漢字廃止で生じる社会的混乱を韓国の記事から想像する
日本語には多数の同音異義語が存在しており、漢字を廃止したら社会的に大混乱が生じることが予想されます。こうしたなか、私たちの隣国・韓国では漢字を廃止しましたが、その韓国で今から約5年前、『理解が難しい日本式の漢字語をいつまで使うのか』という、どうにも理解に苦しむ記事が公表されていたようです。
日本語は漢字の存在を前提としている
著者が個人的に好きな論点に、「漢字の威力」というものがあります。
これは、漢字を使えば同じ時間で認識できる文字数が大変に多く、また、同じ音にさまざまな意味を持たせることができる、というものです。
論より証拠と言いますので、まずは次の文章を読んでみてください。
(A)「りっけんみんしゅとうのだいひょうせんがおこなわれているが、しゃかいてきにさまざまなぶつぎをかもしたにほんきょうさんとうとのきょうとうろせんをどうしていくのかをめぐり、だいひょうせんにしゅつばしている4にんのこうほしゃたちは、たいどをあきらかにしていない。こうしたしせいじたい、りっけんみんしゅとうがわたしたちゆうけんしゃ、こくみんのがわをむいていないというぎねんをいだかざるをえないものである。」
暇な方は、ストップウォッチを持って、実際に難病で読み終わるか確認してみてください。
そのうえで、次の文章を読んでみましょう。
(B)「立憲民主党の代表選が行われているが、社会的にさまざまな物議を醸した日本共産党との共闘路線をどうしていくのかを巡り、代表選に出馬している4人の候補者たちは、態度を明らかにしていない。こうした姿勢自体、立憲民主党が私たち有権者、国民の側を向いていないという疑念を抱かざるを得ないものである。」
もちろん、(A)と(B)はまったく同じ文章です。
ただ、おそらく当ウェブサイトの読者の方からすれば、(B)の方が圧倒的に読みやすいのではないかと思いますし、(A)の文章を読むためには、(B)の文章を読むのと比べ、下手をしたら数倍の時間が必要ではないでしょうか。
同音異義語を私たちは頭の中で漢字に置き換えている
日本語という言語をあらわす「ひらがな」「カタカナ」は、基本的に母音がアイウエオの5種類、子音が10種類の50音弱分しかありません(といっても、現実には、これに撥音、促音、長音、濁音、半濁音なども加わる入るため、言語学的には日本語の音韻はもう少し多くの種類があります)。
もしも表音文字だけで文章を作ろうと思えば、もう少し文章が長くなってしまいます。
そして、日本語はおそらく、漢字の存在を前提として言語が成り立っており、上記(A)の文章を耳で聞く人は、暗黙の裡に頭の中で(B)の文章を組み立てているのではないでしょうか。
そして、日本語には多数の同音異義語があります。「りっけん」といわれたら、「立件」、「立憲」などがありますし、「きょうさん」にも「共産」、「協賛」、「強酸」、「きょうとう」にも「共闘」や「教頭」、「しせい」にも「姿勢」、「市井」、「市制」、「市政」など、事例はいくらでもあります。
上記(A)の文章を聴いて、多くの日本人が頭の中で(B)のような文章をすらすら組み立てることができるというのは、ひとえに同音異義語を私たちが頭の中で適切な漢字に置き換えているからなのでしょう。
当ウェブサイトで「立憲民主党」をうっかり「立件民主党」と表記してしまうような誤変換がやたらとたくさんあるのは、著者がそれだけ不注意であるという点もさることながら、日本語に同音異義語がそれだけたくさんあるという意味です。
正直、多数の漢字を覚えておかねばならないという日本語の仕組みが、日本語を習得しようとする外国人にとっては大変な制約であることは想像に難くありません。
ただ、私たち日本人にとっては、この漢字かな交じり文こそが、日本語を日本語たらしめていることは間違いありません。
漢字を使わない韓国語
こうしたなか、日本語と(まったく同じではないにせよ)似たような言語構造を取っているのが韓国語でしょう。
現在、韓国語の文章には、基本的に漢字が使われていません。
このため、著者自身も韓国語の文章を読む際に、たとえば「素材、部品、装備」を略した「素部装」という表現が理解できず、小一時間悩んだ記憶もあります。日本語でいえば、「そざい、ぶひん、そうび」、略して「そぶそう」、というようなものだからです。
このあたり、各言語でどんな文字を使うか、どんな表記をするかはそれぞれの言語を使う国や国民が決めたらよい話ですので、韓国社会が漢字表記を追放したことで何らかの不都合が生じているのかどうかについては、純粋に韓国社会の問題です。
実際、韓国では漢字が用いられていないため、上記(A)(B)の設例だと、(A)のような文章が一般的なのだそうですが、ただ、さすがにこれだとあまりにもわかり辛いでしょう。
そこで、韓国では次の(C)のように、分かち書きが主流とされているようです。
(C)「りっけんみんしゅとうの だいひょうせんが おこなわれているが, しゃかいてきに さまざまな ぶつぎを かもした にほんきょうさんとうとの きょうとうろせんを どうしていくのかを めぐり, だいひょうせんに しゅつばしている 4にんの こうほしゃたちは, たいどを あきらかに していない。こうした しせい じたい、りっけんみんしゅとうが わたしたち ゆうけんしゃ, こくみんの がわを むいていない という ぎねんを いだかざるを えないものである。」
これだと先ほどの(A)と比べて多少読みやすいかもしれませんが、やはり私たち日本人にとって読みやすいのは、(A)でも(C)でもなく、(B)でしょう。
「脱日本式漢字語」で延々1400文字弱の記事
さて、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に本日、いまから5年近く前のこんな記事が、唐突にトレンドに上がっていたようです。
【寄稿】理解が難しい日本式の漢字語をいつまで使うのか
―――2017/01/29 06:03付 朝鮮日報日本語版より
執筆したのは「神学大学院大学」の「外来教授」と名乗る方で、「韓国人がよく使う言葉のなかに、理解が難しい日本式の漢字語、日本語、感じ、英語式表記が少なくない」、「習慣のように使っているのは残念だ」などとして、あとはひたすら、言い換えの例を挙げているという、なかなかに壮絶な記事です。
ほんの一例を挙げると、次のとおり、漢字語を次のように言い換えたらどうだ、という提案です。
- 「切取線」→「断ち切る線」
- 「敬語」→「敬う言葉」
- 「茶飯事」→「ありふれたこと」
- 「役割」→「やるべきこと」
ほかにも、「漢字語の日本語風の発音を韓国語風に言い換える」、「見習を修習」、「仮処分を臨時処分」のように、言い換えになっているのかどうかよくわからない表現がグダグダと1400文字弱も書き連ねられているという代物です。
通常、朝鮮日報の場合、記事は公表されてから数日経つと閲覧できなくなるのですが、どうしてこんな古い記事の閲覧が可能になっているのか、よくわかりません。
ただ、日本でも漢字廃止論を唱える人がときどき忘れたころに出て来るのですが、日本語が漢字で成り立っているという点を踏まえるならば、個人的にはどうにも賛同できないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>「立憲民主党」をうっかり「立件民主党」と表記してしまうような誤変換
えっ?誤変換だったんですか?
