すでに多くのメディアに報じられていますが、テレビ朝日の「看板アナウンサー」のひとりである富川悠太さんが新型コロナウィルスに感染し、入院したそうです。まずは富川さんのご快癒をお祈りしたいと思いますが、それと同時に感じるのは、「感染者は本当に富川さんだけなのか?」という疑問であり、また、ともすれば「専門知識の裏付けのない安易なコメントにより、いたずらに不安を煽る」というテレビ業界全体の報道姿勢自体にも問題があるように思えてなりません。
目次
メディア不信をどう考えるか
昨日の『科学を否定するオカルト新聞にも社会的存在意義がある』では、
「あまりにも酷い報道を続けていると、やがてはその新聞自体が一種の『イロモノ』と化してしまい、その新聞から批判されること自体が『勲章』となってしまう」
という趣旨の持論を報告しました。
こうした議論自体、あまり数値的な裏付けがあるものではないにせよ、私たち一般人の感覚には合致しているのではないでしょうか。そう感じる典型例が、昨今のコロナ騒動を巡る一連の報道でしょう。
新聞やテレビなど、影響力のある情報発信媒体であれば、本来期待される社会的な役割は、「報道の専門家」として、社会の人々が関心を払うべき話題を選別し、そうした話題について、専門知識を踏まえて、人々にわかりやすく噛み砕いて伝えることではないかと思います。
ただ、某特定新聞のケースだと、このコロナ騒動の初期(たとえば1月下旬から2月中旬ごろ)の社説を読んでいると、「桜を見る会」疑惑を中心に、安倍晋三総理大臣に対して「説明責任を果たせ」などと述べるなど、危機感のないものが目立ちました(※あえてその新聞の具体名は伏せておきます)。
現在、「安倍政権の動きは遅い」などと批判している特定メディアは、自社が出した2月の社説の全タイトルを自分自身で読み込んだうえで、果たして自分たちに「安倍政権の動きは遅い」と批判する資格があるのか、冷静に検証すべきではないでしょうか。
また、一般論として、どんな人であってもいきなり高度な専門知識を身に着けるのは不可能ですが、もしそうだとしても、少なくともその道の専門家の話を聞くなり、官公庁などのウェブサイトに掲載されている情報を読み込むなり、それらの情報を整理するなりするだけでも、かなり役に立ちます。
しかし、非常に申し訳ないのですが、新聞社やテレビ局のウェブサイトを眺めていると、やれ「買占め」だの、やれ「#東京脱出」だの、やれ「韓国を見習ってPCR検査を増やせ」だのと煽っているのを見ると、どうもマスメディアの報道は役に立たないばかりでなく、有害ではないか、とすら思えてきます。
(※どうでも良い話ですが、『米国の「専門家」が日本に「韓国手本に検査を増やせ」』で紹介した話題には続報があり、これについては『本当に「日本は韓国手本に検査増やせ」と言ったのか?』でも検証したとおり、わが国の某メディアの虚報という可能性が非常に高いでしょう。)
テレビ局の振る舞いに違和感
わが意を得たり?BPO意見
こうしたなか、『J-CASTニュース』に先週金曜日、こんな記事が出ていました。
「報道と現実社会の隔たりがひどい」 新型コロナ関連でBPOに寄せられた「意見」(2020/4/ 9 17:44付 J-CASTニュースより)
これは、「放送倫理・番組向上機構(BPO)」が公式ウェブサイトで公開している、2020年3月に視聴者から寄せられた意見を抜粋して紹介した記事で、
- 大型店などにおける空っぽの棚ばかりが強調されている
- 専門知識がないタレントに、安易にコメントさせるべきではない
など、テレビ局に対する批判的な意見が多かった、とするものです。
このJ-CASTニュースの記事を一読し、気になってBPOウェブサイトにアクセスしてみたのですが、確かにこれはなかなか興味深いものがあります。これによると、2020年3月にBPOに寄せられた意見は1766件で、前月と比べ302件増加したそうです。
そして、実際にBPOのウェブサイトには意見が12件抜粋されて紹介されているのですが、個人的に関心を持った内容を抜粋・要約しておきましょう(※ご興味のある方は、ぜひ、BPOのウェブサイトを直接チェックしてみてください)。
テレビ局は「現実の姿」を歪曲している?
