今夏参院選の投票先でも維新・立憲「逆転」=日経調査
政党支持率で「維新>立憲」が定着しつつあるなか、日経新聞の調査では「投票先」でも両党の逆転が生じたようです。日経によると、夏の参院選で投票したい政党などについて尋ねたところ、1位は43%を獲得した自民党でしたが、2位は16%だった日本維新の会で、立憲民主党は10%にとどまり、3位に沈みました。その一方、例の「ヒトラー発言」を巡ってはほかにも報道があったようです。
政党支持率の逆転現象
昨日の『支持率低迷の立憲民主に対し連合が突き付けた「警告」』では、最新の政党支持率調査に加え、立憲民主党の支持基盤のひとつである連合が、立憲民主党に対し「日本共産党と連携する候補は支援しない」と警告した、などとする話題を取り上げました。
あらためて、当ウェブサイトで「定点観測」している6つの世論調査(読売新聞、朝日新聞、時事通信、共同通信の4社のものに加え、産経・FNN、日経・テレ東の2つの合同調査)のうち、入手できた2022年1月時点の政党支持率を眺めておきましょう(図表)。
図表 政党支持率(2022年1月、カッコ内は前回比)
メディアと調査日 | 自由民主党 | 立憲民主党 | 日本維新の会 |
---|---|---|---|
読売新聞(1/14~16) | 41.0%(±0) | 5.0%(▲2.0) | 6.0%(▲2.0) |
時事通信(1/7~10) | 25.6%(▲0.8) | 4.0%(▲1.0) | 4.3%(▲0.6) |
産経・FNN(1/22~23) | 40.3%(+1.7) | 6.0%(▲1.2) | 6.7%(▲1.4) |
日経・テレ東(1/28~30) | 46.0% | 8.0% | 10.0% |
(【出所】各社報道より著者作成)
政党支持率≠獲得議席数、だが…
少なくともここに示した4つの調査では、いずれも支持率で日本維新の会が立憲民主党を上回っていることが確認できます。まさに、民間メディアの調査で見る限りでは、立憲民主党は支持率で日本維新の会に追い抜かれ始めているのではないかと思えてなりません。
ただ、これも普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、政党支持率調査はあくまでも政党支持率調査に過ぎず、「次の選挙でどこに投票しますか」と尋ねているわけではありませんし、現実にその政党が次回の国政選挙で獲得できる議席数と必ずしもイコールではありません。
メディアの世論調査はほぼ毎月のように行われていますが、大型国政選挙(衆議院議員総選挙、参議院議員通常選挙)は数年に1回しか行われませんし、また、政党支持率とある政党の獲得議席数は、きれいに相関しないものです。
このため、立憲民主党もこれから頑張れば、支持率で挽回できるチャンスがないわけではないでしょう(個人的にそのチャンスはあまり高くないようにも見えますが…)。
日経調査でも「投票先で維新>立憲」
もっとも、立憲民主党の支持率低迷に「追い打ち」をかけるかの話題を発見しました。日経電子版に昨日掲載された、次の記事です。
参院選の投票先、自民トップ43% 2位は維新16%
―――2022年1月31日 1:00付 日本経済新聞電子版より
リンク先の記事によると、日本経済新聞社の世論調査で、今夏の参院選で「投票したい政党」、「投票したい候補者がいる政党」について尋ねたところ、次のような順序だったというのです。
- 1位…自民党(43%)
- 2位…日本維新の会(16%)
- 3位…立憲民主党(10%)
- 4位…日本共産党(4%)
- 5位…公明党(3%)
4位や5位については個人的に若干意外感はありますが、少なくとも1位から3位に関しては、『比例投票先でも「維新>立憲」の逆転=各種世論調査で』でも取り上げた、毎日新聞の電話世論調査や『選挙ドットコム』というウェブサイトのネット世論調査などとも整合しています。
この点、各種メディアの調査で「投票先」でも「維新>立憲」とする結果が出てきたという事実もさることながら、今後、この差が縮まるのか、開くのか、そして現実の夏の参院選でも獲得議席数に差がつくのかどうかについては、興味深く見守る価値がありそうです。
菅直人元首相のヒトラー発言に「イスラエル関係者が失望」
ところで、立憲民主党の「最高顧問」でもある菅直人元首相が、日本維新の会や橋下徹氏らをヒトラーになぞらえるツイートを発した、などとする話題を、『公党を「ヒトラー」呼ばわり:一般人はどう感じるか?』でも取り上げました。
これに関しては、次のような関連報道もありました。
国民・榛葉氏、菅直人氏のヒトラー発言に「イスラエル関係者が失望」
―――2022/1/28 17:58付 Yahoo!ニュースより【※毎日新聞配信】
『Yahoo!ニュース』(※記事を配信したのは毎日新聞)によると、日本イスラエル議員連盟副会長でもある国民民主党の榛葉賀津也幹事長は先月28日の記者会見で、知人のイスラエル関係者から「怒りを超えた失望のメールや連絡があった」などと述べたのだそうです。
この「イスラエル」発言について報じた記事は毎日新聞のものしか見つけられませんでしたが、もしもこの榛葉氏の発言が事実なのだとしたら、なかなかに困惑する話題でしょう。
