IAEA「処理水」に韓国メディアが「日本に肩入れ」

以前からときどき取り上げてきた、福島第一原発のALPS処理水海洋放出を巡り、IAEAと日本政府がモニタリングチームの立ち上げに合意しました。ところが、IAEAの発表に「汚染水」ではなく「処理水」の表現が使われていたことに対し、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝、「IAEAが日本に肩入れした」とする記事が掲載されているようです。

2021/07/09 13:25追記

タイトルに誤植がありましたので改題しています。

  • (誤)IAEA[処理水」に韓国メディアが「日本に肩入れ」
  • (正)IAEA「処理水」に韓国メディアが「日本に肩入れ」

※カッコ書きの箇所で誤った記号を使っていました。

福島「汚染水」問題

「福島『汚染水』問題」とは、日本政府が今年4月、福島第一原発で発生した汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化処理した水の海洋放出を決定したところ、それに中国と韓国が噛み付いている問題のことです。

そもそも『処理水は「汚染水」に非ず:海洋放出は合理的な決定だ』を含め、当ウェブサイトではこれまでに何度となく述べてきたとおり、中韓両国が「汚染水」と称しているものは、実際のところ、「汚染水」ではありません。

もちろん、放射性物質であるトリチウム(三重水素)が含まれていることは間違いないのですが、このトリチウム自体は自然界にも存在するものであり、また、中国や韓国の原発からも自然界に放出されているものでもあります(図表1)。

図表1 世界の原子力発電所等からのトリチウム年間排出量

(【出所】経産省HP『資料5-2 トリチウムの性質等について(案)』P7)

中国「大亜湾原発」は年間約42兆ベクレル(2002年)、韓国「古里原発」は52兆ベクレル(2016年)、同じく韓国「月城原発」に至っては合計136兆ベクレル(2016年、うち液体が17兆ベクレル、気体が119兆ベクレル)分のトリチウムが排出されています。

もしも中韓両国が「トリチウムの海洋放出をするな」と言い張るのならば、はずは自国の原発の状況を何とかするのが筋でしょう。

科学を無視する中韓

しかし、ALPS処理水のことをわざわざ「汚染水」と呼び替えるなど、得てして科学が通用しないのが中韓両国の困ったところでもあります。

ことに、今年5月には、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事も掲載されています。

韓国、日本の原発汚染水問題をIAEAに協力要請…中国「韓国を支持」

―――2021.05.18 06:51付 中央日報日本語版より

これは、韓国政府・海洋水産部の文成赫(ぶん・せいかく)長官が福島「汚染水」(※誤植は原文ママ)海洋放出決定に関し、国際海事機関(IMO)に対して5月14日、「国際原子力機関(IAEA)との協力方案を検討して欲しい」という内容の書簡を送った、とするものです。

しかも、中国外交部の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官も5月17日の定例記者会見で、こうした韓国政府の措置について、「我々は韓国の行動に対し、理解と支持を表明した」、と明らかにした、というのです。

まさに「福島『汚染水』問題」は、科学を否定し、自分のことを棚に上げつつ日本を貶めるという意味では、「中韓合作」の見本のようなものとなりつつある、というわけですね。

さらには、趙立堅報道官、自身のツイッターに、日本を侮辱する、大変下品な画像を投稿したという実例もあります(図表2)。

図表2 問題の画像

(【出所】趙立堅報道官のツイート)

外交部の報道官がこんなことを平気でやってくる国を好きになってくれと言われても、なんだか微妙ですね。

米国とIAEAは日本を支持

もっとも、この「汚染水」問題、日本政府が海洋放出の方針を決定するやいなか、米国は直ちに支持を表明しました。

たとえば、ネッド・プライス米国務省報道官は現地時間4月12日、「日本は透明性を保ちつつ、世界的に認められた原子力安全基準に従ったアプローチを採用した」、「米国政府としてはこうした日本政府の姿勢を維持する」、とする趣旨の談話を発表しています。

あまり長くないので、原文をそのまま紹介しておきましょう。

Government of Japan’s Announcement on Fukushima Treated Water Release Decision

The Government of Japan (GOJ), in close coordination with the International Atomic Energy Agency, has taken measures to manage the aftermath of the Fukushima Daiichi nuclear accident in March 2011, including radiation monitoring, remediation, waste management, and decommissioning. The GOJ announced its decision on the Basic Policy on Handling of the Advanced Liquid Processing System (ALPS) Treated Water to dispose of the treated water by discharging it into the sea.

