ウクライナ戦争終結努力を「中国に対し」要求したG7

軍事侵略防ぐのは「世界市民の連帯」ではないことだけは間違いない

日本で開催されたG7が、過去にここまで大成功を収めたことがあったでしょうか。ハイライトはやはりウクライナのウォロディミル・ゼレンシキー大統領のG7参加ですが、それだけではありません。インドのナレンドラ・モディ首相が日本に贈ったマハトマ・ガンジーの胸像の話題、サミットのメイン会場である宇品島やエクスカーションの厳島神社などの「メッセージ性」なども強烈です。ただ、こうしたなかで個人的に目についたのが、北海道新聞のとある読者の声です。いったい何が書かれているのでしょうか?

G7レビュー

歴史的なG7

まさに、「歴史的なG7」ではないでしょうか。

初日にはG7首脳が揃っては広島原爆資料館を訪問し、平和記念公園で献花。

2日目には宮島でG7首脳が夕日を眺めるなかで、ウクライナからウォロディミル・ゼレンシキー大統領が広島に到着。

さらには、招待国首脳としてG7に参加するために来日した、インドのナレンドラ・モディ首相が、インドが広島に贈呈したマハトマ・ガンジーの胸像の除幕式を執り行っています。

FOIPが実を結び始めている

故・安倍晋三総理大臣やその後継者である菅義偉総理大臣が長年続けてきた「価値観外交」が、見事に実を結び始めていることは間違いありません。かつてのパッとしない時代の日本外交を知っている身としては、本当に感無量、といったところです。

今回のG7も、安倍総理の置き土産である「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」が良い意味で出てきたものでした。

たとえば、今回ゲストとして招かれた国には、米国とともに「クアッド」を構成している相手国であるインドと豪州に加え、また、南米の大国・ブラジルなども含まれています。「BRICS」のうちのインド、ブラジルがG7に招かれた格好で、「R(ロシア)」と「C(中国)」に対する牽制という意味では象徴的でしょう。

※もっとも、どうせなら「S(南アフリカ)」も招いておけばよかったのに、という気がします。同じ「S」でも今回岸田首相が招いたのは「違うS」です。

このあたり、岸田文雄・現首相に「プリンシプル」や「インテリジェンス」があるのかどうか、G7が一枚岩なのかどうか、あるいはインドが日本にとって本当に信頼し得るパートナーなのかどうかという点はとりあえず脇に置くとしても、現段階でG7が世界に発信するメッセージは、じつに強烈です。

今回のG7がウクライナ戦争勃発後1年あまりというタイミングで、戦線が膠着し、ゼレンシキー大統領が少しずつ外国に訪問できるようになり始めている、といった事情もあるのかもしれません。

しかし、そのゼレンシキー氏が訪問した地が、人類史上で初めて「生身の人身に対する核攻撃」を受けた都市・広島だったというのは、さまざまな意味で、じつに象徴的でもあります。

宮島の厳島神社、必勝しゃもじ、サミットメイン会場…メッセージ性も!

そういえば、広島・宮島に関して言えば、岸田首相が3月にウクライナを訪問した際に贈呈した、例の「必勝しゃもじ」(『ロシアのメディアが岸田「必勝しゃもじ」を報じた意味』等参照)などでもでも知られています。

岸田首相がゼレンシキー氏に「必勝しゃもじ」を贈ったのは、じつはゼレンシキー氏に「サミットでは広島に来てくださいね」、という含意でもあったのでしょうか。

「象徴的」という意味では、宮島の厳島神社が日露戦争当時、勝利を祈願する場であったという歴史的事実、メイン会場となっている「グランドプリンスホテル広島」が所在する宇品島は、一帯は旧日本陸軍の出征拠点として整備された過去がある、といった点を踏まえると、本当に印象的です。

まさに、ロシアに対する最大の当てこすりでもあるからです。

わかってやったのだとすれば、岸田首相はじつは大変に厭味ったらしい(?)人物なのかもしれません。

世界市民の連帯

北海道新聞の「とある読者の声」

さて、ウクライナ戦争の勃発、中国の軍事的伸長など、世界情勢の激変という状況を踏まえるなら、人々の意識も大きく変化しているのではないでしょうか。

口で「ヘーワ、ヘーワ」と唱えているだけで、あるいは「ケンポーキュージョー、ケンポーキュージョー」という題目を唱えているだけで、「この日本という国が戦争に巻き込まれないで済む」、などと短絡的に考える人は少数派になりつつあるようにも思えます。

こうしたなかで、個人的にちょっと「興味深い」と思ったツイートが、これです。

元北海道議会議員の小野寺まさる氏が発したツイートですが、北海道新聞の紙面に掲載された『読者の声』の内容が取り上げられています。

「世界市民の国際的連帯で平和を!」

この投稿を寄せたのは49歳の高校教諭の方だそうで、こんな内容です。

  • 北海道新聞の調査では防衛費増額への賛成意見が過半数だったが、そのための増税には反対とする回答もまた過半数だった
  • 増税せずに防衛費を増やせば社会保障費や地方交付税の削減が避けられないが、少子高齢化対策や格差是正が重要な課題となっている今、それらを大幅に削減する余地はない
  • 仮に相互の武力攻撃が現実になれば、核兵器使用を含む総力戦となり、先の大戦とは比較にならない破滅的な結果になるのは明らか

…。

「増税せずに防衛費を増やせば」のくだりは、端的にいえば経済学に対する知見が完全に不足しています。経済が好調であれば、べつにわざわざ増税をしなくても、税収は増え、防衛費の増額も簡単に実現できることもあるからです。

また、「相互の武力行使」が現実のものとなった場合にも、自動的に「核兵器使用を含む総力戦」となるわけではありません。実際、今回のウクライナ戦争においても、(少なくとも現時点においては)核兵器は使用されていません。

ただ、「増税せずに防衛費を増やせば」の部分と、「相互の武力攻撃が」の部分については、一見すると何の脈絡もないように見えますが、そんなことはありません。どちらも、こんな記述につながるからです。

結局、私たちに残された選択肢は、世界市民の国際的な連帯による平和の構築しかないと思う

…。

新聞が衰退するのも何となく理解できる

おもわず、「はぁ?」と脱力してしまう人も多いのではないでしょうか。

「世界市民」とやらが「国際的に連帯」して、とおっしゃいますが、そもそもロシアや中国に、その「世界市民」とやらが存在するのでしょうか?そして、その「世界市民」とやらと連帯することで、ロシアや中国が外国に侵略戦争を仕掛けることを防げるとでもいうのでしょうか?

断じて「否」でしょう。

今回のウクライナ戦争でもわかるとおり、侵略戦争は侵略される側ではなく、侵略する側の意図で発生します。しかも、侵略する側はたいていの場合、独裁国家です。ウラジミル・プーチン容疑者も事実上の独裁者ですし、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席に至っては自らの思想を憲法に書き込んだほどの人物です。

この手の言説の卑怯な点は、「侵略戦争を仕掛ける側がどちらなのか」という点を、意図的に無視している点にあります。

いずれにせよ、49歳といえば、一般には「壮年」と呼ばれるはずですが、そのような年齢の方がこんな文章を執筆されたという点には、個人的には素直に驚いてしまう次第です。

もっとも、冷静に考えてみれば、この手の言説、現代社会で日常的に目にすることもめっきり少なくなったように見えます。こんなことをいまどき主張したところで、このネット社会において、多くの人に支持されるという可能性は低いからです。

新聞、テレビくらいしか情報の入手手段がなかった時代ならば、人々はたいていの場合、新聞を取っていましたし、日本の有力紙のなかにはかなり現実離れした左派的な主張を繰り返すメディアも多かったのです。

しかし、現代社会だとそもそも新聞の部数は急速に減っており(『環境破壊議論するなら真っ先に問題視すべきは新聞紙だ』等参照)、また、ネットサイトでこの手の言説が支持を受けることも難しいのが実情でしょう。

というよりも、紙媒体の新聞が部数を急激に減らしている理由も、何となくわかる気がしてしまいます。

ウクライナ戦争停止の努力を「中国に」求める

さて、G7広島サミットの話題に関連し、もうひとつ、大変興味深いくだりがあるとしたら、共同声明(コミュニケ)第51項(PDFのページ数でいえばP36)に含まれる、こんな記述ではないでしょうか。

We call on China to press Russia to stop its military aggression, and immediately, completely and unconditionally withdraw its troops from Ukraine. We encourage China to support a comprehensive, just and lasting peace based on territorial integrity and the principles and purposes of the UN Charter, including through its direct dialogue with Ukraine.

