キノコさん、約50語を使いこなし会話をしてしまう?
ヴィーガン、ピンチ!でしょうか。とある研究によると、キノコさんが最大50の単語を使い、会話を交わしている可能性が出てきたのだそうです。我々人類だと、50以上の単語を使っているにも関わらず、うまく意思疎通できていないという事例もあるようですが、はて、キノコ語の実態とは、いかなるものなのでしょうか?
🍄は最大50の言葉を使う?
ある日、『アクシオン』というウェブサイトを眺めていると、何やらとんでもない記事が掲載されているのを見過ごしていました。
キノコは最大50の「言葉」を使って意思疎通すると科学者が主張
―――2022/04/14付 AXIONより
記事の日付は4月14日、つまり約5ヵ月前のものですが、これによると、「キノコが人間の言語に似た構造でコミュニケーションをとっている可能性がある」ことが「最新の研究で示唆された」、というのです。
「西イングランド大学のコンピューティング研究所のアンドリュー・アダマツキー教授は、4種類の菌類(きのこ)が発生する電気スパイクのパターンを分析し、調査を行った」。
その結果、これらの電気スパイクが、しばしば最大50語のボキャブラリーに似た活動列に集まっていること、そしてこれらの「菌類の言葉の長さ」の分布が、「人間の言語のそれと密接に一致することを発見」した、というのです。
これらの「単語」のうち最もよく使われるものは15~20個であり、「菌類語」の長さは平均5.97で、これは人間の言語に匹敵する――。
記事の詳しい内容は、リンク先記事で直接ご確認ください。
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このあたり、著者自身は金融・エクセル・ハンバーガー(食べる方)の研究家であるため、菌類にはさほど詳しくなく、なんだか、理解の範疇を超えている記述も多々あるのですが、もしもこの結果が事実だとすれば、私たちは「動物」と「植物」の境界線を考え直さねばならなくなる可能性があるのかもしれません。
著者自身の拙い理解に基づけば、キノコさんたちは電気的な信号を事実上の言語として使用しており、菌糸を通じてつながっている他の植物と意思疎通を行っている可能性がある、ということだからです。
真っ先に気になる論点は、キノコさんたちの意思疎通の度合いであり、それからヴィーガンと呼ばれる人たちの食の対象からキノコさんたちが除外されるかどうか、といったところでしょうか。
とりわけ人間の世界だと、50単語以上の言葉を使って意思疎通しているはずなのに、まったく話が通じていないという事例もよくある話ですので、下手をすれば我々人類はキノコ以下なのかもしれません。
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そういえば、かつて科学技術振興機構(JST)が粘菌を使い、日本の関東地方の形状を模した容器を作り、主要駅に対応する場所に粘菌の餌を置いて粘菌を這わせるという実験を行ったところ、粘菌を這わせると、粘菌が餌の周りに集まり、管状の輸送ネットワークを作成する、といった結果が見られたこともありました。
粘菌の輸送ネットワークから都市構造の設計理論を構築
―――2010/01/22付 科学技術振興機構(JST)HPより
自然界にはまだまだ謎が多そうです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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ドコモダケかと思ったら、
ホンモノの方の話だったでござる。。
もうじき近所の山もキノコ採りで賑わい、通報も賑わう季節です。里山でも入る際はよくよくご注意下さい。
キノコ虐殺反対デモが登場してそれらが集団遭難する、とかすさまじい展開になりそうな。
複雑な進化により離れた個体と空気振動で間接的に意思疎通する言語と、単純な構造によりほぼ同一の個体(?)と直通する言語では、似て非なる概念とも言えそうですが。他にも粘菌に迷路を解かせる(出入り口に餌を置く)と、最短ルートで管を結び突破したという研究もありました。世界は不思議で満ち溢れていますね。
面白いですね。
群体を作る生物って、何らかコミュニケーション取ってるから群れとして行動できるんですよね。
知能とはなにかと、いろいろ考えてしまいます。
イルカは頭がいいから食べちゃいけないという幼稚な論理に振り回されたくないですね。
食べるものが頭がいいかどうかなんて関係なく、「お命いただきます」と感謝して食するに尽きますね。
サボテンはiq2があるという話を思い出しました。
SFなら惑星でさえ意志を持つ(ソラリス等) w
>菌糸が発する電気信号を「言語」として解釈すべきか否かは、さらなる研究が必要そうだ。
微妙かと思います
群体は「集団意識」をもっているのか?
DNAは「過去」を記憶しているか?
のテーマに興味があります
植物が電気信号で互いの意思をネットワーク化するという点で、映画『アバター
』を思い出しました。
キノコ、つまり菌糸類が植物なのかどうかは別にしての話ですが。
もう10年以上も前に、京都の糺の森の木々が
雨や雷、(枝折れ?)などの情報を地中の電位変化に
よって、やり取りをしているという話を(NHKで)やっていた。
こういうのも会話と言えば会話と言えるのかも。
~~を食べる、食べないとかという縦割り、二捨択一意識よりも
感謝の意識、他者(物)を犠牲に生命を維持している原罪(?)意識を
持ち続ける方が大切だと思う。
たけのこ派の危機
09090909とキノコって何かしらに関係あるのかしら?
