「回らなくなった回転ずし」に生じた思わぬ「副産物」
回転しないのに回転ずしと名乗って良いのかという問題に、続報がありました。某大手チェーン店の場合、すでに「フルオーダー制」が導入されているのです。これについて公式には「従来のような提供方式に戻すかは未定」としているようですが、思わぬ副産物として、食品の廃棄の減少に加え、会計時の精算の効率化という効果も生じているのだそうです。
回転しないのに回転ずしとは…
以前の『時代の流れ?哲学的にも難しい回転ずしの「非回転化」』でも取り上げた論点が、「回転しなくてもそれは回転ずしといえるのか」、です。
改めて、「回転ずし」について定義しておきましょう。
回転ずしとは?
客席をベルトコンベアが巡り、さまざまな皿が流れ、客は好きな皿を好きなだけ取って食べ、自身が食べた分だけ精算する仕組みの寿司屋のこと。
回転ずしは席に座った瞬間から目の前のコンベヤに流れている寿司を手に取ることができ、好きなものを好きなだけ食べることができるだけではありません。注文すれば別途、商品が自席に届きます。
著者自身の今から四半世紀以上前の思い出によれば、当時の某回転ずしチェーン店では席にインターフォンが設置されていて、ボタンを押したら厨房につながり、「うどん」「チューハイ」などと注文をすれば、店員さんが自席にそれを持ってきてくれる、という仕組みでした。
しかし、最近だと席に備え付けられているタブレットを操作し、注文を入れれば、その注文品が回転ずしレーンの上部に設けられた「特急レーン」で自席に届く、という仕組みに変わりました。
なぜ回転しなくなったのか
そして、これについては以前から話題の「バカッター行為」(『バカッターは10年周期?外食迷惑行為に毅然と対応を』等参照)の影響もあってか、むしろ回転レーンに商品が流れないケースが増えてきたようです。
著者自身の体験談ですが、つい先日、某回転ずしチェーン店を訪れたところ、その店舗ではレーンにいっさい食品が流れておらず、完全なフルオーダー制が導入されていました。また、席に置いてある箸はビニール袋入りの割りばしに変わり、お手拭きなども席からは撤去され、レジ横の冷水器のあたりにまとめておいてありました。
回転レーンで流れてくるのはお店手作りのポップとガリ、ワサビくらいなものであり、また、席に備え付けの抹茶は少量ずつ出て来る容器に偏向されていました。
やはり、不潔な行為をする者たちのせいで、回転ずしレーンに商品がまったく流れなくなってしまったようです。
ただし、これについて、同チェーン店のウェブサイトで調べてみたのですが、現在のところ、「レーンに商品が流れなくなった」という公式のアナウンスはありません。
また、ITメディアビジネスオンラインによると、大手チェーン店でも対応は分かれており、スシローは一部の店舗で専用レーンによる注文品の提供に一時的に切り替えている一方、くら寿司は従来の抗菌寿司カバーに加えAIカメラを導入することで「回転」を維持しているのだそうです。
なぜ、くら寿司は「回転」にこだわる? 迷惑行為で「スシロー」「すし銚子丸」は注文制
―――2023年03月09日 05時00分付 ITメディアビジネスONLINEより
このあたりはまだ業界としても試行錯誤であることは間違いないでしょう。
「バカッター行為」だけでなく、コロナ禍で衛生面への関心が高まった結果、くら寿司のように抗菌カバーとAIカメラで「回転」を維持するのか、それとも一部チェーン店のようにフルオーダー制に移行するのかは、まだよく見えていません。
非回転化で思わぬ副産物も!
