日曜日のこの時間に記事を公表するのはきわめて異例ですが、緊急でぜひとも皆様に読んでいただきたい論考がありますので紹介します。それは以前、『理系研究者の新型コロナウイルス考察』という論考を当ウェブサイトにご投稿いただいた「ケロお」様というハンドルネームの理系研究者の方から本日、再び優れた寄稿を頂いたからです。少々長い論考ですが、是非、できるだけ多くの方々に読んでいただきたいと思います。
2020/02/16 23:03追記
当初公表した記事については、末尾にあった私自身の個人的意見に属する部分を削除しています。あとになって読み返すと、あたかもそれがケロお様の見解と勘違いされる可能性があるからであり、今回削除した部分については、一両日中に公表する別稿であらためて収録するつもりです。
目次
読者投稿
『お知らせ:読者投稿を常設化します』などでお知らせしたとおり、当ウェブサイトでは昨年以来、「読者の皆さまからの記事投稿窓口」を常設化しており、読者投稿を歓迎しております。なお、その投稿要領、過去の読者投稿については、それぞれ次のページにまとめております。
必ずご確認ください(2019/12/16日版)
過去の読者投稿
こうしたなか、最近、例のコロナウィルス騒動を巡って、「りょうちん」様というペンネームの現役の医師の方や、「ケロお」様という理系の研究者という立場の方から、あいついでコロナウィルス騒動に関する貴重な論考を当ウェブサイトにご投稿いただいています。
【読者投稿】新型肺炎、日本は「いつもどおり」で良い(2020/01/31 10:30付 当ウェブサイトより)
【読者投稿】コロナウィルス、まだ慌てる時間じゃない(2020/02/06 05:00付 当ウェブサイトより)
【読者投稿】理系研究者の新型コロナウイルス考察(2020/02/10 12:00付 当ウェブサイトより)
過去の記事を読んでいただければよくわかるのですが、非常に冷静な議論であり、実際、いずれの読者コメント欄も大盛況となっているのですが、それでもなお、世の中のできるだけ多くの方々に読んでいただきたいと思っているため、当面はトップページに記事のリンクを示し続けることにしたいと思っています。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、本日はこの時間ですが、ケロお様から最新論考を頂きました(当初いただいたタイトル案は『理系研究者の考察「完璧な防疫」』ですが、タイトルについては変更させていただいています)。
さっそくですが、本文を紹介したいと思います(本文中でリンクの引用方法や日本語表現、語順などについて、少しだけ修正している箇所もあります。また、太字や赤字の強調は当ウェブサイトによる勝手な加工です)。
理系研究者の考察「完璧な防疫」
お詫びと訂正
こんばんわ、ケロおです。予定では世界各地の感染者数や死亡者数の数字からnCoV-2019のスペック評価か、マスクの予防有効性のエビデンス考察をしてみようと思ってましたが、予定変更です。日本の取ってきた防疫措置はネットやメディアでいうほどダメなのかを考察します。
おふざけ要素アリで、状況的には不謹慎ですが、そういうのは皆さんOKですかね?OKですね(見切り発車)。
まずは、本題に入る前に前回の投稿記事の訂正です。
1つ目は、風邪の原因のヒトコロナウイルス4種がすべてベータコロナウイルスである、という記述がありましたが間違えです。2種はアルファ、2種がベータです。すみません。(え?どうでもいい?だよね!)
2つ目。MERSが第2のSARSなら新型コロナウイルスは第3のSARSとか書いておきながら、最後の方で、仮想生物兵器コロナウイルス「nCoV-2020」を第2のSARSなどと、よくわからない記述をしてしまいました。
正直に言うと、新型コロナウイルスnCoV-2019こそが第2のSARSと思っていたのですが、ちょっと推敲が足りませんでした。すみません。
正式名称は「SARS-CoV-2」
そういえば、新型コロナウイルスの正式なウイルス名が決まりましたね。
え?「COVID-19」?
違いますよ。それば病名ですよ。しかし、WHOのセンスの無さ!「Corona Virus Disease-19 (コロナウイルス病-19年)」!地名とか人名を病名に使わないのは、まあ、仕方ないですよね。でも、コロナウイルス病はないわ。
百歩譲って「Corona Virus Disease-19」としたとしても「CVD-19」か「CoVD-19」でしょ。Iいらないでしょ。COVID社の人いい迷惑だよ。ひどい話です(※余談ですが、COVID社の受難については下記のリンク記事もご参照ください)。
新型コロナウイルスの症状は、かくして「COVID-19」と名づけられた(2020.02.13 14:00付 WIREDより)
さて、ウイルス名の話に戻しましょう。
上記記事にあるように、今回の新型コロナウイルスの正式なウイルス名は、「SARS-CoV-2」です。国際ウイルス分類委員会、Good job!第2のSARSウイルス!これほど適切な命名がされるとは思わなかった。
私と全く同じセンスです。WHOは行政屋さんと政治家さんが実権握ってて学者は爪弾きにされているのに対し、 国際ウイルス分類委員会は実質的に学会であり、学者さんの集まりなのです。だから、
「Wuhan(武漢)とかChinaとか使っちゃダメなら、もうSARSでよくね?SARS2!ウイルス名はSARSコロナウイルス2!決定!」
ってノリでしょうね。
ただ、専門誌である日経メディカルの次の記事を除けば、「今回のウイルスの正式名がSARS-CoV-2に決まった」と報じた大手メディアは知りません。というよりも、オールドメディアはいまだに「新型コロナウイルス」と報じています。オールドメディア、終わってます。
病名はCOVID-19、ウイルス名はSARS-CoV-2(2020/02/13付 日経メディカルより)
ひょっとしたら、マジでウイルス名と病名の区別がついていないのかも。「COVID-19」ウイルスとか思ってるかもしれません。「コロナウイルス病-19ウイルス」になっちゃうよ、何も考えてないのかな?次の記事を配信した朝鮮日報以下ですよ。
WHOの公式名称は「COVID-19」、韓国政府は別途に「コロナ19」(2020/02/13 10:40付 朝鮮日報日本語版より)
マス●ミさん、無病徴感染者は「COVID-19」じゃないですよ!「SARS-CoV-2」感染者ですよ!
