またしても、自称元慰安婦問題を巡る主権免除違反判決が出てきました。報道によると、韓国・ソウル高裁が23日、自称元慰安婦やその遺族らの訴えを認め、日本政府に1人2億ウォンなどの支払いを命じる判決を下したそうです。日韓両政府間では2015年12月の慰安婦合意をもって最終的かつ不可逆的に解決済みの自称元慰安婦問題。寝た子を起こされた格好ですが、韓国が破った慰安婦合意に当事者として関わった岸田文雄首相の発言には注目が見ものです。
目次
関係改善に前のめりな岸田首相に対する鈴置氏の警告
先日の『尹錫悦政権崩壊なら約束は再び反故にされる=鈴置論考』では、韓国観察者の鈴置高史氏がウェブ評論サイト『デイリー新潮』に寄稿した、こんな記事を紹介しました。
日韓友好で支持率アップ? 岸田首相が気付いていない、空中分解する「尹錫悦政権」の現在
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が分解し始めた。来年4月の総選挙で大敗し、一気にレームダック化すると見る向きが増える。「大統領弾劾の可能性さえ出てきた」と韓国観察者の鈴置高史氏は言う。というのに、岸田文雄政権は尹錫悦頼みの「日韓友好」にしがみついたままだ。<<…続きを読む>>
―――2023年11月20日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
鈴置氏によると、韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権が迷走し、来年の総選挙結果次第では一気にレームダック化し、崩壊してしまう危険性すらあるというのです。
こんなことを述べると、「また鈴置(氏)が極論を述べている」、などとして、この鈴置論考を葬り去ろうとする勢力が出て来るかもしれません(日本国内では差し当たって「ウソツキ外務省」あたりでしょうか)。
しかし、この鈴置氏の警鐘は、決して極論でも何でもありません。韓国の政治システムは見た目こそ民主主義っぽいものですが、その内情は極めて不安定で未成熟なものだからです。2013年2月に発足した朴槿恵(ぼく・きんけい)政権がどんな末路を辿ったかを思い出しておけば十分でしょう。
朴槿恵氏は個人的な友人・崔順実(さい・じゅんじつ)氏らが国政を壟断したとして、2016年12月、国会で弾劾決議を受けて職務停止処分に遭い、さらには翌・3月に憲法裁の判決に従い、任期満了前に罷免されてしまいました。
ちなみに韓国大統領は退任後に悲惨な人生を歩むことが多いとされますが、朴槿恵氏もその例に漏れず、汚職容疑で収監され、取り調べを受けて実刑判決を受けるなどしました(ただし、文在寅=ぶん・ざいいん=政権末期に恩赦を受けて釈放されています)。
また、朴槿恵氏の「崔順実国政壟断事件」を捜査したのが、当時は検事だった尹錫悦氏であるという事実は、何とも皮肉なことです。
鈴置論考の要点:尹錫悦政権の危機と岸田首相の危機感のなさ
さて、先ほど示した鈴置論考そのものの要点を当ウェブサイトなりに解釈すると、こんな具合でしょう。
- 朴槿恵政権に対する弾劾を経験したことで、韓国では大統領の弾劾が日本でいう内閣不信任案提出並みに軽くなった
- 現時点で韓国国会は野党系が優勢であり、また、最高裁に相当する大法院のトップ人事案についても、国会の同意が得られていない
- もし来年の総選挙でも野党系が勝利を収めた場合、尹錫悦氏が弾劾される可能性が現実味を帯びて来る
- それなのに、岸田文雄首相は「尹錫悦政権の危機」に気づくどころか、支持率を挽回するために、韓国との関係改善を利用しようとしているフシもある
…。
少なくとも日韓外交に関しては、鈴置氏が以前から示してきた危惧が、そっくりそのまま実現しつつある格好です。
そもそも現在の日韓関係「改善」(?)の流れは、今年3月に尹錫悦政権が打ち出してきた、自称元徴用工問題を巡る「財団方式による解決策」を、岸田首相が「日韓関係を健全な姿に戻すもの」として「評価」したことに始まります。
しかし、『岸田ディールで垣間見える「キシダの実務能力」の低さ』などでも指摘したとおり、この「財団方式による解決」は、じつは、まったく解決になっていませんでした。そもそも日本企業に対して損害賠償を命じた、2018年10月と11月の韓国大法院の判決が、無効化されていないからです。
そもそも第三者弁済は有効なのか
財団による「第三者弁済」が行われた場合、韓国の国内法的には、日本企業は自称元徴用工らへの損害賠償支払い義務は免れるかもしれませんが、今度は財団が求償権を取得し、日本企業に対して損害賠償を要求することが可能となります。
この点について岸田首相は、解決策の「不可逆性」(平たく言えば「韓国が約束を破らないかどうか、ちゃぶ台返しをしないかどうか」)に関する記者からの質問に対し、こう答えました。
「仮定に基づいた御質問にはお答えいたしません。先ほど申し上げました、こうした措置を評価するとともに、日韓関係が前に進んでいくことを期待する、そのために意思疎通を引き続き続けていく、それに尽きると思っています」(首相官邸のウェブサイト・3月6日付『旧朝鮮半島出身労働者問題についての会見』)。
意訳すれば、「ちゃぶ台返しの可能性はあるが、そうならないことを期待します」、という意味です。
故・安倍晋三総理大臣がもしご存命であれば、きっと激怒したのではないでしょうか。
ただ、第三者弁済を巡っては、他にもいくつか問題があります。
これについては第三者弁済について定めた韓国民法第469条の規定を読んでみるのが早いかもしれません。
大韓民国民法第469条【※韓国語】
①債務の弁済は、第三者もすることができる。ただし、債務の性質又は当事者の意思表示で第三者の弁済を許可しないときは、この限りでない。
②利害関係のない第三者は、債務者の意思に反して弁済することができない。
ここで問題となり得るのが、第1項です。
尹錫悦政権が打ち出した「財団による第三者弁済」とは、財団(正式名称は「日帝強制動員被害者支援財団」)が「第三者」として、韓国企業などからの寄付金をもとに日本企業(債務者)に代わって自称元徴用工やその遺族ら(債権者)に損害賠償金を支払う(=債務弁済する)というものです。
第469条第1項但書の規定が問題に!
しかし、ここで問題となるのが、その但書(ただしがき)です。韓国民法第469条第1項但書では、「当事者の意思表示で第三者の弁済を許可しないときは」、その限りではないと規定されているのです。
これは日本でもときどき問題となるもので、たとえば被害者が加害者に対し、「どんなに時間がかかっても良いから、あなた自身が罪を償ってほしい」と要求するような事例が考えられます。
たとえば、交通事故で相手に怪我をさせ、損害賠償の義務を負った人(加害者)が「債務者」、被害者が損害賠償金を受け取る権利を持つ「債権者」ですが、第三者弁済は加害者に財産がなく、おカネを持っている人(たとえば加害者の親)が代わりに賠償するような事例を考えていただくとわかりやすいでしょう。
被害者はおカネのない加害者に代わって、第三者(この場合は加害者の親)から迅速におカネを受け取ることができますし、加害者はその後、働いておカネをため、自分の代わりに賠償してくれた「第三者」にゆっくりとおカネを返済すれば良いのです(ちなみにこれが先ほど出てきた「求償権」の論点でもあります)。
しかし、被害者としては、加害者にしっかり反省してもらうべく、「時間がかかっても良いから、あなたの親ではなく、あなた本人が私に賠償してほしい」と要求することができます。これが韓国民法第469条第1項但書の趣旨でしょう。
(※ちなみに日本の民法の場合も、第474条では第3項や第4項で、第三者弁済の禁止規定が置かれています。)
問題は、韓国の裁判所が外交部の言い分を認めず、当事者である自称元徴用工やその遺族らの意に反した第三者弁済による供託を拒絶する事例が相次いでいることでしょう(『韓国地裁、自称徴用工「第三者弁済」自体を無効と判定』等参照)。
自称元徴用工問題を巡る「債権者」(=自称元徴用工ら)の同意を得ない第三者弁済自体が、じつは韓国の国内法にも照らして無効なものだった、という可能性が出てきました。これは韓国政府傘下の財団が自称元徴用工らに対し賠償をするという、いわゆる「第三者弁済」方式を使ったものですが、この第三者弁済を受け入れない原告に関し、財団が賠償金の供託をしようとしたところ、韓国の地裁は「民法の規定により債権者の一方的意思表示だけでも供託申請人は債権者にこの事件判決金を弁済できない」と断じたからです。自称元徴用工問題=... 韓国地裁、自称徴用工「第三者弁済」自体を無効と判定 - 新宿会計士の政治経済評論 |
先ほど示した鈴置論考にも、大法院長(最高裁長官に相当)の人事が韓国国会により拒絶されたという趣旨の指摘があります(※韓国憲法第104条第1項の規定によると、大法院長は国会の同意を得て大統領が任命することとされています)。
大韓民国憲法第104条【※韓国語】
①大法院長は、国会の同意を得て大統領が任命する。
②大法官は、大法院長の提請で国会の同意を得て大統領が任命する。
③大法院長と大法官でない法官は、大法官会議の同意を得て大法院長が任命する。
せっかく韓国政府が自称元徴用工問題の「解決策(※解決になっていない)」を打ち出したのに、肝心の司法府がそれを妨害しているわけです。どうして日本のメディアはこの「韓国の判決が国際法違反状態を作り出している」、「韓国政府の解決案を裁判所が違法だと述べている」という問題を報じないのか、不思議です。
もうひとつのデタラメ判決…自称元慰安婦に係る主権免除違反判決
さて、韓国といえば国際法違反のデタラメ判決が罷り通る国ですが、自称元徴用工問題以外にも重要な国際法違反判決の事例があるという事実を思い出しておく必要があります。
それが、2021年1月8日に出てきた、自称元慰安婦問題に関する「主権免除違反判決」です。
今から約3年前の『【総論】韓国主権免除違反判決の現時点におけるまとめ』などでも議論しましたが、この主権免除とは、国家が外国の裁判所の被告になることはないとする国際法の原則のことです。
当ウェブサイトではこれまで、「主権免除」に関する考え方や、韓国の裁判所による「主権免除違反判決」などに関し、三々五々、さまざまな場面で議論してきました。ただし、これらの記事が各所に散らばっていて、なかなか読み辛いのが実情です。そこで本稿ではこれらについて、これまでの当ウェブサイトの議論内容をあらためて箇条書きにしたうえで、情報を集約しておきたいと思います。主権免除に関する考え方・まとめ当ウェブサイトではこれまで、「主権免除」に関する考え方を、三々五々、さまざまな記事で記載してきました。ただし... 【総論】韓国主権免除違反判決の現時点におけるまとめ - 新宿会計士の政治経済評論 |
いかなる場合に主権免除が適用されるかを巡っては諸説あるようですが、少なくとも自称元慰安婦問題に関しては、韓国の裁判所が日本政府に対し、自称元慰安婦らへの損害賠償を命じる権限はないとするのが、国際司法裁判所(ICJ)などの判例に照らしても妥当な解釈でしょう。
ただ、この主権免除違反判決を巡っては、日本政府が控訴せず、地裁レベルで確定したものもある一方で、他の地裁判決では却下されるなど、判断が割れていました。
高裁で一審判決破棄し日本政府が逆転敗訴
これに「続報」があったようです。
韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)などの報道によると、自称元慰安婦やその遺族ら合計16人が日本政府を相手取り損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で23日、原告の訴えを却下した一審判決を取り消し、日本政府に対し原告側の請求全額(1人2億ウォン)の支払いと訴訟費用の負担を命じたそうです。
慰安婦被害者らが逆転勝訴 一審破棄し日本政府に賠償命令=韓国高裁
―――2023.11.23 16:19付 聯合ニュース日本語版より
これは、久しぶりに驚くべきデタラメ判決です。
自称元慰安婦問題は、岸田首相自身が当事者としてかかわった、2015年12月の日韓慰安婦合意を持って、韓国国内では「最終的かつ不可逆的に」解決されています。
じつは、慰安婦合意自体は安倍総理と当時の官房長官だった菅義偉総理大臣がメインで動いていたとの話もあるのですが、いちおう、合意そのものを取り交わしてきたのが当時の岸田外相だったわけですから、この判決に対しては、岸田首相自身が強く反発しなければおかしいはずです。
岸田首相、どう出る?
