維新・馬場代表が立憲・共産発言「撤回・謝罪しない」
自民党がLGBT法などで保守層の失望を買っているのではないかとする仮説を持てば、当然、日本維新の会が自民党に失望した保守層の受け皿となる効果が生じることが予想されます。こうしたなか、維新の馬場代表は立憲民主党を「いても何も良くならない」、日本共産党を「日本からなくなったら良い政党」などと述べた件に関連し、26日、記者団に対して、発言の謝罪や撤回をする気は「まったくない」と断言したようです。
支持率は続落中
先日の『読売の調査でも支持率続落…維新・立民逆転状態も拡大』でも取り上げたとおり、読売新聞の調査でも、内閣支持率が続落し、不支持率が上昇。支持率、不支持率の格差がさらに拡大しました。
当ウェブサイトで「定点観測」的に追いかけている調査は全部で6つありますが(読売新聞、朝日新聞、時事通信、共同通信の4社の調査と、産経・FNN、日経・テレ東の2つの合同世論調査)、日経・テレ東のものを除く5つの調査結果をまとめたものが図表です。
図表 内閣支持率(2023年7月)
メディアと調査日 | 支持率(前回比) | 不支持率(前回比) |
時事通信(7/7~10) | 30.8%(▲4.3) | 39.3%(+4.3) |
朝日新聞(7/15~16) | 37.0%(▲5.0) | 50.0%(+4.0) |
共同通信(7/14~16) | 34.3%(▲6.5) | 48.6%(+7.0) |
産経・FNN(7/15~16) | 41.3%(▲4.8) | 54.4%(+5.2) |
読売新聞(7/21~23) | 35.0%(▲6.0) | 52.0%(+8.0) |
日経・テレ東(未) | ― | ― |
(【出所】各社報道等)
この5つの調査、どれも前回比で支持率が5ポイント前後下落し、不支持率については4~8ポイント上昇しており、かつ、不支持率と支持率の差も、時事通信のものを除いて、いずれも10ポイントを上回っていることがわかります。
自民党の支持率は依然として高水準
なぜ支持率がここまで下落しているのかに関しては、解釈はさまざまでしょうし、「藪医者の健康診断」ではありませんが、そもそもメディアが実施する世論調査を全面的に信頼して良いのかどうかに関してはまた別の議論ではあります。
ただ、主要メディアが揃いも揃って内閣支持率の急落を示しているという状況に加え、ツイッターや『Yahoo!ニュース』読者コメント欄などで散見される、おもに保守派と思しきユーザーの意見を眺めていると、岸田文雄首相、あるいは「キシダ自民党」が推進する政策そのものに対する不信感が募っていることは間違いありません。
もちろん、内閣支持率の下落要因のうち、何ポイントが「政策要因」なのかについては、よくわかりません。自民党に対する支持率は、依然として高水準だからです。
自民支持率が28%に下落 20%台は20年6月調査以来 朝日調査
―――2023年7月17日 6時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より
岸田内閣支持率35%、6ポイント下落し発足以降最低…読売世論調査
―――2023/07/23 22:00付 読売新聞オンラインより
たとえば、朝日新聞の調査では、自民党支持率は2020年6月以来初めて30%を割り込んだそうですが、それでも28%と他党を突き放して高く、次回衆院選での比例代表の投票先も、自民が31%でトップとなり、維新17%、立憲11%、共産5%、公明・れいわ各4%――などの順だったそうです。
また、読売新聞の調査では依然として33%と、30%の大台を超えており、維新(9%)や立憲民主党(4%)を大きく上回っている状況にあります。仮に「今すぐ」解散総選挙が行われたとしても、自民党が政権を失うという状況にはないでしょう。
LGBT/韓国/財務省
ただ、先般より指摘してきたとおり、多くのメディアの報道では、内閣支持率の下落要因に関する分析が不十分ではないかと思えてなりません。少なくとも3つの要因のすべてに言及しているメディアが、ほとんどないからです。
たとえば、共同通信の世論調査に関する次の記事を読んでも、内閣支持率を押し下げている要因は「マイナンバーカードと福島処理水」、とあります。
内閣支持率34%、最低水準 共同通信世論調査
―――2023年7月16日 20:00付 日本経済新聞電子版より【共同通信配信】
あるいは、LGBTなどが支持率下落要因だと明確に指摘しているものとしては、たとえば、読売新聞の社説や産経の記事(有料)などがあります。
内閣支持率最低 政治の信頼をどう回復するか
―――2023/07/25 05:00付 読売新聞オンラインより
LGBT法で岩盤支持層離反か 自民党支持率下落
―――2023/07/25 19:56付 産経ニュースより