The United States is aware that the GOJ examined several options related to the management of the treated water currently being stored onsite at the Fukushima Daiichi site. In this unique and challenging situation, Japan has weighed the options and effects, has been transparent about its decision, and appears to have adopted an approach in accordance with globally accepted nuclear safety standards. We look forward to the GOJ’s continued coordination and communication as it monitors the effectiveness of this approach.

―――2021/04/12付 米国務省HPより

次に、国際原子力機関(IAEA)の反応も確認しておきましょう。

IAEA Ready To Support Japan On Fukushima Water Disposal, Director General Grossi Says

―――2021/04/13付 IAEAウェブサイトより

こちらは少し長いので、全文の引用はしませんが、ポイントは次のとおりです。

Japan’s chosen water disposal method is both technically feasible and in line with international practice, IAEA Director General Grossi said. Controlled water discharges into the sea are routinely used by operating nuclear power plants in the world and in the region under specific regulatory authorisations based on safety and environmental impact assessments.

つまり、「日本政府の海洋放出は技術的に現実的であり、かつ、国際的な基準にも従っているものだ」、という趣旨の声明であり、IAEAも日本が国際的な基準に沿った行動をしている限りは、日本の立場を全面的に支持しているものと考えて間違いないでしょう。

中央日報が「IAEAが日本に肩入れ」

こうしたなか、この処理水放出を巡って、IAEAは昨日、海洋放出プロセスをモニタリングするプロセスについて、日本政府と合意したと発表しました。

IAEA to Review and Monitor the Safety of Water Release at Fukushima Daiichi

―――2021/07/08付 IAEAウェブサイトより

発表本文の冒頭の文章を紹介しましょう。

The International Atomic Energy Agency (IAEA) and Japan today agreed on the scope of technical assistance the Agency will provide in monitoring and reviewing the planned discharge of treated water stored at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station after the 2011 accident.(※下線は引用者による加工)

下線で示した部分に、 “contaminated water” (汚染水)ではなく、 “treated water” 、つまり「処理水」とハッキリ書かれているのが確認できます。当たり前の話ですが、IAEAは「汚染水」ではなく「処理水」と述べている、というわけです。

ただ、IAEAが「汚染水」の語を使わなかったのが、よっぽど気に入らないのでしょうか、中央日報には今朝、こんな記事が掲載されています。

IAEA「汚染水放流」日本に肩入れ? 「放出計画、国際慣行に符合」

―――2021.07.09 06:59付 中央日報日本語版より

記事タイトルで「IAEAが日本に肩入れ」、とあり、また、記事冒頭では「特にIAEAは、発表では『汚染水』ではなく日本政府が主張する『処理水』(treated water)という用語を使った」、などとしています。

一般に「肩入れ」というのは、「特定の側の言い分を贔屓(ひいき)している」とする批判的なニュアンスを伴う表現です。中央日報にいわせれば、国際社会において、少しでも日本に有利(?)な評価があれば、それは「日本に肩入れ」したことになってしまうのでしょうか。

なんだかよくわかりませんね。

福島処理水放出は良い事例に?

福島処理水放出とは、言い換えれば、「中国や韓国が国際的な基準や科学的根拠を無視して要求してくるムチャクチャな言い分を取り合わず、あくまでも国際社会のルールに従って問題を処理する」という意味では、大変に良い前例を作るものである、という可能性が高いのです。

もっとも、中央日報の次の記事にもあるとおり、処理水の検証に関与する「専門家」に中韓出身者も含まれるとの観測もあります。

福島汚染水検証団に韓含む各国専門家11人が参加へ

―――2021.07.09 07:42付 中央日報日本語版より

このあたりは、「難癖」を通じて円滑な処理水の海洋放出オペレーションを妨害するようなことがないかどうか、少し気になるところではあります。

いずれにせよ、続報を待ちたいところです。

読者コメント一覧

  1. 犬HK より:

    記事タイトルは、(ありえないですが)韓国が日本に肩入れした?と錯覚しました。

  2. 星のおーじ より:

    日本での処理水放出の影響評価の公平性、透明性を高める為に、韓国、中国の技術者とサンプリングを取り入れて共同で進めるのが良いと考えます。日本から提案して欲しい。。
    ①福島の処理水と、比較用に3か所(日本海側の日本原発、韓国原発、中国原発)の排水を同時並行で採取して、3か国で同時並行で分析する(サンプル4種x分析3者)
    ②環境影響を時系列評価するために、早々にサンプリング・分析を開始する
     (この夏から、とか早々に現状を把握する)
    ③データは全て遅滞なく世界に公表する
    但し海水サンプルの評価のみ参画を認め、福島での各種解体作業など最新技術については一切知らせる必要はない(IAEA規定で必要な公表を行う)。

