日本人必読?「K防疫」だけではない、最新の鈴置論考
韓国観察者・鈴置高史氏が最新論考を公表しました。今回のテーマも「K防疫」ですが、それと同時に、なぜ韓国が日本と関わろうとして来るのかに関し、鈴置氏なりにスッキリと整理・分析したものであり、可能なことならば、すべての日本人が一読しておく価値があるものです。ちなみに「K防疫」をほかの単語に置き換えても、議論が成り立っていると感じるのは、ここだけの話です。
最新版の鈴置論考
今回もまた、ずいぶんと踏み込んだな、と思ってしまいました。
日本を代表する優れた韓国観察者でもある鈴置高史氏が本日、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に、こんな記事を寄稿しています。
それでも「日本はダメ」と唱え続ける韓国人 絶望的な劣等感が生む「K防疫信仰」
コロナの感染拡大で死者が増え続ける韓国。それでも理屈をこねて「我が国の防疫の方が上」と日本を見下すのが韓国人だ。韓国観察者の鈴置高史氏はそこに絶望的な劣等感を嗅ぎ取る。<<…続きを読む>>
―――2021/12/28付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
記事タイトルはじつに刺激的に見えます。
ただ、内容自体は鈴置氏が普段から提唱しているものと大きく乖離するものではなく、むしろ、年末にあたり、これまでの議論をスッキリと整理した、優れた論考です。可能ならば、すべての日本人に読んでいただきたいと思うほどです。
今回の記事も文字数は7000文字を超えるなど、非常に長文ではありますが、相変わらず平易な文体に豊富な客観的証拠付きであり、あっという間に読み進み、読了したときには「もっと読みたい」という、逆の意味での不満を抱く可能性がありますのでご注意ください。
示唆に富んだ鈴置論考
今回の鈴置論考、タイトルなどももとにして、当ウェブサイト側の文責にて要約すると、次のようなものでしょう。
「韓国がうるさく日本に関わろうとするのは、彼ら自身の心理と関連している」。
この点、「『K防疫』だろうが何だろうが、好きになさればよいのではないか」、「いちいち日本と比べないでいただきたい」、などと思う日本人は多いのではないかと思いますが、ただ、個人的には今回の鈴置論考、韓国の行動を理解するうえで、さまざまな示唆に富んでいると思います。
記事からごく一部分を抜粋しましょう。
鈴置氏は韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)の12月9日付の『知らず知らずに集団免疫?日本の「新型コロナ急減」ミステリー』という記事を紹介。
同記事で取り上げられている、いわゆる「自然免疫」説――日本でコロナの新規陽性者数が激減した理由は、日本が徹底的なPCR検査を避けたがために、自然免疫を持つ人が増えたからだ、とする説――を巡って、鈴置氏はこう述べます。
「『自然免疫説』はまったく根拠がありません。もし、そうならワクチン接種以前から日本では抗体を持つ人の比率が高いはずですが、そんなデータはどこにもありません」。
鈴置氏にいわせれば、このハンギョレ新聞の記事は科学的根拠を欠いた記事、というわけですが、ここで重要なポイントは、なぜこの手の「科学的根拠を欠いた記事」が出て来るのか、という背景の方でしょう。
昨今、韓国では新規陽性者、重症者がともに急増していますが、鈴置氏によると、こうした状況を受け、韓国社会では現在、文在寅(ぶん・ざいいん)政権に対する批判が再び高まっているのだそうです。
「重症患者も病院に収容できず、医療崩壊が起きています。<中略>この政権が自画自賛してきた『K防疫』の馬脚がくっきりと現れたのです」。
だからこそ、事実を無視してまで、「韓国の検査体制は日本より優れている」などのK防疫を信じ込む、というのが、今回の鈴置論考での指摘です。
K防疫と大統領への批判は別物
