ロシア軍用機の防空識別圏侵入事案に対し、FCレーダーを照射しなかったこと。「韓日関係改善」と言いながら、竹島近海での調査を止めようとしないこと。これらの行動はすべて、根っこではつながっています。本当に脅威を与える国には抵抗せず、絶対に脅威を与えない国を苛立たせようとするものだからです。「旭日旗はためく国際観艦式への招待」も、じつはこうした韓国の習性を逆手に取り、韓国自身に「選ばせる」ことを通じて相手に踏み絵を突き付けるという戦術なのかもしれません。
2022/08/24 11:22追記
本文中に誤植がありましたので修正しております。なお、読者コメントについては一部が非表示となってしまっていますが、順次、手作業で回復させていきますので、少々お待ちください。
目次
FCレーダー照射や竹島調査
防空識別圏侵入のロシア軍用機にFCレーダーを照射しない韓国
韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に昨日、ちょっと気になる記事が掲載されていました。
ロシア軍用機が韓国防空識別圏に進入 韓米合同演習への示威行動か
―――2022.08.23 20:43付 聯合ニュース日本語版より
聯合ニュースによると、ロシアの複数の軍用機が23日、朝鮮半島東の「東海」(※日本海のこと)の韓国防空識別圏(KADIZ)に侵入したそうです。
これについては、まずロシアの国営メディア『スプートニク』が、「TU95戦略爆撃機2機などが日本海の公海上空で予定された飛行を行っていたところ、韓国空軍のF16戦闘機が出撃した」とするロシア国防省の発表を報道。
ロシア側の報道を受け、韓国軍合同参謀本部も23日、「ロシア軍用機が東海上のKADIZに進入し、韓国軍は偶発状況に備えて正常な戦術措置で対応した」と発表したのだそうです。そのうえで聯合ニュースは次のように述べています。
「他国の防空識別圏に軍用機が進入する場合は、事前に飛行計画を提出するのが国際的な慣行だが、ロシア側は今回、韓国側に事前通知を行わなかったという」。
要するに、ロシア側が国際的な慣行を無視し、事前通知もなく韓国の防空識別圏に侵入したため、「正常な戦術措置」を取った、ということです。そして、ここでいう「正常な戦術措置」とは、「KADIZに進入した戦闘機に近づいて警告通信を行い、離脱を誘導すること」なのだとか。
あれ?火器管制レーダー(FCレーダー)は照射しなかったのでしょうか?
日本にはFCレーダーの積極運用指針を出していた韓国
ここでふと気思い出すのが、「韓国軍が日本の自衛隊哨戒機に対するFCレーダー照射を積極化させるべきとする指針を出していた」、などとする韓国メディア『中央日報』(日本語版)の報道記事です(『韓国軍が日本機に対するレーダー照射方針指示=韓国紙』等参照)。
とんでもない話が出てきました。韓国軍が日本の哨戒機に対する火器管制レーダー照射を「指針として」示していた、というのです。領空侵犯を頻繁に繰り返すロシア、中国などに対しては何も抗議もしないのに、韓国にまったく脅威をもたらさない相手国である日本に対して戦闘を仕掛けるというのも理解に苦しむ点です。FCレーダー照射事件のポイント日韓諸懸案のなかに、「火器管制(FC)レーダー照射事件」というものがあります。この事件の中核を占めるのは、2018年12月20日に石川県能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で... 韓国軍が日本機に対するレーダー照射方針指示=韓国紙 - 新宿会計士の政治経済評論 |
中央日報の報道によれば、文在寅(ぶん・ざいいん)政権時代の「2018年12月から2019年1月に日本の海上哨戒機による低空威嚇飛行が相次いだこと」を受け、軍当局が低高度で近接飛行する日本の哨戒機に「追跡レーダー照射などの積極対応」を指示する指針を作っていた、というのです。
ちなみに「追跡レーダー」とありますが、これは一般的にはFCレーダーのことを指すのだそうです。
韓国にとっては同じ米国の同盟国という関係にあり、しかも韓国に対して軍事的脅威を何ひとつとしてもたらさない日本という国の自衛隊機に対しては「FCレーダーを照射せよ」などとする指針を作っておきながら、韓国に直接の脅威をもたらしうるロシアや中国の航空機には適用されない、というのも、メチャクチャな話です。
