先月、当ウェブサイトでは『中露朝韓「無法国家クアッド」を「正しく」警戒すべき』という記事で、初めて「無法国家クアッド」という構想を提示しました。この構想はもちろん、「韓国が現在のような姿勢を続けていたら、そのうち中露朝3ヵ国に引きずり込まれるぞ」、という皮肉のつもりもあったのですが、存外に早くその構想が実現するかもしれません。それを考えるうえで興味深い記事が昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載されていました。
目次
青クアッドと赤クアッド
無法国家クアッド構想が中央日報にも掲載される
以前、当ウェブサイトでは「無法国家クアッド」というものに言及したことがあります。
初出は先月の『中露朝韓「無法国家クアッド」を「正しく」警戒すべき』ですが、要するに、「そんなに『クアッド』を羨ましがるくらいならば、韓国にも所属できる『クアッド』というものがあるよ」、という、当ウェブサイトなりの皮肉のつもりで言及したものです。
ところが、韓国メディア『中央日報』(日本語版)を眺めていると、昨日、こんな記事が目につきました。
北制裁緩和「絶対不可」のバイデン大統領…文政権は「韓中露」連帯に向かうのか
―――2021.04.29 08:00付 中央日報日本語版より
まさか、当ウェブサイトで「予言」した「中露朝韓クアッド」構想と似たようなものが掲載されるとは、当ウェブサイトも1ヵ月ほど時代を先取りしていたようです。
ただし、少し時間が経過してしまっているという事情もあるので、この「無法国家クアッド」構想について述べる前に、いわゆる「クアッド」と韓国の関係について振り返っておきましょう。
そもそもFOIPは緩い価値同盟に過ぎない
当ウェブサイトを以前からご愛読いただいている方ならご承知のことと思いますが、「クアッド」とはもともと、「日米豪印4ヵ国の連携」のことを意味する俗語のことで、ラテン語などで「4」を意味する表現が独り歩きしているようなものです。
ただ、「日米豪印」連携において重要なのは「4ヵ国」という国の数ではありません。
重要なのは「自由で開かれたインド太平洋」、あるいは “Free and Open Indo-Pacific” を略した「FOIP」という概念であり、このFOIPにコミットしている国がたまたま「4ヵ国」だっただけの話なのです。
よって、この「クアッド」とは、「特定国を排除して、4ヵ国で集まりましょう」、という性質の会合だと見るべきではありません。「FOIPに賛同できる国、集まれ」と呼び掛けたところ、その初期メンバーが4ヵ国だった、と考えた方が、理解としては正確でしょう。
したがって、もしもこの「クアッド」に加わりたければ、FOIPの精神をよく理解し、その実現に向けてコミットすれば済む話です。
だいいち、『外交青書:基本的価値の共有相手は韓国ではなく台湾だ』でも指摘したとおり、現状のFOIPは、単なる理念同盟のようなものに留まっており、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)などと異なり、べつに何らかの条約による拘束があるわけでもありません。
だからこそ、クアッド入りへのハードルは非常に低いはずですし、「航行の自由が大事です」、「法の支配が大事です」といった主張に、何ら特殊性はありません。
(見た目は)「法治国家」であり、「自由・民主主義国家」である韓国がFOIPに賛意を示すことが、それほど難しいはずなどありません。であるはずの韓国ならば、そして米韓同盟で米国に守ってもらっている立場ならば、なおさらの話です。
韓国の2つの悩みどころ
しかし、それと同時に、韓国の悩みどころは、大きく2つあります。
1つ目は「中国を怒らせるのが怖い」、という感情でしょう(このあたり、少なくとも私たち日本人には「中国が怖い」という感情がないので、理解が困難な部分ではありますが…)。
