本日の「速報」です。先ほど行われた自民党総裁選の結果、岸田文雄氏が決選投票を制し、次期自民党総裁、すなわち事実上の次期首相に選ばれる見通しです。次期衆院選で自民党が大敗しない限りは、「岸田文雄政権」がこれからの日本のかじ取りをするでしょう。
さきほど自民党総裁選が行われ、菅義偉総理大臣の後任として、岸田文雄氏が次期自民党総裁に選ばれました。おそらく、来月4日に菅内閣が総辞職し、同日開かれる臨時国会で首班指名選挙が行われて岸田文雄氏が次期首相に選ばれるのでしょう。
自民党総裁選の結果(第1回投票、敬称略)
候補者と得票 | 議員票 | 党員票 |
---|---|---|
河野太郎…255票 | 86 | 169 |
岸田文雄…256票 | 146 | 110 |
高市早苗…188票 | 114 | 74 |
野田聖子…63票 | 34 | 29 |
合計…762票 | 380 | 382 |
自民党総裁選の結果(決選投票、敬称略)
- 河野太郎…131+39=170
- 岸田文雄…249+8=257
正直、昨年9月の安倍晋三総理大臣の退陣と菅義偉政権の発足以来、ジェットコースターのようにめまぐるしい展開であり、個人的には「意外」の連続だったと思います。
いずれにせよ、衆議院の任期が10月21日は満了するため、岸田「首相」が衆院を解散しなくとも、近いうちに総選挙が実施されます。
個人的な主観に基づけば、今回の選挙は自民党が2017年10月の安倍政権下で獲得した勢力を維持することができるかどうかよりも、野党の勢力がどうなるかに注目しています。
少なくとも、最大野党である立憲民主党の側は、今回の自民党総裁選で埋没したため、そのあたりの影響がどう出て来るかは「見物」、というわけです。
最後の最後まで、菅総理は仕事師だった、ということなのかもしれません。
※なお、次期首相について論じたい部分はいくつかあるのですが、これについては別途、議論したいと思う次第です。
View Comments (57)
総裁選終盤のマスコミ予想通りの結果になったようですね。
河野さんは、疫病神を抱え込んでしまったのが、敗因かな。
選挙の顔として岸田さんは、どうなんだろう。
そうですね。
河野氏は、”負け男” に乗られたのが敗因ですね。
岸田氏は、お目付約のサポートに期待します。
やはり高市さんの頑張りが目立った。
もうちょっと選挙期間が長く、河野さんの日本端子の問題がより明るみになった場合、決選投票を岸田さん高市さんで争う事態になったかも。
そうすると、キャスティングボードを河野さんが握り、、、なんて妄想をしていました。
岸田さんが、敗者をどのように遇するのか。
組閣が気になります。
文部科学相に任命して国賊日教組の退治をしてくれれば、次の総裁という芽も出てくるかも。
この国では誰がやろうが、不平不満、批判、誹謗中傷しか出てきそうにない、コロナ対応。
これを泥を被ってでも自分の使命と言い切って、半ば以上片付けたのが、菅(もはや前)首相。
後を引き継ぐ岸田新首相は、その点ではこの上なくラッキーと言えそうですね。
自民党の総裁選にこれほど関心を持ったのは初めてでした。
論戦の過程で候補者の評価が変化していく様に、健全さを感じました。
高市氏の議員票が思ったよりも伸びましたね。4人の中で「保守」というとこの人くらいしかいないことが大きかったのではないでしょうか。
岸田さん地味ですが首相となるからには頑張ってもらいたいですね。
メディア受けはまあまあでしょう。
アイキャッチ画像が1位と3位の岸田氏、高市氏の二人になってるのはご愛嬌でしょうかね。
奥深い考えのできないわたくしの感想ですが、
河野さんは ワクチン担当で頑張り、英語も不自由なく 結構いいと思っていました。ただ応援に セクシーとゲルがついたことで 興味半減。こりゃだめだ という気がしました。
岸田さんは 人がよさそう。
なので 悪意ある人・国にだまされないかが心配。
重箱の隅しかつつかないマスコミ、週刊誌をネタに国会を止めるクズの 餌食にならないよう気を付けてください。
韓国のすり寄りが 気持ち悪いです。
外務大臣には是非「高市早苗」をお願いします。
同意
セクシーゲルって響きがもういかがわしさ満載でやべえっすw
河野氏の票が思った以上に伸びなかったように思います。特に議員票が高市氏に差をつけて負けているので相当に切り崩されています。まあ河野高市両氏とも次を見据えた活動をなさって行けばいいので。良い政治が続くことを期待したいです。
個人的関心は野党側に移ってて、どうも連合内部の軋みが深刻で予想以上に野党連合は苦戦する可能性がありそうです。岸田新総裁の弱みがメディア受けなので自民党的には助かる展開かもしれません。
さーて、岸田総理になってから消費税は十何パーセントまで上がりますかねえ。
コロナ禍の不景気はまだまだ長引きそうですし、選挙も近いのですからここはドーンと大幅な減税策をやってもらいたいのですが、岸田総理は逆に増税するでしょうね。下手すると衆院選の公約として「消費税増税」を掲げるかもしれません。
消費税を10→15〜20%増税かつ軽減税率廃止
所得税の全体的な増税
復興税の2.1→4%以上へのアップかつ恒久化
株の売却益や配当、国債や利子への課税を20→30%に増税
各種控除の廃止
iDeCoに対する特別法人税の復活
この内、最低2つ、もしくはほぼ全部をやり、後世には「増税総理」として名を残しそうです。
ため息しか出ません。一般庶民には逃げようも対策のしようもないのですけど。
岸田さんは「10年は消費税増税をしない」と語っておりますよ。
そもそもリフレ派のメンバーが誇張して悪く言ってる面も大きいです。
> 岸田さんは「10年は消費税増税をしない」と語っておりますよ。
信用できません。
どうせプライマリーバランスがどうの将来にツケをどうのと屁理屈こねて、財務省官僚の要望通りに消費税を増税するでしょうよ。IMFの方から来た人(正体は財務省官僚OB)を利用してでも。
国債を増発して大幅な減税と積極的な財政出動を行って景気を回復させ、国全体の収入(国民に等しくではなく)を大きく上げれば税率を上げずとも税収は増える、という事の正しさはアベノミクスが証明しました。
それを頑なに認めず、増税なくして税収増なしと拘る人達が担ぐみこしの言葉の何を信用すればいいのでしょうか。
プライマリーバランスについても数年での達成は困難としてるんですけどねぇ。
政治は今までのやり方を真っ向から否定した所で仲間は出来ないわけで、
思想が違う相手にも甘い顔のフリをやらないと進められない物なのですよ。
安倍さんが何故岸田さんを外相と政調会長という要職に就けて総裁候補として育てたか今一度考えてみてはいかがでしょうか?