もっとも、例の「回転しない寿司屋」、「フルオーダー制」を突き詰めていくと、極端な話、よりいっそうの人員効率化が可能でもあります。というのも、もともとAIカメラを導入しているくら寿司などと異なり、他のチェーン店の場合、これまで、食べた皿を精算するために客は店員を呼ぶ必要があったからです。
先ほど指摘した、著者自身が訪れた某大手チェーン店の場合、フルオーダー制に変わったことで、「お会計」ボタンを押すと、自席で注文したすべての商品が自動的に表示され、いちいち店員さんに皿などを数えてもらう必要がなくなりました。これにより、「精算時間の短縮」「効率化」という思わぬ効果が得られた格好です。
これに加えて先ほど引用したITメディアビジネスオンラインの記事にもあるとおり、フルオーダー化すれば「迷惑行為への対策」に加え、注文した商品のみを作り、提供することで、「フードロス対策」にもなるそうです。
そうなると今後の課題は提供するまでのスピード、そして「回転しなくなること」で失われるエンタメ性をどう改善するか、といったところでしょうか。
このように考えていくと、外食産業というのも結局のところ、大手チェーン店化していけば、「設備投資を行い、生産性を高める仕組み作り」の勝負になってくるのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
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エンタメ性もですけど、そもそもの迷惑行為を行った本人とは別に撮影した人物への対応も考慮しておくべきですね。たとえお寿司が回らなくなったところで今度は公共機関での迷惑行為に走ると思いますし、笑顔で迷惑行為に走るそれを撮影する構図が果たして正常な交友関係か、ということ。
最近は世間様のオーバーキル行為を我々やマスゴミ含めて望んでいるかのような風潮をどうにかしないといけないなぁ、と思っています。
寿司が回らないのなら客が回りながら食べればいいのだ。
それ意味あらへん
ふと思ったのだけど今のAIの発達を考えたら監視カメラが異常を発見して通報するなり警報を鳴らすなりといったことが可能になるのも遠くないのではないか。
このシステムは防災にも役立つから緊急時には全席のタッチパネルにでかでかと「警報」の文字が表示されるような「エヴァ」みたいな演出があると中二病っぽくてカコイイ。
嘉門たつおさんの曲で、
私はバッテラ、
という
笑える歌がありましたね、
年とると、
逆にバッテラがオイシクいただけます。
回転させられないのならば、固定カウンター式にしてみますか。樹脂などのテーブルでは味気ないのでいっそ欅や桐などの銘木で和風にしてみましょう。レーンのエンタメ性が損なわれてしまったので、従業員を「職人」や「大将」などと呼ばせて眼の前で握って見せるというのがショーのようで良いかも。お手軽感が強みだったものの、結果としてこういった事件を起こすような層も引き入れてしまったので、ここはいっそ高級路線にして質を高めましょう。
これは斬新なスタイルなのでは。
だから、それ「回らない寿司屋」のことや‼️
フルオーダーなのに、作り置きの冷めたシャリで提供されたときの虚脱感・・。
今回の一連の出来事はショックでしたが
一部のそんなこんなの輩たちというものは
この日本にもいてしまうのはしかたがないことです
ただ、それを乗り越えて行くのが
日本の多数派が支える日本の良識だと
感じます。
日本は多数派国民の良識に支えられているものの
テロリストはまずは放送局とメディアを狙うように
日本国民の寛容をいいことに、日本のメディアは
韓流脱糞派などのよこしまな勢力が
彼らの偏向報道の取り組みに勤しんでいます。
日本の最高帰還国会でも
THE小西議員(略称ザコニシW)さんが
不条理な暴れようをしていますが
迷惑系Youtuberといい
ザコニシさんとその支持者といい
日頃の生きザマからしても
選挙結果で明らかな多数派国民良識層とは
著しく距離がある人たちの他の先進国ではみられない
迷惑な動画や騒ぎ立てに対しては
厳しく当たるのが妥当なのだと考えます。
時代とともにチェーン店などの接客は変わると思います。
低価格の飲食チェーン店は、人手不足もあり接客側もお客側も外国人が増えていき、過剰サービスを省いて、デジタル機器を使ったそれなりの対応になると思います。
若い世代は、SNS発信で飲食店でも承認欲求を手軽に満たせますし
日本の慣習を理解しない海外からの労働移民者が増えれば、
飲食チェーン店も食品の安全を追求してアピールしなければお先真っ暗です。
でも、私の利用している「魚べい」はコロナ前から回らない回転寿司?ですが
安いし、それなりにおいしいので本当に満足です・・・。
コメント失礼します。
回転寿司行った事無いですが、衛生テロ(回転寿司以外でも多発している様ですが)の所為で大変なんですね。オープンキッチンで狭い店(従業員から客が視易い)なら少なそうですが…。
衛生テロで回転中止、ほとぼりが冷めたら回転復活というパターンなら、回天寿司という経営戦略になるんですかね?
そもそも寿司が回転するようになったのは多くのお客様にお手ごろな値段で寿司を提供するためでしたよね?機械でシャリを握れるようになった今日、注文制に変えても店を「回転」させられるということは、もはや生の寿司を回す必要性はないということです。
エンタメ性としては食品サンプルを回転させて「指さし注文」できるようにするとか、仮想空間や拡張現実で回る寿司を選ぶと本物が出てくるといったアイデアが今後出てくるんじゃないでしょか。
>仮想空間や拡張現実で回る寿司を選ぶと本物が出てくるといったアイデア
それめたばーすや!
客の回転率向上が凄いんじゃないですか!
お寿司が届くのが早くなりましたね、回転しないスシローになったら。
回転してくる寿司をあれこれ選べないので機械でさっさと注文してさっさと届いてさっさと食べてさっさと精算!
なんとまあスシローにいる時間が短くなったこと。。。これはなんか つまらない。
流れてくる寿司のなかから美味しそうな寿司とか、たまに
『おっ、これはネタがでかいぞ』
とかの楽しみがなくなってしまいましたね。。
お寿司が回転しなくなって客の回転率が早くなって空席が目立つようになって
『もっと小さい店で(狭い店)でやってけるな、回転寿司は』
と
独り言!(駅ナカとかに回転寿司が増えるかな?)
そうは言っても車社会の地方都市じゃ駐車場が必要だ。。。客の回転率が良けりゃ今までよりは狭くてすむかな?