琉球新報の西村博之氏に対する取材が前日に取りやめに
西村博之氏のツイートによれば、西村氏が琉球新報からの取材を受ける条件として、「言った、言わない」を避けるために配信しながら取材を受けることにしようとしていたようですが、琉球新報側の都合で前日になって急遽取りやめとなったのだそうです。この短いツイートから想像するに、やはりオールドメディア側は「情報の検証」を極端に嫌うのかもしれません。
情報の検証可能性
当ウェブサイトで以前からしばしば取り上げてきた論点のひとつが、「情報の検証可能性」です。
難しい言葉を使ってはいますが、言いたいことは要するに、「その情報が正しいかどうかを誰でも簡単にチェックできること」、です。
世の中の「報道」と呼ばれる情報には、基本的には次の2つの種類があります。
客観的な事実
どこの誰がどう報じても、だいたい同じような内容になる情報。
- 例文①「2022年9月27日に故・安倍晋三総理の国葬儀が行われた。」
主観的な意見
それを報じる人によって、真逆の内容になり得る情報。
- 例文②「日本の外交を大きく変えた安倍総理の功績に照らし、国葬儀が行われるのは当然のことだ。」
- 例文③「もり・かけ・さくらなどの問題を発生させた安倍晋三の国葬儀は行われるべきでなかった。」
例文①は、だいたい誰がどう報じても同じ内容になるはずです。人によっては「2022年」ではなく「令和4年」を使うかもしれませんし、「安倍総理」ではなく「安倍元首相」などと表現する人もいると思いますが、その構成要素はほとんど同じでしょう。
しかし、例文②と例文③は、どちらも実際にウェブサイトで見かけた内容をアレンジしたものですが、同じ出来事に対して真逆の結論を述べているという点に注目してください。どちらが正しく、どちらが間違っているかについては、これを読んだ個々の読者が判断しなければなりません。
結論しか述べないオールドメディア
ただ、このように書くと、新聞、テレビといったオールドメディアにどっぷりと浸かってきた人からすれば、違和感があるかもしれません。オールドメディアは得てして「結論」しか述べないからです。これが「主観的意見と客観的事実の混同」という事象であり、とくに左傾メディアにその傾向が見られます。
『玉川氏は結局降板せず:テレビ朝日は「逃げ切り」図る』を含め、何度となく当ウェブサイトでも取り上げてきた「玉川問題」についても、結局、玉川徹氏は明確な根拠を示さず、「電通が菅義偉総理の弔辞作成に関与している」かのごとく発言したというものです。
これは「客観的事実」、「主観的意見」というフレームワークで見ると、そもそも「客観的事実」の部分でウソをついていたという問題です。「主観的意見」の部分で対立するのはやむを得ないのですが、「客観的事実」の部分でウソをつくのは、視聴者を騙しているという意味で、極めて深刻です。
ウェブメディアの思考実験は「情報をできるだけ透明にすること」
そして、当ウェブサイトを運営している趣旨も、結局のところは「情報をできるだけ透明にすること」をどこまで実践できるか、という思考実験のようなものです。
当ウェブサイトの場合は可能な限り、議論の「出発点」を明らかにするように努めているつもりです。
たとえばどこかの新聞、テレビ、雑誌などの報道が議論の出発点だとすれば、その記事のリンクを可能な限り示したうえで、その記事に対して考察を加えていく、という作業を行っているのです。
こうすることによって、当ウェブサイトで出てくる「結論」については、読者の皆様においても適宜検証していただくことが可能であるはずです。また、当ウェブサイトで引用した記事が結果的に誤っていたということもあるのですが、その場合であっても、議論の出発点が明らかであれば、その結論を検証するのも容易です。
ただ、こうした「情報の透明性」を極端に嫌う業界があるとしたら、それはやはりオールドメディアではないでしょうか。
西村氏への取材が前日に取りやめに
こうしたなか、ツイッターで昨日、興味深いツイートを発見しました。
かねてよりお伝えしてましたが、琉球新報から取材依頼があり、金曜日の19時配信予定でした。
某メディアがおいらが言ってないことを言ったと報道したので、「言った。言わない」を避けるために、配信しながら取材をする形で進んでいたのですが、琉球新報側の都合で前日ですが取りやめになりましたー。
— ひろゆき (@hirox246) October 20, 2022
『2ちゃんねる』創始者としても知られる西村博之(ひろゆき)氏が昨日ツイートした内容によると、西村氏は琉球新報から取材の依頼を受け、「言った、言わない」を避けるために、配信しながら取材を受けるかたちにしようとしたところ、「琉球新報側の都合で前日に取りやめになった」というのです。
