やや異例ですが、本日は５本目の配信です。明日の日韓議連総会を控え、韓国側が竹島の軍事演習の実施を決めたそうです。額賀さん、できれば日韓議連総会に参加せず、席を蹴って帰ってきてほしいと思います。さもなくば、日本国内で国民の怒りが日韓議連に向かうかもしれません。それにしても韓国は、本当に何も考えていないのか、本気で日本との関係を破壊しようとしているのか、読めないところでもあります。

2018/12/13 17:15付　お詫びと訂正、そして改題のお知らせ

先ほど公表したこの記事で、誤りがありました。

「すまない」様からのご指摘通り、本日は竹島軍事演習の２日目ではなく、１日目です。この点については文章を削除するのではなく、「取り消し線」で示しております。

また、当初公表記事のタイトルは『額賀さん、日韓議連総会では席を蹴って帰ってきてください』でしたが、これを『日韓議連総会の開催日程にわざわざ竹島軍事演習仕掛けた韓国』に改題しています。

明日、日韓議連・韓日議連の合同総会

報道によれば、明日（14日）、韓国・ソウルで日本の「日韓議連」と韓国の「韓日議連」は合同総会を開催するのだそうです。

といっても、私自身、この議連の活動には、別に何も期待するものはありません。昨年の議連総会では、2015年12月の「日韓慰安婦合意」を巡り、その合意の履行を求める文言が含まれなかっただけでなく、日本が外国人参政権実現に向けて「今後とも一層努力する」とする余計な文言が含まれた始末です。

日韓・韓日議連が共同声明　日韓合意履行求める文言なし　外国人地方参政権付与は明記（2017.12.11 21:55付　産経ニュースより）

このように考えると、日韓議連は存在自体が韓国に対して誤ったメッセージを与えかねない組織になっているという気がしてなりません。

そういえば、今年10月30日に韓国の大法院（※最高裁に相当）が「徴用工判決」を下した際に、日韓議連が韓国に対する非難決議を採択しようとしたものの、日本共産党などの異論によって立ち消えになったという「事件」もありましたね。

徴用工判決／日韓議連が対応苦慮　自民の非難決議立ち消え（2018年11月13日 08時11分付　毎日新聞デジタル日本語版より)

実は、この「議連」、もともとは大半が自民党議員で構成されていたようですが、現在は立憲民主党から日本共産党に至るまでの野党議員も所属しているらしく、実に幅広いメンバーが所属しているらしく、実際に立憲民主党の辻元清美衆議院議員がブログで日韓議連に属していると明らかにしています。

私が「国民の敵」と呼ぶ、日本共産党や立憲民主党の議員が参加している時点で、そのような議連に存在意義はあるのかと問いかけたいところでもあります。

ＦＮＮで裏付けが取れたが…

ところで、以前、『韓国統一部次官の訪日とは、ツートラック外交の極みなのか？』で「朝日新聞の報道」として紹介した話題があります。それは、今回の日韓・韓日議連の総会に先立ち、安倍晋三総理大臣が祝辞を見送る方針だと述べた、というものです。

これについて私は、「外交の場でわざわざ相手側に『祝辞を出しませんよ』と伝えるのは不自然な気がする」、「この話題を報じたのが現時点（＝12月10日の時点）で朝日新聞しかないのも不自然」と申し上げたのですが、このうち２番目の点について、は、他の情報源でも裏付けが取れています。

日韓議連総会に祝辞寄せず　安倍首相　関係悪化で…（2018年12月11日 15:46付 FNN PRIMEより）

ＦＮＮプライムによれば、安倍総理は祝辞も寄せず、また、文在寅（ぶん・ざいいん）大統領に宛てた親書も託すことはないという、「異例な対応となる」と述べています。

実際、ＦＮＮは日韓議連の額賀福志郎会長による、「親書とか、我々が政府の考え方を持っていくということではない」という発言を紹介。あわせて、「政府関係者」も「祝辞を出す雰囲気ではない」と述べた、と報じています。

これによって、先日申し上げた「不自然な点」２つのうち、「朝日新聞しか報じなかったこと」についてはクリアになったと思います。

中央日報に掲載された「凄い社説」

一方、視点を韓国に転じてみましょう。

日韓関係が破綻のふちにあることは事実ですが、韓国側はいまだに、自分が日韓関係を破壊している元凶であるということを意識していないのではないかと疑わしい社説を発見しました。その日本語版は、昨日付の韓国メディア『中央日報』（日本語版）に掲載されています。

韓経：【社説】疎遠になる韓日関係、このまま続いてはならない（2018年12月13日09時39分付　中央日報日本語版より）

これは、『韓国経済新聞』が配信した社説の日本語訳を中央日報が配信しているものですが、この社説で韓国経済新聞は、日韓・韓日議連総会で安倍総理からの祝辞や大統領宛の親書がないことなどについて、「日韓の外交関係の実情をそのまま見せるようだ」と指摘。

そのうえで同社説は、３年前に慰安婦合意が成立したことで「過去史議論は一段落しそう」になったとしながらも、韓国で政権が変わり、最近になって韓国の大法院（最高裁に相当）がいわゆる「徴用工判決」を下したことにより、「両国関係は最悪に突き進んでいる」と総括します。

これについて同社説は、

「これではいけない。過去の問題に対する日本の前向きな姿勢は目新しい要請でもないがわれわれも過去よりは未来、感情・感性よりは理性と論理で進む必要がある」

などと主張しているのですが、自分で相手を殴っておきながら、「このまま疎遠になってはならない」、「お互いに関係改善への努力が必要だ」と言い放っているようなものですね。ある意味で「凄い社説だ」というヒトコトに尽きます。

議連総会に合わせて竹島軍事演習

ただ、「韓日はお互い冷静になり、相手を刺激しないようにしなければならない」と主張しておきながら、一方的に日本を挑発するのは、韓国の常です。

先ほど、『聯合ニュース（日本語版）』に、こんな記事が掲載されていました。

韓国海軍　１３～１４日に定例の独島防衛訓練実施（2018.12.13 11:37付　聯合ニュース日本語版より）

聯合ニュースによると、韓国の海軍は韓国が不法占拠している島根県・竹島に対する「外部勢力の侵入を防ぐための定例の防衛訓練」を13日から14日に実施すると明らかにしたそうです。ということは、本日は軍事演習の２日目です（ちなみに「独島」とは韓国が竹島を勝手に呼び換えている名称です）。

どうしてわざわざ日韓議連・韓日議連の合同総会の日にあわせて、日本をわざわざ挑発するようなことをしてくれるのでしょうか？ある意味で、わかりやすすぎる反応です。議連総会の日にあわせてこんなことをされているのに、額賀福志郎氏は、席を蹴らずに合同総会を開催するつもりなのでしょうか？

私はまことに失礼ながら、額賀氏の神経を疑います。

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情報が錯綜しているようで、まだ事態は私にもよく呑み込めないのですが、いずれにせよ、額賀氏が席を蹴って帰ってきたとしても、今の日本の世論だと許されるように思えます。

額賀さんがどのような意思決定をするのか、まずは見守りたいところです。