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ビクター・チャ氏「中国に対し豪韓はあまりに対照的」

韓国メディアを読んでいると、ごくたまには参考になる意見を目にすることもあります。『朝鮮日報』(日本語版)に昨日、米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ氏の論考が掲載されていました。世界経済における地位が同様であるはずの豪州、韓国には、米中対立局面において、いずれの国を支持するのかという旗幟を鮮明にしているかどうかという違いがある、というのがビクター・チャ氏の見立てです。

ルトワック氏の教え

ルトワック氏の真意は「脅しに屈してはならない」

米戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問のエドワード・ルトワック氏が今から8年前の2012年に刊行した “The rise of China vs. the logic of strategy” とその邦訳版『自滅する中国』(※邦訳版の出版は2013年)について、当ウェブサイトでは折に触れて紹介してきました。

【参考】『自滅する中国

(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)

書名のとおり、内容は中国の台頭と、これに対する諸外国の反応について執筆されたものですが、あらためて読み返してみても、内容的にはまったく色あせていません。これを10年近く前の時点で執筆したルトワック氏、そしてそれを日本語に訳出した奥山真司氏の慧眼には、いまさらながら驚かされます。

というよりも、同著は時事的な話題を取り扱ったものというよりも、「国際戦略問題を考えるうえで、一般的に譲れない原理原則を示した教科書である」、という言い方をしても良いでしょう。

当ウェブサイトなりにルトワック氏の教訓を読み取るならば、その「原理原則」とは、「脅しには決して屈してはならない」、です。

安倍・菅政権の対中外交は明らかな成功事例

そして、ルトワック氏は実務家らしく、彼の議論に出てくるのは、いずれも現実に即した事例ばかりです。

そのなかでもとくに興味深いのは、日本の事例でしょう。たとえば、ルトワック氏の書籍の原著である英語版が上梓されたときといえば、わが国は民主党政権時代でした。その民主党政権時代は、中国との付き合い方を巡ってかなりの混乱をもたらしたこともまた事実でしょう。

(※余談ですが、菅直人元首相の対中外交の稚拙さについてはいまさら指摘するまでもありません。とくに『菅は菅でも「かん」違い:尖閣漁船衝突事件の真相』でも触れたとおり、尖閣諸島漁船衝突事件でも公権力に介入していた疑惑が浮上しているほどです。)

ただ、ルトワック氏は著書で、その民主党政権時代においてさえ、日本が国の意思として、「中国には靡(なび)かない」という道を選択しつつある、と指摘しているのも、また興味深い点です。

そして、ルトワック氏の著書で予言されたこの内容は、実現しました。2012年12月に第2次安倍晋三政権が発足し、7年9ヵ月近くも継続したうえで、政権は内閣官房長官を務め続けていた菅義偉総理に引き継がれましたが、日本政府の中国に対する姿勢は一貫しています。

それは、「日中間の諸問題については日本の立場をしっかりと主張しつつ、首脳間の対話などを通じた解決を目指す」、というものです。そこに「中国に譲歩する」という選択肢はありません。実際、菅義偉総理も第203国会における所信表明演説で、日中関係については次のように述べています。

中国との安定した関係のために、ハイレベルの機会を活用し、主張すべき点はしっかり主張しながら、共通の諸課題について連携する

こうした2012年の安倍政権発足以降以降のこうした対中外交姿勢を巡り、わが国で批判していた人たちがいたこともまた確かです。

それらの人たちの言い分は、「中国は強大な国だ」、「いずれ米国に変わって世界の覇権を握る」、といったものであり、安倍政権が中国に対して原理原則を主張し続けることは、中国を激怒させ、やがて到来するであろう「G1時代」において日本が苦しい立場に置かれる、という警告です。

しかし、これについても現実に即して検証することが必要でしょう。安倍・菅両政権における対中外交姿勢が民主党政権時代と比べ、より強硬なものであったことは間違いありませんが、それによって果たして日中関係は悪化したとは言い切れないからです。

もちろん、残念ながら尖閣諸島沖合などでの領海侵犯は常態化していますが、幸いなことに、現時点で武力衝突は発生していません(※これは単なる幸運なのかもしれませんが…)。

それどころか、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席は、安倍政権初期には日中首脳会談にすら応じなかったにも関わらず、その後は態度を軟化させ、むしろ彼らの方から日本に歩み寄っているフシもあります。