しかし、2つ目は、クアッドに加わらなければ、米国から仲間外れにされてしまう、という危機意識です。
とくに、いまやこの「クアッド」が、米国政府内でも、広く一般的に用いられる用語となりつつあります。
たとえば、韓国が欲しがる「ワクチンスワップ」構想を含めたワクチン対策を巡って、米国務省のネッド・プライス報道官は、「米国としてはカナダ・メキシコ・クアッドとの間で協議を進めている」と述べたほどです(『ワクチンスワップ構想巡り米国務省「まずは米国優先」』等参照)。
そうなって来ると、「米韓同盟で国を守ってもらっておきながら、なぜ韓国はFOIPのような緩い枠組みにすら参加しようとしないのですか?」と疑問に感じる米国人が増えてくることは否定できません。
実際、先月の「米韓2+2会合」の前後から、韓国国内では「クアッド」がらみの報道や論評が再び増加していて、それらのなかには、「米国は米韓同盟を尊重しなければならない」、「米国は韓国に『米中どちらを選ぶか』の選択を迫ってはならない」、といった主張も見受けられるほどです。
おりしも昨日の『「米国は韓日歴史問題に介入するな」=文在寅氏の腹心』では、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の「腹心」とされる楊正哲(よう・せいてつ)氏が米戦略国際問題研究所(CSIS)に寄稿したという、なかなか強烈な文章を紹介したばかりです。
楊正哲氏の文章には、「米国は韓日歴史問題に介入するな」という主張だけでなく、「韓国は歴史的経緯から戦争に恐怖を感じている」、「米国はこうした韓国の感情に配慮しなければならない」、といった主張も含まれており、米国人を深く落胆させかねないものです。
いずれにせよ、米国がFOIPにコミットした国との関係を重視するであろうという観測に加え、米中のどちらかを選べと言われても困惑してしまうという韓国の姿勢が、米国の韓国に対する落胆や失望につながりかねない局面が到来しつつある、と考えて良いでしょう。
そんなに「クアッド」をうらやむのならば…
つまり、韓国の立場からすれば、「クアッド」という単語には、「日本が入っているのにわが国が入っていない」という妬みの感情だけでなく、もしも迂闊にもクアッドに入ってしまったならば、中国に睨まれるのが怖い、という恐怖の感情もあるのでしょう。
(※「クアッド」自体が「4ヵ国」の意味を持つため、「クアッドに入る」という表現、個人的には大いに違和感があるのですが、とりあえず本稿では、この点についてはスルーしたいと思います。)
そして、よっぽど「クアッド」という単語に思い入れがあるのでしょうか、韓国メディア『中央日報』(日本語版)には今月中旬、こんな「社説」も出ていました。
【社説】米中半導体対立激化、韓国政府は戦略あるのか
―――2021.04.14 11:04付 中央日報日本語版より
中央日報はこの社説で、バイデン政権が4月12日に主催した「半導体会議」に、米国、韓国、台湾、オランダの「4ヵ国」からメーカー19社が招かれたことをもって、「経済版クアッド」という、なんだかよくわからない表現を持ち出して来ています。
「この席は結果的に経済版『クアッド』になった。安保連合体であるクアッドに米国・日本・インド・オーストラリアが参加したならば、今回の席には韓国・台湾・オランダが含まれた。」
いちおう、日本語版の大手ウェブサイトを調べた限りでは、ここ数カ月で「経済版クアッド」なる用語が出てきたのは、この1箇所だけです(ほかにも事例があるのを発見したという方は、読者コメント欄などでご教示ください)。
いずれにせよ、こうした韓国の姿勢を見ているならば、「そんなにクアッド、クアッドと言うのなら、貴国が今すぐ結成できるクアッドがあるじゃない」と皮肉のひとつでも言いたくなるものです。
「無法国家クアッド」ないし「赤クアッド」とは?
