韓国左派メディア「自主防衛論」から垣間見えるホンネ
『ハンギョレ新聞』といえば、韓国の「左派メディア」として知られていますが、同紙に掲載される記事は、むしろ私たち日本人にとっては非常に参考になるものも含まれます。昨日の『関係を深める日英両国と「FOIP」から逃げ回る韓国』では、それらのひとつを紹介したのですが、これ以外にも取り上げておく価値のある記事がありました。それは「韓国が歓迎しない自民党総裁候補」、そして「韓国の自主防衛論」です。
目次
FOIPから逃げる韓国
昨日の『関係を深める日英両国と「FOIP」から逃げ回る韓国』では、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)の次の記事を参考に、韓国が日本と価値や利益を共有しない国になりつつあるのではないか、という証拠を、またひとつ取り上げた次第です。
英海軍の空母「クイーン・エリザベス」、釜山寄らず横須賀に入港
―――2021-09-06 07:53付 ハンギョレ新聞日本語版より
繰り返しになりますが、日本が現在強力に推進している「自由で開かれたインド太平洋」(英語でいう “Free and Open Indo-Pacific” 、略して「FOIP」)に関しては、韓国ではその呼称が正確に報じられること自体、滅多にありません。
ことに、ケースによっては「インド太平洋戦略」( “Indo-Pacific Strategy” 、略して「IPS」)など、ちょっと他では聞いたことがないような呼称や略称を勝手にでっち上げている事例もあります(『文在寅氏訪日に冷淡な日本、米大統領夫人には「歓迎」』、『噴飯物:「文在寅氏歓迎しクアッド・プラスに入れよ」』等参照)。
ことに、昨日は「客観的事実を大事にする」丁寧な記事を執筆してきたはずの、ハンギョレ新聞のキル・ユンヒョン氏ですら、FOIPという用語を使っていなかったという事実を指摘させていただきました。
キル・ユンヒョン氏ですら「FOIP」の用語を避けている理由は、まさにこのFOIPこそが、日韓両国の「命運」を分けるからではないでしょうか。
すなわち、日本は米国、豪州、インドなどのほかの「クアッド諸国」、さらには英国、カナダ、欧州主要国、台湾、ASEAN有志国などとともに、自由主義、民主主義、法の支配、人権尊重などの基本的価値を推進する立場になりつつあります。
これに対し、韓国は「米国と中国との間で絶妙なバランスの維持に努める」という、じつに煮え切らない対応に終始しているのです。
自民党総裁選を見るハンギョレ新聞
自民党総裁選をハンギョレ新聞が取り上げると…?
さて、ハンギョレ新聞は私たち日本とはまったく立場を異にするためでしょうか、読んでいると「興味深いと思える記事が多い」(※当ウェブサイトの主観です!)こともまた事実です。
昨日取り上げた記事以外にも、取り上げ切れなかった記事を2つほど紹介しておきましょう。
ひとつめは、これです。
「ポスト菅」日本、9年ぶりの分岐点…安倍路線「つなぐか断つか」
―――2021-09-06 08:56付 ハンギョレ新聞日本語版より
日本で菅義偉総理大臣が自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、事実上の「ポスト菅」争いが始まりつつありますが、ハンギョレ新聞は主要4候補を次のように箇条書きで要約しています。
- 岸田…自民党リベラルの嫡子、当選のため「安倍路線」近づく
- 石破…安倍首相の最大のライバル、当選すれば韓日関係の劇的改善が期待
- 河野…日本国内最高の知韓派だが、過去の対立で韓日対決を総指揮
- 高市…代表的な極右の女性政治家、当選の可能性は相対的に低い
(※なお、「岸田」、「石破」など呼び捨てにされているのは箇条書き部分だけであり、本文ではきちんと敬称付きで報じられています。)
菅政権の功績を端的に紹介するハンギョレ新聞
ハンギョレ新聞は、自民党総裁選が「安倍路線と日本社会が決別する重要な分岐点になるかどうかに関心が集まっている」などと報じているのですが、その「安倍路線」とは、「保守的理念をもとに中国牽制のために日米同盟を強化する」ことだと定義。
ことに、菅政権については「デジタル庁の設置や脱炭素の推進など、内治の領域では独自の政策を打ち出した」、「対外政策では日米同盟を強化し、中国を封鎖するという安倍路線を積極的に踏襲した」などと評しています。
このあたり、日本のメディアと異なり、妙な思想が入っていないためでしょうか、こう申し上げては失礼ですが、下手な日本のメディアよりも、意外と核心をついていると思います。
さらに、ハンギョレ新聞は、菅政権についてこう述べます。
「韓国との関係改善に非常に消極的で、北朝鮮に対しては既存の『敵対視政策』を貫いた」。
この表現自体、あたかもハンギョレ新聞が日本を敵視しているかのような感覚を覚えてしまうのですが、ただ、菅総理が官房長官時代から一貫して、「日韓関係をギクシャクさせたのは韓国の側」、「関係を正常化するきっかけは韓国が作らなければならない」と述べ続けていたことは事実でしょう。
韓国が嫌がる総裁候補・韓国が歓迎する総裁候補
逆にいえば、ハンギョレ新聞がどの候補者をどう評しているかを読めば、日本にとって理想的な候補者が誰なのか、なんとなく見えてくるのかもしれません。
岸田文雄氏に対しては「慰安婦合意の日本側の当事者」であり、「歴史問題で韓国との関係変化を試みるには身動きの幅が狭い」としつつも、「首相として十分な時間が与えられれば<中略>合理的な対外政策に旋回する可能性もある」として、日韓関係改善に期待を示しています。
一方、石破茂氏に対しては「安倍路線と一線を画す代表的な人物」、「韓日間の安保協力を深めるために歴史問題に対しては柔軟な態度を取るべきだと考える」人物だと指摘。
とくに2019年8月の日韓GSOMIA終了騒動の際には、自身のブログに「日本が敗戦後、戦争責任と正面から向き合わなかったことが多くの問題の根源にある」と書き込んだ事実を紹介しているのですが、逆にいえば、韓国が歓迎する人物でもある、ということです。
さらに河野太郎氏に関しては、河野談話で知られる河野太郎の子息であるとしつつも、「日本政界内最高の知韓派とされるが、韓日が強制動員被害者賠償問題で正面衝突した2018年から2019年に外相を務めたため、政権を握ったとしても突然の政策転換は容易ではない」と評しています。
そのうえで、高市早苗氏に関しては「安倍前首相としばらく同じ派閥に属した極右の女性政治家」などと決めつけている、というわけです。
外国メディアから嫌われている政治家が誰なのかを知るうえでは、なかなか興味深い記事といえるでしょう。
「アフガン≒韓国」説
カブールの教訓:アフガン≒南ベトナム≒韓国?
