8000万回目前で「ワクチン接種が順調でない」の怪

昨日、日経・テレ東の内閣支持率調査結果が出て来ました。これによると、内閣支持率は前月比9ポイント低下し、「最低」の34%を記録しました。ただ、ワクチン接種が「順調ではない」と答えた人が7割弱にも達しているという事実は、それだけで新聞、テレビなどのマスメディアが「印象操作」で政権を貶めているのではないかとの疑いを抱かざるを得ないのです。

いつもの内閣支持率

当ウェブサイトでは以前から、内閣支持率調査を継続的に追いかけており、とくに主要な6つの調査(読売新聞、朝日新聞、共同通信、時事通信の4社と、産経・FNN、日経・テレ東という2つの合同世論調査)については、定期的にまとめることにしています。

こうしたなか、この6つの調査に関して、菅義偉内閣に対する7月の支持率調査の結果が出そろいました(図表1)。

図表1 内閣支持率(2021年7月)
メディアと調査日支持率(前回比)不支持率(前回比)
読売新聞(7/9~11)37.0%(±0)53.0%(+3.0)
時事通信(7/9~12)29.3%(▲3.8)49.8%(+5.6)
朝日新聞(7/17~18)31.0%(▲3.0)49.0%(+7.0)
産経・FNN(7/17~18)39.0%(▲4.4)55.5%(+3.9)
共同通信(7/17~18)35.9%(▲8.1)49.8%(+7.6)
日経・テレ東(7/23~25)34.0%(▲9.0)57.0%(+7.0)

(【出所】各社調査より著者作成)

いかがでしょうか。

どのメディアでも支持率が不支持率を14~23ポイント程度下回っていることが確認できます。

この調査結果だけを見れば、まさに政権は末期的症状、というわけです。

おりしも9月には自民党総裁選が行われますが、この調査結果を見れば、「菅政権だと選挙で勝てない」との危機感が自民党党内に広がり、「菅おろし」の流れが生じるかもしれません。

あるいは、印象操作だけで内閣支持率をどんどんと引き下げ、当時の野党・民主党の圧勝を導くことができたという2009年8月の「成功体験」を、メディア各社は忘れられないのかもしれません。

ワクチン接種が「順調ではない」、日経・テレ東でも65%に

では、最近の「不支持の理由」としての潮流は、いったい何でしょうか。

その最大のものは、「ワクチン接種が順調ではない」という、漠然とした恐怖感でしょう。

先日の『ワクチン接種「順調でない」が7割:不可解な世論調査』でも報告しましたが、産経・FNN合同世論調査(産経ニュース・7月19日付『内閣支持率、今年最低39%、ワクチン接種「順調でない」7割超す』参照)では、こんな記述が含まれていました。

  • 政府の新型コロナウイルス対策を『評価しない』との回答は63・8%で、『評価する』の30・4%を上回った。ワクチン接種や酒類提供をめぐる混乱など、政府の新型コロナ対策への不満が支持率を押し下げた。
  • 首相が感染対策の『切り札』とするものの、供給不足から自治体や職場で遅れの出ているワクチン接種の進捗(しんちょく)状況については、『順調に進んでいない』が70・5%で、『順調に進んでいる』の26・5%を上回った。

何も考えずにこの記事を読んでしまうと、「そうか、政府のコロナ対策はうまく行っていないのか」、と、漠然と刷り込まれてしまう、というわけです。

また、これと似たような調査結果は、日経・テレ東のものでも確認できます。

内閣支持率、最低の34% 接種計画「順調でない」65%

―――2021年7月26日 5:04付 日本経済新聞電子版より

65%の人が、「ワクチン接種計画は『順調ではない』と答えた」、というものですが、正直、ここで「順調ではない」と答えた人は、いったい何を見てそう判断したのでしょうか。

ワクチン接種、本当に「順調ではない」のか?