このうち読売社説に関しては、LGBT要因に加え、財務省要員についても触れています。
「政府は少子化対策で、児童手当を拡充する方針を決めたが、その財源探しの一環で、16~18歳の子どもがいる家庭の扶養控除の見直しも検討している。これでは若い世代で、対策への期待より、将来の負担増への不安感が先に立つのも無理はない」。
また、産経の記事では、報道各社の世論調査で自民党支持率が下落している要因に関連し、やはり「LGBT法」を挙げています。
「マイナンバーカードを巡る混乱などだけでなく、先の国会で成立したLGBTなど性的少数者への理解増進法の影響で『岩盤保守層』の離反を招いたとの見方が根強い」。
ただ、支持率下落要因として「韓国」というファクターに触れているメディアなどは、やはりそう多くないようです。「なぜ支持率が下落しているのか」に関する政権幹部の分析が見当違いであれば、出て来る処方箋もデタラメなものとならざるを得ません。
維新の馬場代表、「第二自民党」などの挑戦的な発言
ところで、産経の記事にはこんな記載も出てきます。
「日本維新の会が保守色をアピールして勢力を伸ばす中、自民内で保守層の支持離れへの警戒感が高まっている」。
この点は、現在の保守層の動きを読む上で、重要でしょう。著者自身は日本維新の会が「保守政党」なのかどうかについて、少々疑問をもっていますが、それでも今後の展開次第では、維新は十分、自民党に対する不満票の「受け皿」となり得るはずです。
これに関連して再び取り上げておきたいのが、『馬場代表「維新は第二自民党で良い」発言の真意を探る』でも触れた、維新の馬場伸幸代表が自党のことを「第二自民党で良い」などと発言した、とする話題です。
報じられた馬場代表の発言は、こんな具合です。
(自党の位置づけについて)「我々はカラスを黒と言う人だけで集まり、自民党と対決していく。第一自民党と第二自民党でいい。その第一自民党と第二自民党が改革合戦をして、国家・国民のために競い合う」。
(立憲民主党について)「(連携する可能性は)未来永劫ない。やるか、やられるかの戦いだ<中略>立憲がいても何も良くならない」。
(日本共産党について)「日本からなくなったら良い政党で、言っていることが世の中ではあり得ない。空想の世界を作ることを真剣に考えている人たちだ」。
(国民民主党について)「考え、政策は非常に似通っている。国民はバックに連合という組合の連合体の組織がついている。われわれのバックにはなんの組織も企業も団体もついていない。そこが違う」。
これについて、「野党は与党と対決するものだ」、などとする考え方からすれば、正直、「とんでもない話」でしょう。
ただ、国会質疑などを筆頭に、立憲民主党の普段の態度を見ていると、この馬場代表の「立憲がいても何も良くならない」とする発言に、深く共感している人は多いのではないでしょうか。
馬場氏「謝罪も撤回もしない」
これに「続報」が出てきました。
馬場代表は26日、都内で記者団に対し、立憲民主党や日本共産党に対する否定的な発言を撤回しない考えを示したそうです。
維新・馬場氏「共産なくなっていい」発言、謝罪撤回せず 「政治家としての信念」
―――2023/7/26 16:13付 産経ニュースより
産経によると、馬場氏は一連の発言について、「政治家として信念、理念を持って発言している」、「まったくないことを言っているわけではない」などとしたうえで、「謝罪や撤回をする気はまったくない」と述べたのだとか。
じつにキレの良い断言です。
しかも、産経によると馬場氏は、立憲民主党を巡り、国会の憲法審査会における後ろ向きな姿勢に触れたうえで、次のように説明したそうです。
「真剣に政治に取り組んでいるふうには見えない。日本を良くする気がないと見ているから、あのような発言につながっている」。
これこそ見事な追い打ちです。
さらに日本共産党に関しても、「破防法に基づく調査対象団体」とする答弁書を決定している事実などを指摘したうえで、「非常に他の政党とは違う」、などと述べたのだとか。
日本維新の会が保守政党なのか、あるいは政権担当能力のある政治家集団なのかはよくわかりませんが、少なくとも立憲民主党が最大野党であり続けるというよりも、まだマシになるのではないかとの期待感を抱かせるに十分です。
ちなみに問題の「第二自民党」発言を巡り、産経ニュースの次の記事によると、、国民民主の玉木雄一郎代表は25日の会見で「具体的に発言を聞いていないので正確なコメントはできない」としつつ、馬場氏の発言の趣旨については「保守二大政党論だと思う」と述べたのだそうです。
維新・馬場代表「第2自民」発言が波紋 立共と異なる野党観
―――2023/7/26 19:51付 産経ニュースより
なんとなく、一般的な保守層にとっては「これが普通の反応」ではないか、という気がしてなりません。
