ついに立憲民主党の議員が、「予算」委員会で大臣に対し、「(旧)統一教会の信徒か」と問いただしたのだそうです。憲法で保障されている信教の自由に踏み込んだ質問を投げかけるのは非常識ですが、こうした報道を読んだ直後に福井県立大学の島田洋一教授の「日本の立憲民主党ほど、品性下劣な芸能レポーターに類する議員ばかり揃えた政党は、先進国にはない」とするツイートを読むと、深く頷かざるを得ないのです。
目次
MKSの次は統一教会問題
「もりかけさくら(MKS)」の次は「統一教会問題」です。
日本のメディアも野党もずいぶんとスキャンダルが大好きなようですが、この未曽有の国難にあって、最大野党である立憲民主党の議員らも、この「統一教会問題」をずいぶんと追及しているようです。
「統一教会問題」が浮上したのは、もちろん、今年7月8日に安倍晋三総理が選挙演説中に暗殺された事件が契機です。この事件で犯人は「統一教会」と供述した、などと(おそらく奈良県警が)メディアにリークしたためか、新聞、テレビなどのオールドメディアが「自民党と(旧)統一教会との関係」を相次いで報道。
これにより、「(旧)統一教会が自民党の集票を手伝っていたに違いない」、「自民党と(旧)統一教会はズブズブの関係にあったに違いない」、といった「疑惑」が浮上したものです。
もちろん、(旧)統一教会が関わっていたとされる霊感商法などの反社会的行為については許されるものではないでしょうが、ただ、それと同時に安倍政権時代に霊感商法被害が激減したことについては、『今度は「統一教会ブーメラン」が立憲民主党に発動する』でも紹介したとおりです。
今度は(旧)統一教会問題で強烈なブーメランが発動したようです。立憲民主党は昨日、(旧)統一教会と何らかの関わりがあった議員が14人いたとする調査結果を公表しました。想像するに、ネット上などで立憲民主党議員と(旧)統一教会の関係を指摘するサイトが増加したことで、同党としても隠しおおせなくなった、といったところが実情ではないでしょうか。2022/08/24 15:00追記本文中に誤植がありましたので修正しております。なお、一部のコメントが非表示となってしまっていますが、これについては順次、手作業にて修正を予定して... 今度は「統一教会ブーメラン」が立憲民主党に発動する - 新宿会計士の政治経済評論 |
いずれにせよ、追及する側が論点も明らかにせず、確たる証拠も示さず、次から次へとゴールポストを動かしながら追及するというパターンは、「MKS」そのものです。新聞、テレビなどのオールドメディア、あるいはスキャンダル追及に特化した特定野党の皆さんが喜んで飛びついたのも当然と言えるでしょう。
(※もっとも、正直、この「疑惑」がここまで大々的な「スキャンダル」(?)に発展した理由も、岸田文雄・現首相のハンドリングが極めて稚拙だったからではないか、というのが著者自身の仮説ではありますが、この点については余裕があれば別稿にて議論したいと思います。)
打越さく良氏、「予算」委員会で山際大臣に「信者か?」と尋ねる
こうしたなか、昨日は立憲民主党の打越さく良参議院議員が予算委員会で山際大志郎経済再生担当相に対し、「旧統一教会の信者かどうかをただす」発言を行ったことが話題になっているようです。
立民・打越さく良氏、国会審議で山際担当相の信仰をただす 参院予算委で質問
―――2022/10/19 15:28付 産経ニュースより
産経ニュースは「『信教の自由』は憲法で保障されており、国会審議の中で個人の信仰に関する質問が出るのは極めてまれだ」、などと指摘していますが、「極めてまれ」という抑制的な表現ではなく、もっと端的に「非常識だ」と指摘して良い論点でしょう。
正直、「良識の府」とされる参議院の、しかも「予算」委員会の場で、最大野党の国会議員が個人の信仰を問いただすという行動自体、打越さく良氏の質問がいかに異常であるかを、私たち国民はしっかりと認識した方が良いと思います。
もちろん、「(旧)統一教会」という組織自体の反社会的な行為などについては別途問題視しても良いと思いますし、それらの組織が発生させた問題を立法措置で解決し、被害者を救済することを議論するのは正当な行動です。
しかし、さすがに「あなたは(旧)統一教会の信者ですか?」と聞くのは、異常です。
島田教授のつぶやき
そして、こんな記事を読んだ直後に福井県立大学の島田洋一教授のこんなツイートを見ると、深く共感してしまいます。
島田氏は「日本の立憲民主党ほど、品性下劣な芸能レポーターに類する議員ばかり揃えた政党は、先進国にはない」、「よくこれだけ粗悪品ばかり集められたものだ」とツイートしたのですが、これに対しては一般のツイッター・ユーザーからこんな趣旨の反応も出ています。
- 統一教会って安全保障より大事なんですかね?