わかりやすくいえば、G7は「中国に対し」、ロシアにウクライナ侵攻を止めさせるように求める、というものです。

習近平さん、困ったことになりましたね(笑)。

いずれにせよ、G7広島サミットは、平和をもたらすための努力とは、「世界市民の連帯」ではありません。「連帯」するのは志を同じくする諸国であり、その目的は軍事独裁国家に対して軍事侵略の野心を挫くとともに、軍事侵略に対してはしかるべき懲罰を与えることにあります。

したがって、G7としても、ロシアの軍事侵略に大きな懲罰を与えることを通じ、中国の軍事侵略の野心を挫くことが必要であり、その観点からは、今回のG7には一定の成果があったと述べて間違いないでしょう。

サミット解散は?

なお、個人的には一部で取りざたされる「サミット解散」(『「ゼレンシキー来日」実現でサミット解散の可能性は?』等参照)にも興味を覚えます。

岸田首相の心中を察するに、日本維新の会の伸長を抑えたいという観点に加え、来年9月の自民党総裁選に向けた布石という観点からも、タイミングとしてはたしかに絶妙ではあります。この点についても、引き続き注目に値する論点かもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. めがねのおやじ より:

    この高校教師のような方が北海道新聞を読み、投稿し掲載される。内容と言えば旧ソ連かロシアか、中国の共産党プロパガンダ新聞に載っている「理想的な世界同時革命」なんでしょうね。道新含め、お花畑で夢想している様に見えます。(※別に高校教師の方々すべてを枠に入れた糾弾ではありません)。

    しかしG7を見て、「私たちに残された選択肢は、世界市民の国際的な連帯による平和の構築しかないと思う」という程度のコメントしか出来ない浅薄な日本人の大人が居る、というのは、G7、インドに敵対する中露らが、自由主義・民主主義国家の中には低劣な考え方の人が大勢いるな、と冷たい笑いと弱い環を再認識した気分になるのではないでしょうか。

    1. はにわファクトリー より:

      世界市民という単語に興味を感じました。
      コスモポリタンやインターナショナルは実に危険な用語なんですね。親も兄弟もない、むしろ憎む、偉大な理想社会を建設する闘志に萌えた思想戦士たちは国境を越えて孤独を埋める連帯を築いて連帯し合い同時革命を目指す。困ったことにアメリカ社会を蝕むネットを通じた銃器愛好家の連帯も本質的には同じメンタルを持っています。

      1. めがねのおやじ より:

        はにわファクトリー様

        コスモポリタンやインターナショナルなんて言葉、まだ一部で通じるんですネ。連帯もそう。とても危険思想の香りがします。自由社会を蝕んでいる組織がある事に、もっと多くの人たちに理解して貰いたいです。

      2. はにわファクトリー より:

        めがねのおやじ さま

        筆のすべりに反応していただき光栄です。山上事件がアメリカで活動する旧統一教会分派の影響を受けたものでないかと危惧した向きは多かったのです。名前は書けません。暴力集団、銃器愛好家、ネットゲ愛好サークルは根っこでつながっています。

  2. 匿名 より:

    100%妄想ですが、もし安倍晋三総理が存命でサミットを広島で開催する場合、何が違ったであろうかを書いてみました。
    安倍晋三の外交センスと実行力はおそらく当方の想像の上を行くのですが、最低現実的に対処すべきことは書いたつもりです(笑)。

    ・招待「国」に台湾を加える。
    一部の会議にオブザーバー国家として台湾を招待すると思います。中華人民共和国をカウンターウエイトで呼ぶかどうかについては想像の範囲を超えますが。
    G7の首脳と台湾が会議できる機会を与えて東アジアの安全保障にG7からメッセージをする必要が有る段階だと思います。

    ・G7首脳の訪問先に「呉」が加わる。
    呉市の見るべきスポットに海自の潜水艦を改造して資料館とした「鉄のくじら」という施設があります。
    こちらを見ていただきながら日本ができるウクライナ戦争終結後の地雷や機雷の除去について参加者に意識共有するのではないかと思います。
    もちろん自衛艦に台湾含めた首脳の体験乗船もありますが、これも世界へのメッセージになります。

    他にも有るかもしれませんが、当方の思いつくのはこれくらいです。
    インテリジェンスと日本発の民主主義国家の安全保障戦略への改善意識の欠如。
    管理人様も常に書いてますがコレが無いのが現在の日本にとって不幸です。
    この問題がボディーブローの様に後日効いてくる気がしますね。

    1. 匿名 より:

      鉄のくじら
      ⇒てつのくじら館
      が正しいです。失礼しました。

  3. やまいぬ より:

     「相互確証破壊」という気が狂ったような概念による戦争の抑止。しかしそれが(絶対に正しいなどとはとうてい言い切れないものの)間違っているとは言えない現実。
     ただしそれにはひとつの前提がある。もしも核兵器が使われたら何がおこるのか。すなわち「広島で何がおきたか」を多くの(できれば世界中の)人が知っているということである。
     核廃絶など夢物語だという人は多い。私もそう思う。であればこそ核のボタンを握る者は広島を知らねばならないのだ。
     今回の各国(特に核保有国)首脳による平和記念資料館の見学は大きな価値があったと信じたい。

    1. やまいぬ より:

      >厳島神社が日露戦争当時、勝利を祈願する場であった
      >宇品島は、一帯は旧日本陸軍の出征拠点として整備された過去がある

       広島市は屈指の軍事都市だったそうです。原爆投下候補地の筆頭だった理由もそこにあります。

       余談。
       呉港が連合艦隊の本拠地だったことはよく知られていますが、司令部があったわけではありません。連合艦隊司令部は19年9月までは旗艦の中にあり、それ以後は戦況の逼迫を理由に神奈川に置かれました。
       また、海軍軍令部は常に帝都に置かれていました。

  4. きたのほうから より:

    SEALDsが侵略者と酒を飲んで食い止めるって言ったときは、「まだ学生さんで若いし、世の中は話せばわかるって思ってて、ある種の理想や使命感を持っているんだな。若者らしくて、ほほえましいなー」と思えないこともなかったけど、もう50歳にもなろうとして、これはいかがなものかと…。

    いや、世界市民の国際的な連帯って、婉曲的にNATOを指していて、きちんと核共有とか国際的な集団防衛機構に加盟しろってことを言っていたりしないかな笑
    札幌市白石区。

  5. sqsq より:

    柘植久慶の著作によれば、有史以来、地球上で戦争が行なわれていなかった時間は、累算でもわずか6年ぐらいしかないとのことだ。
    人類の歴史は戦争の歴史。備えておかないと悲惨な目にあう。

    悲惨とはどういうことか。
    1945年5月にベルリンにいたドイツ人女性でソ連兵にレイプされなかった人はいないのではないかと言われている。あまりのひどさに特定のソ連兵の専属になりたがったドイツ女性もいた。なぜ? 輪姦されるのを防ぐため。

    1. ベル より:

      ドイツ人女性の件は旧ソ連人女性をドイツ兵がレイプした報復でもあるのでしょうね。
      独ソ戦はお互い相手を絶滅しようとした戦争でしたから悲惨です。

    2. 呆け老人 より:

       メインテーマから外れますが、
      >1945年5月にベルリンにいたドイツ人女性でソ連兵にレイプされなかった人はいないのではないかと言われている。あまりのひどさに特定のソ連兵の専属になりたがったドイツ女性もいた。なぜ? 輪姦されるのを防ぐため。
       との記載がありました。そうかもしれませんが、事実はかなり違うようです。ドイツ人女性が飢えをしのぐために行動せざるを得なかったことは事実で、記録も刊行されており図書館で簡単に借りることもできます。あまりの窮状だったようなので図書館で借りて冒頭部だけを読みましたがそれはそれは悲惨なもので命をつなぐために仕方のないことだったようです。著者は自分が世を去った後にに出版してくれと書き残し、そのような対応がとられたようです。

       署名を忘れてしまったのですが、私にドイツ人女性との縁談が舞い込んだときドイツ人女性はどういう性格なのかを調べるために川口・マーン・恵美さんが書かれた「国際結婚ないしょ話」を読み、その本の参考文献にドイツ人女性が戦後悲惨な暮らしをせざるを得ない事情が書いてあると言うことだったので取り寄せてみた次第です。

