読売「日韓首脳会談で徴用工など協議へ」をどう見るか
現時点で取り上げるべきかどうか、少し悩んだのですが、いちおう「現状報告」というにしておきたいのが、読売新聞による「日韓首脳会談開催決定、相馬公使更迭の構え」とする記事です。もしもこれが事実なら、大変驚くべき話題ですが、不思議なことに、現時点においてこれを報じているメディアが読売新聞しか存在しないのです。これについて、どう考えるべきでしょうか。(※なお、本記事には追記があります。末尾をご参照ください。)
相馬公使の「暴言」問題
昨日の『駐韓公使「暴言」問題で期待する日本政府の「塩対応」』では、駐韓日本大使館の相馬弘尚総括公使が非公式の席で「暴言」を吐いたとして、韓国の政府、政治家、メディアなどが「問題視している」、とする話題を取り上げました。
相馬公使の問題の発言内容については、すでに多くのメディアでも紹介されているところであり、多くの方がご存知かと思います(いちおう、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)に土曜日時点で掲載された次の記事のリンクを紹介しておきます)。
駐韓総括公使、韓日外交に「性的表現」の暴言…外交部、日本大使に「相応の措置」要求
―――2021-07-17 13:41付 ハンギョレ新聞日本語版より
正直、報道が事実ならば、たとえ「オフレコ」の場だったとしても、少々軽率です。
このレベルの「暴言」であれば、韓国の政治家、メディアなどから日常的に日本に対して発せられているものではないか、という気もする反面、相手と同じレベルに堕ちるのは、いかがなものかとも思います。
また、「外務省(あるいは菅義偉政権)が『確信犯』として相馬氏にこうした発言をするように指示したのではないか」、などの見方もあるようですが、基本的にその可能性は非常に低いと考えて良いでしょう。
ただ、相馬公使の発言自体、駐韓日本大使館の現場レベルでかなりの負荷が掛かっている可能性を示唆するには十分ですし、また、外務省(というよりも菅義偉政権)が相馬公使に対し、これ以上のペナルティを与えないことも、韓国に対する重要なメッセージとなり得ます。
具体的には、すでに相星孝一・駐韓大使が相馬公使を「厳重注意」処分にしたとのことですが、これで日本政府が「一件落着」とすれば、「日本政府としては相馬公使の発言くらいであれば帰国を命じるほどの問題と考えていない」という証拠になり得ます。
あるいは、そうなれば、韓国側としては、ペルソナ・ノングラータを出すなり、姜昌一(きょう・しょういち)駐日大使を引き上げるなりの対応でもするのでしょうか。
見物です。
読売新聞の報道
もっとも、これに関連し、読売新聞が非常に気になる記事を配信しています。
日韓首脳、23日に初の対面会談…「外交官としてあるまじき発言」の駐韓公使は更迭へ
―――2021/7/19 1:17付 Yahoo!ニュースより【読売新聞配信】
読売新聞の報道内容の要点は、次のとおりです。
- ①日韓両政府は東京五輪にあわせて23日に菅総理と文在寅(ぶん・ざいいん)大統領による初の日韓首脳会談を行う方針を固めた
- ②会談では慰安婦問題や元徴用工を巡る問題などについて協議する見通し
- ③日本政府は相馬公使を更迭する構え
この報道が事実ならば、とんでもない話です。
①はともかくとして、②に関しては、菅義偉総理自身が昨年11月、来日した朴智元(ぼく・ちげん)国家情報院長に対し、「日韓関係を健全化するためのきっかけは韓国の側が作るべき」と述べた(『菅総理「日韓関係健全化のきっかけ要求」の本当の意味』参照)ことと矛盾します。
現時点において、自称元慰安婦問題については、韓国が日韓慰安婦合意を破ったことが最大の問題点であり、また、今年1月8日の主権免除違反判決問題についても、解決すべきボールは韓国側が握っている状態です。
自称元徴用工問題は韓国が一方的に捏造して政治問題化したものであり、日本政府の「国際法を守れ」、「条約を守れ」とする要求については、いっさい履行される見込みがありません。日本政府は2019年に協議・仲裁手続を呼びかけましたが、無視されました。
したがって、どちらも日韓両政府が「協議」して解決すべき話ではなく、韓国側が一方的に解決する義務を負っている問題です。
また、③についても、もしも「韓国側の反発が強かったから更迭することに決めた」というものだったとすれば、明らかな悪手でしょう。そもそも外交儀礼を守らない国に対し、失言ともいえないような失言でいちいち更迭していたら、キリがありません。
悪しき日韓関係に逆戻り、です。
読売新聞以外に報じたメディアは…?