さて、先月は米国のアフガン撤退に伴い、アフガニスタン政府があっけなく崩壊し、世界に衝撃を与えました。
個人的にこの事件は、「自分の足で立つ意思を持たない国を、米国は支援しない」という意思表示のようなものだと位置づけており、また、下手をするとカブールの姿は近い将来のソウルではないという保証もないとすら考えている次第です。
これについては当ウェブサイトでも『「アフガンと韓国は違う」」:空虚に響くバイデン発言』や『次に陥落するのが「ソウルではない」という保証はない』などでも触れたとおり、端的にいえば、アフガン政府軍の行動があまりにもふがいない、ということに尽きると思います。
こうしたなか、昨日にはハンギョレ新聞に、こんな記事が掲載されていました。
[寄稿]カブールの教訓は別にある
―――2021-09-06 09:59付 ハンギョレ新聞日本語版より
記事冒頭に「ムン・ジョンイン|世宗研究所理事長」とあります。
文正仁(ぶん・しょうじん)氏といえば、文在寅政権の元ブレーンであるとともに、『歴史は繰り返す?日韓問題に中国を引きずり込む韓国』などでも指摘したとおり、「米国に代わって中国を韓日関係の仲裁者にすべきだ」とする主張を、中国共産党のプロパガンダ紙『環球時報』に寄稿した人物でもあります。
アフガン撤収の趣旨
その文正仁氏は昨日、ハンギョレ新聞に寄稿した記事のなかで、米国のアフガン撤退を次のように位置付けます。
「カブールからの撤退過程でバイデン大統領と米国が残したメッセージは明らかだ。自分の足で立とうとしない者には、誰も手を差し伸べてはくれないものだ」。
「朝鮮戦争当時の漢江鉄橋の爆破と、1975年4月30日のサイゴン陥落の混乱と悲劇が脳裏に焼き付いている人々にとって、『仁川空港がカブール空港のようにならないとも限らない』という政治家の発言は、過去の記憶をまるでデジャブのように生々しく蘇らせただろう」。
まさに、カブール陥落直後に当ウェブサイトでも論じたのと、ほぼ同じ論点です。
そのうえで文正仁氏は、文在寅(ぶん・ざいいん)政権下の韓国を巡り、海外メディアで長らく朝鮮半島問題を扱ってきたジム・ジェフン氏やドン・カーク氏の、次のような指摘を引用します。
「台湾、日本とは違い、平和とデタントという空虚なスローガンを乱発し、韓米同盟を阻害し、韓米軍事演習を縮小する文在寅政権下で、韓国の安保は危うくなる恐れがある」。
要するに、韓国が無責任な態度で米韓同盟を自ら骨抜きにする動きに出ていることで、「カブール危機」の再来のリスクを自ら高めている、というのが、これらの特派員の指摘です。
ところが、文正仁氏は、文在寅政権に対するこれらの批判を踏まえたうえで、途中から次のように、韓国と文在寅政権の立場を擁護します。
- 「まず、韓国軍をアフガニスタン軍と比較することは侮辱に近い。アフガニスタン兵力の90%以上が非識字者で、30万兵力のうち6万人が実際に存在しない幽霊軍隊だった」。
- 「世界トップの戦闘力と積み重ねた戦力投資費を誇る、70年の伝統を持つ韓国軍は、そもそもアフガニスタン軍の比較の対象にならない」。
もちろん、この文正仁氏の主張は、反論になっているように見えて、反論になっていません。軍隊の力は装備や教育だけの問題ではないからです。また、「韓国は南ベトナムではない」、「韓国はアフガンではない」とする主張も、反論になっているようで微妙に反論になっていません。
チラリとのぞかせる左派のホンネとは?