いずれにせよ、次回総選挙がいつになるかわかりませんが、維新の立候補者の展開次第、あるいは立憲民主党・日本共産党の選挙協力次第の状況では、「最大野党の地位の逆転」は現実のものとなるかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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個人的には自民と国民民主とで連立、もしくは維新と国民民主で連立なら面白いかと思うのですが。
そして、数の為に連立してきた公明党とは連立から親交関係に格下げしてもらいたいです。併せて、宗教団体と政治の関係の規正を明確に進めることと、宗教2世問題の再発防止に注力して戴きたいです。なお宗教団体には九条教団体も含まれて良い理解です。
共産党規約に「党費は収入の1%」(所得ではなく、手取りまたは額面らしい)とありますが、政治資金収支報告書見ると、年額百万円超の寄付をする人が多数いたり、無職で毎月1-2万円とか、マインドコントロールで搾取されているのではないか?と疑ってしまいましたので。
大阪の人間で大阪維新をずっと応援しておりますが、大阪維新のように日本維新が大阪を改革したように日本を改革できるかですよね、外交など基本的なことは自民党と同じで良いと思いますが、大阪維新がしたように公務員改革や既得権益を切っていくことができれば素晴らしいと思います
財政破綻団体になりそうなのに高給をとっていた大阪の公務員の給与を下げるところから始めました、そのために自分たちの給与を先に削減しました
身を切る改革がないと公務員改革や既得権益ま改革ができません
今の既得権益化した自民党の議員ではできないのだと思います
現在の大阪の自民党を見ていてもただ反対ばかりを言って立憲民主化してだめになり立憲民主はさらに弱くなりました
決して大阪維新が100%できたかは分かりませんが明らかに変わっています、橋下さんが命懸けで既得権益を切ってゆきましたし、天下りも色々抜け穴を作っているようで完全ではないですが明らかに少なくなっていますし、もっとやりにくくなっていくと思います。
ですので公務員やその家族親戚が大阪維新の反対に回るので公明党より強い組織がありましたが、大阪は維新に勝たせて改革をしてきてもらいました
日本の国もそのあたりの改革を進めて財務省などの権限をキチンと政治家に戻し今の国民の為に良い国に進める道を示してくれることを期待したいと思います
馬場さんでは橋下さんほど個性はきつくないですが、だんだんと個性を出してある程度カリスマ化していかないと大きく変えていくことは難しいのではないかと思います
ですのでこのようにどんどんマスメディアに取り上げられるのはいいことだと思います
既得権益者を外していくことは抵抗が大きいので、それでも応援してもらえる票を集めることができるかどうかですね
素晴らしい!応援してます!
同じく大阪市内の人間です。
隣に住むお父さんが7~8年前に退職した府職員で、庭でタバコを吹かしながら維新の人気ぶりを苦々しく語ってらっしゃいます。まあ特に反論をすることもなく上手に話を聞いていると、やはり公務員の特権を謳歌してらした世代のようで、その言動には(それ府市の為になってないよね?)と思うことがちらほら発せられます。言葉にして反論はしませんが(笑)
まだまだ元気な選挙権をお持ちの特権逃げ切り世代の方が多くご存命で、大阪維新改革から15年ほどでしょうが、公僕としての意識改革が実るまで世代的には道半ばといったところでしょうか。ただただ再び腐敗しないでと祈るばかりです。北新地や宗右衛門町辺りから府市職員および外郭団体の方が消えて久しいです。
大阪維新は”強烈な危機意識を持った””元自民党系地方議員”を中核に動き出したコトと”府民の強い関心を集めうる看板”を用意できたコト、がその後の躍進に繋がったとみておりやす
ウマイコト変革への民意を喚起し続けることができたのはナニヨリでしたが、地方自治体という政策レンジの狭さも一因あった、とも思うとります
で、
日本維新の会ですが、”コアメンバー”も”大方針”も「大阪維新の会立ち上がり時よりインパクトを感じない/ボケている(明確でない)」様にミエマス
サスガに国政となると地方政治より幅広く要素多いだけに、大阪維新同様とはイカンですわね、といったトコロ
subナガイメ(ナガイメ出来る程の時間はもうナイ)で馬場氏の変態(蜻蛉やてふてふの方でっせ)を期待しつつニラヲチしとります
新宿会計士さんの文言から、「維新が伸びたからと言って、それが日本にとって良いこととは限りませんが…」が消えましたね。
それだけ、国民は自民党ではなく増税を推進する財務省はじめとした既得権を憎んでいるのですよ。
つまり、財務省に比較的に毒されてないない維新や国民、れいわなどの新規勢力が伸びてくるのは当然です。(れいわは売国政党ですが、経済政策においては立憲共産はもちろん、岸田自民より上ですし、現実は見なきゃなりませんから…)