「HIVキャリア」が「AIDS患者」ではないのと同じ理屈。ウイルス感染してるけど病気には(まだ)なってない。わかるかなーわかんねーだろーなー(古い!)。
現代社会では完璧な防疫などありえない
さて、日本でもここ数日、SARS-CoV-2感染確認事例が急増しました。
この原稿を書き始めたときは、各事例を挙げて、いつ頃の中国からの入国者が日本に感染を拡げたかを考察するつもりでしたが、数が多くてすべてを確認することができませんでした(無能)。
しかし、発病が1月中、悪化して肺炎になったのが2月上旬、検査結果が出たのがここ数日という事例が結構目立ちます。潜伏期間を考慮するとだいたい1月上旬から1月中旬くらいが第1の感染ピークだったのかなと推測されます。つまり、1月23日の「武漢封鎖」前です(まあ、当然ですね)。
日本国内での初確認事例が1月16日ですので、この前後に感染した人がここ数日で報告されていると推測できます(これも当然ですね)。
なのに、政府が検疫強化、入国制限をするのが遅かったせいだというような批判が散見されます。感染者の隔離がゆるいとか、疑わしければ全員検査しろという意見もあります。不思議ですね。
いったい、いつから検疫強化、入国制限、感染者隔離、ウイルス検査など(以下、これらをあわせて防疫措置とします)を実施していれば、「対応が遅い」と批判を受けずに済むのでしょうか。
基本的に私は、日本国内への感染者入国を防ぐ方法はなかったと確信してます。したがって、確実な予防法も治療法がない現在、どのような防疫措置をとっても日本国内での流行を未然に防ぐことはできないともいえます。流行発生は、早いか遅いか、時間の問題だったのです。
ではなんのために防疫措置をするのか、疑問に思う人がいるのは当然です。ワタシ的には最終的な答えは、
「医療機関のキャパをオーバーするようなアウトブレイクが起こさず、国内の様々な活動に大きな支障をきたさないようにする」
です(この点については、以前りょうちんさんの読者投稿『【読者投稿】コロナウィルス、まだ慌てる時間じゃない』にもコメントしたとおりです)。
その前提で、「流行の規模をできるだけ小さくする」、「流行発生をできるだけ遅くする」というのが当面の目標になるかと思います。
「え、それだけ?」と思う人もいるでしょう。「北朝鮮ですら速やかに完全に入国禁止にして、アメリカやオーストラリアなんて強制的に2週間隔離してるけど」という人もいるでしょう。
北朝鮮のは「無駄な抵抗」です。
アメリカとかのは「やらないよりかはやったほうがマシ」程度です。アメリカさんは今インフルでヤバいことになってるのでアメリカさんが助けてくれることは期待してはいけません。ワクチン接種率は過去最高だったのに、2600万人感染、1万4千人死亡です。
B型の流行がピークを超えてきたけど、A型(H1N1)pmd09が増えてきましたから、まだまだ伸びしろがあります。感染者人口比10%超えも見えてきました。経済弱者は医療を受けれないという厳しい現実も。ノーマネーノーケアです。徹底的な強者の理論です。
一人勝ち唯一無二の超大国は半端ないです。SARS-CoV-2なんて雑魚を気にしてないんですよ。むしろアメリカ発のH1N1pmd09パンデミックの危険性さえあります。
いつから何をすれば流行を防げたか
日本は法治主義、民主主義、国際協調の国家です。法に背く方法で防疫を実施できません。最高権力者たる総理大臣でもできることとできないことがあり、それは法律で規定されます。他国と対立して独自路線を歩むのも限度があります。
言い換えれば、超法規的措置とか、トップの独断専行とか、他国(この問題の場合は特に中国)と無制限に対立するとか、そういうの全部NGです。北朝鮮とかロシアとかじゃないんですよ。逆にいえば、安倍首相に金正恩委員長やプーチン大統領のようなものを求めるのは無理です。
まあ、そういうの抜きにしてとりあえず何をすれば流行を防げたか、完璧に防疫できたか、を考察してみましょう。
まず前提です。昨年12月30日にSNSで「武漢で謎の肺炎流行」の情報が暴露されます。その時これは未確認情報という位置づけになります(ソース無し)。
公式になされた最初の発表は、WHOによる1月5日付の次のリンクであり、遺伝子配列情報の公開は1月12日だったようです(※これについてはソース略)。
Pneumonia of unknown cause – China(2020/01/05付 WHOウェブサイトより)
次に、論文による報告は私が知る限り、1月14日付の次のものが最初に公表されたものっぽいです。
The continuing 2019-nCoV epidemic threat of novel coronaviruses to global health — The latest 2019 novel coronavirus outbreak in Wuhan, China(2020/01/14付 International Journal of Infectious Diseaseより)
つまり、防疫措置を講じることができた最も早いタイミングとは、未確認情報でも良いのであれば昨年12月30日以降、公式発表を待つならば1月5日以降です。
もっとも、この時点のWHO発表では「人から人の感染は確認していない」、「病原体不明」といった状態でしたので、逆に1月5日時点で強行措置として入国制限できるとしたら、北朝鮮レベルの独裁国家でなければ難しいでしょう。
というよりも、1月5日時点で危険な感染症であることを確信するには、千里眼の能力も必要です(予知能力はチートすぎるので無しです)。結構難しいですね。このことから、「入国制限措置」が可能になるとしたら、どんなに早くても、現実的には論文形式で確認された1月14日以降でしょう。
時空移動能力はアリですか?
この時点で、完全にあらゆる国籍の人を中国から入国禁止としていれば感染者の入国を阻止できたかどうかを考えてみましょう。
無理です。
でも一応考察書きますね。1月2日時点での中国での感染確認者が41人で、未確認感染者は数倍から数十倍と推測されます。さらに、1月2日から14日の間に感染者は増加していたはずです(中国政府の発表だとこの期間は増加してなかったらしいです、不思議ですね~)。
この人達をシャットアウトする方法がありません。時空移動能力があれば、14日以前まで戻って入国者全員からサンプリングをしてPCR、といった対応も考えられます(もっとも、なかなかハードルは高そうですが…)。
しかし、万が一時空を移動する超能力があったとして、感染した中国人が日本に入国するのを、時空移動能力を駆使して完全に防ぐことができたとしても、感染者の入国阻止は不可能です。
たとえば、中国人がハワイに行ったとします。ハワイからアメリカ人が日本に入国します。もうおわかりですね。世界中のすべての国を対象に入国禁止しないと、感染者は容易に日本に入国してしまいます。
じゃあ、外国人すべて入国禁止にしますか?金正恩クラスの独裁者ならできるでしょう。しかし、たとえば、日本人がハワイに行くのを禁止しますか?日本人の海外からの帰国も含めすべて禁止しますか?(ちなみに人の移動を完全に防ぐと、エネルギーや食糧も含め、物の異動まで妨げられます。)
やっぱり予知能力もアリで
でも、なにも完全に人の移動を禁止しなくても、検疫とか隔離とかでなんとかならないですかね?
無理です。
一応書きますか。
1月最初から武漢封鎖の1月23日まで武漢から航空機での日本入国者は2万人弱といわれています。無病徴感染者とか潜伏期間とか考慮すると、とりあえず2万人を隔離できないといけませんが、そこはクリアしたとします。
いくらなんでも強引ですか?じゃあ、2万人のうち感染者だけを未来のテクノロジーで検出したとします。仮に武漢の感染者率を0.01%、1万人に1人、武漢全体で1100人とします。やりました、2万人から2人に減りました。これなら現実的です。
嘘です。
非常に言いにくいのですが、じつは日本での1人目の感染確認は1月6日に入国してました(新宿会計士注:これについては厚生労働省HP『新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(1例目)』参照)。
そもそも、2人どころじゃないんです。
21日から22日時点で武漢市以外で10人以上の感染確認されてますので、母数は武漢ではなく湖北省全体5900万人で考えないといけません。感染者は数十から数百人くらい入国していたかもしれませんね。
よって、1月5日時点のWHOの「人から人への感染は確認されていない」という発表直後から防疫スタートする必要がある(それでも完璧にやれたかは不明です)ので、やはり、予知能力が必要でした。
もういいですよね。
大変残念ですが、北朝鮮クラスの独裁国家で、なおかつ予知能力とか千里眼とか、無茶苦茶な能力がないと無理です。おかしい、理系研究者の考察のはずがSF作家の考察になっている。不思議だ。
結論。完璧な防疫とか、絶対不可能だから!鎖国して無理!独裁者でも無理!超能力者でも無理!