ただ、文正仁氏の文章も、おそらくは「韓国=南ベトナム」説、「韓国=アフガン」説に本気で反論しようとしているのではなく、ホンネはもっと違うところにあるのではないかと思えてなりません。というのも、唐突にこんな記述が出て来るからです。
「しかし、アフガニスタンの悲劇が韓国に投げかける教訓は、同盟と米軍を常数と見なす惰性から抜け出し、戦時作戦統制権の早期移管を通じて、韓国の防衛は韓国軍が主導し、米軍が支援する体制を構築しなければならないという点だ」。
おそらく、文正仁氏がこの記事で一番言いたかったことは、この部分ではないかと思います。
要するに、米国に見捨てられても大丈夫なように、韓国が自分で武装すべきだ、という主張ですね。
そのうえで、文正仁氏は次のように述べます。
「カブールからの撤退過程でバイデン大統領と米国が残したメッセージは明らかだ。自分の足で立とうとしない者には、誰も手を差し伸べてはくれないものだ。<中略>カブールの教訓は別にある。自分の意志と能力を自ら過小評価し、相手の誤った判断を招いたり、政派的利益のために客観的な現実を歪曲して国益を害してはならないという点だ。そして同盟を守るためにも、まずは自強に励むことだ。それが常識だ」。
いちおう、「意訳」しておきましょう。
おそらく文正仁氏がもっとホンネで言いたかったのは、ずばり、「核武装」ではないでしょうか。
もちろん、当たり前のことですが、日本の立場からすれば、そんなことを許してはなりません。しかし、李在明(り・ざいめい)氏が次期韓国大統領に選ばれれば、現在の文在寅路線がさらに過激化するのかどうかがポイントでしょう。
その意味では、韓国メディアがときどきのぞかせる「左派」のホンネというものは、日本の安保という観点からも、やはり慎重に監視する必要があるのかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>ズバリ核武装
新宿会計士さまのご指摘通りだと思います。
ここ数年、実質日共系である原水爆禁止世界大会には韓国代表がやって来て日本の反核運動と全く噛み合わない不思議な韓国政府の主張をそのまま垂れ流して、何故か日本の反核運動と連帯したつもりになって居る(日本側関係者がどこまでわかって居るのか?疑問ですが友好的態度で迎え入れて居るようです)。
一応日共が「核兵器廃絶の妨害者、核固執勢力」と旧ソ連や中共を指摘していた時には大変詳細に旧ソ連代表やそれに追従する東欧諸国の代表の発言もかなり機微を批判的に紹介しながら応じていた(日共的には条理を弁えた同志的批判)のですが、韓国のこれから核保有国になろう、核保有国を宣言して国連制裁をものともせずに自国優先にひた走る北朝鮮と連帯しようと言う姿勢が「反核運動」と呼べるのか?私にはここから先が理解出来なくて離党したのですが。今の不破志位路線の親韓国、親文在寅政権の日共ならもしかしたら「韓国の核自衛は米帝の軍事同盟からの離脱のためには已むない事」ぐらい理解を示しそう。
表面上の事だけかも知れませんが日共にとって(少なくとも20世紀末の私が真面目に活動していた頃には)反核運動が日共の拠って立つ大きな基本の柱であったはずでした。21世紀に入って以降も、確か(表面上は)中共を新たな覇権主義的態度と言い出したきっかけも反核が軸になっていたと記憶しております。そうした日共の従来はどんな外国とも反核運動では非妥協的にスジを貫いて来た日共が韓国左派にだけは今回もスジを曲げて屈従するのか、やはりスジを通して批判するのかが私は未だ注目しております。。
元日本共産党員名無し さん
日本共産党は、韓国の「正しい歴史認識」によるいわゆる日本軍慰安婦問題について、韓国の嘘捏造歪曲妄想と向き合わずに便乗する事を選択したと理解しています。
なので、韓国政府の「北朝鮮の核を民族の核として容認推進する言動」も批判せずに容認する気がしてならないです。
戦後の混乱期も含め、反日本政府活動を二人三脚でしてきた「同志」に対する贔屓目でしょうかね…。
>クロワッサンさん
日本共産党は、韓国の「正しい歴史認識」によるいわゆる日本軍慰安婦問題について、韓国の嘘捏造歪曲妄想と向き合わずに便乗する事を選択したと理解しています。
「元祖競争」では社民党より先に「従軍慰安婦」を取り上げたのが赤旗ではなかったか?という気もしますし、「朝日の言うままを垂れ流した」とか「韓国の言うままに盲従した」とは違うかもしれません。しかし幾らゴリゴリの日共党員でも「20万人以上の慰安婦とされ、証拠隠滅のためにその殆どが殺害された」「女子挺身隊→慰安婦」などと言う話を信じる人はごく少数だと思います。ではそこはどうなのか?韓国では「20万人、大半は殺害証拠隠滅」で通っているぞと言うとほとんどの党員は返答に窮して思考停止してしまう印象です。
頭の中で断片的知識はあっても、それを結びつけて「赤旗の捏造」「日共が友好的関係を結んでいる相手が反日捏造」などという事は結びつけて理解できない。
