時事通信の「ワクチン不足深刻化」記事を検証してみた

「国が確実な供給量の見通し示せ」?自治体こそちゃんとVRS入力せよ

これが本当の「逆ギレ」でしょうか。一部の自治体でワクチン供給停止の動きが出ていると時事通信が報じました。しかも、ある市長は「国が確実な供給量の見通しを示してくれない」などと不満を述べているのだそうですが、ちょっと待ってください、と言いたい気持ちでいっぱいです。そもそも、「ワクチン接種記録システム(VRS)」への入力が遅れているのは、国ではなく、自治体側の責任だからです。しかも、河野大臣は「アルバイト代を国が負担する」とも言明しています。

下手すると1日50万回以上も!?VRS入力漏れ

今朝の『河野行革相、ワクチン「優先配分」で自治体に喝入れる』では、各自治体の「ワクチン接種記録システム(VRS)」への入力漏れ・遅れの事例が非常に多く、下手をすると当日中に入力されていないデータが1日当たり50万回を超えているかもしれない、と申し上げました。

そのように考えられる理由は、ここ1ヵ月弱、VRSが提供するデータ(※)を過去にさかのぼって検証するという作業を繰り返した結果、実際に「あとから振り返ってみたら、1日100万回を超えていた」というデータが大変に多いからです。

※元データのダウンロード方法
  • 「https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson」をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと、その時点の最新データが取得可能
  • 上記文字列のうちの「latest」以降の部分を「{dt}/prefecture.ndjson」(※)に変えると過去データの入手が可能(※なお、{dt}は「yyyy-mm-dd」形式で日付を入力。たとえば「2021年6月21日時点のデータ」なら、{dt}の部分を「2021-06-21」に変換)

実際には「1日100万回」超えが8日間も(まだまだ増える)

これについて、先ほど、VRSの最新データをダウンロードしてみたのですが、本日提供されたデータを確認すると、「1日接種が100万回を超えていた日」が、図表1のとおり、6月だけで8日間に達していたことがわかりました(しかも、この数値は医療従事者等に対する接種分を除いたものです)。

図表1 VRS上「1日100万回接種」を達成していた日(医療従事者等に対するものを除く)
接種日接種翌日のデータ本日のデータ
6/16(水)566,0141,013,705
6/17(木)562,2031,007,755
6/22(火)640,5931,038,413
6/23(水)636,9391,058,953
6/24(木)622,3561,033,636
6/25(金)667,5081,028,336
6/26(土)569,9061,011,896
6/27(日)527,7861,012,358

(【出所】7月2日時点で取得したVRSオープンデータより著者作成)

これは、なかなか「酷い」と思います。

VRS上、データが集計されて提供されるのは接種日の翌日以降ですが、たとえば、6月27日(日)に関しては、6月28日(月)時点で提供されたデータに基づけば、接種回数は527,786回でした。

これに対し、本日時点で提供されたデータによれば、6月27日(日)の接種回数は1,012,358回。

じつに、4日間で484,572回もバックデートで入力された格好です。

「昨日の接種回数が54万回に激減」、本当に?

また、本日時点で提供されているデータは、昨日、つまり7月1日(木)までの接種実績ですが、これをそのままグラフ化すると、接種回数が542,055回に激減してしまいます(図表2)。

図表2 ワクチン接種実績(医療従事者等に対するものを除く)

(【出所】7月1日時点で取得したVRS『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』のオープンデータより著者作成)

しかし、本当に昨日の接種実績が542,055回だったとは考えられません。

というのも、「公表日・前日比増分」ベースでみれば、総接種回数は1日当たり100万回を優に超えていることが確認できるからです。今週火曜日には、じつに1,574,296回を記録しています(図表3)。

図表3 総接種回数の増分(公表日ベース)

(【出所】VRS『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』で提供される6月7日(月)~7月2日(金)分のオープンデータより著者作成)

したがって、図表1のように、「あとから遡ってみれば、じつはその日の接種実績が100万回だった」という事例は、今後もまだまだ出て来ることでしょう。

また、やや中途半端ですが、VRSについては本日時点の、医療従事者等については昨日までのデータを使い、「接種率」についても更新しておきましょう(図表4)。

図表4 接種率

(『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータより著者作成。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の人口で割った数値。高齢者接種率は累計接種回数を3548万6339人で、全体接種率は累計接種回数を1億2712万8905人で割って求めたもの)

VRSのデータ上、高齢者に対する「2回目接種」は、昨日時点で3割でした。実態はすでに「全人口の4割近く」に達している可能性もあると見て良いでしょう。

「一部の」を飛ばしてタイトルを付した時事通信

さて、こうした状況を踏まえるに、現在、各自治体における接種実績が政府に報告されていないという事例が、1日当たり最大で50万回以上、全体で数百万回分は存在しているとする仮説は、必ずしも当てずっぽうではありません。

それどころか、むしろ、今朝も紹介した河野行革担当相の「VRSの入力が遅れると、その自治体に在庫が積み上がっているように見えてしまい、政府としてはそれがリアルな在庫なのか、入力遅れのための在庫なのかがわからない」(6月23日の会見)という問題が常態化してしまいます。

要するに、ワクチンが足りていないわけではなく、むしろ各自治体が接種実績を正確に申告していない(結果的に大幅な過少申告状態となっている)に過ぎない、というのは、こうしたデータからもハッキリ裏付けられた推論なのです。

