「光宙=ぴかちゅう」が法務省のお墨付を得てしまう?
法務省の担当者によれば、「光宙=ぴかちゅう」が認められてしまう可能性があるのだそうです。時事通信の報道では、法務省法制審が氏名の読み方に関する3案を明記したなかで、「光宙(ぴかちゅう)」が「漢字の慣用的な読み方であるか、字義との関連性があれば認める」とする方針に合致している可能性があると述べたのだそうです。はぁ…。
金星=まあず君
「金星」と書いて「まあず」と読む。
「美音」と書いて「りずむ」と読む。
「皇帝」と書いて「ぷりんす」と読む。
「星矢」と書いて「ぺがさす」と読む。
…。
かなり以前の『「輝星(べが)君の改名問題」について考える』でも紹介した論点のひとつが、「難読ネーム」です。現在、日本の法令上、氏名の「読み方」については特段の法律の規定が設けられていませんが、これに関連し、漢字の名前に妙な読み方を付すのが一部で流行している、というのです。
いや、ネットに詳しい方であれば、「キラキラネーム」、あるいは「DQN(ドキュン)ネーム」、と称した方がすんなり来るでしょうか?
それにしても「金星」で「まあず」とは、二重の意味で強烈な読み方です。
日本語で「金星」と書けば、大多数の良識ある社会人は「きんせい」と読むでしょうし、ちょっと教養のある人が敢えて外国語風に読むならば、ローマ神話の美の女神ウェヌス、あるいは英語の「ヴィーナス」にちなんで「びいなす」と読むかもしれません(いや、読まないと思いますが…)。
あるいは、「まあず」と聞けば、英語の「マーズ」からローマ神話でいう農耕の神マルスを連想し、そこから夜空に浮かぶ火星を思い浮かべるかもしれませんが、間違っても金星を思い浮かべることはないでしょう。いずれにせよ、「金星」で「まあず」とは、ちょっと一般人には思いつかない読み方であることは間違いありません。
この手の「DQNネーム」、「新星」で「ねお」、「与夢」で「あとむ」、「雄」で「らいおん」など、調べていけば、ほかにもたくさん出てきますし、ネットサイトなどを調べていくと、「子供に変な名前を付けて後悔している」という体験談など、いくらでも出てきます。
日本語には読み方がたくさんある
もっとも、日本語の宿命として、「難読である」というだけの理由で、一概に「排除しなければならない」、というものでもありません。そもそも日本語には同じ漢字でも多数の読み方があるからです。
たとえば「幸子」であれば、「さちこ」と読むケースもあれば「ゆきこ」と読むケースもありますし、「良子」と書いて「よしこ」と読むこともあれば「りょうこ」と読むこともあるでしょう(ちなみに香淳皇后の場合、御名「良子」は「ながこ」と読みます)。
さらには、言語というものは時代とともに変わっていくものでもあります。現代において「難読」であっても過去においてはそうでなかったというケースもあれば、過去にはあまりなかったけれども現代においては一般化している名前というものもあります。
このため、「一般常識的な名前」と「少し難読な名前」、「珍奇な名前(キラキラネーム、DQNネーム)」などを、どこで線引きするかについては、なかなかに難しい問題でもあります(なお、「金星」を「まあず」と読ませるのは、さすがにアウトでしょう)。
法務省「『光宙』で『ピカチュウ』は認められる」
こうしたなか、時事通信には本日、こんな話題が出ていました。
キラキラネーム許容で3案 読み仮名の戸籍記載―法制審
―――2022年05月17日13時51分付 時事通信より
時事通信によると、法相の諮問機関である「法制審議会」の「戸籍法部会」が17日、戸籍に氏名とともにその読み仮名を記載する戸籍法や関係省令の改正に関する中間試案で、「漢字本来と異なる『キラキラネーム』などの読み方」をどの範囲で認めるかについて3案を併記したのだそうです。
その3案とは、具体的には、狭い純に①漢字の慣用的な読み方であるか、字義との関連性があれば認める、②正当な理由があったり、パスポートに記載済みなど既に社会的に通用していたりすれば認める、③規定を設けず、公序良俗に反しない限り認める――、というものだとか。
ただ、これに関する「法務省の担当者」の説明が、噴飯物です。
「法務省の担当者によると、いずれの案でも『海』を『マリン』、『光宙』を『ピカチュウ』と読むことは認められる可能性が高い。一方、①案の場合、『太郎』を『ジロウ』と読むなど明らかに本来の読み方や意味と異なるケースは認められない可能性が出てくるという」。
(心の声「いや、だめでしょ!」)