「意図的誤変換放置」ですよね?
ところで、
>実際に難病で読み終わるか…
これは流石に誤変換かな?
当ウェブサイトで「立憲民主党」をうっかり「立件民主党」と表記してしまうような誤変換がやたらとたくさんあるのは、著者がそれだけ不注意であるという点もさることながら、日本語に同音異義語がそれだけたくさんあるという意味です。
—————
マイクロソフトのIMEを使うと立件民主党が先頭に出てきますので注意していないと誤変換をしてしまうでしょうね。一太郎はさすが日本語ワープロなので立憲民主党が最初に現れ、意図的に変換しない限り立件民主党と誤変換することもないようです。
ただし、最近巷で流行している立憲共産党の用語については、共産党が破防法の監視団体であり事情によっては立件される可能性があることから私は立憲共産党より立件共産党という用語が正しい意味を表現していると思える理由から敢えて常に立件共産党と表現しています。
以前、IMEの誤変換を揶揄した週刊誌上の広告を思い出しました。
誤変換:終わりの国
⇒織田信長と思しき人物が、「そこな無礼者」と怒鳴っているイラスト付き
誤変換:ベートーベンの大工
⇒ベートーベンと思しき人物が金づちを手にして?となっているイラスト付き
誤変換:濃い多き女
⇒厚化粧の女性が「ンまー失礼な」と怒っているイラスト付き
>実際に難病で読み終わるか確認してみてください。
何秒ですよね、でも面白いのでこのままでも良いかもしれませんね。
漢字を使用しないことが、「脳減症」のような難病を生むのかもしれませんから。
中国語を理解できる人が自国語に置き換えるために作った平仮名交じりの読み下し文
がベースにあるからこその日本語ですよね。
脳減症というのは初耳だけど、認知症みたいなもの?
当該国の秋の風物死「ノーベル症」ですね….
「認知症」も、当たらずとも遠からず、と思います。
申し分の無いギャグですねえ。ポプランさんと裏縦貫線さんの双方に座布団3枚!!
漢字を捨て去ったあの国でこそ発症する病気でしょう。
脳減賞も当て字で通じると思いますけど、韓国に限っては(低)脳地獄賞で通じると思います。
当て字は訓読み発音は基本的にやらない方が良いのだけどね
有名なのは「防水」と「放水」だったかな。
阿野煮鱒さんが、得意なジャンルなんだけどな。
韓国の社会的混乱の原因は、漢字を使うかどうかだけでは無いと思いますが、理解度の低下はハングルだけにした事が原因だと思います。
大学入試競争が激しければ、大学を増やせば良い。
漢字を覚えるのが大変だから、漢字を止めれば良い。
それがどういう結果を招くかを考えずに、愚民に迎合してきたのが、韓国の歴史だという事です。
そして、一旦そうなると止まって考えることが出来ないのが、朝鮮脳です。
今やってる、ウィズコロナも同じ。
>有名なのは「防水」と「放水」だったかな。
「防水処理」の代わりに「放水処理」された韓国国鉄路線の枕木が冬季に氷結劣化して交換廃棄処分になった事は鉄道ヲタクでは有名なお話です。
それと「放火」と「防火」でしょうね。
韓国の消防士のマニュアルはどうなっているのか…
それから「戦車」と「電車」。
電車の運転手と戦車の操縦士のマニュアルをうっかりして取り違えると大変な事になります。
そういえば、「銀河鉄道999」に装甲列車なるものが登場しましたね。
治安の悪い個所を通過する際に、上下左右に3門づつ大砲を搭載してる車両をわざわざ連結するやつ。でも、あんなもんぶっ放したら、反動で脱線しそうなもんだけど、大丈夫なのだろうか?
