サービスが劇的に進歩した飛行機、全く進歩しないTV
たまに飛行機に乗ると、テクノロジーの進化というものを実感することができます。ひと昔前だと、乗客には新聞や雑誌が配られ、(国際線などの場合には)機内食の後で、機内前方スクリーンで映画上映などが行われていましたが、現在だと新聞・雑誌の配布サービスはなく、また、そもそも機内でWiFiサービスなどが提供されているケースも増えてきました。乗客は各々、豊富なコンテンツを楽しむことができる、というわけです。
目次
JALに「御社の信頼が」と詰め寄る新聞記者
1月2日に発生した、JAL機と海保機の衝突・炎上事故は、海保側の乗務員6名のうち、機長を除く5名の方が亡くなるという、大変痛ましいものとなりました。改めて、犠牲となられた海保職員の皆さまには、謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
ただ、不幸中の幸いというべきか、JAL側はただの1人の死者も出すことなく、たった20分弱で、幼児8人を含む乗員乗客379人が全員機外に脱出・生還。
しかもJAL機長は最後まで機内に残り、逃げ遅れた乗客を機外に誘導したうえで、自身が最後に脱出するという、まさにキャプテンとしての理想的な行動をとった(『全ての乗客が脱出するまで機内客室に残ったJAL機長』等参照)のです。
改めて、JALという航空会社の安全に向けた素晴らしい取り組みを賞賛せざるを得ません。
余談ついでに申し上げておくならば、『新聞記者、JALに対し「御社の信頼に関わる」と糾弾』でも取り上げたとおり、本件事故ではJAL側に対して新聞記者によるこんな発言も、なかなかに印象的なものでした。
「●●新聞の●●です。海保機と衝突したのは滑走路上ということで良いのかという認識がまず1点。あとこのJAL機に対しては管制からの着陸許可の指示が出ていたのかどうか、また、着陸許可の後も着陸をやり直すような指示が出ていたのかどうか確認させていください」。
「その着陸許が出てない場合に着陸するなんてことは、通常はないですよね?乗務員に対するヒアリングはいつする予定なのですか?御社の信頼にも関わることじゃないですか?」
新聞業界の人から、「御社の信頼」などと言われても、ちょっと困惑する限りです。
1985年8月に発生した日航ジャンボジェット機(123便)の墜落事故を風化させまいと記憶し続けるJALと、これまでにシャレにならないような誤報、捏造報道などを多数発生させてきたわりに、そうした報道事故をろくに反省もしていない業界は、あまりに対照的だからです。
なるほど、新聞業界が滅亡に向かうのもうなずけます。
ますます進化する航空機
さて、数ヵ月に1回くらいの頻度で、たまに飛行機に乗ると、いろいろと細かい変化に気付きます。
そもそも今から約十数年前の飛行機といえば、機内では携帯電話の電源を入れることが禁止されており、機内に入る直前から携帯電話の電源を切るのが「定番」でした。
ところが、この規制は徐々に緩和されました
著者自身の手元メモに基づけば、たとえば2011年4月以降に関しては飛行機のドアが開いている間は携帯電話を使用することができるようになり、続いて2014年9月以降は、電波を発しない状態にしておけば、基本的にPCやタブレット、スマートフォンなどを機内で使用することができるようになりました。
また、JALが2014年7月以降、続いてANAも2016年1月以降、機内WiFiサービスを開始し、さまざまな曲折を経て、現在はいくつかの航空会社が機内でのネット環境を提供しているようです(航空会社によっては国内線が無料、国際線が有料、といった扱いだそうです)。
(※ただし、「いつから使えるようになった」という情報に関しては、誤っている可能性がありますので、その節はご容赦ください。)
さらに使い勝手が良くなったWiFiサービス
こうしたなかで、つい最近、JALの国内便に搭乗したときの体験は、なかなかに興味深いものでした。
サービス内容自体は機材によっても微妙に異なるようなのですが、ひと昔前と比べてずいぶんとWiFiもつながりやすくなり、また、操作方法も明らかにわかりやすくなっているのです。
(これも著者自身の記憶ベースですが、)機内WiFi導入初期のころは、機内WiFiを使うためには、いちいち機内でメールアドレスを入力し、入力したメールアドレスに送られてくる確認メールをクリックしなければなりませんでした。
