日本は日韓諸懸案の「解決」に積極的に動く必要はない
衆院選後の日本外交に韓国の姿見当たらず
衆院選後の外交がさっそく始動しました。岸田首相はCOP26参加のために訪英中であり、また、自民党幹事長に起用される茂木外相の後任にはだれが就任するのかも気になるところですが、それ以上に興味深いのは、日本外交に韓国の姿がいまのところ見えてこない点です。そして、その韓国は米中両国間での戦略的あいまい性が破綻しそうになっているようなのですが、その一方で岸田首相はCOP26で文在寅韓国大統領と遭遇すらしなかったようです。
目次
日本外交に「韓国」なし?
さっそく始まった衆院選後の外交
先日に衆院選の結果について、個人的には、手放しで喜べるものではないにせよ、決して悪い結果ではなかったと思っています。
自民党が多少議席を減らしたとはいえ、連立を組む相手である公明党と合わせれば「絶対安定多数」を獲得したこと、「何でも反対」の立憲民主党が議席を減らし、かわって日本維新の会が躍進したことを踏まえれば、岸田文雄首相にとっての政権運営は安定するからです。
こうしたなか、外交面では岸田首相の「譲歩」を虎視眈々と期待する国があるやに聞きます。
岸田首相が日本の国益を毅然と守るという観点からは若干頼りなく見えること、自民党が今回無難な勝利を収めたことで、気が緩み、外交面でも下手な譲歩がしやすい状況にあることなどを踏まえると、日本が外国に対して変な譲歩をしないかについては、少し気になるところです。
ただ、昨日は韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)に掲載されたこんな記事を見て、こうした不安については部分的に払拭されたと考えています。
衆院選勝利で力を得た岸田首相…韓日関係には言及なし
―――2021-11-02 07:30付 ハンギョレ新聞日本語版より
ハンギョレ新聞は岸田政権が「安定した国政運営のための基盤を整えた」としつつ、岸田首相の先月の所信表明演説をもとにした経済政策などを解説。
そのうえで、次のように述べます。
「外交・安全保障関連の動きも早くなった」。
具体的には、岸田首相が英グラスゴーで開かれる第26回国連気候変動枠組み条約国会議(COP26)でボリス・ジョンソン英首相やジョー・バイデン米大統領らとの初会談に臨み、さらに年内には訪米して正式に日米首脳会談を行うことを検討している、とするものです。
日韓関係に大きな変化は見込めない
ただ、それ以上にこの記事を読んだ際に興味深いのが、末尾のこんなくだりです。
「関心を集める韓日関係については具体的な言及なしに『同盟国・同志国には、可能な限り早期に直接訪問し、あるいは、これら諸国の首脳を我が国に迎える』と述べるにとどまった」。
これ、言い換えれば、岸田首相が韓国を「同盟国」とも「同志国」とも呼ばなかった、という意味でもあります。
もちろん、岸田首相のことですから、COP26のサイドラインで文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領との会談に「応じてしまう」という可能性については、個人的には気にしていました。
(もっとも、岸田首相は文在寅氏とは「遭遇」すらしなかったようです。)
そのうえで、ハンギョレ新聞は読売新聞の報道を引用し、「岸田首相は中国、韓国、ロシアなどと首脳会談を開催するかどうか、時期について慎重に検討している」とと述べています。
この点、今回のCOP26での会談も不発となったことから、少なくとも文在寅政権のあいだは日韓首脳会談の開催の可能性は非常に低いと考えています。
その理由は、どうせ約束を守らない韓国と何を話し合っても意味がないという点もさることながら、岸田首相の前任者である菅義偉総理の時代に、日本外交は中露韓3ヵ国の近隣国重視型から「FOIP重視型」に舵を切ったという事情が大きいのです。
茂木外相会見でも韓国に言及なし、後任は?
