ネットの陰謀論に嵌る人たち:結局はリテラシーの問題
新聞、テレビを盲信してきた人たちがネットに移行すると、妙な陰謀論に嵌るものなのかもしれません。新年早々発見したツイートを眺めていて、そう感じるようになりました。要するに、ネットにあふれる多数の情報を正しく捌くためには、客観的事実と主観的意見を明確に峻別し、その事実関係を確認するなどの「ネット・リテラシー」が必要なのではないでしょうか。
新年早々に興味深いツイート
新年早々、なかなかに興味深いツイートを発見しました。
久々に実家に帰ると、YouTubeばかりみて謎の陰謀論に染まった高齢父がディープステートやロスチャイルドという単語を発し、自然派に染まった高齢母が怪しい高齢有機栽培健康食品を差し出し反ワクを唱える。
部屋隅には埃を被った夢グループのダンボールが落ちていて、中には謎の電気器具が入っている。— ゆな先生 (@JapanTank) January 1, 2023
一連のツイートでは、(おそらくは)年末年始の休みで実家に帰った人が、久しぶりに会った高齢のご両親の行動に驚く、という様子が、10件ほどの一連のツイートで投稿されています。
ご両親がYouTubeで目にしたであろう、「ディープステート」だの「ロスチャイルド」だの、あるいは「有機栽培健康食品」だの、「反ワクチン」だのといったキーワードを連発しながら、新聞やテレビにもドップリと浸かっている、といった設定です。
この一連ツイートが事実なのかどうかは知りません。
YouTubeに嵌りながら新聞、テレビにも浸かった生活をしているというあたりで、なんだか不自然さを感じるのも事実ですし、また、仮にこれがツイート主の方の実体験に基づく事実だったとして、これが全国の高齢者において同時に発生している問題だ、などと決めつけるべきでもないでしょう。
「新聞、テレビはネットより優れている」というのは短絡的発想
ただ、新聞だろうが、テレビだろうが、YouTubeだろうが、ブログサイトだろうが、そこに掲載されている情報、あるいは流れてくる情報をそのまま鵜呑みに信じるという姿勢そのものの妥当性については、考えさせられる点でもあります。
この点、YouTubeなどの動画サイト、あるいは有象無象のブログサイトなどを見ていると、たしかに「ディープ・ステート」だの、「ユダヤの陰謀論」だの、「反ワクチン主義」だのを、真顔で主張している人たちがいることは間違いありません。これらの主張には、「根拠がない」という共通点があります。
このため、ごくまれにですが、「インターネット上には陰謀論ばっかりあふれている」、「情報源としての信頼性という点では、ネットは新聞やテレビにはとうていかなわない」、「だから新聞、テレビなどのしっかりした情報源で裏付けを得ることが重要だ」、などと主張する人も出て来るようです。
こうした「新聞、テレビはネットより優れている」というのは、非常に短絡的な思考と言わざるを得ません。
じつは、当ウェブサイトを開設した目的のひとつも、情報源が多角化する時代における「ネットリテラシーの大切さ」を訴えかけることにあります。
事実と意見は分けましょう
当ウェブサイトでこれまでくどいほど繰り返してきましたとおり、「フィクション」を別とすれば、世の中の情報は、基本的には「客観的事実」と「主観的意見」という2つの要素で構成されています。
このうち「客観的事実」の部分は、誰がどう報じてもだいたい同じになる情報であり、「主観的意見」の部分は、報じる人によって全く異なった内容になり得る情報です。
たとえば「今日は令和5年1月2日である。」という情報があったとすれば、それは(少なくとも本稿執筆時点では、日本時間であれば)客観的事実です。
このうちの「令和5年」を「(西暦)2023年」、「皇紀2683年」と称する人もいるかもしれませんし、これをヒジュラ暦で「1444年6月9日」と表記する人もいるかもしれませんが、「どういう基準で表現しているか」さえ明らかであれば、最終的に特定の客観的事実に行き当たることが可能です。
そして、この情報は「正解」を特定することができます。これを「今日は令和4年1月2日である。」と表現すれば、これは(少なくとも本稿執筆時点においては)明確な間違いであると断言することができます。
これに対し、「今日は素晴らしい日だ。」という情報があったとしたら、それは主観的意見です。この「今日という日」を「素晴らしい日」と感じる人もいれば、「酷い日だ」と感じる人もいるかもしれないからです。
したがって、このジャンルの情報に関しては、「正解」を特定することはできません。これを「今日は酷い日である。」と表現したとしても、明確な間違いであるとは断言できないのです。
したがって、私たちがある人の情報の適否を判断するに際しては、この「客観的事実」と「主観的意見」をちゃんと分けることが必要です。ときとして、この両者が混在している情報もあるからです。
「安倍晋三総理は旧統一教会関係者から恨まれて暗殺された」とする情報など、その典型例でしょう。
客観的事実としてわかるものは、「安倍晋三総理が2022年7月8日に奈良市内で暗殺された」という情報ですが、犯人の犯行動機については、現時点においては客観的事実ではありません(おそらくは奈良県警などの捜査当局がメディアに違法にリークしたであろう情報に基づいている可能性もあります)。