ここで、事実関係を確認しておきましょう。

政府はまず、ワクチン接種については、「医療従事者等」、「一般向けのうち65歳以上(いわゆる高齢者)」、「一般向けのうち高齢者以外」、という3つのグループに分け、最優先すべき「医療従事者等」に関しては2月から、「高齢者」については4月から、それぞれ接種を開始しました。

こうしたなか、菅義偉総理大臣は5月7日の会見で、「1日100万回」という速度を達成するとの目標を示しました。これに対しては当時、「7月末までに高齢者向けの2回接種を終了させるという『目標ありきだ』」、「荒唐無稽だ」などとする批判もありました。

しかし、現実の接種状況は、いったいどうなのでしょうか。

結論的に言えば、「ワクチン接種記録システム(VRS)」のデータから判断する限り、平日は1日150万回前後、休日も70~80万回程度の接種がなされていることが確認できます。

といっても、VRSへの入力が著しく遅延していて開き直っている自治体もありますので(『松井一郎大阪市長がVRS未入力の事実を認め開き直り』等参照)、実際には「総接種回数の増分」(図表2)と「日別実績」(図表3)を両方比べてみる必要があるかもしれません。

図表2 VRSデータの「増分」の推移(医療従事者等以外)

(【出所】日付別に取得したVRSデータをもとに著者作成)

図表3 日別接種実績(医療従事者等以外)

(【出所】本日時点で取得したVRSデータをもとに著者作成)

VRS生データのダウンロード方法
  • 次の文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと、その時点の最新データが取得可能
  • https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson
  • 上記文字列のうちの「latest」以降の部分を「{dt}/prefecture.ndjson」(※)に変えると過去データの入手が可能(※なお、{dt}は「yyyy-mm-dd」形式で日付を入力。たとえば「2021年7月11日時点のデータ」なら、{dt}の部分を「2021-07-11」に変換)

はて。

これのいったいどこが「順調ではない」のでしょうか?

じつは、これまでに当ウェブサイトで何度か述べてきたとおり、ワクチン接種実績は、実際にはもっと増えているのではないかと思います。

一部の接種主体がワクチン接種実績をタイムリーにVRSに入力するのを怠っているなどの理由により、結果的に「未入力データ」が少なく見積もって200~300万回分(下手をすると500~600万回分)は存在すると考えて良いでしょう。

(※ただし、数週間前と比べれば、未入力問題はかなり改善して来たのではないかと思いますが…。)

なお、先の4連休中の接種回数は「増分」、「実績」ともに落ち込んでいますが、このうち「増分」に関しては本日(つまり昨日までの接種増分)で160万回程度に戻していますので、今後もこのペースを維持するのだと思います。

ちなみに、現時点で取得したデータによれば、総接種回数は7931万回、高齢者接種率は1回目が約85%、2回目が7割弱、とったところでしょう(図表4)。

図表4 ワクチン接種実績と接種率
区分接種回数接種率
全体合計79,314,514 
 うち1回目46,885,67136.88%
 うち2回目32,428,84325.51%
65歳以上合計54,221,077 
 うち1回目30,017,84984.59%
 うち2回目24,203,22868.20%
医療従事者等合計12,081,042 
 うち1回目6,457,054
 うち2回目5,623,988

(【出所】VRSオープンデータおよび首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』データをもとに著者作成。ただし、VRSデータは7月27日までの接種実績、医療従事者等については7月21日までの接種実績。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の人口で割った数値。高齢者接種率は累計接種回数を3548万6339人で、全体接種率は累計接種回数を1億2712万8905人で割って求めたもの。「医療従事者等」については算出していない)

本日か明日、「累計8000万回」を達成へ

「医療従事者等」に対する接種実績が、おそらく本日、一気に加算されるため、早ければ本日、遅くても明日には、接種回数は一気に8000万回を超えることはほぼ確実です。

このワクチン接種が進んだためでしょうか、五輪が行われている地元の東京では、1日の新規陽性者数自体は増えているものの、新規陽性者全体に占める高齢者の割合はどんどん低下しており(図表5)、若年層の割合が上昇しています(図表6)。

図表5 東京都における新規陽性者全体に占める高年層の割合

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成)

図表6 東京都における新規陽性者全体に占める若年層の割合

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成)

実際、新規陽性者と重症者をグラフ化してみると、ここ数日、重症者数が若干伸びているのは気がかりですが、新規陽性者の急増のわりに、重症者数の伸びは抑制的であることも確認できるでしょう(図表7)。

図表7 東京都新規陽性者数と7日間平均値、重症者数

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』および『新型コロナウイルス感染症重症患者数』のオープンデータをもとに著者作成)