さて、FOIPとは “Free and Open Indo-Pacific” 、すなわち「自由で開かれたインド太平洋」のことで、安倍晋三総理が提唱し、菅総理がこれを引き継いで完成させた構想ですが、実務を取り仕切ったのが茂木敏充外相です。
今回、甘利明氏が自民党幹事長を辞任し、後任幹事長に茂木氏が就任することにともない、昨日は茂木氏が記者会見で記者に対し挨拶をしています。
茂木外務大臣会見記録
―――2021/11/02付 外務省HPより
興味深いことに、茂木外相の会見では記者側からも日韓関係に関する質問すら出ませんでした。まさに、「好き」の反対は「無関心」、といったところでしょう。
そして、その茂木外相の後継人事に韓国メディアも関心を寄せているようであり、韓国メディア『中央日報』(日本語版)には昨日、こんな記事も掲載されていました。
日本の新外相に「岸田最側近」林芳正氏が有力
―――2021.11.02 14:17付 中央日報日本語版より
これは、日本のいくつかのメディアが2日、茂木外相の後継者に岸田首相の最側近である林芳正氏の就任が有力だと相次いで報じたことを受け、日韓関係の「改善」(?)に関心を寄せている記事、というわけです。
中央日報は林氏が当選した山口3区が、長らく日韓議連幹事長などを務めた河村建夫・前衆院議員(78)の地盤だったことに触れ、その河村氏を「代表的な知韓派議員」などと評し、その一方で林氏については「周辺国との外交関係を重視する宏池会の伝統に忠実だと言われている」、などと述べます。
また、「東京の外交消息筋」は「韓国国会議員との関係も厚いほうで、韓日関係増進を主題にした国会議員セミナーなどに積極的に参加するなど韓国にも関心が高いと理解している」などと述べたとのことですが、はて、どうでしょうか。
もちろん、善隣友好外交自体は一般論として誰もが主張するものですが、それと同時に、仮に林氏が日韓関係に関心を持っていたとしても、これまでに完成しつつある「FOIP路線」から再び「中露韓重視路線」に戻せるというものではありません。
それに、現在の日韓関係においては、韓国による国際法違反、国際条約違反、国際約束破りの事例があまりにも多すぎ、日本の側にも、これらを「不問」に付したうえで「日韓関係修復」に動くべきだと主張する、河村氏のような政治家は、もはや少数派でしょう。
戦略的あいまい性の行き詰まり
「戦略的あいまい性の寿命は終わる」、だから何?
ただ、韓国が気にしなければならないのは、日韓関係だけではありません。
いや、日韓関係とは別次元のところで、現在、大きな選択を迫られているといえます。その韓国の外交的な立場を巡っては、同じく中央日報に昨日、こんな記事も出ていました。
韓国の「戦略的あいまい性」の寿命は終わろうとしている(1)
―――2021.11.02 15:33付 中央日報日本語版より
韓国の「戦略的あいまい性」の寿命は終わろうとしている(2)
―――2021.11.02 15:33付 中央日報日本語版より
「戦略的あいまい性の寿命は終わろうとしている」。
だから、いったい何だというのでしょうか。
中央日報は、このほど米中覇権競争を巡る著書を出版したというソウル大政治外交学部の教授にインタビューを行っているのですが、これがまた強烈です。
肝心なところで、「韓国は米中どちらにつくべきか」という点に関する結論がすっぽり抜け落ちているからです。
米中双方をいら立たせる曖昧外交
インタビューでこの教授は、バイデン政権下でトランプ政権時代と比べ、米国の対中圧迫度がさらに上昇したと延べつつ、米中関係悪化が韓国に「深刻な悪材料として作用する」として、次のように指摘します。
「我々は米国とは同盟、中国とはパートナー関係を結んでいる。両国ともに非常に重要な存在であり、両国との関係悪化は必然的に韓国に非常に深刻なジレンマを抱かせるだろう」。
当たり前です。
米国に同盟で国土を守ってもらっておきながら、「経済的に中国は大事だ」という理由で、米国が突き付けるFOIPに頑なに参加しようとせず、米中対立で「良いところどり」を目指す韓国の姿勢は、米国から嫌悪されることはあっても好感されることはありません。
しかも、「2つの強大国が対立する局面では中小国はどちらか一方に偏るのではなく、曖昧性を維持しながら被害の最小化を模索する」、「適応と対応の戦略を適切に混ぜて実利を増やし、被害は減らすという努力をする」などと述べるのです(これを記事では「ヘッジング戦略」などと称しているようです)。
大変僭越ながら、まさに、強大国の対決局面で、覚悟なき中立国がどういう末路を辿ったのか、あるいは明と清の間で、清と日本の間で、日本とロシアの間で、曖昧な戦略を取って自分たちの国がどういう末路を辿ったのか、歴史を知らないというのは本当に怖いと思わざるを得ません。
それ自体が破綻しているのでは?