それはともかくとして、聯合ニュースによると、高裁は次のように述べたそうです。
- 国際慣習法上、被告である日本政府に韓国裁判所の裁判権を認定することが妥当だ
- 慰安婦を集める過程で被告の違法行為が認められることから適切な慰謝料を支払う必要がある
このあたり、2021年1月の判決の件では、日本政府は是正だけ要求し、あとはほぼ完全な無視を決め込んでいるため、今回の高裁判決も同様に、「判決は出たけれどもあとは放置」、となる可能性はもちろんあります。
しかし、韓国との「関係改善」を演じたい岸田首相や「ウソツキ外務省」にとっては、非常に都合が悪い判決であることもまた間違いなさそうです。わざわざ寝た子を起こすようなものだからです。
そういえば、2015年の慰安婦合意に関しては、文在寅・前大統領の時代に韓国政府が反故にし、財団も解散されてしまい、日本政府が拠出した資金の一部も宙に浮いてしまっている状況にあります。
岸田首相やウソツキ外務省らは、この問題にどう始末をつけるつもりなのでしょうか。
そろそろ私たち日本国民が納得できるような道筋を示す義務が、岸田首相と外務省にはあります。
いずれにせよ、岸田政権と外務省による「日韓関係改善」がたんなるまやかしであり、実際には日本は韓国に「(旧)ホワイト国戻し」「レーダー照射事件不問」「日韓通貨スワップ再開」などを「食い逃げ」されただけだった、という可能性が、現時点ではますます濃厚になってきたといえるでしょう。
View Comments (81)
某ヒゲ議員の「韓国対抗措置検討WT」もずっと放置中。去年の夏には中間報告するはずでしたが、結局、いつもの口先だけでしたね。
もはや「仮定の質問」ではなくなった。
どう応えるか。
「『想定外の出来事』が起きた」じゃないですかね。。。
韓国との関係が、岸田政権への最後のとどめになりそうな気がします。もしそうなれば、以後の自民党鳩派(?)も外務省も、(責任問題になることを恐れて)韓国融和が言い出せなくなるでしょう。
蛇足ですが、世代交代や時代の変化で、韓国と特別視する時代は終わるのではないでしょうか。
中国北部で謎の肺炎が流行しているそうです。
>https://news.yahoo.co.jp/articles/6c23cb5aa59aecd14c27b2d6f4fd047bebf6e45c
もちろん、詳細が分からないといえばそれまでですが、新型コロナのことを考えれば、岸田総理は中国との往来禁止を、少なくても検討すべきでしょう。(もし、この肺炎が日本に入ってくれば、岸田総理の責任問題になるのでしょうか)
上川外相「韓国は国際法違反の是正を」元慰安婦2審判決で駐日大使に抗議も
https://www.fnn.jp/articles/-/620047
岸田政権がどう出るもなにも、既に上川外相からこのように出ています。
今後の展開は、徴用工問題のときと同じく、「韓国は国際法違反の是正を」を何度も何度も繰り返し言いつつ、その間は諸々の取り決めはストップないし鈍化する。
そして、何ら状況が好転しないどころか、悪化する事態に耐えられなくなってやがて韓国が折れる。それだけではないでしょうか。
>田政権がどう出るもなにも、既に上川外相からこのように出ています
ブログ主は「岸田が元外相で慰安婦合意を結んだ当事者だからその岸田自身が何か言うことはないのか」と言ってます(多分)
>韓国は国際法違反の是正を」を何度も何度も繰り返し言いつつ、その間は諸々の取り決めはストップないし鈍化する。
どこの世界線の話ですか、現実にはそうなってません。岸田はホワイト国戻しを撤回したんですか?レーダー照射を再問題化したんですか?そうなってませんよね?
>そして、何ら状況が好転しないどころか、悪化する事態に耐えられなくなってやがて韓国が折れる。
折れてるのは日本(岸田)だろ?🐎🦌ですか?
ストップないし鈍化というのは徴用工問題で韓国政府が勝手に懐に入れていたお金を徴用工に支払うと宣言するまでの間の話ですよ? その間、繰り返し国際法違反を是正するように訴えていましたが?
徴用工問題の解決に至るまで(~2023/03頃まで)の間に、輸出管理やスワップの問題が進展したんですか??
そして、あくまでも徴用工問題の話ですよ?
徴用工問題で、何か日本がお金出したんですか?
輸出管理もレーダー照射も、別の問題ですよ。何で一緒くたに考えているんですか?
こっちにしてみれば、あなたの方こそ、どこの世界線のどこの時間の事を言っているのか訳が分かりません。
(新宿会計士注:このコメントは個人情報、名誉毀損、公序良俗違反その他の事情に相当すると判断したため、削除しました。)
そうですか。つまり、あなたのいる世界線では、2023年3月までの間で、日本が韓国をホワイト国に戻してスワップも締結しているのですね。
そして、徴用工にも金銭を支払っているのですね。では、あなたが言うそんなファクトを提示お願いします。
自分がいるこの世界線では、そんな出来事は起きていないし、今日2023年11月14日時点で、徴用工に対して全くお金を払っていません。
そして、岸田総理は「日韓の友好協力関係の基盤に基づき日韓関係を発展させていく必要があり」と言っているように、日韓基本条約を破る真似を拒否する発言をしていました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page1_001147.html
首脳同士の接触も、2022年9月に30分会う程度の疎遠ぶりでした。
だから、当時と同じ事の繰り返しになるだけだろうと考えています。
打ち間違い。「2023年11月24日時点で」
匿名のコメント主様
他のコメント主に対する直接的な罵詈雑言はお控えください。
>悪化する事態に耐えられなくなってやがて韓国が折れる。それだけではないでしょうか。
徴用工問題のときの”韓国が折れる(た)”の内容は?
韓国政府は日韓基本条約結んだ当時に、日本から支払われたお金を「韓国政府が対象者に分配する」という約束を破って着服したわけですが。そのお金を使った企業に対して、徴用工だと名乗り上げている人達に支払わせる事になったわけです。
元々、韓国は徴用工問題について日本から金を出させる解決方法を要求していました。しかし、それは結局叶いませんでした。
日本は韓国の要求を完全に拒否し続け、また宣言を撤回してお金を支払う素振りもありません。韓国は日本の一貫した拒否に折れたことになります。
>韓国は日本の一貫した拒否に折れた
横から失礼します。
徴用工訴訟において被告とされた日本企業の韓国内資産が、差し押さえを受けるも、結果として未だ現金化されていないこと、また韓国側が第三者弁済方式の解決案で当初求めていた「日本企業の自発的参加」が結果としてなかったことと、日本政府の姿勢が一貫しているかどうかは、また別の話だと思いますよ。
日本政府の姿勢は、安倍・菅政権下では、「国際法違反の状態の是正」を求めていた点で一貫していたと言えるでしょう。
しかし岸田政権下では、新宿会計士さんもご指摘の通り、韓国側の大法院判決には手つかずの第三者弁済案を「評価」していることからも、「国際法違反の状態の是正」という法的かつ根本的な解決ではなく、政治的解決に方針変更したと見ていいかと思います。
その方針変更に対する評価は置いておくとして、少なくとも日本政府の姿勢が必ずしも一貫していないことを表しているかと。
今回日本政府を相手取った慰安婦訴訟での二審判決を受け、日本政府は改めて「国際法違反の状態の是正」を求める意思表示を行いました。
この国際法違反というのが、日韓請求権協定違反、慰安婦合意違反、そして一般国際法上の主権免除原則違反の内のどれか、あるいはその全部を指すのか判然とはしませんが、徴用工の例を参考にすれば、おそらく岸田政権は選択肢として政治的解決を排除しないでしょう。
法的かつ根本的な解決ではなく、より迅速に政治的解決を図るというのは、相手次第ではアリな選択だと思います。
ですが相手は韓国ですしね。
「しかし、岸田政権は『肩代わり案』の見返りに、この要求を降ろしてしまった。韓国に左翼政権が誕生すれば『キシダは判決の正当性を認めたではないか。日本企業に賠償金を払わせろ』と言ってくる可能性が大です。」
この鈴置氏の言葉が突き刺さるような気がします。
しかも、鈴置氏の言う通り、韓国で左派政権が誕生し、政治的解決が失敗に終わるだけで済めばまだマシかもしれません。
法の一般原則に禁反言の法理というものがあって、ざっくり言えば、「かつて自身でした意思表示と矛盾する意思表示は法的に認められない」みたいな原則ですが、その中で「黙認」というのは黙示的同意に等しいものと見なされます。
「判決の正当性を認めたではないか」という言葉が、政治・外交の場だけでなく、将来的に法律的紛争の場において投げかけられたとき、もしかすると日本の不利に働く可能性があるかもしれません。
>少なくとも日本政府の姿勢が必ずしも一貫していないことを表しているかと。
これについては、自分は「日本は一銭も出さない」という点で一貫していると考えています。
また、第三者弁済案の第三者というのは、韓国政府が当時横領した先のPOSCOなどの企業です。
「国際法違反の状態の是正」については、こういう解決を宣言し動いた以上は、もはや韓国は後戻りは出来ません。
更に言えば、日本がどれだけ言おうと、韓国による差し押さえなんてもの、まともにやって止めさせられるわけないのです。
これもまた鈴置氏が言っていることですが、日本が韓国をどうこうなんて出来ません。これは、自分も同意見です。
だから、正面からどうにかしようと腐心するのは徒労でしかない。また、いつまでもそんな徒労をしていられるほど、極東情勢に余裕があるのか分かりません。防衛費も増額しましたから。
政治的解決に舵を切り、日本が一銭も金を出さなければ追加謝罪もしない(せいぜい、お気持ち踏襲)状況に持ち込んだのは、防衛戦として勝利だと自分は評価します。
では、よろしければ自分からも質問させて下さい。
韓国はどうすれば、ここから日本にお金を支払わせられると思いますか? どうすれば日本がお金を出すことが可能になると思いますか?