では、その「韓国が今すぐ加わることが可能なクアッド」とは、いったい何でしょうか。
これが、冒頭で示した「無法国家クアッド」構想――すなわち、中国、ロシア、北朝鮮、そして韓国の4ヵ国――です。あるいは、口が悪い人に言わせれば、日米豪印が「青クアッド」、中露朝韓が「赤クアッド」、といったところでしょうか。
もちろん、『中露朝韓「無法国家クアッド」を「正しく」警戒すべき』でも説明しましたが、この「無法国家クアッド」ないし「中露朝韓クアッド」という用語は、世間で一般に用いられているものではありません。
あくまでも、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が先月、韓国を訪問した際、「インド太平洋戦略」を批判した、という報道から着想を得たものです。
ロシア外相がインド太平洋戦略を批判 韓国の参加を警戒
―――2021.03.23 20:08付 聯合ニュース日本語版より
いったい何でしょうか、この「インド太平洋戦略」って…。
記事タイトルにも本文にも、「自由で開かれたインド太平洋」ないし「FOIP」などの用語はなく、「インド太平洋戦略」と省略されています。韓国を代表する大手メディアであるはずの聯合ニュースでさえ正しい用語を使っていない時点で、韓国社会がFOIPに対し及び腰である状況がうかがえます。
韓国という国自体が、自由主義、民主主義などの西側諸国的な価値観のおかげで大いに経済発展させてもらったわけですから、日本人的な感覚からすれば、「その恩を返す意味でも、韓国こそ真っ先にFOIPに参加すべきだ」と思ってしまいそうになりますが…。
米韓関係の悪化
韓国がFOIPに加わらないことの「実害」①ワクチンスワップ
いずれにせよ、韓国がFOIPに現時点においてコミットしていないことは事実ですが、極端な話、実害がなければ放っておいても構いません。
しかし、興味深いことに、その「実害」が最近になって、韓国に及び始めたのです。
その実例を、2つだけ紹介しておきましょう。
1つ目が「ワクチンスワップ」構想です。
『韓国外相「米国が真の友人ならワクチン提供に応じよ」』でも紹介したとおり、鄭義溶(てい・ぎよう)韓国外交部長官(※外相に相当)は21日、「米韓ワクチンスワップ」に関連し、「苦しい時の友人こそが本当の友人だ」などとして、米国に韓国へのワクチン提供を求めました。
これに対し、先ほども紹介したとおり、米国務省のネッド・プライス報道官は今月21日の記者会見で、次のように発言しました(『ワクチンスワップ構想巡り米国務省「まずは米国優先」』等参照)。
“…what we’ve talked about in terms of our arrangements with Canada and Mexico and we’ve talked about in our arrangements with the Quad.“(※下線は引用者による加工)
要は、ワクチンの海外提供などについては、隣国であるカナダ・メキシコ両国と「クアッド」と行っていて、韓国とは協議していない、という説明です。米国とワクチンスワップを「真摯に協議中だ」などと述べた鄭義溶氏にとっては、完全にメンツを潰された格好です(いや、自爆というべきでしょうか)。
韓国がFOIPに加わらないことの「実害」②福島「汚染水」問題
一方、最近の話題としては、「福島『汚染』水問題」があります。
もちろん、この「汚染水」とは、福島第一原発にたまり続けている、トリチウムが含まれたALPS処理水のことを、わざと呼び変えているものです。
というよりも、処理水に関する韓国メディアの報道を眺めていると、どのメディアも処理水のことを、ほぼ一様に「汚染水」、「核汚染水」などと表現しており、しかも、韓国の月城原発が年間100兆ベクレルを超えるトリチウムを輩出している(※2016年実績)、という事実にもほとんど言及していません。
ただ、この「汚染水」問題を巡っては、もうひとつ、興味深いことがありました。
それは、菅義偉政権が処理水海洋放出を発表して、ものの数時間後には、米国務省が「日本政府の決定は科学的で透明で国際基準に合致している」として全面支持する声明を出しているのです(『処理水は「汚染水」に非ず:海洋放出は合理的な決定だ』等参照)。
つまり、日本の「汚染水」問題で米国を味方につけようとしたら、米国は最初から日本の味方になったうえ、来韓したジョン・ケリー米大統領特使からも「米国は日本を支持する」と申し渡される、という事態も生じました(『福島処理水の放出巡りこれから始まる告げ口外交の予感』等参照)。