こうしたなか、最も噴飯物なのは、インタビュワーが「韓国はどんな選択をすべきか」と尋ねた際の、こんな回答です。
「我々も多くの国がするように適切に混ぜた戦略を選択するのが合理的だ。民主国家であり米国の同盟である韓国の『最適選択肢』は対応とヘッジングの間のどこかに位置するものと評価される」。
だから、その戦略自体が破綻しているのです。こんな記述を読むと、読者としては、「それをずばり指摘するのがあなたの役割ではないか」、と文句のひとつもつけたくなるでしょう。
いずれにせよ、この教授の発言は、読んでいてもあまり心に刺さりません。それどころか、次の記述には大いなる違和感があります。
「我々の社会で『国益』に対する共感を欠如しているのが問題だ。韓国政府と国民は国益について真摯に議論をしたことがあまりない。<中略>絶えず強大国の反応を意識しながら『静かな外交』にとどまっているのではないかと思う。そしてこうした外交の結果は国益の損傷と国格の喪失につながっている」。
いつもやっていらっしゃるじゃないですか、「食い逃げ外交」を。
韓国は必要以上に、ときとして外国を愚弄してまで貪欲に国益を追求している国です。
だからこそ、「戦略的あいまい性」という、米国・中国の双方をいら立たせる外交を好んでいるのであり、それが韓国を結果としてFOIPから弾き飛ばしたのですが…。
いずれにせよ、中央日報の記事は、「韓国の戦略的あいまい性が寿命を迎えている」ものの、「それではその戦略的あいまい性に代替し得るものはいったい何なのか」、という点に関し、明確な言及は見当たりません。
この手の結論のない文章、ビジネスマンだと落第点ではないかと思う次第です。
日本は粛々とFOIPを進めるべき
さて、『日韓歴史諸懸案は「在韓米軍撤収」により解消され得る』でも述べたとおり、日韓間の諸懸案は、正直、正面から解決しようとしなくても、米韓同盟消滅とともに有耶無耶のうちに雲散霧消する可能性がそれなりに高いと思います。
そのように考えるならば、日本は日韓首脳会談などを急ごうとせず、まずは日米同盟の基盤のうえでしっかりとFOIP、TPP、クアッド、日英・日仏・日台連携などの価値外交を推し進めることに注力するのが正解であると思うのですが、いかがでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
今後注意すべきは、韓国が謝って来たときです。
そこで、中途半端に許さない事です。
何故なら、慰安婦徴用工が解決したとしても、それは元々韓国が勝手に作った問題で 日本から見たら-100が-60になっただけで問題は山積みです。
ただ、日本人は今の韓国を叩くのは大丈夫だが、しおらしく誤ってきた人を更に追い打ちで叩くのは嫌悪感をもちます。
勿論、今迄の韓国の行動が謝ったくらいで許されるとは思えませんが、その様な論調が出て来た時に引き摺られるかもしれません。
韓国が反省し謝るわけ無いと思われるかもしれませんが、李完用をだした国です。
本当に世界基準でマトモな人間が扇動したら、踊らさらる韓国人も出てきます。
水曜集会で慰安婦反対運動している教授が李完用にならないとも限りません。
その時のために今から心の準備をして、徹底的に叩ける様にすべきです。
sey g さま
>今後注意すべきは、韓国が謝って来たときです。
まあ、そんな事は、起こらないからご安心下さい。
もし謝って来たら、「謝罪に真正性が無いニダ」という切り札が有ります。
日本人は韓国人と違って それが出来ないかもしれません。
韓国が後戻りが出来ないくらい、日本人を怒らせたら出来るかもしれないです。
sey g様
謝罪する相手は中共ですよね?
日本に謝罪する理由が、南国(差別国)にはありません。
今はありません。
しかし、亡国の淵に立ったら 彼らはなんでもしてきます。
そのときのために備えましょう。
あの方たちは 長年の属国DNAが 染み込んでいますから 腹で笑いながらの”謝罪”なんか 簡単にするでしょう。
日本人は 何事も性善説でつきあいますから また騙されますよ。
韓国の扱い方を そろそろ学習しないといけません。
そうです。
まだ真実の韓国人を知る人は、ここのコメント欄の少数です。
もっと 知らせなくては。
足に取りすがってなく乞食をさらに蹴飛ばす精神と胆力が日本は必要です。
そのとおり
皆様コメントありがとうございます。
自分もただちに 韓国が謝罪するわけがないと思ってます。
しかし、国家存亡の危機に陥った時の ゴキの生存本能を舐めてはいけません。
日露戦争後、半島の併合なんて馬鹿なことをなぜしたのか?