これらの意見を読んでみて、真っ先に目についたのは、「テレビ番組は現実の姿を歪曲しているのではないか」、という主張です。これに関連して、こんな指摘が目につきます。
「新型コロナ感染拡大の影響で、トイレットペーパーやティッシュペーパーの品不足が連日放送されている。放送では、デマであることも、在庫は潤沢にあるとのコメントもされているが、その背景に流れる画像は、大型店などにおける空っぽの棚ばかりが強調されている。(後略)」
たしかに、この「トイレットペーパー騒動」がありましたね(『コロナ対策での営業自粛と買占め』等参照)。
これについては、あるツイート主が「久しぶりに実家に帰ったらティッシュが山積みになっていた」、というツイートとともに、1枚の写真を投稿したのですが(※現在は該当するツイートについては削除済み)、こうした「買占め行動」は冷静さを欠いています。
【参考】買占め行動
(【出所】ツイッター)
また、個人的な体験で恐縮ですが、東京都の一部のスーパーでは4月上旬に食料品の買い占めが発生していたようであり(※あくまでも著者の周囲の話です)、パックごはん、即席めんなどのインスタント食品やコメが品切れになっていました(※品不足は現時点ではほぼ解消しています)。
これと関連して、こんな意見も紹介しておきましょう。
「報道と現実社会の隔たりがひどい。全国的に学校が休校となり、外出を我慢している子どもたちが多いのに、ごく少数の繁華街で遊ぶ子どもたちを取材、マスクを買い占める高齢者やパチンコに興じる高齢者は一切報道しない。放送全体の信頼度が低くなっている。今はネットで相互発信できる時代。報道が不自然であればあるほど、視聴者の怒りは増していく。」
これは、言い換えれば、「テレビの報道は現実の姿をかなりセンセーショナルに誇張・歪曲している」という指摘だと考えられ、基本的にはかなり主観的な印象に基づくものであるはずですが、BPOがこれを公表したということは、この手の指摘が非常に多かった、ということではないでしょうか。
主張に一貫性がない
次に気になったのは、「テレビの主張には一貫性がない」という指摘です。とくにテレビ局関係者にとって耳に痛い指摘は、次のようなものではないでしょうか。
「新型コロナについて、冷静な対応を呼びかけるべきマスコミが、無責任に不安をあおり続けている。全国一斉休校要請以前は、『対応が遅い、小出しで緩い』と批判していたが、休校要請が出た途端、『唐突で影響が大きすぎる』と批判している。(後略、ただし、このコメントの後半部分は後述)」
これについては「無責任にティッシュ不足を煽るテレビ」という指摘とも重なる部分があるのですが、政府が何もやらなければ批判し、政府が何かをやれば批判するという「主張の一貫性のなさ」は、無責任どころか有害ですらあります。
また、意見の中には、こんな苦言もあります。
「新型コロナの流行で閉塞感が漂う中、現状できていないことばかりを並べて、不安をあおる内容が多過ぎる。政府、行政が行っている対策が分かりにくくても、死亡者が少ないことをもっと評価してもいいのではないか。未知のウイルスなのだから、手探りになって当たり前だ。今どんな対応をしているのか、現場の奮闘の取材に時間をかけて、国民に誇りを持たせてほしい。(後略)」
これについては、個人的には大いに共感するところでもあります。
足元で火が付くマスメディア
メディア関係者の意識の低さ
さて、意見の中には、こんなものがありました。
「世界では、政治家もきちんとマスクをし、感染を予防しようと全力で努めている国がたくさんあるのに、なぜ日本では、いつまでたっても変化が見られないのか。テレビの出演人数を制限、街頭インタビューをやめ、ネット投稿などにする。(略)視聴者の気持ちを汲んだ内容に変更するのは難しい事なのか。」
この指摘を読むと、当ウェブサイトでも『無名評論家がネットきっかけに著名誌に寄稿できる時代』のなかで紹介した、先月70歳で他界された国民的なコメディアン・志村けん(本名:志村康徳)さんのお兄様にテレビ局が取材に押し掛けた、という話題を思い出します。
「本当に残念の一言」志村けんさん兄が涙のコメント(20/03/30)
新型コロナウイルスに感染した志村けんさんが、29日夜亡くなりました。志村さんの兄が取材に応じ、涙ながらに弟・けんさんとの思い出を語りました。
―――2020/03/30付 YouTube『ANNnewsCH』より
この動画はテレ朝系の『ANNnewsCH』が配信したものですが、志村けんさんのお兄様にテレビ朝日などの記者と思しき者たちが突撃取材をしている様子が収められています(※リンク先動画はいずれ視聴できなくなるかもしれませんので、あらかじめご注意ください)。
そして、新聞社・テレビ局関係者と思しき人間がマスクも着用せずに密集して取材をしているという姿は、ほかにもいくつか散見されます(たとえば、たしか1月下旬に武漢から帰国された邦人を、メディア記者らが取り囲んで取材していたような記憶があります)。
個人的には、「こんな状態だと、メディア関係者で早晩、コロナウィルス感染者が出現してもおかしくないな」と感じていたのですが、「言わんこっちゃない」、という状況になっているように思えてなりません。
テレビ朝日の富川悠太さんも感染!