>「かつて自身でした意思表示と矛盾する意思表示は法的に認められない」
これは、国際社会においても同じ話だと自分は考えています。
韓国も日本も、日本は金を出すことが無い解決を各国の前で宣言し、それを各国諸共で評価されました。日本も評価しました。
>韓国に左翼政権が誕生すれば『キシダは判決の正当性を認めたではないか。日本企業に賠償金を払わせろ』と言ってくる可能性が大です。
本当に言ってくるかどうかはともかく、企むことは間違いないでしょうね。文政権も、とうとう出来ませんでしたが、当選前は「慰安婦合意をやり直す」と息巻いていましたから。
しかし、それはあくまでもスタートです。ここから、こうした過去の宣言と矛盾した話を韓国が言い出して。それを韓国は各国に認めさせなければいけない。認めさせるどころか、日本含めた各国も矛盾した意思を表示しないといけない。
そうしないと、韓国の希望は叶いません。そして、それを実現させることが出来る韓国の妙手というのは、自分には思い浮かびません。
真っ先に、韓国はああ言ったじゃないか。と国際社会から叩き潰されるか、あるいは世間体の悪化を恐れて公式要求は出来ないかのどちらかだと自分は予想しています。
あと、日本含めた各国も「ああ言ったじゃないか」と言われてしまう立場なのは同じ条件です。
既にとおる様がコメントされていますが、その視点も含めてストレートに
この何処が折れているというのでしょうか?
単に詐欺師が泥棒に追い銭をしているだけに見えます。
求償権を放棄させていないので、日本国にとっては何も状況が変わっていません。
それを詐欺師が「折れた」と言いふらしているだけに見えます。
日本国は、無視して圧力をかけ続ければよいだけだったのですが、
ボンクラ首相は「歓迎する」とか言って、圧力を抜いてしまったので、売春婦裁判でも高裁の様なとぼけた判決が出てくるのですよ。
ボンクラなのか詐欺師の一味なのか判りませんが。
これは歴史戦なので、この裁判記録だけが残るのを放置してはいけません。
ナチスドイツのゲッペルスの様に、嘘も100回言えば真実になる(と思い込む)民族ですから、将来に禍根を残します。
日本国の政治家、外務省は、「この裁判をやった“条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国が、売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判が事実認定を誤った錯誤による誤判決として取り消されるまで、裁判において真面な事実認定も出来ない胡散臭い国である」という事を常に強調し続けなければなりません。
それが、この判決を無効にする方法の一つだと思います。
農家の三男坊さんにも、質問をさせてください。あるいは確認ですかね?
「売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判が事実認定を誤った錯誤による誤判決として取り消される」などという状態へと、日本がどうこう言えば(強調し続ける程度で)韓国を変えられるとお考えということでしょうか?
あと、請求権を捨てさせるのは協定に違反するし、そもそもその向き先は韓国政府でしかありません。
匿名 コメント 2023/11/25 21:18 への返信です。
>「売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判が事実認定を誤った錯誤による誤判決として取り消される」などという状態へと、日本がどうこう言えば(強調し続ける程度で)韓国を変えられるとお考えということでしょうか?
”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国は(強調し続ける)程度では変わらないでしょう。
しかし、お手手繋いで仲良くの能天気な日韓友好論に付け込まれた面は否めないので、韓国は信用ならない国と、態度と行動で示し続ける事が重要という事です。
「売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判が事実認定を誤った錯誤による誤判決として取り消される」ない限り、
・「国際法違反を是正せよ」「条約・合意を守れ」「嘘は吐くな」を
会ったら冒頭念仏のように唱えるところから始める。
・新たな合意、約束はしない。
・今ある合意、約束はできるだけ更新しない
そして、さり気無く離韓する。
米国の手前、GSOMIA 等のどうでも良い約束は維持しても良いが
信用・法治が前提の、漁業協定・CPTPP加盟許可・スワップ等はもってのほか。
>請求権を捨てさせるのは協定に違反するし、そもそもその向き先は韓国政府でしかありません。
売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判で原告が獲得した請求権は日本国や日本企業に対するものです。破棄させるのは協定には違反しません。
韓国政府から金をもらったら関連する請求権を放棄させるのは当たり前の話。それでも、”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国ですから、蒸し返す可能性はゼロとは言えませんが、新たな対抗カードは手に入れることはできます。究極は判決破棄です。
農家の三男坊さん
>”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国は(強調し続ける)程度では変わらないでしょう。
じゃあ、やっぱり変えられないじゃないですか。
>韓国は信用ならない国と、態度と行動で示し続ける事が重要という事です。
示したところで、溜飲は下がる人はいるかも知れませんが。それだけの意味しか無いと思います。
何故なら、それをやっても韓国は信用ならない真似を続けるだけだからです。何も変わりません。
各国を巻き込んで、彼らの前に韓国を引きずり出して、何らかの宣言をさせるならともかく。日韓の間だけで「韓国は嘘吐きだ」と言ったところで、当事者でもない国々が日本に肩入れするとは思えません。
>そして、さり気無く離韓する。
変えられないのに離韓したら、それこそ韓国はずっと日本に金を集ろうと騒ぎ続けるだけでしょう。
日本としては金を集らせるのを止めさせたいのに、それは無意味な真似だと思います。韓国を野放しにするに等しい結果になるでしょう。賛同出来ません。
>売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判で原告が獲得した請求権は日本国や日本企業に対するものです。
韓国の滅茶苦茶な(条約に違反する)裁判結果なんて、日本が従う理由無いじゃないですか。
従う必要が無いものをどうして気にする必要があるんです?
日本には請求しませんという、裁判結果を越えた解決策を韓国政府は出すしか無いし、実際に韓国政府はそうしてきたんです。
だったら、その導出過程なんてどうでもいいです。金を出さない解決策を評価して、後からひっくり返そうとしたら拒絶するだけです。
とおるさんへの返信にも書いていますが、ここから韓国が日本および各国に宣言をひっくり返させようとするのは、事実上不可能だと思います。
韓国の裁判なんてものも、条約の前にはその程度の無価値なものです。
匿名 コメント 2023/11/25 21:18 への返信です。
>>”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国は(強調し続ける)程度では変わらないでしょう。
>じゃあ、やっぱり変えられないじゃないですか。
★論点を意識的にずらしているのか日本語が通じないのか分かりませんが、論点がズレています。
“(強調し続ける)”のは、インチキ判決が独り歩きしない様にするのが目的です。
その上で、“錯誤による誤判決として取り消させる”ためには圧力が必要です。
分かりやすく言えば、“犬を躾けるためには言って聞かせてもダメで、鞭と飴が必要”という事です。
その例示は前のコメントにしましたが、もっと露骨には、この高裁判事たちを入国禁止にすることもその一つです。
>>韓国は信用ならない国と、態度と行動で示し続ける事が重要という事です。
>示したところで、溜飲は下がる人はいるかも知れませんが。それだけの意味しか無いと思います。
★いいえ、上にも述べましたが、第三者が騙されないようにし、誤った判決が独り歩きすることを防ぐためです。
>>そして、さり気無く離韓する。
>変えられないのに離韓したら、それこそ韓国はずっと日本に金を集ろうと騒ぎ続けるだけでしょう。
★なので鞭も必要だと言っています。
>>売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判で原告が獲得した請求権は日本国や日本企業に対するものです。
>韓国の滅茶苦茶な(条約に違反する)裁判結果なんて、日本が従う理由無いじゃないですか。
>従う必要が無いものをどうして気にする必要があるんです?
★(求償権の対象が韓国政府ではないことは理解できた様ですね。)
★国交断絶するまでの間、同じような言いがかりを日本人・日本企業・日本国が受けないようにするための再発防止策の一つです。
>金を出さない解決策を評価して、後からひっくり返そうとしたら拒絶するだけです。
★目の前の人参にアホな首相が食いついて、後で多大な苦労を日本人はしています。
宮澤喜一の例をご存じですよね。
私は騙されなかった“野田佳彦首相”の方が宮澤喜一や現首相より立派だと考えています。
匿名 コメント 2023/11/25 23:13 への返信です。
>>”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国は(強調し続ける)程度では変わらないでしょう。
>じゃあ、やっぱり変えられないじゃないですか。
★論点がズレています。
“(強調し続ける)”のは、インチキ判決が独り歩きしない様にするのが目的です。
その上で、“錯誤による誤判決として取り消させる”ためには圧力が必要です。
分かりやすく言えば、“犬を躾けるためには言って聞かせてもダメで、鞭と飴が必要”という事です。
その例示は前のコメントにしましたが、もっと露骨には、この高裁判事たちを入国禁止にすることがあります。
>>韓国は信用ならない国と、態度と行動で示し続ける事が重要という事です。
>示したところで、溜飲は下がる人はいるかも知れませんが。それだけの意味しか無いと思います。
★いいえ、上にも述べましたが、第三者が騙されないようにし、誤った判決が独り歩きすることを防ぐためです。
>>そして、さり気無く離韓する。
>変えられないのに離韓したら、それこそ韓国はずっと日本に金を集ろうと騒ぎ続けるだけでしょう。
★なので鞭も必要だと言っています。
>>売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判で原告が獲得した請求権は日本国や日本企業に対するものです。
>韓国の滅茶苦茶な(条約に違反する)裁判結果なんて、日本が従う理由無いじゃないですか。
>従う必要が無いものをどうして気にする必要があるんです?
★(求償権の対象が韓国政府ではないことは理解できた様ですね。)
★国交断絶するまでの間、同じような言いがかりを日本人・日本企業・日本国が受けないようにするための再発防止策の一つです。
>金を出さない解決策を評価して、後からひっくり返そうとしたら拒絶するだけです。
★目の前の人参にアホな首相が食いついて、後で多大な苦労を日本人はしています。
宮澤喜一の例をご存じですか?
