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「日本も困っているはず」?なぜ韓国メディアは読み誤るのか

当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』では少し前から、韓国国内の「用日論」について考察しています。そして、当ウェブサイトで「東中朝」と呼称している韓国国内の保守派メディアのメディアからは、ほぼ毎日のようにひっきりなしに流れて来るのが、この「用日論」です。正直、この手の言説を見ると、「またか」と思うことも多いのですが、昨日から本日にかけていくつかのメディアに掲載された記事を眺めていると、ちょっとした点に気付きました。それは、「日韓関係を巡って、日本は何も焦る必要がない」、という事実です。

辟易する用日論

日本語版メディアを保持している韓国の保守系メディアの東亜日報、中央日報、朝鮮日報を、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』では最近、「東中朝」と呼んでいます。そして、この「東中朝」を眺めていると、典型的な「用日論」を頻繁に目にします。

この「用日論」とは、「歴史問題では日本を批判しつつも、自分たちが困っている分野(金融、経済、国防など)ではしっかりと日本を利用しよう」という、いわゆるツートラック論(あるいは政経分離論)のようなものです。

その典型的な文章は、「わが国(=韓国)にとって日本は歴史問題で腹が立つ相手でもあるが、それと同時に、わが国にとって日本との関係は死活的に重要だ。だからこそ、日本に対しては過去の歴史と未来を分ける、ツートラック戦略を取らなければならない」、といったものです。

困ったことに、最近の東中朝を眺めていると、こうした判で押したように同じような主張が日々繰り返されていて、これらの報道にいちいち付き合うのも正直疲れます。

ただ、週末の東中朝のこうした「用日論」に関する報道を眺めていて、ふと気づいた点がありました。

それは、韓国の「保守派」(または「用日派」)に見られる、ある種の勘違いです。

この「勘違い」とは、「韓国が日本を死活的に必要としているのと同じく、日本もまた、韓国を死活的に必要としているに違いない」、というものです。だからこそ、東中朝に代表される韓国の保守派(用日派)は、やたらと日本に対して強気なのではないでしょうか。

韓国側の「勘違い」

賢人?意味分かっていますか?

最近だと、「自称元徴用工問題」にに関して、この手の記事が多い気がします。

徴用工判決問題

昨年10月30日に韓国大法院(最高裁に相当)が新日鐵住金(現・日本製鉄)に対し、自称元徴用工らに1人あたり約1000万円の賠償を命じた事件

自称元徴用工問題

この徴用工判決を皮切りに、日本企業が続々と自称元徴用工らの訴訟に巻き込まれている問題

その典型的な記事が、土曜日に中央日報に掲載された、次の「時評」です。

【中央時評】徴用問題、政党推薦の賢人会で解決を=韓国(2019年05月25日13時28分付 中央日報日本語版より)

執筆者は元駐露大使で元朝鮮半島平和交渉本部長でもある魏聖洛(ぎ・せいらく)氏です。

記事は中央日報にしては珍しく2000文字弱と長文ですが、正直、中身はスッカスカです。ただ、わざわざこの文章を紹介する理由は、この「用日派の勘違い」が強く出ているからです。

魏氏は、自称元徴用工の問題を巡って、状況を打開するためには、「①この懸案を扱う中心の主体がうまく機能すること、②良い解決方法が出て来る」という、2つの条件が必要だとしつつ、

韓国の世論もこの判決を支持しているから、政府の対処も難しい/日本企業の在韓資産の売却手続が始まったが、日本が対抗措置を取り、韓国の世論が悪化すれば、韓日関係は悪循環するしかない

と、いわば責任主体である韓国政府に動きが取れない状況だと指摘します。

そこで魏氏は、「各政党が推薦する独立の民間賢人会を構成して解決方法を建議させ、彼らが建議した解決策をたたき台に、日本と問題を解決する」、という方法を提案しているのです。