ところが、ここでもうひとつ、不思議なことがあります。
この報道、本日午前10時半時点において、読売新聞以外に報じているメディアが見当たらないのです(単に探したりないだけかもしれませんが…)。
このあたり、7月初旬に産経新聞とFNNが突如として、「文在寅氏が日本を訪問して菅総理と首脳会談を行う」と報じたあたりから抱いていた違和感と同じようなものを感じます。
当時から当ウェブサイトでは、ごく一部のメディアが日韓首脳会談などについて報じることについては、次のような可能性がある、と提示して来ました(『韓国大統領訪日騒動から見える「普通化する日韓関係」』等参照)。
- ①本当に日韓両政府がそのようなことを検討していて、「観測気球」を上げたもの
- ②日韓両国(あるいは片方の国)の政府関係者などが勝手な願望を述べたのを記事にしたもの
- ③日韓首脳会談をわざと「潰す」ために誰かがリークしたもの
このなかの、とくに①については、「政府もメディアを使って世論の反応を探っている」、という仮説にもつながるものです。
これについては本日の官房長官記者会見などを通じて、加藤勝信官房長官あたりが何らかの見解を発するかどうかには注目したいと思う次第です。
追記(2021/07/19 11:39)
ここから先は追記です。
加藤勝信内閣官房長官が先ほどの記者会見で、韓国政府が相馬公使の発言を問題視していることに関連し、こんな趣旨の内容を述べました。
「相馬公使については日本政府としていかなる状況・文脈で行われたものであったにせよ大変遺憾だと考えているが、現地において大使から厳重注意がなされたと承知している。人事についても外務大臣が適切に判断するものと承知している」。
読売新聞の報道のうち③の部分については、現時点において「裏が取れず」、といったところでしょう。
追記(2021/07/19 11:53)
同じく加藤官房長官は、日韓首脳会談について、「文在寅氏が来日された場合には外交上丁寧に対応する」との発言を繰り返しました。
状況については引き続き注視が必要ですが、いちおう、読売新聞の報道については「否定」されたものと考えて良いとは思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
リークだけでしょうね。政府高官ということで、内閣官房副長官あたりのコメントも出てると。
で、韓国にはその旨伝えてはいない。韓国紙の記事の雰囲気からはそう感じます。
まあ、韓国に与える「成果」が総括公使更迭だけだったらどうするんでしょうね。それでも成果なしは回避出来るんで食いつくか。そんなもんいらね、と蹴るか。
今必死に韓国は損得勘定してるのでしょう。
11時から視聴予定。
最初の質問が共同通信の記者のものでした。追記したとおり、事実上、「否定」のようなものかもしれませんね。
「丁寧な無視」作戦をブレずに実施中ですね♪
お隣のヤクザさん
困ってしまって、ムンムン、ムムン、ムンムン、ムムン♪
シンシアリー氏のブログより
京郷新聞での報道、韓国側主席秘書官がラジオゲスト出演にて報道を否定したそうです。
ttps://sincereleeblog.com/2021/07/19/akita/comment-page-1/#comment-308864
言論プレーを非難したとのお話。
もし言論プレーだとしたら、「韓国人にウソで希望を抱かせることで韓国政府を尻込みさせる」微に入り細を穿つテクニカルな手法ですが、
日本政府ってそこまで試合巧者だっけな?と少々疑問。ただ、産経報道に続いて2回目ですからねえ
日本政府と言っても安倍首相前と後では外交の巧みさが全く違いますからね
これもまた「日本政府」と一括りに論じていい話ではないです
端島(軍艦島)のユネスコ世界遺産登録に韓国が反対運動を展開した際、“forced labor”ではない“forced to work”だとかいう 官僚レベルの文言変更でお茶を濁し、まんまと韓国にしてやられた佐藤地氏が、その後何の叱責も懲罰もなくハンガリー大使に就任した前例に照らせば、相馬弘尚公使が厳重注意のみで栄転が予定されている方が、身内に甘い外務省人事としては自然です。
新宿会計士様は否定的ですが、外交官は慎重かつ機微に聡い発言を心がける立場ですから、記者を前に「うっかり」は考えにくく、仕組まれた失言であった可能性は捨てきれません。もちろん「うっかり」の可能性も残ります。過失であってもお咎めなし、故意の戦術であれば栄転は必至と思われます。