あらためて、「韓国の米中等距離外交という悪名は欧州にも轟き渡っている」とする話題(『韓国「米中等距離外交」が遠く離れた欧州でも知れ渡る』)を思い出してしまう次第です。
「韓国は西側諸国なのか」と疑問をぶつける欧州専門家「韓国は本当に自らを西側国と考えているのか」。「韓国の本当の考えは何か」。これは、朝鮮日報のパリ特派員の方が、現地で欧州の国際政治アナリストらから投げられた質問だそうです。遠く離れた欧州においてさえ、韓国の「米中等距離外交」が知れ渡っている、という事実に驚きます。韓国が自国に脅威をもたらさない日本を挑発し、自国に脅威をもたらす中国や北朝鮮に立ち向かおうとしないというエドワード・ルトワック氏の10年以上前の指摘が、いまや欧州でも認識として一般化し... 韓国「米中等距離外交」が遠く離れた欧州でも知れ渡る - 新宿会計士の政治経済評論 |
佐藤外交部会長「韓国は馬の耳に念仏」
さて、韓国の日本に対する軍事的な問題行動の最たるものといえば竹島不法占拠ですが、これに関連し、昨日はこんな話題もありました。
佐藤氏「抗議しても馬の耳に念仏」 韓国による竹島周辺での海洋調査活動に
―――2022年8月23日11:26付 FNNプライムオンラインより
FNNによると自民党の佐藤正久外交部会長は23日、党の会合で、韓国による島根県竹島周辺での度重なる海洋調査を巡り、「日本政府の抗議に、馬の耳に念仏だ」と述べ、韓国の尹錫悦政権を批判したのだとか。
具体的には、18日、竹島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、韓国の海洋調査船がワイヤーのようなものを海中に伸ばしているのを海保の巡視船が確認し、注視を要求したうえで、外務省も強く抗議したそうです。
こうした状況を受け、佐藤氏は会合で次のように述べたのだそうです。
- 韓国の竹島近海での海洋調査は、尹政権になってから今年で4回目だ
- 日本との関係改善を声高に主張しながら、一方では真逆のことをやっている
- (外務省の句抗議も)馬の耳に念仏。尹大統領は全く聞く耳を持っていない
- 本来、在京大使を呼びつけて中止を求める段階だ
…。
国会議員ならば是非とも外為法改正で対応を!
この佐藤氏の発言自体は、たしかに正論ではあります。
何度抗議しても韓国が変わらないのであれば、「馬の耳に念仏」だというひとことを言いたくなる気持ちもわからなくはありません。
正直、外務省の対応に、私たち日本国民の多くが不満を持っていることは事実でしょうし、外務省という役所の体質を批判することで、日本国民のなかには胸がすく思いをする人も多いでしょう(※とくに外務省の一部の役人は佐渡金山の世界遺産登録を巡り、岸田首相にウソを吹き込んでいたことは間違いないようです)。
ただ、それと同時に、佐藤氏は「政権与党に所属する国会議員」という立場にもあります。
昨年、当ウェブサイトでは『「自民党が韓国に金融制裁検討」:外為法改正の実現を』で、「現行の外為法では外国に対する経済制裁を発動するための根拠規定が不十分だから、外為法第10条第1項を改正してはどうか」、と申し上げました。
竹島問題を巡って、自民党内では「韓国に苦痛を与える対策」として、金融、投資、貿易など広範囲な制裁を検討し、来夏ごろまでに具体策を取りまとめるのだそうです。ただ、ことばだけ威勢が良くても困ります。現実の外為法などには、経済制裁に関する規定が十分にあるとはいえないからです。国会議員ならば、威勢の良いことばだけでなく、「具体的な法律改正」にまで言及していただきたいと思います。もし国会議員の方がいらっしゃれば、ぜひ、本稿を読んでいただきたく存じます。竹島問題を国際化するのは良いが…韓国警察庁長による竹... 「自民党が韓国に金融制裁検討」:外為法改正の実現を - 新宿会計士の政治経済評論 |
こうした要望、当ウェブサイトおよびツイッター・アカウントなどを通じて佐藤氏には何度かメッセージの送信を試みているのですが、やはり、なかなか伝わっていない(あるいは伝わっているけれども無視されている)のかもしれません。
外務省を吊し上げることに精を出すのも結構ですが、やはり具体的な立法措置、とくに韓国の竹島不法占拠やロシアの北方領土・千島・樺太などの不法占拠、中国のチベット・ウイグル・香港などで人権侵害といった不法行為に対する経済制裁を可能にするための法制を急いでほしいものです。
