相手国のメディアで相手国のウソを見抜けることもある
「西側はウソツキだ」、「ロシアの主張が正しい」。そう主張する人がいます。ただ、そのような主張をする人のアドバイスに従い、ロシアのメディアをチェックし、情報を時系列・客観的に整理すると、むしろロシア側の主張の矛盾点が次々と出てきたりするものです。面白いですね。そういえば、「外国の主張のおかしさを客観的事実で整理すること」は、インターネット時代の私たち日本人にとってはお手の物なのかもしれません。
目次
コメント自由の原則
当ウェブサイトではコメント自由です
当ウェブサイトでは「読者の皆さまの知的好奇心を刺激すること」を重視しており、読者コメントに関しても、基準違反(※スパム、反社会的、著作権侵害などのコメント)に該当しない限りは、基本的にはどんなものであっても受け付ける方針としています。
こうした方針は、「知的好奇心を刺激する言論空間とするためには、さまざまな立場からさまざまな意見を書きこんでいただき、それらの妥当性についてはコメントを読んだ個々人が判断すれば良い」、とする考え方に基づいています。
(※なお、当ウェブサイトには6年前より、おもに中国、ロシアからのスパムコメントが1日100件前後投稿されているのですが、これらについてはスパム判定ソフトウェアを使い、読者の皆さまの目に触れないように削除しています。ただし、まれにスパム判定ソフトウェアの誤作動により、通常のコメントが承認されないこともありますが、誤って「スパム」に振り分けられてしまったコメントについては、可能な限り修正するように努めています。)
当たり前の話ですが、当ウェブサイトに付していただくコメントは、当ウェブサイトの主張内容に賛同するものでなくてもまったく問題ありません。他の読者の方々を筋道だてて説得するだけの論理性があるのならば、むしろ反対コメントであっても大歓迎です。
このあたり、「どんなコメントでもOK」、などとする基準を設けてしまうと、某匿名掲示板のような「荒らしコメント」が相次ぐのではないか、といった懸念もないではなかったのですが、蓋を開けてみれば、現在のところは著者自身が意図したとおりに、だいたいうまく行っているようです。
ほとんどのコメントは「議論」にふさわしい紳士的なものであり、また、読者コメント欄で健全な議論が盛り上がることも多いからです(※ただし、他のコメント主を「バカ」だのと罵倒するコメントが増え始めていますが、これについてはケースによっては削除しています)。
明らかにおかしくても排除はしません
こうしたなか、当ウェブサイトの主張に反論するコメントのなかには、どうも明らかにおかしなものも含まれています。
たとえば、コロナ禍の最中も、当ウェブサイトには「反ワクチン派」と思しきコメント主からの「ワクチン接種を煽るような記事を公表するな」といった趣旨の意見が寄せられたことがありましたが、当ウェブサイトとしてはそうした意見を排除することはしませんでした。
また、岸田文雄首相や鈴木俊一財相らの行動や考え方を批判する記事、あるいは財務省を「国民の敵」と位置付けて批判しているような記事に対しては、最近、当ウェブサイトの著者自身の人格を痛罵するようなコメントもありますが、それらのコメントについても排除するつもりはありません。
「反ワクチン」、「増税派」、「NHK擁護論」などは、すべて「議論を排除する」という共通点があるというのが著者自身の私見ですが、こうした「議論の排除を目論む勢力」に対する最大の武器は、「議論を受け入れること」にあるからです。
というよりも、最近気づいたのですが、「反ワクチン」「反原発」「増税原理主義者」、あるいはNHK、財務省、日本共産党などの共通点は、とにかく議論自体を嫌う、という点にあります。
そうであるならば、議論を封殺しようとする者の(ときとして極めて低レベルな)コメントも含めて丸ごと受け入れることで、むしろ「議論を呼び起こす」効果が得られるのではないでしょうか。
正々堂々たる議論が国民の敵をやっつける原動力
さて、少しだけ本論から外れますが、ついでに申し上げておくと、日本は自由・民主主義国家です。