例えば対韓国以外にも、関東軍防疫給水部隊(石井部隊、或いは731部隊)に関する「悪魔の飽食」の事はベテラン党員は結構記憶しています。また薄っすらとその単行本が多くの資料写真が捏造で、ソースは「アサヒグラフ」などの占領した日本軍がむしろ現地人と仲良くしている写真をトリミングして掲載していて、その捏造のせいで出版差し止めになった事を記憶している人もチラホラ居ります。その「飽食」のリサーチャーとなって実質写真を持ち込んだりしていた張本人が後に「妄想と嘘吐き」とされて党を除名となった下里記者であったことも或いは知っています。でも「飽食」の件と下里除名の件とを結びつけて理解する人はまず居ない。そしてそんな妄想と虚言の除名党員下里がどこから探してきたか不明な情報で「飽食」を書かせて赤旗編集部として裏どりして居なかった件の反省もなく、本文の内容の事実確認もしないまま、「日本のうたごえ運動」に「悪魔の飽食組曲」なんてモノを作らせ、いまだに日本中で、或いは韓国や中共で、うたごえ組曲として定番の演目にさせて居たりしています。韓国ではこの「731部隊」「悪魔の飽食」は日本以上に広く知られた完全な事実という事になっています。これは「韓国の言うままを無批判に」とは事実経過から見て言えない経緯だと思います。
日共は主観的には、或いは党員に周知している公認の党史としては、中共とは1966年以来32年間、完全に縁を切って断固とした逃走してきた仇敵だったはずなのですが、この下里の件やら、「中帰連」の引揚者の中の親中共の連中などなど、その敵対期間中に、公然と党中央に批判をしないならばズルズルと受け入れて、そうした経路からいつの間にか中共の意のままに操られる事になってしまって居たのか?という気もします。
韓国が離米し、核武装して自主防衛というのは相当難しいハードルではないのか、と思います。
アメリカは軍用機などを韓国に売っているので、その辺りの機密が中国や北に流れるのは阻止したいでしょうし。ましてや音がでかくて浮かんでこない潜水艦や、いつまでも完成しない軍用機、凍るドローンなどのポンコツ武装品しか作れない韓国には、自主防衛は夢のまた夢な気がするのです。
豆鉄砲 さん
ウリナラファンタジーという妄想の中で生きるのが彼らなのだから、自主防衛という夢の中で生きるのも当然に思えるのですが。
お説、ごもっともと言いたいところですが、甘く見てはいけないと思います。
これから日本を上回る予算額で軍備増強すると言っています、韓国は。
つい6,7年前まで、中国の軍備に対しても同じような話(例えば中国海軍は海上自衛隊には敵わないなど)があったかと思いますが、あっという間に先端技術を駆使した新世代の戦闘機や軍艦等々を多数保有、要員の養成も怠りなく行っており、西太平洋では敵なしの様相を呈しつつ(ちょっとオーバーな表現かもしれませんが)あります。
このままだと、韓国も、失敗を重ねつつも、世界有数の軍事大国になることでしょう。
> 韓国が離米し、核武装して自主防衛というのは相当難しいハードルではないのか、と思います。
私も難しいとは思いますが、実現可能性が問題なのでは無いと思います。
問題は核武装の意思があり、それを実現する為に行動している事が問題なのです。日本を仮想敵国として。
このような国を信頼し友好関係を築く事など全く不可能であり、現実を見ない間抜けと言うべきでは無いでしょうか?
韓国単独での核武装というのはあり得ないんじゃないか。
輸出一本で食べてる国が、国連制裁食ったら腰砕けになること必至。
あるとすれば北朝鮮との統一。
以前に読んだ記事で韓国を評して「大人の噛んでいるガムを欲しがる子ども」と言っていた。
つい先日も次期潜水艦は原子力潜水艦になる計画があるという記事を見て噴き出した。
原潜でどこまで行くつもり?
「民族の闘争」がこれまで以上に強調されることになるのでしょう(やれやれ)
最新の兵器で武装しておろうが、守るべき中身を持っていなかったアフガニスタン国防軍は銃を取らず潰滅しました。軍備で生活を護ることに失敗した悪しき実例となったのです。
押し寄せる外敵に対して朝鮮半島内戦のときと同じように彼らが遁走するのかどうか。目を反らすことなく凝視し続けないといけません。21世紀の現実とはこうゆうものだったのです。
確かに、FOIP> GSOMIAですね。韓国は加盟し、もし契りを破ったら、それこそ世界からハミゴになります。日本を相手にしている時のような傍若無人な振舞いは、許されません。
韓国は米国中国との間で絶妙なバランスを取るというが、我々から見たら、「煮え切らない、敵に見える。いや実際敵性国だ」という訳です。
ハンギョレは菅総理の1年間の総括を朝日新聞、毎日新聞、地方紙よりまともにしてます。他国からだから、見えるところは見た通り書くのは、意外に好感もてますね。
文正仁氏は左派、米国から戦時作戦権を奪い、韓国軍を強化し核化するのが狙い。アフガニスタンは識字率低いとか韓国は最新鋭武器と言ってますが、ヘッドが能無しではロクな戦い方出来ません。またカタログスペックと実働とが違い過ぎる、部品取りに最新型でも使われる、修理も満足に出来ない、とても精鋭部隊ではありません。
日本の総理には石破、岸田氏、後は困る、ですね
北の核、南の経済力があれば鬼に金棒枝野に角棒
東亜の盟主になれると奴らは本気で考えてますよ
「枝野に角棒」ではなく「枝野に共産党」に一票です。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
管理人様>アフガン≒南ベトナム≒韓国?
どうでしょうか?
このサイトのような例外を除いてメデイアや議会で良し悪し別として核武装やそれに伴う内外の環境修整について深い議論がされない点で当方としては
アフガン≒南ベトナム≒韓国>>>日本
と思うのですが。
国家の体力の差で運命に差があるにすぎません。
以上です。駄文失礼しました。
管理人様が個人で国をくだしておられる…
沖縄の三十路様
>アフガン≒南ベトナム≒韓国?