というのも、『「東京本社で感染者2人」、朝日新聞の具体的行動は?』でも報告したとおり、大手新聞社の一角を占める朝日新聞で、先週金曜日までに、東京本社の勤務者だけですでに2人の感染者が出現しているからです。
ただ、話はそれにとどまりません。昨日は、こんな報道もありました。
「報道ステーション」の富川アナ感染 テレビ朝日/9日まで出演(2020/4/12 9:52付 日本経済新聞電子版より)※ほか多数
報道によると、テレビ朝日のニュース番組『報道ステーション』のメインキャスターを務める富川悠太さん(43)が新型コロナウィルスに感染してしまった、というのです。
取り急ぎ、富川さんのご快癒を心よりお祈り申し上げたいと思います。
ただ、現時点で断定的なことを申し上げるべきではありませんが、報道によれば、富川さんは9日に息苦しさを感じて10日に入院し、11日には感染が確認されたとのことであり、「息苦しさを感じ」てから「感染が確認される」まで2日間でした。
ということは、「検査を実施すべきである」と判断されるほど、症状が重篤だった、という可能性はあります。
しかも、富川さんは3~4日にいちど発熱しており、7日には(おそらく生放送中に)たんが絡むようになったそうです。まさかとは思うのですが、発熱時に解熱剤を使い、無理やり番組に出演した、ということはないのでしょうか?
いちおう、報道によれば、「共演者やスタッフに体調不良を訴える人はいない」などとされているようです。
しかし、テレビ朝日さんも、普段から舌鋒鋭く政府の対応を批判しているマスメディア産業の一角を形成している以上は、「富川さんがいかなる経路で感染したのか」、「本当にクラスター感染が発生していないのか」などについて、私たち日本国民が納得するまで説明する義務を負っているのではないでしょうか?
「専門知識の欠如」は、コロナに限らない
さて、先ほど紹介したBPOのコメントを紹介した際、一部分を省略したのですが、その省略した箇所に、こんな指摘がありました。
「特に、ワイドショーなどで、医学や法律などの専門知識がないタレントに、安易にコメントさせるべきではない。間違った情報が拡散されており、危険に感じる。」
この指摘を読んで、ハッと気付いたのですが、この「専門知識がない人が安易にコメントしている」というのは、べつにテレビのワイドショーに限られません。極端な話、新聞の社説や記事でも、専門知識(あるいは科学的見地)を拒絶した独りよがりな主張がなされていることもあります。
科学振りかざすだけではなく…増え続けるタンクを考える
敷地にたまり続けるタンクの水をどうするか。東京電力福島第一原発で汚染水を浄化処理した後の水の扱いが、にわかに注目を集めている。<<…続きを読む>>
―――2019年9月26日 10時02分付 朝日新聞デジタル日本語版より
ちなみに、リンク先は「有料会員限定記事」ですが、昨今のコロナ騒動の影響でしょうか、現在は「無料会員登録」さえすれば、一部記事を除いて閲覧可能だそうです(詳しい条件は朝日新聞のウェブサイトでご確認ください)。
もし興味があれば、是非、リンク先の記事を読んでみてください。
「科学的事実を踏まえることは大切だが、『科学』を振りかざし、空中戦の議論を繰り広げても解決につながらない」
という記載に、強い違和感を抱く人は少なくないはずです。
よく「安全と安心は別物だ」といわれますし、この「安心と安全の違い」については、当ウェブサイトでも『【読者投稿】「安心より安全を」理系研究者の緊急提言』という記事のタイトルでなど使用したことがあるので、覚えていらっしゃる方も多いでしょう。
この点、朝日新聞などが主張するとおり、「科学的には安全だから安心しろ」といわれても、安心できない、という人がいることは、べつにおかしな話ではありませんし、行政に対する不信感が国民に根付いていれば、なおさらそうでしょう。
(※メディア自身が「行政に対する不信感を根付かせる」ような報道をしてきたのではないか、という点については、あえてここでは触れません。)
しかし、最終的に方向性を決めるに当たっては、漠然とした「安心」ではなく、確たる科学的根拠に基づく「安全」を重視しなければならないことは、ある意味で文明社会における当然の行動でもあります。というか、科学を否定すれば、もはやそれは宗教国家のようなものでしょう。
結局私たちが変わるしかない
さて、マスメディア(とくに新聞、テレビ)の行動に対する違和感などを巡っては、ここ数日、いくつかの記事でも報告して来たところですが、今回のコロナショックを巡っては、もうひとつ強く感じることがあります。
