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韓国メディア「安倍首相が韓日関係を壊した」

数日前から、韓国メディアを中心に、「安倍総理の辞任を韓日関係好転の契機にすべき」などとする言説が流れて来ています。これに加え、一部のメディアに至っては、「安倍総理が日韓関係を壊した」だの、「安倍総理がもう少し努力すれば日韓関係はもう少しマシだった」だのといった主張もあるようです。ただ、残念ながら、日韓関係はもはやフェーズそのものが変わってしまったのではないでしょうか。

安倍政権以降の日韓関係

安倍晋三総理大臣の辞任表明を受け、韓国メディアからは相次いで、「安倍総理の辞任を韓日関係の好転の契機にしよう」、などとする主張が出て来ています。

たとえば、『中央日報コラム「安倍辞任で経済関係を好転させよう」』では、「病気で退く安倍首相には申し訳ないが、我々には良い機会」、「歴史問題は後回しにして、まずは経済関係を解決しよう」、などとする、まことに無礼かつ不見識なコラム記事を取り上げました。

また、『韓国の用日論の集大成:「安倍辞任を韓日改善契機に」』では、「韓国政府は徴用をはじめとする過去の問題は時間を置いて解決する一方、経済・安保懸案は早期に協力を復元するという『ツートラック』を推進する必要がある」とする社説を取り上げました。

どちらも酷い主張です。

くどいようですが、自称元徴用工問題、(従軍)慰安婦問題などに代表される「歴史問題」は、そのほとんどが韓国による捏造であり、日本との関係において、韓国は被害者ではなく、むしろ加害者です。

また、韓国が現在、経済、安保両面で厳しい状況に立たされつつあり、日本からのさまざまな支援に対する期待があることは事実かもしれませんが、それらは彼らの自業自得という側面が強く、また、「歴史問題」を切り離して経済、安保問題で利益を得るという「良いところ取り」については、許してはなりません。

この点、安倍総理の後任として、とりあえず菅義偉内閣官房長官が今後1年間の政権運営を担う可能性が高いのだと思いますが、それ以降も菅氏が政権を率いるのか、それともほかの人に代わるのかについては、現時点ではよくわかりません。

ただ、ひとつだけ明らかなことがあるとすれば、韓国がいう「歴史問題」とやらに関し、韓国に一歩も譲歩しないという安倍政権の姿勢(たとえば自称元徴用工判決問題で、日本企業の資産売却を許さない、など)については、後任政権でも最低ラインとして維持しなければならない、ということでしょう。

ゼロ対100の理論と日韓関係

当ウェブサイトとしては、安倍政権の対韓外交が「100%の成功だった」とは思いませんし、2015年12月の日韓慰安婦合意のように、成果といえるのかが非常に微妙な事績もあったと考えていますが、それでも韓国の歴史問題捏造を跳ね返したこと自体は、これまでの政権にはなかったと評価して良いでしょう。

というのも、韓国が歴史問題などの捏造を仕掛けてくるときには、たいていの場合、「ゼロ対100」で自分たちの方が悪い問題であっても、「50対50」、あわよくば「100対ゼロ」に持ち込もうとするからです。

これを当ウェブサイトでは、「ゼロ対100の理論」と呼んでいます。

ゼロ対100理論

韓国は自分たちに100%の過失があると自覚している場合に、「相手も悪い」と騙り、「50対50」、あわよくば「100対ゼロ」に持ち込もうとする、という傾向がある。

そして、安倍政権の成果と言えば、韓国がいつもの調子で「50対50」、「100対ゼロ」に持ち込もうとするのを、日本としては一歩も譲歩せず、「ゼロ対100」のままに留め置いた、という点にあります。

結果的に事態は日韓間で膠着しましたが、それでも日本がまったく譲歩しないというのは、歴史的に見ても画期的なことではないかと思います。

もっとも、当ウェブサイトが「安倍政権の対韓外交を100%評価することはない」と述べている理由は、しょせん、「ゼロ対100」は「ゼロ対100」に過ぎないからです。

本来ならば、「ゼロ対100戦争」を韓国が仕掛けてきたときには、韓国に100を遥かに超える打撃を即座に与えるべきなのですが、安倍政権は結局、韓国に対しては100を超える反撃をしなかったのであり、どうしてもこの点に物足りなさが残るのです。