時間がなくて困っているのは韓国だけです

正直、「てんでお話にならない」とはこういうことを言うのでしょう。

日韓関係の破綻を防ぐために韓国がやらねばならないことは、「日韓基本条約と日韓請求権協定を守れ」、ただそれだけのことです。

したがって、元駐露大使という要職を務めたほどの人物であれば、彼が命を賭けてでもやらなければならないことは、韓国の政界と国民に対して、「下らない歴史認識とツートラック外交を捨て、日本との約束を守る覚悟を持て」と苦言を呈すること以外にないはずです。

(※余談ですが、日本人である私がこんなことを韓国外から韓国人に対して主張したところで、彼らの心に響くことはないでしょうが…。)

ただ、この論考の中で、1つ興味深い点があるとすれば、次の下りでしょう。

したがってひとまず状況の悪化を防ぎ、各政治勢力と共に対処案を用意する作業を始める必要がある。6月のG20までに韓国側が問題解決に向けた動きを見せ、これを基礎で日本と接触を始めるのがよい。じっとしてはいられない。これ以上遅くなってはいけない」(※下線部は引用者による加工)

この下り、じっくり読んでいてハッと気付いたのが、確かに韓国が「これ以上遅くなると困る」ことは間違いないとしても、別に日本としては何も困ることはない、という点です。

考えてみれば、『徴用工判決問題に対する仲裁手続移行の遅れ、なぜ?』のなかでも指摘しましたが、韓国政府に対して今年1月9日に外交解決の申し入れを行って以来、日本政府の動きは非常に緩慢でした。

その理由は、結局のところ、日本は日韓関係の修復に動くにせよ、日韓断交に動くにせよ、対韓関係を巡っては、特段急ぐ必要はないからだ、ということでしょう。

韓国メディアの共通点

中央日報の社説も同じ勘違い

つまり、韓国メディアの報道を見ていると、「我々はこんなに困っている!(だから)日本も困っているに違いない!」といった勝手な思い込みが目立つのですが、その意味では、次の中央日報の社説も似たようなものかもしれません。

【社説】トランプ大統領まで動いた韓日関係回復、時間はない(2019年05月25日10時23分付 中央日報日本語版より)

この社説も、先ほどの魏氏の論考と同様、「我々韓国には時間がない」という主張ですが、言い換えれば、「このまま日韓関係の改善が進まなくても、日本は何も困らない」という視点が完全に欠落しているものです。

こちらの社説は、先ほどの魏氏の論考の半分以下の分量ですが、中身がスッカスカで読み辛いという点は同じですので、社説の内容をごく簡単に要約しておきましょう。

昨今の日韓関係は「偶発的な軍事衝突」も排除できないほど悪化しているにも関わらず、米中貿易戦争の悪化で米国は韓日米の連携を要求しており、韓国は現在、同盟の軸に立つことを迫られており、韓国政府には時間がない。

はい。

私が要約したら8分の1の分量に圧縮できてしまいましたね(苦笑)。

それはさておき、ここでいう「時間がない」のは韓国政府の話であって、日本政府の話ではありません。結局のところ、韓国政府が「日米側に留まる」か、「中国側に行く」か、それともこのままなし崩しに北朝鮮に呑まれていくのか、という選択肢に過ぎないのです。

朝鮮日報「令和時代が投げかける日本の挑戦」

さて、韓国の知識人といわれる人たちが、いかに日本のことを理解していないかを示す記事が、もう1つあります。それは、本日の朝鮮日報に掲載された、次の「寄稿」です。

【寄稿】日本の令和時代が韓国に投げ掛ける三つの挑戦(2019/05/26 06:07付 朝鮮日報日本語版より)

執筆者は「ソウル大学国際大学院パク・チョルヒ教授」とあります(※漢字がわからないので、便宜上、ここでは同氏を「パク教授」と呼称します)。

パク教授は、「明仁天皇の平成時代は、冷戦が終息し、米国の支配力が強まりを見せる一方、日本の内部的にはバブル経済が終息し、失われた20年という低成長を経験した時期」だったとしつつ、