    1. ちょろんぼ より:

      星のおーじ様

      IAEAと別の組織で中共・南朝鮮との組織を造る事は、大変好ましくありません。
      中共・南朝鮮の技術者がIAEAに参加するなら、OKです。
      逆に日本がIAEAと別の組織を作り、中共・南朝鮮の原発の安全点検を実施
      させた方が、日本の安全の為に早急にでも必要だと思います。
      日本で原発反対と叫んでいる人達も、中共や南朝鮮の指示により行動しているとは言え
      内心では中共・南朝鮮の原発に大変不安を感じていると思います。
      (日本基準で安全点検し、違反があれば〇〇総理のように、運転を止めさせるとの
      権限付きでね。)

    2. だんな より:

      星のおーじさま
      中国は、韓国に恩を売るために、口を合わせているだけです。
      韓国から日本に対して、二国間協議体を作る要請が有りました。
      日本だけで無く韓国原発も同じようにモニタリングしましょうという話以降、音沙汰が有りません。
      共同で何かするとかいう話では無く、日本の処理水排出だけを問題にしたいんてす。
      韓国は、韓国国内で有れば放射線漏れがあろうが、住民が放射線の影響を受けようが、大した話では無いんです。

      1. 星のおーじ より:

        そうなんです。韓国(政府)は日本をデスればいいんです。中国も本件は対日的に都合がいいのでそれに乗ってるだけだと思います。

        小生の考えたのはIAEAの枠内での福島処理水放出において、韓国がIAEAと共に参加させろと言ってきているのを拒否的に扱っても放出実施後にゴチャゴチャ難癖付けて来るに決まっているので、それならば、韓国と宗主国様を最初から取り込んで堂々と比較検証したらいいだろう、そっちの希望以上だろうとやんわり友好的に反撃する案はどうか、ということです。
        それで韓国・中国が乗らざるを得なくなり、あちらの原発排水で異常値が出たら面白いし、出なければそれで目出度いでしょう。

        兎に角ストーカみたいなものなんで、この際はっきりと表に出して主役にした方が悪さを防げると思った次第です。

        1. だんな より:

          星のおーじさま
          答えは、ご自分のコメントに有るんじゃないでしょうか。
          韓国の目的
          >韓国(政府)は日本をデスればいいんです。

          >韓国と宗主国様を最初から取り込んで堂々と比較検証したらいいだろう

          これが、韓国の目的に叶うかどうか?を考えれば、こんな話に乗らないですよね。

          日本は、「IAEAからのみ情報発信する」のが、一番良い選択だと思います。

    3. 迷王星 より:

      星のおーじ様
      >日本での処理水放出の影響評価の公平性、透明性を高める為に、韓国、中国の技術者とサンプリングを取り入れて共同で進めるのが良いと考えます。日本から提案して欲しい。。

      中韓を特別扱いすると(朱子学的な序列意識に基づいて)図に乗って更なる要求を招くだけなので,中韓は絶対に特別扱いしてはなりません.今までの戦後日本の大失敗は,中韓に深く根付いている朱子学的な序列意識に気づかず,(少なくとも実際には韓国に対しては全く不要な)贖罪意識に基づいて,中韓を特別扱いし様々な要求に対して「御無理御尤も」と対応してしまったことです.これによって日本自身によって中韓を日本に対するモンスターへと育て上げてしまったのです.

      他の方々のレスにある通り,日本の処理水海洋処分に関して中韓が気になると主張するのならば,中韓はIAEAのモニタリング専門家グループに専門家を派遣すれば良いだけです.

      >福島の処理水と、比較用に3か所(日本海側の日本原発、韓国原発、中国原発)の排水を同時並行で採取して、3か国で同時並行で分析する

      こちらは重要ですね.海流(黒潮,対馬海流)の流れる向きからして,対馬海峡に面して並べられている韓国原発や東シナ海にある共産チャイナの原発による汚染の被害を最も受けるのは日本ですから.

      韓国の原発と共産チャイナの原発の排水のモニタリングの必要性をIAEAに日本から強く要求するのは非常に良いアイデアだと思います.両国の原発の国際モニタリングを是非とも実現したいですね.