しかし、日本政府は貴重な外交リソースの100%を対韓外交に割くべきではありませんし、現在だと、北朝鮮の核開発問題に関する経済制裁の着実な実施に加え、米中対立局面における香港情勢、南シナ海情勢、東シナ海情勢にこそ、力を投入すべきでしょう。

したがって、当ウェブサイトとしては、限られた日本政府の資源に照らし、安倍政権の外交は総体的に見てバランスも取れたものだったと考えていますし、対韓外交についても、そうした「全体」のなかで位置付けるべきだと考えている次第です。

韓国メディア「安倍が韓日関係壊した」

もっとも、韓国の側では、「極右の安倍政権が韓日関係を破壊した」などと考えられているようであり、そうした認識に基づく記事が、韓国メディア『文化日報』に掲載されていました。

米専門家「安倍最大の失策は、韓国との外交」【韓国語】

米国の専門家は、29日に辞任を発表した安倍晋三日本首相について「米国との関係では、成果が多かったが、韓国との外交は、最大の失策だった」と指摘した。<<…続きを読む>>
―――2020/08/31付 文化日報より

リード文にある「29日に辞任を発表した」は、「28日に辞任を発表した」の間違いだと思いますが、この手の間違いは韓国メディアにはよくある話なので、先に進みましょう。リンク先記事は、「8月31日付の日本の朝日新聞の記事」を引用する形で、次のように述べています。

マイケル・グリーン米戦略国際問題研究所副所長は「安倍首相の対韓外交は失敗」と評価した。日本軍慰安婦問題と強制徴用賠償の問題は、韓日の軍事情報保護協定(GSOMIA)廃棄などで葛藤が相次ぐこととなり、米国の立場からは韓米日3ヵ国連携を振り回したからだ

グリーン氏が本当にそのように述べたのかはわかりません。

いちおう、朝日新聞を見ると、有料会員限定記事ですが、本日付で『米国から見た安倍外交の功罪 一致した識者2人の評価』という記事が掲載されており、グリーン氏が記事に登場しているものの、肝心のグリーン氏の発言については確認できません。

ちなみにグリーン氏といえば、『マイケル・グリーン氏、「日本が譲歩すべき」の無責任』などでも取り上げたとおり、日韓関係に関する認識については、何かと疑問があることも事実です。そして、グリーン氏が本当に上記のとおり発言したのであれば、これは非常に浅い分析と言わざるを得ません。

そもそも韓国が日韓GSOMIA(※)の破棄を持ち出したのは、日本が韓国に対して輸出管理適正化措置を講じたことへの対抗措置であり、日本が対韓輸出管理適正化を行った理由は、おそらくは安全保障上の理由に基づくものです。

(※正式名称は『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』)

したがって、基本的な事実関係を調べていけば、そもそも日韓GSOMIAと歴史問題は無関係であることは明らかです(※余談ですが、こうした基本的な事実認識すら出来ていない人物が米国の有力シンクタンクの副所長を務めている、ということでもあります)。

そのうえで、グリーン氏は「安倍首相の後継者は韓日関係の改善に優先的に取り組む必要がある」などと述べたのだそうですが、これも無茶な話です。なぜなら日韓関係の「改善」とは、結局、韓国が国際法を守るかどうかという話に過ぎないからです。

また、文化日報の記事ではほかにも、カーネギー国際平和財団の研究員による「日本側にすべての責任があるわけではないが、安倍首相がもっと積極的に乗り出していれば、韓日関係の悪化を防ぐことはできていた」などの発言を紹介したうえで、日韓関係の悪化の主因が日本にあるかのように述べているようです。

不正常な関係に終止符を!

こうした一部の米シンクタンク関係者の認識や、それをそのまま垂れ流すように報じる韓国メディアの姿勢については、あまりにもお粗末すぎて、正直、まともにコメントする気にもなれません。

いずれにせよ、日韓関係の「悪化」については、少なくとも従来のような、「日本が原理原則を捻じ曲げて、韓国に対して譲歩する」という形での打開が図られてはならないことは明らかであり、また、日本が歴史問題で韓国の下位に立つという不正常な関係には、間違いなく、終止符が打たれなければなりません。