ただ、韓国で医療崩壊が生じているのだとしたら、どうしてそこでK防疫を信じるのか、という疑問がわきます。
このあたり、当ウェブサイトでは『鈴置論考「失敗国家に進む韓国:K防疫は神聖な存在」』でも取り上げた、鈴置氏の前稿『「K防疫のまやかし」から韓国人は目覚めるか 幼いナショナリズムが生む国家の蹉跌』の末尾にあった、こんな表現が参考になるでしょう。
「大統領は口を極めてののしっても依然、K防疫は神聖な存在なのです」。
今回の鈴置論考を読んでいても、こうした「K防疫」に対する韓国国民の感情を裏付ける、韓国国内のツイートや記事が豊富に紹介されています。
もちろん、なかには韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された『【時視各角】韓国の防疫と日本の防疫の違い』のように、文在寅政権のK防疫を批判する記事もないわけではないのですが、これに関しても鈴置氏は次のように指摘します。
「ただ、この記事も韓国の民度を疑う書き方はしていません。むしろ、文在寅大統領の不誠実さを強調するほどに、普通の韓国人は被害者となるわけですから、『民度』は不問に付されるのです」。
このあたり、鈴置論考の一貫性は本当に参考になると思う次第です。
結局はその国の選択
こうしたなか、今回の論考の末尾に、こんな記述があります。
「韓国人がK防疫をバネに一段と自信を付けるのか。それともK防疫の馬脚に気付き、劣等感に苦しむ昔の韓国人に戻るのか……。韓国は今、岐路に立っているのです」。
この記述、読んでいてハッと気付く方も多いと思います。
「K防疫」を竹島、慰安婦、徴用工などに入れ替えても、同じような議論が成り立つからです。
では韓国は一体、どこに向かおうとしているのか。
本稿では、その答えについては、敢えて提示しません。
結局のところ、各国がどういう道を選ぶかについてはその国の国民の選択に過ぎず、私たち外国人がどうのこうのいえる問題ではありませんし、その国民の選択により発生した結果についても、それはその国の国民が享受すべき筋合いのものだからです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、奇しくも本日は、2015年12月28日の日韓慰安婦合意から、ちょうど6年目の節目でもあります。
この合意では、日本が10億円を政府予算から拠出し、あわせて安倍晋三総理大臣がいわゆる慰安婦らに対し「日本国を代表して心からおわびと反省の気持ちを表明する」というものであり、あわせてこの問題が最終的かつ不可逆的に解決したことを確認したものです。
その後、この慰安婦合意自体、韓国側があっけなく反故にしてしまいました。
「ウソをつかない」「約束を守る」という点に価値を見出す日本人にとっては、どうにも理解に苦しむものではありますが、結果的に日本の側で韓国に対する理解が進んだのだとしたら、これはこれで皮肉なことである、という言い方もできるのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
(かの国からみて)日本が常にすばらしくみえてしまうから「葛藤」状態に陥り、
これを脱却するには、(悲しいかな)日本を超えている感じをもてる優越感が必要なのだと思う。
でも、日本を超えた部分があっても、根が日本じゃないので、
いつまでたっても、日本のパチものとか劣化版を超えられない。
となりの芝生が青いのがどうしても視野にはいっちゃう。
だから、場当たり的に、芝生に塗料まいてウチのほうがもっと青いとか
日本の芝の青は、精神的には青ではない、とか言ってるんじゃないかと
鈴置氏や新宿会計士のように、かの国の行動様式の事実を踏まえた論考が
公表されることにより、あーあいつものパターンね、と思いますが、
心底、笑われていることに気が付くまでは、何もかわりませんね。
韓国では、日本の出羽の守みたいな人種が、日本よりたくさんいるのかな?