そして、何らかの意図を持って私たちを騙そうとする者たちは、たいていの場合、この「客観的事実」に「主観的意見」を混ぜ込むのです。
ここまでいえば、それを大々的にやっているのが誰なのか、明らかでしょう。新聞、テレビを中心としたオールドメディアが日常的に行っていることが、まさにこの「客観的事実」と「主観的意見」を混ぜた情報発信そのものではないでしょうか。
情報源を隠すサイトは非常に悪質だが…
もちろん、さきほどの例に出てきた「ディープ・ステート」だの、「ユダヤの陰謀」だの、「反ワクチン」だのといった情報は、場合によってはオールドメディアの情報発信よりもさらに悪質です。客観的事実すら無視している(あるいは読み手が「客観的事実である」という点を確認できない状態にしている)からです。
このあたり、当ウェブサイトにもごくまれに、「ウクライナ戦争はロシアが仕掛けたものではなく、ウクライナの側に責任がある」、「正義はロシアにある」などとするコメントを書き込む人がいました(※誰からも相手にされないためか、最近は見かけなくなりましたが…)。
こうした意見について、その情報源を追いかけていくと、たいていの場合はなんだかよくわからない個人ブログにぶち当たります。それらのブログでは、「ウクライナ陰謀論」などが掲載されているようなのですが、「ウクライナ戦争がウクライナの陰謀である」と客観的に判断できる証拠は示されていないか、不十分です。
これだと、某国のメディアが「日本軍による強制徴用や慰安婦の強制連行」などの妄想を、証拠も示さずに日々垂れ流しているのを笑えません。
いずれにせよ、冒頭で示したツイートが仮に事実だったとしても、それは「YouTubeやブログサイトなどは怪しくて信頼できない」、「新聞、テレビなどの方が遥かに信頼性が高い」という根拠にはなりません。結局のところ、質の悪い情報を信じてしまうのも、「情報の受け手」の問題だからです。
というよりも、新聞、テレビが日々垂れ流している情報自体も、「客観的事実と主観的意見をごちゃ混ぜにしている」という意味では、情報としてのクオリティが決して高いとはいえない点にも注意が必要ではないでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
人は読みたいものを読む。
朝日新聞が命脈を保っているのも、ああいう記事を読みたい人が一定数いるということ。
ネットの陰謀論もそのたぐいでしょう。
まあ新聞テレビの方が
フェイク度は高いと思う
朝日新聞記者は、朝日新聞紙上だけではなく、ネットでも記事を公開できる、ということでしょうか。
え~陰謀論を読みたいと思うそこの「あなた!!」
アサヒ・毎日・東京・沖縄2誌・地方新聞を始めとする
各新聞を毎日読む事をお奨め致します。
TV関係は全て陰謀論をベースに放送していますので
どれでも構いません。
ラジオですか? どれもどっこいどっこいです。
本、特に小~高校迄の歴史教科書なんか、もうね。
全て出所の有る情報と出所の解らない情報を混ぜこぜに
作製しており、どれが出所の有る情報で、どれが出所の無い
情報であるかを区別しないで報道している事では、同じです。
新聞記事を見ても、どれが正しい情報かが解る人はおりません。
火事があったという事等なら、身近で体験すれば解りますけどね。
記者が直接TVで報道しているから本当の事だ、なんてないです。
正しく読めばとか、勉強すれば事実が解るなんて
事はありません。そもそも「正しい」の定義が
人・会社毎に異なっているのです。
例えば、ある新聞では必ず主語を間違えます。
それが、その新聞では「正しい」事だからです。
「正しい」らしい事を集め、それが有益性・再現性があるか
どうか・その事により誰が利益を得るかという
視点があって「自分の正しい」が決まるのです。
科学や数学のように公理・定理等は、政治・経済・歴史等
人に関る分野では存在しませんが、近いそれに近いモノはあります。
俗に「歴史の法則」とか称します。
過去の歴史で似たようなモノ・事件が存在するからです。
過去の人間と現代の人間は、ほぼ同じです。
同じように成功し・失敗します。 現代人と過去の人の
違いは、使える手段の違いでしかありません。
だから人は聖書・歴史書を読むのです。
聖書は西洋を理解する上で重要な歴史書です。
「歴史の法則」に異なる点が明確又は不明確に存在し、
現在集められ得る情報では合わないと思うので
その溝を埋める為、陰謀論が出て来るのです。
例えば、第二次大戦後日本の漢字教育を廃止し、英語教育に変えようと
した事がありましたが、失敗しました。
しかし、現在幼稚園又は小学校から英語教育をしております。
何故、不要とした英語教育を幼・小学校から実施するのか?です。
又、不必要な行先表示を交通機関に義務づけいているのか?です。
>又、不必要な行先表示を交通機関に義務づけいているのか?です。
この部分、個人的には文脈的に唐突感が感じられ、何を意味しているのか小生にはちょっとわかりにくいのですが、日本の地名に英語等を併記するということですか?
