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「G20スワップ」提唱の韓国こそトルコとスワップを

先ほどの『日本とトルコの通貨スワップがロシアに対する牽制に?』では、トルコが日本に対して通貨スワップの締結を要請して来たとする話題を紹介しましたが、これに先ほどは取り上げきれなかった「続報」がもうひとつあります。どうもトルコは韓国に対しても通貨スワップの要請を行ったようなのです。もし「土韓通貨スワップ協定」が成立するなら、日本はトルコとの通貨スワップ締結には慎重になるべきかもしれません。

韓国の「G20スワップ」構想は「G20版CMIM」

コロナ騒動のさなかの3月中旬、韓国側では不思議な報道が相次ぎました。

「G20諸国が協調してスワップを締結すべき」とする議論です。

当ウェブサイトの記事を調べていくと、『G7緊急会議とドル為替スワップを韓国が強く意識か?』のなかでも紹介したとおり、おそらく最初に「G20スワップ」なる用語が登場したのは韓国与党の「コロナ国難克服委員会」の李洛淵(り・らくえん)委員長(前首相)の発言です。

文大統領、新型肺炎関連「G20首脳テレビ会議」を提案…米「非常に良い提案」(2020.03.16 08:28付 中央日報日本語版より)

韓国メディア『中央日報』(日本語版)からの引用ですが、李洛淵氏は3月16日、次のように発言しました。

  • いまわれわれの前に置かれた苦難は通貨危機よりもさらに長く広くなる可能性がある
  • 輸出依存度が高い韓国としては通貨危機よりいまがはるかに辛くなるかもしれない
  • G20との通貨スワップを積極的に締結すべきという提案も政府に上げることにした

…。

李洛淵氏が主張した「G20スワップ構想」とは、いったい何者でしょうか。

文脈から判断するに、これはG20諸国が参加する「多国間通貨スワップ協定(Multilateral Currency Swap Agreement, MSA)」の一種ではないでしょうか。

代表的なMSAとしては、「ASEAN+日中韓」で構成する「チェンマイ・イニシアティブ・マルチ化協定」(CMIM)がありますが、李洛淵氏が提唱したのは、いわばこのCMIMのG20版のようなものでしょう。

ムシの良いG20スワップ構想

そして、韓国ではこの「G20スワップ構想」に飛びつく人は多かったようであり、この「G20スワップ構想」についてはその後も韓国メディアに時々登場していました(『韓国メディアがまた「G20と通貨スワップ締結を」』、『なぜ韓国は突然「G20スワップ」と言い出したのか?』等参照)。

ではなぜ、韓国にとっては「G20スワップ」の都合が良いのでしょうか。

おそらくその最大の理由は、二国間通貨スワップと違って、見た目は「特定国が特定国を援助する」という形式にならないからです。

たとえば日韓通貨スワップの場合、「日本が韓国に対して一方的に支援を与える」という構図は明白ですが、日韓両国が「G20スワップ」に参加する場合、韓国が参加しているのはあくまでも「G20スワップ」であって、日本から支援を受けているのではない、という言い訳が立ちます。

しかも、日本側は麻生太郎総理(※副総理兼財相)が「貸す側が頭を下げる義理はない」と述べ、それに対して韓国側が「逆ギレ」するという椿事も発生しています(『中央日報が日韓通貨スワップ巡る麻生発言に「逆ギレ」』等参照)。

可能な限り日本に頭を下げたくない韓国にとっては、G20スワップとはまことに都合がよい仕組みなのかもしれません。

ただ、そもそもヒトクチにG20と言っても、G7諸国やオーストラリアのような先進国・準先進国もあれば、BRICS諸国、アルゼンチン、メキシコ、韓国、インドネシアなどの新興市場諸国、サウジアラビアやトルコのようなイスラム圏もあるなど、非常に雑多な集団です。

当然、G20諸国が使っている通貨に関しても、米ドル、ユーロ、日本円のような「ハード・カレンシー」もあれば、人民元、サウジリヤルのようなドルペッグ通貨、トルコリラ、ロシアルーブルのような不安定な「ソフト・カレンシー」などもあります。

国としてのそもそもの法律や成り立ちなどがまったく異なるG20という集団が、「G20である」というだけの理由で多国間通貨スワップを結んでも、あまり意味はありませんし、日本にとっては通貨ポジションが非常に脆弱な国々に通貨をタカられるのがせいぜいのオチでしょう。

