竹島ギフトという「些細な問題」も大事にするのが重要
「竹島イラスト入りギフト」については、一部の在韓特派員も返送したようだ――。そんな報道が出て来ました。たかが贈り物ごときで何を大袈裟な、などと思う人もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。竹島問題は日韓間の懸案であり、些細なことであっても「大事にしていく」という姿勢が重要ではないかと思う次第です。
島根県竹島に見えるイラストが描かれた、韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)大統領からの「旧正月の贈り物」を在韓日本大使館が突っ返した、とする話題については、先日の『日本大使館が竹島イラスト入り大統領ギフトを突っ返す』で取り上げたとおりです。
報道等によれば、この「贈り物」は文在寅氏が各国大使や外国の報道関係者、あるいは新型コロナウィルス感染症に対応している医療スタッフ、社会的弱者など1万5千人に対して贈られたもので、韓国各地の特産品で構成されているのだとか。
こうしたなか、この話題に「続報」がありました。
韓国メディア『中央日報』(日本語版)などの報道によると、「ソウルに駐在している一部の日本人特派員も贈り物を返送する意思を示した」のだそうです。
駐韓日本特派員も文大統領の旧正月の贈り物を返送…韓国大統領府は「気まずくても対応自制」
―――2022.01.26 06:53付 中央日報日本語版より
返送すると決めた特派員がどの社に所属しているのかについては、記述はありません。ただ、記事によれば、韓国大統領府関係者は「報道関係者が数人、返還意思を明らかにし、実際に返却したと承知している」、と述べているのだそうです。
このあたり、なんだか非常に不思議な気がします。
韓国の立場からすれば、竹島を「実効支配」しているわけですから、もしも本当に竹島の領有権が重要なのだとすれば、自分たちが「実効支配」しているという事実を大切にしつつ、騒ぎ立てたりしないのが自然な反応だからです。
というよりも、少なくとも本件に限らず、一般にありとあらゆる領土問題に関しては、国際社会は両国の言い分をもとに、どちらの主張が適切であるかを判断しようとするでしょう。だからこそ、むしろ竹島問題の存在が国際社会に対して広まっていくこと自体、日本にとっては悪い話ではありません。
それなのに、韓国が竹島を不法占拠したのは1950年代の話ですが、当時から日本政府は「波風を立てない」ことを優先したためでしょうか、竹島問題について国際社会に強く訴えかけることをしてきませんでした。
しかし、こうした潮目自体、最近になって、明らかに変わってきています。その典型例が、昨年11月に発生した、日米韓3ヵ国外務次官級協議における、「共同記者会見拒絶」騒動でしょう。
これについては『日本が会見見送りで米国のメンツ潰した「本当の意味」』などでも述べましたが、結果として、竹島問題が日韓間の懸案として突き刺さっていること、米国の目から見て「日米韓連携」を阻害しかねない材料であることなどが、白日の下にさらされた格好です。
この点、韓国が事あるごとに、「独島(どくとう※)はわが国の領土」と繰り返しているのは、「自分たちが日本に対して勝利した」という、一種の虚構を強調するためにあると考えるべきでしょう(※韓国は竹島を勝手に「独島」と称しています)。
いずれにせよ、外国の国家元首から贈られたギフトを大使館が送り返すというのは異例のこととされているようですが、本件に関しては、日本大使館の行動は大変に適切であったと考えて良いでしょうし、韓国側のこうした行動のひとつひとつを大事にする、という姿勢こそ重要ではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
返さなければ「受け取った」と宣伝するでしょう。
蟻の一穴をグリグリ広げるのは過去に何度もあったことですし、些細なことでも潰しておくのは大事でしょう。今を大事にしないと。
国家元首のギフトを送り返すのが異例というなら、国家元首が相手国への当て擦りをギフトで贈るのも異例でしょう。意図を考えたら「喧嘩を売ってる」以外に思いつきません。
その実は「何も考えてない」かもしれませんが。
全くふざけていますね。自分がしていることを悪いことだと思ってないのでしょう。同じ口で、「日韓友好」「未来思考」とか言い出すから、あきれます。
徐々に関係をテーパリングするしか手がないですね。
東京五輪 聖火マップの意趣返し・・くらいのつもりだったのかな?
朝日、毎日、共同の特派員は喜んで受け取ってるのでしょうね。多分。
って率直に思えるのは私だけでしょうか?
竹島の問題は米国が無責任だと私は考えています。というのは、韓国に竹島を不法占拠されたのは、日本はまだ米国の占領下にあって、1952年4月にサンフランシスコ講和条約が発効する直前というタイミングでした。つまりこの時点の我が国は自衛隊が存在しないどころか外交権も認められておらず自力では対抗する術がなかったのです。ましてや我が国の敗戦後米国に対して竹島の領有を主張した韓国に対し領有していたという証拠を求めたけど、韓国はその証拠を示せないどころか韓国の主張する「独島」の正しい位置さえ示せなかったため米国自身が韓国の主張を却下したわけです。したがって李承晩が竹島を不法占拠した時点では前年の1951年に署名されていたサンフランシスコ講和条約で認められた我が国の領土を守る責任は米国にあったと考えられるからです。しかし、米国は韓国の不法をとがめることもしませんでした。また、当時の東西冷戦の中で戦勝国ではない韓国は講和条約の当事者たり得ないので、それに変わる日韓間の講和を図って日米韓の体制を構築するべく日韓間の国交を正常化する必要が有り米国の指示で交渉が始まったのですが、この交渉では1、日本による韓国併合が違法なものかどうか 2、竹島の領有権で大揉めに揉めて10年費やした挙げ句、結局はこの2点は決着を棚上げにして日韓基本条約(含日韓請求権協定)を締結したわけです。その間に米国は日韓間の問題は当事者で解決しろという姿勢(現在もですが)でした。竹島が不法占拠されたとき、あるいはこの日韓基本条約の交渉が行われていた10年の間に米国がきちんと筋を通していたら日韓の歴史問題はここまでこじれることはなかったと思えてならないのです。その意味で日韓間の問題に関しては米国も無責任だと思うのです。
無責任ではないよ
日本と韓国が永久に対立と紛争を続けるための布石であり
国家百年の計
こういうのは日本にはできない
スケールの大きなアメリカだからできること
バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 さま
米国が国家百年の計でそのようにした目的や理由はなんでしょう?根拠を添えて説明してください。私には理解しかねますので。
アジア人同士で争えばアメリカは枕を高くできる
簡単な話じゃん
ソ連崩壊後、
新たなヴィランに中国が必要だったのでしょうね
しかし ヴィランを育てすぎてしまった事や、
元ヴィランチームをアヴェンジャーズに迎え入れたのに
やっぱりヴィランに戻ろうとしているメンバーを放置する所なんかも・・・
マヌケに見えます
ステイツの外交力を過大評価しすぎなんじゃないですかねえ。
あいつらそんな細かい仕事しないでしょう。ブリカスならともかく。