「反日種族主義」著者「論文にぐうの音も出ない韓国」
週末の『詐欺師は誰よりファクトを嫌う…慰安婦の不都合な事実』では、慰安婦に関する「ラムザイヤー論文」を巡り、韓国では感情的な人格攻撃などが相次いでいる、という点を指摘しました。こうしたなか、これとまったくおなじ切り口から同テーマに触れた論考がウェブ評論サイト『JBプレス』に掲載されていました。
2021/02/15 08:30追記
記事カテゴリーを修正しました。
目次
慰安婦問題という与太話
『西日本新聞の小出氏、韓国の杜撰判決をファクトで論破』では、西日本新聞の特別論説委員である小出浩樹氏が執筆した、『ブレーキなき文政権』(1月16日付・西日本新聞)という論説を取り上げました。
小出氏の主張は明快で、「いわゆる日本軍慰安婦」の問題を巡り、今年1月8日に韓国の地裁が日本政府に対して下した判決(※当ウェブサイト的には「主権免除違反判決」)を巡って、「判決文に『事実認定』と呼ばれる最も基礎的な部分が見当たらない」、というものです。
これは、大変に重要な指摘です。
韓国側が主張する「慰安婦問題」については、論者により主張が微妙に異なるのですが、あえて当ウェブサイトなりに要約すれば、だいたい次のような問題(というよりも単なる与太話)のことを指すようです。
「①戦時中、②日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき、③朝鮮半島で少女のみ20万人を拉致し、④戦場に連行して性的奴隷として使役した問題のこと」。
万が一、この主張が歴史的な事実であったならば、私たち日本人の父祖が、絶対に許されない、大変に恥ずべき犯罪を行ったということであり、それこそ私たち日本人のすべてが南北朝鮮の人々に「もう良い」と言ってもらえるまで謝らなければならない、という主張にも、合理性はあります。
ファクトから逃げる韓国
二転三転する自称元慰安婦の「証言」
ただし、ここで注意しなければならないのは、その主張も論者によって微妙に異なることです。
たとえば「少女を拉致した場所」に朝鮮半島だけでなく「アジア全域」を含める論者もいるようですし、また、「戦時中」もいわゆる「大東亜戦争」あるいは「太平洋戦争」と呼ばれる戦役(1941年12月8日~1945年8月15日)の期間の前後を含めるケースもあるようです。
さらに、決定的に重要なことは、この4点の主張を裏付ける物的証拠が、現在に至るまで、韓国人の側からは、まったく提示されていない、という点でしょう。
これについて、韓国人はよく、「慰安婦のおばあさんたちが動かぬ証拠だ」、と述べます。しかし、あくまでも「証言」は「証言」であって、そのままでは「証拠」ではありません。というよりも、一般に証言は、物的証拠・
状況証拠などを補強する材料として使われることはありますが、それ単体では証拠たりえないのです。
問題は、それだけではありません。肝心の自称元慰安婦らの「証言」も、二転、三転していることです。その一例が、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に週末掲載された、次の記事でしょう。
最高齢の慰安婦被害者が死去…生存者は15人に=韓国
―――2021.02.13 08:53付 中央日報日本語版より
旧日本軍慰安婦被害者の生存者のうち最高齢だった人物が12日午前、死亡したとする記事ですが、短い記事の中にもツッコミどころは満載です。
まず、平素から「少女のみ20万人を拉致した」と主張しているわけですが、韓国政府に登録された「慰安婦被害者」が異常に少ないのは、いったいどういうことでしょうか。
究極的にはむしろ「日本に対するヘイト犯罪」
もちろん、韓国が自称する「慰安婦強制連行という犯罪」が行われたのが、今から75年以上も前であるということを考えるならば、生存者自体が少ないことは仕方がありません。しかし、それにしても「20万人」という人数と比べ、「登録された元慰安婦」の人数が少なすぎます。
また、今回死亡した「元慰安婦」は、「姉の戸籍に登録され」、「これまで106歳とされていた」が、実際の年齢は98歳だというのです。なんだか、「その人物の年齢」という最も基本的な情報自体、信憑性があやふやですね。