日本のように通貨ポジションが強い国がもしも通貨スワップという枠組みにこだわるならば、たとえば「日印通貨スワップ」や「日墨通貨スワップ」といった具合に、あくまでも「二国間通貨スワップ」(BSA)という形で個別に推進すべきだと思いますし、ほかの国もそう考えるに違いありません。

G20スワップ待望論が姿を消したのは米韓為替スワップ

ところが、もうひとつ不思議な現象があります。3月19日を境に、韓国メディアから「G20スワップ」に関する議論は、ほぼ姿を消したのです。

その理由はおそらく、米国の連邦準備制度理事会(FRB)が韓国銀行を含む世界9つの中銀・通貨当局との間で、為替スワップ協定を復活させた(『速報:米FRBが9つの中央銀行と為替スワップを締結』参照)からでしょう(※といっても、期間限定かつ金額上限付きではありますが…)。

実際、韓国銀行はこのスワップラインを3月末からさっそく引き出しており、ニューヨーク連銀の “Central Bank Liquidity Swap Operations” によれば、引出額は5月14日時点で187.87億ドル(平均金利0.62%、平均日数83.89日)となっています。

そして、4月以降は外貨流動性懸念が後退したためでしょうか、韓国国内からは「韓日通貨スワップ待望論」のようなものは出て来ていますが、「G20スワップ論」なるものはすっかり沈静化してしまったようにも見受けられます。

やはり、韓国メディアの報道などを眺めていると、常に自国のことしか考えていないのではないかと思わざるを得ません。

いずれにせよ、ここで重要な点は、韓国がG20構成国の一角を占めているという事実であり、また、韓国の首相経験者を含めた複数の人物が「G20通貨スワップを締結すべきだ」と述べたという事実でしょう。

G20の一角・トルコがスワップを要請?

さて、以上を踏まえて、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に本日掲載された、次の記事を紹介したいと思います。

トルコ、韓国に通貨スワップ要請

新型コロナウイルスの感染拡大で経済的危機を迎えているトルコが、韓国に通貨スワップを公式要請したと、ヘラルド経済が14日報じた。<<…続きを読む>>
―――2020.05.19 10:00付 中央日報日本語版より

…。

なるほど。

ご自身で「G20スワップ」構想を提唱していたのであれば、韓国はトルコと通貨スワップを結んで差し上げれば良いのではないでしょうか?

また、リンク先の記事でもそうですが、韓国メディアにはしばしば、こんな言及が出てきます。

韓国は米国、中国、豪州、カナダなど8カ国と2国間通貨スワップを締結している。

いちおう「ファクトチェック」をしておくと、韓国が米国、カナダと締結しているのは為替スワップであり、通貨スワップではありませんし、中国との通貨スワップについては、その実在性や有効性にはさまざまな疑念もあります(詳しくは『中国は「使えない中韓通貨スワップ」で韓国を支配へ?』などをご参照ください)。

いずれにせよ、トルコと通貨スワップを締結してあげれば、韓国ご自慢の「通貨スワップ網」の締結相手国は、自称も含め、現状の6ヵ国(中国、豪州、インドネシア、マレーシア、スイス、UAE)に加えてトルコの7ヵ国に増えるはずですし、韓国にとって悪いことではないかもしれませんよ。

日土通貨スワップはどう考えるか

さて、なぜこの記事を紹介したのかといえば、「土韓通貨スワップ」は、先ほどの『日本とトルコの通貨スワップがロシアに対する牽制に?』で述べた「日土通貨スワップ」の議論とも影響してくる可能性があるからです。

具体的には、日本と韓国がトルコを通じて通貨スワップで繋がってしまう、という懸念です。

これと似た構図の国が、G20に1ヵ国存在します。それがインドネシアです。

インドネシアは、少なくとも日中韓と豪州、シンガポールの5ヵ国と、次の図表のとおり、通貨スワップ協定を締結しています。

図表 インドネシアが保有する二国間通貨スワップ(※自称も含む)
相手国と失効日 金額とドル換算額 ルピアとドル換算額
オーストラリア(2021/8/9) 100億豪ドル≒61.3億ドル 100兆ルピア≒61.3億ドル
シンガポール(2020/11/8) 95億Sドル≒66.6億ドル 100兆ルピア≒61.3億ドル
中国(2021/11/26) 2000億人民元≒282.4億ドル 不明
韓国(2023/3/5) 10.7兆ウォン≒87.8億ドル 115兆ルピア≒70.5億ドル
日本(2021/10/14) 227.6億ドル 不明
二国間通貨スワップ 合計 725.7億ドル