それは、今回のコロナ騒動が、社会全体における「メディア不信」がかつてなく高まるきっかけとなる可能性がある、という点です。
とくに大手新聞社、大手テレビ局で次々と感染者が出ている(しかもテレビ朝日の場合、感染者はテレビ局を代表する「顔」のような人物である)という事実に加え、彼らの説明責任の乏しさを考えると、メディア不信が一気に表面化する可能性もあると思います。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただし、これについては「メディアが信じられない」、で終わってはならない話でもあります。
やはり、私たち一般人が、ありとあらゆる分野について、学識者などの専門家や政府、国際組織などの発表を、原文のままでリアルタイムに読むことには限界があることもまた事実です。その意味では、
「社会の人々が関心を払うべき話題を選別し、そうした話題について、専門知識を踏まえて、人々にわかりやすく噛み砕いて伝えること」
という社会的な役割を果たす主体が必要であることは間違いありません。
しかし、これについてはもうひとつ、異なった考え方もあり得ると思います。それは、こうした役割を果たすべきは、必ずしも新聞・テレビなどのマスメディアでなくても良いのではないか、という仮説です。
この点、個人的には、インターネット上の「まとめサイト」、ブログサイト、ウェブ評論サイトなどが、将来的には、マスメディアに代わって、「情報を選別し、人々にわかりやすく伝える」という役割を果たすのではないかという期待を持っていますが、その反面、残念ながらクオリティが低いサイトもたくさんあります。
結局のところ、世の中の報道、評論のクオリティが上昇するためには、情報の「送り手」だけでなく「受け手」の側にも、オカルトや歪曲報道に惑わされないという姿勢を持つことが大切であり、そのためには、
- ①ある「情報の送り手」のレベルが向上する
- ②レベルの高い「情報の送り手」のサイトにレベルの高い「情報の受け手」が集まる
- ③レベルの高い「情報の受け手」がほかの「情報の送り手」にも高レベルな情報を要求する
- ④ほかの「情報の送り手」のレベルが向上する
- ⑤以下、②~④の繰り返し
というスパイラルが生じることが必要ではないかと思うのです。
現在、そうしたスパイラルが生じているのかどうかについては見極めは困難ですが、いずれにせよ、未来には希望を持ちたいものです。
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日曜報道 THE PRIME 2020年4月12日
https://www.youtube.com/watch?v=tPuHStqz-WM
日曜THEリアル!2020年04月12日・Mr.サンデー発 宮根×太田 今こそニッポン変えませんか
https://www.youtube.com/watch?v=9Cej8dfDT-I
宮根さん話そらしすぎ
ひろゆきさんなどの異なる感覚
スウェーデン方式、
事実も無視できなくなってきたのでしょう
スウェーデン方式も現在揺れているようですが。
富川アナの例は最初の発熱からの連続性が認められて「4日以上の高熱」要件を満たした可能性ありますね。ご指摘の通り解熱剤の使用の可能性もあります(解熱剤使用でもって発熱継続とみなされます)
テレビ局のメインキャスターですから、濃厚接触者と保健所に認定される人はかなりの数にのぼるはずです。
普通の企業であれば、濃厚接触者に認定される可能性がある人を先回って自宅待機にするくらいは当然です。繁忙を極める保健所の判断に任せては社会的責任を果たせません。一定期間同じフロアにいた方を全て自宅待機にする対応も良くおこなわれています。
まあ、間違いなく何十人のPCR検査がテレビ朝日関連で行われつつあるはずです。それが報道されないのが違和感あります。隠蔽ですか?
妄想は膨らみます。
「TV局で大規模感染発生。クラスターか」
「スタジオで拡大。スタッフ入院多数」
「すべて番組制作を停止。旧作名番組のCMなし再放送へ」
これは ... 神がもたらした啓示に違いない ...
不謹慎ですが朝日新聞記者の言葉を借りて。「痛快です」
多数寄せられるこうした声に、朝
鮮日報新聞はネトウヨというレッテルを貼るのに必死だそうです。まさに自ロ他不ですね。
虚構新聞月曜夕刊見出しから
「社長緊急記者会見。すべての国民のみなさまへお詫び」
「公共公益を損なうことになったのは、ざんぎの念に堪えないと発言」
