菅直人氏の「ヒトラー」投稿巡り7割が「問題」と回答
泉健太氏は2020年、杉田発言で菅総理に何を要求したのか
JNNの世論調査では、菅直人元首相による「ヒトラー発言」を「問題だ」と答えた割合が7割に達したそうです。立憲民主党や泉健太代表はこの問題を巡って、逃げ切りを図っているのかもしれませんが、その立憲民主党が2020年、自民党の杉田水脈氏の「問題発言」をどう追及していたのかを思い出すと、非常に参考になります。当時の政調会長だった泉氏が菅義偉総理に対し、「自民党として」杉田氏を処分すべき、と迫っていたからです。
目次
杉田水脈氏の「問題発言」に、立憲民主党はどう対応したのか
「立憲民主党は、ブーメランの名手だ」――。
いつのころからか、インターネット上では、こんな揶揄が広がっているように思えます。
この点、本当の「名手」なら、投げたブーメランを再び自分自身で受け止めるだけの能力を持っているはずなのですが、立憲民主党の場合、「投げたブーメランが自分自身の後頭部に突き刺さる」という特徴があるため、これを「名手」などと呼んで良いのかについては、若干疑問ではあります。
ただ、相手に投げた批判が、ことごとくブーメランのように自分自身の跳ね返っていくさまは、見ていてなかなか強烈でもあります。
その典型例が、「問題発言」でしょう。
少し古い話題を取り上げます。
自民党の杉田水脈(すぎた・みお)衆議院議員が2020年9月、党会合で「女性はいくらでもウソを付ける」など、性犯罪被害者に対し侮辱的な発言をした、という一件がありました。杉田氏は当初、「そのような発言はしていない」と主張していたものの、一転し、自身のブログで発言を認め、謝罪しています。
ただ、この発言を巡って、立憲民主党側は、当時の安住淳国対委員長が「議員の資質が問われる」と非難しただけでなく、杉田氏の謝罪だけでなく、自民党には「党としての対応が必要だ」、などとする見解を示していました。
立民・安住氏「議員の資質問われる」 自民・杉田水脈氏の謝罪に
―――2020/10/1 16:32付 産経ニュースより
半年以上、不祥事を引っ張った立憲民主党
それだけではありません。
立憲民主党の政調会長だった泉健太氏は、当時の自民党総裁でもあった菅義偉総理大臣に対しても、杉田氏の謝罪や議員辞職を求める13万超の署名を自民党側が受け取り拒否した点などに触れ、「自民党総裁として党に署名を受け取り、対応を講じるよう指示すべき」と迫りました。
杉田水脈氏発言は「党の判断尊重」 菅首相、対応示さず
―――2020年10月28日 16時46分付 朝日新聞デジタル日本語版より
さらに、発言から半年以上経過して以降も、立憲民主党側はこの追及をやめず、参院内閣委員会では立憲民主党の岸真紀子氏が「こういった発言が女性を傷つけ、相談をしづらくする」、などと舌鋒鋭く批判しているのです。
杉田水脈議員発言「大変残念」
―――2021年6月3日13:45付 ロイターより
だからブーメランと言われるのですが…
もちろん、杉田議員が本当に問題発言をしていたのだとしたら、それは由々しき話ではあります。しかし、立憲民主党が自民党の一介の議員の「問題発言」に対し、「議員辞職」までを迫っていた、という事実については、決して軽く見るべきではありません。
なぜなら、立憲民主党を巡っては、現在、「党の最高顧問」という立場にある人物の発言が世間で注目されているからです。『立憲「ヒトラー」騒動に対しダブル・スタンダード批判』を含め、この騒動については何度となく取り上げてきたとおりですが、端的にいえば、立憲民主党も菅元首相も、どちらも極めて不誠実です。
そもそも論ですが、菅元首相が批判した相手のうち日本維新の会は公党であり、橋下徹氏は維新の創設者ではあるにせよ、現在は公人ではなく、民間人に過ぎません。もしも橋下氏が本気で菅氏を訴えれば、名誉棄損が成立する可能性だってあります(※橋下氏のツイートを見る限り、その意向はなさそうですが…)。
また、菅氏自身は立憲民主党の公認を受けて当選した現職の国会議員であるとともに、立憲民主党の最高顧問という役職に就いている人物でもあります。その菅氏の言動に対し、立憲民主党が「政党として無関係」を貫くことなどできません。
いや、もちろん、立憲民主党が「党として」、維新や橋下氏のことを「ヒトラーのようだ」と考えている、ということであれば、それはそれで止むを得ない(?)話でしょう。しかし、もしそのような見解を持っていないのであれば、立憲民主党は公式に、菅氏の発言を巡って謝罪するなど、何らかの対応をする必要はないのでしょうか。
もしかすると、立憲民主党はこの問題を巡り、わざとあいまいな態度を取って放置し続けることで逃げ切りを図っているのかもしれないのですが、もしそうだとしたら、不誠実極まりない話です。
呆れる一般有権者
もっとも、立憲民主党が「逃げ切り」を計ったとしても、本当の意味で「逃げ切れる」のかは、微妙でしょう。
