処理水海洋放出「説明が足りない」のはメディアの責任
「政府は説明を尽くせ」。福島第一原発の海洋放出で、一部のメディアや野党などが主張しているものです。しかし、ちょっと調べていただければわかりますが、政府はすでに、十分に説明を尽くしています。問題はむしろ、政府の説明を報じようとしないばかりか、不安の声ばかり取り上げて積極的に風評加害を行っている、新聞・テレビといった一部のオールドメディアではないでしょうか。
目次
ALPS処理水放出は科学的に見て安全
福島第一原発のサイトに貯蔵されているALPS処理水の海洋放出に関しては、当ウェブサイトではすでに何度となく取り上げてきたとおり、国際的な安全基準に合致していることが、国際原子力機関(IAEA)の包括報告書でも明らかにされています。
原文についてはIAEAのウェブサイトでも閲覧できるほか、そのサマリーについては経産省ウェブサイトにも掲載されています。
IAEA Finds Japan’s Plans to Release Treated Water into the Sea at Fukushima Consistent with International Safety Standards
―――2023/07/04付 IAEAウェブサイトより
IAEAが東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の安全性レビューに関する包括報告書を公表しました
―――2023/07/04付 経済産業省ウェブサイトより
そもそも「核汚染水」ではなく「ALPS処理水」
これらによるとIAEA包括報告書の結論は、次の2点です。
- ALPS処理水の海洋放出へのアプローチ、並びに東京電力、原子力規制委員会及び日本政府による関係する活動は関連する国際的な安全基準に整合的であると結論付けた。
- 包括的な評価に基づき、IAEAは、東電が現在計画しているALPS処理水の海洋放出が人及び環境に与える放射線の影響は無視できるものと結論付けた。
そのうえでIAEAは、国際社会に対し透明性や安心を提供するために、ALPS処理水放出についてはIAEAとして今後も関与するとしており、これを受けて日本政府も「透明性を持って国内外に情報発信していく」ことを表明しています。
そもそもALPS処理水は「核汚染水」ではありません。
ALPS(多核種除去装置)を使用し、トリチウムを除く放射性物質を、安全基準を満たす水準まで除去した水のことです。また、これに加えてトリチウムについても、安全基準の40分の1未満になるまで海水で大幅に薄めるそうです(経産省『国際機関によるALPS処理水海洋放出の安全性確認』等参照)。
放射性同位体としてのトリチウム:放射線量は微弱
ちなみにトリチウムは水素の同位体です。
水素原子は通常、陽子1個、電子1個で構成されていますが、これに中性子1個が加わった同位体(図表1)や、中性子2個が加わった同位体(図表2)が存在します。
図表1 水素原子、水素原子の同位体
図表2 三重水素=トリチウム
(【出所】資源エネルギー庁『安全・安心を第一に取り組む、福島の“汚染水”対策②「トリチウム」とはいったい何?』)
この三重水素(=トリチウム)自体は化学的に極めて不安定であり、中性子のうちのひとつが電子1個を放出して陽子に変化するのですが、このときに放出される電子がベータ線と呼ばれる放射線です(ちなみにエネルギーが弱いため、空気中を5㎜ほどしか進めず、紙一枚あれば遮蔽できるものです)。
ちなみに三重水素に含まれる2個の中性子のうち1個が陽子に変われば、それは水素原子ではなく、ヘリウム原子(He)です。
自然界にも存在:諸外国でも大量放出
また、このトリチウムは自然界に100~130京Bq(ベクレル)存在すると見られていますが、1945年以降63年ごろまでの核実験でもトリチウムが放出されたほか、世界各国の原発等からも自然環境に対し、トリチウムの放出が行われています。
たとえば7月4日付の産経ニュースの記事によれば、中国や韓国には「放射性物質トリチウムの年間排出量が福島第一原発の6倍を超える原発もある」ほか、欧米だとたとえばフランスのラ・アーグ再処理施設からは、福島から放出される予定量と比べて454.5倍ものトリチウムが放出されているのだそうです。
トリチウム放出量、中国では福島第1の6・5倍の原発も 欧米は桁違い
―――2023/7/4 20:36付 産経ニュースより
もちろん、それで健康被害が生じたという報道はありません。
ちなみに『福島「汚染水」でトリチウム濃度は約10万分の1増大』でも取り上げたとおり、福島第一原発からの「汚染水」(※ALPS処理水の韓国国内での呼称)の放出がなされた場合、韓国近海でのトリチウム濃度は約10万分の1だけ上昇するとの研究が、韓国国内で出て来ています。
要するに、「検知するのが困難なほど微量」、というわけです。
テレ朝「国民の7割が『説明不十分』と回答」
いずれにせよ、安全基準を満たしたうえで行われる処理水の海洋放出に、国際社会としては文句のつけようがありません。なぜならそれが国際慣行だからです。当然のことながら、海洋放出プロセスに関するモニタリングは必要ですが、それにしても、科学的には「安全である」ことは間違いありません。
