TPP加入、台湾には「歓迎」、中国に無言、韓国は?
申請すれば加入できるというものではないのですが…
TPPには現在、中国と台湾が加入申請を提出しており、これに加えて韓国も近日中に「加入するかどうか」を決定することとされているようです。ただ、少なくとも中国と台湾に関していえば、茂木敏充外相は台湾について「歓迎する」と述べたにも関わらず、中国に対してはこの「歓迎する」という表現をしていないようなのです。こうしたなか、韓国政府が大いに勘違いしていることがあるとすれば、TPPには「申請すれば加入できる」というものではない、という点ではないかと思う次第です。
申請すれば加入できるというものではない
先日の『台湾海峡・朝鮮半島の2つのリスクにFOIPで対処を』の末尾で、韓国の洪楠基(こう・なんき)経済副首相兼企画財政部長官が訪問先の米国で、「早ければ今月末にもTPPに加入するか否かを決定する」と述べた、という話題を取り上げました。
この「韓国のTPP参加」については、どうも違和感を拭い去ることができません。というのも、韓国メディアの報道によれば、洪楠基氏は「(韓国政府が)加入するか否かを決定する」、などと述べたのだそうですが、そもそも論として、加入を認めるかどうかを決定するのは、韓国政府ではありません。
日本を含めたすべてのTPP参加国です。
そして、TPPに加入するためには、その国は、TPPに求められる「高い水準」を満たさなければなりません。
このTPP、じつは中国も加入を申請しています『中国のTPP加盟申請の「狙い」』等参照)。
そして、TPPの加入条件については、中国がTPPに加入申請をした直後、9月17日時点で茂木敏充外相が記者会見で次のように述べています(外務省・9月17日付『茂木外務大臣会見記録』参照)。
「TPP11は、私が担当大臣として、まさに日本がリーダーシップを発揮して進めてきたマルチの経済連携協定であります。これは市場アクセスの面でも、それから電子商取引、知的財産、政府調達、国有企業等、ルールの面でも高いレベルの内容となっています」。
つまり、茂木外相によれば、TPPは単なるFTA(自由貿易協定)の集合体ではなく、参加する各国の国内法の問題にも直結する、大変に高いレベルの協定です。
では、中国はこの要件を満たしているのでしょうか。茂木外相は中国について、次のように述べています。
「TPPに加入したいということになりますと、<中略>今般、加入申請を提出した中国についても、TPPのこうした高いレベルを満たす用意ができているかについて、まずしっかりと見極める必要があると、このように考えております」。
これは、中国に対してだけでなく、韓国に対しても同様に成り立つ議論でしょう。
ただし、韓国のTPP加入議論について、茂木氏がどんな見解を述べたのか見てみたいと思って外務省ウェブサイトを調べてみたのですが、総選挙の期間に入ったためでしょうか、掲載されている茂木外相の記者会見は10月15日のものが最後です。
想像するに、茂木外相ならばおそらく、中国について述べたのと同じような感想を述べるのではないかと思いますし、また、そもそも自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題で、さまざまな国際法・国際条約・国際約束破りを繰り返している韓国のTPP加入を日本が歓迎するとも思えません。
台湾には「歓迎」と述べた茂木外相
その一方、TPPには現在、英国、中国に加え、台湾も加入を申請しており、これについては『大事な友人・台湾のTPP参加を日本が支援すべき理由』でも述べたとおり、台湾のTPP参加に向けたハードルは決して低くはありません。
ただ、9月28日付の外務省『茂木外務大臣会見記録』によると、茂木外相は別の記者会見で、台湾の記者から台湾のTPP加入申請について尋ねられ、次のように述べました(抄)。
- 台湾は日本にとりまして、自由、民主主義、そして法の支配等、基本的な価値を共有する、また、緊密な経済関係を持つ大切なパートナーであると思っております。