ところが、これをメディアが報道すると、こんな記事が出来上がってしまいます。

自治体、接種予約停止の動き ワクチン不足深刻化―新型コロナ

―――2021年07月02日07時13分付 時事通信より

時事通信に今朝掲載された記事によれば、「『一部の』自治体で」、7月以降の新規予約受付を停止・制限する動きが相次いでいる、としています。

記事本文で「一部の」と書いておきながら、タイトルで「一部の」を外す意図は、いったい何なのでしょうか。

すでに答えは出ているのですが…

この記事の不可解な点は、それだけではありません。

「国からの供給が不足している」、「必要なワクチンの5割程度しか供給されないケースもある」、などとしていますが、この点についてはすでに河野大臣が6月30日の記者会見で、こう発言した内容に沿った話でもあります。

  • 今後それぞれの自治体におかれては、手持ちの在庫と今後の供給を見ながら、接種スピードを最適化していただくということをお願いすることになる。貴重なワクチンを無駄にすることのないように、今一度、数の方もしっかりと再確認していただいた上で、必要な量のオーダーを入れていただきたい
  • 各自治体などに配分した残りの900箱弱については、VRSの接種回数で見た接種率上位の自治体から順番に、直近1週間の接種回数と希望量のいずれか小さい方の数量をお届けする。これで上位200番程度までの自治体に対して、追加的にワクチンが配送されることになろうかと思う

要するに、「ワクチンが不足していると嘆いている自治体」は、VRS上、進捗が非常に悪い自治体だ、という可能性があるのです。河野大臣の発言は、一部の自治体に「VRSにちゃんと数字を入力せず、必要な量以上をオーダーしている事例」があるという疑いを政府側が抱いている、という証拠でしょう。

いずれにせよ、ワクチン不足が生じているというのは、裏を返せば、それだけ接種が迅速に進んでいるという意味です。

時事通信の記事では、地方自治体の首長による、「国が確実な供給量の見通しを示してほしい」などとする見解を紹介しているのですが、その前に、各自治体が確実に、接種した当日にVRSに入力していないという問題を無視するのは、記事として極めてアンフェアです。

入力遅延はあくまでも自治体の責任

なお、河野氏は6月23日の会見で、こんな趣旨の発言をしています。

VRSの入力にかかる人件費について、もしアルバイト等にお願いをするということであるならば、人件費については国が全額お支払いをする。自治体においては遠慮なく人の手当をしていただいて、なるべくリアルタイムに近い形でVRSへの入力をお願いしたい

ここまでコミットしているにも関わらず、なぜここまでの入力遅延が発生しているのでしょうか。

なにより、少なくともワクチンは高齢者等(3548万6339人)への接種が7月末までに2回分終わるよう、7000万回分以上が7月末までに各自治体に配送されるはずですが、VRSのデータ上、接種が終わっているのは、7月1日時点で3536万6445回に過ぎません。

VRSへのデータ入力が遅れているという事情を踏まえると、各自治体にかなりの在庫が積み上がっていると政府が疑うのは当然のことであり、その意味において、時事通信の記事は見当違いも甚だしいと言わざるを得ないでしょう。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. ジロウ より:

    本当、悪質な記事ですよね。ヘッドラインしか読まない人は不安になり、予約が殺到する。そして、政権批判。最近では、ヘッドライン読んだだけで、だいたいどこの新聞社かわかるようになりました。こういったミスリードしかねないマスコミって処罰していいと思うんですけど。

  2. とある福岡市民 より:

     接種会場の来場者はここ数日似たような感じで、別に減ってはいないです。ワクチンが足りなくて来場者が少ない、なんて事は決してありません。毎日千人が来てる会場も実際ありますし、スタッフさんが忙しくててんてこまいです。

     まあ、自治体職員の人手がギリギリで、入力まで手が回らないという事情も察してあげた方がいいと思いますけどね。

    1. 通りすがりの名無し より:

      記事を最後まで読みましたか?
      河野大臣は、人手が足りないなら国が補助するから人を雇え、と言っています。6/23の会見で言っているということから、最速で動いていればすでに人手は増やせているはずです。この時点でなんの行動もしていない自治体はただの怠慢ですよ。

      1. とある福岡市民 より:

        そうは言っても人は簡単に増やせません。つても必要ですし、予算も必要。国がお金を出すと言っても即金で振り込まれるわけじゃないし。
        誰にでもできる簡単な仕事というわけじゃないならなおのこと。怠慢な自治体がある事は否定しませんが、門外漢が事情も知らんと安易に他者を責めるのはよろしくありません。
        そこは慮ってあげましょうよ。もちろん、改善はして欲しいです。

        1. 通りすがりの名無し より:

          あの、自治体に即金は必要ないと思うのですが…。1ヶ月間5人ぐらいアルバイトを雇ったとしても100万円程度でしょう。その程度でキャッシュフローが行き詰まるような自治体はいくらなんでも考えづらいです。さっさと、補正予算を議決して募集を掛けるということだけだと思うのですが。また、データ入力業務は資格等が必要無いため、PCを扱えれば割と誰にでも出来る業務の範疇(もちろんはじめは時間がかかると思いますが)かと思います。いかがでしょう。

          1. とある福岡市民 より:

             どなたか、地方自治体で実際にこの業務をされてる方はいらっしゃいませんか?
             現場を知らない人が知ったかぶりで議論しても不毛なので、経験を基にただしてもらえますと幸いです。

          2. 福岡在住者 より:

            >6/23の会見で言っているということから、最速で動いていればすでに人手は増やせているはずです。この時点でなんの行動もしていない自治体はただの怠慢ですよ。

            自治体は零細・中小企業ではないのです。 県民60万台のところならいざ知らず、「よそ者・若者・バカ物」大歓迎の都市では制御が難しいです。 

            ようやく、不法滞在者(ビザ後の滞在)に対し「逮捕しないから、濃厚接触者情報よろしくね」がようやく始まりました。

            一日100万回の目標が、物凄く進んで(200万くらい?)のワクチン接種があり 予想以上の需給に供給が追い付かないのが、現実でしょうか。これは国として正解と思うのですが。 

            ワクチン接種が予想以上にすすんでいる。

          3. 匿名 より:

            憶測で話しを進めるなら、主観を述べます。
            情報を扱う以上、機密情報の契約を守れる人と判断できない限り採用できないと思います。

            100万円/月 / 5人 = 20万円/月(一人当たり)
            20万円 / ( 20日/月 x 8時間/日) = 1250円/時間
            誰でもできる簡単な入力作業で、時給1250円で20万/月も貰える=税金の無駄遣い。

            税金の無駄遣いと思われる(クレームによる業務停止)、応募者の倍率、
            情報流出(個人情報、システム上の不都合をメディアが防衛省の不正予約報道事件)…。

            信用とクレーム対応リスクに対応できる余力があるかも、募集を掛ける前提になってくると思います。
            取引のある企業に委託すれば解決できても、癒着・お友達って非難される。

            背景を推測すると、段階的に進むしかなくて、予算だけの問題では無いと思います。

          4. 通りすがりの名無し より:

            匿名様
            論点がずれています。100万円という数字は、即金が~というコメントがありましたので、この程度お金を動かしても自治体の財政上は問題無いというコメントで、金額自体はあくまで例としてあげたものです。
            そもそも、地方公務員は非正規職員が1/3(情報が古いかも知れません)程おり、そういったところの雇い入れのノウハウはあるはずです。個人情報である住民票のなどの対応をされている窓口の方なども多くは非正規の方です。
            こういった現状を考慮に入れれば、私は十分に対応が可能であると考えておりました。

    2. 通りすがりの地方公務員 より:

       私は地方公務員ですが、ワクチン担当業務には全くかかわっていません。内情についてもほとんど知りませんが、あくまで一般論でコメントしたいと思います。(なお、本当にかかわっている公務員が、業務の実情についてコメントを残すことは通常しないと思います。)

       福岡市のような政令市であれば、おそらくデータ入力業務も外注していると思います。ワクチン業務自体は前々から準備していたと思うので、事前にデータ入力代行業者と契約はしているはずです。問題はGW中の首相のワクチン接種前倒しの指示によって、体制の増強を迫られたときにどう対応したかですが、おそらくすでに契約している業者と協議して、体制を強化するように取り急ぎ指示書を発行してるんじゃないですかね。そして、後日実績が明らかになってきた段階で、実績ベースで補正予算組んだのちに、業者と変更契約結んで費用を精算する形をとるのではないかと思います。(通常の契約プロセスと逆ですが、こうでもしないと間に合わないと思います。)
       まあ、この業務一つこなすだけなら、確かにそんなに業務量は大きくないです。しかし、市町村が受け持つすべての工程で体制を増強しなければならないのですから、それを一つずつ同時並行でクリアしていこうと思うと気が遠くなるような作業ですね。ぶっちゃけ、データ入力は最後のバックオフィス作業なので、後回しにされてもおかしくないです。
      (余談ですが、直営で非常勤公務員を追加で雇おうとすると、どんなに急いでもプロセス的に2~3か月はかかるんじゃないですかね。いくらお金に問題ないとはいえ、民間企業ではないので、すぐに雇いれようとはできないです。)

       まあ、自治体によって課題はまちまちだと思いますが、データ入力に遅れが生じているのは、データ入力の人手が足りないからという主張には疑問を持ちます。私もほぼ毎日VRSの記録を見ていますが、接種日の2週間後には当日の計上がほぼ終わっているように見えます。データ入力体制が構築できていないのであれば、計上日がどんどん後ろ倒しになっていくはずなので、なにか遅れを生じさせる別の要因があるんじゃないかと思ってます。例えば、かかりつけ医のような小規模診療所では、データ入力までできないから入力代行しようにも、接種記録を回収するところで時間がかかってるというような発言を大阪市長がしていたのを記憶しています。

       さらにいえば、一部自治体で予約停止になったのも、そもそも国が在庫管理をできずに適正な配分ができないことが本当に原因なんですかね。どちらかというと、予約管理に問題があって、止まってしまった自治体は3~4週間後にほぼ同量の供給があることを見越して、本来2回目接種に回すべきワクチンを1回目の枠に解放してたんじゃないかと思ってます。しかし、その辺丁寧に取材できる力はもうマスコミにないんだろうなあ。

  3. ot22 より:

    遊びでやってみたんですが, 当初日の1.9倍程度が, 最終結果になるみたいです.
    すると, VRSのデータだけで, 120~130万回/日 みたいです

  4. ポプラン より:

    (川平さん風に言いますが・・・)
    いいんです。
    丁度良い欠乏感を出しながら進めないとすぐに流れが止まります。
    全国民分あるというのを前面に押し出すと、それを良いことに
    接種を切望せず座り込み流れを横から見ている人間が増えます。
    不法入国して不法に接種をする外国人も出現するでしょう。
    (職域接種は水増しや成りすましを防ぐ手立てが少ないです)
    日本ですから適当に煽りながら、進めていって国民全体で安全安心
    を獲得するのです。

    1. 農家の三男坊 より:

      加えて、表向きはVRS入力遅れ問題ですが、一連の供給精査は某国へのワクチン横流しを警戒し始めたのではないかと思います。

      1. ポプラン より:

        農家の三男坊 様
        一番疑われるのは「柔銀行」と「文目大山」ですかね。

        1. タナカ珈琲 より:

          ポプラン様。

          ワタシには柔、文目って想像が付きません。
          で、イッショウケンメイ考えました。

          マサカ、マサカですが、
          みずほ〇〇、アイリス〇〇ですか?
          違いますよね。ワタシは間違いに1票です。

          正解が知りたいです。

          1. ポプラン より:

            タナカ珈琲 様
            アイリス
            科・属 アヤメ科・アヤメ属
            和名 文目
            英名 Iris
            学名 Iris
            原産地 東アジア、ヨーロッパ
            開花期 4月~7月頃(種類による)
            です。
            隠れKはいくらでもあるでしょう。
            転売価格が天井知らずになれば、設営費などタダのようなもの
            でしょうから。

          2. 美術好きのおばさん より:

            タナカ珈琲さま
            ポプランさま

            それから、「かしこい出来事」とか言うところも、”渋谷界隈の人々”向けにワクチン接種を主催するようです。某ブログの「もえるあじあ」さんが取り上げています。これでは、日本国民用にと充分準備しても、直ぐに底がついちゃうよ。

    2. 頓珍韓 より:

      ポプラン様

      確かに。

      今朝の8時50分、通りかかった病院の前は長蛇の列でした。
      間隔を取らず30m以上は並んでいましたよ。
      ワクチン接種だと思うのですけど、「これは100万/日は超える」と思いました。

      時事通信だったら、100mって書いて「ワクチンが足りない」と言うのだろうなぁ、と。

  5. より:

    きっと、「本国」の惨状に心痛めた誰かが、「日本”でも”ワクチンの不足が顕在化している」と書き立て、「本国」の人々の心を少しでもなごませようとしているのではないでしょうか。

    なにしろ、日本人にはおよそ理解不能ですが、「本国」ではワクチン接種の〇日戦が繰り広げられているらしく、その試合経過に人々が一喜一憂しているそうなので。

    1. 赤ずきん より:

      コメントの全体に目を通しましたが 龍さんの コメントが一番自分の思っていたことに近いです。あと ワクチンを横流ししようという不届き者が相当数いるのは間違いありません。職域分は精査の上というのはいくつか悪質なものがバレたと思っています。

  6. どみそ より:

    5月に首相が 「1日100万回接種を目指す」と 宣言した時、マスコミは 「オリンピックありきのアリバイ作りだ」、「絵空事」と、騒いでくれました。
    地方自治体においては 高齢者接種完了が9月末になる と 言っていました。
    そういう自治体が 第10クール(7月下旬配送)で ワクチン希望の総数が29234箱なのです。2週間で3200万回分使うことができると 自治体はいっているのです。
    これ 「1日200万回以上うてるから もっとワクチンよこせ」
    と いっているわけです。
    こんなわがまま言いまくるの見ると 腹が立ってきます。
    表面だけのマスコミ、反対だけすれば歳費がもらえる野党が 騒ぎまくるでしょう。

    ワクチンは 日本だけでなく世界が求めているものです。
    数か月以上前に 使えきれない量のワクチン供給スケジュールをメーカーとした場合、 ワクチンの囲い込みだと 世界から非難を浴びたでしょう。

    政府でも数か月も前に、 どれだけの接種能力があるのか想定することはむずかしいです。
    現在の状況は 地方自治体の不満のはけ口にされているようにおもえます。

  7. がみ より:

    明石市の市長も空騒ぎしてましたけど酷いもんですね…

    今回のコロナ禍で本当に自治体首長やそもそも地方公務員の有り様があからさまに問題顕在化している赴きもあります。

    明石市市長曰く
    「らちがあかないから直談判に行ったが冷遇された!」

    直談判で優遇されるほうが異常な中央行政だと思うのですが、明石市市役所内部では高圧的に出れば公務員が便宜図るのが日常なんだろうなと思わせます。

    明石市、入力拒否に近いサボタージュしてたんですが?
    兵庫県も台湾にワクチン送るなら、こっちに寄越せとか無茶で恥ずかしい事を尊大に言いはなってましたし。

    霞ヶ関が究極のブラックと言う話は出ますが、地方公務員や外郭団体が無能な金食いだという事はなかなか顕在化しませんね。

    1. まんなっか より:

      もっというと、地域ぐるみで不正をやっている自治体があっても驚きはしませんね…。
      聞きかじった話で詳細は出せないのですが、とある公共事業で自治体も業者も住民もグルになったとしたとしか思えない不正がまかり通ってる地域もあるんですわ…。話聞いて面食らった記憶があります。