今朝の『一般読者から「ブーメラン政党」と指摘される立憲民主』でも取り上げましたが、インターネット上のニューズサイト、ツイッターなどを眺めていると、一般読者、一般のネットユーザーなどの間では、立憲民主党が「ブーメラン政党」といった認識が急速に広まっているフシがあるからです。
ただ、話はそれだけにとどまりません。TBSのウェブサイト上の『JNN世論調査』というページに、『菅直人元首相のツイッター投稿について?』という質問が掲載されていました(図表)。
図表 菅氏のツイッター投稿について
設問 | 割合 |
---|---|
非常に問題だ | 19% |
表現は自由だが、やや問題だ | 51% |
表現は自由で、あまり問題ない | 18% |
全く問題ない | 6% |
答えない・分からない | 6% |
(【出所】TBSウェブサイト)
「表現は自由だが」云々の記述を含め、設問自体がかなり恣意的ではないか、という気もしないではないのですが、その点はとりあえず脇に置きます。
ここで注目したいのは、「問題だ」、すなわち「非常に問題だ」、「やや問題だ」と答えた割合が合計で70%に達しているという点です。ちなみに「問題ない」、すなわち「あまり問題ない」と「まったく問題ない」については、あわせて24%に過ぎません。
何の因果か…泉健太氏が現在の代表に
いずれにせよ、オールドメディアによる世論調査ですら、7割の人が何らかの形で「問題だ」と答えたわけですから、立憲民主党はそろそろ、本件を巡って、いいかげん、何らかの対応を講じた方が良いのではないか、という気がしてならないのです。
いや、もちろん、「放置して徹底的に逃げ切りを図る」というのも、立憲民主党の自由です。
しかし、菅(すが)総理に対し、自民党として杉田氏を処分するよう強く迫った泉健太氏が、現在の立憲民主党の代表として、菅(かん)元首相に対する処分を下すことができないという点は、立憲民主党が「ダブル・スタンダード政党」であることの証左にしかならないのではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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立憲ネタではなく菅直人ネタです。たまたま、今朝見つけたので。
菅直人の軽薄さや危険さは、近くで見ている人はずっと昔からわかっていたかもですね。
「暴走老人」菅直人の危険性を48年前に見抜いていた有吉佐和子
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68760
>「僕らがですね、再三再四、市川さんの出馬を要望しても、市川さんは・・・自分も歳だからといって頑として辞退し続けたんです。・・・そして僕たちは市川房枝を勝手に推薦する会というのを作りました。ハンコは僕たちで勝手に作って届けようって相談していました」
こういうことを言っていたとしても、全然違和感がないです。
自分の目的のために他人を利用することを善と思っているんでしょう。
毎度、バカバカしいお話を。
立憲は、「問題ありと、回答しなかった人が、30%もいる」と、言っているんだって。
おあとが,よろしくないようで。
本記事についてコメントし忘れてましたので。
マスコミが野党関係者の失言(?)を調査項目にするのは珍しいですね。
前回総選挙で立憲が「敗北」してから、マスコミの風当たりに変化があるような気がしなくもないです。
立憲びいきと言われたくない程度のことかな?
卵を産まなくなったので喰う算段を始めたのではないか、と愚考いたします
立件共産じゃ未来永劫勝てそうにないからマスコミが切り捨て始めたんじゃないんですか?
名前の欄に「菅直人 衆議院議員(府中・小金井・武蔵野) 立憲民主党」と書いたアカウントで呟いているのに、個人として扱うというのが矛盾してますね。
個人として呟きたいのなら別アカウントを作って、そこでやればいいとおもうのですが。
あと余談ながら、今回スルーされましたが弁護士に喧嘩を売るとは、いい度胸してますね。
特定野党、マスコミ、自称市民団体は、追及するターゲットを都合よく選んでいるということですね。
マスゴミと組んだ立憲のダブスタは、酷いです。
今時ヒットラーとか言う事自体が、時代錯誤では。
高齢化した支持者と似たような印象を持ちました。
もう韓国政府や中朝工作機関も、立憲が政権を取るという目標から、日本を分断するに切り替えているように思います。
今の若い人はヒットラー知っているのかな?
名誉毀損よりも侮辱の方かな?って気がするけど、そんな細かいとこを置いておいて・・・・
>議員の資質が問われる
なんとなくだけど、立憲の人って意識してるのかしてないのかはともかくとして、「与党議員」と「野党議員」で求められる資質とか役割が違うと思ってるのかも?って感じたのです♪
議員は議員なんだから、与党も野党も関係ないって、あたしなんかは思うのだけど・・・・・
は(⑉˙ᗜ˙⑉)て??
いや、やっぱりなんにも考えてなくて、「追及」とか言うのができそうなネタに飛びついてるだけなのかな??