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単なる「挨拶」でここまで大きな齟齬が生じる日韓関係

「韓国の特殊性」、尹錫悦政権下でも変わらず

ついに日韓は首脳会談すらまともに開けない関係になってしまったようです。スペイン国王主催の晩餐会で短時間遭遇しただけなのに、韓国側がメチャクチャな内容を勝手に発表したことで、日本政府側が韓国政府側に対し、かなりの不信感を抱いている様子がうかがえるからです。いずれにせよ、韓国を相手にするときは、日韓二国間で会談をするのではなく、可能な限り、米国など第三国を介在させるのが正解ではないでしょうか。

二国間会談を実施せずに「多国間会合」に韓国を引き込んだのは大正解

昨日の『日米韓会合「韓日関係改善」への言及ゼロ=外務省発表』では、NATO首脳会合のサイドラインで現地時間の28日に開催された日米韓3ヵ国首脳会合の内容に加え、その意義について、議論してみました。

日本政府、日米韓会合を「北朝鮮」にカテゴライズする「韓国が合意を守ればよし、守らなければそれでもよし」。日本の対韓外交の原則は、これに尽きると思います。現地時間の29日、日米韓3ヵ国首脳会合が開催され、その内容が本日、外務省のウェブサイトに掲載されていたのですが、肝心の内容に関しては、北朝鮮牽制や日本人拉致問題の解決など、日米が望む内容が中心であり、「日韓関係『改善』」についてはただのヒトコトも触れられていません。「韓日関係改善」と日韓二国間会談日韓関係をめぐってはここ最近、韓国側からやたらと...
日米韓会合「韓日関係改善」への言及ゼロ=外務省発表 - 新宿会計士の政治経済評論

詳しい内容については繰り返しませんが、これについて簡単に申し上げるならば、日本が韓国との「二国間の」首脳会談を実施しなかったこと、そして「多国間の」会合に韓国を引き込んだことについては、岸田首相にしては珍しい外交上の大きな得点だった、というのが当ウェブサイトなりの評価です。

これまでの韓国側の言動から判断して、韓国が「密室の二国間会談」に持ち込みたがる狙いが、あわよくば日本側が発言してもいないことを勝手にでっち上げ、「言った・言わない」の議論持ち込んだうえでそれらを既成事実化することにあるのではないか、と考えるのは、ごく自然な発想です。

結局、晩餐会での遭遇の真相は何だったのか?

その典型例が、韓国大統領室の発表です。

韓国大統領室は現地時間28日にスペイン国王フェリペ6世が主催した晩餐会の場で「岸田文雄首相から尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領に近づき、両者が3~4分言葉を交わした」、などと発表しました(『岸田首相「10回の首脳会談」の相手に韓国は含まれず』等参照)。

韓国大統領室の発表によると、スペインを訪問中の岸田文雄首相は現地時間の28日、フェリペ6世が主催する晩餐会で韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領と「初めて対面」し、「3~4分ほど言葉を交わした」のだそうです。これに関連し、磯崎仁彦官房副長官は岸田首相が「非常に厳しい日韓関係を健全な関係に戻すために尽力してほしい」と述べた、と明らかにしたのだそうですが、そのメッセージが相手に伝わっているかどうかはまた別問題でしょう。すでに10回の首脳会談を開催岸田文雄首相は現在、G7とNATO関連会合に参加する...
岸田首相「10回の首脳会談」の相手に韓国は含まれず - 新宿会計士の政治経済評論

しかも、この韓国側の発表内容だと、両者がお互いに国内の選挙に関する会話を取り交わしたうえで、岸田首相の側から「より健全な両国関係に発展させるために努力しよう」と述べたとされており、これだと「日韓がお互いに努力しよう」と岸田首相が発言したかの印象を抱きます。

しかし、これについて日本の外務省の側の発表を読むと、まったく違ったことが記載されています。6月28日付の『岸田総理大臣のフェリペ6世スペイン国王陛下主催晩餐会出席』というページには、次のような記載があるのです(原文ママ)。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領との間では、ごく短時間、簡単な挨拶を交わしました。岸田総理からは、非常に厳しい日韓関係を健全な関係に戻すために尽力いただきたい旨述べました」(※なお、「ユン・ソンニョル」は「いん・しゃくえつ」の誤りですのでご注意ください)。