ただ、その福島第一原発の処理水の海洋放出を巡り、相変わらず、「政府は説明が不足している」とする報道が相次いでいるようです。
岸田文雄首相は22日、処理水の海洋放出を24日に開始することを表明しましたが、ここではその前日・21日にテレビ朝日が報じたこんな記事を眺めてみましょう。
処理水への「説明不十分」7割に “放出賛成”5割 ANN世論調査
―――2023/08/21 18:11付 Yahoo!ニュースより【テレ朝news配信】
記事タイトルでも何となく想像がつきますが、ANNの世論調査で、処理水の海洋放出自体には「賛成」が54%で多数を占めた(※ちなみに「反対」は33%)ものの、政府の説明については「十分だ」が19%にとどまり、「不十分だ」が70%に達したというのです。
はて?
じつは、本稿を執筆するにあたり、トリチウムの化学的性質や自然界の存在量、各国の年間放出量などについて調べていると、日本政府(とくに経産省や資源エネルギー庁)やIAEA、東京電力などのウェブサイトやPDFファイルなどが大量に出て来ることに気付きました。
それらのサイトはどれも非常にわかりやすいものであり、とりわけ東京電力が作成・公表する『「トリチウム」について』と称する資料は、図表も多用しながら、知識がない人でも非常に読みやすく仕上がっています。
これで「日本政府は十分に説明を尽くしていない」、などといわれても、困ります。
「山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士」は金融の専門家であって化学の専門家ではありませんが、そんな自称会計士ですら、トリチウムの自然界の存在量や半減期、人体への影響度について深く知ることができたほどです。
安心と安全は別物:積極的に不安をあおるメディア
この場合、「政府が説明を尽くしていない」のではなく、「国民の側に説明を聞くつもりがない」のか、それとも政府と国民の間に意思疎通を妨害する「風評加害者」が存在するか、そのどちらかではないでしょうか。
結論からいえば、日本のボトルネックは、メディア――とりわけ新聞、テレビを中心とする「オールドメディア」です。
当ウェブサイトでもかなり以前、処理水海洋放出を巡って「科学を振りかざすな」と批判した某大手全国紙の事例を取り上げたことがありますが(『朝日「科学振りかざすな」 SNSで敗北する人たち』等参照)、まさに専門知識等の不正確な理解に基づく報道が、国民の不安を煽っている犯人なのです。
ここで「安全」と「安心」は別物である、という論点を取り上げておきましょう。
たとえば、私たちが飛行機に乗ったとき、その飛行機が墜落して死ぬ確率は、交通事故で死ぬ確率と比べて非常に低いことが知られています。
米国家運輸安全委員会(NTSB)のレポートによれば、2020年において米国の航空機事故で死亡したのは332名である一方、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は2022年における交通事故死者数を42,795人と発表しています。
また、『交通安全白書』によると、2021年における交通事故死者数は全国で3,434人でしたが、2022年における航空機事故での死亡者数は9人です。航空事故と交通事故の単純比較はできませんが、それでも統計的に見て、航空機の事故に巻き込まれる可能性が極めて低いことは間違いありません。
ただ、世の中には「飛行機が安全なことはわかるけれども、それでも絶対に乗りたくない」、と主張する人がいることもまた間違いありません。
やはり空を飛ぶ乗り物であり、もし1985年の日航機123便事故のように、山中などに墜落しようものなら、まず助からない可能性が高いことを考えると、やはり「飛行機は嫌だ」、と思うのも仕方はありません。
これが、「安全と安心の違い」でしょう。
ただ、「飛行機は墜落したら危ないから禁止にすべき」、などと主張する人はさすがにほとんどいませんが、「原発は事故が発生したら危ないから廃止すべき」、といった主張が、じつはこの「安心と安全」を混同した議論であることに気付いている人は、「反原発」界隈には、あまりいないようです。
新聞、テレビの滅亡は自業自得
いずれにせよ、福島第一原発の処理水の海洋放出は、日本政府としては説明を尽くしているのであり、問題があるとしたらみずから積極的に風評加害に加担している一部メディア、一部政党、そして中国を筆頭とするごく一部の国でしょう。
日本国内の場合はとくにメディアの問題も非常に大きいのですが、この「メディアの問題」については正直、本件に限った話ではありません。
インターネットの出現と普及のためでしょうか、当ウェブサイトの予測だと、紙媒体の新聞は、早ければ10年前後のうちに消滅し、テレビもそのあとに続く可能性が高いと思われますが、正直、メディアによる風評加害の実態を眺めていると、同情する気はまったく起きないのです。
いい加減な報道ばかり続けた結果、読者や視聴者から見放されて滅亡する――。
こういう現象を、日本語ではたしか、「自業自得」というのではないでしょうか?