> 私たちは「動物」と「植物」の境界線を考え直さねばならなくなる可能性があるのかもしれません。
その話は19世紀から言われてます。1866年には動物でも植物でもない「原生生物界」が独立した三界説が提唱されていました。
また、キノコは植物ではありません。
1969年に五界説が提唱され、キノコを含む菌類は植物界から分離され、「菌界」として独立しました。既に半世紀もの間、キノコは植物と異なる生物です。
そもそも動物と植物の二分法があまりにも雑すぎる分け方であり、境界線は元々曖昧でした。
ほえ~勉強になりました🍄
上記の話は20年位前に高校の生物で習った五界説の話です。生物を動物、植物、菌、原生生物、原核生物に五界に分ける考え方です。今も高校の生物の教科書はこの説を教えてるはずです。
ただし、20世紀後半から遺伝子の研究が進み、現在はドメイン説というまるっきり違う分類がなされてます。五界説は跡形もなく解体されてしまいました。原型を残しているのは動物界と菌界くらいです。
そして、菌類は植物よりむしろ動物に近いグループに分けられています。
細菌、古細菌、真核細胞の3ドメイン
→真核細胞ドメインはアモルフェア、ディアフォレティケスに分かれる。
→アモルフェアはアメーボゾア(アメーバはこの仲間)、オピストコンタ、その他に分かれる。動物と菌類はオピストコンタ(後方鞭毛生物)に分類される。
ディアフォレティケスはアーケプラチスダ、ハプチスタ、その他に分かれる。
陸上植物や緑藻、紅藻はアーケプラチスダに分類される。
「人間の世界だと、50単語以上の言葉を使って意思疎通しているはずなのに、まったく話が通じていないという事例もよくある話」
あの国やあの国、そしてあの国のことですね。
その会話を、どう生存行動に生かしているかが、気になります。
まあ、進化の結果だとは思いますので。
「アッチョンブリケ」
…それはピノコだ
勉強になりました。一見、イグノーベル賞ものの研究かと思ったけど、十分ノーベル賞ものですね。またどこかの国がグギグギしそうな話題かも。
面白い!ww
キノコを栽培する蟻、は逆にキノコが蟻をコントロールして栽培させている、という説もありますね。我が家は小学生の息子が無類のキノコ好きなので、キノコの話題には目が無いです。キノコ目で見ると、世界はキノコで溢れています。息子曰く、世界最大の生物はキノコだそうです。
頼もしい息子さんです。
「粘菌の輸送ネットワークから都市構造の設計理論を構築」の話は読んだ記憶があります。もともと南方熊楠に興味があり其の延長線上でのことです。たまたま先日 破骨細胞と造骨細胞が脳を介せず 両細胞同士の信号のやり取りだけで骨の新陳代謝を行っているのを知りました。これも会話といえば会話です。加齢現象でこの会話がうまくいかないと骨粗鬆症になるとのことでした。破骨細胞が頑張りすぎて造骨細胞の言うことを聞かなくなる現象です。外交関係もマスメディアもひたすら喚くだけでは 会話が成り立たず 国交断絶、視聴者との意思疎通不成立へ至ります。某国との関係もマスコミも既に加齢現象で骨粗鬆状態で いつポッキリ骨折してもおかしくない状態です。
破骨細胞に反応して最近知ったことを書きます。(笑)
歯周病菌が出す物質が、破骨細胞と骨芽細胞の活動バランスを破骨細胞優位にするんだそうです。その、会話に介入しているということなのかもしれません。
歯周病菌が多ければ多いほど、顎の骨が後退することにつながるんだそうです。
「歯は大切に」という全く関係ない話でした。
造骨細胞はうろ覚えでした。正しくは骨芽細胞でした。ありがとうございました。
引用元サイトのグラフを見たのですが,時間のオーダーが1万秒~10万秒で,「言葉」というよりは,現在の状態を伝達する信号のように感じます。哺乳類,鳥類を始め,多くの脊椎動物が話している「言葉(鳴き声等)」とは,少し性格が違うかもしれません。
上手く書けるかわかりませんが、書いてみます。
コンピュータは、プロトコルとコマンドとデータで成り立っています。
プロトコルは、通信伝達手順。コマンドは、命令。データは、伝えたい内容。
これらを予め電気信号のパターンを決めてやり取りします。
モールス信号も手旗信号もパターンを予め決めています。
人体も、各細胞・各臓器間を電気信号でやり取りしています。
キノコの50語の言葉は、この3つの、プロトコル、コマンド、データ、に割り振られているのではないか?
つまり、この3つの機能が無ければ、個体が存在し、個体間で共存出来ないという事ではないか?
キノコは、50語で整然と生存、なのに人間と来たら、遥かに多くの言葉を持ちながら、と言いたくなります。
が、人体内も多分、多くの電気信号の言語でやり取りして、この複雑で精妙な生命体を維持しているのではないか?
取り止めないですが、こんなふうに考えて見ました。
先日NHKのサイエンス・ゼロでキノコの研究が紹介されていましたが、キノコの本体は地中に張り巡らされている菌糸で、木の根っことも繋がって養分をやりとりしているそうです。
キノコが電気信号をやりとりしているのであれば、木は森の臓器、キノコは森の神経、という夢のある仮説が成り立ちそうです。
調べてみると、森と同様に畑にもキノコの菌糸が張り巡らされているようです。
https://agri.mynavi.jp/2018_09_27_41376/
こうなると気になるのは、キノコの神経ネットワークに脳の働きをする部分があるのか、すなわち森あるいは畑は思考するのか、です。
ここまで検証できれば、新宿会計士さんのビーガンに関する問題提起にも答えが出せます。
「霞を食ってろ」と。
だいごろう様
面白いご返信ありがとうございます。勉強になりました。
>>>キノコの神経ネットワークに脳の働きをする部分があるのか、すなわち森あるいは畑は思考するのか
面白いですね。想像が発展しますね?
こういう想像による仮説が新しい発見に繋がるのですね?
キノコの言語の発見は、どういう仮説の基に検証・実験されたのか?(元の論文を読めばいいのかもしれませんが。)
キノコの言語の話から、いろいろな方向へ興味が移って行き、知識の取得に繋がります。