なにせ、菅直人氏といえば立憲民主党という「日本最大の野党」の最高顧問という役職に就いており、しかも首相経験者でもあります。そんな人物が軽々に他党を「ヒトラー」などと例えて批判すること自体、有権者だけでなく、国際社会からも懐疑の目で見られる材料ではないでしょうか。
それだけではありません。
立憲民主党の泉健太代表自身が「CLP問題」、「ヒトラー問題」などでダンマリを決め込むこと自体、立憲民主党のイメージを失墜させる原因ともなりかねません(※「すでに地べたに堕ちている」から「これ以上失墜することはない」、といったツッコミは脇に置いておくとして)。
いずれにせよ、泉健太体制が始まってからまだ2ヵ月で、ここまでボロが出てくるというのも、ある意味では興味深い政党だといえるのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
プライムニュースで無能な新代表は、「これまでの連携は白紙にすると明確にしている」と参議院選挙での共産党との協力を否定したそうです。
理由は党としての力を拡大する事が優先との事。
先に連合、国民との連携を決めてからと、考えているように思います。
「詐欺ニダ」かな。
同じく昨夜のプライムニュースの泉代表ネタ。
泉代表は以前、総選挙の「科学的な分析」をやると言っていましたが、番組冒頭からなぜか「科学的な調査」に言葉が変わっていまいた。
なんの伏線かと思っていたら、
調査は科学的にやったけど、最終報告からは党の事情で科学的な部分を抜いたことへの批判対策だったようです。
いちいち、セコいです。
引き続き昨夜のプライムニュースネタ。番組最後、泉氏は松井氏に「菅直人をぶん殴っちゃえよ」とエールを送られてました。松井無双。
>ぶん殴っちゃえよ
松井氏もそんなに上品な言葉使いが出来るんですね。
普段なら、「どついてまえ」とか「いてこませ」という所なんでしょうけどww
共犯関係にあるメディアがどう振る舞うか目を凝らしておく必要がありそうですね。自らの生存に不都合な情報は「報道しない自由を行使して」目立たないように丸め込むのが常套手段ですから。
これでもまだ10%が投票しようと思っているのが理解できない。
新しくなったと言いながら連日「他人に厳しく身内に甘い」言動を繰り返す以上、地べたまで堕ちただけに留まらず、これからは地べたに這いつくばって墓穴を深く掘り下げていくことは必至。
どうせ参院選前後にまた党を割って色々とロンダリングしようとするつもりかも知れないが、そんなことに引っ掛かるおバカさんがどれだけいるか。
自民党議員やそのOBらが失言(と言うほどのレベルでなくとも)した時にすぐ出てくる海外からの批判、菅直人のヒトラー発言には出てこないのかと思っていたら、ようやく出てき始めたようですね。
段々マスゴミ忖度による「立件の不祥事は『報道しない自由』バリア」も効かなくなってきているようでw
特定メディアや菅野完、元志位るずなどで構成された下部組織への不穏当な政党助成金使い込み問題も必ずや真相を白日の下に晒し、立件共産党の全ての不義に鉄槌を。
> これでもまだ10%が投票しようと思っているのが理解できない。
世間では、「自民党ではない」というただ一点のみの理由で投票行動を行う人が一定数はいるということですよ。投票理由が「非自民党」というだけなので、立憲民主党がどれほどグダグダであろうが、中身が空っぽであろうが関係ないのです。そういう人たちの中で、宗教政党はちょっとなぁと思う人や、共産党は流石にヤダという人が立憲民主党に入れるわけですが、自民党に対する忌避感よりも共産党に対する忌避感のほうが薄かったので、”立憲共産党”であっても、なお投票するんでしょうね。
維新について言えば、あくまでも個人的な感覚でしかありませんが、東京ではほとんど存在感がありません。今でも多くの東京人は、維新を大阪の地域政党だと見做しているのではないかと思います。ただ、「自民は嫌だけど、立民は酷すぎる。とりあえずどこでもいいからそれ以外」という人たちが「維新に入れてもいいかも」と思っている程度ではないかと思っています。維新が本当の意味で全国政党になるためには、あと数回の国政選挙が必要だろうと思います。
>投票理由が「非自民党」というだけ
まぁこれに尽きるんでしょうね。非自民なら日本がどうなっても構わないというなら勝手にしたら?としか言いようがないですw
維新はこちら(西日本のどこか)でも存在感はありませんね。
龍さんが仰るように今しばらくの場数を踏まないと全国区にはなれないでしょう。
立件は菅直人などを黙らせるべきですが、維新は維新でいい加減橋下を黙らせるべきでしょうね。どこの国の代弁者か分からないから。
候補者がまともなことを言ってる、という意味であれば特定野党などより幸福実現党の方がよっぽどまともです。宗教政党ですし、総裁があの人なのでいかに理念は立派でも手放しで信用するわけにはいきませんがw
維新は場数を踏む前に議員の不祥事が起きたりして
伸び悩む可能性高いかな
維新が大阪限定と言うのは当たっています。
かと言って、大阪以外に手を広げる必要も無いと思っています。
東京には東京を良くしたいと思っている非自民・非立憲の組織が出来るでしょう。都ファでしょうか?
沖縄には沖縄の、北海道には北海道の、そういう組織・政党が育ってくれば、それらと連携して地方から国を変えていく、そうあれば良いなと思っています。