- 質問のネタを週刊誌から取って質問するワイドショーコメンテーター
- 残念ながらこれが現実。国民一人ひとりの意識を高めない限り解決しない問題です
- 名古屋焼肉屋事件。あそこまで品性下劣な事件はないと思います
…。
最後の「名古屋焼肉事件」とは、『立憲民主党「脱糞疑惑」続報が参院選後に出てきた理由』などでも取り上げた、例の「脱糞疑惑」のことでしょうか。
参院選後に意外な話題が出てきました。例の「脱糞疑惑」に続報が出てきたのです。週刊ポストの報道によれば、今年5月に愛知県内の高級焼肉店で発生した(と報じられた)「立憲民主党関係者脱糞疑惑」では、愛知選挙区で当選を果たしたばかりの斎藤嘉隆参議院議員が同席していたというのです。「もりかけ・さくら」で「疑われた側が説明責任を果たさねばならない」とする姿勢を堅持してきた立憲民主党こそ、本件で徹底的に説明責任を果たさなければなりません。2022/07/25 16:00追記敬称が抜けていましたので修正しております。また、... 立憲民主党「脱糞疑惑」続報が参院選後に出てきた理由 - 新宿会計士の政治経済評論 |
結局は有権者の意識が大事
いずれにせよ、結局のところ、立憲民主党問題、野党問題を解決するためには、私たち有権者一人ひとりが意識を高め、「自分が投票できるすべての選挙で必ず投票する」、「少しでもマシな候補者に投票する」の2つの行動を繰り返す以外に方法はありません。
有権者が賢くなれば、(与野党を問わず)粗悪な議員は選挙で(少しずつ)落選していきますし、よりマシな議員が(少しずつ)増えていきます。これを繰り返す以外に方法はないのです。
普段から申し上げているとおり、選挙とは寂れた食堂街で食事をするようなものです。
高くて不味い自民党食堂に入るか、高くてろくに料理も出てこない立憲民主党食堂に入るか、あるいは高いだけでなく毒物を出してくる日本共産党食堂に入るか、という選択を、有権者としては繰り返していく以外に方法はありません。
もちろん、その寂れた食堂街に近い場所(=日本)を出て、遠く離れた郊外の商業施設付近(たとえばシンガポール)に移住する、という選択肢もないわけではありません(そのようにしたければどうぞ、としか言いようがありませんが…)。
しかし、一人ひとりの有権者が少しでもマシな候補者に票を入れ続けること、納得がいかない新聞の購読は止めること、納得がいかないテレビ番組は視聴しないこと、を徹底することによって、それが大きなうねりになり、やがて社会を良い方向に変えていく原動力となるのです。
最近の選挙ではどうなっているのか
幸いにして、最近の選挙では、立憲民主党の準主力議員らがチラホラ落選し始めています。
最近だと昨年の衆院選で辻元清美氏が落選しましたし(※今年の参院選の比例で当選)、黒岩宇洋、今井雅人、川内博史の各氏といったスキャンダル追及型の「論客(?)」もいなくなりました。
立民「論客」相次ぎ落選 「批判だけでは支持されず」
―――2021/11/1 20:42付 産経ニュース
さらには今年の参院選でも、立憲民主党は獲得議席を減らしており、とくに比例区では獲得議席も7議席にとどまっています(『過去7回分の参院選比例で振り返る「民主党系の凋落」』等参照)。
ふと気になって、参院選の比例代表における各党の獲得議席について、過去7回分を調べてみました。その結果、非常に明白にいえる傾向があるとしたら、それは「民主系」、すなわち民主党、あるいはその民主党の流れをくむ民進党、立憲民主党などの凋落が明白であるということであり、自民党が3分の1強でほぼ安定しているという点です。参院比例分析・サマリー 凋落傾向にある政党は、立憲民主党、社民党、日本共産党、公明党 自民党は過去4回、毎回の選挙で3分の1強を獲得し続けている 日本維新の会が伸びる反面、国民民主に加... 過去7回分の参院選比例で振り返る「民主党系の凋落」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