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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テレ朝は「テロ朝」だから朝日系列は信用に値しない。
風評被害はマスゴミが作るものだから、説明が足りないのではなく聞く気がない。
理解できないのではなく理解する気がない、どこまで行っても平行線だから無視するのが一番。
まあ、政府はそうはいかないが。
安心と安全は違うが「安全」なら問題ない。
だからこそ、朝のテレビニュースはじめニュースをテレビで見てるそこのあなた、あなたはアホウです笑
同じアホなら見なきゃソンソン。。。
うーんまあ、政府に批判的な声を主体に届けるということが、あるべきマスコミの基本姿勢だと思います。政府の権力はとても強いので、それが民主主義を維持するには有効、とも考えています。それでも、処理水放出については、賛成が55.8%、反対が36.7%とのことなので、国民は正しく判断しているのではないでしょうか。
それよりも、マイナンバーに対する国民の理解が進んでいないことが、気がかりです。「岸田首相が指導力を発揮していない」が80%(さすがにこの設問なら私も賛成するわな)、「河野デジタル相の対応を評価しない」が53%、「メリット感じない」が50%、「活用に不安感じる」が72%だそうです。
マスコミはもっと、①本件により行政コストがどのくらい減るのか②脱税や給付金の不正受給といった社会的不公平がどのくらい防止できるのか、といったあたりを報道して、国民の啓蒙に努めてほしい。個人としてのメリット・デメリットに焦点あてると、全体像を見誤ると私は思います。
>うーんまあ、政府に批判的な声を主体に届けるということが、あるべきマスコミの基本姿勢だと思います。
これに対して政府の方針を届ける国営メディアも必要ではないでしょうか?NHKがあのざまではね。
たか 様
>これに対して政府の方針を届ける国営メディアも必要ではないでしょうか?
その通りですね。
既存のメディアは「政府の狗になりたくない。」とほざいているのですから、政府の方針を確りと伝える「広報機関」は必要ですね。
国営が妥当ですが、国籍条項をはじめとした規制は必要だと思います。
水素は常温では気体であり、酸素と容易に反応して水となります。水は常温では液体ですが、沸点はそう高くはありません。
そう考えると福島の炉心にあったトリチウム(H3)は事故時にほとんどが放出されたのではないのかと想像します。建屋を派手に吹っ飛ばすような爆発を起こした水素は被覆管に由来するものとされていますが、あれにもそれなりの量のH3が含まれていたのではないでしょうか。
放出が予定されているH3など残りカスみたいなものじゃないんですかね。
また気づいてしまった。
>三重水素(=トリチウム)自体は化学的に極めて不安定であり
これ間違ってます(といっても内容ではなく例によって用語の使い方ですが)。
同位体は陽子と軌道電子の数が等しいため化学的性質はほぼ等しいが、原子核の質量が異なるために物理的性質は異なる。同位体のうち放射性を有するものを放射性同位体と呼ぶ。
放射性同位体は「化学的」には「ほぼ等し」く、一方その原子核は「物理的」に不安定であるため核崩壊を起こし最終的に安定した核子へと変化するのです。
まずひとつ、説明は聞きに行くものという意識がなく、口を開けて待っているだけの人が多い事。
そしてもうひとつ、政府の説明とは「全て問題ないことを証明させる作業」だと勘違いしていて、政府が既にしているいまいち都合の良くない現実の説明を説明と認識できない人がまた多いこと。
確かに、医者に「あなたこういう病気でこういう段階なので、もうダメですね」と言われたら、納得する人よりも「なんだとちゃんと”説明”しろ!!!」と怒鳴る人のが多いんじゃないかと推測します。説明はされているけど納得したくないわけですから。