「事業継続性担保計画に不備か。ずさんな現場」
「放送局の無期限封鎖を発表」
「BPO委員会に感染。委員入院多数」
おいしいですよね>ざんぎ
虚構新聞月曜夕刊見出しから
「ATM各紙一斉にTV局を非難。ブーメラン炸裂」
「天声人語風メーカー利用者激増。一億総新聞社編集委員化ブーム発生」
「右傾化を警告する社説ただちにコピペ拡散。エンタメ度は急上昇中」
虚構新聞月曜夕刊見出しから
「ある意味これは痛快との発言ネットに出現。行方をくらませた朝日記者との見方」
「各地地方TV放送局で従業員自宅待機指示」
「社長連名で合同緊急融資を公式要請。公益とはわれわれが失業しないことと失言」
「脆弱な経営体力を認める」
このような時期ですから、検査以前に熱や咳が出た時点で、自宅静養するということを繰り返し伝えなければいけない立場の人が、このような行動をすることに驚きを感じえません。
「立場」というけど、単に書かれた原稿読むだけの立場。右と書かれてれば右と読むだろうし、左なら以下同文。普通のサラリーマンなら解熱剤飲んで仕事するだろう。同情はしないが。
「匿名」さん、あなたは普通ではないですよ。今の「普通」は、「熱や咳など風邪症状が出たら休め!絶対に周りに移すな!一人分の仕事が止まるより職場全体の仕事が丸々止まるほうがまずいことくらいわかるだろう!」です。自分の判断で風邪症状が出てても職場に出てくる人がいたら非難轟々ですよ。もしも、それが原因でクラスター化したら、死人が出たら、その程度の想像力がないのは「普通」ではありません。個々人が判断できなくて、さらに、組織としてもまともに判断ができないなら、近々業務が止まりますよ。世の中に必須の止めるわけにいかない業種は、もう少しまともですよ。熱が出てても仕事を止められない人もいるでしょうが、そういう人は一瞬だけ職場に来て、最低限職場でしなくてはいけないことをして、その後なぜか突然年休をとって、仕事が止まらないように、同僚などに電話やメールで指示がくるのですけど。2-3日後に出勤しても一週間くらいは他の人と一緒に食事をしないし雑談にも加わりません。周りもなんとなく察して、さり気なく換気をしたり話しかけないようにしたり気を使うものです。何故かやたらそこらじゅうを消毒し始めたり。何故そうするかはわかりませんけど(棒)。普通に仕事をするなんてありえませんね。
「コロナ以前」の常識に基づいて「体調が悪くても這ってでも仕事に出てくるのが当然」とか考えているとしたら、危機感なさすぎです。考え方が甘々で逆に社会人失格のレッテルが貼られかねませんので注意したほうがいいとおもいますよ。どっかのアナウンサーかなんかみたいに非常識な人と判断され、業界全体が非常識なんだと言われますよ。
> あなたは普通ではないですよ。
ケロお様のご指摘はしごくごもっともなのですが、驚くなかれ、社畜のピラミッドであるサラリーマン社会の常識は、呆れ果てるほど酷いのです。どこに書いたか忘れましたが、私の実体験をもう一度書きます。
金曜の晩に悪寒と熱があり、土日は寝込み、月曜の朝一番に近所の内科に行きました。インフルエンザと診断されたので職場に「休みます」と電話をかけたら「診断書を持って来い。有給取得願いを提出しろ」と言われました。ウィルスを運んでこいと言っているようなものです。
ネットを検索すると「インフルエンザだから休みます」と電話すると「仕事に穴を開けるな」「軽い熱なら出てこい」と命令する上司の話はいくらでも出てきます。
社畜に正常な判断力は無いのです。
お笑い芸人やバラエティタレントでまわしてきたニュース番組はこういう有事の際に内容が破綻するんだなと気付かされました。専門知識もなく、根拠のない意見をわめくばかりで、見る価値が本当にありません。
政府や自治体の正式発表をリピートだけしてたほうがはるかによいです。
若者の感染が広がっているとの報道が最近多いですが、テレビ等のメディア側は、若者が危機感を持つような報道をしてきたのでしょうか。日本の電波を使用できる者の矜持として、本当に発信すべき内容を頭から汗を流して考え、放送すべきときのはずです。
最新のニュースを追うためにどうしてもテレビのニュースは見てしまうのですが、特に民法はがっかりさせられることが多いですね。
> 「科学的には安全だから安心しろ」といわれても、安心できない、という人がいる」
だからこそ、安心できるように工夫して繰り返し説明するのが、本来のマスコミの役目なんですけどね。
この状況でしょっちゅうテレビに長時間出演している自称専門家は、現場で必要とされていない人であることくらい、視聴者は見抜けないのでしょうか?