これに加えてかつて民進党時代に代表まで務めた謝蓮舫(あるいは村田蓮舫、齊藤蓮舫)氏も、東京選挙区で当選したものの、獲得票数は670,339票で1位ではなく4位での当選となりました(1位は自民党の朝日健太郎氏)。
新聞、テレビなどのオールドメディアがあれだけ自民党にネガティブな報道を続けているにも関わらず、それでも自民党は2012年12月の衆院選以降、大型国政選挙を8回連続で制しているという事実は、やはり重みがありますし、有権者の意識も少しずつ変わってきている証拠だと思うのですが、いかがでしょうか?
オマケ:(旧)統一教会と当ウェブサイトはズブズブの関係です
さて、突っ込まれる前にいちおう言及しておきますが、野党・オールドメディアの理論に従えば、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は、「(旧)統一教会」とズブズブの関係にあります。なぜなら、当ウェブサイトの記事が、同団体の関連サイトである『vpoint』なるサイトに転載されているようだからです。
というよりも、当ウェブサイト側としては、「当ウェブサイトに掲載される記事は出所さえ示していただければ無断で引用・転載していただいて構わない」と宣言しており(『引用・転載ポリシーおよび読者コメント要領』等参照)、おそらく『vpoint』側もそのルールに準拠して転載しているのでしょう。
これで当ウェブサイトも立派な「(旧)統一教会関連団体」(?)です(「野党・オールドメディア基準に従えば」、ですが…)。
ちなみに当ウェブサイトの記事の転載自由というルールについては、べつに『vpoint』だけでなく、それこそ『2ちゃんねる』であろうが、『赤旗』であろうが、『朝日新聞』であろうが、『タス通信』であろうが、『朝鮮中央通信』であろうが、どのサイトであっても等しく適用されます。
(※実際、当ウェブサイトの記事は『vpoint』以外にも、『2ちゃんねる』や『5ちゃんねる』に転載されることもあるようです。)
また、転載される記事については『vpoint』側が勝手に選定しているようであり、残念ながら原稿料もこれまでに1円たりとも支払われたことはありませんが、これも「最低限のルールを守るなら勝手に転載してくれて構わない」とする当ウェブサイト側のルールに従ったものでもあります。
さらには『某ウェブ評論サイトからの不可解な転載依頼とその顛末』でも触れたとおり、某大手ウェブサイトから「無料で転載させてほしい」という依頼があったという事件も興味深いところです。
誰でも情報発信できるインターネット時代が到来したためでしょうか、当ウェブサイトのコンテンツについても転載依頼がときどき来るようになりました。ただ、そうした転載依頼のなかには、どうも首をかしげてしまうようなものもあるようです。こうしたなか、とあるウェブ評論サイトから、当ウェブサイトのコンテンツを「オリジナルとして転載させてほしい」という依頼が来ました。だれでも情報発信できるネット時代普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、インターネットが出現する前であれば(あるいはネット環境が普及する以... 某ウェブ評論サイトからの不可解な転載依頼とその顛末 - 新宿会計士の政治経済評論 |
欲をいえば、ちゃんとしたメディアからの有料での原稿執筆依頼などの仕事があると、大変うれしいのですが…。
View Comments (36)
毎度、ばかばかしいお話しを。
ワイドショー議員の立憲としては、ワイドショーが裏取り取材をしていないことがばれると困るんだって。だから、玉木徹コメンテーターが降板することに反対なんだって。
これって、笑い話ですよね。
すみません。追加です。
まさかとは思うのですが、立憲の議員は、落選後にコメンテーターとなるために、国会で就職活動をしている、ということはないですよね。
しかし立憲の議員はレベルの低い質問をしますね?