ちなみに、今年(2021年)は終戦(1945年)から数えて76年目に相当します。現在98歳ということは、この人物は終戦時において22歳だったという計算ですが、中央日報は「実際の年齢(98歳)でも慰安婦被害者のうち最高齢」としています。
そういえば、「日本軍の慰安婦としてフィリピンに渡った」と自称する者について、冷静に証言と年齢の関係を調べてみたら、その者がフィリピンに渡ったとされる時点では、まだ日本軍がフィリピンに侵攻していなかった、という事例もありました(『彼女がフィリピンに渡ったとき、日本軍はいませんでしたよ?』等参照)。
このように考えると、小出氏が指摘する「事実の認定の欠落」は、認定できる事実がないことの裏返しでしょう。肝心の自称元慰安婦の「証言」自体が矛盾だらけなのですから。
いずれにせよ、いわゆる慰安婦問題とは、彼らの主張する「性的奴隷」の問題ではなく、その本質は「ありもしない歴史犯罪をでっち上げ、過去、現在、将来にわたって日本人の名誉と尊厳を傷つける、韓国人による国を挙げた民族ヘイト犯罪」と位置付ける方が正確でしょう。
全体主義国家と化した韓国
さて、週末の『詐欺師は誰よりファクトを嫌う…慰安婦の不都合な事実』でも議論したとおり、ハーバード大学のJ・マーク・ラムザイヤー教授による「慰安婦は売春婦」とする論考に対し、韓国国内、あるいは韓国系米国人などの間では、感情的な反発がかなり広まっています。
ラムザイヤー教授のことを「日本の戦犯企業である三菱重工から寄付を受けている」だの、「ラムザイヤー教授の主張は真実ではなく、事実をミスリードしている」だの、果ては「非常に不愉快」「謝罪を要求する」だのといった具合です。
しかし、これもくどいようですが、これらの反発を眺めていても、ラムザイヤー氏の論考の「中身」そのものに対し、韓国人の学者、研究者らが具体的な反論を加えたという事例については、現時点までに発見できていません。
こうした状況を眺める限り、「ウソツキや詐欺師というものは、真実を何より嫌う」という一般原則を思い出さざるを得ませんし、こうした社会の在り様は独裁国家ないしは全体主義国家のそれと寸分たがわないものでもあります。
北朝鮮で「金正恩のばか!」と叫んだ人物が「国家機密漏洩材」で逮捕された、という笑い話を聞いたことももありますが、独裁国家や全体主義国家では事実は隠蔽され、そこには学問の自由も、表現の自由も存在しません。
つまり、現在の韓国とは、「反日教」、「慰安婦原理主義」、「徴用工原理主義」などが支配する、一種の全体主義国家と化しているのです。
韓国人「性奴隷説を否定した米論文にぐうの音も出ない韓国」
ただし、すべての韓国人がファクトを無視しているわけではなさそうです。
ウェブ評論サイト『JBプレス』には昨日、こんな記事が掲載されていました。
性奴隷説を否定した米論文にぐうの音も出ない韓国/ラムザイヤー論文が明らかにした慰安婦と事業主の間の契約とは
―――2021.2.14付 JBプレスより
執筆したのは落星台経済研究所研究委員の李宇衍(り・うえん)氏です。プロフィール欄には、こうあります。
李 宇衍(イ・ウヨン)
落星台経済研究所研究委員。専門は韓国経済史。(中略)最近の著書は『ソウルの中心で真実を叫ぶ』(扶桑社)、共著『反日種族主義』(翻訳版、文藝春秋)が韓国、日本で大ベストセラーとなった。
プロフィール欄を拝見すると、なかなか勇気のある方です。韓国という全体主義国家で、韓国社会で信じ込まれているウソに反することを発表すること自体、並大抵の努力でできるものではないからです。
リンク先記事自体はトータルで4000文字弱の論考ですが、これまで当ウェブサイトで断片的に報告してきた内容とも、だいたい整合していると思います。というよりも、韓国社会のことを深く知る立場の方が執筆しているため、改めて読んでも参考になる部分が多々あると思う次第です。
(※ただし、本稿では李宇衍氏のこの論考が「客観的で信頼に足るものである」と決めつけるつもりもありません。同氏の主張が正しいかどうかについては、できればリンク先記事を読んで直接ご判断くださると幸いです。)
不毛な「声闘」
ラムザイヤー論考への反発が韓国で強まる
さて、李宇衍氏の論考に入っていきましょう。