最後の結論まで他人に頼らず、自ら考えることさえできれば、マスゴミに踊らされることなどなくなるのにとの感を強くする今日この頃です。
同意
安全は専門家や専門知識がなければ証明できないが、安心を与えることは誰にでもできる。
しかし実態は専門外の人間が安全を疑い、不安をあおっている。
イーシャ さま
医療系バラエティも花盛りですが、どう考えても「誰だこいつ?」と言う方が名医と称してひな壇にお座りになって、とくとくと変な話を垂れ流していますが、専門家なればこそ、自分の力量は知ってるはずで、それでいて、公衆の面前でこういう話ができるのは凄い神経だな~、と感心するやらあきれるやら。
TV局の人を選ぶ能力はまあ、大したものです。
医学領域でこれなら、政治や経済でも推して知るべきなんでしょうね。
いつも良識ある記事をありがとうございます。
神奈川県医師会 菊岡会長からの新型コロナウイルス関連コメント、
以下、一部だけ引用します。
専門家でもないコメンテーターが、まるでエンターテインメントのように同じような
主張を繰り返しているテレビ報道があります。
視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響く
ものです。不安や苛立ちが多い時こそ、デマやフェイクニュースに踊らされぬよう慎重に
考えてください。
第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている時間などはありま
せん。出演している医療関係者も長時間メディアに出てくる時間があれば、出来るだけ早
く第一線の医療現場に戻ってきて、今現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだ
ろうと思います。
PCR検査を何が何でも数多くするべきだという人がいます。
しかしながら、新型コロナウイルスの PCR 検査の感度は高くて 70%程度です
(50%程度かもしれません)。
つまり、30%以上の人は感染しているのに「陰性」と判定され、
「偽陰性」となります。
検査をすり抜けた感染者が必ず(必ずです)いることを、決して忘れないでください。
「さっさとドライブスルー方式の検査をすればよい」という人がいます。
その手技の途中で、手袋や保護服を一つひとつ交換しているのでしょうか…。
もし複数の患者さんへ対応すると、感染者から非感染者への二次感染の可能性も
考えなければなりません。正確に次の検査の人に二次感染の危険性が及ばないようにする
には、一人の患者さんの検査が終わったら、すべてのマスク・ゴーグル・保護服などを、
検査した本人も慎重に外側を触れないように脱いで、破棄処分しなければなりません。
マスク・保護服など必須装備が絶対的に不足する中、どうすればよいのでしょうか。
次の患者さんに感染させないようにするために、消毒や交換のため、30 分以上
1 時間近く必要となります。テレビなどのメディアに
登場する人は、本当のPCR検査の実情を知っているのでしょうか。
そして、「専門家」と称する人は実際にやったことがあるのでしょうか。
一部引用おわり。
専門家と称する人で、医師でも看護師でも薬剤師でもない方がいらっしゃるようです。
そういう方に、PCR検査の経験はないでしょう。
(県外の医師会が一部変更して引用していたので、引用しましたが、
不適切でしたら、削除してください。)
コメンテーターだけではないですね。
局の解説者は中立公正にそのニュースの持つ意味や背景を視聴者にわかりやすく補足する立場だと思うのですが
いつの間にか評論家になって自分(社?)の意見をまくしたててますね。
そこまで行って委員会で、韓国の検査に倣って検査数を増やせと朴教授が主張したことに対して、丸田佳奈医師が検査の先に何があるのですかと反論していました。
的確な反論です、治療方法がない今、検査をしても何もできることはない。
森三中の黒沢さんも散々騒いで検査を受けたが結局は隔離処置だけです。
仮に自分でコロナと疑うのであればお互いの感染リスクを冒してまで検査するのではなく、自宅療養すればよいのです、下手に偽陰性が出たらスプレッダーになってしまいます。
ただの風邪なら他人に移して良いということもないでしょう、熱や咳などの症状が出れば風邪やインフルエンザと同じ対応を今の時期は厳格にすればよいだけです。
無症状感染者はどうするのか?
1億2千万人全員の検査なんて不可能ですから無症状感染者の洗い出しによる感染防止なんて不可能です。
先ほどの番組内で丸田佳奈医師は韓国の検査も日本と同様に感染の疑いがある人間だけを検査していると発言していました。
鈴置高史氏も同様のことを言っています。
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/03311731/?all=1&page=2
韓国も無症状感染者の洗い出しなどしていないのです。
検査を積極的にしているのではなく感染の疑いがある人間が毎日1万人近くいたので必要に迫られ検査をしていただけなのです。
日本も感染拡大に伴い感染の疑いがある人間も増えたため4月7日には検査人数が約8000人になりました。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
その後は減っていますが、感染が疑われる人間がさらに増えれば韓国と同じ検査状況になると思います(そうならないことを願うだけですが)。
鈴置高史氏曰く