私は騙されなかった“野田佳彦首相”の方が宮澤喜一や現首相より立派だと考えています。
匿名 コメント 2023/11/25 23:13 への返信です。
会計士様のフィルターに引っかかって反映できないので、少し簡略化してコメントします。
>>”条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国は(強調し続ける)程度では変わらないでしょう。
>じゃあ、やっぱり変えられないじゃないですか。
論点がズレています。
“(強調し続ける)”のは、インチキ判決が独り歩きしない様にするのが目的です。
その上で、“錯誤による誤判決として取り消させる”ためには圧力が必要です。
分かりやすく言えば、“躾けるためには言って聞かせてもダメで、鞭と飴が必要”という事です。
その例示は前のコメントにしましたが、もっと露骨には、この高裁判事たちを入国禁止にすることがあります。
>>韓国は信用ならない国と、態度と行動で示し続ける事が重要という事です。
>示したところで、溜飲は下がる人はいるかも知れませんが。それだけの意味しか無いと思います。
いいえ、上にも述べましたが、第三者が騙されないようにし、誤った判決が独り歩きすることを防ぐためです。
>>そして、さり気無く離韓する。
>変えられないのに離韓したら、それこそ韓国はずっと日本に金を集ろうと騒ぎ続けるだけでしょう。
なので鞭も必要だと言っています。
>>売春婦と朝鮮半島出身者の二つの裁判で原告が獲得した請求権は日本国や日本企業に対するものです。
>韓国の滅茶苦茶な(条約に違反する)裁判結果なんて、日本が従う理由無いじゃないですか。
>従う必要が無いものをどうして気にする必要があるんです?
求償権の対象が韓国政府ではないことは理解いただいたとして
国交断絶するまでの間、同じような言いがかりを日本人・日本企業・日本国が受けないようにするための再発防止策の一つです。
>金を出さない解決策を評価して、後からひっくり返そうとしたら拒絶するだけです。
宮澤喜一の例をご存じですか?
目の前の人参に食いついて、後で多大な苦労を日本人はしています。
私は騙されなかった“野田佳彦首相”の方が宮澤喜一や現首相より立派だと考えています。
農家の三男坊さん
いまいち、あなたの主張が分からないので。もう一度確認させて下さい。
分からないのは。あなた自身も、韓国を変えられないと分かっている方法が、どうして判決破棄なんて韓国を変える結果に繋がるとお考えなのかということです。
何を目的として、どういう手段で、どういう展開を予想して、目的が達成されるとお考えなのでしょうか?
ついでに、仮に判決破棄しても、またケロッと出してくるくらいに破棄させることに意味は無いと考えています。
あと、もう一つ。
離韓という言葉を使っていますが、それはどういう理屈で、何をすることが、何に対して有効な手段だとお考えなのでしょうか?
先に言っておきますが、自分も方針として離韓を支持しています。ただ、自分のイメージする離韓とあなたの認識している離韓の間にも大きく齟齬があるように感じます。
自分のイメージする離韓では、真逆にしかならない見過ごせないワードもあります。そしてそれは、あなたの理想とする離韓とも真逆の結果を促進させてしまうものだと考えています。
匿名 コメント 2023/11/26 23:23 への返信です。
先ず、このスレッドの議論のポイント:
>金を出さない解決策を評価して、後からひっくり返そうとしたら拒絶するだけです。
は、
”宮澤喜一の例:目の前の人参に食いついて、後で多大な苦労を日本人がする。“
から、大きな誤りである。
で良いですね。
その上で、
>分からないのは。あなた自身も、韓国を変えられないと分かっている方法が、どうして判決破棄なんて韓国を変える結果に繋がるとお考えなのかということです。
分からなくて当たり前です。それは、私の文章の肝心な部分を欠落させて、都合の良い部分だけで再構成して理解しようとしているからです。
“韓国を変えられないと分かっている方法”が何を指すか具体的に指摘してください。
わたしのコメントでは“韓国を変えられないと分かっている方法”だけで“判決破棄なんて韓国を変える結果”にストレートに結びつくとは言っていないはずです。
>何を目的として、どういう手段で、どういう展開を予想して、目的が達成されるとお考えなのでしょうか?
上記を踏まえて、それぞれの方法の短期・長期的な効果を総合的に勘案し、それが、表面的な行動を変えるのにどのくらい効果が有り、本質的な性向を変える効果がどのくらいあるか考えればよいと思います。
>ついでに、仮に判決破棄しても、またケロッと出してくるくらいに破棄させることに意味は無いと考えています。
いいえ、“条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国が“信用ならない「国もどき」である証拠が積み上がり、記録に残る効果が有ります。1000年後かもしれませんが恥ずかしい民族として自を抹殺する効果を期待できます。(朝鮮人・朝鮮半島を自ら抹殺しようとしているように。)
>離韓という言葉を使っていますが、それはどういう理屈で、何をすることが、何に対して有効な手段だとお考えなのでしょうか?
基本は経済・精神的な隔離=非韓三原則(助けない、教えない、関わらない)+粗相をしたら鞭+世界に向けた一貫した戦略広報。
ゴールは
1.韓国の異常性がますます世界(日本国民含む)に認知される。
2.それに連れて韓国を擁護する者(日本人含む)の発言力が失われていく。
3.韓国へ厳しい対応を求める日本社会の声が強くなる。
4.日韓、米韓、××韓友好を唱える声が消える
でしょう。
大使館建て替え妨害の対応さえ真面に出来ない歴代自民党政権+外務省にもカツを入れる必要があります(韓流立憲共産党他、れいわ等は論外)。選挙に行こう!ですかね。
農家の三男坊さん
>“韓国を変えられないと分かっている方法”が何を指すか具体的に指摘してください。
日本国の政治家、外務省が韓国のことを信用ならない国だと強調し続けるという方法です。「この裁判をやった“条約~、の部分を簡略化しました。
「そして、さり気無く離韓する。」の上3つの「・~」部分。「ゴールは」から続く下4つの部分というのが、韓国のことを信用ならない国だと強調し続けることで起きるはずだというのが、あなたの考えなのだろうとは思っていましたけどね。
では、どうしてそんな風になるとお考えになっているのか、「・~」部分から、さらに具体的掘り下げをして欲しかったのですよ。
出てきたのは「ゴールは」の部分なので、それはもう期待出来ないと諦めましたが。あと、そんな風に転がるとは、自分は考えていないから、確認させて貰おうとしたのです。
まず、韓国とは少しベクトルが違うにしても「滅茶苦茶な国だ」と別の国から言われる国なんて、世界中にあちこちにあるわけです。ご存じかもですが、インドネシアなんて凄いですよね。あの韓国を手玉にとって、挙げ句は韓国からボロカスに言われるレベルなんですから。
特に、対立が激化している地域なんかでは、そんな評価をし合うのはしょっちゅうです。イスラエルやハマスがどれだけ相手を「こいつは酷い奴だ」と言ったところで、よく知りもしない人から見れば「ほ~ん」で終わりです。当人達にしてみれば魂の叫びでしょうが。
世界レベルで見れば、日韓の対立なんてありきたりの対立の一つでしかないわけです。そこにわざわざ、深入りしてという国はなかなか無いでしょうね。みんな、手前の問題が最優先で、興味はそっちですから。
日韓の詳しい話なんて、他国にしてみれば割とどうでもいいんですよ。「問題が決着付いたかどうか?」レベルの浅い認識以上は、期待しない方がいいでしょう。
次に、離韓が成功した状態というのがどういう状態かというと「韓国が日本に不愉快な絡み方をしてこない状態」です。
ここは、概ねの認識は一致していると思います。
しかし、あなたは「韓国に厳しい声を」「鞭と飴が必要」とか言っています。そんな真似する限り、絶対に離韓には至らないと自分は考えます。
日韓問題って、結局は価値観が大きくズレているのにも拘わらず、両者を同じ価値観が通じる国だって考える人達が多いから起きているというのは、共通認識だと思いますが。
特に韓国が韓国的価値観で、日本に序列で話が通じると思い込んで絡んでくるから、それが日本にとって極めて不愉快な真似になる。
そんな、序列価値観の国に、日本が厳しい声とか、鞭や飴とやったところで、あの国はそれを全部日本がマウント取ろうとしているとしか解釈出来ず。全部恨に置き換えます。
そして、恨を晴らすために。序列が通じる価値観だと、韓国は勘違いしたままで、延々と絡みついてくるわけです。皮肉なことに、あなたのような人が「こっち来んな!」と、非韓三原則の「関わらない」を破って突撃し、頑張れば頑張るほど、あの国は日本に粘着してきます。
じゃあ、どうすればいいのかというと、韓国に「日本は同じ価値観が通じないし話も通じない国だ」と思わせればいいわけです。
これ、とある古参の韓国ウォッチャー達が韓国人達と掲示板でやり取りしていた当時の体験でもあるんですけどね。
韓国って序列でものを考えるから、根拠に効力がなく、故に情で要求を押し通そうとするわけです。だから、そこで情緒的配慮をせず、理詰めでお役所的拒否をすると、情以外に要求を通す方法を知らない韓国人は、どうすればいいのか分からなくなって「こいつは話が通じない。情の通じない冷たい奴だ」と絡まなくなってくるわけです。
つまり、理屈のみ返し続けるというのは、あくまでもカウンター技なんですよ。そのカウンターを続けた先が離韓です。タイミングも考えず、ただ理屈だけ言い続ければいいってものではありません。
農家の三男坊さん
あなたは韓国人を犬だと見做し、犬の躾方法が通じる相手だと認識している。その認識は違うと自分は思います。
自分にしてみれば。韓国人は、例えるなら序列に拘る無能なパワハラ上司(気取り)です。
パワハラ上司を躾けてあげようとしたところで、逆上が加速するだけです。
ビジネス上やむを得ず、向こうから関わってきたときに事務的に処理する程度が、適度な距離間だと自分は考えます。
匿名 コメント 2023/11/28 12:09 への返信です。
>>“韓国を変えられないと分かっている方法”が何を指すか具体的に指摘してください。
>日本国の政治家、外務省が韓国のことを信用ならない国だと強調し続けるという方法です。「この裁判をやった“条約~、の部分を簡略化しました。
これは、
農家の三男坊 コメント2023/11/25 21:03 の最後で
“それが、この判決を無効にする方法の一つだと思います。”
と、”出鱈目な判決が独り歩きしないための方策”と書いたはずですが、見落としていますね。
>「そして、さり気無く離韓する。」の上3つの「・~」部分。「ゴールは」から続く下4つの部分というのが、韓国のことを信用ならない国だと強調し続けることで起きるはずだというのが、あなたの考えなのだろうとは思っていましたけどね。
では、どうしてそんな風になるとお考えになっているのか、「・~」部分から、さらに具体的掘り下げをして欲しかったのですよ。
出てきたのは「ゴールは」の部分なので、それはもう期待出来ないと諦めましたが。あと、そんな風に転がるとは、自分は考えていないから、確認させて貰おうとしたのです。
文章が一部不明ですが、無視してコメントすると
3つの「・~」部分と言いながら、最初の「・~」しか読めていませんね。
態度を変えさせる鞭に相当するのは、残りの2つの「・~」です。但し、これだけに限りません。例えば、今回の不当判決を主導した高裁の裁判官、15年合意に明らかに違反した康京和、明確な嘘を吐いた国防部報道官、竹島に不法上陸した者たちの日本国内資産の凍結と日本への入国禁止を出来る法を整備するのも一案です。
因みに盗んだ対馬の仏像返還に導いたのは、彼の国をまともな国ではないと判断した各国が美術品貸与を拒否したことも一つの大きな原動力と考えています。
>まず、韓国とは少しベクトルが違うにしても「滅茶苦茶な国だ」と別の国から言われる国なんて、世界中にあちこちにあるわけです。・・・手前の問題が最優先で、興味はそっちですから。・・