肺炎患者だけでもPCR検査
独裁者が超能力を駆使しても無理と判明したので、ちょっと現実的に考えましょうか。
感染者が検疫を抜けて入国しまうことがあるのまでは仕方ないとしましょう(当然です)。風邪症状の人全てにPCRをするのも無理としましょう(当たり前だ)。現実的には、「中国渡航歴の有無に関わらず肺炎患者はすぐにPCR検査する」くらいでしょうか。
ちなみに日本国内で肺炎で死亡する人は、毎年ざっくり10万人くらいです(※といってもそこそこ年によって変動はありますが…)。これを1ヵ月あたりに換算すれば、8千人くらいです。
この8千人のうち、「誤嚥性肺炎」など、あきらかにウイルス性ではないものなどを除外したとしても、1ヵ月で4千人くらいでしょうか(※除外して良いものかどうかはちょっとわかりませんが…)。このように考察すると、肺炎による死亡者数は、少なく見積もって日本全国で1日あたり130人くらいでしょう。
肺炎患者に絞って検査するにしても、毎日130人を検査できるものでしょうか。現状、PCRが何人できているのかという問題もありますし、肺炎患者以外にも要検査の人はいるわけです。
もちろん、1日当たり130人をもっと減らせないか、という議論は成り立つでしょう。
「細菌性肺炎とウイルス性肺炎を見極めてから、ウイルス性っぽい人だけPCRに回せばいけるかな?」
といった具合に考えたとしても、見極めるまでにちょっと数日かかるかもしれませんね。せめて1日130人を1日10人とかに減らせれば、全員検査もできなくはないか。つまり、肺炎を発症してから数日後にPCR検査をする…。
これだと、現状と何も変わりません。
しかも、数字は肺炎死亡者に絞ったベースです。これを「肺炎患者全体」にまで拡大するならば、いったい何倍に増えるのでしょうか。
ちょっと統計がすぐに見つかりませんでしたが、現実的な落とし所は、ウイルス性肺炎の疑いならPCR検査をするのが可能になるよう体制を整えることですね。
風邪症状でもPCR検査
しかし、不安にかられた国民の多くが、「風邪症状時点でのPCR検査」を望むかもしれません。これは絶対に無理です。これについては「安心と安全の関係」で考えてみればよくわかるでしょう。
よく「安心・安全」とかいうセットで使われますけど、「安全」は実現するのにコストがかかりますが目標として現実的ですし、必要です。しかし、「安心」となると、個人の感情に左右されます。理屈ではないので、「安全」よりもかなりコストがかかります。リターンは精神的満足だけです。
厄介なことに、「安心」を得るために払うコストとして、ときに「安全」が犠牲になることもあります。この点、政府などに「(無理とわかってるけど)可能な限り、風邪症状でもPCR検査やります!」とか言ってくれると、「安心」はできる人が多いと思います。
しかし、PCRでのウイルス検査を「安心」のために実施すると、単なる風邪の人もSARS-CoV-2感染者も病院に詰めかけるリスクが発生します。その結果、無駄にSARS-CoV感染者を増やす危険性が高まります。「安全」が犠牲になります。
現状、日本政府が国民を「安心」させることに注力している姿勢は見えませんが、これは大変結構なことです(書き間違えじゃないですよ)。もし、「安全」を犠牲にせずに「安心」を望むのなら、取るべき方法は1つ。「正確な情報を得ること・与えること」です。
「風邪くらいでPCR検査をすると『安心』できるかもしれないけど、『安全』は失われます」
という情報です。それとできれば、ウイルス性肺炎患者の検査結果をできるだけ正確にアナウンスすることです。肺炎でPCRやった結果、陰性何人に対し陽性何人という情報は出すべきだと思います(陽性の情報は全部出しても陰性の情報はそこそこ間引いてませんかね、そこまで頭が回ってないのでしょう)。
陰性割合が高ければ気休め程度ですが『安心』に繋がります。
結局政府はどうするのが正解なのか
日本国内で(クルーズ船内を除く)、ここ数日(2月11日から15日)で約20例の感染者が報告されました(全部の情報を確認できてません、厚労省の担当者でも把握するだけで大変だよこれじゃ)。これから数日も同程度の推移をするものと思われます。
おそらく、恐慌状態を煽るような報道が相次ぎます。「スーパースプレッダー」だとか「感染経路の特定」だとか、そういう話題が多くなるでしょう。以下に列記するような「安全」につながる(「安心」にもつながるかもしれない)情報をアナウンスしてくれるとありがたいと思ってます。
- 「そういう情報は今は意味ないですよ」(解析して後の教訓にするのには意味がある)
- 「人ゴミを避けるとか手洗いを徹底するとか多くの人が集まる場ではマスクをするとか、今までどおりの対策が大事ですよ」(マスク確保は現在困難ですね、医療現場に供給されていることを信じたいです)
- 「風邪症状でPCRとかやるとむしろ感染者を増やすだけだよ」(そもそもできないし)
- 「肺炎を疑うような状態になったらできるだけ早く医療機関に相談しよう」(駆け込まない、まず相談、できればその前にネットで予習)
- 「でも肺炎をこじらせる前に受診してね」
- 「医療関係者とか感染者とか検疫作業をしている人たちを責めても意味ないですよ」(当事者たちの精神的肉体的ストレスはものすごいことになってることぐらい想像できないですかね)
実際の政府の動きは、ちょっと遅いような印象を受けるかもしれませんが、現場はものすごい修羅場になっているはずで、お偉方まで情報があがるのが遅れるのは仕方ないです。現場対応、情報共有は同じくらい大事ですから。
伝言ゲームを国家レベルでやると1日2日の遅れは仕方ないです。やってる事自体は大筋正しい方向で進んでいます。関係者全員もれなく初めての体験ですから、これだけ急激に事態が進展することを仮に予想できていたとしても、対応は多少もたつきます。
現場の混乱が落ち着いてきて、情報伝達方法が確立されてくればほぼタイムラグなしになってきます。そもそも、1日程度の情報遅延は国民1人1人レベルではどうでもいい話です。情報が遅延してないと安心できるだけです。<了>
読後感
いかがでしょうか。
さて、この論考をいただいたのは今朝のことですが、記事の公表がこの時間になってしまったことにつきましてはケロお様にお詫び申し上げます。ただ、内容が内容だけに、一刻も早く公表すべきと思い、現時点で推敲を終え、公表することに決めました。
「安心より安全を」。
まったくそのとおりです。ケロお様から当初頂いていたタイトル案は『理系研究者の考察「完璧な防疫」』でしたが、内容を読み、私の独断に基づき、タイトルに、この「安心より安全を」という表現を入れ、原文にはない「緊急提言」という用語を使わせていただきました。
とくに最後の
- そういう情報は今は意味ないですよ
- 今までどおりの対策が大事ですよ
- 風邪症状でPCRとかやるとむしろ感染者を増やすだけだよ
- 肺炎を疑うような状態になったらできるだけ早く医療機関に相談しよう
- でも肺炎をこじらせる前に受診してね