例のラムザイヤー論文に対して「韓国で怒りが沸騰している」というのですが、こうした状況を象徴するのが、「メッセージに反論できなければメッセンジャーを殺せ」、という言葉です。
李宇衍氏によると、これは「論争で勝てないなら、メッセンジャー(発話者)の普段の考え方やプライベートを非難する」という、韓国における政治的な戦術のひとつなのだとか。
「そこから、発話者の専門性に疑問を持たせ、公正さや偏向性の問題にまで発展させる。つまり『メッセンジャーには道徳的な欠点があるから考え方も偏向的だ。だから主張は間違っている』となる」。
これは、俗にいう「声闘」という不毛な行為のことでしょう。ただし、個人的には「韓国における」の部分には賛同しません。というのも、この手の不毛な戦術自体、日本国内でも某立憲民主党や某日本共産党などの政党が好きこのんで採用しているからです。
いずれにせよ李宇衍氏は、「韓国の報道記者たちは論文を読んでいないか、読んだとしても要旨を把握できていない」、「このような人たちに『論文を読んでみろ』と要求する私が愚かなのかもしれない」と、容赦なく畳みかけるのです。
さて、李宇衍氏によれば、ラムザイヤー論文のキーワードは「売春」と「年季奉公」なのだそうです。
年季奉公とは、事業主が前借金という名目で貧しい労働者に大金を提供し、労働者は一定期間労働してそれらを返済するという労働形態のことです。これはべつに慰安婦に限られるものではなく、欧州の貧しい移民労働者が米国に渡航する際の労働形態など、歴史的に一般に見られるものなのだとか。
つまり、慰安婦も「売春」という産業において「年季奉公」をしていたにすぎない、というわけです。
証拠がないから反論できない
そのうえで、李宇衍氏は、こう指摘します。
「批判するなら、ラムザイヤー教授本人ではなく、論文で提起されている『問題』と『答え』である。『売春婦や慰安婦が契約を交わしたと言うが、朝鮮人慰安婦は日本の官憲によって連行された』と言い、その証拠を提示すればいいだけだ。いわゆる『強制連行』の証拠である」。
まったくの正論ですね。
それなのに、韓国/韓国系の政治家やジャーナリスト、学者・学生、市民団体などは、ラムザイヤー氏の論考には絶対触れようとせず、ラムザイヤー教授に対する人格攻撃に終始しているのです。これはもう、滑稽としか言えません。
官憲による強制連行を証明する資料はない
さて、李宇衍氏はここで、非常に重要な事実を指摘します。それが、これです。
「慰安婦問題が提起されてから30年になるが、官憲による強制連行を証明する資料はただの一つも出ていない」。
要するに、韓国の「反日民族主義者」たちが「強制連行説」の証拠として提示するのは、元慰安婦らの「証言」しかない、というわけです。この「証言」について李宇衍氏は、次のように、舌鋒鋭く批判します。
「慰安婦問題で日本を攻撃することに熱心であり、韓国の国家元老(?)扱いを受けている元慰安婦、李容洙(イ・ヨンス)氏の証言すら根拠にならない」
李宇衍氏によると、この李容洙(り・ようしゅ)氏なる元自称慰安婦は、1993年ごろには「赤い靴とワンピースを見てついていった」と証言していたのに、2000年ごろには「日本の軍人に連れていかれた」と証言を変えたそうです。
本当に呆れますね。
李宇衍氏は、「慰安婦に巨額の前借金を渡し、数年にわたって返済させたという主張を批判するなら、前借金を渡さなかったという証拠を示せば良い」と述べるのですが、そうした証拠が示されることは、おそらく絶対にないでしょう。そもそもそんな証拠自体が存在しないからです。
尹美香(いん・びこう)利権
ではなぜ、韓国ではこのラムザイヤー論文に大騒ぎしているのでしょうか。
李宇衍氏は、「いたずらに騒ぐ理由がもうひとつある」として、例の「尹美香(いん・びこう)問題」を指摘します。
「正義連の元代表で現在『共に民主党』の国会議員、尹美香(ユン・ミヒャン)の不正行為により、慰安婦『運動』が韓国国民からそっぽを向かれたが、反日民族主義者らにはどうすることもできなかった」。
尹美香(いん・びこう)氏は、現在は韓国の国会議員を務めていますが、もともとは挺対協という反日団体の代表者でもあります(※ただし、この人物の苦境を巡っては、『相次ぐ韓国の自爆、日本が「エサ」与えなくなったから』でも取り上げたとおりなので、本稿では詳細は割愛しますI.