冷静に考えれば「検査すべき対象が多い」という――不幸な状況を意味します。
そこで韓国政府は「検査能力は国力の証(あかし)だ」と国民を洗脳したのです。
そのプロバガンダが韓国国内だけにとどまらず、日本を筆頭に世界に広げているのです。
つけっ放しになっていたので、なんとはなしに噂の(?)モーニングショーを眺めていたのですが、ドライブスルー検査の話題をやっていました。
曰く、屋外でやれば感染リスクは低いから、手袋の交換だけで済む。検体採取も三倍の効率が期待できる。検査は民間業者を使えばよい、だそうです。
この民間の利用という話もしきりに出てきますが、例えば日本全国でコロナの検体を正しく扱うノウハウを持った業者が具体的にどれくらいあり、検査技師は何人、検査能力はこれぐらい、という情報を提示したメディアは寡聞にして知りません。
私は全く畑違いの業種なのですが、出来ると手を挙げた業者に任せたら散々で痛い目に遭った経験があったりしますので、民間を使うにしても、モノがモノだけに、よくよく慎重にと願いたいものです。まかり間違っても、彼の国や彼の国の業者が入り込んできたりしませんように。
更新ありがとうございます。
社会が緩くなると硬派なメディア・番組が衰退して軟派なメディア・番組が隆盛するのでしょうが、コロナ禍の今、視聴者が「娯楽」よりも「事実」を求めた事で逆風にさらされてるんですね。
が「事実」ではなく「主観」を報じる事に邁進して来た似非リベラルメディアが生存競争に負けて滅ぶのは、「自業自得」とか「身から出た錆」とか「適者生存」って言葉が思い浮かびます。
クロワッサン 様
本来メディアは、客観的な情報の「正確さ」「早さ」「解りやすさ」が前提で成立するのですが、いつの間にか「インパクト」(客観的な正確さなどは不問)が第一になってしまいました。
情報ソースが増え、判断する力が要求される今日の状況では、「主張」ベースのメディアの影響力は削がれ、排除されていくでしょうし、そうなる必要があります。
ボーンズ さん
同意です。
そして、「事実」を扱う際には対象となるべく距離を取り、「寄り添う」的な要素を配した報道をしないと、単なる「事実の切り取り」で終わるでしょうし。
「孤高の精神」的なものが硬派なメディアには求めらるのだろうな、と。
クロワッサンさま
>「事実」を扱う際には対象となるべく距離を
取材対象に取り囲み録音機を口元へ突き付けるような報道体制は、正義でも公益でも保健ですらない、その事実を、報道各機関は今こそ身に染みて体験しつつあると。数か月前まで誰も予想できなかった2020年ですね。
クロワッサン様、はにわファクトリー様
主張の補強のための取材は無意味どころか有害と決定づけられた昨今ですね。
声なら離れた所から漏らす所なくどうぞと。
ボーンズさま、クロワッサンさま
最後に出てくる彼らの「切り札」は自由ではないかと予想しています。どんな屁理屈で自由を主張するのか楽しみです。思念で世界を構築することなく、不都合であろうがなかろうが当方は事実を見つめて理解する姿勢を続けたいです。当方は中道まんなかの立場でおりますが、見る人から見ればアルトライト呼ばわれされても仕方ない状況、未来の見つめ方にこんなに違いがあるとはこの歳になってようやく気が付きました。
> いつの間にか「インパクト」(略)が第一になってしまいました。
現在の状況は第一インパクトですね。
「難局」の地下で視聴者が覚醒してしまい、「ネトウヨ認定の槍」でアンチATMフィールドを中和させようとしたが、BPO機関の始動により「難局」のほとんどの社員がCoV-2感染してしまった状態ですね。
今後に起こる第二インパクトでは、
けやき坂や築地にCoV-2爆弾が投下され、本社の維持が困難になったATMグループは、箱根に本社を移転し、人類補韓計画を続行、という流れになるのでしょう。
阿野煮鱒 さん
うまい!
人類汚韓計画かも知れませんね。
>箱根に本社を移転し、人類補韓計画を
あの山荘の名前、自己批判と鉄拳制裁、私刑と死体、サヨク活動家終焉の地。そうだ、その名は、箱根山荘 ...
はにわファクトリー様
突然失礼します。あの、連合赤軍事件なら「あさま山荘」だと思います。はにわファクトリーさんは、それも知った上で、わざと箱根と言われたのかもしれません。細かいことを指摘してすみません。
この難局は、茶の間の視聴者と若者をいかに攻略するかに掛かっております。
安全を安心にどう結びつけて視聴者などへ説明するかが最大限求められるのだが…
…レベルが低すぎてお話になりません。
ネットもネットで政治的色合いが濃くなりつつあるので、注意が必要。
(著名な方程、その傾向があるのは気のせいでしょうか?)
元々ネット界隈は政治色が発言に出やすい印象がありましたが、コロナ騒動以降顕著になったと感じます。
自分的には一部の右派の方が、いわゆるネトウヨそのものだったことが判明したのは収穫だったと思いますし左右問わず政治的メッセージがある方でも、思ったより公正さを重んじてる場合があるのは収穫だったと思います。
今回の件が政治的メッセージを炙り出していくのは、解決のために今まで無意識で蓋をしていた「社会活動に政治でどこまで枷をするか」という判断を求められる現実が迫った、ってのが大きいと思います。
一部の方は自分の自由はそのまま、政治は責任を持て、みたいなことを主張して、しかもその自覚が無いので凡人の想像力と責任感の限界が見えたのが辛いです。
ボーンズさま
一つの事柄について、色んな考え方ができる人についてはおそらく問題ないのですが、そうでない方の事についておっしゃられているのですよね。
