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【速報】レーダー照射事件巡り、防衛省が「最終見解」を公表

速報です。防衛省が先ほど、韓国との事実上の協議打ち切りを宣言しました。ただ、日本国民の1人としては、防衛省の今回の発表については、後味の悪さが残る気がします。防衛省におかれては、本件発表をもって「一件落着」とするのではなく、やはり最低でも責任者(文在寅大統領本人)からの真摯な謝罪と責任者の厳罰を要求し続けるべく、本件については韓国側に説明責任を求め続けるべきではないでしょうか?

防衛省、事実上の韓国側との協議打ち切りを通告

防衛省は先ほど、昨年12月20日に発生した「火器管制レーダー照射」事件を巡る「最終見解」と題する資料を公表しました。

韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について(2019/01/21付 防衛省HPより)

防衛省によると、今回の発表をもって「これ以上実務者協議を継続しても真実の究明に至らないと考えられることから、本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難である」と指摘。

「本公表が、同種事案の再発防止につながることを期待するとともに、引き続き、日韓・日米韓の防衛協力の継続へ向けて真摯に努力していく」と述べたうえで、次の3つのPDFファイルに加え、火器管制用レーダー探知音と探索用レーダー探知音を公表しています。

要するに、今回の公表をもってレーダー照射事件を巡る韓国側との交渉を打ち切る、という通告ですね。

この期に及んで「日米韓協力の継続」とは?

日本国民の1人として、正直な感想を申し上げるならば、少し意外な感じもしました。

今回の事件自体、極めて深刻なものですから、いっそのこと「もう日本としては韓国との防衛協力などできない」、「日米韓3ヵ国連携については過去のものになった」と国民を覚醒させる良い機会でもあったと思うのです。

また、これに加えて「韓国は北朝鮮と連携しているのではないか」、「韓国という国は信頼に値するのか」という点を、全世界に対して問いかける、非常に貴重な機会でもありました。

ところが、今回の防衛省の発表だと、韓国に対してレーダー照射事件の原因究明を打ち切るという発表にも聞こえますし、場合によっては韓国側が「勝利宣言」をすることにもつながりかねません。

今回の発表をもって「最終見解」と述べるのならば、日本国民の怒りが韓国に対してではなく、日本政府に対して向かうことを、私は何よりも懸念するのです。

最低でも謝罪と実行犯の処罰が必要

しかし、以前『レーダー照射事件、韓国による謝罪と責任者の処罰が最低ライン』で申し上げましたが、「日米韓3ヵ国連携」を続けたいのならば、本件については、最低でも韓国の国家元首たる文在寅(ぶん・ざいいん)大統領本人による謝罪と、責任者の処罰が必要です。

どうして防衛省は、あるいは日本政府は、これについて韓国側にきちんとした措置を求めないのでしょうか?

また、韓国側が謝罪と処罰に応じないのであれば、そのような相手と「日米韓3ヵ国連携」などと述べるべきではありません。なぜなら、日本国民が不安に感じてしまうからです。

ただ、防衛省による本件公表については、やや唐突な気もします。

もしかすると、現段階ではまだ発表できない、何らかの重要な事実が水面下で進行中なのかもしれません。

いずれにせよ、一応、ホームページに掲載されている内容についてはひととおり読んでから判断すべきでもありますし、本件を巡って責任者等の見解などを調べてみたいとも思いますので、現段階では本件についての断定を控えたいと思います。

新宿会計士:

View Comments (56)

  • 毎々の執筆、ありがとうございます。

    本件の協議を日本側が中止するとの報道が出てきました。
    https://news.yahoo.co.jp/pickup/6310966

    ま、何やっても話を逸らして解決する素振りも見せない半島に何時迄も付き合いきれない…という事情もあるでしょうが、これで何もせずにうやむや「終了」だと、国内世論の収まりがつかないでしょう。
    キチンとバツを与えないと、与党側が(選挙結果として)バツが下りそうな気がします。
    (何か考えがあっての事でしたら良いのですが。)

    政府が半島を見限ったというフラグ(=友邦国ではない)であれば、色々と制限が出てくると思いますが。

    失礼致しました。

  • 待ちに待った有益な一歩前進だと思う。

    韓国は話にならない。ただし、こちらから手を切るわけではないことを明記せよ。

    といってるので穏当だと考えます。

    ぐだぐた行ってくるなら 論外、ねつ造するなと言い続けるだけ

    そもそも、このタイミングでのステージアップは
    米国との協議により、方針は決定されたということを示します

    おそらく、韓国は実力行使(軍事挑発)という暴挙にでるという結論で一致したのでしょう

    国際感覚から完全にずれたお花畑な一部の国民はかの国に行っているようですが
    常識的な情勢認識ができないのですから明らかに不適切な行動を阻止できず
    その命を救うことができません

    憲法改正が必要な分野の一つに国権の発動による出国制限権の欠如があります
    国民の生命・財産を守るために必須の規定です

    憲法改正に全力を注ぐべき時だと思います

  • 管理者の意見に大賛成。
    協議の打ち切りをせず、時間をかけて韓国の非道さと無法さを世界に知らせていく作業をすべきである。
    少なくとも、協議は終わらせても、韓国海軍への抗議活動は続けていくべき。

  • 韓国が一方的な勝利宣言をして終わるだろうなぁ。
    日本は決定的な証拠を出せなかった。我が方は間違ってない!って。
    ちゃんと制裁するならまだしも、歯切れの悪い打ち切りですね。
    制裁が無ければ、今後もナメられ続けておしまいです。

  • 岩屋大臣は4日前にはアメリカで、実務者協議を続けると発言していたんですよね
    これは韓国から無礼だと言われたあとの発言です
    それから今日まで何があったんですかね?