- その台湾がTPPについて加入申請をしたと、これは自由で開かれたハイスタンダードの経済秩序、経済圏を世界に広げていくと、こういうTPPの目的に沿ったものであると思っておりまして、歓迎をいたしております。
- 当然、英国に対してもそうでありますが、加入に当たっては、TPPの持っているハイスタンダードのルール等、しっかりとそれが受入れられるかどうかと、こういったことは見極めていかなければならないと思っております。
- その上で、日本産食品の輸入規制の撤廃については、政府の最重要課題のひとつでありまして、東日本大震災後、日本産食品に課している輸入規制について、日本は各国・地域に対して、安全性について科学的根拠に基づいて説明をし、その早期撤廃をこれまでも強く求めてきたところであります。
- 台湾の方々が日本産食品の安全性について理解をし、規制の早期撤廃につながるよう、今後も日本台湾交流協会等を通じて、あらゆる機会をとらえて、粘り強く働きかけを行っていきたいと、こんなふうに思っております。
要するに、「台湾の加入申請は歓迎するけれども、TPPのハイスタンダードのルールを満たす必要はあるし、日本産食品の輸入規制についても撤廃してくれないと困るよ」、という、外務大臣としてはほぼパーフェクトな答えです。
ただし、こうした問題はあるものの、中国に対しては使わなかった「歓迎する」という表現を台湾に対して使ったこと自体、大変に興味深いと思う次第です。
TPP参加決定が「遅れる」
さて、韓国の話題に戻りましょう。
韓国メディア『中央日報』(日本語版)には昨日、こんな記事も掲載されていました。
CPTPP加入決定を先送りした韓国「あまりにもタイトな日程…追加調整が必要」
―――2021.10.22 15:25付 中央日報日本語版より
中央日報によると、「韓国政府当局」は22日、週明けの25日に予定されていた対外経済長官会議が11月初めに延期となったと明らかにしたとしつつ、これに伴い「TPPへの加入決定時期が1週間ほど遅れることになった」と報じています。
相変わらず、「TPPに加入するかどうかを決定する」と、あたかも韓国政府が自分でそれを決定できるかのごとく報じているのは、大変に面黒く、そして興味浅いところです。
そもそも論として、TPP加入には全会一致の原則があるという事実を、韓国政府、あるいはこれを報じている韓国メディアが理解しているのかどうかはよくわかりません。
いずれにせよ、茂木外相が韓国に対し「歓迎する」と述べるかどうかについてはちょっとだけ聞いてみたい気がすると思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
日本は「ルールを守れない国は加入を認めない」とはっきり言うべきです。そうじゃないと、また邪魔しただの、加入されたら困るから反対してるだの韓国が騒ぐのが見えています。今の状況はあいまいな態度と甘やかしがもたらしています。もう、そういった状況と決別すべきです。
日本が中国や韓国に対して加入拒否を決定できるのか疑問に思っています。
政府自民党や経済界に度胸と矜持があるのかハラハラしながら見ていくようになりそうです。
台湾も東南アジア加盟国次第と思います。中国に切り崩されそうでこれもハラハラドキドキです。
「日韓請求権協定」と同様に、「TPP協定」にも紛争解決手続きが定められています。
「日韓請求権協定」第3条には、「この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争」についての解決手続きが定められ、日韓両国の協議により解決できない場合には、第三国を含む仲裁委員会の決定に服するものと定められています。
「TPP協定」第28章には、「 協定の解釈適用に関する紛争」などについての解決手続きが定められ、当事国の協議、あっせん・調停・仲介、パネル設置等により解決することが定められています。
日本政府は、韓国政府に対し「韓国政府は、TPPに加入した場合は、協定に定める紛争解決手続きを順守することを行動で証明して欲しい。(加入に反対とは言わない)」と言えば良いと思います。