もう情報戦と割り切るのも一つの手なのかもしれません。
民主主義から統制国家へのルビコン川を渡っちゃいますが。
クロワッサンさま
>視聴者が「娯楽」よりも「事実」を求めた
鋭い分析です。記事採用級の至言となりや。
集合知を高めることでファクト棒を即時に突き付けるテクノロジーはすでに確立されています。力を合わせて最大活用しようではありませんか。
>「自業自得」とか「身から出た錆」とか「適者生存」
焼肉定食と空目しました。国語の成績は実際悪かったです。
はにわファクトリー さん
ありがとうございます。
焼肉定食、懐かしいですねw
専門家云々の話からは、ずれてしまうと思います。
まだまだ、テレビや新聞の情報を鵜呑みにする人が、多いのだと思います。ちょっと考えれば分かる事を、考えずに分からない、分かろうとしない人も、沢山いるでしょう。
マスゴミは、テレビを通じて、日本人の愚民化に成功しました。その最大の成果が、民主党政権だと思います。
愚民の状態から抜け出す事が出来ない人を、悪く言うつもりは有りません。
マスコミは、愚民の方がコントロールしやすいので、質を上げる事は、無いでしょう。
どんなに優秀な国民でも、半分は平均以下です。
また、このサイトは、お医者さんも多数いる「特別に、偏差値の高い」サイトだと思います。
知っている人は、知っている事の情報提供は出来ますが、知らない人を理解出来ません。知らない人は、中々知っている人の情報を理解出来ないでしょう。
情報と知的格差は、広がっていく様に思います。
私の場合、ここのサイトを知らなかったら、新型コロナに関する限りはマスコミ情報を鵜呑みにしていた可能性が高いです。経済関連はもとより批判能力がありません。
人はホーム(専門分野や得意分野)とアウェイでは、情報の理解力に差があると改めて実感しました。
> 偏差値の高い
参加者それぞれが地の知識量が多いのに加え、お互いに刺激し合ってより高度化している気がします。本文に触発されたコメントに、さらに触発されたコメントが付き、本文+コメント欄で楽しめるサイトだと思います。
終戦直後のニューヨーク、バードランドというクラブに、天才アルトサックス奏者チャーリー・パーカーが連夜出演し、自らが創成したビバップスタイルを演奏。それを聴きに街中のジャズプレイヤーが集まり、夜な夜なセッションを繰り広げ、ビバップが高度化し洗練されていった、という逸話を連想します。
バードランドにたむろしたミュージシャンには、マイルス・デイヴィス、ディジー・ガレスピー、バディ・リッチ、ギル・エヴァンスなどがいました。
マイルス・デイビスの自叙伝に、その時の空気感が生々しく描かれています。私が生まれる前の話ですが、その場に居たかったと狂おしいほど思いました。
だんな様
阿野煮鱒様
バードランド
ヴィレッジヴァンガード
と聞いて何の事かわかる人がどれ
くらいいることでしょう
こちらのサイトで出会う趣味と
博学の数々に感謝します
〉情報と知的格差
悪意をもって嘘を垂れ流す事と
意味もわからず嘘をついてしまう事
テレビの専門家とタレントの
コメントに表れています
H様
バードランドもヴィレッジヴァンガードも分かりませんので、ジャズの話だなと思ってます。博学なのは、大体阿野煮鱒の方です。
情報と知的格差と書くのは、結構悩んだ文章です。
情報格差が、知的格差を招くのか、知的格差が情報格差を招くのかが、結局一緒の話なのかよく分かりませんでした。知的格差も偏差値だけではないと思います。
なかなか深いお題だなと思って、さらっと逃げて書きました。
別に頭のいい人が偉いわけではありませんし、金持ちとも限りません。
このお題(情報格差と知的格差)を、差別的な思考抜きでまとめるのは、簡単ではなさそうです。
バードランドでついコメを
女主人公のニカ(Nica's Dreamのニカ)が「バード」にちなんで名付けたと言われています。ブローウエイ44丁目に再開した店に20年ぐらい前に行き、落ち着いた店でした。Lullaby of Birdlandはサラ・ヴォーンとクリフォード・ブラウンのが定番スタンダード、ウエイン・ショーターのBirdlandは後でマンハッタン・トランスファーがカバーしました。
ベーシストのビル・クロウ「さよならバードランド」もなかなか面白いです。
3/6にマッコイ・タイナーが亡くなったとニュースで知りました。錚々たるモダンジャズの牽引者が少なくなりました。
テーマから外れてしまいお目汚し失礼しました。
> 錚々たるモダンジャズの牽引者が少なくなりました。
これに触発されて、さらに逸脱し、記憶がおぼろげですが、書店でふと手に取った月刊誌“Jazz Life”が、マイルス・デイヴィス没後のジャズ・シーンに対し、甘ったるいばかりで骨がないと危惧しつつ「大丈夫、パット・メセニーがいる」で結んだ評論を読んだ記憶が蘇りました。確かに当時、スタイリッシュではあるものの、型にはまった演奏を繰り返すミュージシャンが多い中で、Pat Methenyは 頼みの綱でした。
今なら、上原ひろみかもしれません。スウィング感溢れるピアノも弾ける彼女ですが、最近は敢えてメカニカルな演奏を追求しています。
さらにさらに逸脱して、三大ギタリスト(Eric Clapton, Jeff Beck, Jimmy Page)を輩出したことで有名なヤードバーズ(The Yardbirds)もチャーリー・パーカーに因んでいます。
情報の送り手及び情報の受け手のクオリティが高い本サイトは素晴らしい
ということですね。