鈴置論考にある自信というキーワード、重要だと思います。過剰に自信を持たせると大日本帝国のようになるし、逆に自信が全くないと経済成長前の韓国のように内政は混乱、安定しない。
メディアはそのバランサーであるべきかと。
大日本帝国には、わざわざ相手国の言葉で「お前らは下」とか言ってしまう人は流石に居なかったですよ。
鈴置さんも大人ですから、本音の本音は「もう元に戻らない」と考えているのではないでしょうか。
韓国人が「ほとんどの韓国人が両班(李氏朝鮮時代の貴族)の家系」という大嘘をついているように、韓国人のほとんどが「両班の子孫気取り」なので治しようがありません。
朝鮮通信使が、日本に来て技術や物産を持ち帰る朝貢外交をしながら、同時に「中国の北京より日本の都市は栄えている」と認めながら、通信使による日東壮遊歌はところどころに日本への侮蔑の感情が見られます。
日本に来て、さすがに実感で朝鮮より日本の方が優れていると感じたはずなのに、例の「小中華思想」が頭を持ち上げます、「日本は中華から離れているので徳が低い」という根拠のない観念が頭を支配します。
今の韓国は小中華思想を信望する「国民総両班」の国と化しています。日本がやることなすこと「徳が低い日本は我々より劣っている」という考えに支配されています。朱子学の宿痾というべきか、治るはずもありません。
鈴置さんも言いたいことを全部言っているわけではないと感じます、日本にかなわないと感じていたころの韓国から見た日本は「圧倒的に強い国」でした。鈴置さんもっ全部韓国が悪いと思っているのではなく、「日本もいつまでも停滞していないで、強い日本を復活させるべき」というように感じているのではと思います。
「日韓関係修復が難しい本当の理由」
https://www.nippon.com/ja/in-depth/a02701/
にあるように、反日デモは弱小というくらいの規模に縮小しています。上記ページの筆者が言うには、韓国にとって「日本の重要性」が低くなっているため反日デモはマイナーなのに、韓国人の間で反日感情が強くなってきています(偏在的になっているというか)。「重要性の回復」のためにできることは「強い日本経済」を示すことです。会話では、韓国と話し合いができないことはもうわかってきてるはずです。
我々一人一人ができることは、より正しいリーダーを選んだり、より正しい企業を応援し、国を強くするためどうしたらよいか考えることです。いつも思うのですが、「評論家」は要りません、「行動する」ことです。
唯一韓国人に学べるとすれば、日本語のビデオを作るyoutuberの韓国人がたくさんいます。所詮お小遣い稼ぎが目的かもしれませんが、「行動」はしています。評論している日本人より、まだマシに見えます。
≫ ——唯一韓国人に学べるとすれば、日本語のビデオを作るyoutuberの韓国人がたくさんいます。所詮お小遣い稼ぎが目的かもしれませんが、
そこまでして良くも悪くも、何故日本に執拗に絡み付こうとするのか、本当に気持ち悪い。鈴置さん流に言うと、強烈な劣等意識の穴埋めかも知れないが、日本としては迷惑そのもの、ここまで来たらストーカーですよ。日本語覚えて何するつもり?、日韓の橋渡し?ならば国際ルール守れない自国の為政者を嗜めたら如何か?、それすら出来ぬなら外国に行ってアイアム座パニーズと擬態するつもりか、と勘ぐりたくなる。怒りが込み上げて来ます。
たぶん、韓国人は「韓国が反日して日本が嫌がっていると思っていない」からだと思います。自分たちはいつも正しいと。
また、嫌い嫌いと言っている相手になぜか近づいてくるのも彼らの習性かと。皆さんが言うようにまさに「ストーカー」かと。
私も実は正直言って「気持ち悪い」とも感じます。ただ100%否定するのもいかがなものかと思って、ちょっと無理やり肯定できそうな例を引っ張ってきたんですけどね。民間交流はすべて無駄でしたから、世代が変わっても彼らは全体としては変わらない気がします。
サムライアベンジャー様 匿名%様
鈴置氏に限らず、また「元にもどる」どころか知能のある生物同士の関係性は完全に無理だと考えているのではないでしょうか?
韓国と呼ばれる地域にとっては中国と日本とアメリカが世界の全てです。
私、生まれ育ちが横浜なので在日の友人も多くいい奴だって親友だっています。
だけど半島において歪んだ教育を受けたり両親等から半島の伝統的価値観や思想体系をうえこまれた人たちとの交友は日本国内ですら無理だという考えに至りました。
思考の根底にあるものを本質的に変えない限り意志疎通は無理です。
もちろんごく稀に思考回路の正常な半島人はいますし本当にいいやつです。
半島内社会や国外で半島出身者のつくるコロニーで歪んだ性根の薫堂を受けた方々は、もうどうにもなりません。
それぐらい半島の集団的無意識下の共通認識と同調圧力内の居心地の良さは生涯抜け出せないもののようです。
集団の社会風土を変貌させるには何世紀もかかります。
我々が生きている間には先ず絶対に無理だと諦めました。
K防疫とやらを嗤われないためにも、韓国メディアは「自然免疫」とかムズカシイコトバを使うの止めたほうが良いと思います。
農民様
「ムズカシイコトバ」かどうかはともかく、きちんとした意味も知らずに「自然免疫」なんて言葉を得意げに騙ってる時点で、確かに恥の上塗りみたいなもんですね。