団塊の世代(70歳以上)に特に多いですね
あの世代はまあ酷い
頭も悪いし、言行不一致だし、感情的になりやすいし
今の中年やZ世代が年寄りになっても、ああはなりますまい
↑
補足すると、だからこそ団塊の世代には左翼が多いんだと思いますわ笑
団塊左翼なんて本も出ましたし
こちらの諸賢にはその団塊の世代前後の方が多そうに思えますが……年齢による脳機能の変化、当時の世界情勢、情報伝達手段の違いなど、考慮すべき点は多数あるかと思います。
仰るような傾向の統計があるのであればそうかもしれませんが、とりあえず上記私のコメントは、特定世代を指しての考えではないという点は明言させていただきます。
団塊の世代が傾向として「左翼が多いとか」云々のデータが有るんですかね?
>あの世代はまあ酷い
と一括りにされるとどうも違和感があります。
>今の中年やZ世代が年寄りになっても、ああはなりますまい・・・
ホンマですか~??
「おやじ叱るな、おやじ来た道、息子通る道」
新聞を読まない高齢者 様
データあります笑
立憲民主党、共産党、社民党などの増税に大賛成の反日極左政党は年代層が高くなればなるほど、支持率が高くなっております笑
これは歴とした事実です笑
私も特定の世代の人々を十把一絡げにして批判しようとする姿勢には疑問を感じます。
まぁその手の批判を展開してくる人こそ考え方が凝り固まってるんじゃないかとは思いますがね。
君にはその世代を十把一絡げに批判するだけの資格はあるんか?と。
農民 様
「○○の世代が悪い。」と特定の世代を挙げて批判する事は、世論分断や世代分断になり得る可能性があるので、出来るだけ避けるべきでしょうね。
変な思考を持った人なんて、どの世代にも必ずいるのですから。
「あの世代」のものですが、頭も悪いし、言行不一致だし、感情的になりやすいです。
小学生のときの先生が、「アメリカの核実験は戦争の準備の為のもの。ソ連の核実験は平和を保つためのもの」と教えてくれました。(6年のうち2学年、2人の先生からでした。)
つい数年前まで、なんとなくそれに支配されていたような気がします。
当時は、「共産主義というものにはそもそも、戦争を起こす要素なんてないんですわ。」と日本共産党は言っていました。(それも先生に教えていただきました)
とにかく、日本は悪い、というのが「あの世代」の身体と心を支配しているのです。よろしく。
ありがとうございました。
一部賛同です
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
メディアの責任もあるが
結局は本人次第かと思います
政府の説明が足りないという報道がテレビや新聞から出てくるのは噴飯ものですね。
政府、あるいは企業から何らかの重大な発表が有った場合、その発表を広く国民に伝えるのはメディアの役割でしょう。
とくに我が国のメディアは、記者クラブなどという制度を作り出し、新規参入を除外して情報源を寡占しているのですから、その分だけ国民に情報を伝える責任は他国のメディアより重いはずです。
国民が政府の説明不足と感じるのであれば、それはメディアの怠慢に他ならないでしょう。
モリカケサクラ、あるいは最近では韓国の芸能人が日本で何されただなどというくだらないゴシップを、馬鹿みたいに時間を掛けて伝えるリソースや情熱があるのであれば、処理水の説明をそれと同じぐらいの熱意を以て行うべきでしょう。
漁業関係者のインタビューで、「止めてほしい」「嫌だけど仕方ない」などという声を拾ってきて垂れ流し続けるNHKのように、風評被害を助長し、不安を煽るような行為を続けるというのは論外です。
朝日新聞縮小団 様
その通りですね。
政府の説明が足りないのではなく、政府の説明を意図的に伝えないメディアに問題があります。