たとえば、NHKの存在が自由主義経済において許されない理由のひとつは、NHK自身が自由経済競争を勝ち抜いたわけでもないくせに、職員1人あたり少なくとも1573万円の人件費を計上する(『NHK「1人あたり人件費1573万円」の衝撃的事実』等参照)など、乱脈経営を続けているからです。
また、財務官僚が国のサイフの入口(国税庁)と出口(主計局)を一手に握っている状態が許されない理由のひとつは、財務官僚自身が国民から選挙で選ばれたわけではないにも関わらず、結果的に国民から選ばれた政治家を上回る権力を握っているからです。
こうした状態に対しては理詰めの正論で「おかしい」と声を上げなければなりません。
そして、「自由・民主主義国家である日本で、自由経済競争、民主的選挙などのプロセスを経ずに社会的影響力、政治権力などを握り、日本の国益を妨害している勢力」のことを、当ウェブサイトでは「国民の敵」と位置付けています。
こうした定義に該当する「国民の敵」の典型例は財務省、NHK、いくつかの新聞社・テレビ局、さらには国会内における特定の野党です。あるいは「利権を握っている集団」と呼び変えても良いでしょう。
そして、利権を握っている側が「その利権はおかしい」と指摘されるのを好まないのも当然のことでもあります(当ウェブサイトに人格攻撃のたぐいのコメントを打ちこんで来る人物も、もしかしたらそれらの利権の関係者なのかもしれません)。
だからこそ、こうした利権勢力を壊すための最大の武器こそが、「正々堂々とした議論」、というわけです。
ロシアのプロパガンダのウソ
「ロシア正義論」、あるいは「親ロシア論」
脱線はこのくらいにして、本論に戻りましょう。
「反ワクチン」「反リフレ論」「増税論」「反NHK解体論」などと並び、最近、個人的に注目しているのは「ロシア正義論」、あるいは「親ロシア論」のようなものです。
これは、ロシアのウクライナへの侵攻を受け、「西側諸国の報道、政府発表等はことごとく間違っている」、「ロシアにはロシアの正義がある」、「正しい情報を読むためにはロシアの発表を読まなければならない」、などとするたぐいの主張でしょう。
こうした「親ロシア論」にはさまざまなパターンがあり、なかには「ロシアは西側諸国の陰謀で貶められている」とするものもあれば、「ロシアもウクライナも両方悪い」とする「どっちもどっち」論のようなものもあります。さらには、「ウクライナはロシアに無条件降伏しなければならない」などと主張している著名人もいらっしゃるようです。
世間でそのような主張をする人が存在するためでしょうか、当ウェブサイトにも最近、「ロシアの主張が正しい」などとする立場からの読者コメントが寄せられるようになっています。
この点、当ウェブサイトでは書かれているコメントの「意見そのもの」を判断して、それらを排除する、といったことは行っていませんので、仮に「今回の戦争はロシアに正義がある」、「西側諸国の情報はウソだらけだ」、などと主張するコメントであっても、基本的には削除するつもりはありません。
「どうぞお好きにコメントなさってください」、としか言いようがありません。
もっとも、「どんなコメントであっても自由に書き込んで良い」というのは、当ウェブサイト側が「そんなコメントの意見の正しさを認めている」、という意味ではありません。あくまでも、それらのコメントを読んで「知的好奇心を刺激する議論が発生すること」を期待している、というわけです。
極論をいえば、そのコメントをきっかけに、そのコメント主様が意図していないような議論の流れが生じることもあります。たとえば、「西側の情報がウソだったと仮定して、それが『ロシアの情報が正しい』ことの証拠にはならない」、といった具合に、議論が発展していく可能性もあるのです。
ロシアの主張を読んだ結果…
このあたり、「西側諸国やウクライナ政府の情報がウソであり、ロシアの主張が全面的に正しい」という可能性は、もちろん、ゼロではありません。理屈の上では、私たち日本国民は「英米を頂点とする情報ネットワーク」に完全に騙されている、という可能性も存在するのです。