「自然免疫」は「獲得免疫」の対語。生まれつきもっている病原体と戦う力のことですから、ハンギョレの東京特派員は、実は、日本人の多くは武漢肺炎に罹りにくいからだで生まれてくるのに対して、韓国人の体質はこの病気への抵抗性を欠いている、というに等しい主張を記事にしちゃったことになります。これだと彼らがこだわって止まない「民族的優越性」とはまるで逆の話になってしまいますね(笑)。
アチラのどこかの医大の教授だったと思うが、同じ主張をしているのを見たことがあります(多分そちらの方がオリジナルでしょう)。そこでは「自然感染」という言葉を使っていたんですが、それでもやっぱり変なことは変。「自然感染」でなければ「人為感染」。オマエんとこのは一体ナンなんや、とツッコむのは措いておくとして、まあそれでもこの方が思惑に適っているとは言えそうです。要するに、検査もマトモにやらず、ワクチンの普及も遅れたがために迎えてしまったこの夏の日本の「大!」流行。それが膨大な数の「不顕性」感染を伴っていたという「幸運」のおかげで、日本人の大多数が「集団免疫」を獲得してメデタシ、メデタシ。それ引き換えわが国は、K防疫で頑張ったことが逆に仇となって…、というストーリー。
それなら、いま自国でも同じ過程が進行していることになるから、「がまんだ待ってろ、その日が過ぎりゃ」で、集団免疫獲得となるはずというオチまでもっていけそうなものですが、そこまでは言わないのが不思議と言えば不思議。たいした確信もなしに言ってるだけなのか、日本に劣っているわけではないとさえ言っとけば、それで満足なのか。
今日の朝日新聞に「接種8割なのに韓国感染急増」という、エラく出し遅れ感一杯の記事が載っていましたが、その中に引用されていたのが、日本のめざましい感染減少は、「たまたま」流行拡大とワクチン普及のタイミングが合ったために起きた「一時的な」集団免疫の形成、という高麗大だかの(多分著名な)教授の説。日本のは単なる僥倖、コチラのは早めにワクチン普及を頑張ったがために起きた、有効期限切れという予期せぬ不運とでも言いたいんでしょう。日本を代表する「良心的メディア」がわざわざ紹介したんだから、今後はこれがアチラでのハヤリになるかも知れません。
こんな珍論愚説の数々に、いちいち論駁していても始まらないんですが、ひとつ言えそうなのは、このミンジョクからノーベル賞受賞者が出てくることはまずなかろうということでしょうね(笑)。
伊江太 様
2021年も安定のNOベルでしたねぇ(しみじみ)。誤用の低劣さなどもですが、やはり、事実確認をせずに「こうならいいな」が優先される点は、大きいでしょうね。
韓国メディアに限らず、日本でも一般人には誤解をされやすい語だとは思うので、ムズカシイコトバの範疇ではあると思うのです。武漢肺炎禍で身近になってしまったものの、でなければ百姓やってる分にはまず一生気にしなくとも済む言葉です。農薬の耐性とは全く別の概念ですし。
しかしこれだけ取り沙汰され議論が進み情報が溢れた中で、田舎百姓ですら言葉の意味を調べ(こちらで知ったかぶりして迂闊なことを書くと総ツッコミを頂戴できます:経験談)誤用に気付くのに、言論を生業にしている人間がこれを書き、情報を社会に広める組織が添削もできずに、国外で笑いものにされているというのがなんとも。
在野の方が私的ウェブサイトに投稿する文章の方が、はるかに説得力があって為になりますね(にっこり
韓国人の特性を理解できても、それを踏まえて仲良くしようという気持ちは湧かず、韓国が約束等を守る常識的行動をとるようになった場合、自分はどのように振る舞えばよいのか、どのように振る舞うことができるのか。。 そうなる可能性は低くても、心の片隅で意識し続ける必要があるのでしょうね。
≫そんな事心配する必要なんかありません。何故なら、彼らの精神基底は小中華思想に立脚したシャーマニズムが支配しています。例えでいえば、カマキリと水中に生息する寄生線虫の関係です。現実の生物界はどう活動しているかの観測結果ですが、その線虫がカマキリに寄生し、カマキリを水に引き込もうと、カマキリの脳を操るのです。これ、人間に例えれば、まさに洗脳です。ですから、日本がカマキリで線虫が韓国ならば答えは明白。寄生された日本がとれる行動は、駆虫薬を飲む事ですが、韓国が常識的行動をとれるのは、カマキリと言う宿主から脱却する事なのです。まだ1000年は掛かると思います。
それは、別の種に進化しないと無理なのでは…。
あぁ、だからローマ法王の「霊的に生まれ変われ」なのか。
それにしても不思議なのは、いくら日本の先行企業をベンチマークにして、自国の上澄み層や、日本人のキーパーソンをハンティングしてキャッチアップした結果だとしても、サムソンやヒュンダイは、今のところは先端技術を持ち、利益を出してい続けていることです。あの国民性なら、とっくに諸々の矛盾が出てきて下降線に入りそうなものなのですが。
日本から出向した技術コンサルタントに言わせれば、当該企業の技術者は、日本人技術者とは比較にならない位に勉強熱心で意欲的ということです。そうでないと、直ぐに足元をすくわれるから、ということだそうですが、栄枯盛衰の回転が早いそうで、よくそのような優秀な人材が枯渇しないのかなぁ、と不思議に思います。
先端技術だけで産業が回せるわけではないということを韓国人が理解していないせいでは?
