのWSJの記事を執筆した記者は、次の3名です(敬称略)。
WSJのウェブサイトに掲載されているこの3名の経歴を調べてみると、全員、何らかの形で韓国と関わっているようです(詳細はリンクをご参照ください)。果たして彼らが本当に公正な立場から記事を執筆しているのかどうか、正直、疑問符が付きます。
ただ、世界では「クオリティ・ペーパー」などとされているWSJでさえ、こうした韓国の一方的な主張を垂れ流しているのですから、国際世論での日本の立ち位置は、心もとないというほかありません。
米国政府が手のひら返しをしてきて、「日本は韓国に頭を下げるなど、あらゆる犠牲を払ってでも、日韓GSOMIAを何としてでも守るべきだ」、などと圧力を掛けて来ることは、日本にとっては非常に大きなリスクであることは間違いありません。
実際、米国務省には明らかに日本に対して不当な譲歩を求めてくるようなヒラ役人もいますので(『日本政府はナッパー国務副次官補の更迭を要求すべき』参照)、日本政府には気を引き締めて事態に対処してほしいところです。
今こそ憲法議論を!
GSOMIA破棄バンザイ、では済まされない!
それから、もう1つ、忘れてはならない論点があります。それは、「日本もただでは済まされない」、という点です。
今回、韓国が破棄を決断した日韓GSOMIAは、表面上は「日韓間の協定」ですが、先ほどもOSの例で説明したとおり、事実上は「米韓同盟に付随する協定」です。
インターネット上では、日韓GSOMIA破棄を「喜ぶ」意見も散見されますが、これは喜ぶべき話ではありません。むしろ、日韓関係の悪化があまりにも急速過ぎ、「日米韓3ヵ国連携」の破綻にまで直結しそうになっている、という意味では、日本の安全にとっては大きな脅威なのです。
誤解しないでいただきたいのは、当ウェブサイトとしても「いずれ、日韓関係は何らかの清算が必要だ」、「日韓GSOMIA破棄はそのちょうど良いきっかけになるかもしれない」、と考えている点です(『本日GSOMIA破棄なら、日韓関係清算のチャンス』参照)。
ただ、韓国政府の決断を見ていると、やはり、心もとない気持ちになります。なぜなら、文在寅政権関係者の発言があまりにも軽く、また、意思決定があまりにも軽率だからです。
このことは、私たちの予想を超える速度で米韓同盟が破綻に向かい始めているという意味でもありますし、対馬が国防の最前線になる、という意味でもあります(このあたりについては、韓国観察者の鈴置高史氏の名著『米韓同盟消滅』を改めて読み返したいところです)。
参考:いまこそ読みたい、名著『米韓同盟消滅』
準備を急げ!国民的議論を急げ!
要するに、今すぐ国防体制の再構築に向けた国民的議論が必要なのです。
憲法改正にはどうしても時間がかかりますが、「日本版『ともに民主党』」(『野党連合、略して「野合」』参照)や「ATM」と呼ばれるマスコミ、NHKなどが改憲議論を封殺しているあいだに、日本が置かれている状況は、どんどんと悪化しているのです。
このように考えていくならば、私たち国民の側から憲法議論を盛り上げていく必要があります。
安倍総理が憲法改正を焦点に、秋口以降に衆院解散を決断するならば、当ウェブサイトとしてはその考えを支持したいと思います。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
昨日の『日韓GSOMIA破棄と「南ベトナム・シナリオ」』では、韓国の「南ベトナム化」や「ベネズエラ化」について、簡単に振り返りました。これについては、地理的に近い日本が憲法改正に先立って、さらに準備しなければならない問題がいくつかあります。
そこで、本日以降は2年前の『日本政府は「訪日客4000万人目標」を撤回せよ!』の続編として、さしあたって「入国ビザ」問題について改めて深耕してみたいと思います(もっとも、執筆の可否は時間との兼ね合いでもありますが…)。
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今こそ「安全保障上の問題」「輸出管理体制の懸念」のエビデンスを示して反撃すべき時では!