こうした状況を見るに、外交では下手に相手に譲歩したり、おもねったりするのではなく、「自分の国の態度」を明確にしつつ、一貫性のある態度を取ることが重要だと痛感します。相手が国際社会で傍若無人な振る舞いをする中国であるならば、なおさらそうです。

ルトワック氏のいう「無責任国家・韓国」

さて、経済発展を遂げた中国が近年、領土的野心を強化するなかで、周辺国に対する振る舞いも次第に高圧的になりつつありますが、日本のように(経済界はともかく政治レベルでは)「中国に靡かない」という姿勢を明確にした国がある一方で、そうではない国も存在します。

その典型例でしょうか、ルトワック氏が8年前からすでに指摘していたのが、韓国の一貫しない姿勢の問題点です。

ルトワック氏の『自滅する中国』の234ページでは、韓国が「自国に最も脅威をもたらす国(=北朝鮮)に対抗せず、自国に全く脅威をもたらさない国(=日本)を最も苛立たせるような行為」を繰り返していると指摘していますが、これなどは中国と対決する米国にとっては、非常に迷惑な話です。

そして、米国内ではいまだに、韓国を議論する際には、「韓国は米国の同盟国である」とする前提を置く論者もいるのですが、いい加減、ウンザリします。そのような論者は得てして、現在の韓国が「日米の味方」としてともに中国に対峙してくれる国ではなくなりつつという現実から頑なに目を背けるからです。

それどころか、なかにはいまだに、「日米韓3ヵ国が一致団結して中国に立ち向かわねばならないときに、日韓が歴史問題で対決しているのは困ったものだ」、「日韓両国は歴史問題で和解しなければならない」、などと真顔で述べる論者がいるのには呆れます。

この点、個人的な告白で恐縮ですが、著者はかつて、「韓国が仕掛けてくる歴史問題とやらにも、日本がちょっとばかり譲歩して、(表面上でも)謝ってやれば良い」、などと考えていた時期もありました。それで日韓関係がうまくいくなら、ちょっとした譲歩などお安いものです。

ただし、この「日本がちょっとばかり譲歩して、韓国に謝ってやれば良い」という主張は、暗黙の裡に、「韓国は日米の頼りになる味方だ」という前提を置いていましたし、韓国が日本とともに、北朝鮮や中国に立ち向かってくれるという勝手な期待感があったことは事実でしょう。

当たり前の話ですが、前提条件は何を議論する際にも必要ですし、前提条件を間違えると、考察が正しかったとしても結論を誤ります。「日本が韓国に譲歩すれば日本の安全保障に良い影響がある」という主張自体、正しかったのかどうかについては、日本社会全体が考えを熟成させる必要があるでしょう。

ビクター・チャ氏の疑問

ビクター・チャ氏の朝鮮日報への論考

ただし、韓国の「敵・味方」を正しく認識しないという特性は、日本に対してのみ、迷惑をかけているのではなく、米国をはじめとする自由民主主義国全体に大きな負担となっているのではないかと思えてなりません。

それを読むうえで、非常に興味深い記事が、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に掲載されていました。

【寄稿】中国を相手に極めて対照的な韓国と豪州

―――2020/11/02 11:01付 朝鮮日報日本語版より

(※朝鮮日報の記事については、公表からしばらく経過すると読めなくなってしまうようですので、リンク先記事の原文について気になるという方は、早めにご参照ください)。

リンク先記事を寄稿したのは、ルトワック氏と同じ米戦略国際問題研究所(CSIS)に勤務する韓国専門家のビクター・チャ氏です。さっそく、気になった部分をピックアップしていきましょう。

ビクター・チャ氏は論考で、まずは韓国と豪州を比較したうえで、両国には「似た点が多い」としたうえで、次のような点を列挙します。

  • 自由民主主義を謳歌している国であること
  • 世界で重要な地位を占める「中堅強国」であること
  • いずれも五輪を開催し、国民がスポーツに深い愛情を抱いていること

(※ここでは、これらの事実認定には踏み込みません。あくまでもビクター・チャ氏の意見であり、以下の議論を展開する前提です。)

ただ、そんな「似た国」である豪韓両国も、ビクター・チャ氏に言わせれば、「急浮上する中国に対する態度」が劇的に異なるというのです。具体的には次のような点を列挙しています(文章は当ウェブサイトによる要約)。