こちらの外務省の発表を読むと、岸田首相の発言に主語はないものの、「非常に厳しい日韓関係」を「健全な関係に戻すため」に「ご尽力いただきたい」という表現、主語が「韓国」であることは明白です。少なくとも日本の外務省か、韓国の大統領室のどちらかがウソをついている格好です。

日本側は韓国発表を明確に否定

こうしたなか、これに関してこんな「続報」がありました。

磯崎官房副長官、日韓首脳の会話に関する韓国発表を否定

―――2022/6/30 13:44付 産経ニュースより

産経ニュースの昨日の記事によると、磯崎仁彦官房副長官は30日午前の記者会見で、この韓国大統領府の「岸田首相から尹錫悦氏に話しかけ、『日韓関係がより健全な関係に発展できるよう努力しよう』と呼びかけた」とする韓国側の発表をめぐり、「そういうことは承知していない」と述べ、明確に否定したのだそうです。

これをわざわざ重ねて否定するあたり、日本政府側も韓国の勝手な発表にフラストレーションを感じている、ということでしょうか。

そして、これを韓国メディア『中央日報』(日本語版)も昨夜、記事にしています。

韓日首脳5回遭遇…韓国の発表と違い日本は「ごく短時間、簡単なあいさつ」

―――2022.06.30 18:01付 中央日報日本語版より

中央日報は今回のNATO会合における日韓首脳の「遭遇」と、これに関する日韓の発表内容が異なっている点について、次のように述べます。

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と日本の岸田文雄首相がスペインのマドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で2日間に5回顔を合わせた。だが韓国側が両国首脳の対面を詳しく説明し意味を付与したのに対し、日本側は努めて意味を縮小しようとする姿勢を見せるなど両国の立場の違いが現れた」(※「ユン・ソクヨル」は「いん・しゃくえつ」の誤りですのでご注意ください)。

中央日報は晩餐会での日韓首脳の遭遇について、「日本側が務めて意味を縮小しようとしているものだ」と述べているのですが、これは、韓国側の発表が真実であり、日本側の発表がそれを歪曲している、というニュアンスを伴っていることに注意してください。

正式の首脳会談でもないのに…

ただ、中央日報の記事で興味深い記述があるとしたら、それは次のようなものでしょう。

日本政府は韓国大統領室の発表があるまで両首脳の対面を伝えず、29日午前に磯崎仁彦官房副長官の会見を通じて両首脳が『ごく短時間』簡単なあいさつを交わしたと述べた」。

このあたり、当ウェブサイトとしても、たしかに「日韓首脳が言葉を交わした」とする話題については、当初、「韓国大統領室の発表に基づくもの」のみを取り上げていたのですが、その理由は、日本政府側から当初、これについてほとんど発表が見当たらなかったからです。

外務省ウェブサイトにフェリペ6世の晩餐会の情報が掲載されたのは、韓国大統領室の発表を伝えた韓国メディアの報道から少し遅れていたのです。想像するに、今回の騒動も、韓国が勝手な内容をどんどんと発表したことに対し、日本側も今回はかなり不快感を抱いていたのかもしれません。

ただ、こうしたやりとりを見ていてもうひとつ強く印象に残るのは、正式の日韓首脳会談でもなく、略式会談ですらない、たんなる「晩餐会の会場での遭遇」ひとつとってもここまでの齟齬が生じるという事実です。

正直、韓国側からは「早く韓日首脳会談を実施して韓日間の首脳同士で信頼を醸成すべきだ」、などとする主張も見られるのですが(『「首脳会談さえやれば信頼関係醸成」という考えは甘い』等参照)、その前提となる「信頼を持って首脳会談を開くことができる」という状況にはありません。