つまり、ロシアの主張どおり、むしろドンバス地域でウクライナ側がナチス的な人権侵害行為に手を染めており、ロシアの行動はドンバス地域に限定された特殊な軍事作戦に過ぎず、ウクライナが主張するようなロシアによる全面侵攻は現実には発生していない、という可能です。
このあたり、「政府はUFOの存在を知っていて隠している」、「宇宙物理学者はウソをついている」、「じつは地球は丸くない」、などと主張する人たちと、心理的にはよく似ているのかもしれません。あるいは「反ワクチン主義者」の皆さんとも相通じるところがあるとも言えるでしょう。
ただし、当ウェブサイトとしては、彼らのいう「ロシアの主張も読んでおいたほうが良い」という点に対しては、賛同します。もっとも、賛同する「理由」は、「西側諸国のウソを見抜くため」、ではありません。「両方の当事者の主張を並べておくこと」は事実関係を把握するうえでの基本だからです。
そして、「ロシアの主張にも目を通した結果、やっぱりロシアの主張が間違っているのではないか」、という結論に至ることもあります。
昨日の『「作戦第一段階は完了」と言い張るロシアの苦しい内情』では、ロシアの『タス通信』(英語版)の記事からは、むしろロシア政府のこれまでの主張が丸ごとウソだった可能性が濃厚だ、という点を説明しました。
ロシアの「大本営発表」のウソが露呈する
すなわち、タス通信に掲載された「大本営発表」(?)を読んでいると、むしろロシア軍が「軍事侵攻から1ヵ月も経過しているにも関わらず当初の目的を達成していない」ことを理由に、「戦線を縮小し、ドンバス地域の制圧に目標を変更した」、という可能性もあるように思えます。
また、タス通信の報道では、ロシア軍自身が「ウクライナの主要都市を包囲している」という事実に言及していますが、このこと自体、「わが国はドンバス地域で限定的な特殊軍事作戦を展開している」とするロシア側の言い分が大きなウソだったことを自ら認めた、という意味でもあります。
しかも、キーウなどの諸都市については「包囲している」と述べる一方、ヘルソンなどについては「制圧した」と述べているということは、言い換えれば、「制圧した都市はヘルソンなどに限られ、キーウなどについては制圧できていない」とという意味でもあります。
なにより、「作戦の第一段階の主要目標」を「達成した」と宣言するまでに1ヵ月も経過しているという事実自体、本来ならば物量でウクライナ軍を圧倒しているはずのロシア軍が、ウクライナで大苦戦しているという事実を自ら認めたようなものでもあります。
情報を時系列・客観的に整理する
相手国メディアの読むと相手国のウソがわかることもある
「親ロシア」論者の皆さまのアドバイスに従い、ロシアのメディアの報道を読んでいくと、逆に矛盾がポロポロと出て来る、というのも、本当に、面白い話だと思います。
ただ、こうした「相手の情報の裏を読む」テクニックについては、私たちはこのインターネット時代において、自然と訓練を受けているのかもしれません。
たとえば、インターネット環境の急激な発展と普及に伴い、私たちは自分の国のメディアだけでなく、外国のメディアの報道も読むことができます。英語が読めるのであれば、インターネット上の多くの情報を手に入れることができますし、そうでなくても、相手国のメディアが日本語版のウェブサイトを開設してくれているケースもあります。
国の具体名を挙げることは控えますが、2018年12月20日、わが国の海上自衛隊P1哨戒機が、わが国の排他的水域(EEZ)内で外国の艦艇から火器管制レーダーを照射されるという事件がありました。
この事件、わが国の防衛省はその翌日に、事件の概要について公表したのですが、当該外国のメディアはこの事件について、当初、「悪天候のため艦に搭載していたすべてのレーダーを稼働させたら、たまたまそれらのレーダーが当たっただけだ」という言い訳を報じていました。
しかし、同28日に防衛省が当日の哨戒機からの映像を動画サイトに公表すると、「悪天候のため」という言い訳がウソだったと判明し、代わって当該国からは「むしろ日本の自衛隊機が低空威嚇飛行を仕掛けてきた」などと言い分を変え、その後は一貫して「低空威嚇飛行事件」にすり替えられてしまったのです。