国内的には社会党を中心にした革新勢力が低迷しながら、日本政治の保守化の波が強化される時期でもあった。自虐史観からの脱却という「歴史の再発見」を通じて、日本のプライドを呼び起こそうとする動きが活発化し、その延長線上として自民党が復活したのが平成時代の後半だった

と総括したうえで、

徳仁天皇が即位したことで、令和時代の幕が切って落とされた(中略)自民党優位体制の再確立で政治的安定を取り戻したものの、逆に言えば自民党の独走をどのようにけん制するかが注目される。美しい日本を建設しながら、歴史の負債をどのように清算していくかも残された課題だ。

と主張しているのです。

あたかも「自民党の独走が問題だ」、「歴史の清算は終わっていない」、とでも言いたいのだと思いますが、そもそも「自虐史観からの脱却」「右傾化」「日本のプライド」といった動きが活発化したのは、韓国が過度に過去の歴史で大騒ぎしたという事情も否定できないでしょう。

ただ、パク教授には是非、「韓国が日本を必要とするほどは、日本は韓国を必要としていない」という点を、正面から見つめて欲しいと思います。

(※拙稿でよろしければ、『「カネ」から眺めた日韓関係:日本にとって韓国は2%の国』や『数値で見る日韓関係:ヒト・モノ・カネの交流状況とは?』あたりに、日韓相互にとってのお互いの重要性について、数値面からまとめていますので、ご参照いただきたいところです。)

前提がおかしいから結論もおかしい

繰り返しになりますが、韓国メディアの主張を眺めていて気付くのは、「韓国にとっては日本との関係が死活的に重要」だという点への言及はあるものの、「日本にとって韓国との関係は死活的に重要ではない」という視点が、完全に欠落しているという共通点です。

そして、これらの意見は、いずれも韓国を代表する「保守メディア」から提起されているのです(本稿ではあえて触れていませんが、『ハンギョレ新聞』などの左派メディアの主張は、さらに支離滅裂です)。

さて、冒頭で触れた、

わが国(=韓国)にとって日本は歴史問題で腹が立つ相手でもあるが、それと同時に、わが国にとって日本との関係は死活的に重要だ

といった韓国国内の主張は、少なくとも2つの点で前提が間違っています。

1つ目は、「歴史問題」とは純粋に韓国の国内問題であり、日本は関係ない、ということです。

もちろん、自国の歴史をどう教えるかについては、各国の自由であり、日本はそれに干渉することはできません。しかし、ウソ、捏造、歪曲で他国に対する憎悪を煽るような歴史教育をしていれば、その反射効果は国全体にウソや捏造や歪曲を蔓延させることにつながるのは必然であり、自業自得です。

そして、2つ目は、韓国が日本を憎悪する自由を持っているのと同じく、日本にも韓国と断交する自由を持っている、ということです。

つまり、韓国が期待するほど日本は韓国のことを重要視しておらず、韓国国内の歪んだ反日を日本が受け入れてまで、日本には日韓関係を尊重する義務などない、ということでもありますし、あとは日本国民が覚悟を決めるかどうかの問題なのです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

もちろん、隣国同士であれば、仲良くするに越したことはありません。

私も大昔、若いころは、日韓両国が友好国として、ともに手を取り合い、未来に向けて発展して行ける関係になれれば、どれほど良いことかと思っていたこともありますし、また、そこまで仲良くなくても、少なくとも敵対しない関係になることは必要だと思っていました。

しかし、わが国の大事な海上自衛隊員が搭乗する哨戒機に火器管制レーダーを当てて来たり、ウソ・捏造を全世界にばら撒いて日本人の名誉と尊厳を破壊したりするような国は、もはや誰がどう見ても、「立派な敵国」です。

(※余談ですが、『ウソツキ瀬戸際外交を続ける詐欺国家・韓国とどう対峙するか』でも述べたとおり、当ウェブサイトでは適切な事実関係に基づき、今後は韓国のことを「ウソツキ国家」と堂々と呼称することにしました)。