こうした状況を受け、「反日の口実」としてラムザイヤー論文が注目され、これをチャンスとばかりに食いつき、論文に対する攻撃を通じて反日世論を煽ったのだ、というのが李宇衍氏の説明です。
ただ、李宇衍氏はこうも指摘します。
「日本のメディアはこの問題に関して特に騒いでいない。米国では、ハーバード大学の学校新聞に書かれた韓国人学生記者の空しい叫びが響くだけだった」。
つまり、今回の騒ぎは韓国の国内的には「大きな成果を収めたのかもしれないが、対外的には「慰安婦問題で日本たたきに失敗した最初の事例として記録として記録されそうだ」、というのが、李宇衍氏の主張だといえるでしょう。
何度でも蘇る慰安婦問題
ただし、個人的には、この慰安婦問題についてはこれからも何度も何度も蘇ってくると考えています。その理由は、何と言っても、韓国国内においては何が何でも守らなければならない「利権」だからです(「反日利権」とでもいえば良いでしょうか)。
たとえそれが対外的に矛盾していようが、論破されようが、構いません。
ことに、最近だと自称元徴用工問題の利権化に失敗しつつあるためでしょうか、数少ない利権のひとつである自称元慰安婦問題を巡っては、2015年12月の日韓慰安婦合意にも関わらず、何度でも蒸し返されることは間違いありません。
だからこそ、韓国のウソ、約束破りなどの不法行為については、それらのコストを韓国自身に帰属させることが欠かせません。これこそが、新刊書『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』の重要なテーマ、というわけです。
【参考】『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』(新宿会計士 著)
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)
いずれにせよ、この書籍に関してもタイミングが到来次第、中身を紹介したいと考えていますので、どうかご期待ください。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
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お疲れ様です。
日本の多くの新聞、やる気なし。
日本人なら、客観的事実がないのに因縁攻撃されている事実、を報道するのが本当だと私は思います。
新聞やめて良かったです。
仕事で無地の新聞紙を使うようになり、本当に良かったです。
サブリミナルの本に、人間は目に入ったもの耳に入ったものを意識しなくても無意識でとらえて影響を受ける、とございました。
無地の新聞紙にしてストレスがひとつなくなったことは、私にとって事実であり良かったです。
j 様
>客観的事実がないのに因縁攻撃されている事実、を報道するのが本当
某朝日新聞のように、自作自演で「客観的事実がないのにでっち上げた虚構」を報じてるんですから、無理と言うものです(笑)。
おはようございます。
聞いたところによると、コロコロ証言が変わる自称元慰安婦たちに、アチラの活動家と協力して無いこと無いこと吹き込んでレクチャーしたのは、今は国会議員の福島瑞穂さんらしいですね。
もちろんそれは、彼女が国会議員になる以前のことらしいですけれど。
ところで今夜のBSプライムニュースは、真田教授と鈴置さんのコンビです。
韓国の米中二股外交の行方?らしいですが、ラムザイヤー教授の件は話題に上るのでしょうか?
ホント、韓国だけがフィーバーしてるだけで、日本も米国もシラーっていう感じですが。ねー。
ちかのさま
予約しました。
鈴置論考も出ました。
慰安婦問題を言い続けるなら見捨てるぞ 韓国を叱りつけたバイデン政権の真意は
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/02150603/
> 無いこと無いこと吹き込んでレクチャーしたのは、今は国会議員の福島瑞穂さん
福島瑞穂氏や北原みのり氏、そして彼女たちを取り巻く(自称)フェミニストたちの熱烈な演技指導の賜物です。昨年尹美香氏のスキャンダルが報じられたころ、北原氏は確かAGORAだったかな、「私が知っている尹氏はそんな人ではなかったのに…」という雑文を寄稿していました。穿った見方をすれば、福島氏や北原氏はこのネタでまんまと売名を果たしただけに留まらず、尹氏から多額の「演技指導料」または「バックマージン」を得ていた可能性すらあると思っています。そこまで行けば、まさに「国賊」という称号こそ彼女たちには相応しいでしょう。