ふと、思ったのですが、(立憲に限らず)議員の最大の心配事は、落選したら、その後、どうするか、ではないでしょうか。
すみません。補足です。
(立憲に限らず)特に一年生議員は、再選できなかった場合、どうするのかが、最大の心配事ではないでしょうか。
もし国会討論で、「そのワイドショーからの情報は、裏取り取材されているか分からない」と答えられたら、立憲は、何て言って批判するのでしょうか。
玉(川)徹ですよね?玉木とあって、ン?と思った・・・(済みません。下品。。)
立憲共産党の顔は芸能人の謝蓮舫さんだから、テレビとの付き合い方を十分心得てるんじゃないかと思います。ブーメランなんて気にしないタフな厚顔。
打越さく良「あなたは(旧)統一教会の信者ですか?」
辻元清美「うちはセメントいて〜(泣)」
打越さく良に森裕子。
新潟県選挙区選出ですが、柏崎刈羽原発再稼働反対で当選したと思ってます。
今年の参議院議員選挙で連合に配慮したのか、再稼働反対を声高に主張しなかった森裕子は落選しましたが、次回の参議院議員選挙では全国区から立候補するとか。
新潟県選挙区民として、申し訳なく思ってます。
実際の法律は役人が作りますが、広い意味では国会議員は法律を作るのが仕事です。
国会の報道とは本来、審議中の法律についての審議の内容や、その法律の施行によって世の中がどう変わるか、という内容になるべきと個人的には考えます。
来年秋以降、たて続けに大きな法律の改正があります。
「インボイス制度」と「電子帳簿保存法」です。
この改正をきっかけに、世の中が大きく変わるはずですが、これらの改正に関する審議中の報道は記憶にありません。
実際の報道はMKSだったのでしょうか。。。
国会議員もオールドメディアも。。。本当に情けないかぎりです。
いっそ、違憲の疑いが濃厚な質問であると言ってもいいと思っています。
立民などの特定野党諸氏が自分たちの都合のいいように「立憲主義」という言葉を濫用しているので、違憲だと言ったら顔真っ赤にして騒ぎ立てるのは明らかですけどね。
立憲主義?