これは非常に興味深い現象です。
もし西村氏が琉球新報から取材を受けているシーンが動画サイトなどに残ってしまうと、琉球新報が記事にした内容については、私たちのような一般人であっても、容易に検証できてしまうでしょう。西村氏のツイートが正しければ、琉球新報は、おそらくはこれを嫌ったのではないでしょうか。
そういえば、オールドメディアの報道を見ていると、やはり「一次ソース」を開示していないという事例を、結構な頻度で見かけます。一次ソースを明らかにしないのは、なにかやましいことでもあるのでしょうか。
一般人が検証できる時代
そういえば、当ウェブサイトでは国際決済銀行(BIS)や国際通貨基金(IMF)、日本銀行、官庁などの統計データを直接入手・加工して分析することもあるのですが、このような活動をしていると、ときどきおかしなことが発生します。
『共同通信、国際決済銀行の統計資料をかなり遅れて報道』でも取り上げたのが、当ウェブサイトに掲載したのとまったく同じ話題を、共同通信が約1週間遅れで報じた、という椿事です。
これなど、一般人がインターネットだけを使って入手した情報が、大手オールドメディアが報じる内容とさして変わらないものもある、という証拠でしょう。
その意味では、このインターネット時代、「情報の検証」を嫌うオールドメディアにとっては、じつに息苦しい時代になったのかもしれませんが、私たち一般人にとっては得られる情報の質が劇的に上昇したという意味では、歓迎すべき話であるように思えてならないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
素朴な疑問ですけど、テレビの取材を受ける時に、取材を受ける側がカメラをもって、インタビュアーやカメラマン側を撮影することが取材を受ける条件にした場合、テレビ局側はどうするのでしょうか。言った、言わないを避けたい政治家が、言い出しそうです。(取材を受けたくない政治家が、利用するかもしれません)
政治家ではなくとある専門家がTVの取材を受けるにあたり、意図的な編集や切り取りを避けるために似たような条件を出したところ、TV局側がオファーを取り下げたという事例をつい最近見ました。
放送される内容と、実際に行われたやり取りに齟齬があることを証明できるソースを撮られるのを嫌ったのでしょう。
遅いコメントですが。
行橋市の市議会議員である小坪しんや氏が、議員として取材を受ける場合はそういう条件を付けてたと思います。つまり、取材を受ける側も相手を取材するような状態です。
確か取材相手に対し、身分を明かして顔出しでだったかと。
どうしてそういうことになったかというと、確か過去に本人が言ってない事を言ったかの様に報道されるという被害にあったことが原因だったかと。
名目としては、議員として取材を受けるのであれば、議員活動として有権者に報告する義務があるという事で、取材されている様子を録画し、独自に動画などで公開されています。
この条件を飲めない場合は取材を受けていない様です。また、この条件を突きつけられたら取材を断念するマスコミも結構あったみたいです。
今でも変わっていないのかまでは分かりませんが、小坪氏が自身のサイトを公開しているので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
「取り調べの可視化」に賛成している相手なら有効かも。
なお、琉球新報は取り調べの可視化を主張している模様。「言った言わない」はひろゆき氏の主張そのままです。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/prentry-227253.html
さっきの記事を今回の事案にあてはめて、エセ論説が書けてしまいそう。
10年くらい前ネットメディアが注目され始めた頃ですが、こんな例があったのを思い出しました。
「TBSが取材にやってきた」 ~岩上安身によるインタビュー 第85回 ゲスト TBSキャスター・金平茂紀氏 2011.1.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/132
TBSの報道特集から、岩上安身に「政治とメディア」をテーマに取材の申し込みがありました。この動画は、取材にくるTBSをそのまま取材してしまおう!という企画です。
今ではああなってしまった岩上安身氏ですが、オールドメディアへの不信感は確かでそれを金平にぶつけるインタビューです。糠に釘。この頃はまだ、オールドメディアにも強者の余裕があったと思います。