文在寅大統領は、自称元徴用工問題について「日韓請求権協定に対する日韓両国の『解釈』の相違の問題だ」と明確に言っている訳ですから。
中国と台湾は韓国の虚を突いて加入申請したと認識しているように見えますね。
<ぐずぐずしている時に虚を突いた中国と台湾、韓国もTPP加入するか>
https://japanese.joins.com/JArticle/284060
相変わらず自分のことには能天気ですね。加入申請すれば加入できるはず、という思い込みがすごい。加入のハードルは韓国には高いし、全会一致ですよ。
韓国の意思で参加できるような言い方をしているのは
韓国国民にTPPは参加の意思があれば 誰でも参加できるモノだと誤解させたうえで
参加失敗を日本の責任にする為だと思います
中国をTPPに入れるのは
王水一気飲みするようなもの
毎度、バカバカしいお話を。
韓国が、「韓国がTPPに加盟してやろうと、言っているのだから、世界は、これを歓迎するのが当たり前だ」と、言っているんだって。
おあとが、よろしくないようで。
蛇足ですが、まずイギリスのTPP加盟を判断する方が、先ではないでしょうか。
多分韓国は即加入できないことは理解しています。
本来でしたら日本が中心メンバーのうちはTPPに加入しないつもりでした。TPP加入国のうち日本とメキシコ以外にはFTAがあるから実質的な意味に乏しいというのが表向きで、実のところは万が一にも日本の以降で加入拒絶された時の衝撃が大きすぎるのが理由です。
「日本にやられた」となったら大統領の支持率は地に落ちるでしょう。退任後の収監は間違いないですし、任期切れ前のろうそく罷免すらあり得ます。
今回の中国の加入申請で、韓国がもう一つ恐れる「世界から取り残される」になるので慌ててますが、それでもTPP参加表明はしないのではというのが私の予想です。
今、韓国がTPP加入表明した時の、取り急ぎ日本がコメントしないよう猛烈な懇願が入っていると想像します。日本が中国にしたようなコメントを韓国に向けてしたら、それこそ政権支持率は急落します。日本に頭を下げるという状況が韓国としてはあり得ない。アメリカ、中国に頭を下げるのは構わないが日本に頭を下げるのはいけない。
まあ加入表明はないでしょう。韓国の裏での懇願に日本は対応している暇はないので。
徴用工の代位弁済や慰安婦問題に関する妥協案を持ってくるでしょうが、全て日本は突っぱねるでしょう。彼らは必ず「謝罪」を条件のどこかに入れてきます。ただ、どんな些細な謝罪でも入れてしまうと、絶対に問題終結にはならないことを日本は身をもって学びました。そんな愚かなことはしないでしょう。
日本は困っていることは何もないので、何もしない。もうそれでいいでしょう。
G様
ほんと同感。
そもそも多くの韓国人は自らの置かれた状況を理解できていないですから、ノー天気に北朝鮮がミサイル発射しまくってるにもかかわらず、いまだに韓国は北朝鮮に対する制裁緩和や終戦宣言のための働きかけばかりしているのです。なので、私は多くの韓国人は自分たちは先進国だから加入表明したら加入できるものと勘違いしてると思います。だからこそ即加入できないと分かってる外国当局者は加盟申請したくはないでしょうが、政府の中にも勘違いしている人は多いでしょうからひょっとしたら勘違いしたまま加入表明はあるかもとは思ってます。
韓国はロケットでも同じでしたね。目標高度に到達しただけで「完全成功だあ!」と各社速報飛ばしまくって。
結局燃焼不足で衛星は予定軌道に入らず、あとから「部分的に成功」などと。
ロケットの場合は失敗を宇宙のせいにはできませんが、TPP加盟申請が否決されば、「日本が後頭部を」と言うのでしょう。
中国が申請を取り下げるか否決されたとしたら、おそらく韓国も「酸っぱい葡萄」と言いながら、取り下げると思います。
某ブログコメント欄風コメントでした。
中国 韓国は、
特に、中国はRCEP をどうするつもりなのかな?
tppには源加入国の優位があり、韓国は日本から請われなければ(日本より下位の序列には就けない)加盟申請さえもできないはずなんですけどね。
もしかして、「中国と同列なら吝かではない」くらいの認識だったりするのかな・・?