      それにしても,北太平洋の海流の流れる向きからすれば,日本から汚染物質を海洋投棄した場合に受ける影響が(北太平洋の沿岸諸国の中で)最も小さいのが韓国で,その次が共産チャイナなのですがね.その最も影響の小さな両国だけが日本の海洋処理に関して大騒ぎするとは.(これが福一処理水を乗せた黒潮が直撃するアラスカやカナダが騒いで反対するというのならば,まあ心情的には理解できなくもないのですが)

      それとも,韓国や共産チャイナでは海流の流れを海中の水分子の動く向きとは逆向きに教えているのかな? ちょうど電磁気学では電流の向きが実際に導体(例えば電線など)中で電子の動く向きとは正反対に教えているように.

      1. 星のおーじ より:

        小生の書き方が不十分で失礼しました。
        一番望んでいるのは、中・韓の原子炉排水の実態を長期間に亘って(少なくとも福島の処理水放水期間+α)世界に発信する仕掛けを作れないだろうか、ということでした。決して韓国の(およびそれに乗った中国の)我儘な要求を聞き入れようということではなく、韓・中の悪行を表に出すために、希望を聞き入れた振りしながら前向き回答をすることによって、向こうが拒否すれば韓国がヤマシイことをしているとIAEA他の各国に明確になるような交渉方法を考えたつもりでした。
        いずれにしても、古里のダダ洩れなど許しがたいです。

  3. だんな より:

    この事例は、IOCが竹島ホームページに対する判断と同様で、IAEAが日本が正しいとしていますので、韓国に出来る事は、嫌がらせしか有りません。
    徴用工カード、慰安婦カードが封じられているので、処理水カードの価値を高める事に努力するでしょう。価値がどうなれ、今後ずっと日本に嫌がらせをする理由にする事は、間違い有りません。

    IAEAが処理水としている事は、韓国にとって正しい事では有りません。その理由は、IAEAが資金的に日本に依存しているとか、ロビー(買収)している事が、正義が歪められている原因だと考える一方、韓国だったら「そうする」という事です。
    WTOで韓国の水産物輸入の判断の時に、韓国は「そうした」んでしょう。

  4. めがねのおやじ より:

    今迄、散々日本は韓国に「肩入れ」したったやん!(笑)。韓国の肩が外れるぐらいに(爆笑)。ちょっと「処理水」とIAEAが言うただけで、癇癪起こすとは、、、まともな民族じゃない。処理水で間違いありません。このキム博士、11人のメンバーのひとりだが、きっと変な事を言い出す。24時間監視を!

  5. だんな より:

    時事通信から
    原発処理水放出、支援で合意 安全性確保へIAEAと 経産省
    https://news.yahoo.co.jp/articles/b3e0cd3fb79d4513e09c2d48613ab83765217cd7
    >「処分の安全性についてIAEAから国内外に発信してもらうことは、日本の取り組みの透明性と信頼性を高める上で効果的だ」
    その通りで、そうすれば良いと思いますが、かの国は「IAEAの肩入れ」だと言うでしょう。

    韓国 国立水産科学院「日本からの汚染水へのモニタリングを強化」…「国民に安全を提供する」
    https://s.wowkorea.jp/news/newsread.asp?narticleid=306614
    こうやって日本に言い掛かりを付ける方法を模索しているんだと思います。

  6. G より:

    そもそも、指名された韓国の専門家?はIAEAの他国の専門家たちの中でどういう説得を試みるんでしょうかね。

    専門家を納得させるようなデータは出せるわけもなく、「一般市民の恐怖感を煽る」くらいしか発言出来ませんよね。

    まあ、これそのものはとりあえず名前を連ねてればオーケーで、あとはなんの発言もしないでしょう。

    韓国としては、まず2か国の協議に持ち込みたいでしょうね。ただ、そんなものは受ける必要ない。受けるとも受けないとも言わずのらりくらりしてればいい。もし不服なら何か制裁でも課してみれば?

  7. マスオ より:

    IAEAの調査団に入れようが入れまいが、どんな結論になろうが、日本のマスコミと同じで、どちらにしても文句を言うだけなので、ほっとけばいいと思います。

  8. チキンサラダ より:

    今回の IATA 対応に関しては、日本はうまくやっていますね。
    慎重かつ丁寧に根回ししてきた成果が現れていると感じます。外務省も役にたった例ではないでしょうか。
    日本は今までこういうところが甘すぎましたから。悪意のある隣国にケチをつけられないよう、国際世論をや国際機関からの支持を取り付ける成功体験、今後も活かしてもらいたいものです。

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