  • 豪州も韓国も半世紀以上にわたり、米国の重要な安全保障パートナーだ。しかし、両国とも安全保障分野では米国との関係が重要だが、経済分野では中国が重要なパートナーに浮上しており、中国は2004年以降、両国にとって最大の貿易相手国だ
  • 中国は自国への経済依存度を武器に、両国に圧力を掛けているという点も似ている。韓国が終末高高度防衛ミサイル(THAAD)を配備したことに厳しい経済報復を実施し、豪州が新型コロナウィルスに関する徹底した調査を主張すると、豪州に関税や禁輸などの報復を行った
  • しかし、こうした中国の行動に対する両国の対応は驚くほど異なる。豪州は中国に反発しているが、韓国は順応するように行動しているからだ

…。

これは、じつに興味深い指摘ですね。

韓国に関する記述は、今から8年以上前のルトワック氏のものと、まるで変っていないからです。

10件中「6対8」

そのうえで、ビクター・チャ氏は、過去7年にわたり、10の米中対立の争点を分析したところ、韓国は6件で中国を支持したのに対し、豪州は8件で米国を支持したのだそうです。その最たるものは、「自由で開かれたインド太平洋戦略」(※)を巡る両国のスタンスでしょう。

(※これについては最近、俗に「FOIP」と略されることが増えてきましたので、当ウェブサイトでも以下、原文を勝手に「FOIP」と略します。)

ビクター・チャ氏は、米国が2019年に中国を牽制するためにFOIPを打ち出した際、韓国が中国の顔色をうかがい、支持するかどうかを明らかにしなかったと述べています。これに対し、「クアッド外相会合」に参加した豪州のスタンスは、ビクター・チャ氏が指摘するまでもないでしょう。

また、香港の民主化デモに対しても、豪州は中国を非難し、米国、英国、カナダなどと同様の態度を見せたのに対し、韓国は民主主義を支持するような発言をしただけでお茶を濁した(※しかもそれすらも駐韓中国大使が直ちに反応した)という落差があります。

さらに、華為(ファーウェイ)を5Gのネットワーク構築から排除するかどうかを巡る判断も、豪韓両国でみごとなくらいに好対照だ、というのがビクター・チャ氏の指摘です。

世論調査ではわからない韓国人の行動

ただし、ビクター・チャ氏は、こうも指摘します。

韓国が大陸の隣人(≒中国)の側に確実に傾いていることは(韓国の)国民感情とかけ離れて見える」。

これは、どういうことでしょうか。

ビクター・チャ氏によると、CSISが先週、韓国国内の専門家と一般人を対象に実施した世論調査の結果、「米国より中国との協力を優先すべき」との回答が4%、「中立を守るべき」との回答が17%に過ぎなかったと述べます。

また、米ピュー・リサーチ・センターが10月初めに発表した世論調査でも、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席が「世界問題に対しうまくやっているか」との質問に、韓国人の83%が「そう思わない」と答え、これは豪州や米国よりもさらに否定的な反応だったと述べています。

さらには、CSISの調査では、韓国国内の経済・国家安全保障専門家のじつに76%が、「華為を5Gネットワークから切り離すべき」と答えたそうであり、新型コロナウィルスについても中国政府が適切に対処できなかったと答えた人が79%と、豪州のそれ(73%)を上回ったのだそうです。

つまり、ビクター・チャ氏は、文在寅(ぶん・ざいいん)政権と韓国の国民世論の「感情の隔たりがあまりに大きい」と指摘して、記事は唐突に終わっているのですが、このあたりにはビクター・チャ氏に戸惑いのようなものが見て取れます。

ただ、韓国系と伝えられるビクター・チャ氏も、やはり米国人なのでしょうか。「民主主義国家の政府はその国の世論を代弁する」と言いたいのだと思いますが、それと同時に韓国の民主主義は日米豪などのそれと比べて成熟しているのかどうか、という視点があるのかどうかは定かではありません。

あるいは、世論調査では中国に対して威勢の良いことを答えておきながら、現実に中国を目の前にすると怖気づいてしまうというのは、半島のDNAのようなものなのかもしれませんね。

余談ですが、やはり朝鮮半島の行動を読むうえでは、世論調査を含めた単なる「数字」の議論だけでなく、彼らの行動様式を知る必要があるのであり、その意味では優れた韓国観察者の鈴置高史氏の視点を借りる方が有益であることは間違いないと思う次第です。

粛々と進む日米豪印協力

さて、旗幟を鮮明にしない韓国を置いてけぼりにして、日米豪印の協力は粛々と進んでいます。

先月はコロナ禍の最中であるにも関わらず、東京で4ヵ国の外相が一堂に会し、「第2回日米豪印クアッド(4ヵ国)外相会談」が行われました(『クアッド外相会談はパワーバランスと歴史が変わる瞬間』等参照)。