恐らく無反動砲を使っているか、或いは左右対称に同時発射しなくてはならないでしょうね。 敵の反対側にいる無実の人達には気の毒ですが。
赤いレーザー光線みたいなのを発射してましたから、反動はないのかも知れません。
今風に言うと、指向性エネルギー兵器でしょうか。
よその国の言葉は、よくわかんないけど・・・・・
>ひとえに同音異義語を私たちが頭の中で適切な漢字に置き換えているからなのでしょう。
ここんとこは、「難病」を「何秒」に脳内変換して読んでたりするので、納得なのです♪
日本語文章は
「URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は」
だけを見ても漢字、ひらがな、カタカナ英語、アルファベット、記号、句読点と賑やかで、それに対して英語文は僅か26文字のアルファベットだけで出来ており対極にあると思います。外来教授のぐだぐだはハングルが英語ほど徹底せず、中途半端さに由来するものだと思います。
故ケネディ大統領も実践していた速読については、英語と日本語でどちらが読みやすいのでしょう。速読はページを見て写真のようにイメージで覚えるそうなので、慣れなのかもしれません。但しひらがなだけの文章を早く読もうとしても、同音異義語については英語のように綴りが違う訳ではないため中途半端なハングルと同じく訳が分からなくなります。
ハングルだけで理工系の教科書が出来るのが不思議です。
江戸時代から明治初期までは、聞いた言葉を頭の中で漢字というか熟語に置き換えるということを日本人はしていなかったようです。明治初期の近代化とともに膨大なワードが日本に入ってきて、先人たちが一生懸命それらのワードに対応するであろう熟語を作っていったのです。
例えば
mechanism → 機序
park → 公園
science → 科学
私たちが当たり前に使用している熟語の多くは明治期以降にできたと考えて差し支えないのではないかと考えています。しかし、残念なことに日本語は母音・子音の数が少ないため、どうしても同じ読みを持つ多くの言葉(熟語)ができてしまいました。例えば「こうえん」を変換すると、「公園」「講演」「公演」「後援」・・・・などたくさんの熟語が出てきます。そのため、聞くだけでは理解できず、いったん漢字に変換しないと理解できないようになっています。
また翻訳するだけではなく、日本独自で作られた「白兵」とか「機動部隊」なんていう言葉もあるようです。このあたりの知識は、今年の4月に亡くなられた高島俊夫さんの「お言葉ですが…」シリーズを読むと理解できると思います。
余談ですが、英語に「機動部隊」という言葉がないため、「Task force(タスクフォース)」という言葉ができたとかいう話を聞いたことがあります。
さて、特に抽象的な概念については、漢字を組み合わせて熟語を作るか、それとも英語(別にドイツ語でもなんでもいいのですが)をそのまま利用しない限りは、まず表現できないはずです。ハングルでは到底無理なことは自明のことでしょう。漢字を捨ててしまえば、抽象的な概念を理解するのは極めて難しいに決まっています。法律も相当抽象的な概念でもあるので、韓国人が法を守らないどころか、理解できないのもこのあたりに起因するのかもしれません。
クマさんのパパ様
> 江戸時代から明治初期までは、聞いた言葉を頭の中で漢字というか熟語に置き換えるということを日本人はしていなかった
非常に興味深いご指摘です。こうした漢字云々以前に、江戸時代から明治時代に変わったとき、様々な価値観がドラスティックに変わったというのが事実だそうで、我々現代人が想像する以上に江戸→明治に「まるで別の国に変わった」という論考を前に読みました。
殆どの輸入語は明治以降だと思いますが、物理学で使う、求心力とか遠心力など、江戸時代の蘭学解禁のころに作られた輸入語は結構ありますよ。
18世紀ころです。
韓国は漢字を廃止してハングルだけにしたが、これが科学分野のノーベル賞がとれない原因ではないかと思っている。ハングルだけでは高度な思考ができないのではないか?
英語だって26の表音文字を組み合わせた言葉じゃないかという人がいる。しかし英単語のかなりの割合がフランス語由来で、さらにそのフランス語もラテン語やギリシャ語から来ている。
例えば「こうしょきょうふしょう」とひらがなで書かれても初めて見る人には何のことか理解できないかもしれない。「高所恐怖症」ならこの概念を知らなくても「高い所が怖い、ああ、あれのことか」ということになる。高所恐怖症のことを英語では”Acrophobia”という。Acroとはアクロバットやアクロポリスという言葉があるように高い所のこと。Phobeとは嫌い、怖いという意味。どちらもギリシャ語由来。英語を母国語とする人たちはAcrophobiaという言葉を見たとき日本人が「高い所」と「怖い」を思い浮かべるように、容易に高所恐怖症の概念にたどり着くのだろう。
韓国では大学の科学関連の教科書は英語のものを使うらしい。ハングルでは難しい概念を表現するのが困難なのではないか。日本人は義務教育の9年間でかなり苦労して漢字を習うが、そのおかげで複雑な概念を思考できる。韓国人でもハングルの弊害に気が付いて、漢字復活を提唱する人がいるが、ハングルは世界一の文字と考えている人が多いので実現することはないでしょう。ちなみに韓国主催で「世界文字オリンピック」というのがあり、第一回(2009年)ソウル、第二回(2012年)バンコクで開催され、いずれもハングルが金メダル。なお3回目は現在まで開催されていない。
母国語で高度な思考ができることはとても重要ですね。日本語は、それのみで高等教育を完結することができる数少ない言語です(もちろん、最先端の技術を学ぶには英語が必要ですが)。現代中国語も、日本から逆輸入した単語(つまり、中国大陸の文化や概念に存在しなかったもの)が非常に多いです。