では、それはいったいどのような形で実現するのか。

大変申し訳ないのですが、それを現時点で当ウェブサイトに大々的に記すのは控えておきたいと思います。

ただ、少しだけヒントを記しておくと、そもそも韓国が1人あたりGDPで日本と肩を並べる経済大国である、という状態については、是正が必要です。

そして、「日韓がともに東アジアを代表する経済大国として、また自由・民主主義国として、手を取り合って未来に向けて発展していく関係を目指すべき」といった主張は、今後は聞かれなくなっていくのでしょう。[

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ここまで記してふと気づいたのですが、安倍総理の辞任発表以来、当ウェブサイトでは「今後の日韓関係」に関する突っ込んだ議論をしていません。そこで、近日中にあらためて、「日本は韓国とどう向き合っていくべきか」についての考察を示しておきたいと思いますので、どうかご期待ください。

新宿会計士:

View Comments (45)

  • >「今後の日韓関係」
    一体どうなるのでしょうね♪興味があるのです♪

    ぶっちゃけ、米中関係の影響が大きくて、あんまし日韓関係だけみても仕方ないのかな?って思わなくはないのです♪

    それにしても、韓国が問題視してる輸出管理強化は、韓国が悪さをせずに2〜3年輸出管理制度をちゃんと運用してたら、ホワイト国復帰の目もあると思うのです♪

    日韓基本条約を蔑ろにしてることとか、他の問題は良くわかんないのです♪

    ただ、大上段に日韓関係をどうこうしようってよりも、普通のご近所付き合いみたいに、個別案件ごとに双方メリットあれば協力するってくらいの関係で十分なんじゃないのかな?

    まぁ、互いに対等な関係で協力するよりも、相手の上に立って利用するのが良い、みたいな考えを捨てないと、そんなことも難しいのかもしれませんね♪

  • 主さま。
    いつも膝を打つようなご論説、有難く存じます。
    また朝鮮の方の斜め上加減もいつもどおりと平壌運転です。
    主さま始め閲覧者の方々もお気づきのこととは承知なのですが、朝鮮の方々は馬鹿ではないと存じます。
    彼らはしたたかです。
    半万年?を曲がりなりにも生き残っています。
    これは稀有なことと愚考します。
    あのユダヤ人にしても故郷を追われ、艱難辛苦のうえ彼の地に帰っております。
    彼らはあのシナと隣国でありながら、生き延びて、加えて故郷に居続けているのです。
    決して馬鹿の所業ではありません。
    さて、鈴置論考では、彼の国は核武装を祈念していると喝破しております。
    昨今の状況から小生も同様の考えに存じます。
    よって今のうちに壊滅的に打撃を加えるべきと存じます。
    少々強引で、非難を浴びても致し方ないでしょう。
    彼らはアホを装って、核を狙ってます。
    令和日本にとって、正念場かと存じます
    お耳汚し、大変失礼致しました。

  • 次期戦闘機開発は、F3 と 仮称TF5 のハイ・ロー二本建てで進めてはどうか
     次期戦闘機は三菱主導で開発されることが決まったが、予定通りに戦力化されると思っている人は少ないだろう。最先端技術が山盛り+そもそも日本には戦闘経験が乏しいからソフト開発が難しい+国産機体と国産エンジンのマッチングは60年前のT1しかない(記憶では)という悪条件が重なりすぎているからだ。
     日本とアメリカとの、戦闘機開発技術ギャップはどのくらいあるのか。25年差というなら、いまから独力でF22をやることに相当するが、できるかどうか。50年差というと絶望的な感があるが、F16/F15をいまから日本が独力で開発することは、できそうでもあり、難しそうでもあり。
     ところで、川崎が開発したT4が老朽化して訓練にも支障をきたしているらしい。当然次期高等練習機が計画されるとは思うが、ついでに軽戦闘機/軽攻撃機の派生モデルを併せてはどうだろう。ステルス技術などはいらないし、先端的なデータ共有システムも、おそらく不要。ただし、スクランブルには使える程度の機動力は欲しいところだ。ひんぱんな接近機に対して、いちいち高価な主力戦闘機を飛ばしていては損耗がもったいない。
     機動力はそれなりにあるがアビオが簡単・ということで安価(例えば@30-40億円)にできれば、東南アジアや南米、南アジアあたりに輸出することもできるかもしれない。

    • おとら様

      そういう軽戦闘機/高等練習機を日本に売り込もうとしているのが下朝鮮ですね。

      まあ与太話で終わるでしょうが、彼らは彼我の差が理解出来ませんからハナシにならないです。メンテナンスひとつロクに出来ないのに高〜い良いモノを欲しがる悪いクセ。

      日本と同等のモノが欲しいと駄々をこねるクセ。日本に整備は任せないと米国西海岸までフェリーするプライドだけ異常に高い民族。やっぱ半島が日本を警戒飛行するようになったら、日本独自の軽戦闘機が必要と思います。安くてメンテフリーで、デキが良ければアジア諸国に買って貰えるかも!