もしも万が一、相馬公使が将来の栄転なく更迭に終わるようなら、外務省は佐藤地氏のように韓国を利する方が出世する組織風土を持つことになります。そうではないことを願うのみです。
韓国大統領府「日本から『相馬公使 “更迭”』の伝達はない」…日本政府のメディアプレーに「不快感」(wow!korea)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d16e38aa9ecf7f88badf4116d858da724bd861c
(抜粋)
我々は、日本政府が特定のメディアを利用して 政治的立場を明らかにすることに対して、強い遺憾を表する。
との事なので、アドバルーン感が強そうです。
っか、それいつもあんたたちがやってることでしょうw
「ウリたちの手口をまねされたニダ!」ってところでしょうか。
>ただ「日本側が実際に公式伝達すれば、訪日を前向きに検討する意思がある」と表現した。
この期に及んで、まだ上からですね。
ほっとけばいいです。
中央日報から
韓国大統領府首席秘書官「相馬公使の発言、個人的逸脱なのか日本政府の思考フレームなのか判断中」
https://news.yahoo.co.jp/articles/65fc082c1d7be0ea207a45eaf5a9fea14ba407c0
この秘書官の話もマスターベーションなんだと思います。
ロイターは、「不確実」という報道。
現時点で読売新聞の記事は、韓国政府が否定的で、事実とは確認されていないといった所でしょう。
実務担当者の訪日時の隔離期間を入れると、今日がタイムリミットのようです。
二階俊博自民党幹事長の菅義偉総理への影響力は、私たちが思う以上に大きいのではないでしょうか。菅総理は手駒議員はいるものの、いわゆる派閥を持たないわけで、秋の総裁選を再選、できれば無投票再選を勝ち取るには、二階幹事長を味方につけようとするのはある意味自然の流れ。韓国の要求を二階幹事長の顔を立てる形で飲むことで二階幹事長に貸しができ、総理総裁を続けられるのなら、韓国大統領との首脳会談開催は日本の国益毀損など微々たるもの、として菅総理には実に安い買い物となるわけです。今のところ、残念ながら二階俊博自民党幹事長の短期的には勝ち、というながれでしょうか。ただし、日韓首脳会談を開催したとしても互いに言いたいことだけ言って「今後も相互に誠意を持って協議を続けていくことで一致」などという無意味な声明がが発出されるだけでしょうが。
それは絶対に有り得ない
そんな事したら自民党自体が吹っ飛びます。
相馬公使が更迭されるかは兎も角、国内のボイコット賛成が6割の中、そこまで侮辱されたと感じたら普通は出席しないだろう、それにも拘らずまだ執拗に出席を模索しているとは、余程出席しなければなら無い思惑が文大統領に有るのだろう。
またうっかりの発言は、自分の出世に傷を付ける様な振る舞いはオフレコと言えども記者の前では絶対しないのが官僚ですが、アルコールでも入っていたのか。もう一つ、仕組まれた発言は個人では絶対あり得ない、省も責任が及ぶ恐れがあるリスクは先ずは冒さない、官邸主導なら別だが。
どの道一両日中には最終結論が出るのですから、放置しておいて構わないでしょう。
現時点で明らかなのは、文在寅大統領が、どうしても訪日&首脳会談をしたいと固執していること、そして韓国が事ここに至っても、文大統領訪日と五輪ボイコットが日本に対する外交カードになり得るという(愚かな)思い込みを捨てられずにいることくらいです。
GSOMIAですら対日外交カードになりえないことを、一昨年痛いほどに突きつけられたのに、未だにそれを理解できてないというのは、実に文在寅政権らしいといえばらしいのですが。
日本の一般人の一部ですら、GSOMIAが日本の為でなく米国の為の協定だと理解しているのに、それを条件に出すあたり本当に向こう政権の現実認識能力が低い事の表れですな。向こうでもカン元外相あたりは流石に判ってそうですが、逃げてますしね。
そして日本国内のオリンピックに対する視線が分かってたら、五輪ボイコットは何の役にも立たないのもわかりそうなものですが、それもわからないとは。
相馬氏には厳罰
例えば金一封、座布団一枚などを贈呈すべきでしょう
それ厳罰やない、ご褒美や
(金一封はご褒美だョナ……)
(座布団って、お褒めだけか…?! )
(金一封の方が(・∀・)イイ!な…!!)
