ロシア大使「制裁は前向きな日露関係醸成に資さない」

前向きな雰囲気の醸成を阻んでいるのはロシアの側だ

ウクライナ情勢を巡る対露制裁の可能性を巡り、ロシアの駐日大使が「日露関係の前向きな雰囲気の醸成に資さない」と牽制したうえで、「日露関係に対する責任のある対応を心から期待する」などと発言したそうです。大変興味深い発言と言わざるを得ません。なぜならこの発言自体、日本が対露制裁に同調すると困る、という、大変わかりやすいメッセージだからです。

ロシアがウクライナ東部に兵力を集結させているらしい、とする話題については、当ウェブサイトではこれまでも『ウクライナ侵攻で対露ドル停止なら人民元はどう出るか』などで言及してきました。

私見ですが、ロシアは領土に対する執着心が非常に強い国であり、第二次世界大戦末期、(旧)ソ連に火事場泥棒的に領土を奪われたままの私たち日本国民にとり、ロシアの対外領土拡張の意欲は決して他人事ではありません。

もちろん、ウクライナとロシアの歴史的経緯などについては、私たち外部者からはわからないような、複雑な感情のもつれなどもあるのだとは思います。しかし、国際法により確定した国境を、武力やその脅しによって変更しようとする試みは、国際法秩序の破壊であり、絶対に許してはならないものです。

こうしたなか、おもに西側社会が対露牽制で団結し始めているなか、時事通信には本日、こんな記事が掲載されていました。

対ロシア制裁「関係損なう」 駐日大使、日本をけん制

―――2022年02月02日13時03分付 時事通信より

時事通信によると、ロシアのガルージン駐日大使は2日、外国特派員協会で記者会見し、ウクライナ情勢を巡って次のように発言したそうです。

「(日本が対ロ制裁を発動すれば)逆効果となり、日ロ関係の前向きな雰囲気の醸成に資さない」。

なかなか、面白い発言だと思います。

ガルージン氏は、現在の日露関係が「前向き」なのかどうか、あるいは自国と世界各国の関係が「前向き」なのかどうか、自国の行動に照らして判断なさってはいかがかと思います。

この点、『外交世論調査で中韓との関係や認識の変化を読んでみる』などでも取り上げたとおり、少なくとも日本国民の多くは、ロシアとの関係は「重要だ」とは認識しているものの、ロシアに対してはあまり好意的に見ているとも思えません(図表1図表3

図表1 相手国に対する親近感(2021年9月時点)

(【出所】『外交に関する世論調査(令和3年9月調査)』より著者作成)

図表2 相手国との関係が良好かどうか(2021年9月時点)

(【出所】『外交に関する世論調査(令和3年9月調査)』より著者作成)

図表3 相手国が重要かどうか(2021年9月時点)

(【出所】『外交に関する世論調査(令和3年9月調査)』より著者作成)

時事通信によれば、ガルージン氏は日本が対露制裁に踏み切る可能性に不信感を示したうえで、「日露関係に対する責任のある対応を心から期待する」などと述べたのだそうですが、これも正直、日本との友好関係について「責任ある対応」をしてこなかった旧・ソ連、現・ロシアの大使の口から出てくるというのも意外です。

これに加え、ロシアが領土問題を巡って誠実な協議に応じようとしないなか、日本国内で記者会見をして日本を牽制するメッセージを出すことが、日本の国民感情に対し、いかなる影響を与えるのか、この大使の方がまったく理解していないというのも興味深いところです。

いずれにせよ、著者自身の見解に基づけば、ロシアは中国や北朝鮮と同様、相手に「やってほしくない」ことをわざわざ口に出してくる国でもあります。

「日本は対露制裁に同調するな」という警告自体、「日本が対露制裁に加わったら本当に困るからやめてね」、というメッセージだと考えると、大変にわかりやすいと思う次第です。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 赤ずきん より:

    対中韓外交は言うに及ばず 対露外交も全く成果を挙げられず 騙されるだけの外交。もう害務省は機能不全と言わざるを得ない。対中政策上対露関係が重要なんて聞き飽きた。ソ連崩壊時のチャンスも逃す無能者の集団に思えて仕方ない。

  2. 元ジェネラリスト より:

    プライムで佐藤優氏が言ってましたが、
    ウクライナの対露批判への、各国へのロシアの反応の中では、日本に向けてはロシア大使館発の声明になっていて、欧米各国に向けてラブロフが直接言うのよりもワントーン抑えているんだそうです。
    日本にまで欧米と同じ列に並ばれるのは、ロシアは嫌がっているそうですよ。

    まあ、そうだろうなとは思います。

    1. より:

      確か、佐藤優氏の著書にあったと記憶しているのですが、基本的にロシアは酷く臆病な国であり、安全装置(=緩衝地帯)が一つでは安心できず、二つ以上欲しがるのだとありました。確かに、第二次大戦後の色分けを見ると、ソ連と西欧諸国との間には、ほぼ常に2か国以上挟まっていました。
      その伝で行くと、冷戦終結、ソ連崩壊を経て、東欧諸国の多くはNATOに靡き、安全装置の多くは取り払われてしまいました。そこにきてウクライナまでNATOに加盟するとなると、ロシアとしてはおちおち夜も眠れないという心境になるのだろうと想像されます。ロシアが執拗にNATO不拡大確約を求めるのは、そういった歴史に根差す不安感を少しでも払拭したいがためではないかと思います。

      そのような観点からすれば、極東方面でそれほど神経質になっていないのは、やはりロシアにとっても極東は遥かに遠く、ヨーロッパ正面ほどの関心がないということなのでしょう。確かに、当面日本やアメリカが極東方面で軍事行動を起こす可能性は限りなくゼロに近く、むしろ中国のほうがよほど怪しいでしょうから、あえて日本とコトを構える必要は何もありません。
      とは言え、日本が西欧諸国に同調するような動きを見せるのは、ロシアにとってけして愉快ではないので、ちょっと釘を刺してみた、というのが今回のロシア大使の発言だろうと思います。日本がある程度アメリカに追随するのは計算の内でしょうが、跳ね上がった動きまではするなよくらいでしょうか。

      ウクライナで実際に軍事衝突が起こるかどうか、現時点では何とも言えません。ロシアとしても、好き好んで軍事侵攻を望んでいるとも思えません。その意味では、一番の不安定要因は、ウクライナ政府の出方だと思います。

      1. 元ジェネラリスト より:

        ロシアは過去から一貫してウクライナのNATO加盟にネガティブなメッセージを発していましたし、今回も事あるごとに強調しています。交渉では色々言ってるようですが、ウクライナのNATO非加盟の保証がプーチンが鉾を収める条件なのだろうと思います。

        軍事侵攻はデメリットも多く不確定要素(賭け)も増すので、やらずにすませたいと思っているでしょう。一方でやる気もないのにハッタリで拳を上げる人物とも思えませんので、侵攻の可能性は十分あるだろうと思います。
        (ドイツを除く)欧米諸国は(軍は出さないけど)武器供与を加速しますし、ウクライナもNATO非加盟を公に宣言するなどできません。
        プーチンが振り上げた拳を収めるに足る、関係国のメンツの立つ落とし所があまり想像がつきません。

        ウクライナ危機の行方はとても関心を持って見ています。

        1. より:

          現在のウクライナ危機を収拾する一番簡単な方法は、アメリカがウクライナをNATOに加盟させないと確約することです。言葉を飾らずに言えば、要するにウクライナを見捨てるということですね。しかし、アメリカやNATOはそのような確約を与えることができません。アメリカやNATOは自由民主主義国家であるウクライナを見捨てるという選択肢を取れないのです。この辺が「崇高な理念」を掲げた組織の限界であると思います。
          ロシアとしては、ウクライナ政府がNATO加盟を申請した時、あるいは武器援助で気を大きくしたウクライナ政府がクリミア奪還に動き出した時、おそらく躊躇なく軍事侵攻を開始するでしょう。ロシアから見れば、絶対国防圏を侵されるに等しいことだからです。

          そこで、一つ落としどころとして考えられるのは、ウクライナを冷戦期のフィンランドのような中立国と位置付けることかもしれません。そのために、ロシアとウクライナとの間で、NATO不加盟を条件とした中立条約を締結させるのです。これにより、少なくとも論理的には、ウクライナがNATOに加盟すること、そしてウクライナがNATOを背景にロシアを攻めることを防ぐこと、さらにロシアがウクライナを攻めることを防ぐことができます。もちろん、かつて日ソ中立条約を踏みにじった前歴のあるロシアのことですから、100%の信頼は置けませんが、とりあえず当面の危機は回避できるだろうと思います。

