【緊急速報】ぬわー!それを映画化するとは…
緊急速報(?)です。あの「国民的RPG」が映画化されるそうですが、まだ状況はほとんどわかっていません。そこで本稿では、現時点で入手できる情報をベースに、私なりに「見るべきポイント」について議論してみたいと思います。
それを映画化するとは!
すでに複数のメディアが報じているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、あの「国民的RPG」のドラゴンクエストが映画化されるそうです。
各種報道によれば、タイトルは『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』で、1992年に発売された『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』をベースにしたものだそうです。
映画の原作と監修はゲームの原作者でもある堀井雄二氏、音楽はすぎやまこういち氏だそうであり、総監督と脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などを手掛けた山崎貴氏が務めるのだとか。
堀井雄二さんとすぎやまこういちさんといえば、それだけでも期待が高まりそうですが、それと同時に私にあるのは「期待ばかり」でもありません。
ゲームの映画化といえば、私の記憶ベースも含めると、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』や『ファイナルファンタジー』など、いくつか前例があるようですが、なかには「これって映画化しなかった方がよかったかも…」と思うような作品もあり、どんな映画が出て来るのかは期待半分、怖さ半分、といったところでしょうか?
ドラクエⅤの思い出
こうしたなか、当ウェブサイトの読者の皆さまのなかでは、ゲームをやったことがあるという方もいらっしゃれば、ゲームにはまったく興味がないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、あえて本稿では空気を読まず、私はこの「ドラクエⅤ」について、思うところを述べてみたいと思います。
<あらすじ>
あらすじ:主人公は幼少の頃より、父親・パパスとともに旅を続けていた。サンタローズに戻った主人公は、そこでビアンカと出会う。ひょんなことから主人公はビアンカとともにレヌール城のお化け退治に出掛けるが…。
今からもう25年以上前のゲームでもあるため、ストーリーを書くと「ネタバレ」になる、という心配もないと思いますので、この際、ツッコミを入れながらストーリーを簡単に紹介しておきます。
まず、主人公と、ゲーム途中で生まれる双子の子供の名前は、プレイヤーが自ら入力する必要があります。しかし、それ以外の主要登場人物はあらかじめ名前が決まっています。たとえば、父親の名前は「パパス」、叔父さんは「オジロン」という具合です(※なぜか母親の名前は「ママス」ではなく、「マーサ」です)。
そして、主人公は超絶不幸な人生を歩みます。
というのも、パパスさんは「グランバニア」という国の国王だったのですが、パパスさんの妻のマーサさん(※くどいようですが、「ママスさん」、ではありません!)が主人公を産み落とした日に魔物に誘拐され、魔界に連行されてしまうからです。
パパスさんは誘拐された妻を探すついでに、世界を救う勇者を探すため、主人公を連れて放浪の旅に出ます(※主人公は本来ならば王子様なはずなのに、放浪者の息子としてろくな教育も受けられないというのもいかがなものかと思いますが…)。
また、パパスさんはストーリーの途中で主人公の目の前で魔物に殺害され(※興味があれば「ぬわー!」で調べてみてください)、主人公は「ラインハット王国」のヘンリー王子とともに新興宗教の神殿の建設現場に連れ去られ、奴隷として10年もの歳月を過ごすことになります。
ふとしたきっかけで大人になった主人公はヘンリー王子と「マリア」という少女の3人で神殿を脱出したものの、ヘンリー王子がマリアさんと結婚してしまったため、仕方なしに主人公が1人で旅を続けることになる、というのも、不幸ですね。
結婚相手を選べ!
こうしたなか、ドラクエⅤの最大のヤマ場は、主人公が旅の途中で、大富豪・ルドマンの娘・フローラと幼馴染のビアンカという女性2人のどちらと結婚するか、選択を迫られる、という機会です(リメイク版ではデボラという女性もなぜか選択肢に上がります)。
多くのプレイヤーが、「ぼうけんの書」を直前でセーブしておいて、ビアンカを選ぶとどうなるか、フローラを選ぶとどうなるか、と悩んだに違いありません(※ちなみにルドマンさんに愛の告白をすることもできるようですが、私が調べた限りでは、結婚はできません)。
そして、主人公はビアンカさんかフローラさんかデボラさんのいずれかを妻として選び、旅の途中で生まれ故郷・グランバニアに帰還したところ、オジロン(笑)さんから「王家の証」を持ちかえるという試練と引き換えに王位を譲られ、即位式の日に妻が男女の双子を生む、というイベントが起こります。
(※父の名前が「パパス」なら、子供の名前は「ムスコス」と「ムスメス」あたりで良いんじゃないかと思いますが…。)
ところが、即位式の当日、妻が魔物に誘拐され、妻を助けに行った主人公は魔物に石化の魔法を掛けられ、8年間を石のままで過ごす、という不幸に遭います。
その後、主人公は成長した息子、娘などに助けられ、新興宗教の神殿で石になった妻を助け、魔界に乗り込んで大魔王を倒す、というストーリーですが、ツッコミどころとしては、
- 父・パパスが探していた「伝説の勇者」は、自分の息子(仮「ムスコス」)だった
- しかも「勇者ムスコス」がいなくてもゲームのクリアは可能
- 母・マーサは誘拐されてから30年近く、魔界で魔物を抑えていた(食事はどうしていたんでしょう?)