    • おとら 様

      絶対実現しない妄想レベルの話ですが、私的にはX-2を量産して練習機にしたら面白いなぁ、と。
      「世界初!ステルス練習機!」なんてカッコイイじゃないですか。

      あと、生産ラインは無くなったそうですが、設計図等は残っているであろうF-2を再生産して練習機にするってのは難しいんでしょうかね?

      • 心神機は、もうちょっと育ててみたいですね、確かに。F2はどうでしょうか、いじるたびに「契約書第●●項が・・」とアメリカ兄貴が騒ぐのでは?

        おらが漠然とイメージしたのは、F20タイガーシャークです。F16と同時期だったこと、アメリカ空軍に冷たくされたことで日の目をみなかったのですが、安くて速くて美味い、つゆだく牛丼のような戦闘機だと思ったのです。

    • <おとら様>
      難しい+国産機体と国産エンジンのマッチングは60年前のT1しかない(記憶では)...
      </おとら様>

      いや、航空自衛隊のアクロバット飛行隊の川崎T-4は国産の機体と国産の石川島播磨重工業(現・IHI)のF3ジェットエンジンを搭載していますし、海自の最新鋭の対潜哨戒機の川崎P-1は国産の機体に国産のF7ジェットエンジンを組み合わせた物だし、X-2ステルス戦闘機実証機も国産機体と国産アフターバーナー付きF5ジェットエンジン、そしてビジネスジェット機の本田ジェットのプロトタイプも本田技研が自主開発したHF118エンジン付きでした。(量産機では米GE社との共同開発バージョンのHF120.)

      日本は自前の技術で旅客機規模の飛行機や超音速機をエンジンと共に開発・製造できる数少ない国家の一つです。

    • おとら 様へ
      私も次期練習機をどうするのか気になってます。
      どう転んでも半島製は買わないと思います。頼まれても買わないと思います。
      素直に考えれば、T-7Aあたりになるんでしょうけど、2発に拘れば国産しかありませんね。

    •  1980年代は、日本のゴールデンエイジと呼んでもいい。世界の先進国が軒並み、原油高、不況下のインフレに苦しむ中、一歩速く構造改革をやった日本は、繁栄を謳歌していた。GDPの伸び、公定歩合、出生率、国際収支などなど、当時の指標はどこからみてもすばらしい。
       当時は中曽根内閣と重なると記憶している。中曽根さんは、いわゆる「悪人」の部類に属する人だが、仕事はできた。できる悪人は、無能な善人よりも、はるかに望ましい。ちなみに三菱総研あたりは、1980年代前半の5年間を「日本の生産性の最良期」と評した。

       一方、アメリカ兄貴はボロボロだった。そこでヨーロッパの連中をかきあつめ、新たな「連合軍」を編成して、西ドイツ(当時)と日本をたたきにきた。その成果のひとつがプラザ合意。いろいろ決まったが、世間一般にわかりやすかったのが為替の強引な調整。1ドル200円前後なのが120円になったから、当時の財界・主力は鉄鋼・自動車・電機といった輸出産業だったから、これが政府に泣きついたわけだ。
       んで政府は「金融立国」てな方針を打ち出すのだが、このころの東大秀才たちは世間をまったくわかっていない。金貸しは武力とセット、という基本中の基本を理解しないままに突き進んだわけだ。そのあげくが不動産バブルよ。
       当時、「いまは領土をとれる時代ではないが、カネで買うことはできるはずだ。オーストラリアやブラジルの資源会社を買ったらどうか」と発言した覚えがある(石油会社に手をだすとあぶないことは田中角栄さんの一件で学習したゆえ)が、世間は案外とあほうが多いことを思い知らされたのがこの時だ。
       さすがの中曽根さんも、リゾート法などという筋の悪い政策をはじめてしまう。あほうたちは右へならえ・で、くず資産を法外な価格で買いまくり、わずか数年後に破綻した。

