「ビジネスマン評論家」対「ダブスタ・切り貼りメディア」

先週以降、当ウェブサイトの執筆方針を、また少しだけ変更しました。

2018/04/20 08:10付 追記

記事本文中の誤植を修正しております。

「ビジネスマン評論家」という生き方

ウェブサイト執筆方針の再変更

すでにお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、先週から、当ウェブサイトは執筆方針を少しだけ変更しました。それは、平日については1日2~3回、ウェブサイトの記事を更新する、というものです。その代わり、休日の更新は原則1日1回、あるいは更新自体を休んでしまう、という方針にしたいと思います。

当ウェブサイトを開設したのは2016年7月のことで、当時は1日1回、少し長めの記事(3000~5000文字程度、多い時には1万字)を執筆していました。しかし、長すぎる記事だと、読む方としても途中で疲れてしまいますし、1日1記事だと書きたいテーマをこなすことが難しいこともあります。

そこで、今年1月以降は、記事の更新回数は基本的に1日1回の記事更新としつつも、その日の時事ネタを「夕刊」という形で配信するように変更しました。また、これにあわせて、「朝刊」の方も記事が長くなり過ぎないよう配慮してきたつもりです。

しかし、こうした方針に変更しても、最近はさらに「書きたいこと」が増えてしまい、ネタが再び捌き切れなくなってしまいました。そこで、「短い記事で良いから、1日に2~3テーマ執筆する」という方式で、しばらく試験運転してみようと思った次第です。

評論はジャーナリストの「特権」ではなくなった

ところで、当ウェブサイトの記事が、最近、某大手オピニオン・サイトに転載されることが増えて来ました。

ここでそのオピニオン・サイトのURLを示すことはしません。興味があれば「新宿会計士 -site:shinjukuacc.com -site:twitter.com」のキーワード(つまり当ウェブサイトとツイッターを排除した条件)を入れて、検索を掛けてみてください。すぐに見つかると思います。

ただし、1点だけお断りを申し上げておきます。私はそのオピニオン・サイトに対し、転載を許諾しただけであって、別にそのオピニオン・サイトから依頼を受けて記事を執筆しているわけではありませんし、金銭を受け取っているわけでもありません。あくまでも当ウェブサイトはそのオピニオン・サイトとは無関係です。

また、どこのどなたであっても、出所さえ示していただければ、当ウェブサイトの記事を引用し、または丸々転載して下さって構いません。記事タイトルや内容を改変することは控えてほしいと思いますが、大意を変更しない、助詞や漢字仮名遣いの修正、誤植の修正などについてはまったく問題ありません。

さて、余談が長くなりましたので本筋に戻りましょう。

この大手オピニオン・サイト、私自身も興味深く拝読しているのですが、「ライター一覧」を眺めていると、大学教授やジャーナリストなどに加え、シンクタンク研究員、科学者・教育関係者、政治家、さらにはブロガー、学生・青年ライター、経済評論家など、さまざまな職業の方がいらっしゃいます。

考えてみれば、ひと昔前だと、広く世の中に向けて意見を発信することができる人は、新聞や雑誌などにコネクションを持っているジャーナリストなどに限られていました。それ以外の一般人が「自分の考え方」を世間に発信するためには、それこそ新聞・雑誌に投稿するか、自費出版するくらいしか方法がなかったのです。

しかし、いまやインターネットという情報発信手段があります。ジャーナリストでなくても、気軽に評論を行い、それを全世界に向けて発信することができるのです。当ウェブサイトの場合はサーバを契約し、独自ドメインを取得していますが、やり方によっては、もっと安く(極端な話、無料で)ブログ開設が可能です。

あとは内容さえ良ければ、勝手にアクセス数は増えていきますし、アクセス数が増えていけば広告・アフィリエイトなどを使って、ウェブサイトをビジネス化することができます。つまり、新聞・雑誌を使わなくても、ウェブ評論がビジネスとして成立する時代になってきたのです。

ウェブ評論一本で食っていくのは難しいが…

ただし、私自身、まだまだウェブ評論だけで生計を立てていくのは難しいのが実情です。

当ウェブサイトは本業のビジネスと並行して執筆しているのですが、書いた文章の分量と収入を比べれば、収益効率で見れば、断然、本業の方が勝っています。ブログ、ウェブ評論サイトの先達が書いた記事を読むと、ウェブ評論サイトが収益化するには、かなりの時間と根気が必要だそうです。