①~③のどの案でも「海」が「まりん」、「光宙」が「ぴかちゅう」で認められるというのなら、なんだか意味がわかりません。①の「字義との関連があれば認める」というのなら、「大河」を「ないる」、「白山」を「もんぶらん」と読ませても良い、という話でしょうか(ただし、さすがに「金星=まあず」、「王子=こうてい」は難しそうですが…)。
あるいは「正当な理由があれば」、「星矢=ぺがさす」といった名前が認められるとでも言うのでしょうか?いや、そもそも「光宙=ぴかちゅう」、「海=まりん」も、公序良俗には十分に反していると思うのですが…。
いろいろとわけがわかりません。
そもそも大企業の人って…
ちなみに政府が氏名の読み方についての法制化を目指している理由について、時事通信は「行政のデジタル化を進めるため、読み仮名に法的根拠を持たせて人物の特定やデータ管理をしやすくする」狙いがあるとしていますが、もしも「光宙」で「ぴかちゅう」が公的化されると、それはそれで何とも困りものかもしれません。
それよりも個人的には、親に変な名前を付けられてしまった子供が自分の意思で改名するのをもう少し容易にしたら良いのに、という気もしますが、もしそうなれば、どこかの国のようにコロコロ改名する人が出て来るかもしれず、これはこれで難しい問題かもしれません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、以前の議論の繰り返しで恐縮ですが、個人的にさまざまな企業とお付き合いをするなかで、大企業、中央官庁、大手監査法人、大手法律事務所などにお勤めの、20代から30代の方々のお名前を拝見していると、一定の特徴があります。
- 貴明(たかあき)さん
- 亮(りょう)さん
- 弘樹(ひろき)さん
- 裕子(ゆうこ)さん
- 華(はな)さん
…といった具合に、だいたいの人がすんなり読める名前が多いのです(※もちろん、すこし変わった名前の方もいらっしゃるにはいらっしゃるのですが…)。
また、これも知り合いが耳打ちしてくれたのですが、教員の世界では「DQNネーム」は「要注意フラグ」が立つのだそうですし、また、一部の大企業では最近、「新卒採用で難読ネームの学生は選考段階で落としている」とする話も耳にします。
いずれも真偽のほどはさだかではありませんが、どなたか事情をご存じの方がいらっしゃれば、教えてくださると幸いです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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息子の同級生に兄妹で「悟空」と「あられ」さんがいました。
父親は金髪でスーパーサイヤ人のようでした。
父親が週刊少年ジャンプの愛読者で、鳥山明氏のファンなのでしょうね。
プライベートで若干児童達に関わる活動をしていて、学校の先生のお話を伺う事があります。
4月になるとクラス担任が決まって、名簿が渡されると、そこに記載された名前を見て「ため息をつきたくなる」のだそうで。
その理由は、「読み仮名」を参考にしないとどうしても読めない名前の子供が偶にいるからなんだとか。クラス担任となった先生方の多くは、児童の顔と名前の一致が必須なので、年度が始まってから必死に覚えるのだそうです。が、どうしても覚えられない名前(漢字からその読みが発生しない)の扱いには結構困るらしく、頑張って覚えるしか無いのだとか。
そして、難読名前の児童に限って「保護者の拘りが強い」ので、先生側の警戒心も高くなるのだとか。拘りの強い親御さんは、なにかとトラブルを起こしがちらしいので。
別の問題として、最近は、男子と女子を混ぜた名簿が使われ、その子が男児なのか女児なのか名前から区別が付かない事もあって、それも困る事があるのだとか。
学校も大変ですねぇ。
実際、例えば有名大卒の両親から生まれた子供に所謂キラキラネームの子供は殆どおらず、寧ろ〇〇郎や〇〇子といった、やや古風な名前が多く見られるそうですね。あまり言いたくはないですが、自分の友人にも数名、明らかに日本人以外の名前を漢字にして子供につけた人達がいます。最終学歴は敢えてここで申し上げませんが。
それから、幼稚園、小学校の先生方が難読ネームの児童と対面する時は身構えるというのも、教員をやってる知人から聞いた事があります。
そういう名前を付ける親の下で育った、という事実に警戒感を抱かざるを得ないんだとか。
かく言う私は公立の偏差値50高卒の一平民ですが、自分の子供達には誰が見ても違和感なく読める名前をつけました。
わざわざ漢字にしなくてもピカチュウはカタカナで良くないか?