その原因はハッキリとしていて、戦前は政府(特に軍部)に忖度した報道を繰り返してきた事への反省と、其の反動で「メディアは政府を監視するもの」と勘違いして、政府(または自由民主党)のやる事なす事にケチを付けなければいけないという「偽りの正義」を振り翳す事で、視聴者、拝聴者、読者を騙し続けてきたという「成功体験」から抜け出せないからだと思います。
ここ最近、メディアの記者のレベルが著しく劣化しているのも、安保闘争に参加をしていた人や、或いは其れに共感していた人が、記者として採用されているからでしょう。
>処理水海洋放出「説明が足りない」のはメディアの責任
彼らの行動原理が事象の収束ではなく、問題化にあるから。
社会が混乱したほうが、彼らにとってはネタに困らない状況になりますからね。
国民の不安を煽った方がマスコミの利益になりますから。
マスコミが国民の不安を煽る → 不安になった国民が情報を求める → 新聞や雑誌が売れ、ニュース番組の視聴率が上がる
という構造なのだと思います。
民間メディアの利権構造や行動原理を考えたら、政府からの締めつけがなければ、事案が収束する方向に積極的に協力することは最初から期待できない(むしろ進展を阻害する方向に動く)ので、それを前提にした国家戦略を立てるべきでしょうね。
クレームをつけてくる相手に対して、丁寧に説明しようとしすぎのような気がします。
残念ながら「根気よく説明すれば分かってもらえる」というのは幻想にすぎません。論理的に考えられない人、あるいは根本的な考え方が異なり、相手の主張を聞く気がない人は、全体の教育レベルが高くなっても必ずでてきます。過剰な配慮で、大多数の国民の利益が失われることは好ましいことではありません。
政治的意図を持ったネガティブキャンペーンが激しいですから、それを上書きする勢いで学術的な裏付けを周知徹底していくしかないでしょう(そのためには、NHKではない政府広報メディアを早く創設したほうがいいのでは?)
事故や自然災害と違い、放射能やウイルスのように脅威が目に見えないものは、感情論に左右されやすい印象があります。
政府の説明が不十分だと言うのなら、政府の情報を独占する記者クラブ制度を廃止しろ。
記者クラブ制度をそのままで、「説明不足」だと言うのなら自ら無能を宣伝していることと同だろ。いや、自虐か。。。
説明しても聞かない奴は一定数いるから、安全であれば無視して問題ないと思う。
しかし、メディアの果たす役割とは何か、今一度考えてもいいんじゃないかな。これだけNHK含め民放が酷いと、VOAみたいな機関は必要なんじゃないかと思う。
昨晩の報道ステーションなんか見ててもわかりますわな。
漁業関係者や鮮魚小売り業者などの否定的な意見のインタビューばかりを垂れ流し、処理水とは何ぞやというところは故意に解説せずむしろ「岸田が一定の理解を得たと勝手に判断して強行している」ような言いっぷり。
やはり朝日クオリティとしか言い様がない。
放出が始まったら始まったで、数か月後には「福島近海の漁師の網にこんな奇形魚が!」くらいのことは絶対にやると思う。
放水が原因かのような統計データも出してきそう。
あーあ、やっちまった。「関係各所の理解がないままに、処理水の放出はしない。」「24日から処理水の放出をはしめる。理解は概ねえられた」落とし処は補助金の増額か。左翼もそれをねらっている。「IAEAがお墨付きをだしている。処理水には問題がないと考える。24日から防水を開始する」でいいではないか。最初から言質を与える交渉をするバカがどこにいる?反対している国に、中国がいるという。なら御国の放出法は?濃度は?いってやればいい。第3者立ち会いのもとで。列車事故で当該車両を埋めちゃう国だし、コロナ出始めの頃調査を一年間も許可しない国だからなんにもできないか?しかし魚類の全面輸入禁止か。いいんじゃないか?困るのは彼方だし。
防水→放水
まちがえた。
>関係各所の理解がないままに
誰も「全員の理解」とは言ってないんだけど。
しかも、理解であって同意とかじゃないですしね。
…理解って行政用語で同意でしたかね?