          問題は、ウクライナの人々がそれで納得するかということですが、これはもう、納得してもらうよりありません。当面の戦争の危機が回避されただけでも十分なはずです。

          1. 元ジェネラリスト より:

            現状、露が望むのは緩衝地帯としてのウクライナだと思います(先々はまた別でしょうけど)。
            国民は統一国家としてのアイデンティティが乏しいとは聞きましたが、少なくとも今のところは、現政権の反露姿勢が転換するようには見えないんですよね。
            「交戦して負ける」というプロセスを経ずに、中立条約のような(現政権から見たら主権の放棄)合意に至るのは難しいのかな、と感じています。

          2. より:

            ウクライナが自主的にロシアと中立条約を結ぶなんてことはまずありません。だから、アメリカがロシアと水面下で話を付けた上で、ウクライナに条約を結ぶよう圧力を掛けるんですよ。その際、アメリカはロシアが怒らない程度のエサをウクライナに提供する必要があります。

            まあ、アメリカの外交力が問われるところでしょうが、バイデン政権にそこまで望むのは難しいかもしれません。

          3. 福岡在住者 より:

            龍 様

            分かりやすく要約して頂きまして・・・。 全く同感です。

            >問題は、ウクライナの人々がそれで納得するかということですが、これはもう、納得してもらうよりありません。

            何かとうるさいウクライナ(笑)ですからね。 政権は何時もあっち行ったりこっち行ったりのフラフラで、何かあれば「ロシアのせいだ~っ!」。  20年弱前、日・半島国関係と酷似しているなとニヤニヤしていました。

            少しだけ異論が・・・。 フィンランドです。 ここは明らかにロシアとは違う民族だと思います。 ノルウェーやスウェーデンとも違うと思います。 顔(脳)が左右で体積を確保しているのか、前後で確保しているのか(微妙ですがね)。 アジア(?)的なのですよね。
            あくまでも私の私覚です。 

            同じスラブ民族のウクライナですが、上記の納得はしないでしょうね。 いわゆる西側係のファンド上で成り立っている地域国と思うのです。 真の独立をしたいのなら、東部の「親ロシア地域」を手放せば簡単ですが、ファンド国だからそれは許されません。そこを含めた国家価値なのでしょう。 EUの力を利用してイロイロ売国するのが、この国の現状ですかね? 

             

          4. 元ジェネラリスト より:

            龍さま
            今の米国の外交力では・・・ですね。
            ウクライナに圧力をかけたことの批判を受ける覚悟も無いような気がします。
            ウクライナの現政権の転覆があれば、露との協定の可能性はあると思います。先日、英情報機関がそんな見通しを流してましたが、まあ戦前なのでいろんな憶測が飛び交う中の一つだと思います。

  3. 犬HK より:

    制裁に加わったら困るからやめてほしい、というメッセージは確かに含んでいるかもしれませんが…

    むしろ、弱腰外交で反撃も何もできない日本など常に警告(恫喝)しておくにこしたことはない、後から「前もって警告したハズだが?」と言える状況が訪れた時のために…という感じじゃないですかね。

    1. 新宿会計士 より:

      ごくたまには読者コメント欄にお邪魔します。

      >むしろ、弱腰外交で反撃も何もできない日本など常に警告(恫喝)しておくにこしたことはない、後から「前もって警告したハズだが?」と言える状況が訪れた時のために…という感じじゃないですかね。

      ご指摘のとおり、ロシアならそのような恫喝外交をやりかねませんね。
      もっとも、ロシアに何か「実力」があるかと言われれば、そこも微妙ですね。

      引き続きご愛読並びにお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。

      1. 犬HK より:

        コメントありがとうございます。

        ロシアに実力があるかどうかは私にはわかりませんが、「余計なことをしたら、日露平和条約の交渉の場は完全になくなるぞ」、と言ってるような気がしたのです。

        1. 新宿会計士 より:

          >「余計なことをしたら、日露平和条約の交渉の場は完全になくなるぞ」、と言ってる

          まぁ、おそらくはそんなところでしょうね。

          日露平和条約の可能性が潰えて困る、という点に関しては、ロシアも事情は同じだとは思いますので、一種の「チキンゲーム」のようなものでしょうか。面白いですね。

  4. 通りすがり より:

    いつか丸山穂高が言ったように、露から北方四島を取り返すには戦うしかないということでしょう。戦争で奪われたものは戦争で取り返すしかない。
    中国もそうですが、そもそもこういった「領土をやみくもに欲しがるような国」が、平和的な交渉のテーブルに素直につくはずがない。露が北方領土の部分的返還を匂わせながらそれに見合わぬ対価を要求してくるなんてミエミエ。対等な立場での交渉はまずあり得ない。
    ただし武力衝突ばかりが戦争ではないので、外交ブラフのやり方次第ではそれも可能なのでは?
    今回わざわざあちらから「日本にやられたら困ること」を白状してきたのですし、これを利用しない手はないかと。

    しかし、わざわざ事後の制裁をけん制するなんざ、ウクライナ侵攻はもはや規定路線だと白状してるようなもの。

    1. 迷王星 より:

      >いつか丸山穂高が言ったように、露から北方四島を取り返すには戦うしかないということでしょう。戦争で奪われたものは戦争で取り返すしかない。

      綺麗事を捨てて本音で言えばその通りだと私も思いますよ.

      そして思考実験としての話ですが,仮に日本がモスクワやサンクトペテルブルクまで届く核弾頭付き戦略弾道ミサイルを搭載した戦略原潜を常時海中に配備して,更に北方四島での対奪還戦闘に十分なだけの空軍・陸上・揚陸作戦のための海上輸送力に加えて,共産チャイナが尖閣を急襲しても跳ね返して守り切れるだけの海空軍戦力を保持していたとすれば,ロシアによるウクライナ侵攻は日本が北方領土奪還作戦を開始する最高のチャンスだと考える次第です.

      つまりロシアがウクライナ侵攻を開始したら即座に日本も北方領土奪還作戦を行えば良いのです.今のロシアの体力と極東に配備しているロシア軍の兵力や輸送力から判断して二正面作戦を行うだけの力はロシア側にありません.ロシアが日本からの侵略に対して報復の核攻撃を思い止まらせるための日本側の核武装は不可欠ですが.

      そして,日本がロシア軍の侵攻作戦の背後を突く形で北方領土侵攻を行った場合,共産チャイナが日本の作戦の背後を突く形で尖閣侵攻をする可能性が高まります.ですからそれを跳ね返せるだけの余剰戦力(北方領土奪還作戦に全く使用せず東シナ海をカバーできる防衛戦力)を日本が保有していることが不可欠だということです.

      残念ながら,現実の日本には戦略原潜どころか北方四島への侵攻作戦を実施するだけの通常戦力さえ存在しないし,現実の今現在の日本人の国民性では戦争に訴える(しかも日ロの間だけでは日本から戦争を開戦する形になる)のは御法度(やれば確実に内閣が吹っ飛ぶ)ですから,北方領土奪還の最大のチャンスを活かすことは全く不可能ですが.

      またロシアのウクライナ侵攻が行われた場合,既にあちこちで語られている通り,時を措かずして共産チャイナによる台湾侵攻が行われる危険性が極めて高いという指摘には私も同感ですが,もしも上の思考実験のように,ロシアの侵攻に対して日本がとして北方領土奪還戦を仕掛ければ,共産チャイナによる台湾侵攻(と尖閣奪取とを纏めて一気に行う)の可能性は更に高まるでしょうね.

  5. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

    日本政府は梅田様の指示に従うから、日本はいないものと考えて大船(タイタニック)に乗った気分でいたら良いはずだけど
    梅田様がわざわざ「小規模な侵攻なら制裁無し」と言っているのだから

  6. 迷王星 より:

    ロシアによるウクライナ侵攻が行われた場合,日本は欧米と完全に協調した制裁をロシアに対して加えるべきですね.

    仮に日本だけが(アメリカ等から不興を買うのを覚悟して)ロシアに対して甘い対応をしたとしても,今までのロシアの日本や北方領土に関する行動や発言から判断する限り,日本を甘く見ることはあっても日本に感謝したり領土交渉で日本に譲歩することなどは決して有り得ないのですから.

    それにロシアによるウクライナ侵攻を仮に日本が欧米並みには厳しく咎めずにヨーロッパでの危機を日本が軽く扱った場合,共産チャイナによる日本領土への侵攻が起こった場合に欧米とくにヨーロッパ諸国による厳しい対中対応は全く期待できなくなりますから.