についてはその通りと思いますが、“自分の問題と考えるように持って行けばよい”のです。
上記仏像の事件はその良い例でしょう。
>次に、離韓が成功した状態というのがどういう状態かというと「韓国が日本に不愉快な絡み方をしてこない状態」です。
ここは、概ねの認識は一致していると思います。
“不愉快”と“概ね”でそのうち議論になるかもしれませんが、今は概ね一致で良いと思います。
>しかし、あなたは「韓国に厳しい声を」「鞭と飴が必要」とか言っています。そんな真似する限り、絶対に離韓には至らないと自分は考えます。
ここは、米中に対しては日本に対するような対応をしない(出来ない)ことを考えると出来ると考えています。
>日韓問題って、結局は価値観が大きくズレているのにも拘わらず、両者を同じ価値観が通じる国だって考える人達が多いから起きているというのは、共通認識だと思いますが。
ここは意見が合いましたね。
とすれば、最初の匿名コメント2023/11/24 08:12 は撤回という事でしょうか。
岸田さんと外務省は“価値観を共有する”と間抜けなことを言ってしまっているのですよ。
>序列が通じる価値観だと、韓国は勘違いしたままで、延々と絡みついてくるわけです。皮肉なことに、あなたのような人が「こっち来んな!」と、非韓三原則の「関わらない」を破って突撃し、頑張れば頑張るほど、あの国は日本に粘着してきます。
ここは分析を誤っています。彼の国に勘違いさせているのは、彼の国を擁護する“韓流政党や鳩山由紀夫や河村健夫等の韓流人士及びNHK,TBS等の汚染メディアが原因です。
>じゃあ、どうすればいいのかというと、韓国に「日本は同じ価値観が通じないし話も通じない国だ」と思わせればいいわけです。
これに関して、岸田首相の“価値観を共有する”と言う間抜けな発言に反応しない理由をお聞きしたい。
>韓国って序列でものを考えるから、根拠に効力がなく、故に情で要求を押し通そうとするわけです。だから、そこで情緒的配慮をせず、理詰めでお役所的拒否をすると、情以外に要求を通す方法を知らない韓国人は、どうすればいいのか分からなくなって「こいつは話が通じない。情の通じない冷たい奴だ」と絡まなくなってくるわけです。
其れだけでは時間がかかるので、鞭を使って闇雲な突っかかりを排除しようという事です。
また、仰る様に日本人が情にもろいのを悪用してくることへの注意喚起が最も必要かもしれません。
>ただ理屈だけ言い続ければいいってものではありません。
粗相をしたときの鞭であり、闇雲なものではなくこれもカウンターです。
ここからは匿名 コメント 2023/11/28 14:02 への返信です。
>あなたは韓国人を犬だと見做し、犬の躾方法が通じる相手だと認識している。その認識は違うと自分は思います。
自分にしてみれば。韓国人は、例えるなら序列に拘る無能なパワハラ上司(気取り)です。
パワハラ上司を躾けてあげようとしたところで、逆上が加速するだけです。
ここは、見解の分かれるところで、多分議論にはならないと思います。
ただ、彼我の力関係からすればパワハラ上司(気取り)は厳しく躾ける必要があると思います。
なので、麻生さんのスワップ解除の対応は適切だったと思います。
しかし、岸田さんの対応はやはり間抜けなのです。
米国からの圧力が有ったか否かは分かりませんが、仮にあったとしても、対応が稚拙で
「日本は同じ価値観が通じないし話も通じない国だ」と思わせるべき方向と明らかに逆行した対応です。
また、“先が読めない、予測することすら思いつかないと侮らせてしまう一貫性の無い場当たり対応”に見せている事も大きなマイナスでしょう。“岸田は押せば折れる”と見せたのは、彼の国のみならず、すべての外交で大きな失点です。
農家の三男坊さん
まず、韓国人に対する認識からして違うので、それ以降の話も何一つとして噛み合わないのだと理解しました。
あと、岸田総理の言う「価値観を共有する」は自由主義陣営か社会主義陣営かという意味です。
自分がコメントで書いている価値観は、民俗学的・歴史学的なものに由来する価値観です。
後者が一致する国なんてそうそう無いです。例えば「日本がアメリカと価値観を共有する」と言うこともあるでしょうが、後者の意味で言うことはまず無いです。
苦し紛れで言っているのか、本気で読み取れず区別出来なかったのか知りませんが。これは区別して下さい。
あと、この民俗学的価値観の違いを無視して「日韓は同じ」とか言っている知識人やメディアが、韓国人と日本人の勘違いを助長し日韓問題をより深刻化させているのは確かですが。
江戸時代や明治時代の史料を見ても、そういうメディアが無い時代から彼らはこうなので、知識人やメディアが根本原因ではありません。
>ここは、米中に対しては日本に対するような対応をしない(出来ない)ことを考えると出来ると考えています。
これは、中国に対しては長い歴史的に、華夷秩序の序列上位者だとすり込まれていること。
米国に対しては、華夷秩序の枠に入らない、民俗学的な価値観を共有出来ない(話が通じにくい)相手だと認識し、その上で力を認めているからです。
それでも、韓国は序列上位者になりたいから、中国に対してもパクりや起源主張は行うし。
GSOMIA破棄騒動を始め、米国に対しても彼らの価値観で振り回そうとする。米国を血盟同盟だと考え、甘えられる親か何かと勘違いしているから。
韓国は米中に対しても、日本と同じ真似しています。対応をしない(出来ない)と考えるのは勘違いです。
結局のところ、韓国人は韓国内でやっているコミュニケーションを日本や各国に対して行い、それで様々な国と軋轢を起こしているわけですが。
韓国人って、日本に対してやっている不愉快な真似を韓国人同士でもやっている。それが日常の国です。
あなたは、彼らは何が理由でそういう価値観を持って育つようになるという認識でしょうか?
認識が違うということは分かっているので、これ以上話を続けるつもりはあまりありませんが、どう相違点があるのだけ確認させて下さい。
匿名 コメント 2023/11/29 08:34 への返信です。
>岸田総理の言う「価値観を共有する」は自由主義陣営か社会主義陣営かという意味です。
自分がコメントで書いている価値観は、民俗学的・歴史学的なものに由来する価値観です。
区別するも何も、その説は本当ですか? 仮にそうだとすれば、そんな詭弁の様な解説をしなければ成らないワーディングを選んだ時点で×。
日本の外交当局が使う「価値観」と言う言葉がさす“価値”とは
“平成 19 年度版『外交青書』第 1 章第 1 節の「日本外交の新機軸」と題して追加した「自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済」といった『普遍的価値』”
を指すのは常識でしょう。
そして今の議論で私が問題にしているのは、“法の支配”です。
“条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国 と“価値観を共有する”と言ってしまえば、 日韓請求権協定違反、慰安婦合意違反、火器管制レーダー照射釈明の嘘、対馬の仏像窃盗はなかったことにするか、彼の国の論拠に理解を示したことになる。第二の宮澤喜一とも言うべき(それ以上かも)“大外交失態”です。
>あと、この民俗学的価値観の違いを無視して「日韓は同じ」とか言っている知識人やメディアが、韓国人と日本人の勘違いを助長し日韓問題をより深刻化させているのは確かですが。
江戸時代や明治時代の史料を見ても、そういうメディアが無い時代から彼らはこうなので、知識人やメディアが根本原因ではありません。
ポイントがズレてますね。根本原因は彼らの性癖です。
しかし、彼らの性癖を根本的に変えようとは言ってはいません(それは、霊的に生まれ変わらなければ無理と言われていますね)。
日本人に対する振る舞いを修正するのが目的で、それが改まらないのは、日本人の側に問題があるという事です。
・彼の国に勘違いさせているのは、彼の国を擁護する“韓流政党や鳩山由紀夫や河村健夫等の韓流人士及びNHK,TBS等の汚染メディア(これにATM追加)
・日本人が情にもろいのを悪用してくることへの無知
・粗相をしたときの鞭が足りない
>これは、中国に対しては長い歴史的に、華夷秩序の序列上位者だとすり込まれていること。
米国に対しては、華夷秩序の枠に入らない、民俗学的な価値観を共有出来ない(話が通じにくい)相手だと認識し、その上で力を認めているからです。
基本米国型を強化した非韓三原則、粗相をしたら中国型(米国も同じようなものでしょうが)で対応しようという事です。
>あなたは、彼らは何が理由でそういう価値観を持って育つようになるという認識でしょうか?
国家・社会が嘘つきで法を蔑ろにし、司法が法を蔑ろにする、それでも社会は曲がりなりにも回ってゆく。これを見ていれば全てとは言いません(たまにシンシアリーさんの様な方もいらっしゃる)が、真面な人間はなかなか育たないと思います。
なので、外圧に頼らざる得ませんが、日米が甘やかしすぎて逆に助長した。
其れと全くの素人考えですが真面な文字が無いのも一つの要因かも。誤解を生みやすくまた誤解に気づきにくい=真面なコモンセンスをはぐくむことが出来ない。かな?
農家の三男坊さん
>区別するも何も、その説は本当ですか?
>「自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済」
本当ですかも何も、韓国は自由主義陣営なので「自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済」を掲げていますよ。だから、その建前を公然と否定は出来ません。
あくまでも「彼らなりに」でしかないので、実態が伴わない部分は出てきますけどね。
漠然と、何が何に対してズレているのかも説明せずに詭弁とレッテル貼りするなら、こちらも返させて貰いますが。
あなたの説明は、岸田総理が主義陣営についての話と、民俗学的価値観の区別も付かない人物だという前提が無いと成り立ちません。
まるで、自身の話に都合が良くなるように、要所で非現実的に途端に登場人物が劣化するメアリー・スー小説のようです。説得力を感じません。
>ポイントがズレてますね。根本原因は彼らの性癖です。
>国家・社会が嘘つきで法を蔑ろにし、司法が法を蔑ろにする、それでも社会は曲がりなりにも回ってゆく。
自分があなたの認識として問いているのは、どうして彼らが「そういう性癖」「国家・社会が嘘つきで法を蔑ろにし、司法が法を蔑ろにする社会になるのか?」といった理由です。
答えを持っていないというなら、それでもいいです。どういう答えでも、参考として確認したいだけなので、どうこう言ってこのやり取りを続けるつもりはありません。
ここの答えが違うであろう以上は、続けても不毛でしかないですから。
ただ、彼らがこうなるのは日本のメディアが原因ではないし、日本のメディアをどうこうしたところで、彼らのこの性格も直らないと言っておきます。
匿名 コメント 2023/11/30 08:06 への返信です。
>本当ですかも何も、韓国は自由主義陣営なので「自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済」を掲げていますよ。だから、その建前を公然と否定は出来ません。
何故、否定できないのでしょうね。
百歩譲って、“外交的なマナーとして公然と否定できない”としても、言葉の使い方はあるでしょう。お手手繋いで仲良くがポリシーだったとしても、それだけで“価値観を共有する”と言うのであれば幼稚園児で十分務まります。
私が前のコメントで指摘したポイントから見て“価値観を共有する”という表現は落第。
>あくまでも「彼らなりに」でしかないので、実態が伴わない部分は出てきますけどね。
“実態が伴わない”が争点の肝にもかかわらず、それを押さえた表現ができない様では外交は出来ません。“外交の岸田”なんて“本当に悪い冗談”。
>漠然と、何が何に対してズレているのかも説明せずに詭弁とレッテル貼りするなら、こちらも返させて貰いますが。
“日本の外交当局が使う「価値観」と言う言葉がさす“価値”とは・・を指すのは常識“
と説明しているのですが、「・~」の件と言い、日本語の読解力について指摘された経験はありませんか?