       日本でもアメリカ兵に強姦された女性がいたようで、恐らくドイツでも同じでしょうから強姦がなかったとは言いませんが、飢え死にせずに生き残るために強姦などよりはるかに悲惨な状態だったようで、ソ連兵全員が強姦したわけではないと思いますのでソ連兵の名誉のためにも、事実が書かれた本があるのですから、興味のある方はその本を読まれたらよろしいかと思います。

       ちなみに私は具体的な中身の記事には興味がなかったのでその本は冒頭部だけしか読んだことはありませんから、多少内容が違っている可能性も否定はできませんが。

      1. CRUSH より:

        1945年のベルリンがどういう状況だったのかは、わからずに話すとプロパガンダに加担することになると思いますよ。
        慎重に。

        例えばジューコフ自伝では、3~4月の市外戦の最中にも、電気も電話も生きてたし新聞や牛乳や生卵も配達流通していた由。

        潜水艦と機雷で海上封鎖されて干し上げられた東京とは、違うのです。

        戦後も、占領軍が人モノの移動を禁止していたから末端での物資欠乏が発生していた面もあります。

        アドレナリンばくばくの当事者に言うのは無理がありますが、戦後の世代がスジ論で言うなら、
        「治安維持できなかった(あまつさえ報復として加担さえした)占領軍の不始末であり、戦争犯罪」
        としか言えませんわな。

        勝ったらなにをしてもよい訳ではありません。

        広島にG7が集まって献花したのには、それをようやく認める機運が出てきたという見方もできると思いますよ。

        パヨクの教育では、ジュネーブ条約とかまったく教えないみたいですが、近代戦争は職業兵士同士が郊外でルールに則って殺し合いするものです。
        (少なくとも建前上は。)

  6. ベル より:

    北海道新聞の投稿内容ではなく新聞投稿自体のお話です。
    もう十数年以上も前の話で恐縮です。

    当時、国労(旧国鉄労働組合)の関西の支部のホームページに
    新聞投稿欄は無料で使える強力な手段ですという内容のPDFが掲載されていました。

    新聞の投稿欄が社説よりよく読まれているので
    組合員は積極的に組合側の主張を投稿せよという主旨。

    組合員個人が自分の考えを投稿するのではなく、
    組合の主張を個人を装って投稿するのはおかしいと思いましたが、
    それよりも気になったのが投稿欄がよく読まれるという根拠です。

    新聞の社説と投稿欄の読まれる率が掲載されていたのですが、
    それぞれ一割くらいとそれに0.何パーセントが多いくらいでした。
    例を挙げると10パーセントと10.2パーセントといったころでしょうか。
    小数点以下の違いしかありません。

    確かに無料ですが、社説と同程度ならほとんど読まれないのでは強力とは言えないでしょう。
    国労も新聞投稿に頼らざるを得ないほど落ち目になったのかと思いました。

    でもいまだにこんなことを左翼では勧めていて件の高校教師はバカ正直に実践しただけかもw
    投稿欄を無くさないのもこんな理由があるのかもしれないのかなと思いました。

    おもしろいPDFなのでダウンロードして保管した記憶があるのですが、
    今パソコンのSSDを全ファイル検索しても見つかりません。
    現在のホームページ(国鉄労働組合西日本本部。住所が当時と同じです。)にも
    そのような内容の記載は見当たりませんでした。

  7. 北麓のメガじい より:

    今どき「新聞」に投稿してもどれだけの人間が読むか?
    今は購読していないが、新聞は1面とテレビ欄と社会面くらいしか見ないのが大多数なのでは。
    SNSならあっという間の「拡散」になる。
    SNSは「真偽不明」なのが多いというけど、新聞だって100%事実だとは言い切れない。
    新聞にはテレビのような「放送法」の縛りもないし、新聞は新聞社の「思想」の拡散手段である。
    全国紙なら多少は「公平」?かもしれないが、地方紙は「活動家機関」みたいなもんだと聞くけどね。

  8. はにわファクトリー より:

    ゼレンスキー大統領が乗っているはずとみなされたエアバス機は位置情報を公開しながら広島まで移動しました。見ていた方も多いと思います。情報戦の一環であり有効だと当方は感じます。
    軍用機ですので隠密移動もできたはずだが、敢えてそうしない。ゼレンスキー大統領が欧州を出発し米国議会訪問を果たした時も航跡が人目に触れることに重大な政治的なメッセージ性がありました。ナンシー・ペロシ議長が台湾訪問を果たした時もたくさんがネットで航跡に見入ってました。仮想だ、バーチャルだと揶揄されるディジタル情報は、それが現実の表現表示手段である限りにおいては事実や本質として重視されないといけないとよく分かります。
    ネットに目を凝らして記事を書いている記者、近ごろきっと多いですよね。低コスト効率取材、内容高精度化のためにネット技術活用度こそ報道産業の実力を量る物差しと思います。

    1. 元雑用係 より:

      ゼレンスキーの空港到着後の地上での移動をヘリを出してまでライブ中継するマスコミへ、テロ対策目線での批判があってそれは妥当だと思いました。
      が、仏の政府専用機の移動航路を伝えることの批判へは違和感を感じていました。

      FrightRaderで見えるってことは、自ら位置を広報して飛んでるわけですからね。(笑)

      1. 元雑用係 より:

        あ、flightraderだ。また同じ書き間違いを・・・

      2. はにわファクトリー より:

        CTM1022 が整備を受けていた関空から広島へ移動したらしいです。
        ポーランド行きの飛行計画は公表されてもいます。無事に送り届けて欲しいもの。ゼーさん、戦いに勝ってからもう一度訪日してください。

  9. フラリーマン より:

    北海道新聞、教師、50歳手前・・・。
    彼らはキュウジョウキョウの信者ですから、
    永遠に解脱はしません。

  10. すふちゃん より:

    道新の投稿の件は、進歩派あるいは左派の陥りがちな思考なのかもしれないです。

    こういった人たちは、人間社会が理性を持って合理的にすべてが決定できると決めてかかっている面があるのですが、残念ながら「すべての人間」が「すべての場面」において「合理的にすべてが決定できる」というものは、真とはなり得ないでしょう。

    その意味で、保守派のもつ「懐疑論」が大切なのだろうと考えます。

    特に権威主義諸国に対しては、国内での適切な批判に晒される機会が少ないため、合理的な決定がなされているわけではないことに、留意する必要があります。

    自由と民主主義がある国では、政府の政策は議会の場でチェックされたり、マスメディアの批判に晒されることがあるので、その面では権威主義諸国より優れていると考えます。

  11. 農民 より:

     例によって、本質の議論のため数々の大変な無礼を承知で書きます。
     被爆地だけで日本人だけが平和の祈りを捧げても、悲しい事ながら世界にはほとんど届いていなかったのではないかと思います。そもそもニューズバリューが低いし、取り上げられて共感や同情を得られても、既存核保有国からすれば「悲惨だけど(自国民を守るため尚更)核は捨てられないな。」とされるだけ。
     しかし今回、G7という世界中から注視を受ける場で、被爆地に核保有の先進国首脳らが集まり献花をして「見せ」、戦争当事国の大統領が特別に参加し平和を訴えて「見せ」た。
     もちろんこれによって戦争が終結したり核が使用されないようになるわけではありません。しかしロシア(また中国もしっかり巻き込まれ)の動向は更に注目され、戦争継続と核使用に対して更に強く批判を受けるようになる。批判だけならどこ吹く風な両国でも、経済制裁や更に踏み込んだ軍事支援まで絡んでくるとそうも言っていられない。
     一方的にロシアを糾弾する方向であり、かつての大日本帝国の立場も考えると公平でないのは明らかですが、個人間ではなく多国間での実効的なやりとりに於いて、公平性など現実には建前でしかない(そもそもロシアは公平性を得るような大義名分の成立に失敗している)。また核兵器を使いにくくするためのアピールにはなれど、核廃絶になどは向かない。また平和への祈りを強調する地域を政治的に利用されることへ憤りを覚える方も多いかもしれません。
     理想論からすればこれほど穴があれども、史上最も実効的な「被爆地の政治利用」「核使用への牽制」がされたように思います。そもそも一般的に何気なくいわれる「平和」とは、国家の軍事主権を制限する高度な政治課題です。平和を祈るにあたり、最初から政治とは切り離せないのです。祈るだけで済ませようと逃げる思考停止の輩が、件の教師でしょう。

     以前、「ゼレンシキー大統領は国際法に縋るのではなく利用してみせた」という旨を書き込みましたが、今回も「平和への祈りに縋るのではなく利用してみせた」と感じています。真に戦争の終結を求めるならば、やはり使えるものは使っていかなくてはならないのでしょう。ついでに岸田総理もすさまじく持っていますね。