(※このあたり、経済安保法制を取りまとめた前経済安保担当相である小林鷹之氏は、大変良い仕事をしたのではないかと個人的には高く評価している次第です。)
国際観艦式で苦慮する韓国
「韓国を国際観艦式に招くな」
さて、昨日の『日本主催の国際観艦式に招かれた韓国の「苦しい選択」』では、日本の海自が今年11月に3年ぶりに相模湾で主催する予定の国際観艦式(※無観客)に、韓国海軍が招待された、とする話題を取り上げました。
海上自衛隊が今年11月に実施する予定の国際観艦式で韓国が招待されたそうです。これについて韓国側は難しい選択を強いられそうです。というのも、これまで韓国は国を挙げて「旭日旗=戦犯旗」という与太話を捏造してきたからです。もし旭日旗がはためく観艦式に参加すれば、韓国の世論が耐えられなくなるかもしれず、かといって観艦式への参加を見送れば、西側諸国から疑念の目を向けられる可能性すらあるからです。2022/08/23 15:00追記本文に誤植があり、記事を修正しております。なお、一部の読者コメントが非表示になってしまって... 日本主催の国際観艦式に招かれた韓国の「苦しい選択」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
これに関して、同じ話題を調べていくと、ツイッターなどを中心に、こんな反応が出ていました。
「2018年12月に日本の海自機に対するFCレーダー照射事件を発生させておきながら、韓国軍はいまだにその事実を認めず、真相究明にも応じず、責任者の処罰も行っていない。そんな国の海軍を観艦式に呼ぶのは反対だ」。
…。
この指摘自体、国民感情としては正常なものです。
たしかにFCレーダー照射事件についての経緯を振り返っておくと、韓国海軍駆逐艦「広開土大王」の行動も異常ならば、レーダー照射の事実を頑として認めようともせず、それどころか「日本が低空威嚇飛行を行った」とするウソを平気で主張することに、多くの日本国民が驚き、怒り、呆れ果てました。
実際、日韓の防衛当局者間の「ハイレベル防衛交流」が2021年、2022年と連続して「ゼロ回」だったという事実(『ロシア・韓国とのハイレベル防衛交流は2年連続ゼロ回』等参照)を見るだけでも、日本の防衛当局者の韓国に対する不信感は相当なものだと想像がつきます。
防衛省が公表した防衛白書を確認すると、日本の外交・安全保障の軸足が、明らかに「近隣国重視型」から決別し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を重視する方向に変化していることが確認できます。そして、日本の近隣にある2つの無法国家――ロシアと韓国――との間のハイレベル防衛交流実績が、2年連続でゼロ回だったというのは、偶然の産物とも思えません。防衛白書の公表令和4年版の防衛白書が先ほど、防衛省のウェブサイトにて公表されていました。令和4年版防衛白書―――2022/07/22付 防衛省HPより現時点で閲覧できる... ロシア・韓国とのハイレベル防衛交流は2年連続ゼロ回 - 新宿会計士の政治経済評論 |
当然、レーダー照射の事実すら認めていないような相手国の海軍を観艦式に招くというのは、多くの日本国民にとっては理解の範疇を越えていることは間違いないでしょう。
旭日旗巡るウソで自家中毒の韓国
ただ、それでもくどいようですが、当ウェブサイトとしては、今回、「日本が韓国側に招待状を送った」とする報道が事実だとすれば、それ自体は歓迎すべきことだと考えます。その理由はいくつかあるのですが、その最大のものは、今回の観艦式が韓国に対する一種の「踏み絵」として機能する、という側面にあります。
そもそも2018年10月に韓国・済州島(さいしゅうとう)沖合で行われた国際観艦式に日本の自衛艦が参加しなかった理由は、韓国側が「旭日旗を下ろせ」という、非常識極まりない要求を日本に突き付けてきたからです。
そして、韓国が旭日旗を下すように要求した大きな理由は、「旭日旗は戦犯旗である」とするウソが、韓国社会で信じ込まれているからです。