>前提が無いと成り立ちません。
は上記を読解できていない証左に見えます。
>ただ、彼らがこうなるのは日本のメディアが原因ではないし、
“こうなる”は“粗相を仕出かす“を指すと思うのですが、”日本のメディア“に何故こだわるのか理解できません。
匿名 コメント 2023/11/28 12:09の
「日韓問題って、結局は価値観が大きくズレているのにも拘わらず、両者を同じ価値観が通じる国だって考える人達が多いから起きているというのは、共通認識だと思いますが。」
匿名 コメント 2023/11/29 08:34 の
「あと、この民俗学的価値観の違いを無視して「日韓は同じ」とか言っている知識人やメディアが、韓国人と日本人の勘違いを助長し日韓問題をより深刻化させているのは確かですが。」
で、「根本原因は“条約・合意を守らない、嘘つき、コソ泥推奨”国の性癖で、これと
違いを無視して「日韓は同じ」とか言っている知識人やメディアが、韓国人と日本人の勘違いを助長し日韓問題をより深刻化させている」
と、整理できています。
勘違いを助長しているメディアに日本の一部メディア(ATM他)が入ると常識的には考えると思います。
>日本のメディアをどうこうしたところで、彼らのこの性格も直らないと言っておきます。
前記整理が出来ているので、上記は自明ですね。ただ、勘違いさせなければ“粗相は起こさない”かどうかは不明。
>日本語の読解力について指摘された経験はありませんか?
無いですね。これについては、こちらとしては、あなたに対してこそ言いたいくらいです。
ありきたりな職に就いている身ですが、正しく伝わる、読み取る能力は常に要求され、それに応えられなければ依頼者が望むものを納品出来ない仕事に就いています。
そして、その仕事において、業界でも割と高水準の単価で契約を結んでいますので。
日韓問題が深刻化する流れについて整理すると、こうなります。
これは、単に自分が言っていることを情報整理して箇条書きに直しただけです
①韓国が???という考え方を基礎にして社会の構築を目指す
②①の結果、韓国が日本と価値観が異なる(嘘や約束反故が当たり前のような)社会になる
③日本が韓国と付き合った結果、価値観の違いから軋轢が起きる
④日韓の価値観の違いを無視して、メディア等が「同じ」と主張し続ける
⑤メディアの主張を鵜呑みにした人達が、互いに相手を理解しないまま付き合うので軋轢が拡大する
ここで、①の???に該当するものは何ですか? と、訊いているわけですが、あなたからの回答は無しですね。
箇条書きに相当する情報が整理出来ていないのか。別の構造を考えているのか。思い付く答えが無いのか。
それは知りませんが、ともあれ答える気が無いのは分かりました。
やはり、これ以上話しても無駄なのは確認出来たので、これで打ち切らせて下さい。
今後は、この???に該当する、あなたなりの見解を聞かない限りは、今後はそれを理由にあなたとは話をするつもりはありません。
ちなみに、自分が考える???の答えは儒教朱子学です。
非韓三原則で知られる古田博司の著書など、韓国を民俗学的に解説している人達の説明を根拠としています。
複数の韓国解説サイトや、まとめサイトを見ていれば、同様の単語を見掛けることもあるかと思います。
それと、自分の言っている韓国の対処法は、バファリン作戦ような、古くに韓国とやり合っていたような人達の体験談や解説をベースに述べています。
>「国際法違反の状態の是正」については、こういう解決を宣言し動いた以上は、もはや韓国は後戻りは出来ません。
「韓国は国際法違反の状態の是正に乗り出さざるを得ない」と仰りたいのでしょうか?
新宿会計士さんも折に触れて述べられていますが、徴用工の件で言えば、そもそもの原因は日韓請求権協定違反の大法院判決にありますから、そこが手付かずのままで国際法違反の状態が是正されることはありません。
そして、そこに容易に手を付け難いがために尹政権は政治的解決、第三者弁済案を提示し、岸田政権はそれを評価したわけですから、国際法違反の状態は是正されないままになるかと思いますが。
>自分は「日本は一銭も出さない」という点で一貫していると考えています
日本が、国として韓国に金銭的な譲歩を行わない、また被告とされた日本企業にも金銭的な損害を負わせないと決意しているのだとすれば、それは歓迎すべきことですが、その一点で一貫していれば、日本政府の外交姿勢が一貫していることにはならないだろうと思いますが、いかがでしょうか。
現状、日韓請求権協定違反の大法院判決によって、日本の法益が侵害されていますから、本来であれば韓国政府は原状回復等の事後救済の義務、いわゆる国家責任の解除義務を負うべきであり、安倍・菅政権下ではその当然の義務の履行を求めてきたわけですが、法的かつ根本的な解決ではなく政治的解決へと方針変更した岸田政権でそれがトーンダウンしたように、日本政府の姿勢はこの点に関して一貫性があるとは言い難いでしょう。
>日本が一銭も金を出さなければ追加謝罪もしない(せいぜい、お気持ち踏襲)状況に持ち込んだのは、防衛戦として勝利だと自分は評価します
新宿会計士さんのゼロ対100理論に則ってみても、そもそも韓国側の国際違法行為に端を発した件で、日本が何かしら譲歩をしている時点で、自分としては勝利とはちょっと思えないですね・・・
>それを韓国は各国に認めさせなければいけない。
上のコメントで「法律的紛争の場」と言っているように、韓国からすれば何も各国に認めさせる必要はなく、国際法関係の一方の当事国である日本との国際裁判において、裁判所に対し、日本は「大法院判決を黙認した」と援用する可能性があります。
日本は文明国ですし、紛争解決の手段として司法的解決を軽視することはできませんから、後に禍根を残しかねない意思表示は避けてもらいたいと個人的に思うわけです。
>韓国はああ言ったじゃないか。と国際社会から叩き潰される
国際法の法的性質は当事国の自助によって担保されるものですから、国家というのは自国が非当事国である二国間条約について、一方の当事国に違反があったからといって、もう一方の当事国の肩をもち、違反国を非難したりはしないものです。
それこそ、侵略の禁止のような対世的義務かつ国際関心事項とされるものに関する違反については、その限りではないですが。
たとえば今回の判決は、主権免除という一般国際法上の原則に違反するので、国際社会からある程度の注目は集めるでしょうが、法益侵害の対象が日本に限られているうちは、韓国を叩き潰すような動きは起きないでしょう。
>韓国はどうすれば、ここから日本にお金を支払わせられると思いますか?
「韓国は日本・日本企業からお金を受け取れていない→日本政府の姿勢は一貫している」という主張のため、「韓国が日本・日本企業からお金を受け取る手立てがない」ことを証明したいのでしょうか。
自分は現状金銭的損害がないとしても、法的→政治的という方針変更をしている時点で、日本政府の外交姿勢が一貫しているとは言い難いと考えますので、本来質問に答える必要はないと思います。
ただIFとして考えるなら、岸田政権と尹政権との間で図られた政治的解決では日韓請求権協定違反の確定判決はそのままになりますし、先例拘束性の観点からも、将来的に日本の朝鮮半島統治期間の事由に基づく対日請求権を認める訴訟が韓国内で頻発して、もしかすると今以上に日韓関係が悪化する可能性があるかもしれません。
あまり考えたくありませんが、そんな日韓関係の悪化を受けて、米国が日本に大人の対応を迫り、なにやら既視感のある「徴用工合意」のようなものが日韓の外相により声明されたりなんかして・・・
とおるさん
一言で「国際法違反の状態」と仰っていますが、自分はこの言葉には段階として二段階あると考えています。
一つは、韓国司法の判決という、韓国内の問題の段階。
もう一つは、二つ目の司法を理由にした、日本に対する日韓基本条約外の要求をする段階。
後者を認め条約外の金銭や謝罪を出せば、それは条約違反になるので日本としては絶対に飲めません。そして、ここが防衛ラインです。ここさえ守ればいいのです。
また、前者はあくまでも韓国内の問題なので、日本は遺憾を表明し是正を求めることは出来ても、韓国を変えることは出来ません。
そして、2023年3月の結果で、日本は後者を完全に突っぱねました。
日本の防衛条件は「条約外の金銭や謝罪を出さない」を得ることです。それを得るために戦法を変えたとしても、それは目的を変えたことにはならないと考えます。
とおるさんの望むような「国際法違反の状態の是正」というのは、韓国内の問題まで解決しようという話です。
しかしここは、日本にどうこう直接手出しして変えられるようなものではないですし。ある意味で言うならあくまでも韓国の責任範囲であり、日本の知ったところではありません。
それをどうこうしようというのは、日本に責任外のところへ首を突っ込んで韓国を変えさせようという、徒労しか生まないアプローチだと考えます。
>ただIFとして考えるなら、
>米国が日本に大人の対応を迫り、
何段階も仮定を積み重ねている上に、結局米国も自身の発言と矛盾したことを言わなくてはいけなくなります。
そんな自らの首を絞めるような真似を米国がするとは思えません。
そもそも、日韓基本条約というものが、アメリカからの強い要望で締結に至ったものです。
それを毀損しようなんて真似は、アメリカとしても認められません。それを認めるなら、3月に「歓迎する」とはアメリカも言いません。
とおるさんの考えるIFが実現する可能性は、限りなく低いと考えます。
>前者はあくまでも韓国内の問題なので、日本は遺憾を表明し是正を求めることは出来ても、韓国を変えることは出来ません。
確かに、国家責任の解除をどのように行うかは違反国の裁量に委ねられていますから、日本が韓国に対して具体的な方法等について口を出せる類の話ではありません。
ですが、それが国際法違反の状態の是正を求める姿勢を変更する理由にはなりません。
上でも言いましたが、国際法の法的性質は当事国の自助にかかっているというのに、「変えることができない」と諦観したまま、仮に新たに国際約束を結ぶ必要が出てきたような場合、同じことを繰り返すのでしょうか。
まあ同じことの繰り返しを避ける方法として、その約束自体に裁判条項を設けたり、より一般的に日韓間の紛争の司法的解決を義務付けた裁判条約を締結しておくのも一つの手でしょう。
ですが、その場合でも、韓国大法院が採用した法理に日本が黙示的同意を与えたと受け取られかねない意思表示というのは、日本にとって不利に働くことこそあれ、有利には働かないでしょう。
>後者を認め条約外の金銭や謝罪を出せば、それは条約違反になるので日本としては絶対に飲めません。