    1. 匿名 より:

      「縋るのではなく利用してみせた」という分析は、いいですね。実際に戦った経験があるから、スンナリとこの分析が出来るのだと思います。
      岸田さんは、間違いなく持っているのでしょう?ただ、その持っているものが大きければ大きい程、その持っているものを生かし切るには、自分がより大きいパワーを持っていることが必要な事は間違いありません。
      今の所、岸田さんには、そのパワーが感じられない事が心配です。

      昔、ハンカチ王子と言われた大学生野球投手がいて、自分は持っていると自ら言いましたが、プロになっても全く泣かず飛ばずでした。
      余り、運に頼る人は、自分の力を発揮する気持ちが削がれるのかもしれません。

      もう一つ加えておけば、持っているものを生かし切るには、強かさが絶対に必要です。ゼレンシキー氏のような。
      岸田さんが、どこまで持っているかは、対韓国に関して、どれだけ強かさを発揮するかだと見ています。

  12. HNどうしよう より:

    おはようございます。

    >結局、私たちに残された選択肢は、
    >世界市民の国際的な連帯による
    >平和の構築しかないと思う

    個人的な感想ですがこの結論だけでも
    「はあ?」と脱力するに十二分ですが、
    そこに至るまでの文章も
    溜息しか出ない内容でありまして、
    「平和の構築しかない」の結論に
    たどり着くまでの文脈も
    ただ国からの諸手当支給が減るのが
    嫌で増税も嫌で、国防の努力も嫌で
    戦争を仕掛けられるのも当然、嫌。
    だから世界市民に連帯してもらって
    彼らの作る平和にぶら下がろう、
    と言っているようにしか
    受け止められなかったですから・・・・

    ・・・・実に自己中で貧乏くさいです。

    振り返れば昔のお花畑界の人たちは
    「日本国全体の力で世界市民の発生を促し、
    連帯させ、もって世界平和を達成する」と
    語っていたはずです。

    この御仁の投稿の中には
    かつてのお花畑界の先達が持っていた
    気概がまったく感じられません。

    まったく、イヤイヤ期の子供が
    変に小賢しくなって余計なことまで
    言い出しただけとしか
    例えようがありません。

    これが、劣化と言うものなのでしょう。

    長々と失礼いたしました。

  13. 元雑用係 より:

    「世界市民との連帯」ですか。きっとその人は、日々世界市民と対話をしているんでしょうね。(笑)

    多分それを言う人は連帯は「手段」じゃなく「目的」になってるんでしょう。
    露宇戦争を外交と対話で即時停戦とか、実現性ゼロのことを堂々と主張する(しかも日本国内の日本人に対して)面々を思い出しましたよ。某党首とか某トランペッターとか。

    私の身内にも正規採用の地方公務員教員がいますが、仕事は基本ワンオペですし、雇用の不安もないのでタコツボになりやすい環境だと思います。組合の存在感もまだまだあるようで、イデオロギー軸の主張をする組合員もまだまだ多いそうです。
    「世界市民との連帯」軸に天下国家を語って日々ストレス発散する人がいても不思議ではないですし、某政党などのいいターゲット層かもしれません。

    「核保有国フランスのマクロン大統領の乗る車です」というマスゴミのレポートはその人らにはいい栄養分かもですね。

  14. DHMO より:

    某球団をいじめて追い出した札幌市民や新聞社が、平和を騙るとは大笑いしか有りません。
    相互理解も無駄の削減もなく、単に金をもっと出せとした市の市民が、
    別の分野できれい事を言ってはダメとは言えませんけど、
    まず足下の箱物による無駄な出費をどうにかするべき何じゃないですかね?

  15. リアリスト より:

    恥ずかしい中年だな(笑)
    今どき、頭お花畑は嫌われるだけですよ?

  16. 雪だんご より:

    そもそもこの49歳の高校教論とやらが実在するかどうかすら
    怪しいと思いますが、それを疑ったらキリがないので仮に実在すると仮定して……

    こういう人は昨今のネットでは(閉鎖的なコミュニティを除けば)居場所はないでしょう。
    こんな事をツイッターでつぶやいたとしても、世論を変えられる確率はゼロに近い。
    そういう意味では北海道新聞は「同人誌」として需要がまだある、と言う事なのでしょう。

    1. 元雑用係 より:

      なるほど確かに、投書欄は実在性のアヤシさもありますね。

      名前と札幌でググってみましたが、札幌の道立高校に同姓同名の教員がいるであろうことは確認できました。
      いやー、怖い怖い。

  17. 元雑用係 より:

    ゼレンスキー来日決定の経緯には多少関心がありますが、鶴岡路人氏のツイートで知ったのですが、仏政府の関係者が「日本を説得した」と述べているそうです。

    ゼレンスキー氏招待「日本を説得した」 仏大統領府関係者
    https://www.asahi.com/articles/ASR5N4GBLR5MDIFI00S.html?iref=pc_ss_date_article
    時系列中の23:30の位置に書かれています。

    日本の外務省は当初は乗り気ではなかったかも知れません。

    1. 元雑用係 より:

      ブラジル・ルラ大統領、ゼレンスキー来日に対して、
      「だまされた・・・」(意訳)
      https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-05-20/zelenskiy-s-surprise-g-7-stop-unnerves-critical-brazilian-leader

      議長国としてこういうのを調整しきれないので、仏と日で役割分担してるかもですね。わかんないですけど。

      外務省は「ゼレンスキー大統領から、今次サミットへの対面参加に係る強い希望が表明され」と事情説明しています。
      https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page4_005892.html

    2. はにわファクトリー より:

      フランス空軍所属機がポーランドにゼレンスキーを迎えに行って、まずアラブ連盟会議に彼を参加させ、ついで日本へ移送しました。もし連盟会議出席がなかったら G7 サミットとバッティングした会議は(いつものように)注目を集めることはなかった。中国本土を横切って軍用機を飛ばして見せたフランス、発言力増しましたね。

    3. 元雑用係 より:

      今回のはどうもフランスの功績のようですね。
      最近、対中でマクロンがチョンボしましたが、あんなのは些細な話ですね。

    4. 元雑用係 より:

      為政者のツイートをそのまま出すのも何ですが、いいツイートしてたんで。

      Le G7 Hiroshima en un mot : unité.Pour la paix, la solidarité et la planète.— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) May 21, 2023

      G7の広島を一言で言うと「団結」です。
      平和と連帯と地球のために

      戦時のサミットの一つの形を残しましたね。

    5. はにわファクトリー より:

      中国を訪問して彼らの肩を持ったとして非難されているマクロン大統領ですが、暫く歌舞伎を買って出ているのではありませんか。
      スナク首相はジョンソン元首相やトラス前首相のロシア非難路線を外れず、今般の G7 においてもロシアを鋭く追及し続けています。他方マクロン大統領は、G7 は中国包囲のための会議でないとはっきり発言しており、表面上は中国寄り姿勢を続けていると思えもするのですが、イギリスとフランスは例えるなら悪い警察官と善い警察官を阿吽の呼吸で分担し合っているのではとの見方もありましょう。ストームシャドーミサイルをウクライナに提供したイギリスと歩調を合わせて政府機でゼレンスキー大統領を移送してみせているのです。
      正論を説いているにもかかわらず、G7 会議を中国はそう受け取らなかったことは火を見るまでもなくはっきりしており、まさに「効いている、効いている」の実例と考えます。マクロン大統領は今ちょうどウランバートルを訪問しています。第三の隣国には我が国も候補に入れてくれとはっきり言い伝えているのでしょう。

  18. . より:

    論点は2点あって、
    ①わが国国民の意見:防衛費は増やしたいけど増税反対
    いまのわが国の経済財政事情を鑑みれば、これは成り立たない。無知なのか身勝手なのか、面倒なことはあなたまかせなのか。これだけで消費税は12%にせざるを得ないのだが、増税がいやなら「政府の仕事を減らせ、国民運動」でもやらないと収集はつかないだろう。いらないものを挙げれば、NHK,教育委員会、あとは皇族方が総裁やってるような団体とかね、こういうものは利害関係者がいるから必ず反対意見がでるが、どこかのタイミングでバッサリ捨てるのがいいと思うが。
    ②世界市民云々
    世界は悪党だらけなんだよ。イギリスは19世紀の帝国主義の本家で、わが国はイギリスから植民地支配のやり方を学んだ。アメリカは19世紀を通じて勝てそうな相手と戦争をやって、戦後処理と称して安価で広い土地を買ってきた国。19世紀末からは、国際協定を熱心につくる一方で自分だけは独自の行動をする身勝手な国でもある。
    それでも、ロシアや中国よりはマシだろう、ということで、「未来の同盟」だの、「事実上の日英同盟復活」だの、やっているわけだ。
    〇人間個人レベルでも、ニコニコしていれば愛想はいいが、心の中は身勝手であふれていることは、論点①に垣間見える。別に否定する必要はない。人間も生き物であり、身勝手なのが常態なのである。
    古代や中世に生きた人間は、いまよりもずっと獰猛で自分勝手だったから、国家というものができてくると、こういう住民を「国民」に改造する必要が生じて、宗教や倫理体系を動員してしつけてきたのだが、今度は宗教対立が深刻になって現在に至っているのだが、これをどうするのがいいか、なにか手法があるのだろうか。

    で、中国に(ロシアと手を切れよ)と言っているわけだが、同じことをインドには言わない。銅像ひとつで口封じできるなら安いもんだ。
    ロシアというものは、19世紀初のナポレオン戦争から1989年まで戦争に負けたことがないことになっているし、その戦争犯罪は裁かれたことがない。いわば、19世紀感覚のまま、「おれらが正しい」と思っている。これを放置しておくのがいいのか、この機会に倒すのか、それともその中間点を設定するのか。バイデンまかせでなく、個々でも考えてみるのがいいと思う。

    1. 匿名 より:

      誰もが分かっている事をツラツラ書くよりも、自分独自の意見をズバリ書いてもらったら、他の人の参考になります。
      個々でも考えてみるがよい、と他人に対して言うなら、自分で考えた事を書いて貰えれば、参考になります。
      もしかして、
      「皆の者、善きには計らえ」
      という事ですか?
      つまり、自分は考えないけど考えるのは君達の役目だよ、ということですか?
      ご自分の考えを。

    2. . より:

      仮説:おそらく、ロシアにはつける薬がない。故に、ウクライナやロシア人の若者には気の毒だが、大勢が死ぬまで戦争を続けるしかないだろう。どのくらい死ななくてはならないのか。

      塹壕を掘って対峙する戦闘がながく続いた100年前のWW1を思い起こしてみよう。戦争直前1914年に、フランスは3990万の国民のうち、徴兵可能年齢男子の80%をかき集め、90万の戦闘部隊を編成した(海軍含む)。戦時には総動員がかかるから兵力はもっとふくらむ。結局フランスは140万が死に、430万が障害を負った。
      ロシアは1億7500万の国民から、1914年時点で135万の戦闘部隊を編成し、結局230万が死に500万人が障害を負った(革命に関連する死傷者を含まない)。
      フランスの場合で言うと、国民の14%が死傷することで、講和の機運に至る。ロシアの死傷者総数はよくわからない。
      当時のフランスと現在のウクライナの人口が近いから、このくらいの人的被害が出るまでには、講和の機運が高まるだろう。
      WWIでは、上記以外に民間人も大きな被害を受け、フランスでは30万人が、ロシアでは150万人以上が死んだとされる。

      さすがに、現代は観察国がたくさん存在するから、先のような巨大な人的被害が出る前に講和を仲介する動きがでるとは思う。

      講和スキームも検討されていると思うが、現段階では想像をめぐらすしかないのだけれども、おそらくはロシアの原油・天然ガス(場合によっては他の鉱物資源も)に対して何らかの国際機関が関与して、一定額の源泉徴収をやるのではないか。ちょうどインドがいま購入している価格と国際価格の差分のような感じだろうか。
      そうやって基金をつくって、ウクライナの復興にあてつつ、武備を提供した国々に代金が支払われる。うまく立ち回れば、旧式兵器を提供した代金で最新の武備を購入できるかも知れない。

      どのくらいの徴収が期待できるだろうか。
      原油に限れば、2020年時点でロシアは約280メガトン(1400メガバレル位)を輸出した。仮に1バレル当たり20ドルを課徴すれば、14億バレルx20ドル=280億ドルだろうか。これに天然ガスを加えれば500-600億ドル/年 が期待できる。あとはウクライナの被害とNATOが供与した武備の代金見積次第だが、仮に1兆ドルとすれば、約20年で賠償を終えることができ、現実的かも知れない。

      1. . より:

        これは想像ベースの話であるが、仮にこんな感じの講和スキームが検討されているとすれば、中国やインドにとって、ロシアが戦争を続けれるほうが原油や天然ガスを安く調達できる期間がながくなる。そうであれば、講和の仲介などの声がかかっても、のらりくらりとするかも知れない。戦争で儲けている国、それが中国とインド。

      2. . より:

        これも仮の話に過ぎないが、1兆ドルの80%=8000億ドルがウクライナ復興に投入されると、空前のブームが到来することは間違いない。トルコやギリシャと違って、あのあたりは地震がないから、建物は途上国のゼネコンが殺到するかも。労働者のメインはパキスタン、バングラデシュ、東アフリカ諸国だろうか。
        ウクライナは新幹線導入を希望しているらしいから、日立とJR東日本の出番だろう。

      3. . より:

        さて、仮説の三段重ねの最後は、復興事業が始まるとウクライナ社会がどう変容するか。
        近所に住むウクライナ人に聞いたところでは、モスクワあたりの初任給は月6-7万円くらいで、ウクライナはもう少し低いらしい。
        GDPが年1600億ドルの国に、5倍・総額8000億ドルが投入されるとどうなるか。おそらく、物価も給与水準も、3倍くらいにはなる(もっと上昇するかも)。そうであれば、中国の上海・杭州・蘇州・新せんあたり、またポーランドあたりと似たような水準になるのだろう。

      4. 匿名 より:

        確かに、戦争当事国の疲弊が高まれば、厭戦意識が生まれて戦争は終わる、ということは事実としてあるかもしれませんね。
        このことを指して、エドワード・ルトワックという戦略家、歴史家、経済学者、国防アドバイザー、という人が、「戦争にチャンスを与えよ 」という本を書いています。書いていますと言っても、奥山真司という方が、ルトワックが来日した時にインタビューした内容を書いたものですが。
        要は、お互いが嫌になるまで戦えば、戦争は終わり2度と戦争をしなくなるということが主旨らしいのですが(読みましたがそんな主旨の様でした)、これが本当であれば、人類からとっくの昔に戦争はなくなっている、と思ったものです。
        こんな甘ちゃんレベルのことを言う人が、戦略家で国防アドバイザーがやれるとは、一体どういうことなの?と思ったものでした。

        しかし、これは、今回は通用しないでしょうね。ロシアは最後の最後まで、ウクライナが全滅するか、自国が完全に戦争続行が困難になるか?まで止めないでしょう。帝政ロシアに共産革命が起こったほどの政体が変わるようなことでも無ければ止めないでしょう。
        日露戦争だって、日本が勝ったことになっていますが、ロシアに共産革命が起きていなければ、そして、その情勢を逸早く察知した米国の仲裁が無ければ日本の敗北でした。何しろ、日本には、もう徴兵できる兵士がいなかったのですから。その原因は、脚気と乃木希典の拙攻による無駄な兵士の損耗です。
        第二次大戦の終戦に於いても、「日本の長い日」という映画に描かれた様に、過激将校による戦争継続の画策は最後まで続きました。彼らは、日本人の最後の一人まで(最後の一兵までではなく)、つまり、日本列島に一人もいなくなるまで戦うと言っていた連中です。
        そんなに戦争は甘いものではありません。甘いものなら、ロシアはとっくの昔に止めています。初期の速攻・傀儡政権樹立という目論見が失敗した時に。
        WW1は、「西部戦線異状なし」に描かれた様に、どれだけの馬鹿げた状態が続いたことでしょうか?
        この時の膠着状態はかなりの年月続きました。何しろ、「戦線異状なし」という報告をする日が続いたのですから。それ位に膠着状態が続いても止めないのが戦争です。
        ベトナム戦争は何年続いたか?ユーゴの内戦は何年続いたか?勝ち目が無いと分かっていても続けるのが戦争であり、人間の愚かな妄執です。絶対に負けたくない、という執着です。
        国民が何人死んだから、終わるというものではありません。
        しかも、臥薪嘗胆という諺がどこかの国にあるように、負ければ恨みを持つのですから、2度と起こらないということはありません。

        ルトワック氏の、歴史分析はどこから来たものか?