よく知らないのですが、ハングルには、字がきれいとか、日本語書体のような「とめ・はね」はあるのでしょうか。簡体字の書道とかあったら、ものすごい幼稚な感じがする・・・
>KNさん
ハングルの筆書き(書道?)はネットで見かけた気がします。
言語から抽象的な思考に必要な機能を排除するという意味では、1984年のnewspeakに近い物を感じますね。
韓国にあるサムスンや現代やSKやLGといった世界に名だたる企業の技術研究や生産技術、製品開発や品質管理といった、いわゆる「高度」で「専門的」な仕事をしている部署では標準語が英語となっている辺りが、ハングルの限界を端的に示しているのではないでしょうか。
また、楽韓さんがよく紹介しているマニュアルの不徹底による様々な事故や社会問題になる程の不良品流出ですが、楽韓さんは安全軽視と、言われた事だけやってればそれで済み、自分の作業内容の意味を考えない文化的背景が原因であるとブログに書いています。
私が思うに半分正解で、もう半分は、そもそも細かい所までしっかりと書き込まれた、守ってさえいれば多くの事故や不良品製造を防げるマニュアルを作成するには、ハングルと言う言語そのものが持つ表現力が貧弱で、大半の人に理解してもらえるように記述するのに無理があるのが理由と考えます。
書き込み内容の後半は、それなりに韓国企業と仕事をしてきた私の私見となりますのであしからず。
朴正熙時代の韓国へ行った事がありますが、大韓航空の機内で新聞配ってて、おみやげに朝鮮日報を1部貰いました。
当然ながら、漢字ハングル混じり文で書かれてましたが、漢字があるのでハングルは分からなくても何となく意味がわかりました。
台湾へ行った時は、言葉は全く分からなくても、屋台で紙に漢字を書いて注文すればできました。
ちなみに台湾は、「過去の文書が読めなくなる」という理由で、日本のように新字体にもせず、繁体字を守るとの事です。
韓国は、漢字を捨てた事で、過去の文書が読めなくなったのはもちろん、漢字文化圏との交流手段をも捨てたという事で、愚かとしか言いようが無いですね。
「見える化」みたいな言葉、嫌いなんですよねぇ。
しかし自分の仕事で考えても、
・農薬→植物に使う薬
・殺虫剤→虫を殺す薬
あたりはまだしも、
・セット動噴(動力噴霧器)→地面に置いて圧力で液体を霧にして吹き出す機械
・背負動噴→背負って圧力で液体を霧にして吹き出す機械
・トラクター→後ろに機械をつける車
・耕運機→手押しで耕す機械
・ロータリー→後ろに機械をつける車につけて耕す機械
・刈払機→手持ちで草を刈る機械
・フレールモア→後ろに機械をつける車につけて草を刈る機械
なんてなったら、仕事に支障出るなぁ……
「おーい!○○さん、この後、虫を殺す薬を撒きたいから、地面に置いて圧力で液体を霧にして吹き出す機械を、こっちに運んでおいてくれ!」
かなり昔の豊田有恒の短編で、火星だったかに移住した日本人のコロニーで漢字が廃止されたけれども、同音異義語が多すぎるため、全部「運動」→「はこびうごく」のように開いて表現することとしたが、今度は表現が長くなりすぎ、全員がべらんめぇ口調になったという話がありました。
ワープロはおろか、かな漢字変換というシステムの影すらなかった頃の話で、カナタイプしかなかったため、コンピュータ上で日本語の扱いをどうしたもんだか試行錯誤が行われていた時代でした。その頃は、漢字廃止論者も結構勢いがありましたし、明治以来折に触れて浮上する日本語廃止論者もまだまだ健在だったと記憶しています。
でも、ATOKなどのかな漢字変換システムが一般化し、普及したことで、コンピューターで扱いづらいからという理由の漢字廃止論者はほぼ絶滅したように思います。むしろ、漢字の使用制限などするな、好きに使わせろという声もあがるようになりました。
このように考えると、かな漢字変換システムというのは実に偉大で、日本語を日本語足らしめるよう救ったのだと言えるのかもしれません。
かなり昔の雑誌記事で(紀田順一郎さんじゃなかったかなぁ?)、「こんなに早く(1980年代のこと)ワープロなんてものが出てくるってわかってりゃ、現代かなづかいとか新字体なんかやらなかった」と当時日本語改革をしたエラい先生が言ってた、という記事を思い出しました。
とかいいながら、私は漢直(漢示直接変換)を使っていますが。。。
農民 様
医学用語も漢字のオンパレードですよ。
患者さんにはなるべくわかりやすい言葉で言い換えるよう心がけてますが、用語は漢語をそのまま使います。
上部消化管内視鏡→胃カメラ、上腕二頭筋→二の腕の肉、下腿浮腫→脚のむくみ、くらいなら、まあいいでしょう。
心臓、肝臓、食道、胸椎、のような解剖用語は言い換えようがないし、顔面神経麻痺、腰部脊柱管狭窄症、膵頭十二指腸切除術、なんてひらがなで書いたり和語で言い換えたりしようとするのは無理です。漢字でも大体意味は通じますし。
それなのに、韓国では解剖用語を無理に韓語に置き換えようとしてます。胸椎を「むねのほね」、腰椎を「こしのほね」みたいに。でも無駄に長くなりますし、何よりも「むねのほね」だと胸骨と区別できなくなるのですね。違う場所を同じ名前にすると医療事故の温床になります。
その後、解剖用語を戻したのかどうかは知りません。
龍 様
> かな漢字変換システムというのは実に偉大で、日本語を日本語足らしめるよう救ったのだと言えるのかもしれません。
若い頃は漢字制限を主張していた金田一春彦も、老いてからはワープロがここまで普及するなら漢字制限は無用だったみたいな事を言ってたようですね。
かな漢字変換システムの発達と引き換えに、ガリ版印刷は姿を消してしまいました。スタジオジブリ「コクリコ坂から」には校内新聞を鉄筆で書いてガリ版で刷るシーンが出てきましたけど、若い世代には何をやってるのかさっぱりわからないでしょうね。
あくまで憶測ですが、韓国人は漢字コンプレックスを持っているんじゃないでしょうか。