      1. 通りすがりの釣り人 より:

        三重県津市

        https://jigensha.info/2021/06/18/tanabe-3/

  8. どみそ より:

    職域接種、大学での接種が突然企画され実行にうつされています。
    日本人は 何に対しても疑うことはすくなく 性善説で 生きていると思います。
    そういう思考ではじまった 職域接種ですが 利権がおきてしまいそうで 心が濁ってしまってきています。
    ちゃんとやってるところが 大部分でしょうけど 接種対象の範囲があいまい、接種券なしでの接種が可能。
    ワクチンは国から供給でしたからね。
    そして誰にうつかは 企業の判断。
    社員と家族・・遠い親戚まで家族?
    派遣、契約社員、アルバイト。
    下請け、出入り業者、そして周辺住民。
    接種券なしでOKですから 住所不定者、短期旅行者にもできちゃいます。
    だから何十万回分も要求してくる企業が出てくるのです。

    政府は職域接種企業名、提供ワクチン数を公表すべきです。
    職域接種が利権を生ませず 正しく行われていることを、注視しなければいけません。

    1. 赤ずきん より:

      自国製のワクチンが効果なさそうな国の人は どんな手を使っても入手しようとするだろうという予測ぐらい政府にはしてもらいたいものだ。

  9. とあるおっさん より:

    地方都市に住む50代前半のおっさんです。
    先週、自治体から7月第一週目に接種券の送付、第二週目から接種予約受け付けという連絡がありました。しかし今週に入って、先週の連絡について(接種券送付、接種予約ともに)すべて一ヶ月延期するという新しい連絡がありました。理由は、「国からのワクチンの供給量が激減しているから」とのことです。私の住む地域の自治体がVRSへの入力を怠っていて、その結果供給を減らされたのでしょうか?
     先週までの自治体公表のワクチン接種状況では、65歳以上のワクチン接種はほぼ完了したような状況でした。私の周囲の65歳以上の人はすべて接種完了しています。
     自治体の実際の接種人数とVRS入力数の細かな数字が公表されてないため、はっきりとしたことはわかりませんが、あまりの激減ぶりに(河野大臣の言うことが正しいとすれば)うちの自治体が思いっきりサボっていたということになりますね。(入力が遅かったというよりも全く入力していなかったレベル?)
     自治体ではなく、県レベルでの統計データによれば、私の住んでいる県のワクチン接種状況は1回目、2回目の接種率は共に全国平均よりは上にあります。
     今回、あまりにも突然の激変なので、国が本当にワクチンを持っている(供給に問題なく入手している)のか?という疑念もちょっとわきます。自治体毎に1日当りどれぐらいの供給をしているのかなどについて、具体的な数字・データを調べられるところはないでしょうか?
     このワクチン接種の1ヶ月という遅れに対する憤りは、自治体にぶつけるしかないのでしょう。とはいえ、1ヶ月分まるまる供給されない(減らされる)というのはいくら何でもおかしいと思いますが、どうでしょうか?
     入力データによって供給量を決めるというのであれば、供給を確保するために、実際にはワクチン接種をおこなっていなくても供給されたワクチンをほぼ100%使用したように入力だけを行うことも可能でしょう。(VRS入力データと実数の整合性はどうやって取っているのでしょう?)
     ワクチン接種状況を把握するために、しっかりとデータを取ることは重要だと思います。ただ、重要なのは、接種を希望する人にできるだけ早くワクチンを供給し、接種することではないでしょうか?
     私も税金を納めている国民のひとりです。データの入力不足だかなんだか知りませんが、”後回し”にされると、不当な扱いを受けているという気持ちになります。平等という観点からすれば、各自治体の人数に比例して配布供給するというのが、セオリーだと思うのですが・・・

    1. 地方のじじい より:

      どれだけ使ったかのフィードバックも無しに言われただけ寄こせと?
      貴重なワクチンはちゃんと使った量を確認できるところから先にというのが本当の平等ですよ。

      1. とあるおっさん より:

        VRSの入力データでちゃんと使った量を確認できるのならそれでいいですが、実際に接種したかどうかとの整合性はどうやって取っているのですか?
        私は知らないのですが、その仕組みを教えて下さい。
        接種券の番号や何かと紐付けされているのですか?あるいは、番号と紐付けされていたとしても、本当に接種に使われたかどうかはどうやって確認しているのでしょうか?
        >貴重なワクチンはちゃんと使った量を確認できるところから先にというのが本当の平等ですよ。
        この部分は同意しますが、”ちゃんと使った量を確認”はVRSに入力することでできているのでしょうか?