ただし、この事件に関しては、当該国のメディアの報道を読み続けていると、客観的に見て不自然な点が多すぎること(たとえば「同国の艦艇は当該海域でいったい何をやっていたのか」、など)、時系列で言い分が二転三転している事実がウェブ空間に残っていることなどが判明します。
つまり、「ウソツキ国家」のメディアを読むと、むしろその国の言い分の矛盾がいくらでも出てきてしまい、却ってその国の言い分がおかしいことが判明してしまうこともある、ということです。
本当に面白いですね。
情報を整理するだけでウソを見抜けることも
いずれにせよ、私たちインターネット時代の国民にとって、情報を時系列・客観的に整理することは、かつてと比べて難しい仕事ではなくなってきています。
そして、今回のウクライナ侵攻に関しても、かつての火器管制レーダー照射事件などと同じような要領で、情報を時系列・客観的に整理してやるだけで、ロシア側の主張の問題点がいろいろと見えて来るのです。
その意味では、某国の観察なども、私たち現代人にとって、情報の読み解き方の訓練にもつながっている、ということではないでしょうか。
ウェブ評論がやめられないのも、「情報を時系列・客観的に整理するだけで、相手のウソを見抜くことができる」という面白さにあるのかもしれない、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
まことに世には「相手の国を理解する」という御題目を誤解されている方が多いのですな。「理解する」ことを「同調する」こととはき違えるパターンです。相手の国の言い分は、「確認する」に留めるべきで、決して「同調」すべきではございませんな。そして怪しげな言い訳に「同調する」ことを、まことしやかに述べて、これを第三者に強いてはならぬわけであります。
「地球は丸くない」あー確かに。『皆さんは”地球は丸い“と言うステレオタイプに陥って居る。エベレストもあればマリーナ海溝もある。それを指摘すると皆さんは躍起になって反論される。それは地球が丸いと言う20世紀的な価値観をアップデートして居ないからです。』みたいな事を書いている本を今読んでいる所です。地球の事では無く韓国の事を扱った本なんですけれど。一応広い知見に触れて偏らない認識を獲得したくて買ったのですが。
>エベレストもあればマリーナ海溝もある。
よくある詭弁で、定義づけをせずに誤魔化す例ですね。(半径6400kmの球体に10km前後(0.2%程度)の凸凹がある場合を「丸い」と呼ぶかどうかを定義していないのに勝手に結論を出している)
おはようございます。
ロシアや北朝鮮や中国が米軍基地ではなく東京と大阪の都心に核を打ち込んだ場合、米国は遅滞なくその核ミサイル発射基地に核報復攻撃をしてくれるのでしょうか。という日米安保の根本を揺るがす大問題が今提起されているのではないでしょうか。
そんな中、朝日デジタルが、本日、>>米国の「核戦略見直し(NPR)」をめぐり、バイデン政権は米国や同盟国への核攻撃にのみ核兵器を使うという「唯一目的化」を盛り込まず、運用の厳格化を見送る見通しとなった。バイデン政権は「核なき世界」を掲げたオバマ政権の核軍縮路線を引き継ぐと期待されていたのに。>>と非難。
この朝日の意見は、例えるならば、「昨今の犯罪凶悪化に対応するため銃刀によって襲われる、あるいは市民を襲おうとしている者に対してと同様に、サリンと思われる物質を散布しようとしている者に対しても、警官の銃の使用を許可する」という一つの提案に対し、「話せばわかる」とイチャモンをつけるケンポーキュージョー教信者の戯言にしか思えません。
私は、いくら自由民主主義国家とはいえ、NHKよりなによりも、あの朝日をこそ真っ先に潰すべきだと思います。
すいません。私見さらに追加させていただきます。
本日配信JBプレス記名記事によれば、