- 医療関係者とか感染者とか検疫作業をしている人たちを責めても意味ないですよ
の各提言については、是非、日本国民に共有していただきたいところです。
(※2020/02/16 23:03追記:当初公表版ではこの下に私自身の見解を掲載していたのですが、あとになって読み返すとケロお様の見解と混同されかねないと思いましたので、削除しています。なお、本稿から削除した部分につきましては、別稿にてあらためて収録するつもりです。)
View Comments (200)
ケロお様
本文で書き忘れたのですが、「安全を犠牲にして安心を買う」ことの愚かしさというくだりについては、本当に心の底から共感せざるを得ません。
記事タイトルはケロお様の意図するものとは異なっていたかもしれませんが、いずれにせよ、ケロお様の今回の投稿に関しては心より感謝申し上げたいと思います。
新宿会計士様
> 「安全を犠牲にして安心を買う」ことの愚かしさ
そのしわ寄せがすでに田舎の病院にまで来てます。マスクが足りないのです。
「マスクの予防効果が乏しい」と書いてる私ですが、医療従事者はインフルエンザのように感染力の強い病原体を持つ人と濃厚接触が多いため、診察時の飛沫避けとしてマスクが必要です。また、手術室にて行う手術はもちろんの事、ベッド上にて行う処置、例えば体に貯まった水を抜いたり、呼吸を助けるために喉に入れているチューブを交換したり、といった、事を行う時に血液が混ざった胸水・腹水や痰が顔にかからないようにするためにもマスクが必要です。
これからはCOVID-19への対策も必要になります。COVID-19の患者さんの治療や看護に当たる医療従事者は、患者さんの部屋から出るたびにマスクを捨て、他の患者さんのもとへ行くには新しいマスクをつけ直さなければなりません。そうしないと他の患者さんに移してしまいます。COVID-19の患者さんのいる病室一つにつき、毎日10〜20枚のマスクが必要になると思われます。
それなのにマスクが入荷しません。生産が追いつかず、全国で取り合いになってます。マスクの使用が1日1枚に制限された病院がすでにあります。
例えば、全国的にはインフルエンザの感染者は少ないでしょうが、入院病棟ではインフルエンザの患者さんが一人いるだけでも、医療従事者を介して他の患者さんに移さないよう警戒しなければなりません。
マスクは医療従事者と患者さんを守るための盾です。それも、代用品やお手製のマスクではだめで、規格品を使用する必要があります。マスクがなくなれば、医療従事者はCOVID-19に対して丸腰同然で戦う事になります。重症化リスクの高い患者さんに移して死に至らしめる恐れがあります。医療従事者も犠牲になるかもしれません。
マスク不足は、身近に感染者がいないのに予防のためとマスクを付ける人(中国人も日本人も)が買い占めるせいです。マスクの予防効果は低いという情報が出ても、「感染を少しでも減らせるなら毎日マスクをする!」と安易に考えてやめようとしません。しかもそういう人の大半は使い方が間違っており、何の予防もできずに単なる気休めに終わる結果になってます。そういう人は自作の代用品で十分です。
自分だけが安心したいがためにマスクを着用する行為が、本当に必要な人達を困らせる結果になってます。
マスクが本当に必要なのは次の人です。
「何らかの病気(感染症、花粉症含む)を持っているため人」
「仕事(医療従事者や食品加工も含む)で必要だから使う人」
「自宅で家族を介護するために使う人」
マスクは「健康な人が予防のために使う」のではありません。COVID-19を封じ込めるためにも、皆様にはぜひともご協力をお願いしたいです。
新宿会計士さま
>記事タイトルはケロお様の意図するものとは異なっていたかもしれませんが、
大丈夫です。むしろよりよいものになっています。ありがとうございます。改めてお礼申し上げます。
しかし、コメント数の伸びがすごいですね。ご質問、ご意見にはできるだけお答えしたいと思いますが、ちょっと時間がかかるかもしれません。それと、読者の人同士の意見交換で解決していそうな部分はスルーさせていただくかもしれません。
その他「無駄な質問だよ!」と思ったものもスルーしますね。
ケロおさま
多分、返信がストレスになると思います。
こちら文句を言うだけの、気楽な稼業ですが、ご無理をされないように、お願いします。
ケロお様
大変わかりやすく納得できる
投稿ありがとうございます
安全とは?については人によって
考え方が違うのではと思い調べて
みました
ケロお様の提言そのままでした
安全とは
https://www.keyence.co.jp/ss/products/safety/knowledge/about/safety.jsp
自己スレ
添付が上手くできなかったので再度
安全とは
https://www.keyence.co.jp/ss/products/safety/knowledge/about/safety.jsp
H さん
前に私が「初期の日系移民集団で既婚女性の売春が行われ、現地社会で問題視された」の件でpdfを貼ろうとして上手くいかなかったのと同じ現象が起きているようです。
クロワッサン様
教えて頂きありがとうございます
何者かに妨害されているのかと
疑ってしまいました
H様
いつもコメントありがとうございます。
リンクの貼り付けがうまくいかない現象、確認しました。おそらくコメントがURLで終了してしまっている場合は、末尾に勝手に文字列が付け加わり、URL自体が改変されてしまうからだと思います。
とりいそぎ頂いたコメントにつきましては修正しておりますのでご確認ください。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
会計士様
お手数をお掛けし申し訳ありません
修正ありがとうございました
H様
このURLの資料だったんですかね?
https://www.keyence.co.jp/ss/products/safety/knowledge/about/safety.jsp
ただこの定義は、機械安全の分野では一般的ですが、経験的に言って、一般日本人には、簡単には納得してもらえないと思います。
上で添付した資料も上手くリンクしないので、以下ではどうでしょうか?
http://www.idec-fs.com/studysafety/studysafety1.html
はぐれ鳥様
ご指摘ありがとうございます
読み返してみて確かに納得力には
乏しいものであったかと思います
自分本意で焦ってはいけませんね
はぐれ鳥様
再三にわたりありがとうございます
はぐれ鳥様添付資料が納得です
更新ありがとうございます!
ケロおさんの軽妙洒脱な言い回しが良いですね。
「安心より安全を」、了解です。
時間稼ぎしてピークをなだらかにする事で、延べ対応者数を増やす、と。
ちなみにすみません、時間稼ぎはコロナウイルスに適した季節が終わるのを待つのも目的に入るのでしょうか?
クロワッサンさま
>時間稼ぎはコロナウイルスに適した季節が終わるのを待つのも目的に入るのでしょうか?