いずれにせよ、私たちは国益を考えるならば、どんな嫌な国であっても、我慢して付き合わなければなりません。しかし、「その国と付き合って国益が破壊される」ならば、逆に、そのような国との付き合いは控えねばなりません。

こうしたなか、まことに幸運なことに、『真の親日派とは、文在寅氏その人だ』で述べたとおり、私自身の見立てでは、おそらく文在寅(ぶん・ざいいん)政権下の韓国は、今後も日本との関係修復に動くことはないでしょう。

日韓関係を巡っては、日本政府は日本企業や日本国民に決定的な損害が出ないようにコントロールしながら、じっくりと放置するのがよいでしょう(※現在の日本政府の対策が十分だと申し上げるつもりはありませんが、この点についてはまた改めて説明したいと思います)。

新宿会計士:

View Comments (38)

    • 匿名さんへ

      賢者の孫じゃ、ダメなんですか?

      最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

    • そして、なぜか将来、日本政府へ「徴用賢人」への賠償を求めるのでしょうか。

    • 賢人っていうと出てきそうなのが 福田元首相とか 森元首相、寺島実郎あたりでしょうな。(笑)

    • ・・・まずは、賢人を・・・。

      だけど・・・。
      集まるのは、女干・姦(韓)人のみ・・・だけどな。
      かの国は・・・。

  •  ご説の全てに同意します。私としては用日派を日々ラスボスとして叩いていただけるだけで感無量です。ただ新宿さんも言及されておられるように、用日派は駆逐されたわけではなく、いまだに胎動しております。
     用日派が完全に駆除されるまでは、現在のような状態が長く続いてほしいと思っております。そういったもろもろの勢力も含めておそらく「残された時間がない」という状態らしいので、もう少し経てば勝手に滅びるでしょう。
     この状態を長く続けるためには、日本は国権の発動で立場を鮮明にしたりせず、だまされたふりや、混乱したふりや、持ち帰って検討するふりといった高等戦術を駆使して時間稼ぎに徹するのがよろしかろうと思います。
     今のようなおいしい状態で断交などもってのほかと、ここは個人的立場を鮮明にさせていただきます。遅滞戦で日本はますます有利に、相手はますます不利になるという状況なのですから、この優位な状況を自ら放棄するなど国益に反する行為です。

  • >「韓国が日本を死活的に必要としているのと同じく、日本もまた、韓国を死活的に必要としているに違いない」、というものです。

    道徳的に常に韓国人は正しい判断をしていると思っているが実際は困っている。

    そして上下関係で下である日本も困っているだろうと勝手に判断している。

    でも、自ら改善をしようとしないで、自分達に楽をさせろと(日本に)背乗りすることを考えているので強気になっているだけでしょう。

    このまま放置するのがよいと思います。背乗りする対象(日本)が近づかなければ被害も受けずに済みます。

    韓国経済が自滅していくのを団扇をあおぎながら見ていましょうよ。

    • ゲンじい様
      何が、腹立つと言っても「人肉喰いの孔子」の腐れ儒教の基準を外国に押し付けるエラ土人どもの野蛮さ、低脳さ加減につきます。🐧

      日本は漢字文化圏であっても、「腐った人肉の腐臭が立ち込める儒教文化圏」ではなく、
      天皇家を戴く日本は、易姓革命を否定し国家の連続性を肯定する世界最古の国家であり、建国70年かそこらの出来星国家とは違うという「この明白な事実」を理解出来ない事です。🐧

      なにやら、半万年の独立国らしいですが、それなら日清講和重役第一条やポツダム宣言第八条をを論理的整合性を破綻させずに説明してもらいたいです。🐧
      半万年の独立国なら日清、日露の戦争も日韓併合も朝鮮半島の分断もなかったはずですから。🐧

