接種が先行する医療従事者の新規陽性数が東京都で激減
『ワクチン接種「2500万回超え」、若年層にも拡大へ』でも述べたとおり、わが国ではワクチンの接種が急ピッチで進んでいます。大手町の自衛隊による集団接種センターでは、明日以降、18歳以上・64歳以下の人たちに対する接種も始まるそうです。こうしたなか、先行してワクチン接種が進む医療従事者については、新規陽性者数が激減した、とする報道もあります。
ワクチン接種は急ピッチ
昨晩の『ワクチン接種「2500万回超え」、若年層にも拡大へ』では、政府が提供するデータ上、「1日100万回接種」が達成できているかどうかは直接確認できないにせよ、その可能性は非常に高いとしたうえで、「このペースだと6月中にも高齢層の過半数への1回目接種は終わる」と申し上げました。
また、今朝の『【読者投稿】新型コロナは「人間社会の縮図そのもの」』では、「伊江太」様という読者の方からいただいた、新型コロナウィルス・武漢肺炎を巡る、非常に秀逸な論考を紹介しました。なかでも「集団免疫の壁」という表現、非常にわかりやすく、個人的にはストンと腑に落ちるものだと思います。
いずれにせよ、新型コロナウィルス・武漢肺炎の状況については予断を許すものではありませんが、だからといって、過度に悲観すべきことでもないことは間違いありません。
ところで、先日からしばしば言及しているとおり、ここ数週間、東京都における新規陽性者数が大きく減って来ています(図表1)。
図表1 1日の新規陽性者数と7日間移動平均値(東京都)
(【出所】東京都『オープンデータ』より著者作成)
その理由については、正直、よくわかりません。
紫外線量が増えて来たからなのか、気温や湿度が高くなってきたなのか、緊急事態宣言の効果が出て来ているからなのか…、など、さまざまな仮説が成り立つと思いますが、それらについて本稿で言及するのは控えたいと思います。
読売「医療従事者の感染が激減」
こうしたなか、ワクチン接種が進んでいけば、いったい何が生じるのか、という点で、非常に興味深い報道を発見しました。読売新聞オンライン版の『ヨミドクター』というウェブサイトに、数日前に掲載されていた、こんな記事です。
【独自】医療従事者の感染、月525人から47人に激減…「ワクチンの効果」
―――2021年6月14日付 ヨミドクターより
「東京都内で5月に新型コロナウィルス感染が確認された医療従事者は47人で、今年最も多かった1月と比べて10%以下に減った」ことがわかった、とするものです。
リンク先記事は読売新聞の「読者会員限定」だそうであり、読売新聞を購読していないと全文を読むことができないのですが、見たところ、分析は東京都のオープンデータを使用しているようなので、同じ分析は当ウェブサイトでもできそうです。
そこで、東京都の「医療従事者」の新規陽性者数と、東京と全体の新規陽性者数の推移を調べ、比率を取ってみると、興味深いことがわかりました。その結果が、次の図表2、図表3です。
図表2 東京都における医療従事者の新規陽性者とその推移
(【出所】東京都『オープンデータ』より著者作成)
図表3 東京都における新規陽性者に占める医療従事者の比率
(【出所】東京都『オープンデータ』より著者作成)
粛々とワクチン接種を進めるべし
いかがでしょうか。
医療従事者のなかの「新規陽性者」の絶対数、そして東京都における新規陽性者数全体に占める割合が、とくに3月以降、顕著に減少していることがわかります(ただし、直近についてはデータが間に合っていないという可能性がありますので、新規陽性者数が完全にゼロになったとは限りませんが)。
この点、読売新聞は国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長の次のような発言を引用しています。
「医療従事者が対策に努めていることもあるが、ワクチンの効果が表れていると考えられる」。
この見解が正しければ、ワクチン接種の進捗は、社会全体の感染者を減らす方向に働くことが期待される、と考えて良いです。現状の「優先順位の高い層からワクチン接種を急ピッチで進める」という菅義偉政権の対応を、今後も続けるべきでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