そして、この「汚染水」問題でも、韓国を明示的に支持してくれる国の筆頭格といえば、やはり中国なのです。
だからこそ、無法国家クアッドなのか
以上を踏まえ、冒頭に触れたこの記事の論点に戻りましょう。
北制裁緩和「絶対不可」のバイデン大統領…文政権は「韓中露」連帯に向かうのか
―――2021.04.29 08:00付 中央日報日本語版より
中央日報のこの記事自体は2000文字弱という分量ですが、興味深いのは、「中国、ロシアとの連携を模索」とハッキリ記載されている点です。
もちろん、これは中央日報自身が賛同しているという意味ではなく、文在寅(ぶん・ざいいん)政権が末期を迎えるなか、韓国の外交路線が米国のそれとバッティングすることで、韓国が結果的に国際社会において「中露陣営」に取り込まれる、という危機感に基づくものでしょう。
今回のテーマは、北朝鮮制裁の緩和を巡る米韓間の対立です。
文在寅政権は以前から北朝鮮に対する経済制裁を緩和するよう、米国を含めた国際社会・有力国に対して働きかけを行い、そしてことごとく失敗してきました。
ここにきて、ジョー・バイデン政権は北朝鮮制裁を巡り、少なくとも制裁緩和は「絶対不可」という立場を守っていることが、米韓対立の「雷管」になり得る、というのが中央日報としての懸念です。
もちろん、中央日報の記事に若干の事実誤認があるとすれば、べつにドナルド・J・トランプ前政権下でも、北朝鮮制裁の緩和には前向きではなく、むしろCVIDないしFFVD(※)形式での非核化を推進していました。
※CVIDとは核兵器等の「完全な、検証可能な、かつ不可逆な方法での廃棄」(Complete, Verifiable and Irreversible Dismantlement)、FFVDとは「最終的かつ完全に検証された非核化」(Final, Fully Verified Denuclearisation)のこと。
その点はさておき、中央日報は米政府系メディア『ボイス・オブ・アメリカ(VOA)』は27日、米国務省が北朝鮮制裁を「大量破壊兵器と弾道ミサイルプログラムの資金を調達してこれを開発する北朝鮮の能力を制限する措置」と規定した、と報じたのだそうです。
要するに、北朝鮮が核・弾道ミサイル開発を中断しない限りは北朝鮮制裁が維持されるべき、とするもので、こうした状況下で「北朝鮮制裁をめぐり、米国と韓中露が対立する構図」が出現している、というのが中央日報の指摘、というわけです。
「南北鉄道構想」、正気ですか?
中央日報はまた、中国やロシアが相次いで、北朝鮮経済制裁の緩和に前向きな姿勢を示したことを踏まえ、「北朝鮮非核化交渉のための核心パートナーは同盟の米国だが、韓国は北朝鮮制裁をめぐり米国でなく中露と軌を一つにする」、と指摘します。
そのうえで中央日報は、北朝鮮制裁緩和に向けた「中露韓3ヵ国連携」の具体的な動きが、2019年末ごろから本格化したとして、「中露が2019年12月16日に国連安保理に提出した北朝鮮制裁解除決議案」を紹介します。具体的には、次のとおりです。
- 南北間鉄道・道路協力制裁の免除
- 北朝鮮海産物・繊維輸出禁止の解除
- 海外北朝鮮労働者送還時限の廃止
…等々。
とくにこの南北鉄道協力構想については、文在寅(ぶん・ざいいん)氏自身の「肝いり」でもあり、いわば、中露両国が韓国の同調を引き出すために入れた罠のようなものでしょう。
そして、文在寅氏自身も同年12月18日、この南北鉄道協力構想を巡り、次のように述べたのだそうです。
「韓半島の平和が定着すれば新しい挑戦空間が作られる。韓半島の平和は大陸・海洋のネットワーク連結につながり、南北の道路・鉄道がつながればユーラシア大陸を経てスカンジナビアまで陸路が開かれる」
まさに、正気の沙汰とは思えません。
案外、実現するのかも…
敢えて個人的見解から申し上げておくならば、文在寅氏自身、あるいは文在寅政権関係者らには、国境をまたいだ複雑な利害調整が必要となる構想を実現させる実務能力はありません。というよりも、中露朝韓4ヵ国に、それができる国はありません。
したがって、「南北中露鉄道構想」ないし「鉄道共同体構想」などをぶち上げたとしても、中露はそれに賛同するかもしれませんが、おそらく彼らはカネを出さないでしょう。北朝鮮に至っては、そもそも賛同すらしないかもしれません。
かつて日韓関係が「良好(?)」な時期であれば、お人好しな日本が、技術、資本を揃えたうえで、複雑な国際社会の利害を調整したうえで、こうした構想を実現させようと骨を折ってくれていたのかもしれません。