うーん、どうでしょうか。春になれば収まってくるというのは多少はあるかもしれませんが、それに期待するのは楽観的すぎるかなと思います。わたしとしては、病院での治療が必要な患者さんの増加速度を遅くするのが大事かなと。医療システムがきちんと機能しなくなることが一番危険ですから。医療システムの維持、イコール、国民の犠牲の最小化、と思ってます。医療崩壊すると他の病気で失われる命も増えちゃいますし。
あとは、国民の皆さんが冷静になるためにも時間が必要ですし、国や自治体や医療機関が体制を整えるためにも、流行のピークは遅くなったほうがいいですね。
ケロお さん
回答有難うございます。
分かりました、キャパオーバーしないのが大事なんですね。
以前に私は「平和ボケの日本では、パンデミックにならないと危機を認識できない」のような事を書きました。その不見識を恥じます。よく分かっていないことを安易に批判してはいけませんね。ありがとうございました。
皆さん本当に分かり易い文章を書けてうらやましい。
いつも更新ありがとうございます。
新宿会計士さんが門田さんと有森さんを例にあげつつ、
百田さんを上げない辺り・・何か意図があるのですか?( *´艸`)
百田さんの件でいえば
「エビデンスなんてねーよ」といった有名な例の新聞の記者を思い出してしまいます
(当サイトで知った)虎ノ門ニュースで百田さんはその件で批判していた記憶があるのですが(人違いだったらすみません)ブーメラン刺さってますよね
「エビデンスなんてねーよ 作家の勘やと」
その百田さんが必要に上念さんを攻撃しているのは、自分の意見は認めない人なんだなーと感じてしまいます。
安心という意味では今日ツイッターで上念さんがあげていた
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2695806897139467&id=100001305489071
が現状の臨床像を書いてあったので大分安心できました。
ただこういう情報を上げられない理由が、揚げ足取りをする新聞記者などのメディアに原因がある気がします。
今日も都の記者会見や厚労省+座長(感染症の所長でしたっけ?)の記者会見を見ていましたが、どうでもいいゴシップ系の質問の多いこと多い事、
一時ソースに当たれば当たるほどメディアの程度に嫌になりますね。
僭越ながら申し上げます。「分かり易い文章」が一気呵成に書けないのは普通だと思います。推敲で文章は変わります。
例えばですね、以下のような記述
> その百田さんが必要に上念さんを攻撃
執拗に攻撃
> 自分の意見は認めない人なんだなー
自分の意見 以外は 認めない
> 一時ソースに当たれば当たるほどメディアの程度に嫌になりますね。
一次ソース メディアの程度の低さが嫌になる
本意は簡単に文脈から読み取れますが、誤字脱字は文章のわかりにくさに貢献します。私も誤字脱字は散々やらかしていますので、偉そうなことを言える立場ではないのですが、「文才は無くとも推敲で文章の質は上がる」と自分を励ましています。
阿野煮鱒様
ご指摘ありがとうございます。
文章を書くのが苦手なので今までは読む専門だったのですが、、、お恥ずかしい限りです。
色々聞いたり言ってみたいのですが、どうも自分の趣旨と大きく変わってしますのが文才以前の問題ではあるのですが。
あう。
どうも自分の趣旨と大きく変わってしますのが文才以前の問題ではあるのですが。⇒ ×
どうも自分の趣旨と大きく変わってしうのが、文才以前の問題です。 ⇒ ○?
奇跡の弾丸 様
コメント大変ありがとうございます。
先ほど「追記」しましたが、ツイッターを引用した箇所については私自身の見解が入り過ぎている(つまりケロお様の見解と誤認される可能性がある)と思いましたので、本稿からは削除しました。改めて一両日中に公表する別稿に収録したいと思います。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
かえって恐縮です。
更新楽しみにしています。
> アメリカさんが助けてくれることは期待してはいけません。
これは、米国がクルーズ船乗船者にチャーター便を出しても、「発症していて同機に乗れない人は、日本で治療することになる」とか言っている事から明らかでしょう。
米国に帰るより、日本で治療受けた方がマシだよ、と言っている様なもの。
しかし、何かにつけて普段は在日米軍基地を使うくせに、今回は羽田とは迷惑な。
墺を見倣えさま
>何かにつけて普段は在日米軍基地を使うくせに、今回は羽田とは迷惑な。
米国内のどの空港に向かうのか知りませんが、10時間くらいかかるうえに、300~400人を輸送するわけなので、民間機のほうがいいという判断でしょう。ご高齢の人も多く、軍用輸送機では乗り心地はあまり良くないと思われますし。民間の大型旅客機を使うなら米軍基地より羽田のほうがいいのかもしれません。
>米国に帰るより、日本で治療受けた方がマシだよ、と言っている様なもの。
飛行機の中での感染拡大を懸念してのことでしょう。
米国には「貸し」を作っておくのは損でないと思います。恩を恩とも思わない某国とは違いますから。
気付くのが遅くなり、また、書き方が下手で、申し訳御座居ません。
仰る事は御尤もなのですが、考え方の順序逆だと言いたかった訳です。
在日米軍基地や軍用機(民間機より快適な大統領専用機を含む)は使いたくない→羽田を使おう→じゃあ民間機という話にしておけば、日本政府関係者はすぐ落とせる、という順序なのでは?
来た民間機を見れば明らかですネ。一般人が旅行に使う様なキャリアじゃない。米兵等の輸送を下請けしている民間航空会社。
>> 米国に帰るより、日本で治療受けた方がマシだよ、と言っている様なもの。
これは、私のオリジナルではなく、どこかで見かけた話。(思い出せない)
今回のチャーター機による帰国を拒否した米国人の談話だったかな?