アンチワクチンが問題になってきますね。
昨日の外来で98歳、72歳、50歳の祖母・母・娘が来院してました。
コロナワクチンは?と聞いたら98歳と72歳がワクチンは危ないと
良くないものが入っていると頑として受け入れないと50歳が言ってました。
医師にも看護師にもおかしな人はいますから、でもコロナが持ち込まれたら
生き残るのは貴方だけですねと言ったら娘さん笑ってました。
ワクチン接種が進んでも未接種者の感染は起きるのでできるだけ
説得するように話しました。
職域接種の場合は未接種者を差別的に取り扱わないようにとは言われるものの
窓口に出しにくくなるので接客業では、区別されて立民が騒ぎ出しそうな予感。
バカは死にきや治らないーーーー
間断なく繰り返される偏向報道の結果、そのような判断を下すに至った、という仮説が立ちそう。
お年寄りには接種してもらいたいです。接種が進むともう自分は大丈夫と市中の軽症・無症状の感染者はワクチン接種開始前より下手したら増えるかもしれません。ワクチン一回では重症化を避けられるだけで、新型コロナの嫌らしいところは無症状でも感染能力がある点です。
日本で感染者が少ないのは皆でマスクをしているから。ただでさえ夏本番に向かうのに自分は大丈夫、自粛に飽いた感染予備軍がマスクをしてくれるかどうか。そんな中に重症化しやすい高齢者としてむざむざ自分から取り残されようとしているとは、思ってはくれないのでしょうかねえ。
朗報ですね! データ集計ありがとうございました!
これはノーコロナの連中が、「もっと検査をきちんとすべきだ」と主張するでしょう。
来年の正月は、超列島大移動ですかね。
東京都のデルタ株(インド株)のデータ数が増えてきたおかげで、今後の予測か可能になってきました。私の計算が間違ってなければ、残念ながら、東京オリンピックを直撃します。7月に入ると、首都圏では、デルタ株がイギリス株を抜き、感染者数は増加に転じるはずです。
オリンピックはやってもいいけど、観客を入れるのはまずいんじゃないかな。ワクチンの効果は、これも残念ながらオリンピックには間に合いません。
5月だと、そこまで接種進んでたかなあ。
東京都は遅かったんですよ。
市井の内科医様
わたしも同じような印象をもちます。
医療現場のことはまったく知らないので、いい加減なことをと、叱られるかも知れませんが、あのマスクの予備も防護衣もないという状態で、診療行為を続けなければいけなかった時期を過ぎたあと、医療関係者の感染って、そんなに出ているのでしょうか。
わたしがかつて勤務していた大学の付属病院では、院内感染対策に非常に力を入れていて、インフェクション・コントロール・ナースというのは非常に強い権限をもっており、ことあれば、医局の長、つまり教授にも指導が出来るくらいの力がありました。その元締めだった方なんかは、自分の病院内だけでなく、県内の病院を回って、知識の普及を図る活動までやっていました。
前に県の衛生部の関係者が、わが県では武漢肺炎の院内感染が本当に起こっていないんだと、自慢げにはなしていましたが、そうした取り組みが役に立っているのかなと思っています。
きちんとした知識を身につけた上で、注意深く診療、看護に当たれば、医療関係者の感染リスクって、そう大きくないんじゃないかと思うのですが。
インフェクション・コントロール・ナースが医局会に乱入してきて、紫外線で光る染料を手にぶっかけられ、手洗いをさせられて、ブラックライトを当てて(当ててんのよ)、
「ほらこんなに残ってるわよ!!」
と怒られたことがあります。
市井の内科医様
あとで同期のLINE確認しますが、
国立病院、社会保険病院等の先行接種が5月なら終わっていると思います。
来月はもっと減少すると思います。
確認しました。都内の社会保険病院で2月22日と3月19日、関東近郊の国立病院で2月26日3月19日ですね。
何やら【若い女性たちにはワクチンが毒だからワクチン接種をただちに中止せよ】と「何かのデータ」を書いた紙切れ数枚を持って厚労省かどこかに私人として申し入れした人が居るらしく、そのアクティビストな人がSNSで自分が役所に紙切れを手渡して来たと嬉々として更新しておられて、その更新を別な人がさも大事な事とシェアして居られた。そんな更新がタイムラインに流れて来ました。