新宿会計士さんの文言から、「維新が伸びたからと言って、それが日本にとって良いこととは限りませんが…」が消えましたね。
それだけ、国民は自民党ではなく増税を推進する財務省はじめとした既得権を憎んでいるのですよ。
つまり、財務省に比較的に毒されてないない維新や国民、れいわなどの新規勢力が伸びてくるのは当然です。(れいわは売国政党ですが、経済政策においては立憲共産はもちろん、岸田自民より上ですし、現実は見なきゃなりませんから…)
> 馬場氏「謝罪も撤回もしない」
いいですね。私も謝罪や撤回は必要ないと思います。
発言に関してはいちいち正論だと思いました。
仮に馬場氏が謝罪や撤回をしたからと言って、有権者がそうだと思ってるかどうかは別問題で、有権者が立憲共産が必要ないと思えば、消滅するだけです。ハヤクナクナレ
環境が人を育てるのかどうかわかりませんが、馬場氏の態度は少し見直してます。
第二の自民党もいいと思います。
(でも、鈴木宗男とロシアの件を忘れたわけではないです)
世論調査が各社で差があるのは質問の立て方か。
まず最初にお聞きします:最近のマイナ保険証で不手際が相次いでいますが~
次にお聞きします:最近政府はサラリーマン増税を考えているという報道がありますが~
最後にお聞きします:岸田政権を支持しますか。
これやったら最初から支持不支持を質問するより自民党に不利になるね。
もうひとつ。選挙の出口調査と同じで、電話による世論調査に積極的に協力する層は偏ってるんじゃない? わたしなんかこの手の電話は「ガチャ切り」
「日本からなくなったら良い政党」という発言は安易に許さない方がいいという気がする。主観的に「いても何も良くならない」と思ったという理由で「安倍○ね」「岸田○ね」といった発言をすることを許すことにつながりかねない。
「xx政党が無くなると良い」というのは、その集団に属する個々人の生き死にを言っている訳では無く、実際はその政党に集まる人々の偏った思想を否定しているのだと思います。その思想の適否については議論によって明らかにしていくことができ、論破すればよく、決して暴力に訴えるものではないと考えます。
「○○死ね」というのは個人の存在を否定する極めて暴力的な物言いで、決して許されないのだと思います。
確かに、主観・立場により発言の是非を変えるのは不健全ですね。
ただ本件のような政党評などは、一連の発言を許さないよりは、こういった忌憚のない発言の方こそを標準にすべきではないかとも思います。表現や対象については星のおーじ様のご指摘に賛同します。またモラルの低下自体も懸念されますが……
産経リンク記事の共産小池の反応がまさにその理由でして、「民主主義を蹂躙」などとデカい守護と綺麗事を盾、錦の御旗にし、しかし共産党は大阪で維新を口汚くぼろくそに言ってきたと。事の発端、泉氏の発言とされる「第2自民党に名前を変えろ」も、冗談でも政党名を変えさせるなどそれこそ民主主義の蹂躙とは言えないのか。
私は綺麗事自体はむしろ好きですが、綺麗事を盾に汚いことをやる連中には虫唾が走ります。綺麗事で議論をぼかして社会意識を停滞させるのは、悪に感じます。
そもそも馬場氏の発言に対して立憲共産らは「我が党はこれほどまでに日本の国益に資している」と堂々と反論すれば良かったのです。それを言えない、または言うには嘘が必要になる連中ですが。
なんだかコミュニティノートと通底します。
農民様
>私は綺麗事自体はむしろ好きですが、綺麗事を盾に汚いことをやる連中には虫唾が走ります。綺麗事で議論をぼかして社会意識を停滞させるのは、悪に感じます。
完全に同意します。
綺麗事も理想論も本当に重要だと思いますが、それを実行したときの影響・実行に要する工数やオペレーションの具体策等々の、現実に落とし込んだんだ具体案を想定しない綺麗事は単なる感情論で、本当に害悪だと思います
>>「民主主義を蹂躙」
共産党の誰かが、声明・見解・意見を発するときには、「定型文」が決まっているのです。幾つかの定型文がありますが、多分そんなに多くは無いと思います。
「民主主義を蹂躙」も定型文です。
そして、これら定型文以外は、言ってはいけないことになっているのではないでしょうか?いつ聞いても、同じ事しか言ってないように思えますから。
共産党には興味も関心も無いので、その定型文に何があるか幾つあるかを、調べたことは無いですが、どうも、偶に耳に入って来る文言を聞いているとそう多くも無いように思います。耳を素通りしていきますから。
「我が党は、結党以来、自由と民主主義を守って来た」もよく聞く定型文のような気がします。
自由と民主主義を守る党が、党が決めた定型文以外を喋ってはいけない、とは如何なることなのか?自由にモノが言えない、自由と民主主義って、何?