       FSX計画が立ち上がったのは、こんな時代だった。メディアの連中は「平成のゼロ戦」などと吹きまくり、政府もそれを制止しようとしない。日本人の軽率な舞い上がりがいかに危険か、第一次世界大戦後に経験したはずだが、2世代を経て教訓が身についていないことがわかった。
       アメリカにもあほう議員団がいて、東芝のラジカセを斧で叩き割るパフォーマンスを演じたりした。いまの朝鮮人たちのメンタルと似ていた。
       日本の朝野はいよいよに舞い上がり、「世田谷区だけでカナダが買える」だの、「日本全土でアメリカが二つ買える」などと吹きまくった。

       世間というものは、上に立つ者のスキャンダルを待ち構えている。なにより畏れなくてはならないのが、ねたみなんだが、おそらくは日本の歴史はじまっていらいの空前の繁栄に、あほうの二乗になってしまったのが、当時の日本と日本人よ。

       食うに困るほどおいつめられると、アメリカ兄貴ですら朝鮮人と同じような行動をとる。このことを忘れてはいけない。いまの韓国と朝鮮人たちのバカさ加減をあざわらう声は多いが、われわれの親世代も、それにおとらぬくらいあほうで軽率な行動をとっていたことを、学びなおして時に思い起こすことが重要ですよ。

  • 0:100戦争については、米国を挟んだ間接的な絡みがある以上、過度な打撃を与えられないという環境でもあり、個人的には安倍総理の対応がベストであったと思います。
    対韓だけの関係を見た場合、物足りなさがあるのは否めませんが、一歩前進という意味では充分合格点でしょう。。。

    また、日韓関係を(国際的な常識的に)正常に戻したというか、岩盤であった不正常な関係(媚韓状態)に罅を入れたのは、安倍総理の遺産(レガシー)といっても良いと思います。

    願わくば、次の政権にはこの路線を継承していって貰いたい。

  • 私は、文化日報が引用ソースにしている31日の朝日新聞の記事を持っているので確認しました。
    文化日報を読むと、まるで功罪両方あると評価してるように見えますが

    ・朝日新聞
    ほぼ同じです。ただし、「米国の外交関係者の多くは安倍首相の功績を高く評価する(原文ママ)」と書いた上で、「一方「失敗」とみなすのは、韓国への対応だ(原文ママ)」というように、手放しで褒めてるわけではないという書き方をしています。
    評価されてるが、失敗もあるという書き方ですね。

    ・おそらく朝日の元ソースのひとつと思われるマイケル・グリーン氏の論考
    https://www.csis.org/analysis/shinzo-abes-decision-step-down
    おそらくこちらだと思います。
    全文英文ですが、google翻訳でも比較的うまく意味は取れています。
    原文で読んでるわけではないので、ニュアンスの取り違いの可能性はありますが、ほとんど称賛に近い書き方です。
    韓国に関して言及してるのは
    「He did not make progress with North or South Korea or Russia, but leadership in those countries made this more difficult, and it remains a task for his successors. From a U.S. perspective, fixing the relationship with South Korea will be particularly important.
    (彼は北朝鮮、韓国、ロシアと前進しなかった、しかし、それらの国々でのリーダーシップはこれをより困難にし、それは彼の後継者の課題のままです。米国の観点からは、韓国との関係を修正することが特に重要です。『機械翻訳】)」

    ここだけです。
    全文の中ではほんのわずかですし、失敗とは言っていません。
    こうやって、引用ロンダリングしていってニュアンスがまるっきり変わるんだなあと改めて感じました。

    余談ですが、この論説は、本当にびっくりするほど称賛してる一方で、また日本の外交戦略を的確に捉えてるので翻訳でも是非ご一読をお勧めします(はっきり言って、日本の大半のメディアより遥かに日本のことを正確に捉えてると思います)。

    • 通りすがりの若輩者様

      マイケル・グリーン氏の論考の紹介ありがとうございます♪

      引用されてる「He did not make progress 〜 」の部分は安倍総理よりも、相手国側の指導者達のほうに、より大きな原因を求めているように感じたのです♪