        1. 名無しの7 より:

          VRSでは、接種券をスキャンして一致する住民基本台帳・予約台帳の情報を検索し当日使用するワクチンのメーカー名、ロット番号など追記します。入力は接種券を都度読み取る場合もあれば、回収した接種券をまとめて読み込む場合もあります。ただ入力するのは人ですからね。
          あと、下記厚労省の情報ですが供給量は確かに減るかもしれません。
          https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_supply.html
          ある自治体では市町村への分配状況(分配数/希望数)を公表していました(さすがに希望数は消えたようです)が、7月において、ほぼ希望通りに貰える市町村もあれば、1/3しか貰えない市町村もあって、色々あるようです。自治体曰く「国からの分配枠・使用実績率・希望数等を調整して配分数を決定」とのことですが。

        2. 匿名 より:

          横槍すみませんが
          VRS ワクチン
          などで検索すれば仕組みの一次ソースが出てきますよ

          接種には身分証明が必要なので個人レベルで受けたかどうか国に情報がいくんじゃないですかね?(憶測)

        3. 引きこもり鎌倉の住人 より:

          自分が自治体のワクチン接種を受けた経験から言うと、接種券にマイナンバーは付されていませんでしたが、自治体が発行しているので、当然マイナンバーに紐付けて管理しているものと思われます。
          また、接種会場の接種者の管理は、何となく選挙の投票の管理事務のような感じでした。
          ただ、選挙管理事務はバーコード読み取り装置等で省人化が図られていますが、これは無かった様です。
          マイナンバーは内閣府が所管官庁ですが、総務省が共管しており、これを活用したい省は厚労省ではなく総務省なので最終的にマイナンバーに紐付けをさせていると思います。
          また、VRSは接種の完了報告でしょうから、単に接種した件数を入力しているのでは無く、接種した個人を特定して、最終的には人が入力するので手間取る事になるのではないでしょうか。この為、データの反映も遅れる事になるんだと思います。
          何重にもチェックがかかると思いますので、不正はできないと思います。

  10. 市井の内科医 より:

    当初、自治体単位で接種を行うといってた端から自衛隊や職域接種で、広域接種を始めれば、混乱するのは当然ですし、さっき、実際に配布されたタブレットでのバーコード読み取り作業を見てましたが、まあ、読み取りに時間がかかるのかからねえの、効率化とは対極の作業を強いられます。接種券方式をはじめとした政府の制度設計の失態としか思えません。むしろ、それを現場のやりくりで何とか回しているのが実情でしょう。
    まず自分たちの誤りを認め、その上で、今更の度変更はさらなる困難を招くから、金は出すから、今は協力して欲しい、と頭を下げるべきで、高圧的に命令するなんて論外です。
    挙句の果ては、ワクチンパスポートを紙ベースで申し込み、発行???
    官僚がバカなのか、政治家がバカなのか、どっちなんでしょう?

    1. チャーリー(仮) より:

      医療ひっ迫の非常事態、医療関係者の皆様の献身的な働きに心から感謝致します。
      政治の決断、その決断を受けて果敢に実行された皆様に、心から敬意を表します。
      今回のコロナ禍で露わになった社会の病巣、マスコミetc.医師会もその一つでした。
      領分を侵される?事にプライドが許さないのでしょうか。

  11. 七味 より:

    聞きかじりなので誤りもあると思うし、あと知恵に過ぎないんだけど、政府も東京でコントロールするって意識が強かったのかな?って思うところもあるのです♪

    都道府県からの問い合わせなんかを含めて、全部霞が関で対応してたとも聞くのです♪
    厚労省にも地方局なんかがあるので、関東局には関東分のワクチンを配分して、各県への配分とかは地方局でやるってのもあったのかな?って思うのです♪

    中央で一括管理して、都道府県と直結するのは迅速に動けるし、効率も最大化できるってメリットがあるけど、いったん躓くと全国に影響が及ぶってデメリットもあるのです♪

    大変な状況の中、国も自治体も頑張ってるんだと思うし、外部の無責任な言葉でしかないんだけど、そんなふうに思ったのです♪

    1. 裏縦貫線 より:

      平時なら地方のことは地方に任せるのはアリでしょう。しかし何をやっても槍玉にあげられ、対応策を誤ると日本人へのワクチンを奪われかねない状況から、敢えて出先機関に裁量を持たせず「恫喝先」を霞ヶ関に集中させたのでは、と思います。

  12. 毎日拝読しています平民 より:

    毎日、楽しく拝読させていただいています、ありがとうございます。
    コロナワクチンの各自治体へ配送数量は、6月21日から6月28日まで総数量は7862万回分(6回接種で)、7月19日から7月31日までの計画を入れると総数量1億389万回になります、この数量には、医療関係者分とモデルナワクチンは入っていません。厚生労働省のホームページより集計しています。

  13. 人工知能の中の人 より:

    医療機関による個別接種の報告遅れが原因なのだから、自治体は国じゃなく医療機関にお願いしてほしい。しかし国から雇用費出すからと言われても医療機関も個人情報取り扱いを新規アルバイトに全振りするのも恐ろしい。院内の看護師らが日常業務後に何百何千件とデータ入力するはめになったらそりゃ遅れるだろうなぁ・・・

    1. 名無しのPCパーツ より:

      医師会の会長とかに積極的に動いて欲しいところだけど、
      こういう金にならないことはやらないのかなぁ。

  14. G より:

    VRSへの入力が遅いからとワクチン配布を絞るのはおかしな話です。VRSに入力できなくても、とりあえず打った実績の数字だけでもすぐに報告せよでいいじゃないですか。

    私は本当にワクチンが足りなくて、VRS入力遅延を言い訳に配布を絞っていると見ています。河野大臣は有能な人なので、逆にそういった小細工もやりかねないと思っています。

    1. 匿名 より:

      >VRSへの入力が遅いからとワクチン配布を絞るのはおかしな話です。VRSに入力できなくても、とりあえず打った実績の数字だけでもすぐに報告せよでいいじゃないですか。

      因果関係がおかしいですね、VRSへの入力が遅いからワクチン配布がを絞るのではありません、VRSへの入力が遅れるから見かけ上の在庫があることになり、配布されないのです。

      とりあえずの実績を報告するにも集団接種会場はともかく医療機関での接種実績を集計するとなると人手がVRS入力とは別に必要となりますね。
      VRSへの入力が遅い自治体にVRSと並行して別途接種実績を集計する能力があると思いますか?