        そして、WW1が終わってから、20年もしない内に、WW2が始まりました。
        1939年ドイツのポーランド侵攻が始まりと言われていますから。
        その遠因は、WW1後のドイツへのヨーロッパ諸国の苛烈な戦後賠償です。その賠償によるドイツ経済の疲弊が、ヒトラーが台頭する原因ですから。
        これで、良く、ルトワック氏が、2度と戦争をしなくなるということが言えたものだと思います。

        ここまで誰もが知っていることを、何故長々と書いたかと言いますと、仮に、ロシアの原油に1バレル当たり20ドルも課徴すれば、ロシアは永遠に恨みますよ、ということです。
        それこそ、WW3への鐘が鳴る、ことになってしまいます。

        WW1の後のヨーロッパの為政者のような机上の空論を、現代の為政者が持たないように祈ります。

        1. 匿名 より:

          もう一つ、付け加えます。

          ルトワック氏が見落としていることがあります。

          戦争は簡単に起きるということです。
          これは、どこの国でもそうです。
          つまり、自国の国力が充実して、多かれ少なかれ独裁的な体制の国で、その時の為政者(トップ)が、やることが無くて、暇で、又、好戦的な人物であれば、隣の国を攻めたくなるのです。
          これは、4000年の歴史を誇る中国の歴史を見れば、その例は枚挙に暇がありません。
          そして、これは、4000年の歴史を誇る歴史国家だけのことではありません。

          現代のロシアがそれに当て嵌まりそうです。ロシアという国は、トップがやることが少ない国です。何しろ、天然資源で国力が賄えるのですから、特別な産業政策も立案する必要もありません。
          大統領は暇で暇で仕方がないでしょう。それで、あちこち周辺国家にどうでもいい名目を付けて、自慢の軍隊を差し向けたくなるのです。

          ですから、全く必要性も無いのに、隣国の宇国に侵攻したのです。

          人間と言うのは、一般庶民や下級官吏でも、そのささやかな権力とまで行かなくて権限レベルでも使ってみた時に、高揚感と全能感を感じる者なのです。中間管理職でもなったことがある人は、自分の権限が増えますから、その地位の権力・権限使用には、酔うことがあるのではないかと思います。
          簡単に言えば、部下に一言命令すれば、一応で部下は動きます。
          これが、国のトップであればどうでしょう?
          自分の咳払い一つで、国が動くのです。その高揚感と全能感から、距離を置くことが出来る人は、そもそも、大統領になろうとは思わない淡白な人でしょう。

          次に、戦争継続への「執着」についてです。
          これは、自分には関係のないことだと思う人が多いと思います。
          勿論、一般庶民には、自分が戦争継続の権限者ではありませんから、関係ないと思うかもしれません。
          しかし、「執着」は、どうでしょう?

          ネットを見ていれば、ある人のコメントに対して、どうでもいい言いがかり的な乱暴な言葉を簡単に書き、それを書かれた方は、又、乱暴な言葉で応酬するということが続くのは、日常茶飯事です。
          これは、「暇だから、暇つぶしに他人を構ってみたい」と「自分は負けたくない」という執着心の交互の発現ではないでしょうか?
          勿論、このサイトとでも偶にありますが、このサイトは主催者の管理が比較的にキチンとしているので延々と続くことはありません。
          が、執着心は、なかなか消えることはありません。

          人間は、暇だと、どうでもいいことに何か口出ししたくなり、自分が攻撃されたと思えば、負けたくないという執着心が生まれる生き物の様です。

          こういう一人一人の小さなエゴが、実は、大きな戦争の底に横たわっているように思えます。

          そんな国が隣にあると、迷惑千万です。
          個人でも、隣にそういう人物がいるとオチオチ平穏な生活が送れません。

          以上のような考察も、このウクライナ戦争の際に考えてみて、自分の心の中の争いと執着の心を見つめてみるのもいいではないでしょうか?
          態々、平和記念館に行かなくても、出来ることではないでしょうか?

        2. . より:

          ちょっとだけ乃木の弁護をしておきたい。
          旅順要塞総攻撃は三回行われた。
          第一回目、海軍水兵も含め6万が守る要塞群に、乃木が指揮する第三軍は48000名で突っ込んだ。要塞攻略には3倍以上の戦力が必要とされるのだが、日本軍には相当する兵力がなかった。結果、日本の死傷者16000、ロシア5700。

          第二回目 乃木は突撃戦を避けるために野砲火力を中心とする砲撃戦を望んだが、満州総軍は遼陽に展開する部隊の砲弾を第三軍にまわしたものの、全く足りない。日本の死傷者3800、ロシア5100。終わりごろになって、ようやく日本の要塞砲が到着し始めた。

          第三回目 遼陽・奉天方面の状況が待ったなしになったことで、背後にあたる旅順攻略が必達命令になる。白襷隊という「特別攻撃隊」が編成されたのもこの時で、工兵部隊の突撃までもが行われた。ロシア機関銃弾をかいくぐって爆薬を仕込み、山ごと吹っ飛ばしてロシア兵を皆殺しにする作戦だから、工兵隊もただでは済まない。

          三回の総攻撃を通じて、第三軍は59000の死傷者を出し、ロシアのそれは46000人。この状況を知ったからこそ、水師営で、ステッセリ将軍は、乃木が二人の息子を死なせたことを悼んだ。
          乃木に、別の選択肢があったのだろうか。

          1. 匿名 より:

            それは、分かりません。
            当時の軍関係の内部事情も分かりませんので。
            ただ、後世から見ての全くの、状況やしがらみも無いことを前提として言えば、要塞を攻撃するのに、肉弾の突撃だけが攻略の方法というのは、余りにも兵士の人命を軽んじた稚拙な戦い方という印象しかありません。
            軍隊ですから、上からの命令は絶対なのかもしれませんが、少なくとも、最初の攻撃は砲で行うべきであろうと思います。
            こちらも、二百三高地の戦いに対しては、「坂の上の雲」での描写しか知りませんので、多くを言うことは出来ません。
            その中の記述によれば、児玉源太郎が出て来て、東京湾の鎮守の大砲を持ってきて砲撃をして、二百三高地を攻略できたということになっています。
            兵士の損耗は、即、軍の力の減衰なのですから、もっと兵士の命を考えた作戦ができなかったものかと思います。
            尚、「坂の上の雲」の中では、苫米地参謀が相当に悪く書かれております。
            これ以上のことは分かりません。

      5. 匿名 より:

        .さんのコメントの中の、
        >>>仮に1兆ドルとすれば、約20年で賠償を終えることができ、現実的かも知れない。

        ということが、匿名の返信コメントの
        >>>WW1の後のヨーロッパの為政者のような机上の空論を、現代の為政者が持たないように祈ります。

        の「机上の空論」に当て嵌まり、WW3の鐘がなることになるかもしれない、ということについての補足説明をします。

        1兆ドルとは、現在の為替レートの換算で、
        130兆円です。これを、20年での分割賠償としますと、年間、6.5兆円です。

        いまのロシアのGDPは、約180兆円から200兆円で、軍事費は、年間8兆円程のようです。
        年間6.5兆円の賠償支払いとなりますと、軍事費に回せるお金は殆ど無くなります。
        つまり、ロシアに20年間、国防をするな、ということになります。

        しかも、この1兆ドルには、ウクライナの復興資金とウクライナに軍事支援した国の武器代金の返却額も含まれている、という試算のようです。
        これは、WW1後のドイツに対して、相手の弱り目に付け込んで何でも請求してやれ、という意図と同じような趣旨に見えます。
        これが、何故、「机上の空論」と言えるかと言えば、結局この苛烈な賠償請求が、ドイツの恨みを育てて、WW2に直結したからです。

        つまり、本来の賠償の意図とは、逆に作用してしまったのですから、戦後賠償としては、その本当の狙いを考えなかった「机上の空論」だった、ということです。

        1兆ドルも、20年間に返せるわけがないです。GDP僅か180兆円の中進国に。
        韓国と同レベルです。韓国に、年間6.5兆円が返せると思えますか?
        「机上の空論」ではありませんか?