日本国内に併合論者がいたのも理由でしょう。
しかし、あの当時 現代の様に 鬼の反日をしてたらどうでしょう?
日本の併合反対論者が買ってたかもしれません。
今の反日が消えるのは、韓国の握手の連続で西側の経済制裁がきまった時です。
経済制裁でハブられると 韓国内でも我に返る人が増えてきます。
すると、李完用のいうことを理解出来る人々が優勢になるかもしれません。
自分でかいてて、そんなわけあるかいと 思いましたが、彼らが想像のはるか斜め上の手を出した時に間違った判断をせぬように準備をしようという話なので 与太話として覚えておいてください。
sey g さま
靖国例大祭とか竹島の日とか、教科書検定とか、定期的に韓国政府が、日本政府に対して「遺憾ニダ」と言う行事が有ります。
日韓関係改善しようとしていると発言している間にも、遺憾砲を出してましたので、「過半数が我に返った韓国人」は、想像付かないですね。
逆に我に帰った韓国人が居たら、不幸な人生を送ると思います。
皆さんの意見としては、「とにかく殴る」が、有力ニダ(^_^)
皆んな、戦略的無視にストレスが溜まっているんだと思います。
だんな様
ありがとうございます。
可能性は限りなくゼロだと思います。
それに、竹島、靖国、仏像、技術泥棒 拒否する理由は山程ありますね。
戦略的無視は、気づいたら韓国瀕死になる、茹でガエル戦略です。
が、自分は黙って殴るを希望します。
COP26では、首脳の遭遇は無かったようです。
ハンギョレから
文大統領と岸田首相、英国での遭遇は実現せず
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9abf1205e79d6ac85e5f0f7c31b581463d18c47
「遭遇ってなんだ」は、お約束ですが、なんか価値があるんでしょうか。
二股外交の記事は、読みました。
破綻しようが賞味期限切れだろうが、朝鮮脳はその場の利益を追求するだけですので、米中どちらかに付くことを決める事は有りません。
それで被害が出た時には、「米中か悪いニダ」→「ウリナラは被害者ニダ」と言うだけでしょう。
かつては『ジャパン パッシング』との表現がありましたが、今は『コリア パッシング』ですね。
韓国政府の戦略的曖昧さ方針ですが、此れって在日コリアン『日本国民にはならないけど日本国民と同等の扱いを受けたい』という、ご都合主義全開な姿勢とダブります。
『権利には義務や責任が伴う』という価値観は、韓国基本的価値観とは相入れない価値観なのでしょうね。
あ、二箇所ほど「の」が抜けてました(;^_^A
何はともあれ、《世界市民》とか《地球市民》とかを掲げる連中は《蝙蝠》だって事で。
クロワッサンさま
《世界市民》とか《地球市民》、在日がよく使う都合のいい言葉ですね。「何とか企画参画社会」とかも彼らの好きな言葉でしょう。小難しい言葉を使って、実態がよく分からないようにする。彼らの戦術なのでしょうか。
カッコいい言葉に酔って、具体的にはなにもしない。したつもり。と。
韓国のことわざに「思ったらもう、成功したも同様だ」というのがあります。
韓国人はよく使います。思っただけで、実際の寄付は惜しくなってしない。
とか、成功を思っただけで、そのための努力は放棄。そして、やっかむ恨む。
そんな上っ面の言葉だと理解してます。
>もっとも、岸田首相は文在寅氏とは「遭遇」すらしなかったようです。
以前、安倍首相がたまたま会ったので少し会話したのを「会談した」とでっち上げされたので
今回は外務省の職員が文大統領の動きを順次チェックして
岸田首相はそこから遠ざかる様に誘導していたのかもしれませんね
マキャベリの名言に「決断力のない君主(国家)は、多くの場合、当面の危険を回避しようとして中立を選ぶ。そしておおかたその君主(国家)は滅んでしまう」というのがあります。ムンジェインの”バランサー外交”なるものは、その典型ではないでしょうか。朝鮮戦争で助けてもらった恩を忘れて、米国が本気で中国と対峙しようとしている時に、したり顔で理屈をつけて、協働しようとしない。米国の東アジアを担当する少なからずの外交官・専門家が、韓国に対して不快感を感じていることに気付きもしない。米国と距離のある韓国に対しては、中国は容赦しません。「人間は、恐れている人より、愛情をかけてくれる人を容赦なく傷付けるものである」(マキャベリ)。次期大統領には、ぜひともイ・ジェミョンになってもらいたい。