「現在、核共有しているのは、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、トルコの5カ国 、6カ所(イタリアが2カ所)であり、約150の核爆弾(B61)が保管されている。」
独は日本よりもえげつなく中国・ロシアと経済的にうまくやりながら、一方では核を共有して国防費GDP2%まで宣言しているのに、韓国にはドイツを見習えと言われ続けています。この理由を一つだけ挙げよと言われれば、私は「朝日」と答えます。
韓国には「ドイツを見習わせていただき、防衛費をGDP 2%とさせていただきます。」と言えばいいのです。
核シェアリングと言いながら
費用は全額日本持ちで、核のボタンを持つのはアメリカだけで、日本が核攻撃されてもアメリカが報復で核兵器使うとは思えないけどね
逆に言えば、日本で安全な所は米軍基地の所「だけ」だから、日本が今の数倍の金をもっと出して全国に米軍基地を作って核シェアリングをすべき
また、米兵の犯罪や各種廃棄物についても必要悪として大目に見るべき
という議論になる
本記事のように情報の”裏表”、普段よく仰られる時系列による”縦”の比較に加えて、同じ要素が他の国ではどうだったかといういわば”横”の比較も可能だなと思いました。
日本で「たかがレーザーの照射くらいで」「一発だけなら誤射かもしれない」などと言っていた方々は、それらの事象がロシアウクライナ間で起きていたらどうなっていたか、つまり一般的にはどれほど危険な状況であったか、横で比較してよくわかったのではないでしょうか。
まぁわかったとは絶対言わないでしょうが、せめてレーザーとレーダーの違いくらいは考えて欲しいところ。
ちなみに先日、インドがミサイルをパキスタン領へマジで誤射しましたが、インドは敵対国と言える相手に、謝罪とはとられぬまでも遺憾と事故調査の意向を表明。弾頭は非搭載で幸い被害は無かったものの、飛翔体は核弾頭が搭載可能な機種でした。
韓国と北朝鮮がそんな態度を示していたとは見えませんね。
「読者の皆さまの知的好奇心を刺激すること」
これが私がこのサイトを気に入っている理由です。私自身常に心掛けて行きたい所です。
しかし、こうした「論理的に考えてみよう」「何かを盲信するのはやめよう」
「色々なソースから多角的に考えてみよう」「偏った意見を持たない様に気をつけよう」
「嘘を見破れるようになろう」と言ったスローガンを聞く度に、一つ疑問を抱きます。
”頑張ってもそれらが出来ない人は、どうすれば良いんだ?”と言う疑問です。
不幸にも生まれつき頭が悪い人は、いくら頑張っても「わかんない、わかんないよぉお!」と
なってしまう可能性があるでしょう。そうでなくても「仕事で精一杯なんだ!
難しい事を考える時間なんかねえよ!」と言う人も少なくないでしょう。
そう言った人達はどうすればいいのでしょう?
”何も考えず、何も信じず、世の中に関わろうとしない”と言う生き方を選ぶしかないのか、
”誰か、もしくは何かを信じて、考える事をやめる”と言うリスクを取るのか……
「知的に生きましょう!」と言う主張に対して「できねえんだよ!」と返されたら
どうしようもないのか……?と考える事が良くあります。
考えることをやめた人は代わりに、誰か正しいだろうと思う人の言うことを信じるようになります。自分が信じる立憲民主党の〇Xさんが「憲法9条は変えてはならない」と言うのだからそうなんだ、とかです。世の中、分からないことだらけで、その方が自分の頭で考えるより楽です。
よって、そういう信者を集める〇Xさんの説はおかしいのだと論破するのは決して無駄ではありません。
ところで、自分は一般相対性理論は「わかんねー」ですが、アインシュタイン先生がそう言っているのだから、「そうなんだろう」と思っています。
「〇×さんが言っているから正しいんだ!」と自覚している場合は
まだ説得の余地があるかも知れませんね。
〇×さんが矛盾した発言をしたり社会的に恥をかいたりすれば、
「この人、正しくなかったんだ……」と考え直してくれるかも知れません。
ただし、「〇×さんの受け売りじゃない!俺が自分で考えた結果、
〇×さんが正しいって決めたんだ!……矛盾?スキャンダル?