        1. 匿名 より:

          因みに、もう一つ付け加えます。

          米国の1つの空母打撃軍の年間運用費は、3兆円から5兆円と言われています。
          つまり、年間6.5兆円賠償に回せということは、空母1~2打撃軍の運用費を回せと言うことです。
          (因みに、米国は、空母打撃軍を多分8つ運用しているはずです。)

          これは、今の自衛隊に言われたら、国防計画が成り立ちません。
          尤も、日本の国防費は、5兆円ですから、6.5兆円と言われた時点で、国防は一切なくなり、丸裸です。
          これでは、流石に9条を守る会も怒るでしょう。愛国者に宗旨替えすることは間違いありません。彼らだって、自分が本当に敵兵に殺害されることになるかもしれないと悟れば、目が覚めるでしょう。
          自分が丸裸で、話し合いをして解決しましょう、と言って本当に話し合いができると思っている人間がいるとすれば、それは、お花畑を通り越して、思考力に問題がある見做されることは間違いないでしょう。
          親の庇護が無くて、自分の言うことは誰でも訊いてくれると思う子供と同じです。そして、そんな子供は世の中にいませんが。

        2. . より:

          「そのかわり、ウクライナ復興はこうやる」という対案があると、もっと興味深いのだけれど。

          1. 匿名 より:

            ウクライナ復興は、基本的にウクライナ国民が知恵を絞ってやることです。
            今までのような、農業主体でやって行くのか、新しい産業、特に工業を育成して行くのか、それらの自分たちが考えた計画に対して、欧米等の支援国に具体的に援助を依頼するのが本筋です。

            いろんな復興の仕方があると思いますから、それを今から他の人間が心配する必要も無いでしょう。
            あれだけの平原があるのですから、いろんな企業が投資をしたがるかもしれません。しかも、国民も勤勉なようですから。
            それよりも、自分たちの力で国防出来るようにもっと軍備を整えておくべきです。
            ただ、WW2のヨーロッパが復興するには、マーシャルプランというアメリカの援助が必要だったのですから、欧米も親身になってあげる必要はあります。

        3. . より:

          年6.5兆円に相当するロシア資源への源泉課金は、ロシアが負担するのではありませんよ。だからロシア経済・軍事投資への制約はそれほどでもない。
          負担するのは、資源価格が上昇することで、需要国の国民です。

          1. 匿名 より:

            ですが、資源には、全て相場価格があります。
            価格が上昇したものを誰が買いますでしょうか?

          2. . より:

            インド、中国、日本、韓国、ドイツ、その他、世界中が買います。高くなろうと入手しなければやっていけません。OPECプラスは、世界の原油・天然ガスの60%を支配していますから、価格は思いのままです。しかも、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ブラジルも潤う。

          3. 匿名 より:

            .様

            日本で言えば、今の再エネ賦課金みたいなものですか?
            やって見ないと分かりませんね。
            いずれにせよ、地政的に見ても要衝の地ですから、各国が見捨てる事はないでしょう。

  19. 理系初老 より:

    朝日と毎日はゼレンスキーさんが来て盛り上がってることがくやしくてくやしくて仕方がないようですね。直接読んだら目が腐るので「いかりちゃんねる」で知りましたが。
    個人的にはG7の映像情報はNETの「東テレG7ぶっ通しLIVEマイナス韓国ニュース」で得ています。画面だけの時と韓国ネタの時に、休み中にやらねばいけない業務をこなしています。
    韓国といえば、楽韓webさんによれば、>>>「(中国が対象となる)G7の提唱するものには加わらない。でも、G7を拡大してメンバーになろうとしている。」>>>さすが韓国です。

  20. 匿名 より:

    最近、このサイトの記事も論説の構成が良くなって来ました。
    FOIPの実効性が出て来ているのではないか?という視点と指摘があり、それに対比させる意味で、北海道新聞のお花畑投稿の紹介。
    そして最後の締めに、
    「ウクライナ戦争停止の努力を「中国に」求める」
    というG7声明の引用。

    要は、世界の現実を解決に導こうというのは、現実世界の力学を見据えた対応だということですね。
    決して、「世界市民」や「連帯」という架空語を使った作文ではないという事ですね。
    世界市民、連帯、そんなものが一体何処に実在すると?
    連帯という言葉が好きな左翼が一番連帯しないのでは?直ぐに内部抗争を始め、外部とも直ぐに、口にするのも恥ずかしい言葉で抗争をやり始めるのが彼らの習性では?
    連帯なんて意味が不明な言葉を使わないで、普通に協力と言えばいいものを、こういう具体的な言葉を使うと本当に協力し合わなければならないから、そんな現実的で実際に汗をかいて努力しなければならないことはしたくないので、連帯という具体的にどうするかがさっぱり分からない言葉を考え出した、こういう架空語の創造力はすごいです。本当に協力し合う仲良し状態は、彼らには居心地が良くないのでしょう。遠くから汗をかかず考えることも必要のない架空語を、時々思い出したように言っているのが一番居心地がいいのです。

    G7声明は、実際的なものです。世界の大国として力を発揮して認められたいのなら、C5+1とか効力のはっきりしない事をやってないで、効果のはっきり出る事をおやりになりませんか?という具体的な提案ですから。
    目の前に、力を発揮する機会があるではないですか?と。

  21. nanashi より:

    小野寺まさる氏のTwitterを見ましたが、2つのパワーワードがありますね。
    一つは、北海道新聞、もう一つは高校教諭です。
    北海道新聞社は、中日新聞社、西日本新聞社と共にブロック紙3社連合を結成していますからね。
    何れも左傾化著しい新聞社であり、特に中日新聞社には、活動家とも言える記者がいますからね。
    誰とは言いませんが。
    この高校教諭は北教組の人間なのでしょうかね。
    北海道は広島県、大分県と並び日教組の影響力が強い自治体であり、水の化学記号であるH2Oと揶揄されることがあります。
    マスメディアは基本的に両論併記をして、多くの意見を国民から募らせ、議論を活性化させなければいけないのですが、「両論併記は罠である。」とか言って一方的な主張ばかりを展開しているのが現状です。

  22. 匿名 より:

    誰もが分かっている事をツラツラ書くよりも、自分独自の意見をズバリ書いてもらったら、他の人の参考になります。
    個々でも考えてみるがよい、と他人に対して言うなら、自分で考えた事を書いて貰えれば、参考になります。
    もしかして、
    「皆の者、善きには計らえ」
    という事ですか?
    つまり、自分は考えないけど考えるのは君達の役目だよ、ということですか?
    ご自分の考えを。

    1. 匿名 より:

      .さんへの返信が、一つのコメントになってしまいました。

  23. レッドバロン より:

    左派新聞の「投稿者」の「職業」で「教員」「団体職員」、定年過ぎの「無職」の人は3大鉄板パターンですからねー。ww
    でも、この北海道新聞の「投稿者」さんの場合、49歳というのが気になりますね。1972年、73年くらいの生まれでしょ?この世代にこれだけガチコチな9条信者とかサヨクとか新聞信者がいるような世代かなあ?

    1. はにわファクトリー より:

      吉田寮に二年居てそのあと桂坂へ移ったという人物から学寮時代の逸話を聞いています。彼はまだ若く最近の出来事のようです。
      学寮には高齢活動家がなぜか住み着いていた。学生であるはずがないのに。鯵ビラを作っているらしい。まるで修験道者のような雰囲気だった。寮では警察が踏み込み捜査のために強襲して来る日に備えて自営団が防衛訓練をしていた。どこまで本当なのかは分かりようがありませんが。

      1. 匿名 より:

        取り壊し反対の運動を見ていれば、それなりの方々がいらっしゃる事は、想像出来ます。

  24. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

    世界市民・・・何十年ぶりかに聞いた言葉です。ソビエト崩壊後とんとお目にかかりませんでした。ソビエトの後継と自負するロシアの世界市民とはワグネルの兵士のことですかいね。刑務所の囚人をスカウトして兵隊にするなんて荒業は日本では到底真似ができないと思います(それでも世界市民なのだ)
    こんな時代錯誤の化石のような方は博物館に陳列してあげてください。

  25. がみ より:

    安倍氏・岸田氏への二度のテロで多少覚醒したのか、巷間うだうだ文句言われながらも今回のG7は開催主体としてはよろしかったのではないかと。

    最後まで左翼・反日本陣営には機密情報のうち行動に関しては漏洩が無かったようでなにより。
    ゼレンスキー氏も思いつきで急に決まった訳ではないだろうに(遅くとも一時欠席がささやかれたバイデン氏の出席になった時点では確定していたと思う…それにつけてもバイデン氏体調悪そうだった)しフランス政府も知っていた。