それ、岸田総裁と増税派が信用できない事、増税派は屁理屈をこねてでも消費税増税をしようとする事の答えになってませんよ。全っ然。
消費税を増税させた時の総理は、消費税増税を公約に選挙を戦っましたか?実際はどれも消費税に触れない、あるいは消費税を上げないと言い切った後で騙し討ちのように増税した政権ばかりではないですか。
だから選挙前に消費税は10年増税しないといっても、その発言は全く信用できません。発言者が増税派のみこしであれば尚更。
もっとも、今回は全員が何らかの増税を主張してましたので、誰がなっても増税はされたでしょう。その中で最も上げてはならぬ消費税に手を付けるとすれば岸田氏でしょう。
立件共産程酷くはないでしょうけど、日本経済に致命傷を負わせかねない増税だけはやめてもらいたいところです。
高市氏は官房長官、欲を言えばあと外務相、防衛相、総務相兼務でバッサバッサ仕事してほしいwww
高市さんを期待していたけど河野さんよりいいかなという感じです。
軟弱、増税路線、特亜に騙されそうなど心配ですが、安倍さんと高市さんにしっかり支えていただきたいです。
完全に漁夫の利で決まった形に見えましたね。
後半戦、「高市早苗支持者による過度な河野太郎バッシング」により、「河野太郎、高市早苗、両者」から票が離れ、岸田に流れていく様子が見れました。勿論、河野太郎の親族企業が中国で経済活動をしているのは事実。しかし、中国では、中国企業との合弁、あるいは、一定割合の株式売却が必要であり、これに該当する企業も多数あります。ですので、確実にそれとは言い切れない。モリカケ同様、疑惑だけの産物。
野党に利用されないかが不安ですね。次の国政選挙において。仮に河野太郎の疑惑が事実であったとして、国政選挙が終わった後に追及すべきだった様に感じます。
そして、今回の総裁選で、自民党議員でSNS上で最も発信力のあった河野太郎の発信力は、完全に死滅しました。早急に、代わりとなる議員が河野太郎以上の発信力を得る必要がありますね!潰すのに加担した方々には頑張って貰いたいです!
私の場合ですが、河野さんに不安を感じたのは、中国企業との合弁だけだからではありません。
日本の防衛にとって極めて重要なイージス・アショアを潰し、敵基地攻撃能力を「昭和の思考」と決めつける、その他言動の端々に中国への配慮があったのが理由でした。
また、中国との合弁事業が明らかになったからの対応も良くなかった。「よくあること」と開き直りましたね。そもそも、政治家はたとえ他意がなくても、他国の利権とは距離をおく必要があります。
アメリカ大統領でも家族が中国企業と密接に関わっていたら追求されましたね。それと同様です。
河野さんも直ちに家族は経営から手を引くと表明すべきでしたね。
他国を利する疑惑とモリカケレベルの些細な疑惑は国家にとっての重要度が全く違います。
全くご指摘どおり
>後半戦、「高市早苗支持者による過度な河野太郎バッシング」により、「河野太郎、高市早苗、両者」から票が離れ、岸田に流れていく様子が見れました。
僕もそのように思います。自民党の首長さんの選挙のお手伝いをしたことかありますが、意外に思われるかもしれませんが、自民党の末端の党員は「怪文書」を嫌います。「選挙は正々堂々行うもの」という信念のためです(ただし、地域によって多少差異があるかもしれませんし、その点について断言する材料は持ち合わせて御座いませんので、何とも申し上げられません)。
ネットで「河野のチャイナ疑惑」を流布している人の多くは、あわせて「高市推し」を喧伝していました。これは党員や議員の視点からみると「怪文書を流させてているのは高市か?」という疑念を持たせますし、これではただでさえ少ない高市支持は広がるどころか小さくなるのではと思いました。
とはいうものの河野バッシングが流布させた側の狙いがどこにあったのか(河野サゲ?高市アゲ?共倒れにさせる?)については、僕のレベルではよくわからないです。