ところが、現在だと(いちおうメールアドレスの入力は必要ではあるものの)アドレスを入力すればただちにインターネット接続が開始され、とくに確認メールが飛んでくるようなことはありません。
また、かつて機内インターネットサービスは(サービス・ステイタスにもよりますが)一般会員だと有料であり、ダイヤモンド、エメラルド、サファイアなどに応じて複数回の無料クーポンが配られる、といった仕組みでしたが、現在だと(少なくとも国内線に関しては)完全無料です。
そのうえで、機内WiFiに接続している状態であれば、インターネットには接続していなくても機内エンターテイメント(たとえば音楽コンテンツや映像コンテンツ)を自身のスマートフォンやPC、タブレットなどで楽しむことができる、という仕組みです。
長く生きていたら、なかなかに面白い体験ができるものだと感心します。
昔の機内はどうだったのか
こうしたなかで、ふと気づいたのですが、それよりさらに昔の機内サービスは、今とはまったく違った姿でした。
たとえば、30年近く前に搭乗したJALの国際線(※エコノミークラス)の場合だと、搭乗する際に乗客に新聞や雑誌が配られているほか▼離陸、▼1回目の機内食、▼映画上映、▼就寝、▼起床と2回目の機内食、▼着陸――、といった流れでサービスが提供されていました。
この「映画上映」は、機内前方のスクリーンに映画が映される――、要するに「その飛行機に搭乗している乗客全員が同じ映画を観る」――、という仕組みでした(ただし、ヘッドホンが配られ、観たくない乗客は映画を観ないことができたはずです)。
また、国内線の場合は機内食や映画上映などはなかったと記憶していますが、「乗客に新聞・雑誌が配られる」といったサービスは提供されていたはずです。
これに対し、現在だと(少なくとも国内線だと)機内で新聞・雑誌が配られたという記憶はありません。また、ラウンジに入室しても、かつては山積みとなっていた新聞、雑誌などの姿を見かけなくなりました(※もしかしたらエアラインによってはまだあるのかもしれませんが、目立たなくなりました)。
つまり、「紙媒体の新聞や雑誌を提供し、乗客全員で同じ映画を観る」といった時代から、現代では「乗客が豊富な機内エンタメ、機内ネット接続サービスなどを好きに選択する」という時代に変わってしまった格好です。
「全員が同じものを見る」という時代から抜け出せていない地上波TV
このように考えると、現在の地上波テレビというものは、ずいぶんと時代遅れな気がしてなりません。「全員が同じものを見る」、という、前時代的な仕組みから、地上波テレビは抜け出せていないからです。
地上波テレビ、チャンネル数は非常に少なく、首都圏でもNHK2波と民放5~7波、せいぜい多くても10チャンネルほどしか映りません。そんなNHKに対しては、私たち国民は地上波が映るテレビを設置しただけで半強制的に受信料を支払わされているのです。
しかし、ほぼ無限のチャンネルが楽しめる有料のVOD(ビデオ・オンデマンド)サービス、無料の動画配信サービスがネットを中心に充実してくるなかで、いまや、たった2チャンネルのために高額な受信料を支払わされる地上波テレビというものが、時代遅れとなっていることは否定できないでしょう。
このように考えると、たまに新幹線や飛行機に乗り、テクノロジーの進化を定点観測的にチェックしてみるのも面白いかもしれない、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
昔の飛行機内は、苦行の場だった。常時、飛行機のエンジン音がする上に狭い機内で10数時間座り続け無くてはならない。それを考えると出来る限り飛行機には乗りたくないと思ったもので、国内は出来る限り新幹線を利用した。しかし、今はPCなどの電子機器のお陰で、「思い思い」の過ごし方が出来るので、飛行機内は、苦行の場では無くなった。
このPCやスマホなどの電子機器は、個人が「思い思いの過ごし方」をするには、大変に有り難いものだ。
が、先日、ファミレスの隣のテーブルの家族連れ、両親と中学生くらいの子供の3人だったが、席に着き、相談をしながらオーダーをした後は、3人とも各自、自分のスマホを見ていて、会話は無し。何の為に、家族で食事に来たのだろう?と思ったものだ。「思い思いの過ごし方」も、遂にここまで来た?