でも、多くの場合、早くに決断していたら、もっと早くに滅びているような
小国にとっては、どっちを選んでも確実な破滅な選択は普通にあるからね
ハンギョレでも報道があったようですが、中央も同じことを言ってますね。
【バイデン大統領と単独で会った岸田首相…文大統領とは「遭遇」もなかった】
https://japanese.joins.com/JArticle/284442
その「遭遇」で韓国の言う「解決」ができると思っていたのでしょうか。現政権も、韓国に甘い顔をしないとわかってるようです。
ホント、これでもかというくらい「解決」と毎日のように叫んでいますが、彼らの言う「解決」は「日本が韓国の要求を受け入れ譲歩する状態」を望んでいるにすぎません。
彼らには「法治」の効力がありません。約束事をしても必ずすぐに破られます。
「慰安婦合意」が典型例で、アメリカを第3者=仲介者としておいて約束事をしても、破るのが彼らです。
「法治」を守るという考え方そのものが彼らにはありません。「法を破っているのは自分たち」という意識がないので、「解決」「日韓友好」のために彼らが変わるということは決してありません。一度約束しても、法治を理解していないため、自分たちの都合のいいように態度を変えます。「約束を破っている」という感覚が彼らにないからです。
会計士様のおっしゃる通り韓国抜きで、クアッドやインド太平洋構想を構築するのが今できる最善の策です。法を守る陣営とのつながりを強化するしかありません。
歴史的に、「約束事を決めても、大国側が破る」ものです。韓国がいつ、「大国」になったのでしょうか?
サムライアベンジャー様
少なからず「ウリナラのほうが上。イルボンよりも道徳的に優れているニダ」とは、思っていそうですが。
だから、上の立場の者は下の者に何をしてもかまわない、とばかりに、日本との約束を反古にしている自覚は多少はあるかもしれません。
それに日帝支配36年の被害者意識もあるので、日本には何をしてもかまわないニダ!というのもあります。
また約束を破ることで、ウリナラが上ニダ!という逆説的意識もあるかも?
しれないと、思います。
> 約束を破ることで、ウリナラが上ニダ!という逆説的意識もあるかも
逆説でも何でもありません。韓国人にとって「約束」とは上位者が下位者に守らせるものであって、何ら上位者を拘束するものではないのです。従って、韓国人が「韓国が上位者である or 上位者であらねばならない or 上位者であるに違いない or 上位者だよね、そうでしょ?」と考えている限り、「約束などに拘束されない」という発想が消えることはありません。
ちかの様
>日本との約束を反古にしている自覚は多少はあるかもしれません。
お言葉を返すようですが、「反省」したら負けというDNAを持った韓国人に「自覚」という知覚能力は機能的にあり得ません。悪しからず
対立する2つの大国に挟まれた国家が取りうる戦略として「どっちつかずの曖昧性維持」が成立しうるのは、その2大国を遥かに凌駕する国力を持つ超大国か、あるいは取るに足りない小国であるかのいずれかである必要があります。言うまでもなく、韓国は超大国ではありませんし、その一方で、客観的に見て取るに足りない小国というわけでもありません。しかし、だからと言って、韓国の向背が米中の対立局面において決定的な意味を持つかというと、そんなこともありません。米中両国から見て、韓国からしか調達できない物資などはありませんし、北朝鮮が頑張っている限り、軍事的な価値もけして大きなものではありません。つまり、韓国は、米中どちらから見ても、「”こちら側”に付けてもそれほど大きな価値はないが、さりとてそっくりそのまま”向こう側”に渡すのは業腹だ」という存在なのです。