本当は漢字が読み書きできたほうがカッコイイと思っているし、漢字を読み書きできれば日本での就職も有利になる、日本の漫画や小説をそのまま読める。
でも激しい受験競争の中では漢字を覚えている暇があったら数式か英単語を覚えた方がよい。
「ハングルは世界一優れた文字だから漢字は必要ない」と言い張るのもコンプレックスの裏返しと思います。
しきしま 様
>あくまで憶測ですが、韓国人は漢字コンプレックスを持っているんじゃないでしょうか。
朝鮮王朝時代、上流階級では漢文こそ正式な文章で、ハングルは愚民の文字でした。だから、韓国もこれから、(少なくても公式文書の文字は)ハングルから高貴な言語に変えたいのです。ただ、それを中国語にするか、英語するかで迷っているのではないでしょうか。(中国に事実上の併合されれば、自動的に中国語になるでしょうが)
蛇足ですが、韓国人は自分の書いた文書を、時間をおいて読み直した時、同音異義語の区別がついているのでしょうか。
駄文にて失礼しました。
漢字が読めることがステータス、と聞いたことがあります。
漢字学習は、韓国では、親がお金を出して学校教育とは別に習わせないとできないもの。
だから、漢字の読み書きができる、というのは余裕のある家で育った証拠だとか。
ハングルのみの弊害は、気づいている人も多いそうですが、
今更漢字を必修にするのは、既に小学校教師がろくにできないので無理だとか。
このあたり、ハングル礼賛の理由かもしれません。
なお、「ハングルには『分かち書き』という、日本語にはない、素晴らしいものがある」、という韓国人の意見を何度か読んだことがありますが、
日本でも漢字がろくに読み書きできない「小学校一年生」は、文節ごとに一マス空けたりしますよ、と教えてあげたかったです。
廃止は無いけれど、難読漢字や熟語からちょっとずつ漢字を抜く流れはじわじわ浸透しているのが怖いですね
テレビや雑誌、新刊書では例えば「改竄」とか「獰猛」とかが漢字が抜けて来てますね
頭の中からも抜けてきて、平仮名表記が正しいと思う人も増えていそうです
ちょくちょく本を買いますが、マスコミや出版からじわじわと漢字を読めなくするよう浸透されている工作があるように思います
鉄道オタクの私も「橋梁」が当用漢字表記のみの雑誌で「橋りょう」と書かれているのに遭遇すると叫びたくなります。
>> 「橋りょう」と書かれているのに遭遇すると叫びたくなります。
雑誌だからといって自ら漢字制限しなくてもいいと思いますが、事業者が「橋りょう」表記しているのに合わせている場合も有りそうです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/余部橋梁
駅名では「中ふ頭」「さっぽろ」とか、旧国名を平仮名表記したものにモヤッとします。
同感です。もはや手書きで文字を書くことが大幅に減った現在 難しい漢字をかけるレベルまで覚えるのも必然性が少ない。しかし読めることは必要なので 橋梁を橋りょうというのには断固反対です。韓国化、愚民化への第一歩です。漢字を制限する審議会らしきものがあるようですが そのメンバーを差し替えないと駄目ですね。一方人名については大甘でなんて読むのだろうという名前が氾濫している。ひっくるめて文部省がおかしいのかな。
ちょうど最近次のような本を読みました。
「完璧」はなぜ「完ぺき」と書くのか これでいいのか?交ぜ書き語 田部井 文雄/著 大修館書店
憂慮する人は多いと思います。
私のパソコンも ”かいざん” を変換すると ”改ざん” になります。
不愉快ですね。
よりどころがないのが大きな理由だと思いますが、文字そのものは時代に応じて変わりますから、変化するのが必ずしも悪いことだとは思いません。
そもそも「当用漢字」がその発端なんですが。
ご興味があれば、以下をどうぞ。
https://ameblo.jp/toshishi555/entry-12369853872.html
時代が変わると、文字も変わる例
註文→注文
證券→証券
暗誦→暗唱
独擅場→独壇場
※旧字と新字の話はまた別の話としてありますが。
> 言い換えになっているのかどうかよくわからない表現がグダグダと1400文字弱も書き連ねられているという代物
こんな低レベルの奇行……もとい寄稿で原稿料をもらえるなんて、教授とはなんともお気楽な商売ですね。
大体、糸口、八百長、飯代、点検表は日本語だし、ニュースレター、ガードレールは日本語じゃないし。この人はどの単語が何語なのかちゃんと理解しているのか怪しいです。
言葉の言い換えもやりすぎると「1984年」のニュースピークになり、言語の造語力が落ちるわ、思考が貧困になるわ、異文化の理解ができなくなるわで、弊害ばかりになるのですけど。
複雑だが明確な定義が出来る概念を簡潔な表現で表せる(内部の属性を無視し、外部から見える属性のみを注視した単純化、いわゆるブラックボックス化)というのは高度な抽象的思考の必要要素だと思います。
例えば「原子」は「陽子と0個を含む中性子の集まりでできた原子核と、その周りに浮遊する陽子の同数の電子で構成される集合」と言い換えられますが、それだと「分子」、あるいは「高分子」なんて概念は表現とそれに対応する思考過程が複雑になりすぎます。
と言う訳で、ハングルでは言語の表記方法の制約や不完全さが逆に言語自体の抽象的思考を妨げる方向に向かっているので本末転倒です。
人間の一般的思考様式はその個人の第一言語が用いられる事が基本なので、「言い換え」の表現が強要される言語では抽象的思考の訓練が出来難いし、抽象的な思考が苦手な人には物事を一歩下がった見地から見る事が出来ないから、客観的な思考も苦手でしょう。
韓国政府を含めた韓国の一般社会が自分達の行いを客観的に認識出来ないのもハングル表記・言い換え表現の弊害だと思います。
〉古い記事の閲覧が可能になっているのか
皆さん参考にしてるんじゃないでしょうか?