      そもそもが、その地にある日本の資産を勝手に(ポツダム宣言第八条の分は除いても民間資産は日韓請求権協定発効迄の賃料を払うべきなのです)使った居直り泥棒、大韓帝国を継承しない第三国の癖に訳の解らない歴史を捏造する野蛮国。🐧

      もし、日韓請求権協定を補語にしたなら日韓基本条約も反古になる、それが通るなら日本もポツダム宣言か反古にし(戦争をする訳ではありません)、朝鮮半島に対する全ての請求権を発動し未来永劫金をムシリ取り通けてやりましょう。🐧

      まあ、日米に切られれば海外に売るものは「売春婦」だけでしょうが、「半万年掛けて返済」してもらいましょう。🐧

      なにせ、「道徳的優位」にあるらしいですから借りた物は利子を付けて還してもらいましょう。❗️❗️❗️🐧

  • 「日本も困っているはず」?なぜ韓国メディアは読み誤るのか?

    韓国は、しょせん日本を理解する能力もなければその気もないから、でしょう。

    大戦中、海軍が台湾沖の米機動部隊を空襲し400機以上を喪失し壊滅した「台湾沖航空戦」という戦いがありました。米軍は無傷なのに大戦果と誤認した情けない航空戦でした。当然海軍内部にもこのインチキ戦果を疑う目利きはいたのですが、乱暴に一言で片づければ、「わが軍にこれだけの損害が出ているのだから、敵にもそれなりの出血があるはずだ」という思い込みから、希望的観測が肥大し続け、あろうことか敵機動部隊壊滅という大本営発表にまでつながり、フィリピンでの敗北に直結しました。

    冷静に彼我を分析し、事実の積み重ねから結論を導き出せば避けられた戦果誤認でしょうが、しょせん主観的な希望的観測のみで作戦を立案し、敵の実力を知らず我が方は過大に評価する夜郎自大な日本軍には無理な話です。この旧軍部の内向きで自意識過剰、主観的色眼鏡を通してしか客観的事実を見れない体質は、まさに今の韓国そのままです。彼らは、日本に棄てられるまでこのことに気づかないでしょう。「何故だ、何故こんなことになったんだ?」?と茫然自失するその瞬間が待ち遠しくてたまりません。

  • >この下り、じっくり読んでいてハッと気付いたのが、確かに韓国が「これ以上遅くなると困る」ことは間違いないとしても、別に日本としては何も困ることはない、という点です。

    流石に新宿会計士氏がここまで分かっていなかったとは思いませんでした。別段、今更ハッと気付くようなものではありません。

    韓国主張の読み取り方として、特に日韓関係においては「○○をしなければならない」「〜となってはいけない」などといった表現はすべて
    「日本に対してのみ行動を求めて韓国は何もしない。しかしその行動の結果が必要なのは韓国のみ」となります。
    この事は日本人の韓国ウォッチャーなら在住地を選ぶことなくそう読み取ります。
    故に少女ファイトの名台詞「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」が朝鮮人相手の話題では定番のネタの一つとなるのです。
    北朝鮮が米国や国連に要求する等のときも同様です。北朝鮮の主張において○○しないといけないのは米国/国連でありますが、○○してもらえなくて困るのは北朝鮮と言うことです。
    裏を返せば現在の制裁は北朝鮮に対して有効であり、現在の日本国政府の対応は韓国に対して有効であると言うことになります。

    韓国の主張によれば日韓関係を正常化しなければいけないのは日本ですが、日韓関係を正常化してもらえなくて困るのは韓国のみということたです。

    • 匿名様

      >韓国の主張によれば日韓関係を正常化しなければいけないのは日本ですが、日韓関係を正常化してもらえなくて困るのは韓国のみということです。

      うふ、座布団2枚でよろしいかしら。

  • かまってちゃん、なので何かと日本を絡めてくる上、日本を見下したいがそう出来ないので、無理矢理同じ目線で困っていると言う位置に置きたがるのでしょう。中二病なのか、幼児への退行なのかは分かりませんが、大人の国では無いので、普通の国家として扱わず、別の扱いをする必要があると思います。