機内に隔離室まで備えていたのだから、感染者を連れて帰れた筈なんだが。
> 米国には「貸し」を作っておくのは損でないと思います。
これは同意しますが、
> 恩を恩とも思わない某国とは違いますから。
一応「恩」と思ってくれるカモ知れないが、その評価は低そう。
墺を見倣えさま
>一般人が旅行に使う様なキャリアじゃない。米兵等の輸送を下請けしている民間航空会社。
>機内に隔離室まで備えていたのだから、感染者を連れて帰れた筈なんだが。
なるほど、そういうものだったのですか。勉強になります。
いいえ、ただの747-400ですよ。
ビジネスクラスを隔離室として使用して分けたくらいはあるかもしれませんが特殊装備があるわけではありません。
https://flyteam.jp/news/article/121560
ダイヤモンド・プリンセスの米国籍客、カリッタの747で羽田から帰国へ
こちらの記事に
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200209/plt20020909310002-n1.html
チャーター機は貨物機という報道があったが、使われたのは米軍が平時から契約している民間の旅客機だという。米軍には「パトリオット・フライト」というシステムがあり、平時はいくつかのルートで本国と各国にある米軍基地との間をチャーター機が飛び、軍人やその家族、貨物などを運んでいる。日本国内にある米軍基地を南から嘉手納、岩国、横田、三沢と結び、シアトルへと帰るルートもある。このチャーター機なら飛ばすのに面倒はなく、費用も米軍機より安くすむ。
-----------------------
とありますが、正確にはPatriot Expressというシステムです。
チャーター機の隔離の実態に関して触れた記事を見つけました。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59398?page=3
>12日間の船内での「軟禁」に耐えられなくなった乗客328人は在日米大使館に直訴した。
>その結果、2月17日、米政府が調達したチャーター機で米本土の米軍基地に到着した。
>ところが下船し、自衛隊のバス15台で羽田空港に向かい、飛行機に乗り込むまでの間に14人に陽性反応が出た。
>そのため、機内の一部はビニール製のカーテンで仕切られ、彼らは隔離されたまま十数時間のフライトとなった。
>機内がどうだったか。異様な雰囲気だ。
おもいっきし、ズゴーでありますw
ダイアモンドプリンセスを笑えないだろ、それ・・・。
りょうちんさま
11時10分のコメントからリンク先の写真を見ると
旅客機に見えません。手荷物をいれる棚などが無いようです。
非感染の米国人は、急作りの椅子に置かれた物体のように見えました。
もしかすると、以前の米兵も、荷物でしたかね。
おそらく米軍のチャーター業務で食ってる会社なので、装備が半貨物・半旅客のアレンジメントなんだと思われます。
いや、せめて、別フロアなのかと思いましたよ・・・。
ちなみに前の日本の政府専用機も同型機だったと思いました。
こっちで、模型の絵がありましたが
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71Pj0D6XP7L._SL1223_.jpg
こういうレイアウトもできる機種ですが・・・。
米国の記事に写真が出てました。
https://www.businessinsider.com/coronavirus-japan-cruise-passengers-isolated-plane-2020-2
写真では奥行が不詳なので、14人の詰め込み具合が判りませんが。
なるほど、威圧感を軽減するためのカーテンだったのでしょうか。
心理的効果の程は不明ですが・・・。
安心と安全、という所は考えさせられるものがあります。
今回の新型肺炎を恐れらるのは(今日の日本はパニックの姿が朧げながら見えてきた、
といったところでしょうか)、発生から時間の経過がまだ少ないので
「どんな状態なら全治したと言えるのか」「完治というのはそもそも有り得るのか」
「完治と言いながらサブマリンのように潜伏してあとでドカンと発症するのではないか」
という点が判らない所ではないでしょうか。
つまり、正しく恐れよと言っても正しくの部分が判らないのです。
保守系論客が、という部分については「本来このスピード感で対応すべき」というイメージと
実際の政府や自治体の広報対応のギャップが大きすぎるのでこうなっていると思います。
そういう広報戦術を厚労省なり政府なりが執ってくれれば少しはマシになるのですが、
「ある程度まで厳しい現実」を平然とした顔でマスコミ相手に言い切れる「強いキャラ」は
この状況ではまだ中々居ないでしょう。
強いていえばTwitterでの発信が群を抜いている河野防衛大臣がそれに近いか、
あるいは知識と演技をレクで仕込んだ小泉大臣ならやれるかもしれませんが、
加藤厚労相には無理そう。
まあ安倍総理が最後の最後には言うかもしれませんが。
明日からの通勤ラッシュでどの位東京圏で拡がるのか、
この一週間は日本にとって「天下分け目」になるんではないでしょうか。
無言 様
コメント大変ありがとうございます。
先ほど「追記」しましたが、「保守系論客が」の部分については私自身の見解が入り過ぎている(つまりケロお様の見解と誤認される可能性がある)と思いましたので、本稿からは削除しました。改めて一両日中に公表する別稿に収録したいと思います。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
新宿会計士様
ご返信ありがとうございます。
削除の件、承知致しました。
無言様
>つまり、正しく恐れよと言っても正しくの部分が判らないのです。
同意いたします。未知のウイルスに対して、情報精査中の現状では、生物兵器の陰謀論も、「(多分)インフルエンザと大差ない」のお気楽論も(性懲りもなく、今TVで医療関係者が言っています。怒)、同様に正しいとは認定されていません。
そんな中、施政者が取るべき行動としては、武漢市の対応が反面教師になるかと存じます。
・医療現場の保護を最優先とする。(マスク、薬剤の確保)
・感染回避のため、病院を含め、密集地域の集合を避けるアナウンスをし、公共のイベント(マラソン大会とか政治集会とか)は率先して自粛し、(ここ大事)広報して緊張感を伝える。
・国民の不安を鎮めるために、各省庁の取り組みを適宜に正確に広報していく。
中国では民族性もあって、ムリだったのかもしれませんが、日本政府は「公共の利益が、個人の利益に帰する」という姿勢を静かに打ち出すのが良いかもしれませんね。
良識ある企業では、既に会議をTV会議に切り替えるとか、取り組んでいるようです。
通勤ラッシュのような最悪の集合を避けるため、時差出勤、自宅勤務など対策にも取り組んでいただけないかと期待しています。
TVなどでは、「経済への影響」とか言っていますが、社員が罹患してしまったら、企業活動は停止してしまいますよね。ここでも中国が反面教師です。
マスク、薬剤の確保は、公共である医療機関が最優先ですので、企業は政府の指導を待たずに独自の良識に従って下さい。それをPRするのも、企業イメージUPとして許されると存じます。
そして、この時点では、よもややっていないとは存じますが、日本国民の安全を犠牲にした中国への医療物資の寄付は慎んで頂きたい。二階さん、あなたの事です。
鳩山さんもですよ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200217-02170149-nksports-soci
忘れている人も多いかもしれませんけどこの人日本の総理だったんですw
匿名様ぁ~ 忘れていたかったのにぃ~(怨)
あの政権に票をいれた自分を穴掘って埋めてやりたい。