現時点では、形式的には韓国は”アメリカ側”ですが、韓国自身の選択により、実質がかなり揺らいでいます。そして、形式的に”アメリカ側”であるがゆえに、米中の綱引きは等価ではありません。中国からすれば、「このまま脅し続けて、韓国がそっくりそのまま”こちら側”になれば儲けものだし、たとえ完全に”こちら側”にならずとも、アメリカから引き剥がせれば、少なくとも中国にとってマイナスはない」となりますし、アメリカから見れば「裏切者一歩手前」となるでしょう。さらにアメリカとしては、朝鮮戦争で流した大量の米兵の血と(日本を使嗾して)与え続けた経済援助が無に帰しかねないという苛立ちもあることでしょう。
今のところ、米中対立はまだジャブの打ち合いにも至っていない状況ではありますが、対立がさらにエスカレートした場合、韓国が曖昧なままでいれば、どこかの時点でアメリカが「そっくりそのまま相手に渡すのは業腹だ」となる可能性があります。そして、そのような局面に至った際に、韓国を助けてくれる国はありません。強いて言えば、アメリカへの嫌がらせの意味を込めて、ロシアが動く可能性は皆無ではありませんが、そのロシアはもちろん、中国でさえ、韓国のためにアメリカと正面衝突するような真似はしないでしょう。
確かに、韓国が明確にアメリカ側に立った場合、中国からキツいお仕置きを食らうのは必定です。それを怖れる気持ちはわからくもないですが、今ならば、まだアメリカが支援してくれる可能性はゼロではないでしょう(すでに怪しいけれども)。逆に、中国側に立とうとした場合、アメリカに手酷く殴られますが、おそらく中国は助けてはくれません。結局のところ、韓国は「戦略的曖昧性」などと称しながら、自らの選択肢を狭めているだけであると思います。
日本としては、アメリカが韓国を「潰す」と決断したならば喜んで加担するでしょうが、中国の厳しいお仕置きを食らった韓国を支援するとアメリカが決断した場合、不本意ながら、奉加帳が回ってくる可能性はかなり高いと思われます。ゆえに、日本としては、韓国が中国側に行くか、あるいは曖昧さを保ったままで米中双方からぶん殴られるか、いずれかとなることが望ましいと考えます。
そこで、日本としてはできるだけとばっちりを食らわぬよう、今の内からなるべく韓国と疎遠になっておくことが大切であると思います。どのような展開になろうと、韓国が米中のどちらか、あるいは双方からぶん殴られるような事態になった際、日本への影響が皆無というわけにはいきませんが、なまじその時に日韓関係が「良好」だったりすれば、その分影響が大きくなるからです。その意味でも、現在抱えている日韓間の諸問題は、解決などせずに放置することが最良であると思います。
龍さま
米中と一緒になって、殴ってやれば良いのでは。
損してでも殴った方が、後々の為のように思います。
私も、とにかく殴る、に賛成です。
大きな声では言えませんので、こっそりと呟きますが……私もそうあれかしとは思っています(^.^;
龍様
>そうあれかし
同感、です。
>結局のところ、韓国は「戦略的曖昧性」などと称しながら、自らの選択肢を狭めているだけ
肝心な時に逆に向いて走る。彼らの特性が今更ながら顕著です。
AZ製剤を繰り返し台湾に贈与し続けていることで日本の立ち位置は見間違いなくはっきりしている。米中対立(そんなものがこの世に存在しているとして)がどんな手打ちとなるにしろ、「そのあとに」日本がどんな役割を果たすことになるのかもう見え始めているのではありませんか。
続『COP26で、岸田総理と文大統領遭遇せず』。
(1)バインデン大統領と遭遇時、大統領から開口一番「岸田首相、おめでとう」
(2)英、豪、ベトナム首脳と個別会談
(3)これは個人的妄想ですが、COPスピーチで「テスラEVと中国太陽電池くそくらえ」くら
い言って欲しかった。
いくらなんでも、国際会議の場で合意破りの張本人が慰安婦合意の当事者と対峙して、白々しく未来志向を語る訳にもいかなかったのかな?
藪蛇だし・・。
“日韓諸懸案”といっても、韓国の国内問題だからなぁ。
韓国自身でなんとかしないと、解決にならんのよね。
USと中共を手玉に取ってキーマンとして双方から利益吸い上げる
これやるにはあまりにも微弱な韓国
今の韓国続けたいなら、US陣営から離脱は最悪な選択なんだがねぇ
そんな度胸と行動力があったら半万年属国になどなっていないでしょう。
彼らは誰かが解決してくれることを呆然と、または右往左往しながら待つことしかできないのです。
中共に頭上がらないのは、民族の宿悪なんですかねぇ
属国に向かって、絶賛回帰中w