  • 鈴置氏の評論推理に固執するわけではありませんが、事に当たっては、最悪を準備せよ。です。
    北朝鮮からの指令も途絶えて、文在寅政権下の韓国は「金正恩様、ご自由にお取りください」状態になっていますが、軍隊、司法を押さえている現在でも、マスメディアなど保守派(用日派)の息の根は止めていません。もうどうなってもいいや状態の革命があるやも知れません。彼ら保守派(用日派)は、その時、難民という日本侵略の先兵となります。笑っている場合ではありません。

    さて、トランプ政権はすでに文在寅政権を政権として見ていないようです。文在寅政権の頭越しにサムソンにアメリカの5Gチームに入れと迫っているようです。
    アメリカのことですから、これは全てを知った上でのいやがらせかもしれませんが。
    G20には、文在寅さん出席するのでしょうか?するのでしょうね。プーチンさんとアポイント取ってしまっているようなので。G20後には流れでトランプさんを韓国にお招きしているんですよね。
    どうするんだろ。トランプさんから、矢継ぎ早に言われますよ。トランプさん相手に待ったはできないですよ。文在寅さんには。
    どう回答するか期待していますが、どうであろうと、この会談、中国から疑われます。どうします(笑)。

    • >>G20後には流れでトランプさんを韓国にお招きしているんですよね。
      忙しいトランプ大統領、この状況で下話しが纏まりますかね?

      >>米国が韓国外交官との接触を拒否?「米韓首脳会談記録流出」事件が波紋呼ぶ
      2019年05月25日 07時20分 https://news.nifty.com/article/world/china/12181-714430/

      • 非野阿礼様 平常運転らしいですよ(笑)。

        韓国では、右派左派政権にかかわらず、軍事機密を中国に流したり、最近でも1年ほど前、米韓の安全保障担当者会議の議事録がオフレコ会議と念を押していたにもかかわらず、数時間後にたしか中央日報の記事になったのを覚えています(笑)。
        私は情報機密という認識がない韓国よりも、何回も同じ裏切りを受けても懲りないアメリカに笑いました。

  • いや逆に、韓国メディアにしろ韓国政府にしろ韓国民にしろ、現実を読み誤らないわけがない、と言った方が正しいのではないでしょうか。
    彼らは見たいものしか見ない、聞きたいことしか聞かない、言いたいことしか言わない。冷静に事実を受容すると、あるべき自己の姿とのあまりの乖離に自我が崩壊するから、それは彼らにとって不可能なのでしょう。そして当然の帰結として、思うようにならない、小手先でごまかそうとする、さらに評判を落とす。その辛さから逃げて責任転嫁、他者他国非難、現実逃避・・・こんな負のスパイラル持ちの国家がよく存続できるものだと、そちらの方に感心しています。
    そんな彼らが、「日本は韓国と手切れになってもさほど困らない」「日本はもはや韓国の意向など気にしない」「日本はもともと韓国の道徳的風下に居たつもりは全然ない」なんてことを、認められるわけがない。たとえ事実と資料を山と積み上げて説明したとしても、「日本が韓国を見捨てるわけがない、なぜなら・・・(そうなると韓国が破滅だから)・・・韓国は重要だから!日王は親韓だから!悪いのはアベだけだから!」と、( )内の本音を隠すために、自分たちを全力で騙すだけでしょう。
    日本にとって彼らの価値は「ああも醜くはなるまい」と自戒するための材料、他山の石というところがせいぜいだと思います。

    • 自転車の修理ばかりしている様

      >こんな負のスパイラル持ちの国家がよく存続できるものだと、そちらの方に感心しています。

      先日、こちらのコメント主さんから教えていただいたのですが、エベンギ族でしたっけ朝鮮半島に住み着いた彼らのそれは生き残りの本能ということでした。
      現実と戦うには辛すぎて、なかったことにする。解離性同一性障害みたいですね。
      襲い来る自然災害から逃げるわけにもいかず黙々と現実と戦う日本の東北人とは対照的ですね。