龍 様
福島瑞穂氏や北原みのり氏などは、ひどい馬鹿垂れですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_8MDqkXyjrc
尹美香の末期を見てみたいですね。多分のたうち回って死ぬでしょう。(希望的観測ですが)
龍様
>北原氏は確かAGORAだったかな、「私が知っている尹氏はそんな人ではなかったのに…」という雑文を寄稿
AERAにありました。
「慰安婦」関連の報道合戦で突きつけられた現実「問われるべきは誰か」
https://dot.asahi.com/dot/2020051900021.html?page=1
北原氏は、慰安婦と呼ばれる戦時売春婦の実像に迫るラムザイヤー論文に興味が無いようですね。
私が見る限り、彼女は事実関係や学術的な結果などは一切無視しているのでしょう。
ラムザイヤー論文について一切言及をしていません。
事実が違えば問題のとらえ方が異なるべきなのに、彼女はなぜ言及をしないか。
彼女は事実なんて本当にどうでもよいと考えているかのようです。
私が思うに、彼女はこの問題を日韓の歴史認識問題とはとらえておらず、自らが信じる不変の真理に向かう社会運(いわゆるフェミニスト運動)動の一つの拠点としてとらえているのでしょう。
もし、彼女がラムザイヤー論文を故意に言及しないのであれば、彼女のフェミニスト運動に波及することを恐れた「逃げ」なのだと思います。
従軍慰安婦と呼ばれた戦時売春婦を自分の運動に活用できるとの思惑で協力してきたこと、日本を貶め続けてきたことの非を認めたくはないのかもしれません。
(日本を貶めるのは、彼女にとってはどうでも良いのかもしれないのですけど。)
私には、彼女は「私は私の女性人権運動をしたいだけーー!」という盲目的で強烈な衝動で動いているセンサー無しの自走のおもちゃの様に思えます。
その証左に、尹美香氏の私費流用疑惑について、告発した李容洙氏を「壮絶な性暴力被害を受け、その後の沈黙と孤立が長いほど、不信と不安の根は深い」などと語り、さも正常な精神ではないことが原因かの様に語っています。
尹美香氏が実際にどのような不正をしたか、という事実検証を「全く」せず、彼女が女性の人権を守る同士としてどれほど素晴らしいかを語るのです。
つまり、活動家の尹美香氏を擁護して、いままで擁護していた慰安婦の李容洙氏を切り捨てるのです。
そして、最後にはお決まりの”安倍が悪い”で終わるという顛末で、失笑を禁じえませんでした。
彼女たちを見ていると、いわゆる慰安婦問題とは、自己完結の妄想にとらわられた人達によって小銭が欲しいだけのお婆さん達が利用された、フェミニスト運動の悪しき問題のように感じました。
>戦役(1941年12月8日~1945年8月15日)の期間の前後を含めるケースもあるよう
なるほど!
それで米軍慰安婦が入っているんですね。
おはようございます(^_^)
>北朝鮮で「金正恩のばか!」と叫んだ人物が「国家機密漏洩材」で逮捕された、という笑い話を聞いたことももありますが、
「国家機密漏洩人材」って事ですね(;^_^A
>独裁国家や全体主義国家では事実は隠蔽され、そこには学問の自由も、表現の自由も存在しません。
在日コリアンの渡日経緯や犯罪史を隠蔽し、「強制連行された被害者とその子孫」という虚構をゴリ押しする日弁連などの極左反社会団体などは胡散臭い事この上ないです。
>ただし、個人的には、この慰安婦問題についてはこれからも何度も何度も蘇ってくると考えています。その理由は、何と言っても、韓国国内においては何が何でも守らなければならない「利権」だからです(「反日利権」とでもいえば良いでしょうか)。
日本に謝罪と賠償を要求する為のネタなのもあるでしょうが、日本を敗戦によって「極悪非道な戦犯国」と否定した事で、日帝統治時代に宗主国として崇めた過去を黒歴史として否定したいのもあると考えます。
反日は利権でもあり、宗教でもあり。
元慰安婦とされる女性たちの”証言”だけをもとに、「強制連行が存じなかったことの証明」を日本側に突き付けた韓国。
彼女らの証言に、物証の提示を強く求めなかったのは日本側の落ち度ですね。
【慰安婦=戦時職業売春婦】だとの論考をうけて、「雇用契約は存じなかったことの証明」を韓国側は突き付けられた。
物証の存在しない「無かったことの証明(悪魔の証明)」はできません・・。
*それとも、”新たな歴史が捏造(ツク)られる”のでしょうか・・?