そう言えば、友達同士でやって来ても、話をしないで、それぞれスマホを見ている、これ一緒に来る必要ある?
それが家族というものですよ。(・・)
漫画のお話しですが、花の慶次で前田慶次と直江兼続が一緒にいるけど互いに自分のしたい事をして時間を過ごすって描写がありましたね。
漫画のお話しですが。
飛行機の海外便は、外国航空会社と競争しなければならないが、テレビ局は(少なくても今までは)外国テレビ局と競争する必要がなかった。この差ではないでしょうか。
うーん、テレビ視聴に関してTV放送局が出来るサービス向上って画質向上や視聴者参加型の番組作成ぐらいしかなさそうですね。
ネット回線でVODってなると、テレビじゃなくモニターですし。
航空機もそうですが、IT化はサービス提供者の負荷が下がり、利用者の負担が増える形で変わってきてますね。
座席にタブレットサイズのモニターがあって、それでみたい番組を見るまでは良いのですが、個人の端末で視聴等は「サービス低下では?」と思ってしまいます。提供側は、コスト削減ですが、利用側はスマホよりもタブレットが必要ですから余分な端末を持つのでしょうか?
テレビについては利用料を払わないで垂れ流しているものを視聴するわけですね。
ネットでの見逃し配信も広告がついてます。
タイムリーに見たいものを視聴したい場合は、VODで有料です。
自分の場合、アマゾンプライムとバンダイチャネル入ってますが、アマゾンプライムも今年の値上げて当初の倍になりますね。
有料チャネルは、これの他は考えていないので見逃し配信がいければあまり気にしないと思います。
ニュースに関しては映像や画像がAIによって瞬時加工ができる世の中なので専門サイトでも信憑性が心配になりますね。
基本、有料チャネルはほとんど見ないので、テレビを消していくようになるのかもしれません。
話しを読むと、確かにサービスを利用するにあたってスマホだと画面が小さいという不便に我慢しないといけないってのはサービス低下ですね。
飛行機に乗ったのは随分と前ですが、シートに備え付けのモニターのサイズは今の大型スマホより随分大きく、iPad mini程度の大きさがあったと思いますし。
>テレビについては利用料を払わないで垂れ流しているものを視聴するわけですね。
テレビはメーカー都合の既製製品を提供して「嫌なら見るな」の殿様商売で、VODはオーダーメイドというよりは多彩なラインナップを用意したセレクト商品で、どの様な小売店が生き残り繁盛するかを考えると、やはりテレビはどんどん見なくなっていく存在でしょうね。
>全員が同じものを見る」という時代から抜け出せていない地上波TV
民放はコンビニ弁当のようなもの。貧弱なものを出されて食べるか食べないかの選択しかない。
NHKは松花堂弁当かな。コンビニ弁当よりましだがカネを払わなければならない。
ネットは無料のビュッフェ。好きなものを好きなだけ食べられる。
>NHKは松花堂弁当かな。コンビニ弁当よりましだがカネを払わなければならない。
いやいや、民放と同じ芸人を使った番組を作って垂れ流しているのに、どこに差があると認められているのでしょうか?
NHKは公共放送で、真面目な番組を作っている、という昔盛ん流していた、プロパガンダか催眠かから未だ覚めておられない?
紅白、芸人とアイドルタレントを韓流を使った安直な番組制作、これのどこが松花堂弁当と?
