ついにサンスポが「Colabo問題」を報道したが…
やっと、サンスポが報じました。すでにネット上では大いに話題になっていた例の「Colabo問題」を、大手メディア系列のスポーツ紙が報じたのです。ただ、それ以外のメディアは現在のところ、まだこの問題について大きく取り上げている形跡はありません。「暇空」氏のツイートを信頼すれば、東京都の住民監査請求結果が早ければ本日にも公表されるはずですが、果たしてオールドメディアの報道姿勢はこれで良いのでしょうか?
仁藤夢乃氏のColabo問題
東京都の事業の委託先である一般社団法人において、その会計報告や経費の使い方が杜撰であるとする疑惑については、当ウェブサイトでは昨年末の『東京都の監査委員が都の事業に対し「是正措置」勧告か』でも取り上げたところです。
その団体とは、仁藤夢乃氏が代表理事を務める「一般社団法人Colabo」です。
この疑惑、ツイッター上で「暇空茜」氏と名乗るユーザーが提起したものですが、昨年末に「東京都の監査委員が暇空氏の住民監査請求を認めた」と暇空氏が報告したことで、事態は新たな展開を迎えたのではないかと思います。
暇空氏のツイートの表示回数が凄い!
このあたり、現時点において「Colaboが東京都の公金を不正に使用していたに違いない」、などと現時点において決めつけることは避けたいとは思いますが、それよりもここで注目しておきたいのが、新聞、テレビを中心としたオールドメディアの限界と、ツイッターなどネットの威力の大きさです。
まず、これを報告した暇空氏の12月29日付の次のツイート自体、現時点において表示回数が2329万回(!)に達しています。
Colaboの不正会計疑惑について行った住民監査請求の結果全文です
ざっくりまとめ
2月28日までに
・遡って調べろ、不正があったら返金とかさせろ
・区分守らせろ
・こんなクソ報告書で通すな
・按分しろ
・他に流用すんな
・宿泊、給食費に上限つけろ
・ちゃんと指導しろ pic.twitter.com/lNW80SbO2G— 暇空茜 (@himasoraakane) December 29, 2022
大手新聞社のツイッター・アカウントが発信する平均的なツイートの表示回数が数千回から数万回であること(『産経が「ツイート表示回数」で読売、朝日、毎日を圧倒』等参照)を思い出しておくならば、これは非常に驚異的です。一個人のツイートが大手新聞社のそれと比べ、数千から数万倍も表示されているからです。
これは、少なくともツイッターを日常的に使用しているユーザーの多くが、トレンド欄などでこの「Colabo問題」を目にしている可能性が高い、ということでもあります。
ツイッターは国民の46.2%が利用しているのに…取り上げない大手メディア
この点、総務省が昨年8月27日に公表した『令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』【※PDFファイル】68ページによると、全世代のツイッターの利用率は46.2%とされていますので、少なくない日本国民がこの「Colabo問題」を何らかの形で「目にしたことはある」はずです。
この事件、ツイッター発・ネット発で会計不正疑惑が広まったという点も異例ですが、それ以上に「異常」なのは、大手紙がほとんどこの問題を取り上げていない点にあります。
日経、読売、産経、朝日、毎日、東京といった各紙、共同通信や時事通信、さらにはNHK、民放各局などのウェブサイトを眺めても、Colabo側の不正資金流用疑惑を取り上げた記事はほとんど見当たりません(Colabo側が暇空氏を訴えたなどの記事、あるいはColabo視点の記事ならいくつか見当たりますが…)。
ためしに主要紙とNHKのウェブサイトに対し、「Colabo」で検索をしてみると、次のような記事が見当たりました。
女性支援団体Colaboを「誹謗中傷」 投稿繰り返した男性を提訴
―――2022年11月29日 22時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より
ネットの中傷で「活動に危機」 少女支援「コラボ」の仁藤さん提訴
―――2022/11/29 20:28付 毎日新聞デジタル日本語版より
「『貧困ビジネス』と虚偽記述された」 少女支援の団体Colaboの仁藤夢乃代表が男性を提訴
―――2022年11月29日 21時34分付 東京新聞TOKYO Webより
売春の実態を告発「私たちは『買われた』」展 盛岡市で開催へ
―――2022年09月16日 17時39分付 NHK NEWS WEBより
(※読売、産経、日経については検索結果見当たらず)
どれも、今回の資金不正流用疑惑について記述したものではありません。
ついにサンスポが報じる
さて、暇空氏の昨年のツイートによると、東京都監査委員による報告書の全文は、すでに暇空氏には通知されたとのことですが、ちょうど年末年始休暇だったためか、東京都のウェブサイトの『住民監査請求結果(令和4年受付分)』のページには、本日午前10時半時点において、それらしき報告書はまだ見当たりません。
ただ、これに関連し、ついにメディアがこれを報じました。
SNS「Colabo問題」に注目集まる 東京都、1月4日に監査請求の結果を公式発表
―――2023/01/04 8:57付 Yahoo!ニュースより【サンスポ配信】
報じたのは産経系のスポーツ紙『サンスポ』です。
記事タイトルに「Colabo問題」とあるとおり、Colaboや仁藤氏の実名を出したうえで、暇空氏による東京都の住民監査請求が行われていたという事実に触れたものです。
サンスポは、次のように述べています。
「仁藤さん側が22年11月29日、デマや誹謗中傷を行っているとし暇空(氏)を提訴したが、12月28日、住民監査請求の結果が出され、監査委員はColaboの会計報告について『本件精算には不当な点が認められ、本件請求には理由がある』と暇空さんの不正会計の指摘が正しかったことを認めた」。
やっと、新聞社系のメディアがこの問題に触れました。ただ、報じたのは産経新聞そのものではなく、サンスポです。一種の「露払い」でしょうか?