肌感覚による政権への不満はワクチン接種進捗とともに消える

ちなみにあくまでも感覚的なことで申し上げるならば、ワクチン接種が「順調ではない」と感じる人が多いのは、「予約しようと思ってもなかなか予約が取れないから」、といった、実体験に基づいているものと思われます(※ただし、これにちゃんとした統計的数値を伴っているわけではありませんが…)。

ただ、8月から9月の世論調査では、おそらく「ワクチン」では支持率を下げることができなくなるはずです。現在のように1日120~150万回の接種が進んでいる状況だと、ワクチン接種回数は現時点で8000万回弱ですので、7月末までに8500~9000万回に達するでしょう。

1ヵ月も経てば、接種回数はさらに4000~5000万回増え、累計接種回数は1.3~1.5億回にも達し、さらに9月末には2億回も視野に入ると思います。

これに加えて、政党支持率だけで見れば、現在が「政権交代可能」という状況とは思えません(図表8)。

図表8 政党支持率(2021年6月~7月)
メディアと調査日自由民主党(前回比)立憲民主党(前回比)
読売新聞(6/4~6)33.0%(▲4.0)5.0%(▲2.0)
時事通信(6/11~14)22.8%(+1.4)2.9%(▲1.5)
朝日新聞(6/19~20)31.0%(+1.0)6.0%(▲1.0)
日経・テレ東(6/25~27)43.0%(+1.0)8.0%(±0)
時事通信(7/9~12)21.4%(▲1.4)4.5%(+1.6)
朝日新聞(7/17~18)30.0%(▲1.0)6.0%(±0)

(【出所】各社報道より著者作成)

自民党政権の支持率低下は最大野党である立憲民主党にとっては躍進するチャンスであるはずですが、2017年の結党直後にはそこそこあったはずの支持率も、いまや軒並みヒトケタ台をさまよう始末、というわけです。

もちろん、政党支持率と「次期選挙で投票する政党」はリンクしませんし、最近、立憲民主党は日本共産党との選挙協力を進めているようでもあるため、今年秋までに実施される衆院選では、立憲民主党などの野党が現在よりも勢力を伸ばす可能性はあるでしょう。

少なくとも「ワクチン接種が順調ではない」という理由で政権が倒れる可能性については、現時点ではさほど高くないと考えて良いのではないかと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. だんな より:

    ワクチン接種待ちなう。

    内閣支持率は、安倍政権の間に高い状況が続いていたんで、昔なら3割有れば上出来。自民党支持率と合わせて5割有れば、大丈夫といった感じだったと思います。
    異常なのは、一桁支持率が定着してきた、野党第一党の方だと思います。

  2. りょちん より:

    >肌感覚による政権への不満はワクチン接種進捗とともに消える

    予言しよう。
    ワクチンが行き渡って、与党政権の支持率が上がったら、

    「自民党を支持するような思考を誘導するチップがワクチンには含まれていたんだ!!」
    「なんだってーーー!!」

    とか言い出すの。

    1. 悪寅狗 より:

      あの、りょうちんさんですよね…?

  3. 犬HK より:

    何をもって「順調」なのか?

    その前提も政府目標やデータもなく、問いかけられた者の主観のみによって回答されるのですから、それはもう「順調でない」という回答が大勢を占めるに決まってますがな。

    1. 匿名 より:

      もっと単純に先進国の平均接種済み率との比較じゃないの?
      英米が昨年12月開始なのに何で2月なのか?って

      野党が反対したからって政府擁護のコメ見たけど国会って圧倒的な多数与党なんだろ、強行採決、強行推進する時じゃなかったのかと言いたい

      まあそれまでの防疫政策は良くやってたと思ってるが

      1. 通りすがりの地方公務員 より:

         横レスで恐縮です。細かい話をすればワクチン承認は国会で強行採決するものではないですが、万が一与党・政府が強硬に推進した場合は、以下の状況が想定されるので、接種状況は変わらないか、むしろ悪化していたと思います。

        ・野党・マスコミが反ワクチン運動をおこして、ワクチン忌避感が強まる。(もともと野党・マスコミは反ワクチンの傾向が強いのは事実です。いまのワクチン不足批判はただ政権を批判したいだけ。)
        ・21年年初時点では製薬会社の供給体制が整っておらず、生産地かつ当時感染状況が著しく悪化している欧米に優先供給するため、結局日本に大量供給されるタイミングは早期承認しても大して変わらない。(アストラゼネカなら供給できたかもしれませんが、リスクの高いワクチンの使用はワクチン忌避感をより強めるだけでしょう。)