  • 最近、「日本も困っている」「日本も望んでいる」というワードが、韓国で記事をリリースする前に機械的に付加するテンプレなんじゃないかと思うようになりました。

    正確な分析記事を書いて、一方的に韓国が日本の助けが必要だと書くと、下手をすると記事に対して「親日のレッテル」を貼られ、糾弾されるリスクがある。韓国社会で生きていけなくなるかもしれない。

    でも、「日本も困っている」「日本も望んでいる」と一言付け加えるだけで、記事の主張はすべて、「韓国が日本を助けてあげる」「韓国が日本の望みをかなえてあげる」上下関係に便利に解釈できるわけです。
    多くの読み手は、勝手にお得意の「お花畑補完」をはたらかせ、そう解釈する。文章は支離滅裂で矛盾があっても文句を言うことはなくなる。

    記事の書き手からすると、非常に便利なワードだと思いました。

    ただ、内容如何に関わらず機械的にワードを付加するので、文章自体は論理矛盾がでてきたり、前提を勘違いしている記事になってしまうのだろうと。

    ひょっとしたら、韓国の中にはそういう習性をわかっている読み手がいて、テンプレ部分を読み飛ばして、「ああ、韓国は困ってるんだな」と読んでいるのかもしれません。

    どっちにしても、救い難い社会ではあります。

    • なんちゃんさんへ

      >「日本も困っている」「日本も望んでいる」というワードが、韓国で記事をリリースする前に機械的に付加するテンプレなんじゃないかと思うようになりました
      大爆笑です
      デフォルト設定ですね
      しかも、仕様だから解除不能

      • バグじゃなくて仕様です。

        あまりにも何の脈絡もなく、突然「日本も困ってる」なんて出てきたりするんで、
        後ろから2~3段落目に自動付加する仕様なんじゃないかと思います。

        というのは冗談にしても、
        記者自身とか編集デスクあたりは、真面目にそんな判断で記事いじったりすることもあるんじゃないかなーとは思いますがね。

    • 韓国式の考え方の基本(小中華思想):

      韓国は野蛮な辺境にある日本国の格上の国であり、歴史的、文化的、道徳的に常に優勢であるはずで、そうでない状況は「悪」であり、あってはならないし、速やかに是正されるべき事である。

      朝鮮半島には根拠の無い思い込み「朝鮮は5000年の輝かしい歴史と文化を持つ世界で一番優秀で、道徳的に優れた民族であるが、地勢的に野蛮な強国に囲まれていると言う不運の為、鳴かず飛ばずで苦労してきた」と言う神話を神聖で絶対的に疑う事を許されない、しかも意識下(無意識)の大前提をもっているようです。

      この「無意識下で、ゆえに疑がわれることが有り得ない大前提」には根本的な自己撞着が含まれているのですが、劣化版の儒教(朱子学)式の考え方によると、この基本の大前提を疑う事は有り得ません。

      つまり「韓国がクシャミをした場合、格下である日本は風邪をひくか、肺炎を患っているべき」と言う無意識下で疑問視されない大前提があるのです。

      韓国式の劣化版朱子学に毒された思考回路では、大前提に準拠しない「現実」に直面した場合、思考停止の状態に陥り、「現実」を徹底的に無視し、大前提に準拠した「捏造した現実=妄想」にそった行動をします。

      それを踏まえて見れば、韓国の奇怪な行動、例えば慰安婦強制拉致の捏造、募集工を強制徴用工との脳内変換、レーダー照射事件に対する対応等々、韓国政府の自己撞着を多数含んだ対応の説明がきれいにつきます。

      小生が思うに、日本人と韓国人の徹底的な違いはこの「大前提が崩れた時の行動」にあると思います。

      日本国は地震、火山、津波、台風などの人知では対応が適わない大規模な自然災害が圧倒的に多く、幸か不幸か「自然界の摂理に直面する機会が多い」ので、「これこれはこうあるべきだと言う独りよがりな思い込み」を絶対の真理とする悪癖から逃れられたのではないでしょうか?