このインタビュー映像の外ですが、TBSを取材したIWJ側の映像の中で金平自身が「ネットメディアを取材するんだからこのスタイルは受け入れないと」的なことを言っていた記憶があります。
この言葉からは「普段はそんなことやらねーよ」という意味に捉えましたけどね。
今まで何人の政治家が「切り取り」の被害にあってきたか。
私が政治家なら外出時にボイスレコーダーを身につけ、一日の終わりにその日の録音をPCに保存する。ハードディスクに4-5年分保存できるのではないか。
私の持っているボイスレコーダーはUSBがついていて簡単にPCに保存できる。
sqsq さま
>私が政治家なら外出時にボイスレコーダーを身につけ、一日の終わりにその日の録音をPCに保存する。ハードディスクに4-5年分保存できるのではないか。
そんなことをすれば、オールドメディアは「言論の自由への侵害だ」と騒ぐのではないでしょうか。(それがブームになったら、「メディア取材中に取材される側が録音録画することを禁止する法案をつくれ」言い出すのではないでしょうか)
全世界の公開されている場で議論をふっかけてしっかり敗北して敗戦処理に必死になることがしばしばあるひろゆきですが、隠蔽したり卑怯な仕込みをしたりの連中よりよほどきよきよ…じゃなかった清々しいですね。
本件では「都合の悪くなった琉球新報が逃げた」などとは言わずに「取りやめになりましたー。」と事実だけ綴っていますが、「事実を出すだけで困ってしまう」ような方々の扱いが上手いですね。事の発端(ログボ座り込み)がまさに「事実を出しただけ」ですし。
玉城デニーのコメントに対してひろゆきの「事実陳列罪で怒られました」という返しは面白かったw
毎度、ばかばかしいお話しを。
玉城デニー氏を不快にする事実を公開すること自体が罪である。
これって、笑い話ですよね。
もしかして、ひろゆき氏はアクセス数を稼げるキラーコンテンツを見つけたのではないでしょうか。
もはや
ひろゆきさん一人をどうこうして大勢が揺らぐことはないのですが、
政治に関係ないサイトでも
頻繁に取り上げられるくらい、
むしろ傷口を広げることになるのでは、
日本には
恥の上塗り、
という言葉がありますけど、
言い訳に言い訳を重ねる?、
はて?
あちらの国の常套手段ですね?。
新聞社が、生配信という Fact を恐れてどうするのかと。
Fact を示していくのが役目なのに。
毎度、ばかばかしいお話しを。
新聞社:「新聞社のfactだけが、本当のfactである」
誰か、笑い話だと言ってくれ。
WindKnight.jp様
Factは無限に存在します。
南国を見れば解るように、3人いれば
100のFactが出来上がります。
どれがFactかどうかは、どのFactが
自分の利益になる場合に限ります。
それ以外は、関係の無いFactになります。
今回の琉球新報を含め、インタビュー時と
新聞発行又は記事配信時に表現や言っていない
言葉が入る事は周知(羞恥)の事実です。
切り紙細工よろしく、自分達の妄想を
含めて報道するのが、新聞の正しいありようです。
ちょろんぼ さま
>Factは無限に存在します。
ということは、(日本国内だけでも)朝日新聞と読売新聞で別のfactが存在し、取材する方とされる方とでは別のfactが存在し、朝日新聞と我々では別のfactが存在する、ということですね。ということは、ファクトチェックは無意味になります。だから、オールドメディアはファクトチェックをしていないのですね。
新聞記者に壁がある。ファクトを越えることができない想念の壁、語感の壁だ。
コメント失礼します。
マスゴミが好きな生はディレイ(遅延送出システム)放送でしょうから、修正の利かない配信や放送からは逃げるでしょうね。
有名人が事実と正論を示すだけで負ける反日連中。誰かが言ってた、
「活動家は専門家に強く 専門家はひろゆきに強く ひろゆきは活動家に強い」
http://2chcopipe.com/archives/52157917.html
は蓋し至言である。ひろゆきにはこれからも反日狩りで点数稼ぎして欲しいです。日本国の役に立ってる間は支持します。
最近のひろゆきはエグい攻めを見せている。
・統一教会
・沖縄反基地運動
・韓国への無意味な譲歩
・後期高齢者の胃ろう
・琉球新報の取材
統一教会を除いてすべて左派勢力にとって都合が悪いらしい。
必死になってひろゆきを口撃している。
これは政治家が述べたら大炎上になること。
それをひろゆきは意にも解せず発信している。
ひろゆきにはひろゆキッズという小中学生のコアなファンがいる。
普段彼らが興味もないであろうことをひろゆきにより理解することになる。
是非はともかくこの影響力は無視できない。
ひろゆきが日本をよい方向へ導いてくれることを望む。