(【出所】各国中央銀行の報道発表等を参考に著者作成。為替換算はWSJのマーケット欄より2020年3月31日のものを参照。なお、日本との通貨スワップについては米ドルだけでなく日本円での引出も可能)

このうち、インドネシアと韓国との通貨スワップについては、「通貨危機を周辺国に伝染させる」という意味で、非常に危険な代物です。なぜなら、韓国が通貨危機に陥り、インドネシアから通貨を借り入れてそれを外為市場で売却するということが発生すれば、インドネシアの通貨も暴落するからです。

そうなれば、インドネシアが日本に対し、通貨スワップの引出を要請するかもしれません。回りくどいのですが、「韓国→インドネシア→日本」という「三角スワップ」が成立してしまっている、ということです。

(※なお、「三角スワップ」については先ほどの『日本とトルコの通貨スワップがロシアに対する牽制に?』に「イーシャ」様というハンドルネームのコメント主様から頂いたご指摘も参考になると思いますので、謹んで御礼申し上げます。)

このような議論からすれば、日本がトルコを支援する目的で通貨スワップを締結したとしても、トルコが韓国とも通貨スワップを締結すれば、「三角スワップ」で日本が意図せずに韓国を助けてしまうという事態が発生する可能性が増える、ということでもあります。

つまり、このような「三角スワップ」のリスクがあるのだとすれば、「日土通貨スワップ」というものについては、もう少し慎重に検討してもよいのかもしれませんね。

新宿会計士:

View Comments (32)

  • 韓国の米韓スワップ以上にトルコは土韓スワップをもし締結したならば即使う気でしょうね。そして手にしたウォンは直ちにドルに換金する。つまり韓国にとっては大量のウォンの売り浴びせを喰らうことになる。
    で、通常は事実上の援助だから相手国が換金したとしても「やり返し」はしないと思うが、韓国ならば逆に負けずに土リラを速攻で売却し返す。これがトルコの為替相場に直撃。。。

    • ローカル・カレンシーどうしの通貨スワップって、どの通貨どうしでもそうなりますよね。結局、見せ金以上の使い方をした時点でドッカン。

  • 「ドッカンスワップ」は、どうでしょう。
    すぐに爆発しそうだし。

  • 韓国がトルコの要請に応じるかどうかがポイントですね。
    金が引き出せそうにないので拒否しそうな気がします。
    但し日本とトルコがスワップを結んだら喜び勇んで食いついてくるでしょう。

  • 韓国とトルコはアルタイ戦車の開発でもうまく協力していたのでお似合いですねw

    • 次は「TF-X」でしょうか?

      トルコからのスワップ要請も、防衛開発計画への参画との抱き合わせであれば韓国としても吝かではないのかもです。(インドネシアからの拠出減を補填したいでしょうし。

      それならば通貨スワップの締結にあたっては、初年度の開発負担金相当を差し引いた額で拠出したりしそうです。

      *計画は「TF-X(ペケ)」になり兼ねないんですけど・・。

      • トルコは米国の警告に逆らってロシア製の地対空ミサイル・システムを導入することにしたので、米国のF-35 共同開発のプロジェクトから追い出されました。

        で、最新鋭の戦闘機F-35が入手出来なくなったトルコはどうなっちゃうのですかね…

        NATOのメンバーでありながらロシアと軍事技術の共有で歩み寄るトルコと、米国の同盟国であるのに、何事にも中国よりの態度を採る韓国とは相性が良いのかも知れませんね。

        日本は韓国・トルコ両国と距離を置くほうが、対米国関係の視点からは賢い選択なような気がします。

        • トルコは、そもそもF-35のような第五世代ステルス機は必要としない国情なんですよね。
          というか、世界のほとんどの国がステルス機は必要としないです。
          カジュアルにそれなりの対空兵器を所有する勢力を攻撃する国家にしか必要でない。
          生半可な武装勢力程度なら、要らないです。
          でないと、高価なB-1を通常爆撃に起用して期待寿命を使いつぶして金をどぶに捨てた米軍のような目に会います。
          日本も、実戦任務のほとんどがアラート・要撃任務の場合、レーダーリフレクターを付けてまで無駄なステルス機の使い方をすることになるのが確定していますが、ステルス機能は後付けできない以上、F-35Aを買わざるを得ないし、現実問題としてF-35以外に今度30年使い続けられるような機種も無かった。
          結局のところ第4.5世代機市場の方がデカイと言うことで、韓国やトルコのような中進国まで独自製品を開発しようという野望を抱くことに。