        1. 匿名 より:

          >・野党・マスコミが反ワクチン運動をおこして、ワクチン忌避感が強まる。(もともと野党・マスコミは反ワクチンの傾向が強いのは事実です。いまのワクチン不足批判はただ政権を批判したいだけ。)

          これが私が言った野党への責任の押し付けです。
          菅政権支持率は発足当時ほどではないにして野党の支持率と比べればはるかに高いです。
          つまり野党がワクチン忌避感を高めようとしても影響はより限定的になるはずです。

          >生産地かつ当時感染状況が著しく悪化している欧米に優先供給するため、結局日本に大量供給されるタイミングは早期承認しても大して変わらない。

          絶対的な悪化の度合いには違いはあっても日本国内の第三波拡大による危機感は国外とは変わらなかったはずで、昨年12月の欧米でのワクチン開始の報道を恨めしく聞いてた日本人は少なくなかったと思いますが?
          欧米への優先供給の国際間合意ができていたとの報道も聞いた覚えもありませんし。
          あったのはワクチン確保したとのことだけでした。

          というかワクチンに対する忌避感が高まるかどうかは政府が接種体制の構築を遅らせて良いかどうかの問題ではないでしょう。
          ワクチンを打たないという選択肢が現実化するのは希望者は打てるという体制が整ってからです。
          途上国のようにワクチン確保が国力として難しいのならともかく。

          1. どみそ より:

            「欧米への優先供給の国際間合意」と いう宣言はなかったかもしれませんが 「EU地域外へのワクチンの輸出は輸出ごとに個別承認が必要」との 宣言はありました。
            欧州の惨状があり欧州内でワクチンが大量に不足しているとき 世界的には感染爆発していない日本に 多量のワクチンを送ってくれるでしょうか。
            表向きには 輸出不許可となったこともなく お互いの国民感情も良好です。
            政府の折衝、モデルナワクチンの供給後づらしの承諾など 様々な努力の結果と思います。

          2. 解せぬ より:

            >「EU地域外へのワクチンの輸出は輸出ごとに個別承認が必要」との 宣言はありました。

            それがEU域外国でのワクチン接種開始の遅れに繋がっているのだとしたら、域外国の早期接種開始は説明できませんが?
            人口には差が有るものの中東のイスラエルは世界でも早く接種開始し接種率も世界一となってました。
            そういう政治に緊張感のある国でなくても3月までのワクチン接種率の高い国は英国(AZだけかも?)であり米国で、EU加盟国ではありません。

            私はワクチン接種フェーズまでの対新型コロナ防疫政策はロックダウンもせず国民性を理解しての良い結果だったと思いますが、第三波以降の死者(特に高齢者)は日本政府の接種開始の遅れに責任があると思わずにはいられません。

          3. 通りすがりの地方公務員 より:

             英国(アストラゼネカ)も米国(ファイザー、モデルナ)もワクチン開発国です。コロナワクチンを開発した企業は、開発に当たって母国政府から多大な支援を受けているので、当然輸出規制などかけなくても優先的に供給されます。(EUは単に生産国なので、輸出規制で止めるしかなかった。)
             あと、ご自身でも指摘されておりましたが、イスラエル、シンガポールといった人口規模が小さい国は、米国に対する安定供給を阻害しない程度の量の供給でも十分なわけです。日本の場合、医療従事者+高齢者全員分確保しようとすると1億回分必要なわけで、(世界各国から購入希望がある中で)母国と同時に比較的感染が落ち着いていた国にそのような量を供給してくれる製薬会社はどこにもありません。

             結局、菅政権がめちゃくちゃうまい立ち回りをしたとしても、製薬会社から3月のシンガポールと同程度の量しか調達できなかった可能性が高いです。(当然シンガポールと同程度の量では、我が国の医療従事者分も賄いきれません。)
             日本クラス(もっと言えば韓国クラスでも)の人口規模でアメリカ並みの速さでワクチン供給しようと思ったら、自国の製薬会社がワクチンを開発生産するしかありえません。しかし、なぜ日本がワクチン開発できなかったかはもはや構造的な問題なので、菅政権の段階ではどうしようもありません。