    それにしてもヨーロッパとくにドイツ(対ロ・対中に関して)とイタリア(対中に関して)はどうしようもない国々だと改めて思い知らされます.自分達ヨーロッパ自身の安全保障上の重大な危機なのに,侵略国家をSWIFTから排除する制裁に反対するとは.

    よりによって,こういうどうしようもない国々ばかりと同盟を組んだとは,我が国の先輩の方々を余り悪く言いたくはありませんが,当時の日本の指導部の「どうしようもなかった度」がどれほど酷かった窺い知れるというものです.

  7. 引きこもり中年 より:

    独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントします。
    (というより、自分でも自信がないので)
    ロシアは、米露チキンゲームで(結果的に)正面衝突する事態を想定して、日本をけん制してきた、と考えるのは考えすぎでしょうか。
    蛇足ですが、アメリカは同時に、いくつものチキンゲームをしているのではないでしょうか。
    駄文にて失礼しました。

  8. だんな より:

    ウクライナ侵攻したら、もう日本は制裁しない理由が無いと思います。

    去年くらいに中国の大使も、日本人の中国嫌いが多すぎるって文句言ってたような記憶ががあります。
    韓国の大使は、ダンマリですな。つまんない。

  9. 匿名 より:

    0対100理論が好きなのは地域性の問題なのでしょうかね

  10. Stratocaster より:

    プーチンは独裁者、侵略者という世界中のマスコミが垂れ流すイメージでこの問題を見ないほうがいいですよ

    ロシアが攻めてくる! と、ウクライナ危機を醸成しているのはバイデンでありジョンソンであって、当のウクライナのゼレンスキー大統領はそうした策動に不快感を表し「ロシアは攻めてこないだろう、出鱈目言って混乱させるな」と言っている
    ドイツもフランスも冷静であり、プーチンと話し合っている

    かつてロシアのエネルギーはオリガルヒによって独占されていたが、オリガルヒを潰して天然資源を国民の手に取り戻したのがプーチンだ
    したがってオリガルヒにつながるユダヤエネルギー勢力はプーチンが憎くて仕方がない
    だからロシアを挑発して戦争に持ち込みたいのは世界のエネルギーを支配する勢力であり、戦争で儲けるネオコンである  むろんバイデンはネオコンの言いなりだ

    ドイツの海軍トップが、ロシアを敵にまわして中露連携に追い込むより、
    ロシアと和解協調して最大の敵、中国に対するべき、と正論を主張して辞任させられた
    世界のマスコミは邪悪な勢力に支配されており、こうした正論はすぐに潰される

    ウクライナ危機はウクライナ軍が東部のロシア人の多く住む地域でロシア人を何千人も虐殺し、見かねたプーチンが救助に向かったのが実態である    クリミア併合も似たような理由だ

    いい加減プーチンを単純に悪者とのみ見るのはやめてください

    彼は共産主義が大嫌いな愛国者であり、彼が居なければロシアはユダヤ金融資本に蚕食され、
    貧困と戦争に満ちた最果ての地になっていたに違いない

    いつも有意義な記事が多く、愛読させてもらっているが、今回ばかりはステレオタイプな
    プーチン観に我慢できませんでした
    プーチンをキンペーやムンとは同列に語ってはいけない

    プーチンが戦っているのはトランプが戦ったのと同じ相手である
    日本はこの真相をしっかり見つめて制裁などするな、というロシアの警告は極めてまっとうであって、間違ってロシアを追い詰めれば中露連携という日本にとって最悪の事態を加速させるばかりでしょう

    1. はるちゃん より:

      > だからロシアを挑発して戦争に持ち込みたいのは世界のエネルギーを支配する勢力であり、戦争で儲けるネオコンである  むろんバイデンはネオコンの言いなりだ

      エマニュエル・トッドも、第二次世界大戦後世界中で戦争を仕掛けて来たのはアメリカのネオコンや金融資本だと言ってますね。
      世界の秩序を金儲けのために破壊して来たのはアメリカであると。
      全面的に賛同できる意見ではありませんが。

      ウクライナ危機の真相を遠く離れた日本が理解するのは難しいと思いますが、ヨーロッパ諸国とロシアはお互いの利益についてもっと話し合うべきだと思います。
      特にロシアを中国側に追いやるのは避けるべきです。
      でも、バイデンとプーチンって相性悪そうなので不安です。

    2. より:

      プーチン大統領を習近平氏や文在寅氏と一緒くたに扱うべきではないという見立てには賛成です。彼は習氏や文氏などより、ずっとしたたかで、良くも悪くも狡猾だと思いますし、利害得失をきちんと計算できる人だと思います。
      タタールの軛からようやく逃れたと思ったら、ナポレオンに攻め込まれ、ヒトラーに攻め込まれ、なんとか撃退したものの、ロシアは膨大な犠牲を払う羽目になりました。そのような歴史的な記憶に基づくロシアの恐怖心は、ある程度配慮すべきであると思います。少なくとも、「民族自決という崇高な理念」を振りかざすだけでは、ロシアの懸念を払拭することはできないでしょう。従って、「NATO加盟を含め、ウクライナがどうするかはウクライナが決めるべきだ」という”正しい理念”をぶつけるだけでは、協議が平行線になるのは当然と言わねばなりません。

      ロシアが中国に対して持つ潜在的警戒感はけして小さくはないと思いますが、あまりにロシアを追い詰めると、一時的に警戒感に目を瞑り、中国との結託に動く可能性は否定できません。それは東欧の局所的危機を世界規模に拡大するものでもあります。どう考えても賢いやり方とは思えません。
      日本としても、ロシアが実際にウクライナに対して軍事行動を起こしたならば、対ロ制裁の列に加わらざるを得ませんが、中ロ結託は日本にとって最悪の方向だということを念頭に置いておくべきであると思います。

      1. はるちゃん より:

        > ロシアが中国に対して持つ潜在的警戒感はけして小さくはないと思います

        ソビエト時代は中国はまだ力も弱く両国の関係は険悪でした。
        今は経済力、軍事力、政治的影響力は中国がロシアを圧倒しています。
        習近平とプーチンが握手している映像を見ると、習近平がプーチンを見下しているように見えるのは私だけでは無いと思います。
        昔は上下関係が逆でしたが。
        「中華民族の偉大な復興」政策は早晩ロシア人にタタールの軛を思い起こさせるのでは無いでしょうか?
        プーチンも中国の子分にはなりたく無いと思っていると思います。

        ウクライナ問題は、EU、ロシア、ウクライナが話し合いで解決される事を期待しています。
        アメリカの介入は問題の解決には余り役に立たないのでは無いでしょうか?

        1. より:

          EUにはほとんど期待できないと思います。どうせ、ロシアに対して一致した姿勢で当たることなどできないからです。せいぜい、「正しい(んじゃないかな、多分)理念」を振りかざすので一杯一杯でしょう。二枚舌、三枚舌を平然と駆使するイギリスはすでにEUのメンバーではありませんし。
          いずれにしても、NATOが絡んだ問題である以上、アメリカ抜きでの解決はありません。

          > 「中華民族の偉大な復興」政策は早晩ロシア人にタタールの軛を思い起こさせるのでは無いでしょうか?

          ロシアが一番警戒しているのは、沿海州の領有権だと思います。すでに大量の中国人労働者が沿海州に流れ込んでいるとも言われてますし、そもそも沿海州自体、ネルチンスク条約でロシアが清からもぎ取ったものですから、ある日突然、中国が「沿海州は中国固有の領土」などと言い出す可能性があります。そして、もしもそれが通っちゃったりすると、次は「バイカル湖以東は……」となり、しまいには「ウラル以東は……」などと言い出しかねません。中ロの潜在的領土/勢力圏紛争は、何も中央アジアだけではないのです。

          1. はるちゃん より:

            > ロシアが一番警戒しているのは、沿海州の領有権だと思います。

            沿海州は要注意ですね。
            中国が日本海への出口を確保する事になりますので。

  11. クロワッサン より:

    >これに加え、ロシアが領土問題を巡って誠実な協議に応じようとしないなか、日本国内で記者会見をして日本を牽制するメッセージを出すことが、日本の国民感情に対し、いかなる影響を与えるのか、この大使の方がまったく理解していないというのも興味深いところです。

    日本側もロシアからの領土問題解決への打診に積極的に応じなかった時期もあったと記憶してますし、どっちもどっちだと考えます。

    あと、そもそも連合国の対日戦争勝利時の利益分配にて、米国はソ連が北方領土を手に入れる事を了解していた、と記憶しています。

    戦後の東西冷戦で米国は北方領土がソ連領である事について曖昧な姿勢を取り、ソ連からしてみれば「米国は約束を破ったとまではいかないが履行はしていない」となります。

    竹島や尖閣諸島とは異なり、ICJに持ち込むとロシア領と判断される可能性がそれなりに高いのが北方領土だと受け止めています。

  12. アリスの宮 より:

    ロシアもNATOに加盟すればよい。
    もう共産主義の鎧を捨てたのであれば。
    三方丸く納まります。
    これにて一件落着~

    1. sqsq より:

      そもそもNATOの仮想敵はロシアじゃなかったかな?
      ロシアがNATOに入ったらNATOは解散。

  13. 理系初老 より:

    新任アメリカ大使、外務省訪問時ブルーリボンバッジ付けてましたし、(頭はいいけどお花畑っぽい)オバマ民主っぽくない見た目なので個人的には好感を持っていましたが、予想通りグイグイ来そうです(いい意味で)。ハーバード・リンやシェイシェイ・モテギではなく、むしろ安部さんや高市さんと仲良くなれそうな予感がしました(全くの私見です)。
    本日3日のSNSより:
    「ロシア大使が日本を威嚇したタイミングはこれ以上ないほど悪い。次の月曜日は北方領土の日であるという自覚を欠いたものだ。ルールと敬意は大切である。共有する価値観と原則のために、米国は日本と岸田首相を支持する」
    おそロシアには何も言えなかったので、まことにありがとうございます。

  14. sqsq より:

    あのあたりのことは複雑すぎて手に負えませんが、「ウクライナ」という独立国はソ連崩壊まで存在しないはず。ロシアが当たり前のようにクリミアに進攻して、今も占領状態。そもそもあのあたりの住民は自分はロシア人だと思っているらしい。
    何か日本人の知らない深い深いものがありそう。

    1. より:

      実態としてはともかく、ソ連が存在したころからウクライナは「独立国」でしたよ。その証拠に、ウクライナとベラルーシは国連加盟国、しかも1945年からの原加盟国でした。

      参考: https://www.unic.or.jp/info/un/un_organization/member_nations/chronologicalorder/

      1. sqsq より:

        そのウクライナはソビエトの衛星国「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国」のことだと思います。

        こういうのも独立国に入るのですか。

        1. より:

          だからこそわざわざカッコの中に入れてあるのですよ。
          国連加盟国はそれぞれが独立した主権国家であるという建前です。そして、先に挙げた原加盟国のリストでも、ソビエト連邦ではなく、あくまでもロシア連邦であることに注意してください。ロシア連邦が独立した主権国家であるならば、当然ウクライナだって独立した主権国家です。

          実態としてちっともそんなことはなかったというのは理解しますが、建前としては、ウクライナはあくまでもロシア連邦と対等の主権国家でした。では、ソ連とは何だったのかと言えば、ほんの一時期存在したアラブ連合のように、独立した主権国家を束ねる超国家だったということになります。実際、ソ連の頃だって、ソ連共産党とロシア共産党とは別物でした。あくまでも建前としては、ロシア共産党とウクライナ共産党とは対等であり、その上にソ連共産党が乗っかっているという形になっていたのです。

          ならば、国連に議席を持っていたウクライナと、持っていなかったカザフスタンとの間にどんな違いがあったのかというと、おそらく明確な答えはなく、ある種のご都合主義だったように思います。例えば、ウクライナはその昔ウクライナ大公国として東欧の大国であった時期がありますが、ベラルーシに至っては、そんな歴史すらありませんでしたから。戦後のどさくさ紛れと言っても良いのかもしれませんね。

  15. 匿名 より:

    ロシアとは仲良くしておかなければならない。なんて、変な山っ気を持っているアホな国はドイツと日本くらい。あんな国とつきあっても領土なんて絶対に戻ってこないし、何もかも取られるばかり。

    1. はるちゃん より:

      アメリカ、日本、EU諸国にとってロシアとの関係は今後の世界情勢を左右する大きな課題です。
      中国とロシアが組めないような情勢を作り出すことが必要なのでは無いでしょうか?
      対中国、対ロシア関係が今後の政界情勢を左右すると思います。

      北方領土問題はロシア対西側諸国の問題が解決しないとどうにもならないと思いますが。
      仲良くするとか小学生レベルの発想では北方領土奪還は夢のまた夢では無いでしょうか?

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告