先ずは実績を積んで信頼を担保しなくっちゃですね。
どの国も保証人にはなりたがらないでしょうからね。
幼稚な人の行動に全能感があります。
自分は何でも出来る。失敗なんてするわけない。
これの、もっと酷い感じのヤツです。
韓国は、自分で国家運営してからたかだか70年程度。
日本の20分の一。
泣いたら乳も貰えるし、オムツも替えて貰えます。
しかし、世界は野生の王国。
産まれ落ちた時から生存競争が待ってます。
泣いてるたけでは、食べられないし、逆に食べられてしまいます。
ただ、韓国には近くにお人好しの日本があり、大人に成長する機会を奪われてしまいました。
気がついたら、図体だけ大きな赤ちゃんが誕生です。
ここまで大きくなったら、更生など不可能。最後は犯罪者になり死刑台待ったなし。
幸い北は、半島統一を目指してるらしい。
在韓米軍さえなければ、統一待ったなし。
その時、誰も助けてくれない未来になりそうです。
同感です。
ここでよく言われるように、朝鮮半島の皆さんは集団として行動する場合「自己愛性パーソナリティ障害」の兆候が顕著です。
韓国では全てが「自分達は世界一優秀で偉大な民族である」という根拠無しの思い込み大前提の上に成り立っているようなので、それに当てはまらない現実は無視するか、或いは都合よく歪曲したモノで無くては認識出来なくなってしまっています。
「自己愛性パーソナリティ障害 付き合い方」で検索したら、「最良の対処は丁寧な無視」との結果が出ました。
そうですね。
丁寧な無視の1択です。
半島が北の統一で終わろうが、前線を対馬に持ってきても大丈夫な様に準備するだけです。
おそらく、それも韓国の相手をするよりかはだいぶ楽なんだと思います。
中国は本気で加入したいわけではないと思う。
台湾の加入阻止とTPPの結束を乱したいだけだと思う。
韓国は逆に何故加入したいのか?
加入したら特許侵害とパクリとコピーが出来なくなるのに。
利より損の方がでかいと思うのに。
とにかく異常に自己評価の高い国だからなぁ。
韓国に加入してもらう為に日本が土下座するとでも思っているのだろうかw
南国がTPPに加入申請したのは、宗主国中共様がTPPの加入申請を
したからです。 南国が自国で決定できる問題ではありません。
中共・南国共にTPPの加入要件を満たしていないから、加入できません。
さて、問題は台湾です。 台湾自身が大陸侵攻を諦めて、台湾島で自立するなら
良いのですが…。
又、中共が台湾を飲み込んでしまった場合、台湾が香港のような関係になりは
しないかという問題です。 台湾を飲み込んでしまえば、新たに中共はTPPに
加入せずともよくなります。
なので、台湾加入を諸手を上げて賛成する気にはなれません。
そこで最も良い案は、中共・南国の二か国でTPPを結成する手です。
えっ今でも中共と南国はそのようなのを締結済み、ですって。
いい~じゃないですか、名前だけ変えりゃ、気分も変わるというものなのです。
環黄海パートナーシップ協定ですね
これならさらに北朝鮮も参加できる余地があるので韓国も大喜びでしょう
韓国には CKT(中国韓国北朝鮮)が有る二だ。
中国様の夢は韓国に夢にだ。
中国様に何処までもついて行く二だ。
中華文明は偉大二だ。
※ここまで書いて本当に考えてるような気になった。ある意味怖い
元歯医者さんのブログでも同じ内容のスレが出てました。
韓国とCPTPPについては、何度もコメントしてきましたので、コメントをコピペしてお終い。
>CPTPPに加盟することに時間が掛かり、ハードルをクリアするのが困難な事と、日本主導のCPTPPへの加盟が、国民にとって親日的行為と取られる事は、韓国政府も分かっているでしょう。
またCPTPPへの加盟は、日本に対するカードと考えていた筈ですので、朝鮮脳ではまた「タダでカードを出す事」になり、韓国政府が本気でCPTPP加盟する意思では無いと思います。
「中国政府の指示を受けて、同時に加盟申請する」と考える方が、今の韓国政府には適当だと思います。
二国間の合意すら守れない国が多国間の合意を守れるはずがない。
以上。
龍さま
韓国政府が、合意を守る前提で加盟を考えている訳では無く、美味しい所取りが出来れば良いと考えているでしょう。
米韓FTAも守らない国です。
韓経:【社説】韓米FTA約束も守らないという批判を受けて
https://s.japanese.joins.com/JArticle/213887?sectcode=110&servcode=100
人と人、集団と集団の関係に「上下関係の専横」だけしか存在せず,「対等な者同士の間では必須である信頼関係」というコンセプトが理解出来ない民族には文明国の仲間入りは無理でしょう。
中国の掲示板を読んでいたら、(CPTPPではなく)TPPには加盟国過半数が賛成で加盟出来ると完全に信じこんで論陣張ってる一派がいました。
おそらく属国にも同じ解釈してる面々がいるのではないでしょうか?