(いや、Nは見ていませんよ。見ていなくても、ネットの情報で分かります。)
コンビニは、他との商品の差別化を図っています。テレビ局は、スポンサーに説明しやすいので、他の高視聴率番組を真似しています。
sqsq様 さより様 引きこもり中年様宛返信というよりは、主にROMの皆様宛
NHKの強制受信料徴収&私財蓄積の利権構造と、NHKの放送コンテンツは別の話。
NHKのニュース報道風番組やバラエティ番組等々の質と、科学・自然番組等の質もまた別の話。
という観点で、私はNHKの科学・自然番組のコンテンツの質は評価していますし、視聴しています。
科学番組なら、サイエンスZERO・ヒューマニエンスなどは予約録画してますし
自然番組なら、プラネットアース・グレートネイチャーとかも同様です。
Nスペなんかの特集番組もタイトル見て興味惹かれれば録画しますし、それなりの品質のことも多いです。
私感では政治とか経済とか人間の主観が絡むようなモノはダメですが、長期取材など地道な構成が必要なのはNHKの豊富な資金力(皮肉w)で高い品質を提供してくれると信頼しています。(この前のYOASOBI特集はタイトルに”日韓”あって嫌な予感してたらその通りの韓国ヨイショ構成でorzでしたが…)
私の意見も含めて、このあたりは主観の不毛な殴り合いになるので、他者の異見を否定するのではなく、私はこう思います・~ではないでしょうか?程度の柔らかい表現にしておいたほうが不快に思う人(ROM含め)も少ないかと思いますよ。
NHKと聞くだけで全否定してたら、ネトウヨ全否定とか、逆の視点で韓国全否定、〇〇党とレッテル貼っての全否定等々の思考停止と同じロジックになってしまうかと危惧します。
全否定はしませんが、程度の問題だ!という議論ですよ。
強制的に日本の全世帯から月に5千円を集めてまで維持すべきサービスなのか?
「ヤメロ」
だなんて誰も言ってないのですよ。
「維持すべきだ!」
という人が受益者負担そればエエやないの、という流れです。
今のNHKの地上波受信料って1100円だったような。
衛星放送込みの料金を全体に適用してます?
>NHKと聞くだけで全否定してたら、
全否定ではなく、公共放送といいながら民放と同じ番組では、辻褄が会いませんね、ということです。
また、仰る番組もありますが、これも視聴者の数も限られます。
同じような番組は、有料放送チャネルもあります。そのチャネルは、それを見たい方がそれに見合うお金を出して見ています。
今、公共放送とは、何か?をキチンと議論して、それでその部分は、民放ではカバー出来ないというのであれば、それに見合う料金にすれば良いでしょう。今は、民放と同じような番組もやっていて、今の料金なのですから、公共放送の部分は、今より安くなるはずです。
民放と同じ番組は、コマーシャルを入れればいいでしょう。
まあ、実情に合わせた形にすれは、皆んな納得するでしょう、という事です。
CRUSH様 さより様 &主にROMの皆様
前提条件としての、こんとんの2024/01/13 20:59をご理解下さい
>NHKの強制受信料徴収&私財蓄積の利権構造と、NHKの放送コンテンツは別の話。
NHKのニュース報道風番組やバラエティ番組等々の質と、科学・自然番組等の質もまた別の話。
私はNHKの利権構造を擁護しては居ませんし、NHK受信料の強制徴収も肯定してはいないです。
なので、受信料の徴収や多寡を論点として反論されても筋違いかと思います。
あくまで、NHKの構造自体が悪であるが故に、NHKのコンテンツも全て見るべきでない・見るべきものがないという全否定に対して、時間を費やして視聴するに足るコンテンツもありますよ、という異見を述べているのみですよ。
そしてそれはタイパの話でコスパの話はまた別&一般論化はしていない私感であることもご理解下さい。
※正月休みも明け、震災・事故関連の情報収集も落ち着いた事で、また巡回頻度が落ちるかもです。即レスはできないかと思いますがご容赦下さい
>タイパの話でコスパの話はまた別
コスパの次は、タイパで、これからは、コンパを考えなければならないですね。
コンパ=コンテンツ・パフォーマンス。
NHKは、コンパ論議に耐えられるでしょうか?