てめえ、〇×さんを馬鹿にしたら許さねえ!」
と言う場合は、もはやどうしようもなくなるかも……
ちなみに、私は相対性理論は「分からないし、自分の人生で使う必要が
出てこない限りは勉強する必要もないだろう」としております。
どうしたって、時間と気力は有限ですからね……
御当人が「考えた結果だ」とされている「主張」についてはソレがドノヨウナ中身であっても”御当人の「考えた結果」である”ので、他人がトヤカク云うのはいささか僭越ではないかと愚考いたします、御当人を洗脳したい場合を除き
たーだ時は留まること無く流れておりますし永遠不変無謬の真理なんつーのもそーゴロゴロはしてまへんのやないかいな、てなもんで、
敢えて冒頭の”御当人”になんぞ投げてみるんでったら「考える」材料くらいでええんとちゃいますか?
人間は考える葦だそうでっから、考えた結果を語るヒトもまたナニか考えてるわけで
考えることを停止したら宇宙に飛んでったカーズみたいなもんちゃいますん?
>「〇×さんの受け売りじゃない!俺が自分で考えた結果、〇×さんが正しいって決めたんだ!……矛盾?スキャンダル?てめえ、〇×さんを馬鹿にしたら許さねえ!」と言う場合は、もはやどうしようもなくなるかも……
そういうのが極端化したのが、「世の中の真実に目覚め」たり、「ディープステートの陰謀と戦っている」人たちのようですね。
ネット社会の方がこういう思想が広がりやすいと思います。
おっしゃっていることはもっともな部分もあります
確かに人には得手不得手適不適はありますが
「何かを盲信するのはやめよう」
「偏った意見を持たない様に気をつけよう」
この2点は常に意識することによりある程度カバーできるのではないか?
と思うのですがいかがでしょうか?
>
「論理的に考えてみよう」
「色々なソースから多角的に考えてみよう」
「嘘を見破れるようになろう」
技術的側面がもるかと思います
学校教育を通して自然に習得できる方もいればできない方もいる
技術なので「人に教わる」「人から盗む」「書籍やネット等で学ぶ」等が考えられます
それでもダメな場合は何故ダメなのかを考える「コミュニケーション能力」 「理解力・読解力」のか?
頭が悪いから理解できないと言う方の大部分は「努力の方向性」が間違っている可能性もあります
いわゆる「無駄な努力」と言われものです
>「知的に生きましょう!」と言う主張
受け入れかどうか本人次第
藤井聡太竜王のように一芸に専念すると言う生き方もあります
結論はでているのではないでしょうか?
>時間と気力は有限ですからね……
新宿会計士殿、日々沢山の論稿を掲載頂き有り難う御座います。
ウクライナを侵略しているロシア側の主張は、web情報を読み比べ論理的に判断すれば、余りにもあからさまなプロパガンダであるのが分かります。更にロシア軍が民間人を殺戮していない等々の主張は、ベリングキャット(Bellingcat)を始めとするweb情報を丹念に調べ事実確認をする専門家により、病院への爆撃で妊婦と胎児が死んだ事実始め、次々と嘘であるのが客観的に証明されています。
ちなみに「ロシア正義論」、あるいは「親ロシア論」を、有料配信迄して身を立てている人物が盛んに主張しています。新宿会計士殿始めこのサイトに集まる方々の対極に居る人なのでしょう。日本国に於ける言論の自由に感心しつつ、この人物が発信した最新の記事をご紹介します。
ロシアが負けそうだと勘違いして自滅する米欧
2022年3月26日 田中 宇
> このロシア(露中)主導の新世界秩序作りは、成功すると決まったわけでない
> が、石油ガス鉱物の多くをロシア・非米側が握っていること、米国の最大の優
> 位点だった債券金融システムがQEによって崩壊寸前になっていることから考え
> て、米国側が潰れ、ロシア側が優勢になっていく可能性が高い。これは、今後
> 数十年の世界の流れを支配するのだが、米欧日のマスコミ権威筋はほとんどそ
> れを理解しておらず、むしろ逆の「ロシアは間もなく敗退・崩壊する」という