心配性のおばさん様
ご返信ありがとうございます。
所謂「良い会社」は既にテレワーク中心の運用等を進めているようですが、都道府県からの通達でも出ないと、まだ動けない会社の方が残念ながら多いでしょうね。オリンピック・パラリンピックに向けてテレワークの取り組みは世間的には少しずつ進んできたようですが、今回のコロナウイルスのせいで日本の働き方改革が否応無しに、大幅に進むのかもしれません。
本来の目標であるオリンピックの方は、開催出来ないかもしれないですが。
無言さま
>「どんな状態なら全治したと言えるのか」「完治というのはそもそも有り得るのか」
>「完治と言いながらサブマリンのように潜伏してあとでドカンと発症するのではないか」
>という点が判らない所ではないでしょうか。
>つまり、正しく恐れよと言っても正しくの部分が判らないのです。
「正しく恐れよ」は難易度高いですよね。同感です。
「完治」については、症状が治まって、患部(およびその他、体液、排泄物など)からウイルスが検出されなくなれば「完治」扱いで、とりあえずいいと思います。ウイルスが検出されない状態であれば感染を拡げるリスクはかなり小さいと考えていいと思います。
(絶対ではないですが、ゼロリスクを求めるのはコスパが悪いので、そのコストは他のことにつかうべきでしょう)
潜伏してその後再発の恐れはあるかもしれませんが、それはまだわかりません。誰もわかりません。推測しかできません。とりあえず
「可能性は低いと推測されるが、一応注意して経過観察をする」くらいが丁度いいと思います。
実際に完治扱いになった人を定期的に調査していけばわかるかもしれませんが、まだその段階ではないということです。それこそ、誰もわからないことを恐れるのは「正しい恐れ方」ではないと思います。完治した人は、再発がないか健康に気をつけるということで良いのでは無いかと思います。
ケロお様
御返信ありがとうございます。
現時点で恐怖に打ち震えている、という人はまだ少ないかもしれませんが、
大人はともかく子供が罹患しはじめると混乱は避けられないかもしれませんね。
そういった点からも政府や省庁にはもっとガンガン広告費を使って宣伝広報をして貰いたいものです。それこそ3.11の後のAC並みの頻度で。
「〇日までにこの体勢が確立できる予定です」など、前のめり型の広報をしていかないと
感染が拡がった時にパニックになるのは抑えられず、「公」が信用されなくなり、デマや情報の混乱で更なる悲劇を招く気がするのです。普段であれば菅官房長官が広報をガッチリ固めて進めるのでしょうが、最近どうも露出度が下がっているように思えます。
今回のコロナウイルスに関しては、掛かっても当たりの無いルーレットのイメージです。
何もないが一等賞で一番良くて、症状が出れば苦しむ参加賞、最悪の場合は末等、死に至る場合もあり。
100人の会社であれば、1人位は重症者が出るかもしれません。
(強いて言えば同類のウイルスがもう一発やって来た時に、今回のウイルスに感染していたせいで抵抗力が増していれば有れば当たり?いや、2回も感染した時点でそもそも大ハズレかな)
今週の後半にはタイベックにゴーグルを着込んだ人が通勤電車で散見されるかもしれませんね。
屋形船で宴会していただけであの感染率ですから、ただただ脅威です…。
前に肺を少しやったことがありますので判るのですが、苦しいのは嫌ですね。
自分も武漢を他山の石にするレベルになっていると思いますが、PCRはもっとサクサク出来ると思うんですけど、未だにフェリーの全数検査ができていないとかね。フェリーを全数検査し続けて、感染拡大のモデル構築に利用するぐらいはやってほしい。
匿名さま
できるでしょうね。やるだけなら可能です。96サンプル/日ていどは1人でできるでしょう。ピペド出身社畜以下のワタクシ的にはPCRをやるだけなら、さらに2倍の数でも可能です。上司にやれと言われれば、やります、できます、問題ないです。自分はピペットを動かすための奴隷だと、心を無にしてやれば余裕(?)です。まあ、リアルタイムならもっとたくさんやれますよね、泳動しなくていいから。
ただし、このウイルスに対するPCRをやったことがない人がやるわけですし、サンプルは病原体そのものですし、丁寧にやるべきでしょう。そうなると1人あたりの処理数は減りますね。
さらに、誤判定は非常にまずいです。念の為2人で別々に同一サンプルを検査させて同じ結果が出ることを確認したいですね。行政的に重い案件はそういう処理で行きます。BSEほどでないけど、私もそこそこ重い案件を扱うときはやはり慎重にやりました。
BSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)が問題になったときは、ELISAで一次スクリーニングをして陽性だったサンプルを、ウエスタンブロットで確定診断していました。しかし、ELISAで陽性、ウエスタンで陰性となって、風評被害が懸念され、一次スクリーニングにすぎないELISAを実施した検査員が批判を受けました。私の記憶違いでなければ、ELISAを実施した人が自らの命を断ってしまうという痛ましい出来事がありました。他にも、BSEと正しく診断した獣医師さんの中にも、非難をうけて同様の道を選んだ人がいたのではないかと思います。
今回は対象が人です。より慎重に判定をする必要があります。個人に責任を負わせるのは適切ではありません。複数人での実施と、その責任の所在は個人でなく検査実施組織全体であることなどを考えると、時間はかかりますし、処理可能サンプル数は自ずと少なくなります。ただの研究だったらやれるだけ最大でやればいいですけど、被験者の人生に影響する可能性があるのを忘れないでいるべきでしょう。
ちょっと調べていたんですが、どの時点かはわかりませんが、感染症の専門家の先生のお話では、一日1500検体がMaxだったんだそうです。
おそらく、コンベンショナルPCRの段階で、機械が96ウェルだとしても、おそらく一列ということはないでしょうから、律速になるのは、実のところ機械では無くて、試薬なのではないかと推測しますが如何でしょう。
試薬を地方衛生研究所に配布して、各地で検査できるようにしたわけですが、地方衛生研究所を調べたところ、悲惨な現実が・・・。
コンベンショナルPCRから、リアルタイムPCRに2/6から検査セットが交換されたそうです。
リアルタイムって言うくらいだからさぞ早くなったんだろうと調べたら、増幅1時間は固定で、コンベンショナルが4時間のところリアルタイムだと2時間!つまり、5時間→3時間になっただけと知りました。
試薬の増産ができたのか、民間の検査会社でもPCRできるように配布するというニュースも聞きました。
現時点までは、ウィルス行政検査でしか調べられなかったんですね。
りょうちんさま
通常は、PCRで最も高価な試薬はTaqと呼ばれる耐熱性DNA合成酵素なのですが、これはピンキリです。数万円くらいで数百サンプル
程度です。高くても安くてもその程度ですので問題はないかと。しかも、他の試薬にしても感染症研から配布を受けてるはずなので、試薬はネックにならないと思います。
機械のほうは地方衛生研究所ですと、かなり悲惨なところから、そうでないところまでありますので、なんとも言えないところです。
多分
厚労省「オタクの県では1日96くらいできるよね?」
県衛生研「(あまりたくさんできるというと他県の分までやらされるかも)他の県はどのくらいですか?」
厚労省「機械がボロいとか言って48とか言うんだよ、でオタクは?」
県衛生研「48で勘弁してください」
なかには、16サンプル超えたら国でやってくれませんか、みたいなとこあってもわたしは驚きません。
実際古い機械だと、サンプル数12✕8でセットできる機械でも、端のほうの温度制御がダメダメで8✕4とか8✕6位しか一度に反応させられないこともあります。悲惨なとこはホントヤバいくらい予算ないから!