タイ語も氷はナーム(水)ケン(固い)、湯はナーム(水)ローン(熱い)だったりします。
日本語を学ぶタイ人も大変ですわw
いつも楽しく拝見しています
今日は1月1日、日曜日です
全部読み方が異なる「日」を自然と読めてしまうのは凄いことだとおもいます。
「人生」
「一生」
「平生」
「誕生」
「生きる」
「生まれる」
「生い立ち」
「生える」
「生糸」
「生ビール」
「芝生」
「鈴生り」
「生田」
「生垣」
「生憎」
「生粋」
「生方」
「相生」
「壬生」
「生業」
「弥生」
「桐生」
「生絹(すずし)」
「羽生(はにゅう)」
「羽生(はぶ)」
多すぎるのも大変なのですが、
普通に読めますものね(*´艸`*)
最後の2つは、フィギュアの羽生、将棋界の羽生と言わないと読めませんねw
ベビーヨーダ様
どちらの羽生もNHK杯王者ですしね。
読めるんだけど理解できないから、
言葉は通じても話は通じない・・。
のかな?
機能性文盲というやつですね。以前に読んだ調査では、韓国では驚くほど高い数字が出たそうですが。
都合のいいようにしか解釈しないのではなくて、「都合のいいようにしか解釈できない」って背景が存在するのですね。
曖昧さを排除した外交的言い回しが必要なのかもです・・。
“機能性文盲” と呼称するのですね。勉強になりました。
m(_ _)m
文春新書#198 漢字と日本人(高島俊男)
これに勝る論考はない、と思っています。
みなさんどうぞご一読を。
韓国が漢字をやめた理由。
勝手な推測ですが、日本の善政を消したかったからかもしれません。
いくら韓国人が統治をしても、帝国時代の様に上手く統治出来なくて、どうしても「日本時代が良かった」となります。
韓国政府が、嘘をついて日帝時代は搾取された今より酷い圧政だと言っても、過去の新聞を読んだら、直ぐに嘘がバレて 韓国政府の残念さが際立ちます。
そこで、漢字廃止と反日教育のコンボです。
日本時代を知ってる人々には、政府の嘘にシラケますが、日本時代を知らず漢字が読めない世代は韓国政府の嘘を調べる術がありません。
反日が上手くいき、過去が調べられなければ、韓国政府が駄目な政治を行っても比べる対象が無いので そこまで不満は貯まりません。
中国も簡体字に変えて、過去を調べられない様にしました。
朱子学では、歴史は時の権力者が作るもの。歴史を自在に操るため漢字を廃止したと考えるのは穿ち過ぎか?
韓国では学生が自分の指導教授の過去の論文を読めないなんて事態が起きているそうです。そんなことでは、学統もへったくれもないもんだと思いますが、まあ、自ら退化を望む人たちには好きにしてもらえばよろしいかと。
> 中国も簡体字に変えて、過去を調べられない様にしました。
これは案外そうでもないですよ。元々多くの簡体字は草書体などを基にしているので、多くの中国人は正字体でもだいたい読めるようです(経験的にはそうでした)。日本の新字体でも、特に不自由ということもないようでした。
龍様
簡体字は勝手な推測でした。
指摘して頂きありがとうございます。
高度で難解な漢字を使いこなす我々日本人優秀だ
ハングルのみで漢字を捨てた民族は劣等で能力が低い、
だから日本の方が優れている。
そう思っているといつか足をすくわれるでしょうね
英語もフランス語も、ロシア語も漢字なんて使っていませんが十分優秀な人たちです
ノーベル賞の個数が指標だと偉そうにのたまう人もだんまりでしょう
他国の文字文化を卑下して優越感に浸っているのは恥ずかしいことだと思います
どこをどう読んだらその様な捻くれた解釈となるのですか?
>某都民さん
「卑下」の朝鮮用法でお察し。
そこで民族的優劣とかいう話にする発想自体が、とても半島的ですね。まあ、世界一優秀なDNAを持つ民族の根深い劣等感は島国の人間には理解できませんので。したくもありませんが。
>…世界一優秀なDNAを持つ民族の根深い劣等感…
これは、何故、韓国人の方々が集団として自己愛性パーソナリティー障害の症状を露呈するかの端的で決定的な説明になります!
>他国の文字文化を卑下して優越感に浸っているのは
>恥ずかしいことだと思います
日本語では「卑下」というのは自分或いは身内に対して使う謙遜を伴った表現の事ですので、他人に対しては「見下す」を使用します。
日本語がお得意では無いようで。
良い議論だと思いました。「漢字が使えないことがダメなら、英語もダメなんですか?」という問題提起ですよね?