      その上で北朝鮮、韓国、ロシアのうち、米国としては韓国との関係を重視するというのは、米韓同盟があるから、ある意味当たり前のことだと思うのです♪
      ただ、そんな当たり前のことをわざわざ書いた意図を邪推すると、①米国はまだ韓国を自陣営に留めておきたいと考えている(とグリーン氏は思ってる)、
      ②GSOMIAで米国に飛び火したのが気に入らなかった。韓国の面倒は日本がちゃんと見ろやゴラァヽ(`Д´)ノプンプン みたいな意識が米国(少なくともグリーン氏)にはある♪
      って事だと思うのです♪

      そう思うと、何となく米国が韓国を見捨てる日も近いんじゃないかとwktkしてたあたしとしては、ちょっぴり残念なのです♪

    • 原文をざっと読んでみましたが、概ね安倍首相の業績を高く評価するものですね。いくつかの些細な問題と、後継者に残された課題についても触れてますが、特に失点とは見ていないようです。
      正直言って、特に目新しい指摘点はありませんでしたが、あのマイケル・グリーンがこのような論説を書いたというあたりが一番の驚きかな。彼は専ら日本に対してキツく当たってきましたからね。

      しかし、これをどう読んだらアベ批判に読めるんだろう(苦笑)。
      中学校の英語からやり直した方が良いと思います。

    • 通りすがりの若輩者 さん

      マイケル・グリーン氏の論考、ありがとうございます。

      マイケル・グリーン氏は、ひとつの見方として、ATMや韓国メディアの偏向報道の被害者と言えるのかもですね。

    • 通りすがりの若輩者様
      古森氏の著作でも、マイケルグリーン氏の日韓に対する評価の変化を指摘したものがありますね。(1年前くらいでしょうか)
      以前は韓国の肩を持っていたが、最近はほぼ全面的に日本支持だという内容のように記憶しております。

    • ご返信いただいた皆さま

      お返事ありがとうございます。
      自分も正直、日本語訳される海外からの声は、何かしら良くも悪くもバイアスをかけてピックアップされてるのでないかなと思っていたので

      比較的、中立なソース提供ができたなら、自分としては幸いです。

  • 韓国の願望というか本音は、「安倍のせいで韓日関係を最悪になった。日本は謝罪と賠償をして、嫌韓を止めなければならない」でしょうね。
    「安倍は、嫌韓を政治利用して、日韓関係を悪化させた」までは、国民の総意に近いと思います。
    普通の日本人の嫌韓は、「約束を守れ」「嘘をつくな」という、日本人にとって、ごく普通の価値観の結果だと思います。
    日韓の価値観の差は、開く事はあれど、縮まる事は無いと思います。もう、民間交流とかで、改善する話じゃ無いけど、まだ韓国好きの若い人(特に女性)は、多いと思います。そういう人は、国益よりも、個人の嗜好(これも普通の価値観)が、優先すると思いますし、ステマも続いてますから、なかなか減らないでしょうね。
    これから、韓国人の反日が悪化(深化)して行くと思います。テロリストが英雄の国ですから、日本人の犠牲者が出たりして、多くの事のきっかけになると思います。
    日本には、謝罪出来ないでしょうからね。
    日本国内の虫を、どう始末するかも課題ですね。

    あ、沖縄は、雨雲が抜けたようです。

    • > 日本人の犠牲者が出たりして

      個人的に「まだ韓国好きの若い人」を何人も知っております。彼ら彼女らに何を言っても話が噛み合いません。

      気の毒ですが、彼らは行き着くところに行き着くしかないでしょう。先にご焼香しておきます。チーン。

      • 阿野煮鱒 さま
        まあ、私の頭のおかしな話に食いついてくれるのは、阿野煮鱒 さんくらいでしょう。
        韓国文化を好きな人を変える方法は、思いつきませんね。日韓両政府ともに、昔の事を言い合って喧嘩している、といった感じでしょう。
        韓国文化は、基本的にステマです。本来には無い価値を、有るように、国民が連携して作り出す事も有ります(反日ビデオなんかもそう)。
        「音源総攻撃」Kポップの危険な影
        https://www.donga.com/jp/article/all/20200831/2166946/1/「音源総攻撃」Kポップの危険な影
        韓国文化好きは、扇動されやすい人達だと思います(パヨクと共通とは限らない。私も扇動されての、ネトウヨなのかも知れませんが)。
        昨年だったか一昨年だったか、日本でも有名らしいK POPスターの麻薬事件が有った時に、「嘘だと否定する→警察に体毛を剃って出頭する→検査で陽性になる→泣いて謝罪する」の流れを言い当てました(面白く無い位、韓国人でした)。
        最初に日本女性ファンから、「音楽も聴いたこと無いくせに何が分かる」など、非難のコメントを多数貰いました。かえって韓国ファンの方が、冷静にファンで無くなって行ったように思います。日本人の方が、一途で信じやすいんですね。統一教会なんかもそう。
        だからこれから、嫌韓の質の向上は有っても、親韓の減少は、有るんかな〜。
        と言った感じですね。
        韓国みたいに、親日(反日を否定する人)を取り締まる事も出来ないしね。
        あ、被害者は、親韓の日本人とは、限りませんからね。
        国内にも、沢山居ますよ。ほら貴方の背後にも(夏の最後だし)。