カズ さん
韓国が突き付けられたのは、いわゆる日本軍による強制連行が行われた事の証明だと考えます。
今までは「慰安婦を募集している日本軍慰安所に就職詐欺の被害女性を紹介した悪徳女衒の罪」などを日本軍に転嫁していて、転嫁の根拠が自称慰安婦の証言と河野談話及び河野発言で。
存在する雇用契約の否定に関しては「騙された」とか「脅されたり宥めすかされたりしてサインせざるを得なかった」と言えば、韓国人朝鮮人以外にもある程度は通用する気がします。
クロワッサン様
そうですね。
枝葉末節で争っても仕方なく、「根本的にどうだったのか?」が論点なんですよね。
「韓国に登録された元慰安婦」が少なすぎるのは、
(申し出にくい事案なのを差引いても)正規に従事した大多数の女性たちが”任意の就業”であったと納得してるからなのかと・・。
*返信ありがとうございました。
>韓国が突き付けられたのは、いわゆる日本軍による強制連行が行われた事の証明だと考えます。
日本軍・官憲による強制連行論は完全に破綻しており(証拠が皆無)、それ故に「広義の強制性」とか「性奴隷だった」という主張にシフトしました。要するに、待遇が悲惨だったから悪いというわけです。しかし、これは考えてみればおかしな話で、待遇が良ければ売春には問題がない、故にバイト感覚のデリヘル嬢やマンション暮らしのソープ嬢は認められるという結論になる。客が日本兵だったから性奴隷という主張は、完全な差別論となります。
慰安婦は、当時の法律で合法だった公娼の一形態であり、国・軍の関与は基本的に行政警察権の行使に留まっていたという主張を、日本人の側が打ち出さなければなりません。
相手の(道徳的)優越性を毀損できれば、劣位者の言うことに耳を傾ける必要がなくなり、自分の正しさを証明する必要がなくなる。劣位者の言うことに耳を傾けることはむしろ自身の優位性への毀損となる。まあ、また慰安婦を渡航させてハーバード大の前で演説させるんでしょう。
日本やこの教授が出す証拠は全てデタラメの捏造であり、主張は悪意に満ちている。
しかし我々の主張は正義のもので、おばあさんの証言は真実である!
途中で証言が変わったけど、
偽証犯罪が世界一の民族だけど、
そんなの関係なく我々の主張が真実である!
そういう事でなくてはならない!
韓国は国を挙げて歴史の改竄を行なっている最中です。
日本人が考える証拠は必要無く、こうだった筈だという事で決めつけるだけで、その反対意見を封殺する方法です。
例えば、朝鮮戦争は北朝鮮の南進を否定したり、古くは日本の併合が違法だという話です。
近いところでは、韓国国内のジェノサイドである「保導連盟事件」の証拠を日本併合中に日帝の仕業とする動きが出ています。
慰安婦問題は解決しない、韓国にとって慰安婦問題の解決は、永遠に解決しない事。
今回の論文で韓国が主張を変える事は無く、これ以外にも次々と新しい捏造が、出てくるだけだと思います。
日中韓が参加して、共通歴史教科書をつくろうという活動が1990年代に行われた。ところが、主として韓国学者に起因する混乱によって、成果がないまま、この作業部会は終焉した。残念ながら議事録を読むことができないので詳細を知ることはできないが、何があったのかを想起させる出来事が、間もなく起きた。
2000年代の前半に極東アジアの歴史について認識を共通化させようという試みが行われ、日本・中国・韓国・アメリカの学者たちが複数回会合を重ねた。アメリカが参加したのは、同国で高句麗学がそれなりに進んでいたことによる。
中国から、興味深い提言がいくつか提示されている。
・高句麗は中国の外周民族・国家である(広義の漢族だ、と言っている)
・統一新羅、高麗は中国から冊封を受けた「属国」だが、李氏朝鮮は「外藩」つまり中国の一部行政を委託された地方政庁と考えるべき(現在のしんちゃんウイグル自治区、チベット自治区のようなもの)。朝鮮とは国名ではなく、地域名である。
アメリカからは、
・高句麗語を理解する手がかりは少ないが、古代近畿地方(6-9世紀頃)の言葉とある程度の共通性が感じられる
韓国からは、「韓国に対する敬意はないのか!」との怒号が飛び出した様子。
要するにこういうことだ。
7世紀まで、朝鮮半島は北方に中国系、広義の漢族系の住民、国があり、南方には倭国のちの日本に属する住民と国があった。このことは5世紀の「倭の五王」たちが中国南朝から冊封を受ける際に倭・新羅・辰韓・募韓・加羅・任那の支配権と軍権を承認されていることで確認できる。
7世紀後半の百済戦役敗戦によって日本は朝鮮半島の権益を失う。
8世紀初頭に日本と唐(武周)との国交正常化が成立すると、統一新羅との関係は希薄化する。日本は「国風化」が進み、新羅は日本の属国を脱して独自の路線を歩みだすも、高麗、李氏と時代が下るにつれて中国に飲み込まれていく。
韓国が独立したのは19世紀末の日清戦争の結果であり、そこから韓国の歴史は始まる。
お虎 様
私もそのように理解してます。
任那についてももう少し研究が進むと良いのですが。
もしかしてこれらのことですかい?