「首脳会談で韓日の信頼関係を醸成しよう」。そんな発言が、韓国政府から聞こえてきました。今月下旬にスペイン・マドリードで開かれるNATOサミットに日韓首脳がゲスト国として参加する可能性が高まり、その際に日韓首脳会談が開かれることへの期待感が韓国政府側から出てきた格好ですが、そもそも首脳会談をすれば「わかりました、あなたのことを信頼しましょう」、となるほど現在の日韓関係は甘いものではないのです。おじいさんの不法行為日韓関係がギクシャクしていること、その原因を韓国側が作ったことについては、『【総論...
「首脳会談さえやれば信頼関係醸成」という考えは甘い - 新宿会計士の政治経済評論

韓国は外交交渉記録を勝手に公表してしまう国

そういえば、昨日の『徴用工「300億ウォン韓日共同基金案」浮上=韓国紙』でも取り上げたとおり、韓国の対日不法行為のなかには、「日韓慰安婦合意に至るまでの外交交渉記録を韓国側が勝手に公表してしまった」、とする2017年12月のものが含まれています。

自称元徴用工問題を巡り、韓国政府は来月にも官民協議会を開催し、300億ウォン規模の日韓共同基金の設立を日本側に提案する、とした報道が出てきました。これ自体、今からすでに3年前の時点で、河野太郎外相(当時)から「国際法に沿った解決ではない」と却下されたはずの案です。こうしたやり取りを見ていると、やはり自称元徴用工問題を巡って国際法に照らして妥当な解決が図られると期待することはできないようです。鈴置氏「韓国とは約束はできない」最初に、宣伝です。「正義は対立する双方にある。だからこそ話し合って妥協点を...
徴用工「300億ウォン韓日共同基金案」浮上=韓国紙 - 新宿会計士の政治経済評論

外交機密文書を相手国の了解なく、その国の大統領の政治的判断で勝手に公表してしまう、というのは、あまり聞いたことがありません。そんなことをやれば、そんな国との秘密交渉などできなくなってしまうからです。

しかし、韓国はそれをやってしまいました。

ということは、今後は日本政府が韓国政府と水面下で交渉したとしても、韓国側で政権が代わるなどすれば、それが勝手に公表されてしまうリスクがある、ということを意味しています。

今回の尹錫悦政権による「あることないこと勝手に公表する」という行動も、前任の文在寅(ぶん・ざいいん)政権によく見られたものと行動パターンとしてはまったく同じであり、その意味で、「韓国で政権交代したから韓日関係が『改善』される」とする見方が単なる幻想であるというのは明白でしょう。

いずれにせよ、今後の日韓関係は、基本的には「北朝鮮問題」などの局地的な政策課題に対処するうえでの必要性がある場合などに限り、米国などの「第三国」とともに交渉する、というのが正しい対応であると思わざるを得ません。

とりわけ『韓国の密室外交封じる多国間会合:「AP4」は大成功』などでも取り上げたとおり、韓国と首脳会談を持つのならば、それは可能な限り、第三国を入れるのが正解でしょう。

日本、豪州、ニュージーランド、そして韓国の「AP4」が日本時間の昨日、スペインで会談しました。予想通り、議題には日韓諸懸案など一切含まれておらず、それどころか「ロシアのウクライナ侵略を非難する」、「インド太平洋と欧州の安全保障は不可分である」、といった認識でも一致した、などと発表されています。日本、そして岸田文雄首相にとっては、非常に大きな得点だったといわざるを得ません。二国間より多国間で以前の『韓国との二国間会談ではなく「多国間会談」のメリット』では、話が通じない国との二国間会談については...
韓国の密室外交封じる多国間会合:「AP4」は大成功 - 新宿会計士の政治経済評論

日韓はすでに首脳会談すら満足に開けない関係になってしまったのであり、そして、その原因を作ったのもまた韓国側であることは明白なのです。

鈴置論考「韓国の特殊性」を読み返す

このような議論の流れを踏まえるならば、改めてこんな表現を読み返しておく価値があります。

韓国を相手にしなくなったのは日本だけではない。米国も北朝鮮も、そして中国からもまともに扱われなくなった。自らの力を過信した傲慢な外交で、孤立の一途をたどったのだ。日韓関係が悪化したのも『日韓関係の特殊性』からではない。『韓国の特殊性』が原因なのだ」(『韓国民主政治の自壊』(新潮新書)・P165)。