          トルコは是非ともSu-57を買って欲しいですw。

        • りょうちん様、
          >高価なB-1を通常爆撃に起用して期待寿命を使いつぶして金をどぶに捨てた米軍

          米露の間で結ばれた戦略兵器制限条約の結果として、B-1は核攻撃には使えず通常兵器による攻撃にしか使用できないように物理的に非可逆的な改修を受けています。

          具体的には核弾頭を搭載できる6m超の長尺の空中発射巡航ミサイル(ALCM:具体的にはAGM-86およびAGM-129)を搭載できないように、2区画を連結使用することで長尺の兵器を搭載できる前方爆弾倉2区画の可動仕切り板を溶接によって中央に固定して連結使用を不可能にし通常爆弾や短尺の通常弾頭で射程の短い対地ミサイルしか機内搭載不可能なようにB-1B全機が改修を受けたはずです。

          まあそれでも機外パイロンへのALCM搭載は可能かも知れませんが、機外搭載は空気抵抗が増えるので侵攻速度も航続性能も著しく悪化しますしレーダー断面積も増えてしまいます。あとサイズ的には核弾頭を装着できるSRAM(短距離攻撃ミサイル)は機内搭載できる筈ですが、何しろ射程がせいぜい100海里なのでALCMに比べると射程が1桁近くかそれ以上も短く戦略兵器としての価値は乏しい。(どちらかと言えば低空侵攻時に侵攻経路上にあり迎撃を受ける可能性のあるSAM基地を叩くのがSRAMのお仕事)

          ということでエリアルールと可変翼の組み合わせで生まれたあの美しい姿のB-1Bは今や通常爆撃(含:バンカーバスター)専用の爆撃機としてしか使えなくなってしまっています。

          死んだ子の歳を数えるようなものですが、大馬鹿大統領のカーターが中止する前の元のB-1Aでの核爆撃用の純白塗装(核爆発での熱線を可能な限り反射するための白…新谷かおる風に言えば「死の白鳥」と言うべき姿)を止めてB-1Bで暗色塗装にした時にB-1の非核爆撃機化=戦術爆撃機化という運命は予告されていたのかも知れませんが。

  • トルコ自体クルド人問題があるので注意を要するのだけど、それに油を注ぐような状況に…

  • トルコ・韓国は、かつての中国の主要周辺民族同士ということで、互いにシンパシーを感じているようです。言葉も、同系統のアルタイ語系ですし。両者とも、現在の国力以上にプライドが高いのが共通しています。トルコは、一時(オスマントルコ最盛期)は世界の中心だったので当然ですが、韓国のプライドの高さの秘密は私には謎ですが。(笑)

    それはともかく、韓国はトルコの要請に答え通貨スワップ協定をしてやれれば、そのプライドは大いに満足するでしょう。その時の、韓国新聞の大見出しが目に浮かぶようです。ただ、そうは言っても、それによって、トルコの通貨危機が自国にまで波及することが分からない程愚かでもないはずです。

    なので、韓国は、これをチャンスとばかりに日本を絡ませるようトルコに、日本との通貨スワップを条件として付けるなど、手練手管を弄してくる可能性が高いですね。それが実現すれば、管理人さんの言う通り、韓国にとって、自国通貨防衛と自尊心の満足とを同時に得られます。まさに一挙両得・一石二鳥で、これ以上の妙手はありませんから。

    ですから、日本は、仮にトルコから申し出があれば丁重にお断りするしかありません。「ドルを使いきれないほどもつ、お金持ちの韓国さんとスワップすれば十分なのではありませんか?」と。それでも諦めてもらえない時は、「アメリカさんが良い顔しないんです!」と言えば、ブツクサ言われるでしょうが、断れるでしょう。(笑)

    • はぐれ鳥さま
      アメリカさんの機嫌は、損ねる可能性有りますね。
      そうすると、したとしても、円スワップになりますね。
      ウォンスワップとは、価値が違いますが(笑)
      イギリスにも打診しているそうですから、様子見しても良さそうだと思いました。

      • だんな様

        >イギリスにも打診しているそうですから、様子見・・・

        同感です。イギリスは、オスマントルコ時代からの旧縁もあり、あの地域の内情に通じているので、日本などよりははるかに上手くやるハズです。

  • 通貨スワップは援助側からすれば欠陥スキームです。
    被援助側にしてみれば、援助側との表向きの対等を保ちながら実態としては通貨防衛などを果たせるからです。