弁当とビュッフェに例えたのは「出されたものを食べるしかない」テレビと「好きなものをいくらでも食べられる」ネットを比較したもの。
コンビニ弁当と松花堂弁当に例えたのは民放の呆れるほどの低質化と資金力に余裕がありなんとか踏みとどまっているNHKを比較したものです。
>なんとか踏みとどまっているNHK
急所を突いた上手いこと言われます。
なんとか踏みとどまる為に、芸人、アイドル、タレントらを少しでも人気があると思えば、誰彼構わず使って民放と同じ低質なものを濫造しているのですね。
これじゃ、やはり、先は見えていますね。
30年前と言えば、東京博多間でのぞみが開通したくらいじゃないかな。
当時から飛行機が嫌いだったので、新幹線を利用していたように思います。
(博多まで約6時間!)
TVは進歩しないというよりも、劣化が激しいと思います。
なぜ左巻きの人間は、差別だ何だと自縄自縛でやれることを自ら制限していくのか謎です。優秀な人間も減ってきているのだろうな、と思います。
まぁ、最近はテレビ見ないので、少し前の話ですが・・・
航空機の機内エンタメが大幅に進化しているのは間違いありませんが、それは簡単に言えば機材の進化に依るものです。乗客個々人の要求に応えられるようになったというのも、狭い機内に光ファーバーを巡らせ、100人程度に同時配信可能なサーバを数台も置けば十分に可能でしょぅ。
一方、TVは放送局から搬送波に乗せて映像などを送信し、受信側はそれを拾って再生するという構造は何も変わっていません。せいぜい搬送波がアナログからデジタルに変わったくらいです。それはTVやラジオというメディアがそういうものだということであって、無線通信でブロードキャストするという方式を変えない限り、進歩も何もありません。
そういう意味では、機内エンタメシステムとTVとを単純に比較するのは、あまり適切ではないように思います。そもそも配信システムの構造が全く違うので、同じ土俵には乗らないでしょう。まだしも、ケーブルテレビと機内エンタメシステムを比較するのであればわかりますが。
なお、TV番組の質の低下という話は、全く別の話題だと思います。
えーっと、昔は確か国内線でも機内食が出ていたように思います。時代が進むにつれ機内食が軽いサンドイッチやスナックに替わり、スープだけとなり、今は何も出ないですね。離陸前にスチュワーデス(CAとは呼ばなかった)のお姉さんが飴玉を配ってくれてました。進化というか、コスト削減のために無くなったサービスもあります。
>現在の地上波テレビというものは、ずいぶんと時代遅れな気がしてなりません。「全員が同じものを見る」、という、前時代的な仕組みから、地上波テレビは抜け出せていない<
プログラムをタイムテーブルに即して電波で送信し、受信した者がそれを観るのが地上波テレビなのだから、受信した者が同じものを見ているのは当たり前でしょうに(笑)
そこから抜け出せというのなら、地上波テレビなど廃業して動画配信事業にでも業態変更しろとでも?機内サービスのWi-Fiや動画提供を
>劇的に進歩<
などと異常に持ち上げてその対比で無理矢理テレビ下げしてるところをみると
ま、テレビのビジネスモデルは終わってるってことですな。
今日朝7時のNHKニュース。
最初に今日のラインナップですと言ってニュースの目次を映す。
一番最後に「ダークマター」という項目があり、その前にBリーグのオールスター。それ以外興味なし。ただしテレビだとそれらが放送されるまでの40分間待たなければならない。
ネットならクリックするだけで知りたいもの、見たいものに跳べる。
みんなが同じものを見ているとはこういうことか。
>>
>劇的に進歩<などと異常に持ち上げてその対比で
>劇的に進歩
本論稿を読んで、何の違和感も無く、「その通りだ」と思いながら読んだので、このようなコメントが出て来るとは思わなかった。この批判的コメント、読み流せば、何となく尤もだと思うようなことだが、何か違和感を感じる。
それは、このコメント書いた匿名さん、飛行機、特に国際線に乗ったことないな、ということ。国際線に度々乗ったことがあれば、本論稿の通りなので、書いてあることその通りと同意するはずだ。