昨日は、ちょっと面白かったのですが、気を引き締めなければいけませんね。
まず日本の自衛です。憲法改正論議を今こそ党利党略無しで、活発化させないといけないと思います。
それから、韓国に進出している日本企業。狂気の韓国政府ですから、いつ取り締まりの対象にされるかわかりません。韓国と取引のある企業も同様です。企業防衛として離韓の準備をしないといけないと思います。
情報更新ありがとうございます。ネット上でも中々の騒ぎでしたが、仰るとおり今日から必要な事は日本の備えですね。まずは国内でも未だ関心持てない層、マスコミの情報鵜呑みにして(韓国怒らせて日本損するだけ、譲歩せよなど)る層いることを把握した上で、丁寧に政府が今後の見通しを示して欲しいと思います。即衝突は流石にと思いますが正直近いうちに何らかの安全保障アクシデントが起きないとも限らない…というかかの国は自称最強カードをコレで切ってしまったのでこの後はエスカレートしてくだろうなと思います。それが自衛隊機撃墜事件になるのか日本船舶捕獲事案になるのか、はたまた離島上陸パフォーマンスになるのかは分かりませんが…いずれにしても昨日がいくつかあった歴史の分岐点だったのは間違いなく、最前線ははや対馬付近にあることをなるべく多くの方に認識してほしい所です。
毎日の更新ありがとうございます。
次は、東京オリンピックは、絶対に
ボイコットするなよ!
ボイコットするなよ!
世界がラフプレーと審判買収を待っているぜ!
朝早くから更新ありがとうございました。m(_ _)m
ムンちゃんも飛ばしますなぁ。
青瓦台の連中は昆虫並みの知性しかお持ちでないようで。
ムンムンと楽しい森の昆虫達と言った具合でしょうか。
しかし、これで韓国内のクーデターも現実味を増してきましたね。
今頃アメリカのCIA辺りが韓国軍の幹部連中を焚き付けてるじゃないかと、想像膨らませたりします(笑)
まあ、そうなると大量難民発生するので日本も対岸の火事ではいられませんな。
会計士さんの言う通り憲法改正も真剣に考えなきゃいけませんね。
韓国にとってはGSOMIA破棄との言及も、いつものように国内世論に向けたパフォーマンスでしかないのかも知れません。
まだ「精いっぱいの抵抗をしたが、米国に頼まれた(本当は最後通告)から仕方ない」って前言撤回する可能性は残されています。
政策の運用指針が国益ではなく政権維持にある国ですから、きっと国内外の反応を見極めてる最中なのでしょうね。
*文政権のベクトルはどっち向いてるんでしょうか?
韓国の立場ではどう考えてもGSOMIA破棄が利益あるように思えない。ただ、「北朝鮮は?」と考えを巡らすと、北朝鮮にとっては利益しかないと言うことがわかる。
完全に北朝鮮に国を売りましたね。
記事UPありがとうございます。
いよいよというか韓国は旧西側陣営の穴になってしまいました。
軍事上の穴
そして
戦略物資の横流し抜け穴(疑義あり!)