    トルコに対してはスワップなど使わず、もっと明示的に無担保融資したり、国際的な債務免除の音頭取りをしたりで助けるべきです。

    スワップについてはもしやりたいなら韓国とどうぞ。彼ら「よっ金融先進国!さすがだなぁ」とかおだてたらやってくれますよ。韓国とトルコのドル通貨スワップをせしめて発効初日に上限1杯ドルを引き出しましょう。

    まあ、危機の状況で通貨スワップが新規で締結される可能性はありませんよ。危機の側は即引き出ししてくるでしょうからね。
    平時の安全弁だからこそ話が出来るのです。為替スワップなら危機になっても出来ますけどね。

    • G様

      そうですね。スワップだけが金融支援じゃありませんからね。
      本来の目的以外、為替介入や借金返済に使おうなんて下心満載の輩なんですから、担保取っての借款で充分です。

  • 韓国は早く自国通貨がローカルカレンシーであることを自覚すべきですね。
    本当に困ったときに韓国でしか使えない地域振興券は必要ありませんからw

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     韓国語で『スワップ』とは、事実上『貢ぐ』と同義語ではないでしょう
    か。だから韓国は、トルコが韓国に貢ぐかどうかで、判断するでしょう。

     駄文にて失礼しました。

  • 私、どうしても判りませんの。
    なぜ、トルコの方から、韓国にスワップを申し入れたのか?
    トルコにどんな利があるのかしら?
    どなたか、教えていただけません?

    • 多分どこでも良いからスワップやってよということのように思えます。
      本当はアメリカの為替スワップをトルコにまで広げてほしいということなんでしょうけど。

      誰でもいいから助けて!と最悪の相手にまで言ってしまいましたw

      • あらまぁ!G様

        >誰でもいいから助けて!と最悪の相手にまで言ってしまいましたw

        一国を預かる人間がそのような軽はずみを・・とは、俄かには信じられません。

        • NewsUSさんが、関連記事を紹介していました。それによると、トルコのエルドワンさんがロシアから武器を購入。アメリカとの関係を破壊したことから、世界中にスワップ要請してもどの国も応じない。とのこと。日本にも要請したらしいのですが、「いざとなったら、IMFが助ける。」とかいって、うまく逃げたとか。

          それで、苦し紛れに韓国と言うことらしいです

          ここで問題。経済破綻しそうな国に手を出して巻き込まれることは回避しなくちゃですが。世界経済は繋がっています。トルコがディフォルトしたら、世界経済に影響あるのでは?いやぁ~な予感がします。

        • 心配性のおばさん様、

          >世界経済は繋がっています。トルコがディフォルトしたら、世界経済に影響あるのでは?いやぁ~な予感がします。

          トルコが単体で経済破綻するのならば世界全体への影響は僅かでしょうね。
          特に日本は経済的にトルコと非常に深い繋がりがある訳でもありませんし。

          トルコが経済破綻すれば経済難民が発生するでしょうから、局所的には欧州では経済難民流入による混乱は生ずるでしょうが、幸いにして日本は遠く離れていますから、対岸の火事とばかりに我関せず(経済難民は難民でないので受け入れ拒否できますし)の立場を貫き通せるでしょう。

          トルコが韓国と通貨スワップを結んでいてトルコリラの暴落に引きずられて韓国ウォンも暴落し韓国が経済破綻すると韓国からの経済難民を日本としてどうやって入国阻止するか、これに関しては今から周到に準備しておく(韓国からの不法入国者を強制送還まで隔離収容しておくための無人島の確保と収容施設の建設や収容島運用体制の整備など)ことが日本としては必ず行っておかねばならないですね。

          ということで、以前からブログ主様が繰り返し指摘しておられるソフトカレンシー同士の通貨スワップで連鎖倒産ならぬ連鎖通貨暴落が発生するとアジア通貨危機程度の衝撃は発生すると思いますが、少なくとも現在のコロナ禍による世界経済の一斉シュリンクほどの破壊的な衝撃にはならない(少なくとも先進国にとって)と思います。

          上に述べた類の合法・不法を問わず半島から我が国に押し寄せるであろう各種の難民たちを昔のように日本社会の中に入れてしまわずに日本の市民社会から隔離して孤立した島に収容するための設備・体制の整備は、何時かは必ず起こるであろう北朝鮮崩壊あるいは逆の韓国の南朝鮮化で押し寄せて来る大量難民への対処にも不可欠ですから、何も起こっていない今こそ冷静な目と頭とで計画して作業に着手し来るべき時までに管制するようにしておくべきです。

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