なにしろ国際法規読まないし理解出来ないし書いてあると思いこめば真実の両地域ですし。
特に属国の方は、古代から「我々がこう決めたらこうなるはずでこんな私達に有利で誇らしい利益・特権が得られる♪」と未来の甘い汁吸う事にもう思いは逝ってしまっているのではないでしょうか?
まだ招待状が届いていないだけで加盟国は我が属国に羨望の眼差しで参加を希求している。
仕方ないから参加してやる。
邪魔するのは我が中華属国に嫉妬する既に滅んだ日本だけ!
実際「日本が議長国の今は無理でも次期議長国に変わった時には入れる」論調が多数書き込まれています。
根本的に決まりや法が理解出来ず、ロビー活動ですらない裏金工作でなんとかなると思っているのは間違いありません。
国連事務総長で味をしめたし、なかなか報道されないのですがちゃっかりIAEAのトップに半万年属国の人がなったのは世界の核安全上の危機です。
前外交部長官の女装した時の文と言われる康女史が国連難民高等弁務官だかILOだかのトップを狙っているそうです。
私としては、現在の加盟国の数は当面(最低アメリカが現行の制度を丸のみしての加盟準備が出来て申請してくるまで)は、増やさないで平等にお断りするべきだと考えています。
英国と台湾には残念で幾らかシビアな対応ですが、「あの国の申請は通して我が国は排除された!」という特別大切と言われているアジアの国の論戦の巻き込まれるのがまっぴらだからです。
英国・台湾とは加盟国が個別に通商条約締結してしのぎましょう!
CPTPPもFOIPも軌道に乗せることが優先で新規加盟数なんてAIIBみたいなばかな事を競う必要はありません。
バスなんか用意してませんから乗ること自体出来ないシステムが必要です。
TPPもFOIPと同じ価値観の元、運営されるものなので中国はもちろん、日本との間での複数の貿易上のトラブルを抱える韓国は相応しくないですね。仮に二国を入れると言うことは、機構の存在意義がなくなってしまいますよね。中国はそれも見越してTPPや参加国に揺さぶりをかけているか、韓国は中国が申請したドサクサに紛れてということでしょうか。やはり二国は油断ならない、日本とは相容れませんね。
TPPへの新規加入申請は英国が最初だったのでは?
そもそも中国排除目的(うっすらと)で作られたものと理解していますが・・・ 発案国USAが離脱しもうダメかなと思っていた時、我が国が中心となり見事に完成させたものです。 安倍政権があったからですね。
対中なので、ベトナムとかの敷居を低くしているのです。 中国はそこに付け込む戦略。対日貿易赤字が多い韓国が普通に加盟したら、大打撃ですが宗主国様に寄り添いルール改正を目論んでるのでしょうね(既に加入を命令されてると思います)
だから、英国だと思うのですが、いわゆるホワイトナイト。