○
。
.
.
(V)o¥o(V)
まんじゅう怖い
公使の発言については、官房長官のコメントでお終いにすれば良いと思います。
政府が公式に謝罪する事が、有ってはなりません。謝罪すれば、また真正性云々になるに決まってます。
両政府が読売記事を認めないことで、「大義名分を得て訪日する」ターンは終了ですね。
今度は、「大義名分がなくても訪日をするかどうか」のターンが始まります。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、マスゴミと同じく、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
人は苦労して(?)得た情報が、自分だけが知っていると思えば、それが正しいものと思い込みます。そして、それは読売新聞の記者も例外ではありません。
蛇足ですが、日本のメディアは、保守とリベラルではなく、世代ごとの常識で分かれつつあるのではないでしょうか。つまり、韓国への見方も、保守とリベラルで分かれるのではなく、世代で分かれるのです。
駄文にて失礼しました。
ムンジェインが訪日するかしないかは、日本の国益にほとんど影響がないので、放っておいても良いとは思います(来ない方がうれしいけれど)。でも、今回の読売リーク報道(その前のTBSも含めて)は、誰が何のためにやったのだろうを推測する、知的ゲームとしての興味を大いに惹く話です。韓国政府関係者の発言からすると、リーク元は、どうやら韓国ではなく日本かな。なのにどうして韓国側の主張に沿ったような妥結案なんだろう。韓国側の水面下の要求を、それで妥結しそうだとリークし、日本国民の反発を誘い、それでは不十分だと韓国側に納得させる高級戦術かな。今回の訪日騒動でいえば、韓国側から「行けない」と言わそうとしているのかな。であるなら、もし万一読売の報道内容で首脳会談が実施されるなら、私は、菅政権への支持は直ちに撤回し、来るべき総選挙では自民党の対立候補に投票することを宣言します!
そもそもオリンピックの来賓なので、政治的な課題を云々する場ではないでしょう。挨拶だけで「首脳会談」というのでしょうか。なんとも空虚な話ですよね。報道機関も当てになりません。情報に踊らされ、芯がありません。話して何になるのか?話してもこじれるばかりでの現状です。意思疎通が図れないことを前提にしないとズルズルと向こうのペースに嵌ると思います。現に今、首脳会談云々と言っている時点で向こうのペースに嵌ってると思いますよ。韓国相手には外交辞令のような表現はやめたほうがいいと思います。今回の公使の談話の件でもわかりましたが、言葉も平易で直截的な言い方のほうが効くんですよね。
そもそも性的な表現を多用するのは韓国の特徴なんですよね。
自慰って表現も出てきますし、不感症なんて文字が恥ずかしげもなく表題に踊ってます。
多分韓国政府のさまが、自慰のことば通り、自分で自分を慰める、に合致すると思って韓国語堪能な公使はつい使ってしまったのでしょう。多分、自分の性器をどうこうするといった性的な意味はあまり意識せずに。
それを相手の女性記者が、オフレコレベルの懇談であることを無視して広げてしまった。あたかも女性相手に性的なことばを吐いて相手が恥ずかしがるさまを見て喜ぶ的なイメージを添えて。
韓国(や中国)に毅然とした姿勢で臨む方は歩みが遅いですが、その逆はあっという間に進みがちな気がするので気が休まりませんよね。
もっと安心して見ていられる政治を開いてもらいたいです。本当にどこの国の人間かよと思いますね。
読売グループはアメリカ政府からの情報を得やすいですからねえ。
それにしても、G7前後から湧いてきた日韓会議、裏に何かあると見るのが妥当かと。。
相馬公使に対する人事は、実質的に害のないようになることを祈っています。
ちなみに、外交官の場合の「厳重注意」は実質的に何もないのと同じです。外面のために上司が話をするだけで、実際の話は「まあ、外野かうるさいからさ、過激な発言もほどほどにしておいてよ」と言われる程度のものです。
日本政府の遺憾砲と同じく攻撃力ゼロに等しいものです。