たしかに。
この問題提起を踏まえて考えてみたのですが、中国語との関係性から同音異義語が多いにもかかわらず、また、中国語に対して声調がないにもかかわらず漢字を廃止したことが他の言語と比べて同音異議語の問題を深刻化させているのではないかと思いました。
https://gokinjo.hatenablog.jp/entry/2017/01/31/234641
>他国の文字文化を卑下して優越感に浸っているのは恥ずかしいことだと思います
賛同します。
彼らの文化…
・労働を蔑視する両班気質
・乙は甲が何も言わずとも(考えずとも)、甲にソンタクして甲を気持ちよくさせるべし
・公私よりもウリナム思考
・声の大きいほうが勝つ声闘
・現実と妄想が異なったら現実のほうが間違っている
・謝ったら負け、誤りを認めたら負け
・他人に被害を与えたら自分が被害者と叫ぶ
…これらは断じて表音文字のせいではない!
彼らが漢字を復活させたところで変わるわけがない。
韓国人がハングルを使うのは自由ですよね。
そして日本人は「姜昌一」と書かれれば「きょう・しょういち」と読む。
お互いの文字文化は尊重していきたいものです。
相対比較の発想しか無いんですか?
日本語から漢字を無くしたらすごく分かりにくいよね?って話しだと思うのですが
日本もかつて、日本語を止めて、機能的な英語にするという検討がされたことがあるそうです
文化が滅ぶという理由で無しになったそうです
先人は言語の大切さをよく理解していました
韓国にも中国にも、幕末から日本人が必死になって西洋の技術や考え方を漢字を使って新たに作った語彙が大量に流入しているはずなので、それを漢字抜きでやっていこうとするのは土台を無理やり引っこ抜くようなもので、その上に乗っかっているものが不安定になってしまいますね。
まあ、挑戦人というくらいなので、今後も頑張ってチャレンジして下さいという感じでしょうか。中国の人々も、コロナ前は大挙して日本に買い物にやって来て毎日が「中華人民、今日、倭国」って様相でしたが、コロナ収束後はどうなるんでしょうかね。
少数、小数、素数、ハングルでは全て同じ表記だけど大丈夫なんでしょうか?
造語はセンスと国語力が問われる領域ですね。
落ち葉を集めるとアウフーヘーベンする。鼻は顔の中央でアウフーヘーベンしている。今夜は焼肉パーティーで皆んなでアウフーヘーベンする。
色々、アウフーヘーベンした結果、密が生まれ三密3Cとして海外に渡ったのかも知れない。
韓国が作った世界的用語は何があるでしょうか。ダイナマイトはギリシャ語が語源ですし流行りのイカ何とかの🦑はそもそも世界の海のどこにでもいます。焼肉もそうですが。まぁ大したものは無さそうです。火病はあの国発祥のものかと思います。
漢字を使わない上での唯一の利点は
コースターに乗りながら漢字の問題を解いていく下らないバラエティー番組が存在しないことだと思います。ネプリーグでしたっけ。
どこが面白いのか芸能村の考えることはよく分かりません。
このテーマでは呉 善花さんの “「漢字廃止」で韓国に何が起きたか」” が大いに
参考になるのではと思います。
底本の初出は2008年とやや古いのですが、内容的には依然見るべきものが多い
です。kindle unlimited対象なので、加入者は是非ご一読を。そうでない方も
図書館利用やブックオフ等で簡単に手に取れると思います。
平仮名だけだとなぜか頭の中に入ってこない
その文章の比較はずるいなー。
もし漢字が無くなったら分かち書き、さらに濁点が上に飛び出た「ファミコン文字」のようなものになるでしょう。
また、みんな目を(漢字のため)近づけ過ぎ。60cm離せばかな文章の把握も容易ですよ(目にもいい)。
ところで1971年と2011年の学習指導要領を比べると
小学校の国語。1603コマ→1461コマ
中学校の国語。525コマ→385コマ
(中学校の英語。315コマ→420コマ)
常用漢字は増えているが国語の授業時間は減っている。
漢字は減らすべき。国語の授業は増やすべき。
あと、常用漢字に「韓」の字いらねー。
自称5000年もかけて両班ですらおぼつかず、平民(って言うか、両班未満は全部奴隷でハングルさえ知らない)は完全文盲だったんだから元にもどればいい。
中華人民共和国ですら簡体字に限界感じて、若い層ほど繁体字を学んでいる。
独自の表音文字でKハングルを主張するのは全世界だれもとめないと思うが?
漢字廃止論者はかんじ悪いです。
いいんじゃないですかね。ベトナム語は韓国語よりずっと中国語に近い言語ですけど、何百年も前に漢字の使用をやめて今はアルファベットを使ってます。
タイ語も中国語に近いですけど表意文字を使っています。(サンスクリット語由やパーリ語来の難しい言葉を散りばめる方が「美しい」とされますが)
韓国語が表意文字の良さを失って変化していくのも(必ずしも退化とはいえない)、我々日本人としては傍観すふだけでよいのではないでしょうか。
日本語で漢字は保持したほうが良いと思います。
漢字のほうが意味を効率よく伝えられるのはもちろんですが
視覚的にも楽しいと思います。
例えば「コーヒー」だと実用的ですが
「珈琲」だと洒落た感じで香りまで想像してしまいます。
あと韓国は漢字を使わなくなって久しいと思いますが
人名もそのうちハングルだけの表記になるのでしょうか?
そうなれば「文在寅(ムンジェイン)」みたいな表記が
単に「ムンジェイン」だけで済むようになるのかな?
あと韓流(かんりゅう)を「ハンリュウ」などと読ませようとしたり
韓国は日本人が「ブンザイイン」などと言おうものなら
多分抗議してくるだろうし、面倒臭さが減って良いかも。
中国だったら「シュウキンペイ」といっても物議を醸さないのだろうけれど・・・。
お疲れさまです。
私は日本の昔の建築が、大好きです。石場建て、木造、竹小舞の土壁、襖、障子、瓦屋根、畳。
漢字は、日本の文化と伝統、粋を感じます。
ワンピースの技も、漢字がほとんどだと思います。
現在、更新を停止しているサイト”【韓国の反応】みずきの女子知韓宣言”に下記のような質問があり、みずきさんが回答しています。
>>質問です。
日本語、ハングル両方通じてるみずきさんは、
本件とか、両言語の長短どう感じているのでしょうかね?