しかし、残念なのか幸いなのか、現在の日本が韓国を含めた無法国家クアッドのために骨を折るという可能性は極めて低いと考えて差し支えないでしょう。
資金源としては、アジアインフラ投資銀行(AIIB)あたりが少しくらい用立ててくれるかもしれませんが、AIIBには、肝心の鉄道建設ノウハウへのアクセス、融資ノウハウなどがありません。本件でアジア開発銀行(ADB)が協力してくれる可能性も、さほどは期待できません。
しかしながら、実現できるかどうかは別として、この手の具体的な理念が存在すれば、その理念が4ヵ国をつなげていく可能性は十分にあるでしょう。
その意味では、「中露朝韓無法国家クアッド」も、案外、現実離れした話ではなく、それどころか、さほど遠くない未来においてそれが実現するのを目撃するのかもしれない、と思う次第です。
View Comments (21)
記事に今更感が有りますが、赤クアッドと呼ぶかどうかは別にして、韓国が中国側に行けば、自然と南北ともに中国側の勢力となり、それにロシアが加わるというのは、以前から分かっていた自然な流れです。
ロシアは、中韓と北方領土開発するなどメリットが有り、韓国は、南北統一してロシアを通じてヨーロッパと繋がり、中国は一帯一路のイメージと一致して、構想的には出来上がっていると考えた方が良いと思います。
結果的に日本は、北と西周辺を敵勢力に囲まれる状況になります。この事は10年くらい前から予想され、日本は現在のFOIPに繋がる構想で対抗する準備をしており、それは安倍前首相の成果だと思います。
安倍前首相の内政で不満は有りますが、外交と戦後を終わらせる努力は、評価すべきと思います。
内政の面で出来なかった改憲などについては、ある意味日本国内の方が、敵が多いんだと思います。
韓国が無法Quadに入り、アメリカが韓国を見放す日が早く来る事を祈ります。
例えばですが、日本の自衛隊と韓国の軍隊が友軍で、共に激しい戦闘になった時、どさくさに紛れて自衛隊を背後から撃つ機会があれば必ず撃つと思います。
白黒をはっきりさせるべきです。
これは新宿会計士さんが指摘している「やるやる詐欺」じゃないのかね? 「ワクチンくれなきゃ中朝露に陣営に行くぞ」「“汚染水”で日本に一言言わないと中国側につくぞ」という瀬戸際外交。なんか米国もわかっていて言わせているような気がするけど。最近ウオン高が収まらないけど、米国は韓国が為替操作するのをじっと待っているような雰囲気もある。米韓首脳会談が本当に開かれるか、明確になるまで見ていればいいような。
中露朝韓は共にトップが権限を掌握する強権的支配国家なのかと・・。
個人的には”マスタード(Master dominant)”と呼称したい気分です。
更新ありがとうございます。
中露朝韓の赤クアッドは、独裁国家、不自由主義国らの集まる、当然の帰結でしょう。ホラ、私立のエリート校ならともかく、公立の偏差値が広く分布している学校なら、良くあるじゃないですか。デキル生徒はデキル同士で話が合う。ワルはワルとつるむ。
韓国は下駄はかしてもらった推薦枠組で、本来ボンクラなんですが、この際、上位は相手にしないから赤組に行くしか無いでしょう。
北朝鮮制裁解除決議案、こんなのを国連に提出していたんですね。
①「南北間鉄道・道路協力制裁の免除」→無理。実行能力ありません。中国と繋がったら、共産党軍が大量10個師団、20万人来ます。半島に朝鮮族が流入して、争い事が絶えない。
②「北朝鮮海産物・繊維輸出禁止の解除」→核に利用するカネを誰が渡すか。
③「海外北朝鮮労働者送還時限の廃止」→もう皆帰らしたのでは?まだ居ることが不思議。
ま、いずれにせよレッド4(フォー)では中国が組長、露国が舎弟頭、北朝鮮が構成員、韓国はパシリ、ヤク売り(ヒットマンは無理)、ですね。チカラ構図は変わらない。
インド太平洋はブルーチームが守るので、共産圏には黄海を差し上げましょう。
名前も色を塗り替えてレッド・オーシャンにすれば分かり易くて良いと思います。
赤クアッドなんて呼んではいけません。
韓国は他の3国には頭が上がらない奴隷に過ぎないのに、同等に扱うなんて失礼です。
なお、奴隷は、主人と奴隷戦略における奴隷という意味です(棒)。
>赤クアッドなんて呼んではいけません。
(略)
>奴隷は、主人と奴隷戦略における奴隷という意味です(棒)。
AからZ迄同意します(笑)。
しかし、ムンムンの立場ならば捨て石になっても民主主義社会のユルい同盟で日本がこれ以上タダで色々なモノ、ヒト、技術、情報をくれず、信用ない状況ですので、日本か台湾を民主主義社会から脱落させるしか生きる道がないかと思います。