国際線に乗ると、常時騒音がする狭い空間の中の長旅を、乗客を如何に退屈させずに少しでも「快」を感じつつ過ごしてもらうか?ということに、航空会社は如何に「涙ぐましいくらい」に努めているかを、ヒシヒシと感じる。
だから、昔は新聞雑誌などの種類を多く用意していたし、次に、大画面のモニターを設置して映画(全員同じものを見るが)を見られるようにしたし、次に、PCや動画配信などIT機器やサービスが使えるようになると、逸早く導入した。
余談だが、少しヒットした映画、映画館にも行かないのに、これ見たな、と思って記憶を探ってみたら、米国からの帰国の飛行機の中の大画面で見たことを思い出した。英語をそれ程聞き取れる訳でもなく、字幕も無かったのに、ちゃんと筋を理解していたのだから、
ハリウッド映画って、映像を見ているだけで理解できてしまうものなのか?と思った。どんな作品でも、繊細な情を描く日本映画で日本語を理解できなかったら、映画を見たという思いは生まれないのではないか?
(ここで、日米の映画の差について感じていることを書くことになるとは思わなかった。)
>受信した者が同じものを見ているのは当たり前でしょうに(笑)
そこから抜け出せというのなら、地上波テレビなど廃業して動画配信事業にでも業態変更しろとでも?
この引用文の前に、「前時代的な仕組みから」と書いてある意味が理解できないようだ。
こういうコメントを読むと、「文章は読めても、文意が読み取れない」人とは、どういう人かの人物像が浮き上がってくる。文意が読み取れない人は、単に文章の論理構造が理解できないのではなく、文章の内容を理解する背景「知識」と背景「思考」が不足しているのではないか?ということ。背景「思考」とは、普段から世の中と世の中の動きなどに関心が無く、又、自分が物事に対して感じる自分の感覚・感情にも鈍感なのではないか?ということ。知識と思考の「蓄積」が少ないのだから、自分が発言するとすれば、何処かで聞いたようなことばかり。つまり、深く考えることなく他人と同じことを感じていて発言している。こういう人が、エコーチャンバーに陥り易いのかもしれない。
本論稿で筆者が言う、
>前時代的な仕組みから、地上波テレビは抜け出せていない<
というのは、物理的な地上波のことを言っているのではなく、皆に同じものを「見させて当然」と思っている、地上波局の意識が、「前時代的」だと言っているのだ。
普通に問題意識を持ちながら、世の中の動きを見ているものであれば、この文章から、地上波局の時代の流れを読み取ろうとしない「怠惰な番組作りの姿勢」の事を言っているのだと理解する。
決して、
>地上波テレビなど廃業して動画配信事業にでも業態変更しろ
と言っているのではない。
そんなことを今からしても既に手遅れだ。世界では、アマゾンプライムやネットフィリックスの闘いが既に煮詰まっているのではないか?と言われる位の激戦区になっている。
今から動画配信しても、「時代遅れ」なんだよね。
今こんなことをコメントするなんて、この匿名さんも、「前時代的な」方?
本論稿で読み取ったことは、VODという形態の事ではなく、VODという形態に相応しい、或いは、このVOD形態のニーズに応え得るコンテンツの制作に励むしか道はないだろう、ということ。
今や、ネット・VOD形態などは、インフラとして既にコモディティになっている。だから、こんな形態の競争ではなく、コンテンツの競争、しかも、誰でも見る同じようなコンテンツではなく・・・、どんなコンテンツがいいかは分からない、コンテンツの金鉱掘り当て競争の時代になっているんだ、が。
そんな時代に、地上波局さん、地上波電波の既得権の上に胡坐をかいて、「全員が同じものを見る」という、形態とコンテンツ、に何の疑問も抱かず、ノンビリと、「前時代的な仕組み」から、「抜け出す気」もない。抜け出せないのは、抜け出そうという気持ちもないから、と言う前に、抜け出す「必要性」を感じてもいないから。
既得権に胡坐をかくと、時代は、「前時代のままいつまでも続くという甘い夢」から「抜け出せ」なくなる。
その内、地上波は、防災無線の役割しかなくなるかもしれない。
が、ネットは、停電などで直ぐに使えなくなる。だから、地上波は、その代替的な機能を果たすような仕組みを研究するべきではないか?