> 妄想が席巻している。メドベージェフらロシア中枢が発する、ロシアが潰され
> そうだという示唆は、米欧側の妄想を扇動して、その後の米欧の崩壊に拍車を
> かけるためのニセ情報作戦だと考えられる。
全文は下記URLから確認が出来ます。
https://tanakanews.com/220326russia.htm
駝鳥さま
面白い(!)方のご紹介、ありがとうございます。この方の経歴と著書のタイトルをザァーと見てきました。
この方は、世界の覇者は中国に移行し、やがて「対米従属から対中従属に向かう日本」と未来予測をされて……と言うよりも、そうあって欲しいと望みながら書物を書かれているようですね。
美術好きのおばさん様、早速のご返事有難う御座います。
仰る通り、この方は面白い(!)んです。つまり「面白い」の言葉に含まれる意味では特に「滑稽」でもあるんです。極端な意見に触れるのも意味があると私は考え、この方のメルマガの無料配信を受け、折に触れて読んでいます。
この方は、米国政権内には「世界を(米国一極主義から)多極化すべきだと考える勢力」が居るそうです。そしてこの多極化主義者の勢力が様々な陰謀を巡らせ米国の政策を導いている、という世界支配論理を思いつき、それをこじつける為に自分の論法に都合がよい記事をウェブで探し出して記事に纏めています。
更には世界各国政府の「上の方」に指示を出している超政府組織らしき存在があるのだと記事で主張しています。この「上の方」が何なのか、誰なのかの説明はありません。それは国際ユダヤ人組織なのかも知れません。もしかしたら宇宙から飛来した生物が世界各国政府に指示を出しているのかもしれません。
それにしてもロシアに依るウクライナ侵略を取り扱った記事では、事実の検証をせず、完全に無視しています。流石に呆れました。
普通は「アンチ」サイトがあるのでしょうが、webではこの方を論破する等するサイトが見当たりません。記事の内容が酷すぎるが故に、評価にも値しないと良識ある方々からは無視されているのかも知れません。
これらの意味でこの方はこの方は面白い(!)ので、ここでご紹介し、ご意見を賜りたいと考えた次第であります。
ロシアのプロパガンダも稚拙というか雑というか、これがあのソ連の正当後継国家かと驚いてしまいます。
でもよく考えるとソ連時代のプロパガンダも結構屁理屈でした。
全体主義国家の国内向けプロパガンダは、最期は官憲などで世論を抑圧し、嘘を真にしてしまうことで辻褄をあわせられるが故に、雑でも構わないのかもしれません。
西側世界のプロパガンダは、あからさまな嘘は少なく、都合の悪いことを敢えて語らないことで世論を誘導する巧妙さがある印象です。嘘がバレれば批判も激しいし信用を失うし、嘘を付くコストが高いです。
明らかに嘘をついてしまう全体主義国家のプロパガンダとはだいぶ違います。
ある野党の創設者の弁護士さんのツイートは、ダブスタや事実誤認がひどいです。今までは安倍氏・菅氏とも仲良しの演出もしていましたが、今後はもうできないんじゃないかな。
表現の自由のある日本ですが、嘘をつけば信用を失い、信用を失えば力を失うのも自由の国での現象です。
ついでに。
TBS地上波と相性のいい、「自称・紛争解決請負人」の伊勢崎賢治氏の主張や根拠がどれだけおかしくていい加減かを、ある軍事アナリスト(?)に丁寧に事実を突きつけて暴露されてしまったツイートが興味深いです。
https://twitter.com/rockfish31/status/1507700965419323397?s=20&t=6oEL-06GWmzKDtR2ZP56vA
スパイのお仕事
新聞等マスコミ情報は非常に大切です。
スパイが当該国で調べる際、必ず新聞等マスコミを使用し情報を得ます。
情報の片寄り(政治的)・報道しなかった事は特に重要です。
時系列で情報を整理する・定点観察するとかすれば、特に良いでしょう。
日本のマスコミの場合、情報を隠蔽するので逆にそれが重要事項なのだと