AI専制統治志向国家はAIが十分に人間の創造性を上回る迄技術の収奪が必要です。
ターゲットは1に台湾。2に日本です。
どちらも「アジア諸国は全てが中国のモノである」という中国が上げる大義名分があるのです(笑)。
遣隋使、遣唐使以外にも色々な上記ネタを日本が提供してきたからです(笑)。
日韓ともにお互い戦略は正しいと思います。
双方ともに覚悟することが必要なのですよ(笑)。
以上です。駄文失礼しました。
中国との取引はいくら儲っても、それはお金を貰って自分が使う為の死刑台と首吊り紐を作ってるのと同じです。
しかも、その取引は時間が経てば儲からなくなるので、奴隷が自分のために死刑台を作ってるのと同義語です。
中国の今は自由世界の恩恵を受けつつ、義務を果たさないで得たものです。
故に、自由主義経済圏から弾き出されれば 今の繁栄は元の木阿弥となります。
トランプ元大統領は、きれいごとや目先の利益に囚われず、現実を直視して このまま何もしないままでは、中国の支配するディストピアが現実のものとなるのがわかっているので そのための手を打ち続けました。普通は現状が心地良かったら、そうなるかもしれない未来の為に行動しようとはしません。
さすが、経営者。最悪の事態が起こらないための手をドンドン出していました。
その流れを起こした所為で、今のバイデン政権の中国政策があると思います。
トランプ元大統領が動かなければ、米国は今も中国とズブズブの経済関係だったと思います。
そして、トランプ元大統領をその様に動かしたのは安倍元総理でしょう。
2010年頃、チベットやウイグルの悲劇をマスメディアが取り上げる事は無かった。
それが今、非難決議が出るまでになりました。
世界は少しづゝ、良い方に動いてると思います。
その動きが、もっと速まればいいのに。
甘い考えかも知れませんが。
sey g 様
ついこの間も、上海ららぽーとなる新たな死刑台&首吊り紐商業施設がオープンしたらしいですよね。
ちかの様
自分は、上で中国に投資する企業を馬鹿だと言いましたが、
本当は、企業を国内で儲けさせられない環境整備に邁進する財務省を馬鹿だと言いたい。
国内企業をいじめればいじめるほど企業は財務省の言うことを聞き、天下りを受け入れるでしょう。
日本のGDPがジンバブエ以下になっても財務省は今の政策をやめないでしょう。
だからこそ、政治家が強くなって財務省の行動を変えさせないといけません。
次の選挙で自民党が3/4ほど獲得できれば、財務省に勝てるでしょうか。
中国と韓国が合同で海上パトロールとかもうね。
これって、瀬取り監視網に穴をあけるためのものなのかな・・?
元々韓国は外交的課題を自力で解決する意思も能力も持たない国です。本来ならば、そこそこ「いい子」にしていれば、アメリカや日本からそれなりに支援を得られるという絶好の地政学的位置にありながら、過大すぎる自己評価のせいか、特別待遇を当然の権利と思い込む心底甘ったれた根性のせいか、それとも真正のバカなのかはわかりませんが、わざわざ日本を敵視し、アメリカの脛を蹴飛ばすような真似を続けてきたため、もはや日米両国とも韓国を甘やかしてはくれなくなりました。おまけに、韓国政府はなぜそのような境遇に陥ったのか、理解してないように見えます。
こうなれば、歴史的に刻み込まれた中国への恐怖心も相まって、いよいよ中国に縋りつくよりなくなってしまいました。そのことがますます日米両国を遠ざけることになると分かっていながら(本当に分かってるか?)、それ以外の発想が思い浮かばないのです。「誰かに何とかしてもらう」ことしかできない国の面目躍如たるものがあります。
しかし、最近中国は韓国のことをかなり露骨に属国扱いしていますし、北朝鮮は文在寅政権を全く信用していません。ロシアは日米、そしてあわよくば中国にちょっとしたアヤを付けられれば儲けものくらいにしか考えておらず、朝鮮半島はもちろん、中国とだって心中する気などさらさらありません。そんな国々をまとめていく力量も理念も韓国は全く持ち合わせていませんので、赤QUADなるものは全くの絵空事であり、少なくとも韓国が基軸になるようなものは実現の可能性もほぼないと断じても良いと思います。
アメリカが飴ちゃんをくれないからといって、中国やロシアに近付こうとしても、中国やロシアからは踏みつけられ、搾り取られるだけだということを、文在寅政権がどこまで理解しているかはかなり疑問ではありますが、他に術を見いだせないんでしょうね。日米をバックにしていない韓国なんぞ、ただの辺境の小国に過ぎないということを理解していない、あるいは理解できないようなので、それもまた致し方ないのかな、と。