      日本で「仮説や大前提を疑う事によって進歩する自然科学」が根を下ろし、国家が近代化し、大発展したのに対し、韓国では基礎科学の発展が阻害されているのも、「仮説や大前提を疑うのが基礎」である思考回路を持っていないからです。

      • 非常に明解な指摘です。その通りでしょうね。「大前提が崩れた時の行動」に日本人は合理的です、

        「平穏で安全」が大前提で私たちは生活していますが、その大前提が崩れ、不条理な自然災害の「現実」に直面したら、「~であるべき」「~ねばならない」といった呑気な屁理屈をこねてる場合ではない。大津波が来たらひたすら逃げる。地震が来たら身を伏せる。いつなんどき起きるかわからないなら、防波堤を高くする、耐震構造の建築やインフラ対策を講じる。当然リアリストにならざるをえません。

        対してセウォル号の件をひとつ取っても、違法改造や違法搭載、違法航行、救助対策のための組織や人員養成といった「現実」的なことは何もせず(しても順守する気はさらさらない)、船を引き上げる揚げないで数年を費やし、引き揚げたら今度はその船の処遇に困り、未だに「真相究明」がどうのと騒ぎ、リヤカーにセウォル号の模型を載せて半島を行脚してみたり、モニュメントをどこに置くかでもめ、被災「記念館」を作る作らないでまた揉める。できるのは慰霊祭で涙を流して自己陶酔することくらい。肝心の事故対策なんか全然話題にならない。

        こういう国や人には、なるべく「目を合わせない」「触らない」方がいい。言ってみればいかにして「触らずに済むか」ということにのみ注力すべきでしょう。友好なんてとんでもありません。

        • 猫はおかかが好き様、丁寧なレスを有難う御座いました。

          私も、民族としての日本人の持っている「大前提が崩れた時の虚心と潔さ」は大好きです。

          それに引き換えお隣の国の人々は、殆ど無意識下で妄信している「日本は野蛮で悪であると言う大前提」を疑いもせずに、その大前提に矛盾する「事実」と出会うと、その事実を歪曲するか、或いは全くの妄想で置き換えて責任転嫁してしまうか、それを完全に無視するかの三択に陥ります。

          「レーダー照射事件」では韓国政府の「無視・歪曲・妄想と責任転嫁」の三択の全てが短時間の内に、客観的に韓国政府ウソが証明出来る形で世界中に発信されてしまったのは、日本にとって非常に良い事だったと思います。

          結局、韓国で妄想から作り上げられた「日本の被害者としての韓国の近代史」も結局は朝鮮半島の住民の方々が日本に対して持っている醜い「妬み」の感情ををもっと体裁の良い「恨み・憎み」に脳内変換させる為の方便ですので、一方的に、それも朝鮮半島の住民の体裁の為に、絶対悪にされてしまった日本はいい面の皮ですな。

  • 今の日本の立場から言えば主さんの仰る通りだと思います。
    >>「韓国が日本を死活的に必要としているのと同じく、日本もまた、韓国を死活的に必要としているに違いない」
    此は韓国側の「勘違」いでは無く固定観念の問題だと思います、赤化の防波堤の朝鮮半島、併合統治、日韓条約、日米韓三角同盟、そして経済、全て韓国が「下」で利用されて来た、韓国人は被害者日本人は加害者の歴史捏造そして歴史教育の結果「日本は韓国を必要否かに拘わらず韓国を助けるのは当たり前だと言う思い」から来る少し譲歩(前半)した考え方だと私は推察しています。
    韓国人は、今大きく変化している世界や日本を固定した概念でしか見られない処が有るのでしょう。

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