『絶対譲るな!旭日旗騒動は韓国のウソ崩壊の第一歩』などでも詳しく取り上げたとおり、そもそも「旭日旗=戦犯旗」というウソが韓国社会で定着したのも、サッカー選手の本当にくだらない言い訳から始まったものであり、しかもこうした認識に基づく韓国系市民団体の大騒ぎが全世界に迷惑をかけまくっているのです。
ここ数日、インターネット上で大きな話題になっているのが、韓国による「旭日旗ヘイト」です。韓国政府が日本の旭日旗を「ナチスのカギ十字にも相当する戦犯旗だ」と全世界に向けて公式発信し始めたことで、「韓国が旭日旗を抹殺しようとしている」という意図が、それなりに全世界に向けて伝わり始めたのです。ただ、韓国にとっての最大の誤算は、この「問題」を巡り、日本が一歩も譲歩しようとしないことだったようです。旭日旗騒動の本質は韓国による「日本ヘイト」「旭日旗騒動」、というものがあります。これは、韓国がわが国の自... 絶対譲るな!旭日旗騒動は韓国のウソ崩壊の第一歩 - 新宿会計士の政治経済評論 |
ここまでくると、まさに「自家中毒」の域に達している、ともいえるでしょう。
中国でさえ旭日旗を認める
ただ、日本で行われる観艦式で、さすがに「旭日旗を掲揚するな」、などとする韓国側の要求は、一切通用しないでしょう。旭日旗を「戦犯旗」などと貶めているのは、世界広しといえど、それこそ韓国だけだからです。
あの中国ですら、2019年4月に青島で行われた国際観艦式で、参加した日本の護衛艦「すずつき」が堂々と旭日旗を掲揚して入港するのを認めたほどです。
旭日旗を掲げた護衛艦を“歓待”した中国/中国の「大国的対応」を考える
―――2019.6.13付 日経ビジネスオンラインより
これ自体、「中国の大国的な対応」ではなく、「韓国の特殊性」の証拠と見る方が妥当でしょう。そもそも「旭日旗=戦犯旗」という図式自体、韓国が作り出した、単なる虚構に過ぎないからです。
また、「自衛隊旗自体が国際的に認められている軍旗で、最近ハワイで開かれた(『環太平洋合同演習』の)リムパックなど海軍と日本の海上自衛隊が参加する多国間訓練でも当然使われた」とする指摘は、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)の次の記事にも出てくるものです。
韓国 海自観艦式への参加検討=旭日旗問題再燃か
―――2022.08.22 17:17付 聯合ニュース日本語版より
つまり、「旭日旗=戦犯旗」という虚構は、国際社会で押し通すことが難しいということは、ほかならぬ韓国軍関係者自身が深く理解しているのです。
韓国の世論が納得するかどうかは別
しかしながら、韓国社会では「旭日旗=戦犯旗」などというメチャクチャなウソが信じ込まれてしまっていることは事実ですので、自国の軍艦が旭日旗はためく日本の国際観艦式に参加することを、果たして韓国の世論が容認するかどうかは別問題です。
「韓国の世論を納得させる」ことを重視するならば、韓国軍が観艦式に参加するためには、日本が韓国に対して何らかの「譲歩」を示してくれる以外に方法はなく、そして、もし日本が韓国に譲歩してくれなければ、韓国政府は韓国の世論の反対を押し切らなければならなくなります。
韓国が日本に要求する「譲歩」が何を意味するのかについてはまだわかりませんが、おそらくは「旭日旗を目に見える場所に掲揚しないでほしい」といった小細工、あるいは「輸出『規制』を解除し、わが国をホワイト国に戻してほしい」、といった大胆な要求をしてくる可能性が考えられます。
ただし、当たり前の話ですが、韓国の世論を納得させるのは日本政府の仕事ではありません。自称元徴用工問題や自称元慰安婦問題などにも言える話ですが、もし韓国の世論が反発しているのであれば、それを納得させるなり、押し切るなりするのは、韓国政府がやらねばならないことです。
こうした状況を踏まえるなら、韓国政府が水面下で日本に対し、「韓国の世論を納得させるために何らかの『誠意』を示してほしい」などと要求し、日本政府がそれを断る、といった展開もあり得るでしょう。
そして、日本政府が「誠意」を示さなかったとすれば、韓国政府側としては旭日旗はためくなかで観艦式に参加するか、それともいっそのこと観艦式への参加をボイコットするか、そのどちらかしか選択肢はなくなります。
観艦式不参加なら不参加で困るのは韓国
さて、韓国政府にとっては、困ったことになりました。