ですから、彼らの言う、「自由と民主主義」というのは、我々一般人が認識しているものと違うようだと思わざるを得ない、ということになりそうです。
維新の馬場さんが、「いてもいなくても良い」「いない方がいい」「彼らは、自分たち独自の現実離れした世界観の中にいる」というのは、極めて慧眼と言えます。
お題目だけでなく、闘争、粉砕、連帯、革命、進歩……こんな定型文というか、お約束もよく使いますね。
現実離れした彼らの理屈を見るに、2世紀も前の世界観に棲み続けています。当時の偉大な(?)先人を絶対信仰し、批判は排除し、何故かいつまでたっても実現しない理想社会を追い求めている。偉大な先人たちが間違っていた、あるいはもはや時代がとうに合わなくなってしまったと考えられない。いつも大昔の金言やスローガンを擦り減るほど復唱して、新しいものは何も生み出さない(LGBTだのSDGsだのは理想論的なので飛びつくが他所で生み出されたもので、深く検討する前に過去の教義に擦り合わせることで悉く陳腐化させる)。まるで前例や権威が絶対に正しくそこから外れることが悪であるというほどに。
彼らの常時定型文と現実離れした世界観は、繋がっているのでしょう。
おそらく馬場氏はこんな長ったらしいのをスッキリまとめてかつ相当にオブラートにくるんでのあの発言なのではないかと想像します。
全くこの通りですね。
>>LGBTだのSDGsだのは理想論的なので飛びつく
これは、気が付きませんでした。
そうか、仙人は霞を食うとか言いますが、彼らは、「理想論」を言い触らして、食っているんですね。
霞と理想論、どちらもあるように見えて存在しないものですね。
しかも、仙人も実在しない。
彼らは、架空の中にいて本当は現実世界には生きていない、更には、200年も前の〇〇を信仰?している?
私は、なくなった方がいい政党は「なくなった方がいい」って言える方がいいと思う。
生活できない外国籍の人は「国に帰れ」と思う(言いたい)し、才能のない芸人には「芸人やめた方がいい」と言えることが大事だと思う。
『差別だー!人権だー!環境破壊だー!』
ってなかなか反対しずらいことで逆差別を生むなんてまっぴらごめんだし、こう言うことを制限すれば、それこそ左翼の思うつぼになるように思う。言いたいことが言えない世の中なんてまっぴらごめんです。(もちろんモラルは必要です)
生産性の低かったり事業目的が達成出来ない企業は潰れるべきだ。
維新は新自由主義っぽい考え方をする所ですからこう考えているかもしれません。とは言え相手はマルクスの亡霊。キングオブゾンビで存続すること自体が目的なのですから噛み合う訳がありません。
おー、レスいっぱいついたなー(『薬師寺』と書いたのに別な寺の話題で盛り上がってるような状態ではあるけど)。
皆さんが共産党をどれだけ嫌っているかは理解しました。それについては異論はありません。
「AとBは同一視できるか」という話題は数学で言うところのユークリッド空間における平行線のような様相を呈するため議論は避けます。
「自由に物が言えて自由に生きられる社会が理想だ」ということについても異論はありません。むしろやまいぬ(飼い犬とも野良犬とも違う孤高の存在である)もそうして生きていますから。ただ、ご承知の通り自由は無料(タダ)では在りません。時に生命が代償となることもありうることです。
急いで書いたので箇条書きみたいになってしまいましたが。
余談ですが「しずらい」は「しづらい」と綴るのが正しい日本語です。