日韓請求権協定は対象の請求権について時間的範囲をもって限定した内容で、具体的には日本の朝鮮半島統治期間内の事由に基づく請求権について処理していますが、韓国大法院はそこに事項的な例外を持ち込む法理を採用していて、本来の請求権の定義を都合よく歪めてしまっています。
請求権について処理した協定について、請求権の定義を歪めるものですから、本来日本が呑める範囲の「条約違反」ではないでしょう。
そして、韓国大法院がトンデモ法理を採用しただけならまだしも、一方の当事国である日本がそれに黙示的同意を与えたと受け取られれば、日本がこれまでとってきた「日韓請求権協定により解決済み」という姿勢は国際司法の場で通用しない可能性が考えられます。
>日韓基本条約というものが、アメリカからの強い要望で締結に至ったものです。
>それを毀損しようなんて真似は、アメリカとしても認められません。
日韓慰安合意は米国の意向が反映されていると言われますが、厳密に日韓請求権協定の請求権の範囲に照らせば、元慰安婦の請求権も同協定によって処理されたと見て然るべきところ、道義的責任から日本政府が関連財団に10億円を拠出するという形で政治的決着が図られています。
日本を取り巻く安全保障環境を思えば、現状米国との友好・同盟関係は必要不可欠だと思いますし、個人的に米国の好きなところもありますが、日韓間の紛争において米国が日本の肩を持ってくれるだろうと期待するのはどうかと思います。
自身以外の覇権国の誕生を歓迎しない、そんな米の対外政治戦略にオフショア・バランシングがありますが、例えば東アジアにおいて、米国は地域大国の中国を牽制する目的で日本を後押しする一方で、潜在的に地域大国たり得る日本を牽制する目的で韓国を後押しする可能性があると言われたりしますからね。
とおるさん
既に国際法違反の是正を求めた以上は、判決を黙認した形にはならないのではないでしょうか。
更に言えば、是正するかの話し合いを協定に基づいて提示したにも拘わらず、それを無視した挙げ句が韓国です。
この状態で黙認したと韓国が言い張るのは、かなり無理があると思います。
確かに慰安婦問題も、本来なら日韓請求権協定で解決済みであり、10億円は出す必要が無い話でした。
では、どうして慰安婦合意を出す必要があり、10億円を見舞金として支払うことになったのかというと、ぶっちゃけ初手の対応がマズくて炎上していたからです。
分かりやすく正しい説明を各国にしなかったせいで、女性の人権問題に敏感な時代背景も相まって燃え上がりました。
それを政治的決着という形で鎮火させるために、合意と見舞金が必要になったわけです。見舞金は、決着をアピールする効果がありました。
では、ここから徴用工問題が、合意前(政治的決着前)の慰安婦問題の状態になるかというと、違うと自分は考えます。
とおるさんは、日韓関係が悪くなれば、アメリカが韓国の肩を持つかも知れないという可能性を主張されていますが。
慰安婦合意は、アメリカも政治的決着の前に何かしらの表明をしたわけではありません。だから、10億円の見舞金や慰安婦合意も実現出来ました。ひっくり返すものが無いですからね。
対して、徴用工問題は各国の立ち会いで政治的決着が着きました。ですから、慰安婦合意前とは同条件として比較は出来ません。
また、決着が着いたので韓国は燃やせません。そして、繰り返しになりますが、表明してしまった以上は、どんなに日韓関係が悪くなろうが、アメリカも日本もそれをひっくり返せません。自分はそう考えています。
>既に国際法違反の是正を求めた以上は、判決を黙認した形にはならないのではないでしょうか。
「既に」とは、何時の何に対する意思表示を指すのでしょう?
徴用工の件に関し、日本政府からは、国際法違反の状態を是正するようにとの声が聞こえてこなくなりました。
政治的解決に方針転換した以上、そうなるのも道理でしょう。
今回、慰安婦の件に関し、日本政府からそれが聞こえてきたのは一応幸いと言えるでしょう。
言うまでもないことですが、徴用工訴訟において示された大法院判決からくる国際法違反の状態と、日本政府を相手取った慰安婦訴訟判決からくる国際法違反の状態というのは別の話です。
>慰安婦合意前とは同条件として比較は出来ません
>表明してしまった以上は、どんなに日韓関係が悪くなろうが、アメリカも日本もそれをひっくり返せません
匿名さん自身の言葉を借りれば、「日韓基本条約(日韓請求権協定)というものが、アメリカからの強い要望で締結に至ったもの」であったはずですが、韓国はそれをないがしろにし、結果として米国も政治的解決を良しとしています。
つまり慰安婦合意そのものが、よく言えば、米がいかに柔軟に、悪く言えば、いかに勝手に、条約上の義務に囚われない政治的解決を日本に迫る可能性があるかを示しているわけで、「慰安婦合意があるから」と安心できる材料にはなり得ないと自分は考えます。
>アメリカも日本もそれをひっくり返せません
言い方が悪いかもしれませんが、それは過信な気がします・・・
日本に関しては、国際法を理解し遵守する、その能力と意思を具えた文明国と言えるでしょう。一つ根拠を挙げれば、ICJ規程に設けられた選択条項の受諾宣言などは、その良い例になるかと思います。
せっかくなので同条件で比較するなら、米もかつては選択条項の受諾宣言国でしたが、対ニカラグア軍事活動事件で敗訴すると宣言を撤回し、ICJ判決も不履行のままでした。
自分は反米主義者ではありませんし、ここで米の他の国際法違反を並べ立てる必要性を感じませんが、米が国際法に囚われるお行儀のよい国ではないのは明らかだと思います。
それでも、ロシア、中国といった面々と比べたら、文明国であることに間違いなく、日本にとって重要な同盟国ですけどね。
とおるさん
韓国大法院が元徴用工への損害賠償などという判決を出した際に、当時の河野太郎外相が「極めて遺憾であり、断じて受け入れられない」と談話で言っています。
そして結局、2023年3月に至るまで、韓国の判決に対し拒否したわけです。
>徴用工の件に関し、日本政府からは、国際法違反の状態を是正するようにとの声が聞こえてこなくなりました。
とおるさんにしてみれば、それが問題なのだと主張しているのだろうとは思います。
しかし、自分はそれは問題にならないと考えています。理由の説明は同じ事の繰り返しになるので、詳細は省きます。
アメリカがそんなお行儀のいい国だなどとは、自分も思っていません。しかし、人目を気にしないでいられるほど、空気が読めない国でもありません。
前言撤回などという、アメリカの信用に傷を付けかねない真似をするよりも、筋が通っていない韓国に「言ったことは守れ」と言う方がよっぽど道理に適うし、そういう意味で楽です。
良い例が、輸出管理厳格化に対抗しようとした、韓国のGSOMIA破棄宣言の顛末です。そういう意味でも、アメリカは国益を損なう選択はしないでしょう。国益に適うと判断すれば、国際法も破る国ですけどね。
あともう一つ。出鱈目な裁判は、結局韓国内の問題なのですが、是正しようとあまり首を突っ込まない方がいいと考えるのは、また別の理由もあります。
あの国が昔から政争の国であることはご存じかも知れませんが、突いた棒を掴んでこっちを振り回してくる危険性があり、またそういう業は歴史的に長けているので。
>当時の河野太郎外相が「極めて遺憾であり、断じて受け入れられない」と談話で言っています。
>そして結局、2023年3月に至るまで、韓国の判決に対し拒否したわけです
国際法関係において、相手方の意思表示に対し、例えば「抗議」のような当然の意思表示がない場合、それは黙示的な同意と受け取られかねないわけですが、なら一旦又はある期間抗議を行えば以降意思表示が不要になるかというと、そんなことはありません。
韓国による継続的な竹島の不法占拠に対して、日本政府が継続的に抗議の意思表示を行っていることを考えれば分かりやすいでしょう。
日韓請求権協定違反の大法院判決によって、日本の法益は侵害されたままの状態ですから、本来なら抗議を継続して然るべきなのです。
>しかし、自分はそれは問題にならないと考えています。
そう考える理由が以下のものでしょうか。
>更に言えば、是正するかの話し合いを協定に基づいて提示したにも拘わらず、それを無視した挙げ句が韓国です。
>この状態で黙認したと韓国が言い張るのは、かなり無理があると思います。
悪法もまた法なりという言葉がありますが、国際法の合意原則も似たようなもので、いかに相手方の要求が不条理だとしても、その要求の様態が条約の絶対的無効原因に該当でもしない限り、合意が成立したなら法的拘束力が生じます。
法的に拘束されたくなければ同意を与えない、これに尽きます。
韓国が日韓請求権協定上の紛争解決義務に違反しようと、それとは関わりなく、韓国が提示した政治的な解決案に対する日本の意思表示が黙示的同意を与えたものと見なされたなら、後の祭りなのです。
>国益に適うと判断すれば、国際法も破る国ですけどね。
そんな自由奔放な国ですから、米自身が法的に拘束されない第三者の立場にある場合、国際法上の義務に囚われない解決を他国に迫るようなことは、より容易だと言えます。
日韓請求権協定の非当事国の米は、その協定の厳密な解釈等に囚われない、自身の国益に適う形での解決を良しとし、現実のものとなったのが慰安婦合意になります。そして慰安婦合意においても米が非当事国なのは言うまでもありません。
その慰安婦合意ですが、匿名さんの論法では、慰安婦合意があるためその前後で事情が異なる、つまり米が日本に対して政治的妥協を迫るようなことは考えにくいとのことですが、ならば未だ慰安婦合意に相当する「徴用工合意」のようなものが存在しない徴用工の一件では、将来的に米が日本に政治的妥協を迫る可能性が考えられるでしょう。
そもそもの話、「現状金銭的損害が発生していない以上、日本政府の姿勢は一貫している」というのが匿名さんの主張だったと思いますが、慰安婦合意は安心の材料どころか、金銭的なものを含む政治的解決のこれ以上ないほどの前例ですから、徴用工の件に関して楽観視は出来ないかと。
とおるさん
まず、徴用工問題というのは、元々韓国の国内問題です。
裁判で日本に金銭を求める結果が出て、そのままでは国際問題化することが明白だったから、日本は遺憾を表明し協定に則って協議を求め、韓国が席に着かず国際問題化しました。
あの国は、そうやって国内問題を解決させるのに、外国を巻き込みます。
そして、2023年3月に、日本は一切金を出さないという内容で政治的決着が着きました。徴用工問題は、韓国の国内問題に戻り、封じ込められました。
国際問題としては政治的に決着が着いた、韓国の国内問題に口を出す必要はありません。