持っていったご本人は職業ラーメン屋さんだそうです。しかもご本人は「中止申し入れはしたけれど多分中止にはならないだろう」などとご気楽な様子でしたが、シェアした方の方はかなり真剣に【こう言う貴重な少数意見がある】と洒落でもなく受け止められて居ました。
所で医療関係者は必ず二度、接種する事を先行したわけですけれども。未接種の人や一回目だけした接種していない人の浮かれっぷりも危険だとおもいますね。
名無し様
2日前 ワクチン1回目を打ちました。
医者によると、やはりワクチンを打ってからの医療関係者の感染は大変少なくなったそうです。
ただ、1回目を打った後の2回目の待機期間(3週間)中にコロナに感染し死亡した医師もいたとかで、やはり2回は必要とおっしゃっていま
1. 新型コロナのワクチンは従来の私たちが知っているワクチンとは異なり、遺伝子ワクチン(mRNA)であり、どのワクチンも、WHO(世界保健機関)やアメリカをはじめ、まだ正式な認可は下りていないこと(緊急使用の許可が出ているのみ)
2. たった1年で作られ、長期毒性の検査は終わっていないこと(そのために正式な認可が下りません)
3. 過去にもmRNAワクチンは作られようとしてきましたが、実験した動物がすべて死んでしまい、失敗していたために今まで一度も認可が下りなかったこと
4. 今回は動物実験を飛ばし、長期毒性の経過をみることも飛ばし(通常ワクチン製造まで5-10年ほどは経過を見るもの)、歴史上初めて人間の体に使われていること(人体実験の段階)。すべては試験管の中で実験されたものでしかないこと。
5. 接種後すぐに出る副反応のみならず、半年後、1年後、5年後、10年後に体にどんな変化を起こすのかこの世の誰も知らないこと
6. ワクチンを接種することで重症化するリスクがあることから重要な潜在的リスクとしてファイザーの公式文書に明記されていること
7. 妊婦・乳児に対する接種は『重要な不足情報』と書かれてること
8. 現在治験中であると明記されていること
9. 体の中の遺伝子がどのようになるのかが予測不可能なため、それを元に戻す方法がない可能性が高いこと(一度打ったら元の体には戻せない可能性が非常に高い)
10. 新型コロナに効いたとしても、自己免疫の働きを弱めてしまう可能性が非常に高いため、普通の風邪が重症化したり、がん細胞が活性化されてがんになる可能性も高いと言わていること(免疫低下によりあらゆる病気にかかる可能性が高まる)。また、ADEという自己免疫が暴走してしまう可能性が指摘されていること。
11. 元ファイザーの副社長や、ビルゲイツのワクチン財団で研究をしていたワクチン開発の権威者をはじめ多くのお医者様や科学者がこのワクチンの危険性や製造中止を訴えていること
12. 日本ではワクチン接種後196名が死亡し、副反応で1,000人以上が重篤化していること
13. ファイザーのワクチン説明書に「現時点では感染予防効果は明らかになっていない 」と書かれていること
14. 厚労省のページに「データが少なく不明な点が多い 」書かれていること
15. ファイザーのワクチン有効率95%のデータをよく見ると、ワクチンを打つとコロナに感染するリスクが0.84%減る ことが示されており(厚労省のページからも自分で計算できます )、接種してもしなくてもその差は1%にも満たないこと。これはARR・絶対リスク減少率というものです。さらに詳しく知りたい方はRRRとARRの違いを検索してみてください。データ(英語) では他社の数字も出ており、アストラゼネカは1·3%、モデルナは1·2%の差。日本語でも検索すれば計算されている方がいらっしゃると思います。
16. 集団免疫は
現在治験中であると明記されていること
厚生労働省、FDA,ファイザーのホームページ(日本語あり)
接種したい人はこれらをよく読んだ上で判断すれば良いと思うよ。
> 妊婦・乳児に対する接種は『重要な不足情報』と書かれてること
妊婦・乳児に安全であると書いてある添付文書があったら教えてくださいwww
検証可能なソースを知りたいです。特に3.