こうしたなか、今年の日米印の海上演習に、豪州が参加することが決まりました。

豪、日米印の海上演習に参加 中国にらみ軍事関係強化

―――2020.10.21 13:45 JST付 CNNより

演習自体は今月から開始されるものですが、豪州がこの演習に参加するのは2007年以来初めてのことです。CNNによると豪州が前回2007年に参加した際には、中国が外交ルートを通じて豪州に抗議するなど、両国関係は悪化していたのだそうです。

このように考えていくと、ビクター・チャ氏の議論、中国からの視点も興味深いです。豪州が中国との対立を選びつつあるなか、中国から見て韓国の利用価値が高まっている、という言い方もできるからです。

つまり、表面上は米国の同盟国である韓国を、実質的には自国の属国にすることで、中国にとっての韓国とは、「米国陣営」に打ち込んだくさびのようなものとなります。

だからこそ、米国の視点から見れば、米国の「核の傘」の恩恵を受けながら、中途半端に中国に入れ込む韓国という国は、日米豪印などの結束を乱すという意味では大変に危険な存在でもあります。

おりしも、米大統領選の投開票が始まります。

当ウェブサイトでは、選挙情勢についてあまり深く取り上げてきませんでしたが、一説によれば民主党のジョー・バイデン候補が有利との報道もある一方で、トランプ氏が猛烈に追い上げているとの分析も見られるなど、情勢は予断を許さないと言えるでしょう。

新宿会計士:

View Comments (49)

  • おはようございます。

    >このように考えていくと、ビクター・チャ氏の議論、中国からの視点も興味深いです。豪州が中国との対立を選びつつあるなか、中国から見て韓国の利用価値が高まっている、という言い方もできるからです。
    >つまり、表面上は米国の同盟国である韓国を、実質的には自国の属国にすることで、中国にとっての韓国とは、「米国陣営」に打ち込んだくさびのようなものとなります。
    >だからこそ、米国の視点から見れば、米国の「核の傘」の恩恵を受けながら、中途半端に中国に入れ込む韓国という国は、日米豪印などの結束を乱すという意味では大変に危険な存在でもあります。

    尹炳世前外相が「韓国は米国と中国の双方からモテモテである」とホルホルしてたのを思い出します。

    韓国にとって中国は、基本的価値観は共有してないけど歴史的価値観は共有してて経済関係では絶対切れない相手だから、国民が感情では中国を嫌ってても理性?では中国に付き従う事を支持するのかなぁと。

  • 更新ありがとうございます。
    しばらく前には、オースト○○○と揶揄されたオーストラリアですが、
    例の疾病が流行る頃には大分情勢が変わりましたね。
    その後は言わずもがな。
    地政学的な経緯の違いがここに来て大きく係わっているのではないかと
    私は判断しております。
    地続きで中国の冊封国になっていた国と、英国の流刑地であった国の
    違いは大きいですし、主要輸出産品も異なります。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (なにしろ、甘いと言われそうなので)
     (韓国に限りませんが)人は、これまでと大きく変化する決断を、できれば先延ばししたいと考えるものです。つまり、韓国としては、「アメリカ大統領が変われば、対中政策が変化するに違いないので、大統領選の結果が出るまで待とう」、「中国がもっと台頭すれば、世界も中国を何とかしようと考えるのを、諦めるから、それまで待とう」、「日本の安倍総理が辞任すれば、新政権は韓国に譲歩するはずだから、対日政策は、このまま継続しよう」と考えているのでしょう。
     駄文にて失礼しました。

  • 更新ありがとうございます。

    ビクター・チャ氏は対北強硬派でトランプ大統領にいろいろ意見具申し、それがかえって更迭に繋がったと思ってました。しかし、今回の論考を読むと違いますね。

    やはり朝鮮系の知己・親族がいるからかルーツだからか、韓国への認識は大甘です。豪州と韓国が6対4ってありえない。韓国は中国に9~10でしょう、本音は。豪州は言われる通りかもしれないが。

    ①中国の戦勝70周年パレードに行くなというのに参加(朴槿恵)。
    ②THAADまだ未完。完成させる気無し。
    ③平昌五輪に北朝鮮代表と日米首脳をくっつけようとした。
    ④トランプ訪韓時に売春婦が抱き着いた。
    ⑤米と600億ドルの為替スワップ取極ながら中国ともそれ以上締結。
    ⑥日米韓司令官会議にコロナ理由に不参加、しかし釜山で中国要人と会談。
    ⓻日米韓による海上演習欠席。
    ⑧海上自衛隊機にレーダー照射、猛抗議に対して低劣な嘘を言う。勿論米国も詳細を知る立場に居る。いわゆる友軍への攻撃行為だ。