あ、本当ですね(笑)。
まあ実際に優秀な個人が集まると何故か組織として足し算するより能力が落ちる事もありますので、やはり隣国一国よりは管理人様1人の方が上かなと思います(笑)。
韓国が軍事力を強化するのは、「力による現状変更を指向するから」と、「軍事的地位を高めて米中二股外交をやり易くする」じゃないかと思います。
周辺国から攻め込まれる可能性が増えているから、防衛費を増やす論理は普通だと思います。
日本の場合は、防衛費を増やすと攻め込まれ易くなるという論理が、まことしやかに語られるところに問題が有ると思います。
個人的に特亜は敵国と見做していますので、ご意見
韓国が核武装したがっているのは確かでしょうね。
そんなことを考える余裕のない、大貧民国に早く戻しましょう。
>ずばり、「核武装」
まさか、行方知れずのフッ酸は自分たちで消費してたってオチじゃないよね・・。
*だって、横流しの事実はないんですものね(韓国長官談)
*****
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190709003200882
↑輸入品の北朝鮮横流し「全く根拠ない主張」=韓国長官
2019.7聯合ニュース
ハンギョレは革新系とか言っておいて反日だけは他の右派・中立派と変わりません、(もっとも「革新」という用語自体、共産主義用語なのですが)、『ハンギョレ新聞』(日本語版)ができた当初は反日エンジン全開という感じでしたね、とても読む気がしない。国内の社会問題を取り上げたり、中央日報よりは善良に見えたりしますが。
右派の朝鮮日報や東亜日報にはまれに骨太な記事があり、俗っぽくて薄っぺらい平均的な韓国人を表しているのが中央日報なんですが。
クアッドは割と出てくる単語ですが、「FOIP」は本当、全く出てきませんね。中国様包囲網には加わりたくない属国根性が出てます。
アフガン関係記事は、(関わりの少ない海外事情をあまり報道しない韓国紙にしては)なんか記事が多いですね、やっぱり。対岸の火事どころじゃないのでしょう、きっと。
> 日本のメディアと異なり、妙な思想が入っていないためでしょうか
いやいや、何をおっしゃいますやら。
半魚レには「主体思想」というどうしようもないオカルト思想が入ってますよ。
> おそらく文正仁氏がもっとホンネで言いたかったのは、ずばり、「核武装」ではないでしょうか。
これには賛成しますが、その具体的な方法について文正仁はこんな事も言ってます。
↓ ↓ ↓
波紋広げる韓国大統領補佐官の「中国による核の傘提供」発言
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20191205-00153736
つまり、自前で核を作るのではなく、他国から分けてもらうという事です。まずは中国から核を分けてもらい、いずれ統一して北からの核を分けてもらおうと企んで入る、という事は鈴置さんが指摘してた事があります。
韓国が核武装したがっている真意はその通りでしょうし、韓国にとって好ましい日本国総理大臣とは、過去の様に妥協してくれる人物というのが明確に読み取れますね。かなり右寄りの高市氏は相当嫌っている様子で、と言うことは日本にとっては好ましいとことになります。
政治とは様々な意見を調整して最適解を実行する作業とも捉えられ、その過程では妥協も必要ではありますが、自称慰安婦、自称徴用工のような嘘に対しては妥協しない毅然とした姿勢も必要です。いずれにしても、過去に肝心なところ(例えば軍艦島の世界遺産等で韓国の嘘を認めたり)で妥協した(実を取ったといえば聞こえは良いけれど、問題を更に大きくして先送りしただけ)ような人物は選ばれて欲しくないです。
韓国が核武装を切望しているのは、今に始まった話ではなく、左派に限った話でもってありません。朴正煕政権の頃に極秘開発しようとしたとき(アメリカに潰された)以来の、民族的宿願とでも言うべき話です。
どうやら韓国人は核兵器を「魔法の杖」かなにかだと思っているらしく、核兵器さえ持てば、自分たちの思うがままに振る舞える、「在るべき正しい位置」を占めることができるようになると思いこんでいるフシがあります。換言すれば、「正しい世界秩序」を実現してくれる魔法アイテムとでも思っているのでしょう。
だから、実行しようなどしたら厳しい経済制裁を受けるかもしれないという可能性のことなど、まったく念頭にないと思われます。「正しい世界」を構築しようとする試みを邪魔するなどというのは、「邪悪」そのものですから。
まあ、実際には、経済制裁くらいで済んでくれたら、物凄くラッキーでしょうが。
ハンギョレって20万部とか機関紙レベルの媒体ですし正直なところ韓国の一般言論の一つとして扱うことには違和感を感じます。
>まず、韓国軍をアフガニスタン軍と比較することは侮辱に近い。
全くで……
さて後段については一応正論ではありますが。一応と言うのも、
>自分の意志と能力を自ら過小評価し
これ、「アフガンと違い韓国人は韓国の実力をもっと評価すべきなのに」と読み取りましたが。実際には常時過大評価しちゃってるんですが。もっと言えば「だからアメリカに我々の重要さが伝わっていない!」かな。
韓国メディアの論考は、”現状を嘆いて自省を促す”ことと”体裁を整えて読者を気持ちよくさせるための誇大妄想”が同時に存在していてわけがわかりません。
防衛について日台を比較に出したがるのも、位置や規模の近さに加え結局は中国を念頭にしているのでしょうけど。台湾は(当然完全に中国を向いた)防空ミサイル密度があのイスラエルに次いでの2位だそうですよ。日本も英海軍入港が話題になったばかりですが、日米英のF-35が揃い踏みし、カナダ艦も加わってまさにFOIP(ファイブアイズ+)の陣容を強調しました。
さてアメリカから見た韓国は、FOIP勢力なのかアフガンのような国なのか。これからこうしよう!は大事ですけどね。これまでどうしてきたの?
>まず、韓国軍をアフガニスタン軍と比較することは侮辱に近い。
建国初期の韓国軍がマトモだったのは旧日本軍出身者が居たからでは?
で、居なくなった今の韓国軍は、アフガニスタン軍と同等かそれ以下の質になってても不思議では無く。
歴史上、文明国の軍隊が軟弱化し、野蛮な非文明国との戦争に負ける事は起きてます。
>自分の足で立とうとしない者には、誰も手を差し伸べてはくれないものだ。
だから、韓国が中国から小突き回されても日本も米国も手を差し伸べなくなったのでは?