はて、国民が困っている憲法内容の改正など一度もやったことが無い筈ですがね。
そもそも改憲協議の場を足蹴にしてきたのが立憲脱糞党とその前進の党ですし。
島田洋一先生のツイートですが
『日本の立憲民主党ほど、品性下劣な芸能レポーターに類する議員ばかり揃えた政党は、先進国にはない。よくこれだけ粗悪品ばかり集められたものだ』
これ、こう言ってはなんですが、お隣の『共に民主党』に親和性が非常に高い方々だと思いますね。やはり私達有権者は『まとも』と思われる人を選ばないとあきませんね。
一之介さま
実際に意気投合している議員がいるそうです。
立憲民主党の太 栄志(ふとり・ひでし)衆議院議員です。
Twitterに投稿していた文章を一部引用します。
>韓国に到着し、PCR検査と宿泊施設での結果判明待ちの待機を無事終え、最初は進歩系最>大野党「共に民主党」の若手議員との面談。
>若手同士、日韓関係改善めざし意気投合しました。
全文は此方で確認をして下さい。
https://twitter.com/h_futori/status/1564751474978344960
統一協会問題で自民党を追及して居る陣営は何が論点なのかズレているというか、お分かりになってない様な気がします。それは韓国由来のカルト宗教で、韓国にカネやヒトを日本から送り込む鬼畜の様な役割を果たした組織だと言う事。そしてこの教団だけが突出してそうだったのでは無く、何かと日本から自国にカネを持ち帰る、日本人を洗脳して貢がせる、そう言う習性は実は韓国全体に広く存在して居ると言う事。その際日本人の側のぼんやりとした贖罪意識に食いつき、それをテコにするのだと言う事。そんな組織と戦ってくれる日本の代表みたいに目されて居たのが安倍晋三さんであったと。そうした落差にショックを受けて安倍さん、或いは自民党へのイメージ悪化と言う構造。つまり根底には韓国の日本への一方的な食い込みが、日本からカネなどをむしり取る許し難い詐欺や脅迫である事が広く日本人に知られて来た事が大きいと言う事。
これを幾らほじくっても【知れば知るほど嫌いになる】日本人の対韓意識の反発や恐怖感、敵対視は増えこそすれ減る方向には向かわないと言う事です。またFOIPやクワッドなど安倍晋三さんの主張した国際関係の路線も安倍晋三不在のまま間違いなく進展していきます。国防予算の増額も、ウクライナ戦争を見据えた上の原発再稼働の動きも、揺らぐ事なく進む事になるでしょう。統一協会(勝共連合)が結構旗振り役になって居たスパイ防止法も統一協会は身動き出来ず不在でも今後何らかの形で実現する様になる事でしょう。皮肉なものです。
一層の事、韓国への送金をについては、ある程度規制をかけることにします!というと立憲共産党の方々は静かになるのではないでしょうか
元日本共産党員名無し さん
同意です。
あと、新宿会計士さんは『信教の自由』で思考停止しているとしか見えないです。
いわゆる日本軍慰安婦問題にしろ自称徴用工問題にしろ旧統一教会問題にしろ、日本側のぼんやりした対韓贖罪意識につけ込んだ被害者コスプレ商法であり、日本社会から其れらを排除していく事が『戦後レジームからの脱却』なのに、新宿会計士さんは其れを理解出来ていないか、理解したくないように見えます。
旧統一教会問題の根っこは、『信教の自由』の問題では無いです。
私は、未だに「安倍ロス」に悩む人間ですが、旧統一教会については許せない、という思いが強いですね。
従って、現行の宗教法人法での解散請求をするべきだ、でも所管の文化庁宗務課が後ろ向きで、現実的には難しいのかもしれないな、と感じておりました。ところが、17日の質問権行使による調査指示、そして昨日の裁判所に解散命令を請求する要件に「民法の不法行為も入り得る」との解釈変更で、大きくハードルは下がった、岸田首相は「解散請求」へ腹を固めたんだろうな、と考えております。世論が国会を、そして政府を動かしたんだ、とも感じております。
山際大臣も情けない限りですよね。2016年にネパールまで行って、スピーチしたか「記憶にない」、そんな健忘症か認知症が疑われるような人を、大臣にしておいていいのか、と思います。ただまあ彼は選挙が弱いので、放っておいても、次回の総選挙で、川崎市高津区・宮前区・中原区の皆さんが落してくれるでしょう。
ただ、統一教会がどうして教祖の出身である韓国より日本で多数の信者を獲得できたのか、ということについては、「日本人の対韓贖罪意識を利用したから」(産経新聞の黒田論説委員)との指摘に同感しますし、それを助長した朝日新聞の世紀の大誤報につき、今回誰も言及しないことに、憤慨しております。