この記述は当ウェブサイトで以前から(無断で)宣伝している、韓国観察者である鈴置高史氏の最新刊『韓国民主政治の自壊』に含まれているものです。

ちなみに同著にはほかにも大変に興味深い記述が大量に出てくるにも関わらず、税込みたった946円という信じられないほどコスパが良い商品です。

当ウェブサイトから確認できる売上としては、アマゾン・リンク(Kindle版ないし書籍版)を経由して販売された冊数が、昨日までに書籍版・Kindle版あわせて累計183冊に達しています。あと17冊で200冊達成です。

朝鮮半島問題に関心を持つひとであれば、いわば「必読の書」でもありますので、まだの方はぜひ購入をご検討下さると幸いです。

新宿会計士:

View Comments (30)

  • >外務省ウェブサイトにフェリペ6世の晩餐会の情報が掲載されたのは、韓国大統領室の発表を伝えた韓国メディアの報道から少し遅れていたのです。想像するに、今回の騒動も、韓国が勝手な内容をどんどんと発表したことに対し、日本側も今回はかなり不快感を抱いていたのかもしれません。

    日本政府としては発表しない可能性はかなり低い韓国政府の発表を待てば良く、発表すれば先ず間違いなく韓国政府にとって都合が良い嘘が出て来るだろうから、日本政府は事実を淡々と述べれば良く、内容としてはまさに雑務ですね。

    単純な挨拶ですらこうなるのだから、会談は略式でも真っ平御免でしょうね。

  • 文でも尹でもやってることは変わりなく、5月10日の大統領就任式からまだ2ヶ月経っていませんが残りの任期も日韓関係に進展は無さそうなことを象徴する出来事だったと思います。

    韓国が変わらないのだから、日韓テーパリング、KOREXITは自然な流れかと。

  • 「日本側も今回は」ではなく「日本側は今回も」ですね。んじゃ、次は日中韓行ってみますか?w

  • 「言うべきは言う!(即時否定)」ってスタンスは大切ですね。
    受身一辺倒ではない”積極的無視”の方が解りやすくていいです。

  • 私たちが肝に銘じておかなくてはならないのは、「韓国の歴代政権の思考と行動が異常である」ではなく、「韓国の有権者を含めた集団としての韓国全体の思考と行動が異常である」でしょう。

  • こんな具合に、韓国が日韓関係を「改善」しようと藻掻く度に、韓国とは話し合いすら出来ないという実績が積み上げられ、両国の溝の深さが浮き彫りになる。
    そして、韓国はますます泥沼の深みに沈んでいく。
    なので、今後も韓国には頑張って「改善」に励んで貰いたいものだと思います。

  • 引用で『「ユン・ソンニョル」は「いん・しゃくえつ」の誤りです』をいちいち強調する意味ありますかね?
    そういうポリシーかと思ったら「半島を読む」からの引用時は指摘されていないようですし。

    • 自分も気になったので少し調べてみましたが2018/11/15の記事に「【FAQ】どうして当ウェブサイトで人名を日本語読みするのか」というのがありました。
      また2019/8/21の記事で「文在寅は「ウェン・ザイイン」?」にも見解がありますが、この時から考えが変わっていないなら誤りですとするのが誤りのようです。
      8/21の記事には「日本人が外国人の名前をどう呼ぼうが自由であり、逆に、外国人が日本人の名前をどう呼ぼうが自由です。」という記述がありますので「ユン・ソンニョル」と呼ぶのも良いはずです。
      おそらく「輸出規制」等の表現をいつも直されているので、同じようにしてしまったのでしょう