一般に観艦式では、仮想敵国の艦も招待されることが多いのですが、「日米韓3ヵ国連携」を通じた「友好国」である韓国の艦が参加を見送れば、そのこと自体、国際社会に対して「韓国自身が日米韓3ヵ国連携から離脱したがっている」というメッセージとして受け止められます。
中国、ロシアは大喜びでしょうし、米国は激怒するでしょう。
とくに米国は日本と違って優しくはないので、容赦なく、さまざまな「制裁」を繰り出してくるはずです。観艦式への不参加くらいならば大目に見てもらえていたかもしれませんが、ナンシー・ペロシ米下院議長を尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領自身が袖にしたことなども相まって、現在の米国が韓国を赦すかどうかは微妙です。
さしあたっては、優れた韓国観察者である鈴置高史氏も普段から指摘しているとおり、たとえば「通貨」を使った
「お仕置き」も現実のものとなるかもしれません。
結局のところ、「自国にとっての脅威に対しては抵抗せず、自国に脅威をもたらさない国を挑発する」という行動は、同盟国に対して極めて有害であり、不誠実な対応です。
ただ、「国際観艦式で韓国に招待状を送った」という報道が事実なら、これ自体も、韓国の性質を逆手に取り、「韓国自身に選ばせる」という高度な戦術なのかもしれません。もしそうだとしたら、今回の国際観艦式も日本の対韓外交上は久々の「クリーン・ヒット」です。
そして、この「韓国自身に選ばせる」という戦術がうまく行ったとすれば、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、竹島不法占拠問題を含めた日韓諸懸案についても、おのずから「解決の方法」は明らかになっていくのではないかと思う次第です。
View Comments (37)
>国会議員ならば是非とも外為法改正で対応を!
法改正にはハードルが高いのかもだけど、せめて国会で非難決議するとかはできないのかな?
自民党の外交部会がどれほどの勢力かわかんないけど・・・・決議案出せないほど弱小なのかな?
髭議員はエリマキトカゲのように自分を大きく見せるために、ツイッターで勇ましいことばかり言ってます。ただ、具体的な内容はなく、「誰が」「いつ」「何を」するか等、具体的なものはほとんどありません。そもそも、外交部会で昨年末に韓国への制裁案を検討開始し、この夏には中間報告すると言っていた呑気なスケジュールさえ怪しくなっています。外交部会もこの議員も口先だけだと思っています。あるいは、外交部会の発表は自民党の保守層支持者へのガス抜き出来レースで、実際のところ、岸田首相や林外相からも重宝がられているんじゃないでしょうか?
実際のところ、韓国が戦争ごっこ、防衛ごっこをする相手として日本以外は無理でしょうしね。
『中央日報の報道によれば、文在寅(ぶん・ざいいん)政権時代の「2018年12月から2009年1月に日本の海上哨戒機による低空威嚇飛行が相次いだこと」を受け、』
2019の誤植だと思われます。
馬は念仏を理解しないので別に悪意を持って無視しているわけではないですが、韓国はこちらが言っていることを理解した上で嫌がらせをしてきているので、一緒にするのは馬に大変失礼ですよ。
髭の隊長に、会議で吠えるだけではなく本来の立法業務を行えとのご提言はごもっともであります。ただ、私的には「外交部会長の外務大臣への提言がガン無視されたこと」にもっと怒りをぶつけ、外務大臣とさしでやりあって顛末がどうなったか公開すべきです。でないと、内弁慶、言うだけ番長で、考え方は橋下氏と全く違いますが、やってることは同じになってしまいます。安倍さんの思いを引き継ぐなら、リン外相と刺し違えるくらいでないと。
私見暴論失礼しました。
そんなに妙手ではないと思ってます。韓国は観艦式に参加しない(できない)でしょう。「戦犯旗がはためいている」という理由で欠席します。かつて戦犯旗扱いを理由に日本が韓国の招待を断ったとき日本に何も影響がなかったのですから、その真逆も同じです。・・・
>日本が韓国の招待を断ったとき日本に何も影響がなかったのですから
何言ってんですか。日本が韓国の観艦式に出なかったことで、欧米には韓国の異常性を十分知らしめてますよ。
>その真逆も同じです
そもそも対照的事例じゃありません。
あれっ、、あの時は、日本と一緒に、韓国主催の観艦式の参加を取り止めた国があったような、、、記憶ちがいかな?