技術情報の抜け穴(主に中共へでしょうか)
他にもたくさんの穴があります。"無能な味方"ほど怖いものはないと米国も再認識でしょうか。
こうなると韓国野党の破棄反対すらパフォーマンスに見えてきます。
無能で無責任、そして情緒的政策決定国家、これはもはや国家といえないでしょう。
韓国は予想通りGSOMIAを破棄してきました。
破棄の結果については評論しません。
今後日本がとるべき対応について
安全保障面‥‥第一にやるべきは現大臣の交替(更迭では
ありません)空対空の武力衝突の可能性が
出てきました。無能なトップが判断をまちが
えないように予防的措置。
要人警備‥‥‥皇室はもとより安倍首相の警備には最大限
の注意を。かってオーム事件の時の長官暗殺
未遂を警察当局は防げなかった。
経済制裁面‥ホワイト国除外は予定通り粛々と。その以上も。
交通面‥‥‥‥韓国籍航空会社の減便が日本不買運動の一環
として行われてきました。韓国籍便の日本空港への
便数を絞る。今現在韓国の全航空会社は赤字経営
に突入中、できれば破綻に追い込む。
その他にもいろいろありますが、この破棄宣言の韓国民の大統領
への支持率を見てみたいと思います。50%を超えるようだと、もう
手加減は必要ありません。
経緯とか言い分とかは置いといて、もう日韓はお互いに信頼できない相手になったんだってことを示したんだと思うのです 今更、元の関係には戻れないだから、当面は互いに、主に経済面で殴り合うしかないと思うのです
お互いにこんなことをやってても仕方がないって思える状況にならないと関係を戻そうって感じにはならないだろうから、いっそのこと少々強めに殴りつけるのが早めの関係修復には必要だと思うのです
漫画でもアニメでも、男の子は、とことん殴り合った後に親友になってるのです(¯∇¯٥);
・・・閑話休題
で、その結果日本経済にもマイナスがあるだろうけど、韓国経済も落ちてくことになると思うのですが、これって地域の安定には、むしろプラスなのかもしれないのです
北朝鮮って、多分というか希望的観測だけど、南北統一にはそんなに興味はなくて、体制維持と国内安定が第一なんだと思うのです
軍事的には短距離ミサイルなら問題視しない姿勢をトランプ大統領は見せてるし、これで韓国経済がボロボロになってくれれば、韓国自体も北朝鮮にとっての脅威ではなくなってくると思うのです
そうであれば、今回の件を理由に米韓の軍事協力の後退を合わせて見せてあげれば、経済制裁の緩和による国内経済の立て直しを目論んで、核やら長距離ミサイルなんかの廃棄も視野に入って来るんじゃないでしょうか
韓国との友好は、手段であって目的ではないので、韓国下げで南北の力関係を均衡させて、小競り合いを朝鮮半島内に限定できれば、それはそれで、地域の安定に資することになると思うのです
というわけで、日本政府には、もうしばらくの間はジャイアン役を演じて欲しいのです
どうせ宣伝とか情報戦とかは下手なんだから、いっそのこと韓国に対しては理不尽な国としての地位を確立して、何をやっても周りが「またやってるな(^o^)」って思うくらいになれば、たまに見せる優しさが珠玉の輝きに見えるようになるのです♪
りょう様
操作ミスで、何故かりょう様への返信になっちゃっいました
りょう様のコメントの趣旨から外れたコメ汚ししちゃってごめんなさいm(_ _)m
>かってオーム事件の時の長官暗殺未遂を警察当局は防げなかった。
余談なんですが、あれって結局、どこが(誰が)やったんでしょうね。
オウム真理教の信者如きが拳銃で狙撃なんて高度な真似ができるわけがありませんし、北朝鮮の工作員説も出ましたが、わざわざ北朝鮮のバッジを置いてくるなんてわざとらしい真似が引っかかる。
オウム関連の犯人はほとんど捕まっているのに、この事件に関しては犯人の身元すらわかっていない。
これとキツネ目の男とか三億円事件の犯人と結びつけた漫画が結構良くあります。
外交長官は「(ホワイト国外し)撤回すれば再考する」なんて言っているし、会計士様もお書きのように外交ルートでの正式通知はまだのようです。
日本が前非を悔いて謝罪するならまだ間に合いますよ、ということなんですかねえ?
なにしろ斜め上を行く方々ですから、25日の朝を迎えるまでは安心できません。
「決定しただけで、決めていない」なんてこともあるのかなあ・・・と。
いつも論考を楽しみにしています。
鈴置高史氏の『米韓同盟消滅』で指摘されたどおり、韓国がアメリカを捨て、中国側に寝返るシナリオが見えてきました。私にとって、韓国はレッドチームの緩衝材にはなると考えていましたが、もう無価値になりつつあります。日本からすれば、38度線が南下するので、安全保障が厳しくなる可能性は高いです。政治家は国会で国家防衛の議論をしっかりしてもらいたいものです。