>「安倍晋三総理は旧統一教会関係者から恨まれて暗殺された」とする情報など、その典型例でしょう。客観的事実としてわかるものは、「安倍晋三総理が2022年7月8日に奈良市内で暗殺された」という情報ですが、犯人の犯行動機については、現時点においては客観的事実ではありません(おそらくは奈良県警などの捜査当局がメディアに違法にリークしたであろう情報に基づいている可能性もあります)。
そもそも犯行動機って客観的事実になり得るんですかね?
容疑者が話す犯行動機は「容疑者の主観的意見」なのでは?
裁判で認定されても裁判官の「主観的意見」なのでは?
そう言えば、脱◯民主党の原なんとかと仰る議員さんが『ディープステートが~~』とか言ってませんでしたかね?こんなのを平気で国会に送る有権者(佐賀県人さん?)もどうかと思いますけどね(これ、個人的意見です)。ところで、名古屋の脱◯事件は解決したのでしょうか?疑惑は益々深まって疑いをかけられた方が無実?真実?を証明しないと真の解決にはならいのですけどね。その後の顛末、どなたかご存知ありませんか?
You Tubeでよく政治や社会系の動画を視聴しますが私のおすすめにはその手の陰謀論的な動画は全然出現しません。
私個人はチャンネルNG機能は利用していないので積極的にその手の動画をカットしたわけでなく、AIによってその手のは見ない人と分類されたのでしょう。
なのでその高齢の父親がYou Tubeに毒されて陰謀論者になったのか、陰謀論的なものが好きでよく視聴してるだけなのかと考えると私の感覚では後者でしょとしか思えませんね。
You Tubeは日本のオールドメディアのように使命感?で世論を誘導しようとしてくるのではなく、視聴者の好みの動画を勧めて動画を見てもらい広告費を稼ぐのが主目的でしょうし。
Youtube の関連動画提示機能は、インターネット広告の自動選択提示と同じ基礎理論で動作していると思います。エロサイトを一度掴んでしまうとエロ広告に追いかけ続けられますが、Youtube の場合は動画同士の関連性をどう作っているかというと、誰かがすでに辿った再生順序(道と表現できます)に似たことをすると次はこちらはいかがか?と提示していると思われます。動画についたコメントがスキャンされて判断材料になっているほか、サムネイル画面(最初に出ている静止画)の類似性も関連付けの材料になっています。
Youtube は次候補を探すとき同時に複数の「道」を探索しており、選ぶたびにまた新たな「可能性の枝分かれ道」が確定して結果動画が選ばれて表示になっています。
視たくない動画が続いて出て来るようになった場合には、履歴タブを開いて原因となったであろう動画の再生記録を特定してそれを削除すれば以後快適になります。
一度も視たことのない系統の動画が候補表示になったときには、投稿者のページをまずクリックし、当該人物による動画のリストを一覧して、大丈夫そうだと分かってから再生に進むとよいと思います。ゲロ感を感じたら無視する。
容易に理解できるはなしですが、このアルゴリズムを悪用すると効率的な洗脳が可能です。ですが、新聞 TV あるいは学校教育ですら一定以上悪意があればいくらでも洗脳手段になることは広く知られているところです。
詳しい説明をありがとうございます。
「高齢の両親がYouTubeでディープステート、ロスチャイルド、有機栽培健康食品だの、反ワクチンといったキーワードを連発しながら、新聞やテレビにもドップリと浸かっている」風景など、私は全然思い深べません。そんな親ももう居ないし、私自身がまだそこまでボケた高齢者とは思って無いので(いや十分資格あり)そんなブログとか見てたりしたら、読み飛ばしているでしょう(^.^)V。
う〜ん。なんか流行り物なら何でもとびつく年寄りって居るんですかネ?外からの情報を額面通り受け取る人は居ないと思うけど。流れてくる情報をそのまま鵜呑みに信じるという姿勢は、慎まねば(笑)。
You Tubeなんて、自分の好みのモノを選んでいれば良いのに。なんか日本人って極端に振れますね。
帰省中ですが、我が家では朝日新聞社への長年の忠実な購読習慣は、盤石です。
近所の互助会での世間話では、独居老人たちにようつべを教えたらそちらばかり見るようになった、みたいなことを耳にします。
(でも見てるのは時代劇や笑点の再放送)
ま、肌感覚としてはそんなもんです。