    こんな国が友邦でしょうか。チャ氏に言いたいです。中韓は10(米韓は0)じゃないのかと。

    先月のクアッドにも参加しませんでした。また日米豪印の海上演習にも不参加。FOIPなんて、参加はありえないですね。南朝鮮、北朝鮮、中国で属国ゲームしてなさい(嘲笑)。

    • 今後、誰がアメリカの大統領になろうと、あなたの言うことは、日本にもう一度真珠湾を攻撃せよと言うことですか?
      ぐらい日本はアメリカに言えると良いですにけど。
      外交交渉で。

  • ビクター・チャについて

    本名
    車維德(チャ・ウドク)
    本貫(祖先の出身地)
    北朝鮮黄海南道延安郡
    家族
    両親は韓国人。両親のアメリカ留学中にニューヨークにて出生。
    妻は韓国人。妻の父は韓国の民主正義党(全斗煥・盧泰愚の政党、右派野党・国民の力の源流)の国会議員・金湜。
    経歴
    小ブッシュ政権ではアジア方面のアドバイザー、6カ国協議ではアメリカ副代表として「キムジョンヒル」と揶揄されたクリストファー・ヒル国務次官補を補佐し、北朝鮮への制裁緩和やテロ支援国家指定解除に関与。
    トランプ政権では駐韓大使の候補に挙げられたものの、北朝鮮への限定的な攻撃と、韓国に有利過ぎる米韓FTAの見直しに反対していた事を理由に見送られる。

     こんな香ばしい経歴の持ち主の書いた記事ですから朝鮮に甘いのはお察しですね。

    • 言行見ると、良くて韓国の工作員、下手すると北の工作員に見えかねないですね。

    • すみません。車維德はチャ・ウドクじゃなくてチャ・ユドクでした。
      中韓にルーツがある人は日本でも欧米でも通名を使いがちですが、本名で書いて出自をごまかせないようにした方がいいかもしれませんね。

  • 日本が韓国絡みで言うことを聞かなくなったので、開店休業状態のジャパンハンドラーのビクター・チャさんじゃないですか。まだ大学で学生にインターネットで資料を拾わせて竹島は韓国領っていうレポートを書かせてるのかな?まあ、アーミテージと同じく過去の遺物ですね。

  • ビクター氏の挙げる、韓国とオーストラリアの相違点、韓国は全然当てはまってないでしょ(汗

    >自由民主主義を謳歌している国であること

    いやいやレッドチーム入り目前です。

    >世界で重要な地位を占める「中堅強国」であること

    中堅ではあるかもしれないけれど、強国ではないでしょう。

    >いずれも五輪を開催し、国民がスポーツに深い愛情を抱いていること

    勝ち負けに異常にこだわってるだけで、深い愛情やスポーツへの敬意はまったく感じられません。

    コーヒーを吹き出しそうになりました。

    • かえる 様
      コーヒー吹いたぞ、謝罪と…などと言ってくるのはオーストラリア人では珍しいかも。

      • ボーンズさま
        慌てたはずみに白いシャツにコーヒーを垂らしてしまいました。
        1000年経っても許しませんw

  •  韓国とオーストラリアの対中政策の差を、地理的、歴史的環境によるものだと説明し、韓国の対中政策に理解や同情を示す意見もあると思います。
     しかし、韓国と同じ地理的、歴史的環境に置かれたベトナムの対中政策は、韓国とは対照的です。ベトナムの人口は約9700万人と南北朝鮮の合計7700万人と大差はありませんが、ベトナムは、現在でも中国に毅然と対応していますし、歴史上も、フランス、アメリカ、中国と戦争し、いずれにも勝利しています。このような国は世界中探してもベトナムだけです。
     では、韓国とベトナムの差の原因は、何でしょうか。私は、民族の誇り(プライド)の差だと思います。韓国は、いまだに太平洋戦争中の偽造性奴隷(慰安婦)問題を主張し、世界中に慰安婦像を展開していますが、ベトナムは国内の韓国大使館前に「ライダイハン像」を建てて抗議するようなことはしていません。
     太平洋戦争中の日本人慰安婦も、韓国人よりはるかに多かったと思いますし、戦後の進駐軍に同様のことをした日本人女性も多くいたと思います。しかし、日本人女性でこうしたことを告発して謝罪や賠償を要求するような例はほとんど聞きません。これも、日本人女性の誇りがそうしたことをさせないのだと思います。
     米中対立の中で、韓国は「安全保障はアメリカ、経済は中国」という二股(ツー・トラック)外交を展開していますが、日本に対しても同様で、「歴史問題と経済問題は切り離して対応する」ツー・トラック外交を主張しています。要するに韓国という国は「ワン・トラック外交」ができない国です。
     これは、自称元徴用工判決問題でも同じで、「国際法違反を自ら是正する」か、「日本企業の差押財産を現金化する」か、いずれの「ワン・トラック」も選択することができない国なのです。
     日本としては、「現金化した場合は、強力な対抗措置を講ずる」とだけ言って放置しておけば、韓国は、国際法違反の是正も差押財産の現金化もできず、そのうち、内ゲバで自滅すると思います。