核を持てば自立出来ると考えているようだけど、自立する気概や覚悟が無いのが韓国なのだから、ゼロはゼロのまま。
農民 さん
返信の状態にいつの間にかなってました。
すみません。。。
すみません。
>建国初期の韓国軍がマトモだったのは旧日本軍出身者が居たからでは?
何冊か朝鮮戦争史や記事を読みましたが、朝鮮戦争で韓国軍がまともに戦って勝った局地戦を見つけることができなかったのですが、どの辺がマトモだったので?
なんか自国の国民を虐殺するのには大変熱心だったようですけどw
朝鮮戦争って、中国・北朝鮮軍と国連軍の戦争でしょう?
りょうちん さん
仰ってる事はよく分かります。
「まだ」まとも、と書けば良かったですね(;^_^A
白善燁氏は日本軍出身者で、白氏が居なければ朝鮮半島はきっと共産主義陣営になってたでしょうから、そう書きました。
今の韓国軍が在韓米軍無しで北朝鮮軍と本当に戦うのか、正直疑問です。
大日本帝国陸軍の精神的後継者は北朝鮮軍であるとはよく言われますね。
韓国の単独核武装は、日本に対しても同様に、アメリカが認めないでしょう、アメリカがコントロールできない国になってしまうからです。
朴大統領暗殺は、核武装を進めていたためアメリカが暗殺したという説も有力です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20201129-00210114
従って韓国が念願の核を保有するためには、核を持ったままの北朝鮮と統一するしかありませんので、殆どの韓国人はそれを望んでいるのでしょう。
いずれ南北統一はなしとげられるでしょうし、その時点で事実上密かに核を保有している可能性は高いものと思われます。
そのための軍事的布石を今着々と打っているのでしょうね。
「近隣諸国が日本に対して敵対的態度で核兵器を保有するに至ったと判断した場合、日本は核兵器を保有することを否定しない」
それぐらい言ってほしい。
次の総理には。
頓珍韓様
そうですね、但し総理大臣就任後に。
「近隣諸国が日本に対して敵対的態度で核兵器を保有するに至ったと判断した場合、日本は核兵器を保有するか否かの議論をすること自体は否定しない」
上記の方が無難ですね。
PONPON様
レスありがとうございます。
でも、、、相手が悪意の核を持った段階で、「議論するぞー」っていうのって。。。
いままでの日本らしいですけどぉ、それだとちょっと遅くないかなぁと。
例えば、やっと自衛隊基地や原発周辺の土地取引に規制を今年行いましたが、これも菅政権の功績ですが、後手後手はいい加減にしてほしいものです。
但し、発言は総理大臣就任後にw
日本より核アレルギーの国民が少ない韓国の核保有妄想は、皆様御指摘の通り昔からですし、それを望まない国は日本だけでなく米国、中国、ロシアも同様だと思います。 国連安保理の制裁は確実。 もしグズグズしていれば「韓国が保有するなら我が国も検討、、、」と日本が発言(口先介入)するだけで制裁は加速すると思います。
それに、核実験する場所はあるのかな?
ここ10年くらいの韓国の軍備は異常です。明らかに対日本ですね。 それで米国から「じゃあ日本さんはどうするの?」とつつかれての安保法案改正だったと思います。 表向きは対中国、対北朝鮮ですが、対韓国もその中に入っていると疑っております。
軽空母は英国が、次期戦闘機は米国、イスラエルが核心技術を提供せず金儲けをし、マイナスα最新兵器を作らせるのが目的ではないかと思っています。
潜水艦の運用地域は主に日本海でしょうし、速さ目的で4000tクラスの原子力艦を作るのでしょうかね。(原子力潜水艦は数か月潜り続けることができますが、乗組員の食料はせいぜい2~3週間) 外洋に出ようと思っても、日本や中国、台湾、ロシアがしっかり蓋しています。
しかし、核弾頭のシミュレーションくらい今のPCの計算能力なら簡単にできそうなもんなんですが、誰か物好きがやったりしていないもんなんですかねえ。
核実験する場所は他国に借りるのが順当だと思いますよ。確かイスラエルがそうしてたはず。
また、核実験でなくても領土の小さい国が軍事用地を他国に借りることはよくあります。
ここで問題となるのは、南国の言う「自主防衛」が何を意味するかという事です。
防衛戦力構築の為必要な事は、
1)相手国(通常は仮想敵国といいます)より大きな戦力を持つ事
2)自国民に相手国に対する憎悪を幼少期から教え込む事
3)経済力が相手国を上回る事(いつの時代も、金がなけりゃ武具を備えられない)
4)相手国を予防占領する
等があり、南国が予定しているのは、4番目の相手国(日本)の占領です。
間違えても対北国向けの防衛戦力ではありません。
南国が北国との統一を願っているからです。(どちらが主かは不明)
何故なら南国の兵器装備体系が、全て対日本向けか宗主国様(中共)のご要望に応じての
戦力だからです。(第二次元寇?) 対北国向けなら潜水艦発射ミサイルは要りません。
アフガニスタンの現在の状況のみならず、旧ソ連進攻時の状況にも韓国は似ています。
当時のアーミン首相はソ連を含む各国に対し二股外交を続け全ての陣営から嫌われ最終的に絞首刑になりました。
韓国が核を持った自主武装が実現するのは北と表裏に繋がって事実上の統一がなされた時ではないでしょうか?