口を出し拒絶する必要があるのは、万一韓国が「国内で処理出来ないから、やっぱり日本が何とかしてくれ」と言い始めたときです。慰安婦問題で文政権は言い出せませんでしたが。
それ以外の時に口を出すと、彼らは日本を巻き込もうとしてきます。なので今は極力、関わってはいけないときです。
現在進行形の国際問題である竹島問題と、政治的決着済み韓国内問題である徴用工問題は、同条件として比較対象になりません。
そして、合意前(政治的決着前)の慰安婦問題の炎上状態と、政治的決着後の徴用工問題の鎮火状態もまた、同条件として比較対象になりません。
もし比較するなら、対象に出来るのは合意後の慰安婦問題です。韓国が約束を履行しているとは言い難いですが、韓国は国際問題として火を付けることも出来ていません。
韓国が慰安婦像を撤去していないからと言って、日本が韓国の主張する慰安婦強制連行を認めたともなっていません。そういうことです。
韓国が国外に慰安婦像を建てるというなら(ドイツ、ミッテ区のように)、それは国際問題の域なので抗議の対象になりますけどね。
>まず、徴用工問題というのは、元々韓国の国内問題です。
韓国が日韓国交の基礎の一部、日韓請求権協定上の日本の法益を侵害している時点で、韓国が事態を政治化しようがしまいが、国際問題です。
元徴用工ら原告が、先に日本において訴訟を提起していたことを踏まえても、「元々韓国の国内問題」というわけでもありません。
>現在進行形の国際問題である竹島問題と、政治的決着済み韓国内問題である徴用工問題は、同条件として比較対象になりません。
政治的解決では、「国際法違反の状態は是正されないまま」だと上でもコメントしているように、現に日本の法益が現に侵害されているという点で、例に挙げた竹島の不法占拠と、徴用工訴訟での確定判決による日韓請求権協定違反に違いはありません。
本来法的には、「韓国に対する日本の継続的な抗議等の意思表示が存在していて然るべき」という点で共通しているわけです。
ですが、日本政府は韓国側の第三者弁済方式の解決案を評価し、政治的解決へ方針変更を行い、「国際法違反の状態を是正するように」との要求は行われなくなっています。
「徴用工問題は政治的解決が選択されたのだから抗議は無くて当然、竹島問題で抗議が継続している件とは状況が違う」と考えられているのかもしれませんが、その政治的解決を選択することと引き替えに、法的にあって然るべき意思表示が行われなくなることで、法律的紛争では日本の不利に働く可能性があると話をしているわけです。
>合意前(政治的決着前)の慰安婦問題の炎上状態と、政治的決着後の徴用工問題の鎮火状態もまた、同条件として比較対象になりません。
「鎮火状態」も何も、自分のIFの想定や、鈴置論考の想定がどんなものかを思い出してください。
鈴置氏の挙げる左派政権の誕生などがその良い例でしょうが、そもそも将来的な可能性、リスクについて話しています。
>韓国は国際問題として火を付けることも出来ていません。
「国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える」と慰安婦合意では謳われましたが、 案の定と言うか、よりにもよってと言うか、韓国が安保理で議題にして日本がそれに抗議したことがありましたね。
何より日韓関係において、韓国司法は、日韓請求権協定に違反し、慰安婦合意に違反し、そして一般国際法上の主権免除の原則に違反し、対日請求権の行使と日本の賠償責任を認める判断をしています。
こんな国際法違反のコンボ、そうそう見られるものではないです。
比べるなら「慰安婦合意後」とのことですが、むしろ徴用工の件の先行きが暗いことを表していると思われます。
>韓国が慰安婦像を撤去していないからと言って、日本が韓国の主張する慰安婦強制連行を認めたともなっていません
>国際問題の域なので抗議の対象
例えとしておかしいと思います。
まず公館前に設置された像を撤去しない韓国政府の不作為は、慰安婦合意や外交・領事関係条約上の日本の法益を侵害するため、国際問題と言えます。
「国内問題だから、国際問題ではないから」という論理で語るべき話ではないわけです。
その上で、単純に言えば、韓国政府の不作為は「日本は慰安婦の強制連行の存在を認めよ」との意思表示に当たりませんから、その不作為をもって日本が慰安婦の強制連行の存在を認めたことにならないのは当然です。
あまりえらそうなことは言いたくないのですが、意思表示が法的な効力をもつケースなど、国際法についての理解不足ゆえにおかしな例えになってしまうのだと思いますし、あえて自分の話につき合う必要はありません。
あるいは理解不足なのを承知の上で、他人をおかしなたとえ話に巻き込もうというのであれば、もはや反論自体が目的化した不毛なやり取りでしょうから、こちらで辞退したいところです。
とおるさん
残念ですが、慰安婦問題も徴用工問題も完全に解決させるのは無理です、
彼らは嘘歴史を信じないと生きていけないし、彼らがそう生きる以上は、嘘歴史を現実に変えようとする。
彼らにとっては常に、間違っているのは自分達ではなく現実です。常にどうにかして火を付けようとし続ける。火元そのものは消せません。
だから、慰安婦問題も徴用工問題も、彼らが自宅放火したものに対して、類焼を防ぐコストやリスクをとことん低く済ませようというものになります。
そして結局、あなたがこれは国際問題だと言っているものは、自分から見ればまだ韓国の国内問題の域か、実害が少ない(絡んでいった方がより害が出ると予想されるもの)ものになります。
何にしても、同じ説明の繰り返しにしかならないというのは同感です。
ここで、打ちきりにしましょう。
「非を認めたのなら永久に償え!」が彼らの常套手段。
優しさと弱さを履き違える人たちは、優しくされると”つけあがる”んです。
対策は勘違いさせないこと。原理原則を崩さない(優しくしない)ことです。
原告側の中には、慰安婦合意での癒し金を受け取った女性もいましたよね。
彼らの愚行で、せっかくの癒し金も「卑し金(イヤシキン)」と化しました・・。
・・・・・
握手で始まり拍手で終わるのが理想外交。
握手で始まり悪手で終わるのが対韓外交。
・・。
カズ さん
韓国が差し出す手は、掌が横ではなく上を向いているから、そもそも握手の手じゃないんですよね。
(!)そのとおりですね。
韓国には、「国民情緒リスク」「左派リスク」とともに「司法リスク」もあります。こんな国とまともに付き合おうとすることが、そもそも時間の無駄です。さっさと基本方針を段階的縮小と決め、粛々と実行に移すべきでしょう。
私が、岸田政権を見放した直接の契機は①日韓為替スワップの締結(ブログ主によれば発効していないそうですが)②レーダー照射事件の棚上げでしたが、より根本的なところは、岸田さんが総理の器ではない、総理になってやりたいことが見えてこない、その時の人気取りでなにをやらかすか判らない、という不信感にあります。
今回の件も、「上川外相が談話を公表し、外務次官が韓国大使を呼んで抗議」して、終わりでしょう。ブログ主もいい加減に岸田政権を見放したらどうか、と思いますが(自民党まで道連れにしてはいけない)。
通貨スワップが旨く締結、発効ができない。岸田が首相になり、また、バカがでつきよったわい、、騙す満々の韓国とだまされても懲りないバカ総理。昨日だれかがコメントしてた。韓国当局者は100億ドルで足りると思ったがとてもそんなんじゃ足りないから増額しろよ、、と。で、期間は三年と発表してしまった、、
既成事実の確定化を急いだ韓国側の失敗で、いままでは通用していた戦法は通用しない。あせった韓国は慰安婦問題に目をつけた、、つまり逆ギレ。それだけ尹の影響力が落ちている。下手な対応すると岸田政権は終わり。だけど断交を含むホワイト国復帰撤回グループCに落とし輸出規制の継続を発表、通貨スワップ締結はありえないのアナウンスをすれば少しはもちなおす。しかし、、国の担当者ってバカなの?岸田のばかバカなのはしってるけど。
辞めれば対応しなくていいね
昨日のこのニュースを見て思いました。少し安堵しました。
「これが韓国、通常運転に戻った。岸田さん、外務省さん、冷水をかけられましたね」
日韓友好とか融和政策は気持ち悪いです。
対韓政策は安倍さん、菅さんの時代が懐かしいです。
岸田総理がどう出るも何も、これまで同様に、裁判管轄権を否定している以上、「極めて遺憾。厳重に抗議」という既定路線の対応を取るだけでしょう。特に何も困りませんし。
困っているのは岸田総理ではなく、尹錫悦大統領です。彼のバックグラウンドからしても、自国の司法判断を否定できませんし、司法手続きに介入するわけにもいきません。韓国大統領の強大な権限をもってすれば、何らかの手段はあるのかもしれませんが、判決を無理矢理覆すような真似をすれば、ほぼ確実に世論は沸騰し、来年の総選挙での敗北を決定づけるものになるでしょう。
判決を出した高裁判事の背景が今のところ不明なので断定はできませんが、おそらくは文在寅政権下で任命された従北左派系の判事であり、尹大統領を困らせることを目的とした判決なのではないかと思います。少なくとも、尹大統領が進めてきた対日関係改善は頓挫せざるを得ませんし、尹大統領の姿勢次第では彼に大きな政治的ダメージを与え、総選挙で従北左派が有利になる可能性が高くなります。現在、文在寅政権下で行われた数々の出鱈目が次々と明るみになっており、司法手続きが進行中です。今のところ、大法院長の後任は従北左派の抵抗により選任されておらず、空席となっていますが、総選挙で過半数を失えば、従北左派にとって極めて不都合な大法院長が就任するのは確実であり、そうなれば多くの従北左派議員などが監獄行きとなるでしょう。それを避けるために、「尹大統領=親日派」というレッテルをますます強固にするべく、従北左派は必死なのです。
まあ、日本としては、静観しておいても全然問題ありません。さしあたり、尹大統領がどのように対応するか見定めたうえで今後を検討するというので十分です。
繰り返しますが、困っているのは尹大統領であって、岸田総理ではありません。
龍 さん
>総選挙で過半数を失えば
失いますかね?
私は正直なところ、左派がどれだけメチャクチャだろうと利益供与さえしてくれるなら韓国民は左派に投票するんじゃないかと。
現時点では何とも言えませんね。
もし従北左派が過半数を維持するようであれば、韓国の自滅的崩壊が早まるというだけのことです。以前もコメントしたように、韓国が突然クラッシュしたりすると、我が国としてもちょっとした迷惑を蒙ることになるので、尹大統領には頑張ってもらって、じわじわと圧壊するような方向に持って行ってもらいたいものです。