少なくとも、地上波の発信側と受信側に、局地的に電力があれば、「電力網」という大きな繋がりが絶たれても、通信は出来るはずなので。
ほかの方も書いているように、そもそもテレビ放送は 「大勢の人に向けて一斉に配信する」 ことを目的とした技術なので、ネットの 「ビデオ・オンデマンド」 に比べて不便なのは当然でしょう。テレビが登場した当時は 「一人一人が受像機を持ち歩いている時代」 が来ることも想像できなかったわけですし。
ただ、衛星放送やケーブルテレビが実用化されてからは、1つのジャンルの番組を一日中放送する専門チャンネルも生まれて、海外では多チャンネル視聴可能なのが当たり前になりました。スカパーやケーブルテレビに加入している人なら解かると思いますが、専門チャンネルでは同じ番組をいろんな時間帯に何度も再放送するので、「見たい時に見たい番組が見られる」 に近いです。ネットのABEMA TVでも、ドラマやアニメの無料放送は、そういうふうになってますね。
逆に、総合編成の地上波テレビでは (ニュース番組が良い例ですが) どのチャンネルも同じ時間帯に同じような番組を放送するので、視聴者の選択肢は更に狭まります。そして地上波テレビは 「大勢の人が同時に視聴するから、スポンサーからも巨額の広告料を取れる」 ことを前提に、カネのかかるビジネスモデルを温存してきました。今となっては、これが致命的ですね。
日本でも衛星放送やケーブルテレビがもっと普及していれば、多チャンネル化に対応するための効率化・合理化が進んで、テレビももう少し延命できていただろうし、かつてホリエモンが唱えていたような 「放送と通信の融合」 も、すんなりと進んだでしょう。そもそも視聴者にとっては、おもしろい番組コンテンツが見られれば、その伝送経路は地上波だろうが、衛星放送やネット配信だろうが、どれでもいいわけですから。
仰る通りテレビ放送は 「大勢の人に向けて一斉に配信する」 ことを目的とした技術なので、特殊な視聴者、例えば朝起きてTVの受信機をオンにして、一日中受動的に画面を眺めている人々、以外には使いようが無くなるかも。 新興宗教やカルト、或いは日用品の紹介と販売のような使い方、ネズミ講の情報番組ぐらいしか思いつけませんが。
連投失礼します。
>かつてホリエモンが唱えていたような 「放送と通信の融合」 も、すんなりと進んだでしょう。
全く同感です。
例えば、ニュース番組で画面の下にリアルタイムで視聴者からのコミュニティー・ノートのような報道の視点への反論や捕捉情報を表示できればそれなりに意味のある「放送と通信のフル・デュプレックス融合」になるかも知れません。
現場ネコ 様
>ニュース番組で画面の下にリアルタイムで視聴者からのコミュニティー・ノートのような報道の視点への反論や捕捉情報を表示できれば
最近の民放はキー局も地方局も、ストレートニュースをYouTubeでも公開していることが多く、コメント欄が開放されていると、ヤフコメのようになっていて、おもしろいですね。
でも本当は、そういう事はテレビでできるようにしないと、視聴者のテレビ離れを促進するだけなんですよね。それに炎上しそうなニュースの時は、コメント欄を閉じていることも多いし。
ちなみにNHKもYouTubeで番組を公開することがあるけど、NHKの場合はコメント欄を必ず閉じていますね。都合の悪い事を書き込まれるのがわかっているからでしょうか?(笑)