最近なぜか、安芸高田市長(若い)と中国新聞記者との会見質疑動画がリコメンドで流れてきます。
基本は、お粗末な中国記者を頭の切れる市長がバッサバッサとやる風情です。
中国新聞が事実を捻じ曲げて誘導報道するために、市長自身がネットで発信しなければならなくなっている部分を主張した部分です。
https://youtu.be/BSfgvIdjrcc?t=91
視聴者や市民が誤解をしないように、正確な事実を報道するのはメディアの本来の使命でしょう。
権力批判とか高尚なことをやる前に、その根本的な使命をまずは果たすべきですね。
国内大手メディアは大概最近まで「汚染水」と呼んでいました。今でもそう呼ぶメディアはあります。
これだけ関心の高い事柄について国民の理解が進んでいないのは、大手メディアの責任だと思います。自分たちの仕事の拙さを政治の責任にしているだけでしょう。
それ、最近人気上昇中のやつや。
あら、そうだったんですね。(笑)
この件については、どなたかが言ってたように、
「説明はするけど、説得はしない。」
というスタンスでよいかと。
パブコメも取ってませんでしたっけ?
三里塚闘争みたいに、
「全体最適を押し通したら、死人が出た」
という展開が、今でも政府や役人のトラウマなのかもしれません。
有権者からすれば、
「知らんがな」
処理水放出なんか早よやれ、税金を無駄に捨てるな、という思いだけですわ。
公安とか警察とか、ちゃんと仕事しろ。
左翼テロリストは個人で追い詰めろ。
その上で、経産相や環境省も、仕事しろ。
納期とかコストの感覚ないから困りますわ。
新聞はおろかテレビでさえも速報性でYouTubeに劣る、しかも個人発信者に。すごい時代がやって来た。
https://youtu.be/RXNdkCfrtUw
元放送作家、テレビ番組制作者のチャンネル
安倍元総理の偉大さをあらためて実感したと同時に
岸田現総理の愚鈍さが余りにも浮き彫りになりました。
どうする日本。
「新橋アクション」というグループの人とお話ししたことがありますが、福島で放出するデブリに直接触れた水の「処理水」と通常運転で放射能を帯びる処理水は違うというのです。デブリに直接触れた水は、人間の5感や機器の把握できない、オドロドロしきもので汚染されていると言ってました。彼らには常人には計り知れない能力があるようです。サイババ、とか、麻〇、〇源、隆〇、先生などのような能力だと思います。論争には勝てませんでした。
露中韓北あたりと極左しかもはや言ってない事ではあります。
トリチウムは濃縮…まして生体濃縮はいたしません。
自然界で太陽からの放射線で発生するトリチウムと原発由来のものと原発事故由来のものと核兵器により生成されたトリチウムが違うとまで言ってますが、それぞれを確実に見分ける区別するなにかを発見したら念願のノーベル物理学賞は楽勝で受賞出来ます。
私には当初から「希釈して」を強調しているのが気にくわないのですが突っ込みどころを与えているだけです。
希釈なんかせずとも総排出量セーフなら問題ありません。
東京湾に流せとかボケる方もいますが別にいいですよ!
ただし東京湾まではお前らが運んでこい。
指定の特定の場所に流せというならそこまではあんたらに運ぶ義務がある。
中国外交部は「半永久的に日本が賠償する義務がある」とか吹いていて腹が立つんですが、じゃ中国は大気圏核実験の賠償ならびに実験場の黄砂が毎年周辺国に降下している事の責任とるんだろうな…そっちは立証可能だぞ?人工的生成でしかあり得ない放射性物質入ってるからな…とか。
太平洋のかなりの面積かつ好漁場は日本の領海とEEZだから入らないで貰いたいもんだ…どこの漁船が捕っても魚は同じ海にいるんじゃ!食べるなよ!