日本に影響がなかったのは、他の国も理解していたからでしょう。
さて今回は、K国が参加しないことについて特に同盟国は理解をしめすでしょうか?C国の顔色をうかがうばかりで、責務を果たさない国とのイメージ定着推進することになると思いますが。
匿名様、貴方様の記憶・認識は事実と異なっています。
現実には、韓国は日本を名指しして「旭日旗掲揚はダメ」と言った訳ではなく、参加国全部に対して「自国と韓国の国旗を掲げるように求めた」となっています。
https://bunshun.jp/articles/-/14835
韓国が自らの意志で参加するかどうかは日本にとってどうでも良いのです.
日本としては,
「
ー1.(少なくとも現時点での建前上は)民主制・資本主義・自由主義の
基本的価値3点セットを共有し,
ー2.共に同一の国(日韓の場合,具体的にはアメリカ合衆国)と
軍事同盟を結んでいるという意味で間接的な同盟関係にあり,
ー3.地理的にも日本に最も近い国である,
という諸外国から見れば極めて密接な関係にあって不思議でない国に対しては,
観艦式に招かないほうがおかしい(観艦式のホスト国として理解し難い行動だ)
」
という世界の常識(暗黙のマナーあるいはルール)に従うことが何よりも重要なのです.
(つまり日本が国際常識を弁えない国だと誤解されないために)
そして,また以上の3条件は韓国からの日本に対する視点でも成立するので,世界の常識からすれば「招かれた以上は観艦式に参加して当然だ」という世界の常識もある訳です.
だから韓国に対して「お前は世界の常識に従うのか否か」という踏み絵を突きつけることになるのですよ.
なお,文政権下での韓国の観艦式への招待に日本が参加を拒否したことは,世界の常識には反していません.何しろ韓国側が海自に対して旭日旗(つまり海自にとっての公式の海軍旗)の掲揚は禁止するという世界の海軍の常識から完全に外れた条件付きの招待でしたから.
他の参加国の海軍艦艇に対しても海軍旗でなく国旗を掲揚して参加して欲しいという非常識な要請をしたが,多くの国々が無視しました.つまり文政権からの「海軍旗は掲揚しないように」というのは国際的に極めて非常識な要求だということは,アメリカなどの多くの国々の参加艦艇が要請を無視したことで証明されたのです.
日韓間の軋轢に関しては,ブログ主様も以前から幾度となく書いておられる通り,国際社会の面前で公開して「日本は国際法や国際常識に従って韓国に対応している」のを常に示し続けることが日本にとって何よりも重要なのです.
この「日韓間の諸問題において日本は国際法や国際常識を順守している」というのを世界に対して実証し見せ続けることで,韓国の非常識さが国際社会の面前で浮かび上がり,そうすることでしか,李承晩以来の韓国による対日ネガティブ・キャンペーンや過去のお人好し極まりない日本の政治家共の愚かな言動(河野談話はその典型)によって国際社会から日本に対して向けられた「日韓対立に関しては日本の方が悪いのでは?」という疑惑を少しずつでも晴らせないのです.
今回の観艦式への韓国に対する招待もその一環です.
私のような素人の傍観者にとっては韓国によるレーダー照射事件の詳細の公開と現在の自衛隊向けの火器管制レーダー照射の指針の撤廃、そして謝罪がない限り観艦式に韓国を招く事は有り得ないと思いますがね。
日韓両国と軍事同盟を結んでいるアメリカ政府としては,当然のことですが子分である日本と韓国は上手くやってくれと考えているのは無視ですか?