といった点が挙げられます。
なにより、このゲーム、魔物を仲間にすることができるというシステムがあり(※ただし、他メーカーの某ゲームと異なり「邪教の館」で仲魔を合体させることはできません)、大魔王をやっつけるくらいのレベルになれば、かなり凶暴な魔物も仲間になっているはずです。
ということは、大魔王を倒してグランバニアに帰還した主人公は、軍事大国・グランバニアの国王であると同時に、最強の魔物集団を手下にしていて、さらには大富豪・ルドマンとも知り合いですから、それこそ事実上、世界征服したのは主人公だった、というのがオチではないかと思うのです。
勇者ヨシヒコ・シリーズ
ドラクエⅤは、このように何かとツッコミどころが多いストーリーではありますが、それでもスーパーファミコン(SFC)版で300万本近くを売り上げ、リメイク版もミリオン・ヒットとなり、今日でも「ビアンカか、フローラか」がインターネット上で熱い話題となるほど影響力が大きい作品だったことは間違いありません。
こうしたなか、「ドラクエⅤ」をイメージした作品としては、テレビ東京系で放送された『勇者ヨシヒコ』シリーズがあります。
『勇者ヨシヒコ』シリーズはこれまでに3シーズン作成されており、私自身、動画サイト『YouTube』の「テレビ東京公式ページ」で期間限定で無料公開されていた時期に視聴したことがあるのですが、実に面白いドラマだったと思います。
「低予算の冒険活劇」などといいながらも、随所に笑えるネタが満載であり、大満足の作品です。とくに、ゲームをプレイしていてふと気になる点を実写化したら、いずれもとてもシュールな画像になる、ということもよくわかります。
たとえば、
勇者一行が勝手に民家に入ってタンスを漁ったり、置いてあるツボを割ったりする(ホントにツボを割ってます!)
アイテムが出てきたら手に入れてしまう(それって窃盗じゃ…?)
村人に話しかけても同じセリフしか返ってこない(とってもシュールです)
勇者の武器・防具を一通り身につけると、ゴテゴテして凄い格好になる(というか戦い辛いと思いますが…)
…などなど、ドラクエを初めとするRPGを知っているものからすれば笑えるネタばかりです。なお、次のような点でドラクエとの違いがありますのでご注意ください。
- 山田孝之さん演じる「勇者ヨシヒコ」はドラクエVの主人公と全く同じ服装だが、その「ドラクエVの主人公」自体は勇者ではない
- ムロツヨシさん演じる「呪術師メレブ」が使う呪文のネーミングは、ドラクエのパロディが多いが、肝心の場面では役に立たないものが多い
- ドラクエ・シリーズの世界観は中世ヨーロッパ風だが、「勇者ヨシヒコ」の世界観は明らかに日本風である(ただし「昔の日本そのもの」ではない)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
私など、「ドラクエⅤをベースにした映画ができる」と聞いた瞬間、「また山田孝之さんか?」と思ってしまったのですが、そう思ってしまった原因は、まさにこの「勇者ヨシヒコ」のせいなのかもしれません。
いずれにせよ、「果たして映画版で主人公は誰と結婚するのか」などを含め、まだよくわからない論点は多数あります。「ドラクエⅤ映画化問題」を巡っては、引き続き目が離せない状況が続きそうです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
オリハルコン硬貨の発行に少し前進したみたいです。
私は、ヤワラカクナイ(luckyman)の硬貨も見てみたいです。
私の家にも、古いゲームソフトがありました。(まだ、ふっかつのじゅもんでした。vは未プレイです)
「I」があったのですが、初プレイのとき竜王の甘いささやきに乗ってしまいました。
世界の半分を頂けるつもりだったのに、暗闇に包まれて泣きそうになりました。
(ワタクシハヒネクレモノ)
あと、姫を連れて宿屋からの帰り「・・はおたのしみでしたね」の字幕に赤面してしまった覚えがあります。
(アノコロハジュンジョウ)
うん、懐かしいですね。
シュールな話題ですね~
因みに小生は『ビアンカ』を選択しました。www
ドラゴンクエストは1からの経験者です。
初期の頃はゲームソフト自体がROMだったためにデータのセーブができず、
続きは『復活の呪文』たるコードの入力が必要でした。