結局のところ、個々人のリテラシーの問題に帰結する ー 全くその通りです。でも、誰もが必要十分なリテラシーを持っているわけではないというのはともかく、誰もが必要十分なリテラシーを持つべきである、そしてそこから持ってないやつが愚かなのだという展開を企図しているのであれば、それは傲慢に過ぎる考え方でしょう。同時に、自分自身が必要十分なリテラシーを持ち合わせていると思い込むのもまた、陰謀論などの陥穽へと導く最短最速の道です。
先日、雑談部屋で『デマ・陰謀論・カルト ~スマホ教という宗教』(物江潤・著、新潮新書)という近刊をちょっと紹介しました。個人的には、同書の分析や考察は踏み込みが浅く、物江氏の結論には必ずしも同意しませんが、同書で紹介されている事例の多くは、そんなに単純な話ばかりでは決してないことを示しています。主観と客観の峻別、論理性や整合性の維持などは非常に重要ではあるものの ― それを身に付けることだって決して容易ではありません、それだけですべて解決と考えるのは、あまりにもナイーブ過ぎます。
デマや陰謀論などの拡散は今に始まった話ではありません。ただ、ネットの発達によって、拡散速度が爆速化し、さらにSNSやブログの普及によって、情報空間上に聖域を構築することが容易になったために、より先鋭化しやすくなったという違いがあります。それでも、「人はなぜデマに惑わされ、陰謀論に染まり、ついには宗教化するのか」という本質的な問題は何も変わっていません。それを単純に「あいつらは愚かだからそんなものにハマるのだ」と切って捨てるのは、実は、自分(たち)だけが真実を知っていると確信する陰謀論者の論理と近似しています。そこから怪しげな選民思想に至るのはほんの一歩に過ぎないのです。
多くの人が必要十分なリテラシーを持ってくれたらいいのになぁ、とは私も思います。でも、自分自身を省みても、そんなことは夢想に過ぎないのではないかと思わざるを得ません。
Q.「ネット・リテラシー」を習得するためには?
A.客観的事実を「ねっとり照しぃて見よう!」
・・。
テレビだろうが、新聞だろうが、ネットだろうが、情報の中から取捨選択するのは自分自身です。私がよく見るのはYoutubeの「高橋洋一チャンネル」です。
元々数学者であり財務省の官僚だった経歴もある。自民党の小泉首相から管首相に至る首相の参謀役も務めており政治の世界にも詳しい人です。
全てをデータ化して物事を分析する能力はずば抜けていると思います。
マスコミに出てくるポンコツ解説者とは一線を画した話の内容は、思わずうなるようなものばかりです。こういう優れた人を見分ける力を多くの人が持って欲しいと願っています。
決めつけ、レッテル張り、罵詈讒謗によって、反論者を黙らせようとする者には用心した方がいいですね。
大衆の判断を規制し、思う方向に誘導したいのでしょうが、姿を暴かれた煽動者が逆ギレしているようなものです。
「次の文の中から,間違いのないものを選べ」という入試問題の,解答・解説が載っていない問題集を読んでいるのがネット社会かもしれません。実はオールドメディアもそんなようなものだったことをみんなが知るようになったのが最近のこと,というだけの話でしょう。
正解率が高い人だけ合格するという制度はなく,大半間違いでも短期的・ミクロ的には大きな実害がないので,ある意味平和です。長期的には所得格差が生まれるかもしれません。
古いほうの愛読者 さま
いいですねー、「次の文の中から,間違いのないものを選べ」なぞ掛けアソビ
材料は社説ですか、経済新聞記事ですか、論説委員や編集委員はスターでしょう。
ネタに困らず毎日楽しませてもらえそうです。
昔は皇族のかたがたは「皇子(みこ)」「皇女(ひめみこ)」と呼ばれていたが
「親王」「内親王」という唐風の呼び方に改められたのは藤原不比等の陰謀。
などという話も微妙に正月っぽくておめでとうございます。
>YouTubeばかりみて…反ワクを唱える。
一億分の二人ならどんなメディア非難もできる。
むしろ新聞テレビが AIIBや反ワクを唱えられなくなったから「多様性ある」メディアでそれらが生き残ってるだけだろう。
あと、このタイミングで(陰謀論)信者による勧誘でもくちコミでも掲示板でもブログでも SNSでも動画配信全般でもなく、YouTubeをピンポイントで非難するところがやっぱりアレは相当ヤバイ案件なのだな。