パチンコ店の減少続く:最盛期と比べ1万店舗以上の減

本稿は、「ショートレビュー」です。警察庁の発表によると、2023年におけるパチンコ屋の店舗数は7,083店舗となり、前年の7,665店と比べてさらに7.59%減りました。ピーク時の1995年の17,631店舗と比べれば、10,548店舗も減少しています。ただし、パチンコやスロットの台数は店舗数の減少と比べて緩やかであり、このことから、パチンコ業界では店舗の大型化で生き残りを図っている、とする仮説も成り立ちます。

以前の『30年で半分に減ったパチンコ店』では、警察庁および「全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)」のデータをもとに、パチンコ店がこの30年あまりで激減している、とする話題を取り上げました。

これに関連し、4月に警察庁が『令和5年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について』<pdf.gif>と題する資料を公表していたのですが、本稿ではこれを「速報」的に取り上げておきたいと思います。

警察庁によると、「ぱちんこ営業」の店舗数は2023年で7083店舗となりました。

前年(7,665店)よりもさらに7.59%減った格好ですが、それだけではありません。過去の警察白書等をもとに、パチンコ店舗数の推移を見てみると、ピークだった1995年の17,631店と比べ、10,548店も減少した計算です(図表1)。

図表1 パチンコ店舗数

(【出所】過去の警察白書等を参考に作成)

ことに、2015年頃から、パチンコ店の店舗数の減少ペースがさらに急峻(きゅうしゅん)になっていることが確認できます。

この点、あくまでも個人的な見解ですが、以前の『メガソーラー発電量はパチンコ屋1店舗分の消費電力?』でも指摘したとおり、パチンコ屋の減少は、電力供給を安定化させるという意味でも、じつは日本経済のためになっているとの見方もあるかもしれません。

ただし、パチンコ・パチスロ(警察用語でいう「ぱちんこ遊技機」や「回胴式遊技機」)の台数は、店舗数の減り方と比べると、緩やかです(図表2)。

図表2 パチンコ・パチスロの台数

(【出所】警察白書および全日遊連データなどを参考に作成)

パチンコ店自体がこの30年あまりで1万店舗以上減ったのに対し、パチンコ・スロットの台数は半分も減っていません。このことから、パチンコ業界では店舗の大型化で生き残りを図る動きが見られる、と総評することができるかもしれません。

このあたりの事情については引き続き、注視が必要といえるかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. Masuo より:

    いい傾向ですが、もっと加速度を付けて減少して欲しいですね。
    1日でも早くパチンコ店が日本から無くなることを願ってやみません。

  2. KA より:

    無くなって結構!
    まず警視庁からの天下り禁止し、国会議員のパチンコ連盟だか何だかという野郎の収支報告書を徹底的に調べ、外国人から金をもらったら逮捕でいい! 北朝鮮のミサイル開発支援罪!
    そこら辺綺麗になったら、脱税してないか、国税庁のきちんとした人を選び調査にはいってもらう。
    そうやって潰していきましょう!

  3. まんさく より:

    収入が増えないんでギャンブルにまわす金も無いって事でしょう。同じギャンブルならFXの方がまだましだってわかりますもん。

    1. neko より:

      上限がないぶんパチンコより危険です

  4. 日本人です より:

    地元のパチンコ店は平日でも半分以上の車が入っています。
    習慣?なんでしょう。
    ギャンブルはハマってしまうと抜け出せないようです。
    閉店した店も見ますがマダマダ
    自分としてはせっかく頭がついているのに勿体ない
    等と早くつぶれろ。と吠えています

  5. ムッシュ林 より:

    原因はよく分かりませんがだんだんと若い人はギャンブルしなくなったってことですかね。
    運を天に任すよりも勉強して投資した方がギャンブルよりリターンはいいですから普通に考えればギャンブルは必要ないでしょう。

    それよりも、新宿会計士様はレーダー照射問題の事実関係をうやむやにしたまま再発防止で合意してしまった1日の日韓防衛大臣会談は取り上げないのでしょうか。

    1. ラムダ より:

      大谷の通訳がギャンブルで何十億も借金作っていたね

    2. 匿名 より:

      >原因はよく分かりませんがだんだんと若い人はギャンブルしなくなったってことですかね。

      今時の若いのは、ゲームと推し活で、何十万円、何百万円、使っているんじゃないですか?
      若者の高額なゲーム課金代、一時、問題になったけれど、今殆どニュースにならない。今の時代、広告のスポンサーは、ゲーム屋の存在が大きいからか?
      又、推し活、これがあるから、若いタレント産業が成り立つし、整形韓流タレント産業も成り立つ。
      ゲーム屋産業、アイドルタレント産業、それらの業界売上足したら、最盛期のパチンコ産業以上の金額規模ではないのか?
      人間は、詰まらない暇潰しが必要なんだから、それに嵌まらない者が、側から見ると、馬鹿げたことに大金使っているなと思うことに夢中になるんじゃないのか?
      個人的には、ゲームに夢中になるもの、推し活やるもの、◯ホにしか見えない。

      1. 匿名 より:

        パチンコ産業の衰退は、ゲームと推し活産業の興隆が影響していることは間違いない。
        人間の胃袋には限界があると言われて、外食、中食、内食、各産業の取り合いがあるように、人間の時間とお金と興味の対象には、限界があるのだから、余暇・エンタメ産業の中で、取り合いがある。
        それで、パチンコ産業もアイドル業界の余勢を頂こうと、アイドルをパチンコ台に使ったり、アイドルをホール営業に使ったりしているけど、それは、自産業の力が弱まったということを証明しているようなもの。

  6. 福岡侍従者 より:

    新宿会計士様のご指摘通りこの産業は、数十年後産業として存在していないと思います。 愛知県のパチメーカーとか。 なんか変身中と思いますが、どうなっているのですかね。
    可能性としてはレトロ昭和娯楽ですかね。シランケド 

    務所帰りの犯罪人の受け皿として存続させてもらった様ですが、再犯が多い彼らです・・・。 肉体労働でガンバッテね。

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