ハングルはよくひらがなって言われるけど、もっと正確にいうと、ローマ字です。
文字打ちは日本より韓国のほうがはやい。
ただ、読むのは日本のほうがはやい。
靴を脱ぐとき、車を駐車するとき、トイレットペーパーがなくなったときなどを考えてください。
ハングルは、そのまま脱いでそのまま入る。
日本の文字は、くるっとひっくり返って、靴のかかとをこちら側に並べて入る。
ハングルは、そのまま駐車場所に頭からつっこむ。
日本の文字は、車のお尻から駐車場にとめる
ハングルは、トイレットペーパーがなくなってもそのまま。
日本の文字は、次の人のためにトイレットペーパーを補充しておく。
あくまでも私個人のイメージですが。笑
日本の場合、私たちはもう慣れててなんとも思ってないけど、入力段階での手間が相当ある文字だと思う。でもそれは、出力段階での利便性に繋がる。
どっちも長短がありますが、どっちも民族性にあった文字を使ってると思ってます。
ttp://oboega-01.blog.jp/archives/1009112652.html
違いを端的に述べられていて、7年前の記事ですが強烈な記憶として残っています。
この記事の中にある、日本の漢字語を韓国語に言い換えよう という主張で書かれている例なのですが、それは日本語→日本語の変換であって、ただ読み方を韓国式にするという主張が多いように思えます。つまり、これらの例の多くは日本語からも漢字語からも離れていないように思います。
例の一部です。
「仮処分」は「臨時処分」、「見習」は「修習」、「敬語」は韓国語で「敬う言葉」、「路肩」は「路肩」(カッキル)、「端緒」は「糸口」、「忘年会」は「送年会」、「船着場」は「渡し場」、漢字語の「楊枝」は「楊枝」(イスシゲ)、「持分」は「分け前」、「売場」は「販売場」、「宅配」は「談合」は韓国語の「八百長」、「行先地」は「目的地」、「耐久年限」は「使用可能期間」、「飲用水」は「飲み水」、「残飯」は「残った食事」、「食費」「食代」は「飯代」(パプカプ)、「回覧」は「回し見る」、「残業」は「時間外の仕事」、「節水」は「水の節約」
「所定様式」は「定められた様式」、「延面積」は「総面積」、「試運転」は「試験運転」、「シナジー」は「相乗効果」、「チェックリスト」は「点検表」、「過年度」「翌年度」は「前の年」「次の年」、「改札口」は「切符を出す所」、「復命書」は「結果報告書」、・・・と言い換えるべきだ。
「韓国の固有語や簡単な表現があるのだから・・」とありますが、それは本当でしょうか?
最近の韓国がメッチャおかしくなった原因は漢字廃止にありと仰せられるのは、櫻井よしこ女史。
https://www.news-postseven.com/archives/20170904_609283.html?DETAIL
https://news.livedoor.com/article/detail/13562772/
知能が低いと単純な道具しか使えず、初めての道具を使う時に仕組みを推測しながら使う事も出来ないように思えます。
なので、複雑な道具を使うには、それなりの知能(と知識と経験)が必要になります。
日本語は複雑な道具だけど使いこなすに当たっては多くの知識と長い経験が求められ、訓民正音は簡単な道具だから直ぐに使えるけれども使い手の知能を育てない事になるのかな?と。
『子供に与えるおもちゃは子供の知能の発達を左右する』と言う考え方の延長線上には、『民族が使う言語は民族の知能の発達を左右する』と言う考え方があるのでは?と思いますね。
國之語音、異乎中國、與文字不相流通、故愚民有所欲言、而終不得伸其情者多矣。予爲此憫然、新制二十八字、欲使人人易習、便於日用耳
訓民正音の冒頭にある世宗大王の有名な序文です。
(我が)国の語音は、中国と異なるに、と始まり、「故愚民有所欲言、而終不得伸其情者多矣」即ち、愚かなる民故に言はむと欲するところ有れども、終にその情を伸ぶるを得ざる者多し、と述べ、続けて「予爲此憫然、新制二十八字、欲使人人易習、便於日用耳」と結んでおります。つまり余此が為に憫然たりて、新たに制り二十八字を、人人をして易く習い、日用いるに便たらんと欲するのみ、となります。
要するに我が民草は愚かにして漢字を使う事もままならないので、余は此を哀れみ簡単に習うことができて、日常生活で使える程度の文字を制定してやったぞよ、と宣言しているのに等しいのです。
以上、ハングルが愚民文字と揶揄される所以であります。
そして、そのハングルを使うための辞書を初めて作ったのは日本人なのであった。
せっかく作ってもらったものも自分たちで使うこともできなかったのでした。
「大統領」は日本語だから、「首領様」に変えたほうが良いね。
漢字を廃してしまうと、韓国で使われている言葉の意味まで分からなくなってしまうようです。
韓国の政治家の「武運を祈る」という発言が「不運を祈る」とテレビ出演者に誤解されて問題になったそうです。
http://rakukan.net/article/484510470.html
韓国では社会の一線に出ている人も漢字由来の単語の意味を理解していないという一例です。
「放火」と「防火」のように同音で逆の意味があれば始末に悪い。
あまり関係ないですが私にとって「吹田」は何故「ふくた」ではなく「すいた」と読むのかが謎です。