  4. G より:

    ワクチン接種は自分が接種出来なきゃ支持率に影響しないのは事実でしょう。与党もそれをわかって作戦をたてると思います。まあ、任期満了までには間に合いますから、これはかなり戦い易いように見えますね。

    オリンピックもマイナス材料から一気にプラスに転じました。即支持率向上はしなくても、オリンピックを無事乗り越えたあとには支持率にも効いてくるはずです。

    野党は戦略ミスですね。オリンピック金メダルラッシュの流れに乗れず苦しいでしょう。何せ何か祝福コメントするたびに「おまいう」で叩かれますしね。

  5. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、日本マスゴミ村と同じく、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
     もはや、「ワクチン接種が進んでいない」というのは、マスコミが用意した、内閣を支持しない理由の模範解答ではないでしょうか。
     蛇足ですが、新型コロナ対応も含めて、国民の利害、感情、面子(?)が細分化されてしまったため、「何に反対するか」では多くの支持を集められても、「何に賛成するか」では少数のコア支持者しか集められなくなっているのではないでしょうか。
     駄文にて失礼しました。

  6. Sky より:

    1回目接種が36.88%、自分が接種してなきゃ順調でない、と自己中心に考える人多数であれば、この数字が基準になるでしょう。であれば、内閣支持率はほぼ同率なので妥当な数字です。ファイザーに供給を前倒し要請したのは当然でしょう。

  7. めがねのおやじ より:

    「ワクチン接種が順調ではないと答えた人が7割弱にも達している」、、?何処の誰が答えたんでしょうか?誘導尋問なら、分かりますが。もう8,000万人が摂取したんですヨ。

    若い人ならともかく、65歳以上は勿論、60歳でも2回目済んだ人、ワンサカ居ますよ。菅総理支持率が30%台?(嘲笑)
    でも、「スガー、ヤメロー」と言う声は聞こえませんなぁ。

  8. 某都民 より:

    他にも仰られた方がおりますように、順調かどうかなんて回答は、所詮結局自分がワクチン接種済みまたは接種予約できたかどうかという単純な主観に過ぎないと思います。私も昨日何とか電話にて予約出来まして、少し先ですが9月に入ってから接種予定となります。
    しかしながら、私の自治体では同世代で予約出来なかった人達の方が大多数を占めていると思いますので、その様な方々からしてみれば順調ではないと答えが来てもまあやむを得ないのかと。

    ただ例え自分が今回予約取れなかったとしても、順調では無いとは全く思いません。100万回/日はクリアしてそれ以上のペースとなっているのですから。
    そもそも打ち手の数が決まっている以上ずっと右肩上がりに接種なんて出来ないのだから、どこかで頭打ちになるのは当然な筈なのに、それすら分からないのは考え方としてどうかとは思いますが。

  9. 市井の内科医 より:

    言いたいことがないわけではありませんが、順調か否かで言えば、このペースで順調と言わずして何を順調と言うのか、マスゴミ各社に小一時間問いただしたいものです。

  10. 頓珍韓 より:

    ピザが届くのが指定時間でも、「お腹が空いてるから遅い」と★1つを評価サイトに書きつけるタイプが多いのかもね。

    なんでも便利になって待つことができない、ツイッターの短い文章でも耐えられない現代人の性を感じざるを得ない。

    1. 阿野煮鱒 より:

      便乗して…

      日本のやることは、百点満点じゃないから零点!
      韓国のやることは、本当は赤点だけど、一生懸命頑張っているから百点!!

      これが客観公平な評価!!!
      これがマスコミ・クォリティー!!!!
      キリッ。

      失礼致しました。

  11. sqsq より:

    世論調査とは、自宅の電話にかかってくる自動音声のこと?
    私はああいうのはすぐ切ることにしてるけど、いちいち回答している人がいるのが驚き。

    都議選のときは毎日のようにかかってきてた。
    固定電話にはかかってくるけど携帯にはこないけどなぜかな?