    2. 名無しの7 より:

      接種実績数を入力するV-SYSという発注システムはあります。
      ただ市町村の予算のごとく、水増しは可能なんじゃないか、と思っています。
      ワクチンをダメにした発表や、有力者のワクチン接種要求に抵抗していた、などが表沙汰になるのも個人情報と紐づけされて接種実績にウソのつきにくいVRSの存在のおかげかもしれません。

  15. 名無しのPCパーツ より:

    「ワクチン余りで廃棄」という事態だけ避ければどうでもいいっす。
    偏ってもどんどん打てる人に打って行ければOK。

  16. 星のおーじ より:

    VRS入力のリアルタイム化に関連して人員確保(バイト)に関わる議論が有りましたが、念のための事実確認として、6月4日の河野大臣記者会見の議事録では質疑応答の第5項で「アルバイト人件費は国が持つと申し上げている」とコミットしています。
    https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210604kaiken.html
    従って、6月23日の大臣側からすれば「既に3週間近く経過しているがまだ遅延が大きい」という感覚だと思います。
    6月4日時点の大臣の発言をシリアスに受け止めたところは既に人員確保できているのではないでしょうか。特にコロナ影響で雇止めになっている人も結構いる情勢なので、人手は集まりやすいでしょう。

  17. KY より:

     イベルメクチンの早期の投与を望む声が保守サイトで強いみたいですが、実際言われるほどの効能は期待できるのでしょうか?

    1. 名無しのPCパーツ より:

      効果はやや不明な点があるかなぁ。
      ただ、安いし、副作用も無いのが実証されてるので
      とりあえずやっとけ的な感じじゃなかろうか。

  18. だいごろう より:

    公平を期すため、メディアを通さない自治体側の主張も紹介しておきます。

    https://t.co/Kd1JmCyGFm https://t.co/nNwUG7gaXX

    情報が精査できていないため国と自治体のどちらに責任があるかの評価は差し控えます。

    ただ、現場と中枢の関係に関する一般論を述べるならば、現場が混乱しているときにそれを正すのは中枢側の責任です。

    河野大臣のしがらみに囚われない突破力は高く評価しますが、それを実務に落とし込むことのできる、それこそ菅総理のような参謀役が欠けている印象を受けます。

    1. 通りすがり より:

      とうとうワクチン接種も企業宣伝の一つに・・・

      スマートニュースと渋谷区で”炊き出し”なる宣伝を行いながら、ワクチン接種を職域接種で始めるとか、もう大混乱もいいところ。
      (スマートニュースは250名の社員に対して5000人分確保ですって、なんじゃそりゃの世界)

  19. 匿名29号 より:

    数字を精査していないのでよく分からないのですが、ワクチンの総量は国民が2回接種できる分が既に確保されていると思っていたのですが、「ワクチン不足深刻化」が何故起きるのかが分りません。「ワクチンが不足している」ということと、「全国民総数分のワクチンは確保できている」とは全く矛盾しており、何が原因かも調べず不安を煽るだけの悪意がある記事です。
    どうしてこうなるかを もう少し整理する必要があります。

    各自治体で頑張っておられる方々に悪意はないと思いますが、例えば予算を申請するときは必要金額より多めに要求するものであり、ワクチンも供給量と接種を在庫ゼロの状態のぎりぎりで運用することは大きな不安があるので、ある程度実際の必要量より多めの余裕しろが含まれているのかもしれません。
    ある複合プロジェクトの見積を複数の多部門で行う場合、各部門が少しづつ余裕しろを付けて、それを合計すると実際より2倍くらい高い見積となってしまうことは珍しくありません。
    もしかして、各自治体、職域接種他から上がってきた希望供給量を合計すると上記の余裕しろも積み上がってしまい国民総数を大きく上回ってしまっているのかもしれません。
    そうなると、国も「おかしいな。きちんと実績を示せ」と言わざるを得ません。

    或いは急激な需要の高まりに短期的にワクチン生産が追い付かなくなったのか、何が原因なんでしょうね。

    1. りょうちん より:

      「全体は、それの部分の算術的総和ではない」とかいうやつですね。
      流行ったなあ。昔。

    2. 匿名 より:

      河野大臣によると各自治体の平均在庫は40日ほどあるそうです。
      それが事実ならワクチンは供給不足に陥っているとは思えません。
      もちろんVRSベースですので各自治体での差はあるでしょうし、平均在庫は実際にはもう少し少ないのかもしれません。

    3. はぐれ鳥 より:

      こういう騒ぎを工場の生産管理のプロが見たら笑いだすでしょう。今回のワクチン供給については、素人が急に大工場における部品供給管理をやらされているようなもので、この程度の混乱で済んでいるのならカワイイものだと思いますよ。

      私も専門家ではありませんが、一般感覚として、本ワクチン接種のように全国的・一斉・多量に実施すれば、必ず何処かでワクチン流通が梗塞し、供給不足が発生するのは必然だと思います。そして接種が一段落したころに、あちこちで多量の余剰在庫が見つかるはずです。これは、突発的一過性のイベントですから仕方ない面があります。