思われていると思います。
>新聞等マスコミ情報は非常に大切です
当方もそう思います。監視し続ける努力、評価判断を怠らない立場を貫くことが大切です。
コンビニに買い物に行った際には当方は新聞スタンドに目をやり、朝刊各紙の見出しを見比べるようにしています。扱っている事件事象が同一なら、それはもっとも重要と見なされている対象。食い違っているなら、どう違っているか、なぜ違っているかに考えを巡らせる。もっとも危険なのは、情報ソースがひと通りしかない報道が各紙共通の見出しとなっているケースです。情報工作・事実隠蔽の可能性が高い。外務省が発表する外交時事はその典型例であると考えています。
プーチンが思う中立緩衝地帯とは、親露大統領、親露国会議員、露資本や親露サヨクによるメディア支配、露系住民による文化侵略や多数派工作、つまり、中と香港みたいな関係性を指してると思う。
いわゆる「静かなる侵略」行為を黙って何もせずにただ呑み込まれろと言うことだと思う。
あとミンスク議定書も露というトランプのジョーカー、ヤクザみたいな国をケツモチにしたら、それは対等な力関係とはいえないし、不平等条約みたいなものなんじゃないかな。
クリミアを侵略された上で、隙あらば軍事介入してやろうと手ぐすね引かれていたら、ウクライナは自国の問題なのに公に動けなくなる。
それならばと熱くなった下の人たちが勝手な行動に出るのもしようがないかな。
で、それもまた軍事介入の理由になるという…
コメント失礼します。
露が正しいと主張する方は、
・ウクライナが露を挑発した(先に喧嘩を売った場合、国際法に於いては戦争をする理由になるそうで。因みに大東亜戦争は禁輸やら色々やられてたので侵略ではなく自衛)
・ウクライナが拉致や虐殺をしていた(内政干渉の例外「人道的干渉」いう理由で進軍出来るそうな)
の証拠を出せばいいのでは?
尤も、出せたとしても露が民間人殺し捲ってるから所詮は共産主義(金持ちと政府を滅ぼせば残った人皆幸せになる筈!)と呆れられそうですが。
今回の件で露と支那両方を弱らせる事が出来ると良いのですが。共産主義はおっかないです。
そういえばサヨクさんは酒持って露に話し合いには行ってるんですかね?仲良くなれば戦争止められるとか誰かが言ってた様な。朝日でも構いませんが、言葉の力で侵略を止めさせれば私は褒め称えますけど。自らの力や正しさを証明する良い機会なのに。
某弁護士然り、「特定の国や集団の悪行は許す」という思想は、多数派に忌み嫌われるのにやめられないみたいですね。
露が捨民みたいにどんどん弱っていきます様に。そして日本国民が平和ボケから覚めます様に。
露スキーも言われっ放しは悔しいでしょうから、私也にプーチンを褒めますね。
https://hosyusokuhou.jp/archives/48922745.html
バイデンよりも武漢肺炎対策頑張っててエライ!(でもアカ仲間がばら撒いたウイルスにそんな嫌悪感示して大丈夫なのかな?)
今回のウクライナ侵略で気になっている点。
アフガニスタンは簡単にアメリカ軍は撤退した。
ウクライナ侵略では兵こそ出さないが強力に援助している。
違いはいろいろ有るのでしょうがウクライナ人が逃げずに立ち向かっている点が大きい。
と思って居ます。
となれば日本が侵略された場合。アメリカ軍が居る~ とばかり丸投げに近いことをしたら。
決してアメリカは反撃してはくれないでしょう。
間違っても全力で反撃はしないでしょう。
我々は敵に全力で反撃する心構えはあるのでしょうか。
全力とはその武力はいかほどでどこまでの事を指すのか。
そろそろ明示する時期が来ていると思うのですが。
そして国民負担はどれだけになる事も
人智及ばぬ天でさえ”自らを助くるものを助く”らしいので、イワンヤニンゲンヲヤ???
万が一日本人に心構えがあっても、アメリカから反撃禁止される展開も絶対無いとは言えない
逃げずに戦っているウクライナも、敵基地攻撃=ロシア領土基地の攻撃については、アメリカからの指令で禁止されているわけだし