また、本気でウェブ評論サイトで儲けたければ、品性のない広告をベタベタ貼り付ければ良い、という話も聞きます。たとえば、スマートフォンで閲覧していると、「じわーっ」と出現し、思わず誤ってタップしてしまうようなタイプの広告がその典型です。これに、風俗の広告を張り付ければ、確かに高収益が得られそうです。

しかし、私はそこまでして、高収益を狙うつもりはありません。というよりも、今のところは、レンタルサーバ代などを含めた経費を賄うことが出来れば十分だと考えており、それよりも、品性に欠ける広告を貼り付けることで、当ウェブサイトから読者が逃げていく方がハイリスクです。

世の中には高収益のアフィリエイト・プログラムもたくさんあるようですが、当ウェブサイトは広告を最低限に抑え、読者の皆様により役立つ情報を提供する方を選びたいと思います。当面は地道にウェブサイトの評論を続けていくしかなさそうです(笑)

切り貼りとダブル・スタンダード

朝日新聞による捏造報道体質

さて、週刊誌の『週刊新潮』が報じた、財務省の福田淳一事務次官の「セクハラ発言」疑惑については、先日も『【夕刊】財務省スキャンダル:国民の敵同士の潰し合い』のなかで詳しく触れたとおりですが、これについては、そもそもの証拠が捏造ではないかとの疑いも出ているようです。

ただ、その「新潮」の名を冠した「デイリー新潮」という情報源が、livedoor NEWSやYAHOO!ニュースに配信した次の記事については、果たして事実なのでしょうか?

朝日新聞、「張本智和」誤報で協会出禁に 〈水谷隼と握手せず〉(2018年4月16日 5時58分付 livedoor NEWSより【デイリー新潮配信】)
朝日新聞、「張本智和」誤報で協会出禁に 〈水谷隼と握手せず〉(2018/4/16(月) 5:58付 YAHOO!ニュースより【デイリー新潮配信】)

いずれの記事も内容は同じで、簡単に要約すると、朝日新聞が「卓球の張本智和選手(14)が1月の全日本選手権の男子シングルス決勝で優勝した際、対戦相手の水谷隼選手と握手しなかった」と報じた件が誤報だった、というものです。

デイリー新潮によると、3月30日の夕方、日本卓球協会が報道関係者に配布した会見のペーパーに、「朝日新聞デジタルの取材及び本件報道はご遠慮申し上げます」と記載されており、その理由こそが、朝日新聞デジタル日本語版に掲載された記事にあったのだ、としています。

さて、問題の記事を検索したところ、すぐに見つかりました。それが、これです。

卓球協会、張本を注意「試合後はまず対戦相手と握手を」(2018年3月10日19時41分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

このリンク先の記事は、「対戦相手と握手しなかった」という記述を、「試合終了後にまずはベンチに駆け寄」り、その後、対戦相手「と握手した」、となっています。しかし、先ほどのデイリー新潮の指摘では、これは当初配信記事を書きかえたものなのだそうです。

デイリー新潮の記事には、こうあります。

そこで、朝日新聞社に聞くと、なぜか間違ったわけではないと言わんばかり。

「弊社の担当記者は日本卓球協会の説明に即して記事を書きました。その後、同協会などから指摘があり、記事と見出しを一部修正・加筆しました」(広報部)

「書き換え」で済ませられるのなら、財務省もこんなピンチにならなかったのに。

きちんと朝日新聞社広報部のコメントも取っているため、このコメントを含め、「朝日新聞が誤報をしでかした」という話題自体、デイリー新潮による捏造という可能性は低いと見て良いでしょう。

ダブル・スタンダードとは?

ところで、朝日新聞は「森友学園に対する国有地の売却を巡る決裁文書を財務省が書き換えていた事件」のことを、「改竄」と呼んで批判的に報じて来ました(たとえば次の記事)。

文書改ざんへの怒り、地方議会も 7自治体が意見書など(2018年4月1日12時41分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

(※どうでも良いのですが、「改竄」を「改ざん」、「斡旋」を「あっ旋」、「逼迫」を「ひっ迫」、「捏造」を「ねつ造」など、本来、漢字2文字の単語を、中途半端に平仮名と混ぜて書くのは、日本語として間違っているだけでなく、醜悪です。いい加減やめてほしいと思います。)

朝日新聞は森友学園問題を巡る財務省による公文書偽造事件を「改ざん」(正しくは「改竄」)と呼んで批判しているのですが、それでは先ほどの張本選手に対する報道記事を後日書き換えたことは「改竄」とは呼ばないのでしょうか?