なんだか釈然としません。
いずれにせよ、「イーロン・マスク改革」の結果でしょうか、ツイッター上では妙な「キュレーション活動」がなくなり、本来の威力を取り戻したのかもしれません。その結果、大手メディアが「報道しない自由」を行使し、「黙殺」しようとした「Colabo問題」も、隠しおおせなくなってきたのではないでしょうか。
いずれにせよ、本件については「Colabo問題」そのものだけでなく、これを取り上げようとしなかった大手メディアの問題も露呈したという意味において、まさに画期的な事件だったと言えます。
その意味では、この騒動も新聞、テレビを中心とするオールドメディアが社会的影響力を決定的に喪失していくきっかけになった事件として、後世に記憶されるのかもしれない、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
ネットを介して広く共有された「知識」が、報道という名の教会伽藍すなわちオールドメディアの情報伝搬能力を上回ってしまったという歴史的な事件になりそうです。画期とはこのことです。沈黙を続けるほどに報道機関の信頼性が棄損して行き、より多くがネットを重用するようになっている構図に気が付いているのでしょうか?
その構図、さすがに彼らも気付いてはいるんだと思いますよ。
ただ、オールドメディア側からは「どうしようもない」ので、
見てみぬフリをし続けるしかないのかと。
「間違いが一瞬で指摘される双方性のコミュニケーション」なんて
オールドメディアにとっては悪夢以外の何物でもありませんし、
「専門性の知識に基づいた正確な分析」なんてやっていたら自分達の望む
情報操作や世論誘導なんて出来なくなります。
なにより「責任を取らされる幹部や重鎮」は自分達の犠牲を前提とした
改革なんて絶対イヤでしょう。上が逃げ切る事しか考えていなければ、
”逃げきれない、時間が足りない”下も従うしかないのかと。
>見てみぬフリをし続けるしかないのか
精密反撃の時代ですからね、新聞記者「ごとき」に大きな顔はできなくなったのです。
はにわファクトリーさま
>沈黙を続けるほどに報道機関の信頼性が棄損して行き
オールドメディアのなかでは、オールドメディアが報道することで事実になります。つまり、報道していない以上、colabo不正会計疑惑なそ存在しないのです。だから,存在しない問題を報道しなくても、信頼性は棄損するはずがない。ということになります。もし、この問題で大物政治家(?)の責任問題になったら、オールドメディアが報道することによって(colaboとは関係なく)責任問題が現れたのです。
蛇足ですが、オールドメディアでは、住民監査請求の結果など、愚民に知らせるべきこと、と考えているのでしょうか。(もしかしたら、「どこまで小さな字を印刷できるか」の限界に挑戦するのかもしれません)
今回の件、「マスゴミ」が自ら滅びゆくプロセス中にいながら、な〜んもできないという証左ではないでしょうか。
報道したとして命綱であるはずのニュースバリューとして、
おそい(周月遅れ?)、不味い(てか有毒・有害)、たかい(有料で偏なモノ売るな!)
と三拍子揃うこと確定ですから、信用ゼロですよね。
にしても「マスゴミ」は「日本の公的資金(税金)効率的搾取スキーム」に密接にコラボしておきながら、今更どの面下げて「公平」に報道するのでしょうか。
いっそ最後まで「報道しない自由」を行使して「知らんぷりする」のが、ネット方面から突っ込まれずキズが浅いのでは?と愚考する次第・・・
さて、「マスゴミ」さんの報道内容はないよう・・・でなく如何に?
ゼヒ、売れる(視聴率よくなる)と考えますので、
「日本の公的資金(税金)効率的搾取スキーム」を追求する内容にしてくださいね♪
ツィッターが「国民の46%利用」は確かな
データではないと思います。
利用者データが、本人と一対一対応できるのか?
一人で何10個のアカウントをお持ちの人達
(レフト系やインフルエンザー系)が多くみられる感じがします。
一人で自作自演をして、批判されるとハッカー攻撃されたと
いいながら、自分で削除している人達もおります。
SNSの利用者数は、基本的に新聞社の新聞発行枚数と
同じだと思います。
SNS活動と実際の活動に乖離が多くみられますので。
本当の利用者は日本国民の5~10%程度かな?