現在の日韓対立の原因が専ら文政権による慰安婦合意破棄や日韓請求権協定に反する自称徴用工裁判の大法院判決にあることはアメリカ政府も承知しているから,かつて(例えば現大統領が副大統領だった時に慰安婦合意を岸田外相ら安倍政権に強く求めて結ばせた時)のように日本に対して一方的譲歩を求めては来ません.
ですが,だからと言って日本が韓国に対して不必要に対立を煽る行動に出れば出るほど,今度は日本がアメリカ政府の不興を買い,アメリカが日本に対韓譲歩を求めるリスクが高くなると理解できませんか?
観艦式など所詮は形式だけが意味を持つイベントに過ぎません.そんな形式的なものは淡々と慣習という形式に従って処理し執り行えば良いのです.
だから海自もLIMPACKでの共同軍事訓練という実質が求められるイベントでは,韓国海軍の指揮を拒否したでしょう.共同訓練は有事を想定しての行為ですが,火器管制レーダーを照射して謝罪するどころか嘘八百を並べて謝罪しないような全く信頼できない相手に我が艦隊の指揮を委ねることなど全く考えられない.ですから,LIMPACKでは韓国海軍が指揮する訓練を海自はパスしたのです.
駆逐艦「広開土大王」を派遣すれば、韓国世論も或いは・・??
せっかくですから、韓国海警のサンボンギョの2艇体制で、ご来港いただければ全世界の注目を集めるんじゃないでしょうかw あの時の小型艇の参加は、どうしたって無理でしょうから。
追跡レーダー(追尾レーダー)は、継続的に対象の位置を特定し、ベクトルや速度も割り出して未来位置の予測といった処理に使う、"その動作を指して"追跡(Tracking)レーダーと呼びます。
FCレーダーは、全く同様の動作を以って攻撃対象を捕捉して攻撃に使う、"その目的を指して"(Fire Control:火器管制)レーダーと呼びます。
建前上の友好国から使われたことを穏便に扱いたい、隠匿したいのであれば前者で、敵対国が使ってきたことをセンセーショナルに報じたいのであれば、後者で報道されていたのではないでしょうかね。
一見すると、「味方には照射して敵に照射しないなんてあべこべだ」となるわけですが、実際には韓国軍としては味方陣営で絶対に殴り返してこない自衛隊にこそレーダーを照射でき、敵陣営で刺激が危険なロシア軍にこそレーダーを照射できないのでは。
そうですね。
ロシア軍機にレーダー照射したら大変なことになるのは、頭がおかしい韓国人でもさすがに理解していると思います。
韓国には効きません。
「参加してくれと日本が頭を下げてきた」
「旗を降ろすという約束を日本が破った」
・・・
いつも通り恥ずかしげもなく嘘をつくだけですよ。
実効力のある制裁をしないから、いつまでもこういうことが続きます。
さすがに日本が主催する国際観艦式で旭日旗を自粛せよとは無理筋との前提で皆さん考えているでしょう。
しかし、前回の東京オリンピックでは旭日旗が目立たないよう自粛を要請するグループがありました。平和の祭典だからいざこざは起こしたくないという小役人的事なかれ主義なのか、本当の反日思想なのかは分かりませんが、影響はありました。今回はそのような一派がどういう韓流こじつけ法で旭日旗自粛を要請してくるのか楽しみです。
ユンソンニョル政権はどうするか。
◎:世論の反対を理由に参加しない
〇:国益を理由に、世論の説得に努め、参加する
ユンソンニョルの性格から見て、〇を選択する気概はなく、◎なんでしょうね。この先どうするんですかね。ずっと日本の観艦式には、韓国のみの理由で、不参加を続けるのかな。
日本としては、「レーダー照射問題を乗り越えて韓国を招待しました」と米国には説明できますが、それ以上でもそれ以下でもないかな。
日本政府および多数派は「もはや韓国には忖度しない」との方針を固めています。韓国はまだ「日韓でもめれば日本が譲るのが当然」という過去のパターンに囚われています。加えて朝毎東やサンモ二がその種の議論をするから始末が悪い。この食い違いは今後も続くでしょう。
直面しているのは①徴用工問題ですが、②レーダー照射指針の撤廃、それから③福島原発処理水④佐渡金山の世界遺産登録と、続いていきます。
本サイトのネタも尽きないでしょう。