      それでも、製造業における部品在庫管理(JIT生産方式とか)に詳しい方とかにアドバイスしてもらえば少しはましになるでしょう(そもそもVRS入力に応じワクチンを供給というのはトヨタのカンバン方式ですよね)が、今回は既にその時間も無いようなので躓きながら走り通すしかないでしょう。ということで、後は河野大臣の「健脚」に期待するしかない訳です。(笑)

  20. 人工知能の中の人 より:

    新型コロナワクチンの供給の見通し
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_supply.html
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000776408.pdf

    うーんPDFには「6月末までに、高齢者約3600万人2回分の配布を完了」と書かれています。6月3日時点では7200万回分の供給能力があると考えてよさそうなのですが、この7200万回に近しい数を送ったのに6月末3000万回しか報告があがってこない、未集計あっても少なすぎるということなのか?

    河野大臣が自治体の在庫をと言明しているのでVRS報告が無いせいで出荷できていないとか、ワクチン輸入自体が滞っているという感じではなさそうですけど、さて・・・。

    1. 人工知能の中の人 より:

      訂正
      3000万とは6月末1回目接種で1,2回合計は同4620万でした。

    2. TY より:

      徳島県に「新型コロナワクチンの供給量と接種状況」というページがあるのですが
      https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/5046386/

      ページに日付が打っていないのでいつ現在の数値かわからないのですが、7月4日にページを見たところ、6月21日からの2週分のワクチン供給が記載されているにもかかわらず、現在接種中なのは、5月10日からの2週で供給されたワクチンとなっています。

      こんな状況の自治体が多いのなら、在庫がはけるまで次の供給をストップと言いたくなる気持ちが理解できそうです。

      1. 人工知能の中の人 より:

        TY様
        なるほど実際にワクチンを消費しきれず接種が遅れている自治体があるとのこと。
        明石市長の足りないのにVRS入力が遅いと供給絞られるなんて知らなかったという子供の言い訳じみたひどいニュースに引っ張られて、供給齟齬はVRS報告遅れとばかり思い込んでおりました。なんたるウカツ!

  21. 三門建介 より:

    接種の予定を立てているのは、個人病院やクリニックです。

    事務処理が追い付かない場合、各病院に応援を出すわけでないですか?

    各病院は通常保険診療ですので月末に〆てよく月の10日までに報告が完了すれば報酬は得られます。そちらが本来の業務ですよね。

    自分の住む市は、基本は個人病院やクリニックでの接種です。

    先日書かせていただいた通り、自分の母は、7/12、8/2で接種です。
    ファイザーの為、予定の変更はありません。

    ただ、昨日聞いた噂ですと、病院によって、7月以降のファイザーのワクチンの入荷が確定していないようで2回目が予定組めないと言われるそうです。

    接種の予定を管理している部分が予定の中で供給スケジュールを申請していても供給側が勝手に予定を変えてしまえば、歩留まりが発生します。

    国家公務員の悪いところですね。現場を知らないで卓上の空論でひっかきまわしてしまうわけです。早めに国家公務員は、一般企業を5年以上経験して一期4年で2期までで一旦やめて、また一般企業に戻ってを繰り返すようにすれば見積もり等で談合されることはほぼなくなるのでは?と思いますけどね。

    工程管理をしていない組織が供給管理はできないですからね。実際のところ、ファイザーのワクチン供給についても病院内で確証がないとのとらえ方が出ていて本末転倒に遅れが懸念されています。

    ワクチンが本当の力を発揮するのは2回目接種から1週間ほど後とのことですね。で、オリンピックにはもう間に合いません。ここで予定を変えないでいただきたいですね。

    1. 三門建介 より:

      今保健所からワクチン供給に対しての話が来ました。

      来週からの供給が無理だそうです。ファイザーですが供給予定がたたないそうです。
      このため当施設の高齢者の80名ほどが1回接種のみでとん挫しました。職員もほぼ同数が2回目がとん挫です。

      自分の母親は、その週に1回目の予定ですがまだ連絡がないので1回目は打てるかもしれません。だめかもしれません。2回目はないですね。

      接種側の予定を無視した供給変更のためにかなりの高齢者が7月末には2回目を受けられなくなりそうです。ま~、県単位では政令指定都市は施設病院に対しては、すでに終わっているようなので全体では半数超えででしょうけどね。

      現場的にはさらなる混乱が起きてしまいそうです。やはり菅内閣のアキレス腱になりそうですね。

    2. 三門建介 より:

      地方の夕刊紙にも出ました。ワクチン供給ストップは現実ですね。

      75歳以上の高齢者の7月末での完了はできなくなりましたね。
      あくまでも一部ですが・・・。

      22日から25日の観光地の宿泊予約が大幅に増えているようです。
      群馬の場合、観光地の人出が増えると有名な道の駅は軒並み他県ナンバーで占拠されますから注意が必要ですね。

      ワクチン接種が済まないので巣籠継続ですね。

      母(おばあちゃん)の場合、コロナ終了予定日を介護サービス事業者から聞かれているのですが不確定になりました。
      工程管理を他人に任せたのに色気を出して工程崩壊を生んだ良い例になりましたね。すでに新しい予定で動いているのでしょうからもとには戻せないでしょうね。憂鬱です。

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