(利用者の定義次第ですけれど。)
Twitter 投稿は当方はブラウザで目にしています。Twitter 登録利用者でないが毎日せっせとTwitter 情報を読み続けている人口は相当数いると思います。発言する気がないとこうもなります。
元記事で、
>12月28日、住民監査請求の結果が出され、
と
>1月4日にも、住民監査請求の結果が東京都から公式発表されるとみられ、
って住民監査請求の結果が2回出てくるように書いてるけど、
12月28日のは請求人への通知で、1月4日は一般への公表みたいな感じなのかな?
ちょっとよくわかんないのです♪
そのご理解で間違いありません。
が、まだ東京都のホームページには載ってませんね。
最速できょうなのかな。
参考までに桝添さんの監査結果はこんな感じ↓
知事専用車使用の経費返還 住民監査請求監査結果|東京都
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/07/20q7b100.html
トップページ > 都政情報 > 報道発表 > これまでの報道発表 > 報道発表/平成28年(2016年) > 7月 > 知事専用車使用の経費返還 住民監査請求監査結果
報道発表資料 2016年7月8日 監査事務局
素朴な疑問ですけど、colaboと岸田総理の息子に接点(挨拶をした)があれば、大手メディアは大々的に取り上げるのでしょうか。
大手メディア:自分たちに近い人への批判は「誹謗中傷」「虚偽」
自分たちと同じ主張する人は「知の巨人」「泰斗」
学術会議に推薦されなかった加藤陽子の著書を本屋で見かけた。帯に「近現代史の泰斗」だって。出版社見たら毎日新聞。出版時点でまだ60才そこそこなのに泰斗かよ。
朝日新聞が攻撃された「赤報隊事件」はもう25年たつのに毎年報道。
いったいどういう人たちなんだろうね。
ジャーナリストは聖職ですから、攻撃はおろか批判など加えられては決してならないのです。それが{神聖|真正}なる新聞記者と NHK なのです。
sqsq様
そういえば学術会議も謎ですね♪
政府からの干渉は受けたくない♪けど、政府の一機関ではいたい♪
って言ってましたね♪
自立せずに親元で三食昼寝付きで引き込もってるけど、親からの干渉は断固拒否みたいな♪
(;´・ω・) ハタラケヨ~
∑(;`∀´) ジタクケイビシテルノダ‼ ソンナコトヨリ,メシマダ~
蛇の道を登りながらこう考えた
箱を作れば長が要る
房が余れば部署が要る
兎角この世は住み易い
住み易さが嵩じると
易きに甘んじることになる
>「暇空」氏のツイートを信頼すれば、東京都の住民監査請求結果が早ければ本日にも公表されるはずですが、果たしてオールドメディアの報道姿勢はこれで良いのでしょうか?
良い、悪いというよりオールドメディアは皆様が書かれているようにダンマリしかできず、それ以上踏み込む能力はないように思えるのですが。どうせやがては紙の新聞の殆どの社が消え去る運命なので、こういう状況しかないと言うことかも・・・・・・。やがてオールドメディアはネットでの情報だけになるにしても、もう報道姿勢を正す能力はないように感じますが。
でも、ネットでの情報だけになったとき、どれだけのメディアが生き残れるのでしょうか。惰性で宅配を取っている人々はネットでの情報など見るのでしょうかね。
既存マスメディアとしては、公式発表を待っているという形で報道してないのでしょう。今までさんざん未確定・未確認情報でも報道してきたのに。
公式発表された後の報道具合に注目ですね。
公表されました。
https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/zyuuminkansa/zyuuminkekka/4/index.html
報告書全文もありました。
https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf
次は、東京都知事が会見で陳謝する番でしょうか。
小池知事、どうしますかね?
今さらですが、仁藤夢乃氏って「怪しさ夢ん中」ですね。K国の◯◯連に似てる気がする。「仁藤さん側が昨年11月29日、デマや誹謗中傷を行っているとし暇空茜氏を提訴したが、12月28日、住民監査請求の結果が出され、監査委員はColaboの不正会計があったことを認めた」とか。
やっと、新聞社系のメディアが報じましたが、サンスポですか(^^)?何で産経新聞社じゃないの?ま、いいけどやっと風穴を開けましたね。黙殺、報道しない自由なんて、もうできませんよ。コレでまた今年100万部減るな(爆笑)。
時事通信も報道したようです。
旧統一教会問題の教訓としては、国民の関心が少なくなっていくと、問題提起している側より問題提起されている側の方がヒトモノカネで上回っているので、問題提起をしている者や報じたメディアに圧力を掛け、問題をうやむやにし、まるで問題など起こしていなかったかの如く振る舞う事につながるので、関心を維持し、SNSなどでの発信を続ける事ですね。