植民地支配は、今となれば決して褒められることではありませんが、当時の常識としては、後発の日本が欧米列強に追いつくためには、他の選択肢はなかったんだ、ということを、もう少し、社会に広めるべきだと、考えます。
taku さん
川崎市って『歴史を隠れ蓑にした対日レイシズム』に屈した『良心的日本人』の市だから、旧統一教会とねんごろな仲の瀬戸際大臣は落選しないかもですね。
統一教会問題に関しては左だけではなく右の、いわゆるB層が釣られて取り留めない問題になっていますね。
信者公称60万人の新興宗教が及ぼせる政治的影響力などたかがしれてるでしょうに…
これが問題というなら立正佼成会とか幸福の科学はどうなんだってことになります。勿論創価学会も。
そもそも事実を基にした話が全く出てなくて魔女狩りと思い込みがあふれた話で、今の混迷する社会情勢を国会で解決する妨げになっているのに皆何とも思わないんでしょうか。
…きっと、多数は思わないんでしょう。残念です。
まんなっかさま
>信者60万人の
日本共産党の党員はMAXで60万人になった事ありません。たかがと言う訳にはまいりません。あと不思議なのは日本に上陸したはじめの頃の統一協会は教団日本支部の構築に決定的に人的リソースが足りなかったらしく、立正佼成会から組織中枢の実務に長けた幹部を大量に移籍して受け入れたとあります。いやいやいや。立正佼成会なら立正佼成会で、幹部になって組織実務畑を担って来たともあろう有能な人々が、誰に命じられたかは知らないが、よくもそんなある日突然立正佼成会から統一協会の組織実務に鞍替えして、それなりに機能できたものだ。忠義建てなんて無いものなのか?と。
もしも敵対的な引き抜きだったとしたなら普通は立正佼成会側は幹部引き抜きに危機感を持ち、何十年経っても統一協会を敵視して、教義に加えて呪うのでは無いか?それもあまり聞いたことがない。不思議。
元日本共産党員名無しさま
茶請け様の「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」でも立正佼成会が統一教会へ幹部を送り込んでいたという事を何度も指摘していました。
立正佼成会と言えば立憲民主党の支持団体ですし、同党が統一教会と繋がりがあるのも必然だと思います。
しかし、立憲民主党は「自由民主党が統一教会との関係を説明をしないから。」と言うつまらない理由で、自党の党員と統一教会との繋がりを公表しないと言い切ったのです。
然もそれを言ったのが、統一教会系の新聞「世界日報」の紙面にも登場した事のある岡田克也幹事長ですから、「厚顔無恥」としか言いようがないですね。
参考記事
旧統一教会と立憲民主党地方議員に接点判明 岡田幹事長は詳細を非公開に「10人未満、それ以上の詳細は自民党が調査しないので控える」 KSL-Live!
https://ksl-live.com/blog54850
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=R9et63fD2l8
こういう謎論理が許される事自体おかしいと思います。
マスコミも立憲民主党を甘やかせ過ぎている事や、統一教会問題については実の所、自由民主党の事をどうこう言える立場ではないので、此の儘「なかったこと」にして放置しておきたいのでしょう。
nanashiさま
> 立正佼成会は立憲民主党の支持団体
時系列を飛び越えてはいけません。今がそうであるとかの問題では無い。日本にやって来た韓国人「旅行者」か密入国者か数人のカルト集団が【何者かの強力な援助を受けて】ある日突然既存の日本の新宗教団体の実務に長けた中堅幹部を大量に「入信させ」てそのまま翌日から実務を担う、全国組織と財政を構築する、ルール作りも日本の実情に応じて決めてゆく。こう言う動きはおそらく1960年代70年代の話。その当時に立憲民主党は存在しません。日本社会党でしょうか?民社党でしょうか?いいえ。この辺りの事を立憲民主党に責任を負わす事は出来ません。
統一協会側にずば抜けたスカウトが居たのか、裏取引があったのか、その裏取引に強力な仲介者が居たのか、立正佼成会の当時のトップの人が実務を担う幹部の「弟子たち」を何かの意図で差し向けたのか? それは「一時的出向」ではなく結局片道切符で統一協会に骨を埋める事になるのですが。
素直に外形的に観るなら言われて居る岸信介氏や笹川良一氏などが強力な仲介者、口利き役を買って出て、何かの恩を売って立正佼成会側が虎の子の実務幹部を差し出したと考えるのが一番合理的では無いでしょうか?