朝日新聞をはじめとするマス・メディアは、徹底的に身内に甘く、他人に厳しい組織です。身内の不祥事は全力で隠し、他人の不祥事は針小棒大にあげつらい、時として、疑惑を捏造してまで攻撃します。また、自分で支持率調査を実施し、その結果、「支持率は急落した」と大騒ぎするわけです。

30年間、「日本軍が慰安婦を強制連行した」というウソを垂れ流し続けた朝日新聞は論外として、朝日新聞以外のメディアも、「こうした安倍政権に対するいわれのない言論テロ」という意味では五十歩百歩でしょう。

これを世間一般では「ダブル・スタンダード」と呼びます。

切り貼りと印象操作はマスゴミの得意技

一方、マス・メディアによる報道のもう1つの問題点は、「切り貼り」にあります。

たとえば、次の「YAHOO!ニュース」の記事によると、日本テレビは2016年3月13日午前11時30分から放送された『ストレートニュース』という番組で、自民党大会で安倍総理(自民党総裁)が「選挙のためだったら何でもする」と字幕をつけて放送しました。

日テレ、自民党大会の字幕の誤りでおわび 誤解の恐れ低いもののネットで批判(2016/3/14 11:58付 YAHOO!ニュースより)

しかも、この字幕について「おわび」を述べたのは、同日深夜に放送した報道番組『Going! Sports&News』のなかであり、きちんと訂正したとは言い難い状況です。

安倍総理の実際の発言は、

選挙のためだったら何でもする、こんな無責任な勢力に負けるわけにはいかない

というもので、安倍総理自身が「選挙のためだったら何でもする」という方針を述べたわけではないことは明らかです。しかし、日本テレビの放送の字幕だけを読めば、誰だって安倍総理自身が

選挙のためだったら何でもするつもりだ

と述べた、と勘違いしてしまうに違いありません。

こうした切り貼りと印象操作は、まさにマス・メディアの得意技なのです。

(※なお、「マスゴミ」とは、インターネットで自然発生した、「いい加減な情報ばかり流すマス・メディア(とくに新聞・テレビ)に対する、怒りを込めたネット・スラング」のことです。)

ウェブ評論の特徴は「一貫した論評」

ただ、現在の世の中は、大きく変わり始めています。それは、インターネットの出現です。

新聞・テレビが部分だけを切り取り、印象操作をしようとするのは、大昔からの悪習なので、いまさら改善することはできないのかもしれません。しかし、インターネットでは、情報はあっというまに拡散し、半永久的に残ります。新聞・テレビの虚報も、無数の人々の力により、一瞬で検証され、論破されてしまいます。

さらに、インターネットではマス・メディアお得意の「ダブル・スタンダード」は通用しません。朝日新聞が財務省の「文書改竄」を批判すれば、インターネット側では「朝日新聞こそ捏造メディアだ」とする反論が生じて来るからです。

逆に言えば、インターネット時代に人々から支持されるのは、こうしたインターネットの特質をきちんと理解し、

  • 客観的な事実と主観的な意見をきちんと分けて記述する
  • 客観的な事実については情報源をつけてURLを張る
  • 主観的な意見については誰をも納得させるよう論理的に記載する

という姿勢に徹しているウェブサイトではないかと思うのです。

私が運営するこの「新宿会計士の政治経済評論」が、こうした客観的で公正な議論が出来ているかどうか、私には自身がありませんが、それでも、極力、当ウェブサイトに掲載する内容については、「誰でも検証できる」というものにするよう、努力したいと考えています。

読者コメント一覧

  1. 非国民 より:

    「改竄」を「改ざん」とかにするのはもしかしたら「竄」の文字が新聞が使える文字に入ってないのかもね。確か新聞は使用可能な文字がかなり制限されていたと思う。自衛隊の「駐屯地」が「駐とん地」となって「俺たちは豚か」という苦情があり、そのうち「屯」が使用可能になったことがあったと記憶している。間違っているかもしれないけど。
    ところで最近のマスコミは裏を取ることをしないね。ちゃんと確認してから記事にすればいいのに。ちょっと手間を省きすぎ。

  2. めがねのおやじ より:

    < 毎日の更新ありがとうございます。
    < 編集方針を少し変えられたとのこと、1日2〜3回の更新、とても嬉しいです。ワクワク(笑)。もっとも最近は【夕刊】以外にも【急報】とかの形で随時更新されてるので、こちらも気が抜けませんでした。
    < サイト主様としては、難しい所を判断されたと思います。ここ1年ちょっと前には考えられなかったほどの内外の激しい動き。
    < 対北朝鮮、反日韓国、アジア始め世界を吞み込もうとする中国、国内では安倍政権打倒の為、足を引っ張り国会を止める能無し野党、旧式マスゴミによる捏造報道と安倍憎しが大前提の朝日新聞始めメディア側の策略。また極わずかながら左傾日本人と朝鮮人、在日のデモによる騒擾行為。更に財務省を中心とした官庁の腐敗。これらだけでも、てんこ盛りです。
    < 1日1回の時は5000文字から1万文字!。入力だけでも気合を入れないと出来ませんね。編集方針を変更されたのはいいタイミングと思います。対応仕切れませんものね。
    < で、今思いついた事だけを本編の内容に沿って書きます(まだ書くか?)。若手で成長著しい卓球のエース、張本智和選手の件です。あの大きな大会で朝日新聞はまた【誤報】を流しました。但し朝日新聞社の記事を決して庇う訳ではありませんが、これは張本選手のスポーツマンとしてやってはならない行為が原因です。まだ14歳の若者を責めるのは酷な事とは思いますが、ジュニアでも代表、今や日本で様々な大会に勝ってきた一流アスリートは、してはいけない事でした。
    < 張本選手は決勝で相手選手に勝ち、喜びのあまり父親である自軍コーチの元に駆け寄り、嬉しさを爆発させた。その後コートに戻り相手選手と握手した、というものです。スポーツマンはまず対戦相手にゲーム前あとに、敬意を表す。特に終了時はすぐ握手するのが、大抵の競技で行われる。彼が忘れるはずはないと思う。これを協会幹部が重く見たのは、張本選手の招来を思えばこそ。『東京五輪が近づき、小さな子供たちの為にもマナーは守らねばならない』と語っていた。当然ですね。
    < それと張本選手には競技中の態度も問題視する役員、観覧者の声が多いです(元気があって良いという声もあり)。それは1本取った時の掛け声。自分を鼓舞する為、大声を出す選手は他にもいます。福原愛さんなら『サーッ』『ターッ』。また『イェーッ』『ヨーシッ』と言う選手もいます。ところが張本選手はご存知の方もいるでしょうが、『チョレイッ』『チョーレイッ』と大声で言う。これが耳触りが悪い(相手への挑戦的態度)、『ターッ、サーッはともかく、チョレイとはどういう意味か?日本語か?』という事。日本代表ならそれに相応しい振る舞いを身に付けて欲しいと幹部の方は言ってます。まだ14歳の若者に全部改めさせるのは難しいが、ここは直接指導されている父親の教育にお願いするしかないでしょう。それでも問題なら、所属チームを変えて環境をガラッと変えてあげればいいと思います。
    < 失礼します。

  3. 通りすがり より:

    >※どうでも良いのですが、「改竄」を「改ざん」、「斡旋」を「あっ旋」、「逼迫」を「ひっ迫」、(以下略)
     常用漢字に登録されていない文字は、基本的に(例外はありますが)使わないというのが、各新聞社のハンドブックに記載れています。
     詳しい時期は忘れましたが、従来は熟語として成り立っている漢字はそのまま使っていた物の、最近(10年ぐらい?)、常用漢字に準拠するようになったと記憶しております。

     県名などでも、常用漢字に登録されていない文字もあります。
     学習指導要綱なら分かりますが、常用漢字はもう少し広げても良いように思いますね。

  4. としし より:

    > どうでも良いのですが、「改竄」を「改ざん」、「斡旋」を「あっ旋」、「逼迫」を「ひっ迫」、「捏造」を「ねつ造」など、本来、漢字2文字の単語を、中途半端に平仮名と混ぜて書くのは、日本語として間違っているだけでなく、醜悪です。いい加減やめてほしいと思います

    いつも、楽しく拝見させていただいています。

    いい機会だったので、(私の割と得意な領域なので)これに合わせてブログを書きました。
    よろしければご一読ください。
    https://ameblo.jp/toshishi555/entry-12369853872.html

    1. ぶたさん より:

      としし様
      ブログ拝見いたしました。
      大変、参考になりました。
      ありがとうございました。

  5. ぶたさん より:

    更新ありがとうございます。

    会計士様のブログは、
    ブログの内容はもちろんですが、
    コメントされる方々のレベルも非常に高いので
    コメントを読むのも、楽しみで、本当にためになります。

    会計士様、コメントされる方々
    いつも、お世話になり
    ありがとうございます。

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