学術論文とかであれば、読んでみたいです。
なんか、「ジヒドロゲンモノオキシドの恐怖」の文書めいてるんですよねえ。書き方がw。
叩き台にどーぞ。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa2034577
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/different-vaccines/mrna.html
> 実験した動物がすべて死んでしまい
目的のデータを取得後の実験動物は、安楽死処分だと思っていたので、わざわざこんな書き方をされるのは、何かしらそのような報告があるのかと考えたのですが。
りょうちん先生のご教示を見て、納得です。元コメントの3にも、ワクチン接種を原因とする、とは書いていないですもんね。
#10年、20年といった長期の影響についてはデータが無いですが、現在の科学的知見に照らして思うに、そのようなリスクは想定されないと、素人ながら考えます。
#10の記述にしても、いわゆる悪玉抗体の誘導がどのくらいの頻度で観察されたのかについても、データはあるのでしょうか。この新型コロナウイルス抗原で。
#ご提示のURLを見に行ったら、横のよく読まれている論文リストに、昨日付け公開の論文に、妊婦への接種の安全性に関する予備的報告がありましたね。
内閣府政府広報にこんなのがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=f_lOgMCYnbo
アップロードは本年2月。どうして再生カウントが増えて行かないのか不思議でなりません。当方が気が付いた時には確か3千程度でした。
2021年6月18日の一般に知られている情報で答えてみます。
1. ~3. 確かにmRNAワクチンはいきなり世に出てきた印象はありますが、技術的には2005年ごろからワイスマン教授、カリコ博士らによって確立しているもので、その後も炎症を抑える改良は続いていました。
4. アメリカでは去年の内から治験が開始されています。決して試験管だけの話ではありません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210129/k10012840521000.html
5.おそらくmRNAとDNAを混同しているかと。DNAからmRNが生成されますが、mRNAからDNAに影響を与える機構は体内にありません。
6.~8.もう12歳以下でも大丈夫という見通しがついているようです。
12歳以下のコロナワクチン大規模治験開始へ
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-pfizer-children-idJPKCN2DK1OW
9. mRNAワクチンはたんぱく質の合成機構を利用しています。その理屈でいうと同じ機構を利用して自身のコピーを生み出している新型コロナはおろか風邪に感染したもDNAが不可逆な変異をしてしまうことになります。肺の繊維化は炎症によるものです。
10.「自己免疫の働きを弱めてしまう」の情報ソースが見当たりません。重症化したときの対処法として投与される抗炎症剤のためのステロイド等の効果が混同されている可能性があります。
11.元ファイザーVice presidentマイケル・イードンの発言、さすがにこれをソースにするのはドン引きです。マスク無しで日本の低感染者数をどう説明するのか。9.でも触れましたがmRNAワクチンで生成されるスパイクたんぱく質と新型コロナウィルスのスパイクたんぱく質は本質的に同じものです。新型コロナ感染者で胎盤に特異に自己免疫暴走を起こした症例は寡聞にて存じません。事実なら今頃イスラエルで騒ぎになってますよ。
12. 2770万人接種して重篤化1000人なら0.000036%
https://www.yakuji.co.jp/entry21054.html
>2283万回接種して、2428件の副反応があった。うち、重篤例は416件で、死亡は133件。
インフルエンザワクチンの重篤化率0.000018%と比較してもそこまで悪いものでもありません。
15. 感染はします。昔は発症前に治ったり、無症状などを感染しなくなると思っていただけです。これは今回の新型コロナ流行で一般常識が書き換わった点です。
16.人口6割接種で感染は有意な減少が見られます。イギリスでは羽目を外して飲み歩く者もあり1万人までまた増えましたが、重傷者と志望者は減少しています。
10億人が接種している現状を無視しているというか検証もせずにコピペを重ねているので全体的に情報が古いですね。情報を整理できたおかげでワクチンを打つ決心がより固まりました。
このあたりの中身を見ればよいと思います。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0011.html
ファイザーワクチン添付文書
https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/000738743.pdf