その時に韓国であるのかとか、そもそもどこと戦うのかは置いておく前提で。
先頃、韓国が2013年から180億円かけて自主開発していた偵察ドローンは欠陥だらけで特に高空を飛行時の低温で結露するという問題は「気象条件を熟慮し結露の出にくい条件の日と飛行ルートで運用する」で決着し受領したようです。
北のラジコン飛行機にスマホ内臓した偵察機のほうが低コストで実用的だと思うのですが…
垂直離着艦する空母はジェット排気の1000度超に耐えられる甲板さえ造れれば可能かもしれませんが、原子力潜水艦…無理…
なんでも欲しがるバイタリティーだけは認めます。
韓国の「自主防衛」ってこういうことですよね。
「韓国軍、SLBMの潜水艦水中試験発射に成功…世界8番目の保有国」
中央日報日本語版2021.09.07 10:31
https://japanese.joins.com/JArticle/282690
まあ、将来的には核弾頭装備の巡航ミサイルを載せたい気分はアリアリでしょうけど、10本だけ通常弾頭のを載せたってねえ…。
米国のSSGNだってトマホーク154発も載せてるから意味があるわけで。
失礼、玄武2B改なのでやっぱり、SLBMでしたね。
>>10本だけ通常弾頭のを載せたってねえ…。
まずはブツを載せて運んで、どこかに潜んで静かに水中発射できるよう
ノウハウを積もうという事であればアリだと思う。
ただ今後そんな戦略原潜擬きを設計製造するのはどこか?
どんな運用するのか興味深い。
100%韓国でやるのか独仏あたりに頼むのか?
完成したら太平洋あたりに報復攻撃用に潜むのか?長期間じっとしていられる
人達だったか忘れましたが。
日本を叩く(あるいは恫喝する目的)ならば10発で十分ですよ.核弾頭ならね.
そして玄武2ならば小型の核弾頭は積めます.
そして韓国がSLBM搭載の潜水艦(しかも原潜にしたいと熱望している)なんてものに熱中するのは,韓国が好きな時に日本を叩ける手段が手に入るからです.対北朝鮮の戦争が再開したところで全く不要な兵器ですから.(逆に北も南に向けて核を撃つ気などこれっぽっちもないでしょう)
海上自衛隊の対潜哨戒機や護衛艦による対潜哨戒能力が高いと言っても,四六時中,日本海で韓国潜水艦のSLBMが日本の重要ポイント(大都市や空自基地)を叩ける射点となり得るエリア(日本にとってのリーサル・ゾーンとでも言うべき領域)の全ての韓国潜水艦の行動を把握して抑え込むことは不可能です.特に竹島~鬱陵島~韓国本土のエリアは我が国の対潜哨戒機も水上艦も実質的に立ち入れない韓国潜水艦にとってのサンクチュアリとなってしまってますからね.(我が国の潜水艦ならば原理的には侵入可能ですが,現実問題として,そのサンクチュアリ(しかも韓国側はEEZと主張している海域)で海自潜水艦がどれだけ韓国潜水艦の動向を把握し命令一下で即座に撃沈できる体制を整えられているかは政治面から考えて大いに疑問)
北は未だ核弾頭の小型化は出来ていないかも知れませんが,韓国の持つ様々な先端工業技術やスパコンを使えば核弾頭の小型化は十分に可能です.
韓国にとって(日本にとってもですが)自立した核武装(つまり米国の核兵器を配備しての核シェアリングでなく自国だけで発射ボタンを握っている形の核武装)で(国連やアメリカ等による経済制裁などの政治的障害でなく)技術的に最も障害となるのは,核実験が行えない(つまり核兵器開発でスパコンによる計算を徹底的に使うにしても,シミュレーションに必要となる実験でしか得られない各種のパラメタが得られない)ことです.
しかし北は既に幾度もの核実験を通してそれらのパラメタの値を得て知っているので,韓国は北の核兵器そのものを貰わなくてもパラメタの値さえ得られれば韓国で独自に玄武2に搭載できる規模の小型核弾頭を開発できます.
ついでに言えば,亜音速でしか飛行できない巡行ミサイル(玄武3)よりも弾道ミサイルのほうが迎撃は遥かに困難ですよ.発見から対処に使える時間がずっと短いですから.
一般論として巡航ミサイルは超低空を飛ぶから探知し難いと言われますが,潜水艦による日本海からの発射ならばミサイルが身を隠せる複雑で地形のある陸上と違い日本の国土に達するまではずっと海上を飛んでいるため,我が国のレーダーサイトによる探知から隠れる場所はありません.従って目標への到達時間の長いことがそのまま迎撃の容易さに対応します.(ましてE-767 AWACSやE-2C/D AEWが日本海上空に展開しているという前提が許されるならば,弾道ミサイルでも巡航ミサイルでも発射直後に捕捉できるという点では違わないので,飛翔速度の違いがそのまま対処に使える時間の違いになります)
ついでに言えば,潜水艦搭載型の巡行ミサイルも既に韓国は配備済ですよ.私自身は弾道ミサイルを積まれるほうが日本にとって厄介だと思っていますが,りょうちん様があくまでも巡行ミサイルのほうが我が国にとっては脅威だ仰るのであれば,御参考まで.
まあ巨大さでは1,2を争う改オハイオ級巡行ミサイル原潜なんて化け物と比較すれば,ほとんどのミサイル搭載潜水艦は脅威じゃなくなっちゃうので,そういう議論は無意味だと思います.
AIPの搭載やリチウム電池により通常潜でも連続潜航可能時間が格段に伸びた現代となっては,(小型核弾頭を開発し得るレベルの技術を持つ国が)核弾頭も搭載し得る弾道ミサイルを搭載した潜水艦は防衛側としては攻撃された時の防御が極めて厄介な兵器ですよ.特に日本海なんて自国の目の前の海域に展開されリアクションタイムが極めて限られてしまうと.