    1. どみそ より:

      よくわからないのですが
      固定電話は 市外局番で地域がわかるからではないでしょうか。
      携帯だと 日本のどこかのひと宛になりますから。

      ただ最近携帯のみで 固定電話を持たない人も多いようです。
      特に若い方たちは携帯のみで 日中固定電話に応対できるのは在宅率の多い高齢者中心に なっているとおもいます。

      1. りょうちん より:

        だいたい最近の電話調査に関するFAQはここに載っています。

        https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/nhk/faq.html

        でも、携帯電話に知らない電話がかかってきてもイマドキのリテラシの高い人は出ませんよね。
        一回切って、迷惑電話番号のデータベースを検索してかけ直します。

  12. いちょう より:

    図表5などで,新規陽性者全体に占める高年層の「割合」を論じるのはなぜでしょうか。
    重症化リスク等(ひいては医療のひっ迫)を考えたときに,高年層の新規陽性者の「人数」は,重要な指標だと思います。
    しかし,割合にどういう意味があるのかがわかりません。
    例えば,若年層100人・高年層100人だったら高年層の割合は50%,若年層1000人・高年層100人なら高年層の割合は9%です。高年層の人数が同じならリスクはほぼ同じであって,若年層が多くなったからと言ってリスクが減るわけではない,と思うのです。というわけで,人数(上記の例では,いずれも100人)ではなく割合(上記の例だと50%と9%)を論じる理由を解説していただきたくお願いします。

  13. 墺を見倣え より:

    甲子園球場がある兵庫県の知事が「蔓延防止等重点措置」の再申請を検討し始めた様です。

    兵庫県の蔓延防止等重点措置の適用は7月11日で終わっていて、現在はその後の「感染リバウンド防止対策」なんですが、これも7月31日迄です。

    朝日新聞の目論見としては、8月は何も措置が無いので、夏の甲子園に目一杯入れるつもりだったのカモ知れませんが、予定が狂いそうです。

    五輪が無観客だったのですから、兵庫県は、「蔓延防止等重点措置」とかケチな事言わずに、8月1日から25日迄「緊急事態宣言」にして、甲子園を無観客にすべきなのでは?

    盆休み中の人流は最警戒ですよ。(棒読み)

  14. ナナシ より:

    VRSへの未入力分や職域接種、接種はまだだけど予約が取れた人を集計すれば、既に50%近くの人が接種済みあるいは接種の目処がたっている状態のはず。
    なのに70%が順調でないと答えるとは、不思議な事もあるものです。
    マスゴミお得意の恣意的なデータの操作の匂いがしますね。

    1. ad より:

      我が家の両親(80代)のように、とうの昔に案内も来ていてやろうと思えばひと月かそれ以上前にとっくに打てたのに打たないで文句言ってる人間もいます。打てるのに打たない人間には関係ない話でしょ…
      科学とか論理はもはやどうでもいいのだと思います。

  15. 迷王星 より:

    日本のワクチン接種が順調でないとアンケートで答える国民が多い理由は,欧米とくにワクチン開発・生産国として真っ先に大量のワクチンを確保して国民への大量接種を行えた英米との比較で日本は接種が酷く遅れていると思っているからだと個人的には推測します.

    マスコミも日本の接種状況が着々と進んで接種率が確実に上がり続けていることよりも,英米やイスラエルなど接種先進国との比較で日本は遅れているという論調で報道しているケースが圧倒的に多いのでは.

    いずれにしても一般の人々のほとんどはソースデータを自分で調べたりしませんからね.マスコミ報道の論調に好きなように誘導されて当然です.

    1. 匿名 より:

      一番の原因は都市部で感染が急拡大していることでしょう。かえって海外と比べたら日本も悪くないなと思うのでは?若年層はコロナにかかって免疫を獲得してもらうとしても、中年層には同じやり方は厳しいでしょうし。それに中年層は社会の主力でもあり、高齢者と比べても外出する機会が多く、公共交通機関の発達した都市部では格段に感染の可能性が高い。この層が動揺すると経済活動にもかなり支障が出るでしょう。ところが、VRSを使った接種システムは都市部の特に個別接種で甜く機能していないようです。それなのに、都市部中年層への集中的な接種計画も発表されていない。感染が急拡大してリソースがそちらにどんどん取られているのにVRSが入力されるのを指をくわえて待っている。医療関係者は終わったとアナウンスがありましたが、学校の先生の接種が新学期に間に合うのかどうかの見通しすら立っていない。新学期や重点化に向けた計画をアナウンスをしないと、しばらくはこんな感じだと思いますね。

    2. より:

      残念ながら、マスコミの影響力はまだまだ大きいと感じます。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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