>日中韓が参加して、共通歴史教科書をつくろうという活動
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/jc_rekishi_04b.pdf
https://www.jkcf.or.jp/projects/2005/18003/?
日本の歴史教科書が機転でも、別に共通歴史教科書を作ろうとまでなんて無理な目標はなかったと思われ。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
当方思うにイアンフ問題とは実は日米関係におけるウィークジャパン理論に基づく日本叩きなのです。
韓国人はアメリカの意向に沿って日本を叩いているに過ぎません。
きちんとイアンフと詐称する人物の発言を吟味してアメリカが性奴隷に関与した発言はアメリカに責任を取らせるべき部分としてアメリカに責任を追及する必要があります。
ジープやクリスマス、米国が主権保持していた時期に性奴隷として虐待されて連れて行かれた発言を「正しい神の証言」としてアメリカが第五補給品として女性の尊厳を踏みにじりながら戦争を戦った行為等に対してアメリカ政府によるイアンフに向けた謝罪と朱子学的序列に基づくイアンフとその遺族が満足するだけの永続的な「お代わり可能な」賠償金を払う様に、日本政府がアメリカ政府に要求するべきであると思います。
かつての自国であった国民の尊厳を踏みにじる行為を行った事に対してアメリカ政府も国家の犯罪の主犯として、きちんと「人道的かつ朱子学の序列的」な責任を負うべきです。
以上です。駄文失礼しました。
アメリカがイアンフへの関与した事実に基づき、アメリカにも人道的な責任問題を追及される事案である事を認識させれば、アメリカから韓国への圧力で、本来は消えて行く問題なのですよ(笑)。
イアンフ問題とは。
日本軍の関与よりアメリカからの関与が証拠は多数あると思われますよ。
外貨両替絡みの証拠を探せば色々あったはずですので。
更新ありがとうございます。
【李 宇衍は最近は『ソウルの中心で真実を叫ぶ』(扶桑社)、共著『反日種族主義』(翻訳版、文藝春秋)が韓国、日本で大ベストセラーとなった。】なかなか朝鮮民族としては、真逆の見方をする人ですネ。珍しい(笑)。
少しでも親日的な発言をすると、抹殺される韓国出版界なのに。少なくとも李宇衍氏が平静な社会生活を送れることを望みます。公私無く韓国人は叩きますから。家に火を放つなんて十分やりそうだ。
韓国側の自称慰安婦被害者も「慰安婦問題が提起されてから30年になるが、官憲による強制連行を証明する資料はただの一つも出ていない」。そりゃそうでしょう。強制連行20万人なんてしてないんだから。それと韓国報道によると現存最高齢98歳が死んだ?
冗談辞めろ。今のヒトコト、墓穴掘ったなあ(笑)。いいかい、1941年に20歳なら、今生きてたら100歳だわ。1941年以前に20歳超えてたら100歳超!98歳ぐらいが現存最高齢なんて、話が合わんだろ。
それかベテランの売春婦は、皆早死にしたのか?当然、鉄火場の女達に当時30歳もいたはず。年齢構成が支離滅裂だよ。「赤いワンピースにハイヒール」なんて当時のモンペ日本婦人に居ません。居たなら、それは戦後のパンパンガールかオンリーだ。いわゆる「自由恋愛」の希望者だ。
この慰安婦問題についてはこれからも何度も何度も蘇ってくると考えています。その理由は、何と言っても、韓国国内においては何が何でも日本を貶める「利権」だからです。仲間内で喧嘩でもして、無くなればいい。
全体主義国家は、ほぼ権威主義国家でもあり、現在の韓国では「自称元日本軍性奴隷様」や「自称元徴用工様」は絶対的な存在であり、彼(彼女)らを批判することは罪であり、罰(制裁)を受けます。
そして、権威主義国家では、「〇〇の一つ覚え」が繰り返されます。
例えば、朝鮮戦争勃発(1950年6月25日)、北朝鮮特殊部隊による青瓦台襲撃未遂事件(1968年1月21日)、北朝鮮工作員によるラングーン(アウンサン廟)爆弾テロ事件(1983年10月9日)、北朝鮮工作員による大韓航空機爆破事件(1987年11月29日)は、いずれも北朝鮮の金日成主席が引き起こした事件ですが、全て日曜日に発生しています。