だから,日本は韓国が核を手に入れる前に(韓国民を徹底的に煽ることで)韓国を追い込んで対日戦争の戦端を切らせる(例えば対馬に向けての1発目を撃たせる)ことがMUSTなのです.日本が再び核攻撃を受けないためには.それには米韓同盟を速やかに終わらせるように日本が双方を誘導せねばなりません.
失礼,言葉足らずでした.
「玄武2なら小型の核弾頭は積める」というのは「玄武2の弾頭として搭載可能な重量の枠内に収まる」という意味です.
反論じゃないんですが、
「巡航ミサイル10本だけ積んでも意味ないんじゃね。アーセナルシップ的に使いたいならオハイオ級並みの規模でないと」
→
「あ、勘違いだった。SLBMでよかったんだった。」
と自己完結したところにそう言われましてもwww
ただバージニア級にもVLS載せるという謎の戦略もあるので、まあ米国は巡航核ミサイルを復活させようとしているんでしょうね。
たしか保存していた核トマホークはもう期限切れだとかなんとか。
シンシアリーさんが、書かれているように、日本に対して
核攻撃を仕掛けてくる可能性の高い国は、北朝鮮ではなく南朝鮮
だそうです。
南朝鮮の国民が、「韓国軍、SLBMの潜水艦水中試験発射に成功…世界8番目の保有国ニダ。」と喜んでいるのは、対北朝鮮用の兵器で
はなく、対日本用の兵器であるからです。
世界常識の通用しない国ですし、米国もコントロールが不能となった国なのですから、日本も核武装を真剣に考える時になったと思います。
りょうちん様
ああ,そういう意味ですか.
しかし巡行ミサイルでも核弾頭搭載なら日本への恫喝手段としては十分すぎるほど機能しますよ.日本への恫喝なら核付き巡航ミサイル数発でも役立つでしょう.1艦当たり10発もあれば猶更です.
更に言えば潜水艦発射(発射装置がVLSか魚雷発射管はあまり関係ない ※)の場合,発射されるまでは探知できていない可能性が高いので,巡行ミサイルでも現実問題としては核爆発や核弾頭の中の核燃料による国土の汚染被害を受けない海上での100%迎撃はかなり困難です.10発撃たれれば何発かは確実に食らう覚悟をせねばならないでしょう.それが嫌ならば我が国も核付きSLBM搭載潜水艦を配備すれば良いのですが,核アレルギーの国民感情を抜きにしても,それはアメリカが絶対に日本には許さない武装ですからね.(日本を潰したくなった時にはアメリカ側のリスクなく自由に叩ける範囲の軍備しか日本には装備させないというのが戦後の対日戦略の根幹ですから)
注※:短時間に一気に発射するという点では巡行ミサイルの発射装置としては魚雷発射管よりもVLSがずっと優れているが,この場合には大した差ではない.(上空に対潜哨戒機が居るとか言うのならば,初弾の発射音で位置を特定されてしまうので,魚雷発射管からの発射だと全弾発射前に撃沈される可能性はゼロでないでしょうが)
因みに,アメリカ海軍の改オハイオ級巡行ミサイル原潜(艦種はSSGN)に搭載している巡行ミサイルであるトマホークは全て通常弾頭搭載タイプですよ.対地攻撃用核弾頭搭載タイプのトマホークは対水上艦用通常弾頭搭載タイプのと共に全て退役しています.(故に現用トマホークは潜水艦発射用も水上艦発射用も全て対地攻撃用通常弾頭搭載タイプ)
従って,オハイオ級で搭載ミサイルを弾道ミサイルから巡航ミサイルに変更され艦種がSSBNからSSGNに変わった船は,元来の戦略原潜でなく通常の攻撃型原潜と同じく単なる戦術原潜へと用途変更されたことになります.
この級の韓国潜水艦が6隻以上配備されれば,同時に複数隻が各々10発ずつSLBMを搭載して海中に展開できますしね.まあ今のところは核は搭載されてませんが,それでもクラスター弾頭で関東以西の空自基地を叩かれると非常に厄介です.確実に半日ほどは西日本の防空が無防備になりますから,対馬侵攻とかは韓国のやり放題になってしまいますね.(海自の水上艦が韓国の揚陸部隊を水上で殲滅しようとしても韓国空軍のF-15K等の良い的になるだけでしょう)
あと
>ただバージニア級にもVLS載せるという謎の戦略もあるので、まあ米国は巡航核ミサイルを復活させようとしているんでしょうね。
そんな意図は全くないでしょうね.
そもそもバージニア級攻撃型原潜は初号艦バージニアからVLSを搭載していた筈ですよ.
戦略用途としては,極超音速巡航ミサイルを実用化できたのであればまだしも,現用トマホークでは速度も遅すぎ射程も短すぎて,小国相手ならばいざ知らず,アメリカが戦略核を配備する必要のある大国(つまり2ヵ国)相手には役立たないことは先刻承知していると思いますよ.
アメリカ海軍が再び巡航ミサイルに核弾頭を搭載して戦略用途で配備するとすれば,射程も延伸し巡航速度も最低でもM3クラスの次世代巡行ミサイルを実用化できた時でしょうね.
キル・ユンヒョン記者でさえ FOIP と書かない理由は、単純にそれが日本発案の戦略だからではないですか?
なお、文正仁氏や韓国人の願いは核武装して、日本を威嚇し楽しむことなのでしょうね。今の慰安婦などで日本をいたぶって喜んでいるのは、まだまだ初歩に過ぎないと言うことですね。