    • <名無しの権兵衛様>
      米中対立の中で、韓国は「安全保障はアメリカ、経済は中国」という二股(ツー・トラック)外交を展開していますが、日本に対しても同様で、「歴史問題と経済問題は切り離して対応する」ツー・トラック外交を主張しています。要するに韓国という国は「ワン・トラック外交」ができない国です。
      </名無しの権兵衛様>

      名無しの権兵衛様は韓国とその国民を買い被り過ぎでは?

      全ては「自分の都合の良いような(或いは捏造した)事項を取り上げ、一方的な主張をすると同時に自分の都合の悪い事項は徹底的に無視するか、または前出と逆の主張をしながら自らが矛盾した行動をしているという自覚がない未熟・未開で幼稚な国家・民族である事看破すれば良いと思います。

  • 韓国が潜在的な敵であることは,米国も認識していると思います。
    しかし,敵は中国共産党であり,
    韓国には最低でも中立を守らせる必要があると思います。

    中国 vs 米国 + 日本 + ロシア :100 % 日本の勝ち
    中国 + 韓国 vs 米国 + 日本 :勝つかもしれないが,日本の被害も大きい。
    中国 + 韓国 + ロシア vs 米国 + 日本 : 日本は勝てない。

    • >韓国には最低でも中立を守らせる必要があると思います。

      どのようにして守らせるのでしょうか?
      今までさんざんアメリカと日本が面倒見てきた結果が現在の姿なのですが。
      面従腹背の国は「FOIP」にとって百害あって一利なしです。
      そろそろアメリカさんも韓国を諦めて中国に追いやるべき時期に来ているのではないでしょうか?
      バイデンが大統領になった場合は日韓関係に口を挟んで来るかも知れませんが理不尽な要求はきっぱりと断らないと今までの失敗の繰り返しになります。
      菅さんには徹底した正論で対応して頂きたいと思います。

      中国にとって韓国が一応西側の国である間はその足並みを乱すために利用価値もあるのでしょうがレッドチームに入ってしまえば御用済みのただの属国という事になると思います。
      中国もKの法則を理解していると思いますので韓国と協力関係を築くという事はないと思います。
      所謂パシリ程度の扱いでしょうね。

      • 確かに,はるちゃんの意見通りになれば
        気分はスッキリするでしょう。それは私も同じです。
        しかし,気分がスッキリすることと国が生き残ることは
        別です。80年前を思い出してみましょう。

        暴支膺懲を叫んだのは,国民ですよ。
        日本を挑発する中国を叩けば気分はスッキリしたでしょう。
        そんな強硬な世論に軍が引きずられ,
        中国に深入りしてアメリカとソ連に負けた。
        同じことを繰り返すわけにはいきません。

        確かに韓国は目障りです。
        懲らしめたいという気持ちも分かります。
        でも敵の本丸は,中国共産党ですよ。

      • 韓国に中立を守ってもらうには。

        首長さんの妻、ご子息をワシントンに連れて行き何か裏切りがあった時の保険にすればいいと思います。子供はワシントン大学にでも通わせて、将来の親米派に育てれば、アメリカも韓国もwin-winの関係になれることでしょう。

  • >国民感情とかけ離れて見える
     アンケートで真実を見つけようとするのは無謀です。なぜならアンケート対象者が真実を知っていなければならないからです。

    >10件中「6対8」
     これは「4対8」にしないと印象がおかしくありませんか?
     さらに邪推すれば、この韓国の4も、国家体制上・陣営としてどうしても数件アメリカ寄りになるだけであって、本質ではもっと中国寄りになる可能性がでてくる質問形式ですね。

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