これは、朝鮮戦争当時、在韓米軍や韓国軍の多数が土曜日の夜から日曜日の朝にかけて繁華街で飲み歩き、酔いつぶれていることを知っていた金日成が、日曜日の未明に38度線を越えて奇襲攻撃を仕掛け、この作戦がまんまと的中し、北朝鮮軍が怒涛の進撃で韓国軍・在韓米軍を釜山周辺の狭い地域に追い詰め、朝鮮半島統一まであと一歩に迫った成功体験から、その後も、金日成主席の偉大な作戦(日曜日襲撃作戦)が踏襲されたためです。
韓国でも、「自称元日本軍性奴隷問題」で味を占めた成功体験が、「自称元徴用工問題」に受け継がれており、今後とも、大日本帝国による朝鮮半島統治時代の日本政府・日本軍・戦犯企業による蛮行を理由にした「損害賠償請求(〇〇の一つ覚え)作戦」が、1000年は続けられていくでしょう。
再々コメントしているように、韓国人にとって重要なのは「真実」であって、事実などどうでも良いことなのです。むしろ、「真実」に反する事実など、なかったことにするか、あらゆる攻撃を仕掛けて潰そうとします。彼らは「真実」を守るためなのだから、それは全く(道徳的に)正しいことなのだと信じて疑いません。
さて、彼らにとっての「真実」の意味は、「自らが道徳的優位者(=上位者)であることを証明するもの」です。従って、彼らがいわゆる慰安婦問題を決して手放そうとはしないのは、それが「韓国が日本に対して道徳的優位者(=上位者)であることを証明している」からであり、その「真実」を否定するような事実は、なんとしてでも抹殺されなければなりません。だからこそ、「真実」を擁護し、事実を攻撃することは、道徳的にも正しいと考えているのです。
これはいわゆる自称徴用工問題でも全く同じ構図です。「韓国は日本に対して道徳的優位者の位置にある」という結論がまずあり、いくつかの問題はそれを証明するものであると同時に、日本に韓国が道徳的優位者であることを認めさせるためのストーリーです。むしろ、「韓国が日本よりも道徳的に優位であるのは説明するまでもなく自明の真実であり、わざわざそれを日本に教えてやっているわれわれはなんと寛大なんだろう」くらいに思っている可能性すらあります。
朝鮮式朱子学に基づく価値観では、上位者は下位者に対して何をしても構わず、下位者は反抗するどころか、口答えすることすら許されません。ただただ上位者に対して奉仕することだけが下位者の義務です。さらに韓国では「謝罪すること」=「自分が下位者であることを認めること」なので、歴代の日本国総理が「謝罪」してきたことは、「日本が下位者であることを自ら認めたこと」に他ならないため、その後に「真実」に反することを言えば、「道徳を弁えない妄言であり、つまり以前の謝罪は「真正の謝罪」などではなかったのだ」ということで糾弾されることになります。ここ30年ほどの日韓のやり取りはこの繰り返しです。
ところが、日本は朝鮮式朱子学なんぞに毒されていないため、「道徳的優位性ガー」とか言われても「なんじゃそれ?」という反応にしかなりません。韓国人が万古不変絶対の真理と信じて疑わない「道徳的上下関係による秩序」などは、日本では全くの無価値です。でも、韓国人はそれを理解できないどころか、認識すらできません。それを認めることは、韓国人にとって世界観を根底から覆すものであり、つまりは道徳に反することだからです。
この解消不能なズレが増幅拡大し、もはや取り繕うことも不可能になったということが、昨今の日韓関係に投影されていると考えます。
要約: 韓国人にとって、「真実」に反する、または否定する事実など無条件に否定されなければならないものである。ゆえに、韓国人にどれほど事実を突きつけても、それが「真実」に反する限り、決して受け入れられることはない。
>北朝鮮で「金正恩のばか!」と叫んだ人物が「国家機密漏洩材」で逮捕された、
>という笑い話を聞いたことももありますが
これはソ連時代のアネクドートでしょ。
北朝鮮にそういうジョークのセンスは無い。
ソ連の首相だったフルシチョフが西側の記者から、「フルシチョフはバカだ」と言いふらして逮捕された人間について、罪状は何かと問われて、
「国家の最高機密を漏洩したんだ」と答えてにやりとした・・・・という話をどこかで読んだような。
同様のアネクドートに
ホワイトハウスの前でレーガンのバカと言っても捕まえられない事を自慢したら、ソ連の人が、ウチでも大丈夫だと。
それでクレムリンの前でレーガンのバカと叫んで、ほら大丈夫でしょ。
こういうのは応用がきくので、どこで使っても面白いものです。