  • 悪手
    こんなんで、打ち切ったら日本政府に批判が集まる
    マジで胸くそ悪い

  • 十分な進展に思えます。今までの事なかれ主義な対応に比べれば革命的な対応だと思います。

    協議を終わらせるという通告は示談交渉が決裂したので裁判の手続きに移るという宣言だと「現時点では」受け止めています。これ以上、日本側が何も対応しないのであれば不十分でしょうが、今の所「協議を終わらせる」これだけです。問題が解決したなどとは間違っても言っていませんし、抗議しないとも、国際世論に訴えないとも言っていません。そして協議を継続しても得られる物はほとんどない事は明白です。むしろ協議中なのに勝手な事をするなと批判してくるだろう事や韓国側の狙いが膠着状態にして有耶無耶にする事であろうと考えると良い選択だと思います。

    韓国との交渉で避けるべきはまず第一に一対一で密室での交渉だと私は思います。外に漏れないと分かっている場合、韓国は文字通り何でもやってくる事は明白です。そして日本は泣き落としや土下座をされると拒否する事が非常に苦手です。なので第三者を入れ、記録を残す、これが大事だと思います。そしてこの方針が政府の対応からも垣間見えるように思えます。

    最後に防衛省の資料がとても分かりやすく事態を説明しており、そこに防衛省の本気が感じられるのがとても良いと思いました。

    • 賛成です。簡単に言うと、「嘘をついているので事実を示し、これ以上の協議をする価値を認めないので終了する。」だけで、くだらない反論や捏造をしてくればいつでも対応すると言う意思表示に見えます。さて、明日以降、どうなりますか。

    • 私も賛成です。
      つけ加えると「制裁しない」とも言ってませんよね。
      韓国人が精神勝利したいならすればいい。
      いずれに経済的・地政学的に地獄になるのですから、つかの間の楽しい夢を見させてあげましょう。

  • いい判断。
    慰安婦合意と同じ。

    これ以降に何か朝鮮側が言えば反論をして、「再発防止をしろ!」
    と言うだけ。
    つまり朝鮮人とは【協議することは無意味】を全世界に発信する。

    協議を終える=この案件の終了
    ではない!
    裏を返せば、【お前らは信用・信頼ならんから徹底的に反発を表明するぞ!】
    何かを日本に求めてきても、
    【条約を守れ!合意を履行しろ!再発防止を表明しろ!】
    拒否し続けるカードを得たんだよww

    • 全くです!

      韓国にすれば 不気味で
      さらに錯乱するか 身動き取れなくなるか・・・

      日本は カードは山のように持っているわけだから
      また このカード
      韓国以外にも 使えない事はない
      他国も間接的にカードを得たわけです。 他のことでも ウンザリしてるから

      惜しむらくは 日本が改憲できていないこと

      これでは 日本は 身動きできないのかも知れません

  •  軍事関係に詳しい人にお尋ねします。

     自衛隊哨戒機内のレーダー探知音から、(日韓の)どのような軍事
    情報が分かるのか、お教えていただけないでしょうか。

    • 軍事情報は分かりません。ただの軍事的な常識です。強いて言えば結構長い事探知音がなっているので誤操作ではなさそうだな、ぐらいです。それにしてもサンプルなのか本物なのか不明なのでこんな時にはこういう音なんだぐらいしか分かりません。

      探知音を公表したのは韓国側が通常のレーダー(断続)と火器管制レーダー(連続)を誤認したのではないか?とか警備艇のレーダーと誤認したのではないか?とか言い掛かりを付けてきたからです。この言い掛かりがあまりにも軍事的な常識に反しており、的外れでバカバカしい主張だと言う事です。要するにそんな基本的で分かりやすい事間違えると思ってるの?と言いたいだけです。

      一般人が知らないのはまったくもって普通なのですが、政府の見解として出すにはありえないレベルです。料理人が塩と砂糖は白い粉だからどちらを使っても同じだと言ってるような物です。

      探知音に関して言えば韓国の言う通り基本的に何の証拠にもなりません。ただしこんな常識を説明しなくてはならないという事と説明される事を嫌がる事自体が非常に怪しい態度に見えます。その上でむしろ重要なのは韓国政府と軍部の意思疎通が全く取れていないという事実の方だと思います。

    • 軍事情報に詳しくはないですが、あの音声データを聞くと後ろで微かに会話が聞こえています。
      もしその会話が防衛省が公開した動画内での会話と一致すれば、韓国海軍がレーダー照射した動かぬ証拠になるかと思います。防衛省の最終見解の中でも述べられていましたが、韓国海洋警備艇には火器管制レーダーは搭載されていない、動画内に韓国以外の外国の軍艦はいない、となると火器管制レーダーを照射できるのはあの場にいた韓国の軍艦のみ、ということになりますので。
      あと推測ですが、日本側の能力を公開したことになるかな、とは思います。
      ・哨戒機は探知したレーダーを数値で記録できる
      ・哨戒機は探知したレーダーの数値を音に変換できる
      これがどの程度重要なことなのかはよくわかりませんし、詳しい方が聞けばもっと音声データから情報を読み取れるのかもしれませんが・・・

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