素材や冶金など、長年の蓄積や経験によるものなどは、一朝一夜にして根付くもんじゃありません。いわゆる産業の裾野と言われる部分です。
それらを決定的に欠いている韓国の産業は、立てたマッチ棒の上でかろうじてバランスを取っているようにしか見えません。もちろん、それはそれで大変なことではありますが。
確かに最先端の半導体は作れても、龍様の言うように、蓄積が必要な日本の素材や部材なしには作れないというところは克服できないでしょう。サムスンなどの一部企業にはまともな人がいるようですが、韓国人の特性を考えるといつまで高いレベルを継続できるのか、文在寅の財閥いびりもあり、いずれ衰退する日が来るかもしれませんね。
修正です。
誤:よくそのような優秀な人材が枯渇しないのかなぁ
正:
よくそのような優秀な人材が枯渇しないものだなぁ
龍さま、ムッシュ林さま
産業構造が富士山状の裾野もないし、水平展開や後進の指導など敵でもある同僚に塩を贈るようなもので、とても韓国文化で実践できている気もしないし、直ぐに衰退しそうのものですが、未だにサムソンやヒュンダイは健在。やっぱり不思議なのです。
サムスンに関して言えば、先代の李健熙会長が優れた投資判断をし続けてきたというのがあるでしょうね。サムスンの大きな収益の柱であるメモリ半導体は、単純化して言うと、「正しいタイミングで正しい規模の投資をした者だけが勝つ」という市場です。かつて隆盛を誇った日本の半導体メーカとの差はそこにあります。つまり、李健熙会長は正しい戦略を実行するだけの嗅覚と資本力がありましたが、日本のサラリーマン経営者にはできませんでした。
ただ李健熙会長亡き今、跡継ぎの李在鎔氏に同じことができるかは不明です。さらに追い打ちをかけるように、韓国政府は李在鎔氏を収監したりなどして、執拗に妨害しています。さすがに、サムスンがすぐに傾くとも思えませんが、以前のような「投資判断」を下していけるかどうかは不明です。
また、現代自動車に関しては、現在ではそうでもないようですが、まず高関税などによって保護された国内市場があったこと、そしてその国内市場で暴利を貪りながら、輸出向けには利益率を限界まで削った安値で輸出することで、生産台数を大きく伸ばしました。そのおかげで、アメリカでは低所得者層向けに大きくシェアを伸ばしました。
この国内外での価格差はかなり激しく、例えば高級車と位置付けられているジェネシスなどは、韓国内で買うよりも、アメリカで買って韓国まで自腹で輸送しても、まだそのほうがだいぶ安かったという話があります。このように保護された自国市場で暴利を貪り、赤字すれすれで輸出して台数を稼ぐというビジネスモデルは、米韓FTA以降曲がり角に差し掛かっています。すでに現代自動車は中国市場をほぼ完全に失いました。今後どうなるかはよくわかりません。
鈴置論考、実に面白いですね。
なるほど、と思わず唸ってしまいました。
韓国人にとっては、「日本より優れている」というのは一度味わってしまったら手放す事の出来ない極上の美酒なのですね。
たとえそれが事実と異なる妄想だったとしても、日本より劣っているなどとは決して認めたくないからこそ、理想と現実の乖離から色々と問題が発生するのでしょう。
この劣等感の裏返しからくる幼稚なナショナリズムの発露を克服できなければ、韓国との公平で対等な友好関係構築は不可能なんだと納得できました。