  • 朝鮮通信使の昔から、彼らにとっては「信(誼=よしみ)を通じる」ことが、何よりも重要なのでしょう。

  •  鈴置さんの「どこの国も韓国をまともに相手にしなくなった」という言葉にうなづきつつも、日本のメディアはどこもかしこも「韓国韓国」うるさいですね。(テレビは見ませんが他人の見ているテレビの音が耳に入ってきてしまいます。テレビで「韓国」というキーワードが出てくる頻度のなんと高いことか)

     すべてはアメリカによる対赤組の緩衝地帯としての韓国を重視しているため韓国を甘やかしすぎていると見ています。
     軍事専門家の意見では、長距離兵器や遠隔操作兵器、サイバー戦など発達により「緩衝地」としての地位が韓国は薄くなっています。韓国に期待できなくなると、防衛線が日本になります。日本国民がそれを受け入れる気概があるかどうかですが。平和ボケですからね。

     私はアメリカの理解が遅いことに憤ってます。アメリカさえ口を出さなければこんなことにならなかったろうし、拉致問題も早く動けた。遅い、遅い、あまりに理解が遅いアメリカ。真の敵はアメリカ。

    • 外国に責任を押し付ける韓国人的な思考は面白くありません
      はっきり言います、自国の問題は自国民の責任です
      たしかにアメリカに一因はありますが、
      日本の左派マスコミの影響等で日本の有権者が、そういう政治家を選んできたから
      そうなったのです

      • >>匿名様
         力の入ったレス、ありがとうございます。
         私も元来は、外国人を巻き込む「韓国人的」な行動が嫌いで、自国民の問題は自国民で解決すべきだと思っております。まさにその通り、経済専門家の渡邉哲也氏も同様のことを言ってました。匿名さんのような胆力の方がいてくれることが、大変うれしいです。コメント、ありがとうございます。

         昔、韓国の仕掛けてくる慰安婦騒動に関するディスカッショングループがあって、「日本人の清い」考え方じゃ中韓のプロパガンダに勝てないと主張する日系ブラジル人のいたコミュニティがありました。
         なのでかつて考え方を変え、当時慰安婦問題に興味を持ち始めた外国人:軍事ジャーナリストのマイケルヨン氏、ケントギルバート氏、トニーマラーノ氏(テキサス親父)とコミュニケーションし、こちら側に導く行動をとりました。結果、韓国側の主張や韓国の主張になびく外国人どもの考え方を変えさせられませんでしたが、上記3名が今は日本の雑誌や新聞で活躍している通り、日本側の味方をさせることには成功しました。外国人を利用して、結果多くの日本人の心を動かすことには成功したと思ってます。

         昔の日本人は「外国語」ができる人が多く活躍してました。伊藤博文、陸奥宗光…もっと多くいて、オランダ語の文書をすでに解読していて、薩摩藩は黒船の2年後に蒸気機関船を作りました。こうした「外国」を利用する人がこの国を作ってきました。

         志、態度や信念も大事です。また同時にどうしてもことを動かせなかったときに「発想の転換」も大事かと思います。

  • > 韓国は外交交渉記録を勝手に公表してしまう国
    この事実から察するに、過去、日本の外務省は「バラされたくなければ俺の言う事を聞け」って脅されてたんじゃないかと察します。
    で、実際にバラされて「どうだ!参ったか!」ってなったのだけど、バラされた方としては、(あぁ、これでもう水面下の交渉は出来ないな)と思うはずです。外務省がよほどのバカか愚か者でなければ、の話ですが。

    こういうことを積み重ねて、健全な関係になっていくことは良いことですね。

    • オフレコの場で、「文氏の対日政策をどう思うか」と問われ、「一人でマスター〇ーションしている様なものだ」と「正直」な感想を述べた相馬公使は、その発言を暴露され更迭されました。現在も閑職におかれたままの模様です。
      既に親韓派の外務省コリアスクールでも、「正直」な意見を述べる人はいないのではないでしょうか。
      「伊氏の対日政策をどう思うか」と問われれば、「対日関係を正常化しようとする姿勢が良いと思います」程度の回答になるのかな、と。そしてその発言を、「日本の政府高官が伊氏の対日政策を評価していると語った」と発表し報道する。それが現状かと、思います。

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