      •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
        (なにしろ、個人的な感情丸出しなので)
        阿野煮鱒 様へ
        >気の毒ですが、彼らは行き着くところに行き着くしかないでしょう。先にご焼香しておきます。チーン。
         詐欺事件の被害者を見ても分かるように、最初は騙されたこと自体を認めようとしませんが、耐えきれなくなったら、途端に政府に補償を求めるのではないでしょうか。
         駄文にて失礼しました。

        • > 最初は騙されたこと自体を認めようとしません
          それこそがカルトというものです。まず自力では脱出できません。奇特な人が長い時間をかけ、解呪プログラムを施してようやく脱出できる人もいる、くらいに考えた方が良いでしょう。
          しかし、なんといっても、わが国には世界最大クラスの規模を誇るカルトが他にありますからねえ。あれに較べれば、韓国文化ファンなんて可愛いもんですよ。

      • <阿野煮鱒 様>
        気の毒ですが、彼らは行き着くところに行き着くしかないでしょう。先にご焼香しておきます。チーン。
        </阿野煮鱒 様>
        彼等はダーウィン賞受賞候補ですな。

    • だんな さん

      >普通の日本人の嫌韓は、「約束を守れ」「嘘をつくな」という、日本人にとって、ごく普通の価値観の結果だと思います。

      韓国人に「約束を守れ」「嘘をつくな」だなんて、「韓国人である事を辞めろ」なレベルかもですねw

      • クロワッサンさま
        要求しているレベルは、最低限のものなんですけどね。
        まあ守れる訳が有りませんから、口先に騙されてはいけないと思います。

  • >韓国メディア「安倍首相が韓日関係を壊した」

    実際の原因から目を背け、常に他社に責めを負わせる、典型的な特亜的思考方法です。見当違いの方向へ錯誤した努力を繰り返す、その結果は常に徒労です。よろしいんじゃないでしょうか、どんどん労力を浪費してください。そのうちに無駄な期待は落胆に変わるでしょうが、その憤懣を反日ブーストに向けてもらえれば当方も望むところです。

    彼らが日本が汎的嫌韓状態であることに気付いたとき、幻から覚め、一気にヘタレたりしないよう、反日を盛り上げてほしいものです。韓国マスコミ及び政府関係者には、引き続き燃料投下をお願いしたいところです。

  • YouTubeを使って、『反日教育アニメ』動画を世界に向けて発信する韓国。

    【日本語版の反日アニメ動画】
    https://www.youtube.com/watch?time_continue=246&v=KsxW1vg8KD4&feature=emb_logo

    【英語版の反日アニメ動画】
    https://www.youtube.com/watch?v=f3QZBRJ-_Rk

    「実際に日本軍であったおじいさんたちの肉声」とあるが、これが、歴史的事実であったかどうかの検証がまったくなされておらず、単なる老人の嘘や妄想なのかの検証がされていない。
     証拠はなにもなく、老人の証言だけでは、嘘つき韓国慰安婦による捏造慰安婦問題の例と同じ。
     韓国と仲良くなるなど、不可能に思える。

  • まあ、こういうのも「"戦後"を終わらせる」過程では避けられないことだし、安倍総理はそれを目指した人だしね。
    さて、韓国は日韓関係をどう再構築できるのでしょうか?

  • > 日本は韓国とどう向き合っていくべきか
    台風で傾いても疫病で寝込んでもお金がなくて困っていても、一切かかわらす、すり寄りを許さないのがベストかと。
    台風10号の進路予想が徐々に西へ寄りつつあります。九州縦断なんて無茶をせず、西側へ迂回すればいいのに。

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