そう思うこの頃です。
キラキラペアレンツさんは、四露死苦とか何でも漢字にするのが好きなんじゃないすか?
すいません、追記ですが。
金星さんは周りから「金ちゃん(きんちゃん)」と呼ばれてる気がしますけど。どうでしょうね。
移民政策を推し進めたいどっかの勢力の圧力かな
国籍与えて漢字表記にしても違和感がなくなる様に
無知にもほどがあるネーミングと笑ったのは、「心太」と「水子」。
まあ、字義は悪くないのですが…。
小生は囲碁ファンですが、なぜか囲碁界は「虎丸」「竜平」「航太郎」と
いった古風な名前の若手棋士が活躍中です。
ところてんかあ。字面は良さげなだけに(こころ広い子に〜とか)気づいた時がかわいそう。
”みつこ”さんもお忘れ無くw。
昔、「悪魔くん」問題というのがありましたね。
生まれてきた子供に「悪魔」とは流石に引きますが、実際にあった問題です。
あとネットで有名なDQNネームとして「賢一郎」というのがあります。
男の赤ちゃんに賢一郎と名付けるのであれば、何の違和感もなく問題もないのですが、これを女の赤ちゃんに名付けたと言うのですから、おかしいですよね。
そう言えば中央競馬の騎手にも温心と書いて「はーと」と読む人がいますからね。
東大野球部の学生さんも、ざっと見たところ、すんなり読めるお名前ばかりです。
https://tokyo-bbc.net/system/prog/member.php
私が読み方を知らなかった字は、予想通り人名の読みとして辞書に載ってました。
だいぶ前ですが、複数の女子大の講師をされている方が「水商売の源氏名のような名前の学生さんは、偏差値の高い大学では 少なく、偏差値が低い大学では増える」といった記事を書かれていたのを思い出しました。
一年・渡辺 向輝 投手のお父さんはサブマリン・渡辺俊介氏ですね。
関係無くてすいません。
キラキラネームと陰謀論者の相関はあるのだろうか・・・
(しつこい)
子供に「韓国」と書いて「どろぼう」と読ませる名前を付けるのは公序良俗に反するのだろうか。「悪魔」よりはマシと思うけど
DQNネーム、もとい、きらきらネームを検索できるサイトを使って、「ムーンライト伝説」の歌詞にきらきらネームを当ててみました。ちょっと無理なところもありますがどうぞ。なお、これらの名前が実在するかどうかは責任持てません。
↓ ↓ ↓
ゴメンネ「純真(すなお)」じゃなくて
「遊女(ゆめ)」の「虹花(なか)」なら云える
「神光(しこう)」回路は「翔空(しょうと)」寸「自然(ぜん)」
「今人(いま)」すぐ「葵(あい)」「太海(たいよう)」
「那妃(なき)」「大空(たく)」「響(なる)」ような「月(むうん)」「月(らいと)」
電話もで「希凪(きな)」い「魅瞳(みど)」「夜騎士(ないと)」
だって「水無月(じゅん)」「乙女(じょう)」どうし「陽生(よう)」
「把亜都(はあと)」は「万華(まんげ)」「杏羽(きょう)」
「月姫(つき)」の「七色(ひかり)」に「未来(みち)」びかれ
何度も「芽空(めぐ)」「彩夢(りあ)」う
星座のまた「大響(たき)」数え
「心(うら)」「今生(なう)」「恋依(こい)」の行方
同じ「地球明(くにあき)」に生まれたの 「未来(みらくる)」「純愛(ろまん)」ス
「新神(しんじ)」ているの 「未来来(みらくる)」「楼舞珠(ろまんす)」
上記の中に実在の名前もあるでしょうからフォローしときます。
名前 それは 燃える 生命 一つの地球に 一人ずつ一つ
Every child has a beautiful name , A beautiful name, A beautiful name
呼びかけよう名前を すばらしい 名前を〜♫
>「新神(しんじ)」ているの 「未来来(みらくる)」「楼舞珠(ろまんす)」