まぁ私の専門分野に絡むと、東日本大震災以降の福島第一原発から近い千葉から東北にかけての海底は沿岸漁協の自粛により海藻の森になっていまして人間の思惑そっちのけで命の揺りかごになっています。
江戸時代前の海の中を覗くような感動の光景です。
銚子漁連輩出の漁業組合長が知らないはずがないのですが。
こと岸田内閣になって以来、なんで攻めどころと厳守しなければならないところが曖昧で隙だらけなのか…器量・度量が小さすぎる内閣で困ります。
器じゃないんです…
まぁ露中北韓はシカトで充分だと思います。
記事の内容とちょっとずれます♪ごめんなさいm(_ _)m
先日、処理水の放出に関連して風評被害にあった漁業者への支援は国内に限るものだって、政府関係者が言ったそうなのです♪
とっても良い事だと思うのです♪
あたし的には、漁業者への支援は、処理水放出で被害を与えることへの賠償じゃなくて、苦境にある産業を保護するためのものだと思うから、政府関係者の考えに賛成なのです♪
で、ここから妄想だけど、松川議員が健在だったら、ここんとこもグダグダになってたような気がするのです♪
今、韓国政府は処理水放出は問題ないってアピールしてるそうだけど、そこを捉えて「尹大統領を支えるべきだ」とか言い出しかねないと思うのです♪
韓国の国会議員が率先してバラまいてて、それで韓国の漁業者がどうなろうと、日本が支える必要は全くないと思うのです♪
昨日のNHKニュースで、都内?でオシャレな格好をした妙齢の女性が「もっと情報提供してほしい」と宣ってました。
でも、実際にはかなりの情報提供が行われている訳で、この手の人ってどんなに周囲に処理水関連の情報が溢れていても気付かないでスルーするんじゃないかなーと。
…情報が片方の耳から入っても、もう片方の耳に通り抜けていくだけな人も世の中には居るでしょうしね。。。
処理水 24日にも放出 反対の住民など中止求め来月提訴へ
2023年8月23日 17時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230823/k10014171781000.html
処理水を汚染水と誤記して記者会見してる連中なので、「丁寧な無視」で対処する相手ですね。
メディアの責任もあるし、視聴者側の責任もあるのでしょうね。
このご時世、自分で情報を探そうと思えばできると言えばできます。
問題はそれには手間と時間、そして何よりも能力が必要。
この手間と時間と能力を節約させてくれるのがメディアの本来の役割なはずですが、
現状はその役割を果たしているフリをしつつ自分達の好む方向に情報操作したいばかり。
こうなると「手間も時間もかけたくないし、自分に能力がないなんて認められるか!」
なんて人はすぐに騙されてしまい、それに気づいてももう認められなくなるのかな?
素人にはよく解らんのだが、政府は水素エネルギー推進の為、水を電気分解して水素を作ろうとしている、ならば、その原料となる水にAPLS処理水(海水で希釈する前)は使えないの?
電気分解で生成された水素をエネルギーとするよりもその電気を直接使った方がはるかに効率がいいですよね。
じゃあ、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で電気分解で水素作ってるのは幻なんですか?
何の「効率」なのかを考えないとね。
洋上風力発電なんて、沿岸部ならともかく、沖合に建てると、陸地迄送電するより、その場で水素作った方が「効率」良いという話もある、
全固体電池実用化後の電気自動車でも、その充電時間と、水素エンジン車の水素充填時間とでは、勝負にならないらしい。
だから電気自動車の電池は、使用権のみの販売にして、スタンドでは充電済みの電池と交換する方式が検討されているが、電動自転車の様な瞬間芸での交換は無理で、水素エンジン車の水素充填より時間かかるらしい。
そうですか。
「話もある」「らしい」「らしい」が気になるけど納得しておきます。
「話もある」が気になる理由は何ですか?
沖合の洋上風力でも、沿岸部から点々と洋上風力発電機が並んでいて、結果的に一番端の洋上風力発電機が沖合にある場合とか、送電した方が「効率」良い場合もあるのですから、「話もある」と書くのが極めて適当なのではないですか?
話戻って、私は、「ネットで調べても、判らん話は多々ある。」派です。
同じ福島県内で、水を電気分解して水素を作る実証プラントを展開しているのに、ALPS処理水を電気分解して水素を作らない理由は何ですか?
「ネットで調べりゃ判る」派の方は、御存知なんですよね。
ネットでいくらでも情報が得られる時代です。
自分が不安に思っていることで、説明が足りないと思ったら、ネットでも、本屋で本を買うことでもいくらでも情報を得ることができます。
情報を得た上で、賛成、反対の意見を持つならともかく、説明が足りないって、どんだけ怠惰なのでしょうか。
権利の上に眠るものは保護に値せずと言いますが、説明を受ける権利があるとあぐらをかいて、自ら情報を得ようとしない人の意見は聞く価値が低いと思います。
それとも、説明されて理解すると賛成せざるを得なくなるから、説明されていないって主張するのでしょうかね。