当時は半導体の価格が高く、RAMの搭載すら厳しかったのでしょうね。
それが今や、クラウド保存が当たり前です。
なんだか隔世の感があります。
DQ2で落とし穴だらけの洞窟抜けたところで、かあちゃん「もうピコピコすんな勉強しろ」→復活の呪文控えて終了、翌日「じゅもんがちがいます」
DQ3で弟「たまには違うゲームがしたい」でカセット入れ替え→DQ3戻したら起動せずフーフー吹いて起動するも「おきのどくですがぼうけんのしょ1はきえました」
...泣いたなー
DQ5は最初フローラと結婚してクリア後、ビアンカと結婚するもイオナズン覚えなかいことに衝撃を受けました
勇者ヨシヒコはムロツヨシさんが発掘された良ドラマでしたね
ちなみに韓国の貿易収支は急速に悪化してるみたいですね
放っておいても良いのかもしれません
ま、「タスケナカッタ」と恨まれるんでしょうが
地政学をテーマにした「Balance of Power」とか日米貿易摩擦をテーマにした「ジャパンバッシング」、最近ではパワーポリティクスをテーマにした、「Heart of Iron」なんかがありましたが、お金をテーマにしたゲームはなかったですかね。
公定歩合とか、税金の構成、国債発行額なんかを自分で決めて、その結果を確認できる様なのがあったらすごく教育的になると思うのですが。
ヘルモードの、ジンバブエシナリオとか、ギリシアシナリオ、ベネズエラシナリオとか並べて君は生き延びることができるか?なんて面白そう。
あ、付ける場所は間違いでした。特にレスでは無いです。
確かにDQVの実写と聞くと、ヨシヒコのイメージしか思いつかないw
現在、暇を見つけてはUS版アプリをプレイしてます。
英語の勉強にも多少はなりますし、ヒスパニッシュも結構ありますので、難易度高めです。
登場人物名やモンスター名、呪文名に未だに慣れませんが。
マドハンドの群に奇跡の剣を装備した主人公を放り込み、Aボタンをセロテープ固定して1日。
学校から帰宅して、魔法で一掃。経験値がっぽりなんてやってましたぬおー
はぐれメタルが仲間になったときは嬉しかったなぁ…
はじめまして。いつも拝読させていただいております。
幼少期のサンタローズでゴールドオーブをすり替える時、成長した主人公の台詞がゲームを進めたらとんでもなく重い物になるのが好きです。
はー、年代が近いかなーとは思っていましたが、学年まで近そうな感じです。(笑)
「ぱふぱふ」、ちょっとドキドキしながらボタン押しちゃったなー。文字しか出ないのはわかってるのに。オヤジさんのパフパフで妙にがっかりしたなー。
ところで、Gigazineにこんな記事ありました。
若いゲーマーは道徳的推論能力が非ゲーマーよりも高いことが研究により明らかに
https://gigazine.net/news/20190212-gamer-higher-moral-reasoning-skill/
せっかく24時間制で2揃いの投稿ですのでネコのネタか忍者辺りのネタでもよかったのでは(笑)
懐かしいですね。
このシリーズは、ほとんどプレイしましたが、ストーリーの秀逸さはⅤが屈指でした。
ちなみに小生、ビアンカがどうにも好きになれずフローラばかりでした。(財産目当てと言われそうですが笑)
2/22 22:22
222222222222222222222222
何かのメッセージ?
解読中。
222222222222222222222222
きのうは竹島の日なのだそうです。
にーにーにーはネコの日です。
どう考えてもフローラを選んだ方が有利になるように出来てる
(ベホイミ使える上に色んなアイテムももらえる)のに、
ビアンカ選ぶ人が多いあたり、よく出来てますよねぇ。
デボラも最初色々言われましたが、実際嫁にしてみるとデレ方が凄いですし。
最近重たいネタばっかりだったので、ありがたい清涼剤でした。
毎回だと困りますが、ちょくちょく入れてくれるとうれしいです。
身近でリアルなキャシュフローゲームがあるとおもしろそうですね。
教育目的なら、ヘルモードで抵当権設定とか、信用調査なんかを疑似体験してみるのも有意義だと思います。
SFチックに「スペースコロニー建設債」なんか公募しても楽しいかもですね。
日本経済が動くなww
「ボヘミアン・ラプソディー」を超えられるか?
世界的に知名度も同程度有るだろうしww