こら!親、ふざけ過ぎや❗️
イーロン・マスクのお子さんの名前が「X Æ A-12 Musk」なんだとか。
一応Xは変数、ジェンダーを考えてとか、A-12は好きな航空機からとかみたいですけど。
あと大喜利で遊びだったら…伊種馬でロッキーとか、紫雨でプリンスとかでしょうか。
その妹には当時の奥さんが「オデュッセウス」と付けようとしたらしいですね。日本なら女の子に「義経」と付けるようなものですけど。
そのうち子供に「R2 ー D2」名付ける親がマジで出そうですね。
なお、Siri という名前を娘に付けた奴もいます。「Hey, Siri」と言われた女の子がかわいそうです。
妹さんが生まれてたんですね。
知りませんでした(汗
検索してみたら、妹さんの名前もかなり変わってますねw
面白いw
あと、長子の名前はそのままではカリフォルニア州で登録出来なかったそうで、少し変えてX Æ A-Xiiにしたとのことでした。
この分野での先駆者、森鴎外こと森林太郎をお忘れ無くw。
特に娘の「杏奴」あんぬはひでえww。
あと実際、この人、クズだよねえ。
人間としても医学徒としても軍人としても軽蔑しています。
間接的に何百人も死なせたことでしょう。
そもそも日本人の名前は文字がすべてであってどう読むかなんてことはどうでも良いことです。
名が金星ならば戸籍には金星と表記されて読み仮名がキンセイでもマアズでもどうでも良いことで呼ぶ時には本人の自称を使うという慣習があるだけです。
仮に戸籍性が新宿、名が会計士という人物がいたとして今まで呼び名をしんじゅくかいけいしと称してたとしても、今からは俺はしんじゅくアカウンタントと称したとしても何ら問題無いのです。
でもしんじゅくかいけいしの自称のままで新塾会計士とか書くとダメですが。
名前というと、。近藤紘一氏の著書(「サイゴンから来た妻と娘」か、そのシリーズだったか)で、娘を日本に帰化させるにあたって、名前が日本人らしくないと却下され、日本的な名前をつけた話を思い出しました。
今であれば「却下するほどかなあ」という感覚ですが…..改めてつけた名前は漢字と読みは一致し、ベトナムでの名前も残っていて、よく考えたなあと感じた次第です。
法律の事はよくわかりませんが、省庁の官僚の権限ってどこまで認められてるんでしょうね。
先の農水省の狂犬病然り、総務省のNHKネット配信然り、勝手に解釈を変えたりしても問題ないのでしょうか。何だかいつもモヤモヤする。
我々の業界では「中央」「第一」とか付く病院はヤバイという言い伝えがあります。
まあアレな国が人民とか民主とか付けたがるのと似た理屈。
対象を認識しやすくする概念が名前だと思うのですが、読めない分からない名前って矛盾してませんか
いや、対象の履歴や周囲まで認識できそうなDQNネームはむしろ優れているのか?
混乱してきた
名前に姫が入っていると、構えますね。
僕の仕事は0か100かの仕事ではなく良くて70から80を目指す仕事なので姫のついている人やその家族の中には、日本語の細かいニュアンスが伝わらなくて困ることが多いです。
最近は、列島固有の人間にも多くなってきましたが。
泡姫で「ありえる」とかw
氷姫で「えるさ」とかw
髪姫で「らぷんつぇる」とかw
ピカチュウちゃん
最初は「つかみはOK!」だから、幼児達はワイワイ寄って来るでしょうが、その期待に応えるパフォーマンスが自身になければ、、、。 心配ですね。 子供はイケイケ!です。
その後無事の普通の社会人になっても、名刺交換で「〇×ピカチュウです」とか言われたらどうなんでしょうね。 そのころは現役でないので分かりませんが、、、。
でも、数十後オッサンやジイちゃんが「ピカチュウです」と名乗ったら、ちと引きますね(笑)