    私等もももちろん同様だが、左翼・反日勢の行動が全くチグハグですっとんきょうだったし、ロシアのG7への抗議も事前に予想された文言の範疇だし、裏G7のつもりか中華人民共和国が「唐の時代」を模したスタン系の国を集めての大規模催し物は昨年の北京冬季オリンピック・パラリンピック並みにスカを引いた様で滑稽だった。
    中共は「唐」の後継者じゃまるでないし「唐」ってずっと中央アジア寄りなのわかってるのか不思議だった。
    まして韓国国内勢は「実質G8」だの「汚染水」だのを途中で進路変更も出来ずに予定原稿惰性で流す有り様。

    岸田氏個人の能力ではないと思うが、今回に限ってはマスコミや国民さえ気付かないまま外務省も警察庁も頑張った。

    こうなると今回のG7への招待国選択も俄然意味を帯びてくる。
    特にインドと韓国とインドネシア…
    立ち位置明確にしてどの陣営に協力するかの踏み絵でもあり、ロシア・中華人民共和国抜きにした時の資源輸出やサプライチェーンを担う覚悟があるかの言質取るための会合になった。
    毎度日本開催の国際会議は事無かれ主義で単なる無難な催し物だと思って出席した国は毎日の変化対応で大変だったと思うし各出席者の公開した文言がかなり本音だったり頓珍漢だったりで各人の器がはかれて面白かった。

    中核・革マル等が隠す余地無く彼らの特攻服で明後日の方向に抵抗するのを世界に示せたのはとても興味深い。

    クアッドも会合出来てなにより。

    マスコミ・左翼・反日国諜報機関はかなり今回のG7にショックを受けているのではないかな?
    韓国の次に簡単にコントロール出来るはずだった日本が未知の行動をとり読みきれなかった!
    これ、G7以外の経済や金融で今後もやられるのかな?と
    疑心暗鬼になっていただければまずまずの成功です。

    1. はにわファクトリー より:

      首相を始めとして政府はよくがんばったと思います。素晴らしい成果でした。
      中国と中央アジア5か国の会議については、Eurasianet というアメリカ本拠のニュースサイトが次のように報じています。
      China-Central Asia summit: lots of rhetoric, little substance
      https://eurasianet.org/china-central-asia-summit-lots-of-rhetoric-little-substance
      中国・中央アジア首脳会談の公式写真がほぼすべてを物語っている(冒頭第一文のググる英日翻訳)
      唐代を引き合いに出すなら、漢民族の勢力範囲は万里の長城より南であり、まるで中国文明が中央アジア方面にまで広がっていたかのようなプロパガンダが大陸で出ているらしいのですが、変なんじゃないのかと当方は思います。

      1. がみ より:

        はにわファクター様

        ありがとうございます。
        不思議ですよね中華人民共和国って。
        まだ共産主義を掲げていながらやってる事が全力で統一中国時代の「皇帝」や「帝政」希求している。

        こういう機会には漏洩防止が凄まじい中華人民共和国で地方行政や企業の膨大な負債が明るみに出てきているし…
        習近平氏になってから何故だか氏の誕生日が近付くと中国経済の悪い面がリークされるという習近平政権以前ではあり得ない事が繰り返されているのは、中共も一枚岩ではないという反現政権派の抵抗かな?

        プーチンロシアも習近平中国も帝政目指してまっしぐら中です。

        今回のG7ですごいと思ったのは、風雲急をつげる世界情勢も手伝ったのでしょうが左翼マスコミや中韓とかも騒がせる事なく、観光名所で世界遺産とは言えG7のメンバーをアメリカまで含めて神道の神社参拝と広島の原爆記念館にあっさり抵抗もさせずに招待しきった事。

        一昔前なら神社参拝や核被害関連施設に旧連合国側首脳を一人立ち寄らせるのも大騒ぎでした。
        なんとなくアメリカというかバイデン氏の求心力の低下さえ感じます。

        またG7以外のゲスト国の入退場のタイミングも緻密です。
        厳島神社に行く時には面倒な尹大統領はいない。
        ざっくりG7であらかた話が終わった所でゲスト入場。
        ゲストが吹き上がって演説ぶつ余地与えずに原爆ドームには御招待で参加させて核戦争防止への言質・統一見解はとる。
        更に相手にペース与える暇なくゲストシャットアウトでクアッド顔合わせもしてしまう。

        なかなかです。
        岸田氏も頼り無いのは本当な私もそう思うのですが、世界の政治家が今回参加した御歴々だけでなく中露も含めて小粒感がある現在ではベストな結果だったように思います。

        環境・ポリコレ・LGBTQ+・AIの出現等々…
        好む好まざる関係無しでどこが主体でどうしたいのかもわからないまま世界は混沌の時代に突入。
        それでも日本は生き残らなければなりません。

    2. 匿名 より:

      がみ様

       G7の概略を全て網羅して纏めて頂いたので、頭が整理できました。

      所で、今回のG7について大袈裟に言えば、歴史の符合のようなものを感じます。
      現首相が広島出身で、その広島に日露戦争の「必勝しゃもじ」がありました。
      勿論、必ず勝つべき相手は、ロシアです。ウクライナも必ず勝つべき相手は、ロシアです。

      次に、丁度今この時に、G7開催国が日本であり、広島出身の総理であったので開催地が広島になりました。
      広島は、原爆の被災地であり、原爆記念館があります。
      ロシアが追い込まれて、核の使用も示唆しかねない丁度その時に、G7首脳及び参加国の首脳が原爆記念館を訪れ、核の使用抑止を宣言しました。
      これは、ロシアに対して核は使うなよ、というメッセージにもなりました。

      歴史の符合というには大袈裟なのですが、やはり、何故この時にこのような舞台設定が整った?という感慨は生まれます。
      そう言えば、ロシアのバルチック艦隊を完全撃破した日本海軍の本拠地も広島県でした。
      ロシアに勝った縁がある広島、そしてその広島に遠路はるばる、ロシアと戦うウクライナのトップがやって来ました。

      G7に於いてこの符号を齎した流れは、さて、これから、どのような事態の展開を見せて行くのでしょうか?

      1. がみ より:

        はにわファクトリー様

        すいません。お名前間違えました。
        ひらに御容赦下さいませ。

        匿名様

        ありがとうございます。
        不思議な符号と不思議な空気感の流れでしたよね。
        歴史に残るものだったのかも知れない。

        それは日本で開催されたG7だけでなく、この期間中にロシアがかなり無理してハルキウ攻略した事(だが同時にワグネルは今月25日をもってハルキウ戦線から離脱も暗示している)。
        裏G7と言われる中華人民共和国のスタン5ヶ国との会合が的外れも甚だしいまま今後も2年毎にやるらしいのですが、2回に1回の開催回には「公用語として中国語で話し合う」というどこが提案したのか一目瞭然の決定や、中華人民共和国は参加国に対し必要とあれば「安定した政経統治システムの提供支援をする」という内政干渉バキバキで参加5カ国は習皇帝に朝貢した構図を提示しました…

        よく参加した5ヶ国スタンズがその場で怒らなかったものです。
        「金もやるかも知れないが言語も政治も寄越して軍門に下れ!」
        と下命されたようなものです。
        次の新疆ウイグル・チベットになれと言われたも同然。
        かなりの狂気です。

        どうなるんでしょうね世界は?
        日本はしっかり日本であり続けたい。
        私の性格的には日本が存在しない世界なんか要らない…くらいなものなんで…。

        さてさて。

        1. 匿名 より:

          がみ様

          こういう話が、まことしやかにあります。
          アインシュタインが、日本に来た時に、日本各地を見て周り、最後に、「この地球に、日本という国が存在する事を神に感謝する」と言った、とか。
          アインシュタインが、日本を気に入っていた事は、確かなようです。

  26. より:

    北海道の高校教師氏の話ですが、まあ「いかにも」という感が拭えません。
    そもそも、多くの場合、小中高の教師たちは、大学を出てそのまま教師になるので、いわゆる「世間の荒波」を全く知りません。大学から、ある意味特殊な閉鎖社会である「教員集団」に直結しています。なので、観念的サヨクがそのまま観念的サヨクであり続けられる環境にあるのです。ウン十年前とは多少変わっているかもしれませんが、おそらく今でもそのような良くも悪くも「純粋培養」的な雰囲気は残っているだろうと想像します。それは一言でいえば、政治的にナイーブな人が多そうだということでもあります。その意味で、件の投書は「いかにも」であり、またそれをわざわざ掲載する道新も「やはりね」という感想になりますね。

    # 亡父が教員だったので、教師という職業がいかに大変で難儀であるかは重々承知していま
    # す。なので、教員の方々を謗るつもりはありませんが、亡父を見ていても、やはり政治的に
    # ナイーブではあったなぁ、とは思います。

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