立憲民主党がいかにも政治センスがないなとつくづく思うのは、旧統一教会の話にばかりのめり込み、一般論として、宗教団体と政党/政治家との関係を追求しようとはしない所です。宗教団体と特定の政党との密接な関係を軸に追及されて一番困るのは、言うまでもなく連立与党です。政権へのダメージということならば、その方がよほど大きいでしょう。でも立憲民主党はけしてそうしようとはしません。これではワイドショー政党と揶揄されるのも当然です。
まあ、立憲民主党(およびマスメディア)からすれば、たかだか数万人の信者しかいない宗教団体をいくら叩いても手痛い反撃を食らう可能性は低いけど、公称数百万世帯の信者数を誇る団体相手に正面から喧嘩を売る度胸も覚悟もないんでしょうけどね。
野党が、宗教団体と政治団代の関係のあり方に踏み込めれば見直しますが、野党の方々がそのような本質的な問題に切り込むのは多分無理でしょうね。
そのような見識も能力もあるとは到底思えません。
対する岸田首相も、宗教団体との関係は触れてほしくないところだと思いますので、保守層の期待に応えるような対応は難しいのでしょう。
ただ一番の問題は、未だに論点整理が出来ていないところです。
今回は、統一教会への対策限定という事になりそうですが、岸田首相の限界を露呈することになりそうです。
> 一番の問題は、未だに論点整理が出来ていないところ
この点が最大の問題だと思います。「旧統一教会は問題を数多く抱えた団体である」という点をすでに既定の事実とし、その前提の下で"追及"したり大騒ぎしていたりしています。「旧統一協会は悪の組織であり、そんな組織と関係を持っているのはケシカラン」ということに終始していて、何が本質的な問題であるのか触れようともしません。それこそワイドショーの尻馬に乗っているだけと言われてもしかたないでしょう。途方もない頭の悪さばかりを感じます。せめて、旧統一協会の教義が問題なのか、それとも献金などの集め方が問題なのか、その点くらいは踏まえた上で質問すべきでしょう。あれでは、追及のための追及でしかありません。
ちなみに、何度かコメントしてますが、旧統一協会に限らず、特定の宗教団体が、たとえどれほど奇矯で私の目から見て不愉快な教義を掲げていようと、その教義故に国家権力で弾圧を加えるのには賛同しません。なぜならば、「信教の自由」とはすなわち「良心の自由」であり、従って「言論の自由」を保証するものであるからです。これらの「自由」はいずれもヨーロッパ近代の産物ですが、その獲得と理解の共有化までにどれほどの年月と血が費やされたか。ヨーロッパ思想史を多少なりとも勉強すればすぐにわかりますが、いずれの「自由」も100年単位の時間と大量の流血の上にようやく築かれたものです。そのことを考えると、少なくとも私には、とてもではありませんが、軽々しくなど扱えません。例えば、オウム真理教のように、武装を指向し、内乱まで起こしかねないような団体であれば、破防法などの適用も可能でしょうが、それ以外のケースで「教義」ゆえに弾圧するのには賛成できません。
その一方で、献金などの問題、つまりはお金の話であれば、いくつかの対処法なり、あるいは規制なりを加えることも可能でしょう。旧統一協会を含め、いわゆる宗教団体問題の多くは、信者から際限なくお金を巻き上げ、信者の家庭を破壊しかねないという点にあると思っています。ならば、そこにどうやって網をかけるべきなのか、まずはそこから考えるべきなのではないかと思います。