実験そのものより、他県の検査までさせられたら。ってとこかもしれません。業務量が増えるだけでなく、他県とのサンプル受け渡しだのデータ確認のやり取りだの、神経すり減ってしまうんじゃないかと思いますよ。超急ぎでやる上に絶っっ対、取り違えだとかはもちろんのこと、偽陽性だとか、偽陰性だとか、許されない状況なので腰が引けるでしょう。そんなこと言ってられない状況ですけど予算ないと機器更新できないから処理能力低いのは仕方ない。
リアルタイムPCRは、PCR後の「電気泳動」をやる必要がないのが最大のメリットかと。機械で反応中にDNAの増幅がリアルタイムで画面に表示されますので、泳動時間ゼロです。時間は半減くらいで妥当かなと思います。お金持ち県は試薬さえくれるなら96サンプルとかなんの問題もなくリアルタイムでやると思います。
まあ、そんなこんなで衛生研究所ができないぶんは、畜産試験場、農業試験場などにお鉢が回ってくるらしいです。家畜伝染病でなれてるという側面もあるので、いい判断だと思います。
それと、指定感染症2類相当なので、病原体の所持と保管が事前に許可が必要で、設備的にOKかどうか民間だと微妙な会社もあるみたいです。コンプライアンス的なとこでやれないというケースもあるという話です。感染性が失われた状態ならた大丈夫だそうですけど、RNAウイルスだから殺すと分解されやすいのネツクですね。
気休めでも入国禁止にするべきです。
中国に遠慮しても利権と観光界隈以外で国民に利益はありません。
努力してる姿は見せないと統治はできません。
入国禁止等出せば、結果として日本で感染爆発しても隠蔽していた中国に非難が向けられます。
野党が入国禁止を非難すれば思う壺です。
大多数は気休めが欲しかったのです。
2月以降は中国旅行者から感染しないなら入国禁止にしなくても良いでしょう。これは精神論の世界ですね。
日本で既に蔓延してるから入国禁止する必要がないならそれを発表しないと納得できません。此からも中国人の医療費を日本で負担する必要はありません。もう症例サンプルは確保しましたから。
基本的には自民党支持者は中国に否定感情持った割合が野党支持者より多いので入国禁止しなければ支持率は下がりますよ。
天安門事件の後に中国を助けた日本の失敗、
戦前も幣原外交で中国に遠慮して失敗してます。
渡航禁止にあまり意味がないんじゃないかという話が出てきてからその手の理屈をよく聞きますが、正直その理屈が通るなら、福島産の生産物を流通禁止にするとか、豊洲移転を止めるとか、原発を再稼働しないとか、そういう行為も全て肯定されてしかるべきなんじゃないかと思えます。
だってそれこそ「安全よりも安心を」じゃないですか?
自分は中国は大嫌いなので別に中国にどんな損害を与えても構わないくらいには思ってますが、なんか今回の入国禁止強行派の意見はどうにも理屈が通ってない感じがして受け入れがたいです。
>気休めでも入国禁止にするべきです。
正に安全を犠牲にして安心を買う愚そのものですね。科学的には安全だが心情的には安心できないから原発再稼働を認めるなと言う意見と全く同じですよ、こりゃ。正直、百害あって一利なしの意見ですね。安倍政権、政権支持率が下がってもいいから国民の安全を買っているんだと思いますよ。こんなコメントを打ったことを少しは恥じたらどうです?
anion様。
失礼ですが、もう一度ケロお様投稿の本文を熟読し理解することをお勧めします。
・中国発表からの入国禁止での防壁は時差系列的に不可能であったこと。
・感情論で中国からの入国を禁止しても、アジア・欧州etc感染した世界中から入国すること
・中国への悪感情を元に、自民党支持者が胸のすくような対中強硬外交を行っても、それは感情面での「安心」が満たされるだけで、健康面での「安全」が満たされるわけではないこと
すべて本文内に記述されており、理解頂けるかと思います
入国禁止をする事による不利益は何?かを提示できてません。
その安全に中国人入国は必要なのですか?
症例サンプルは国内感染と世界中から入国するのでこれからも継続し確保可能です。
もうなんだか頭が悪すぎて何と言ったらいいのやら。。。
「入国禁止することの不利益は何」っていうか本文中にちゃんと書いていると思うのだが、この手の人って長文を読むのが苦手なのかな?中国人を入国禁止にすることで物の流れも止まるってことで、自由貿易体制を揺るがしかねないってことなんだが、そこまで言われないとわからないのかな、この御仁は。
「その安全に中国人入国は必要なのか」って質問がおかしい。正しくは「中国人入国を禁止しても安全が確保できるとは限らない」。ちゃんと本文嫁としか。
入国禁止にする不利益についても本文中に記載されてあると思います。
・中国人を入国禁止にするなら、感染が広がっている全世界からの入国禁止にしなければ施策の統一性がないこと。
・人間の流入を禁止するなら、人間が関与して移動するモノの流入も禁止する必要があり、極論すれば鎖国する必要がある。
これが現代社会で実現不可能なことはご理解頂けるかと思います。
勿論極論なのは理解しておりますが、そのバランスを取る位置として、感情に阿った中国人の入国禁止は蓋然的にバランスを欠いているかと思われます。
日本の政策として、中国からのヒト・モノを遮断することによるサプライチェーンの毀損による損失と、感情的な「安心」の享受と、多少の感染者数の減少・感染時期の利益では、明らかに損失の割合が大きいと感じられます(ココは私感です)
こんとん様へ
アメリカやオーストラリア等はバランスを欠いていると。これらの国家は鎖国するんですかね、又は統一性を無視するか。
サプライチェーンの毀損回避と中国人入国はセットで、安全の費用確保の為、中国人入国は必要という見解ですか。
欧米と中国の貿易が停滞すれば日本と中国も停滞するでしょう。
入国禁止の不利益は、流行時に第三国から入国禁止にされやすくなる点は?
> 中国に遠慮しても利権と観光界隈以外で国民に利益はありません。
利益どころか死活問題です。日本で流通するマスクは8割が中国製です。感染防止のための入国禁止を行うならモノを介した流通も禁止しなければなりませんが、それをやると日本国内のマスクが足りなくなります。国産のマスクだけでは医療機関で使用する分すら満たせません。医療従事者がマスクなしでCOVID-19と戦う事は不可能です。感染リスクの高い入院患者さんに感染すれば命に関わります。
かと言って今から国産のマスクを5倍に増産する事はできません。工場を増設しても間に合いません。中国製のマスクは日本にとっても命綱です。中国を過度に刺激するとマスク禁輸のようにあり得ない措置を取られる可能性があります。
> 努力してる姿は見せないと統治はできません。
統治に必要なのは結果です。「努力してます」アピールのようなパフォーマンスをやっても結果が伴わなければ国民はそっぽを向きます。文在寅がそれをやって空回りしているでしょう。
わからない人はぎゃあぎゃあ騒ぎますが、厚生労働省の対応は医学的、公衆衛生学的にも実に適切に対応してます。スピード感はもう少し欲しいですけど。また、感染者が増加してもアウトブレイクは防止できており、現時点では持続的な感染拡大もある程度はコントロールできているという結果を出してます。
アメリカはダイヤモンドプリンセスでの批判してますが、インフルエンザ一つまともに制御できてない国が言っても説得力はありません。文句あるなら初めからアメリカが受け入れろという話です。
> 入国禁止等出せば、結果として日本で感染爆発しても隠蔽していた中国に非難が向けられます。
それをやれば「水際対策は意味がなかった」と批判されるだけです。国内からも中国からも。批判する人は何をやっても批判します。
> 日本で既に蔓延してるから入国禁止する必要がないならそれを発表しないと納得できません。
日本国内でウイルスが蔓延している証拠はありません。蔓延していないという証拠もありません。証拠がない以上どちらも発表できません。
> 中国人の医療費を日本で負担する必要はありません。
気持ちはわからなくもありませんが、指定感染症の患者さんは国籍を問わずに国費で治療する事になってます。治療費が払えない事を理由に逃げ回られてウイルスを撒き散らされ、日本人の感染者が増えるくらいなら、外国人の治療費を国費負担した方が安上がりだからです。症例サンプルを目的に無料化しているわけではありません。
また、中国ではCOVID-19の治療費が無料化されてる事、来日にはビザが必要で発給に時間がかかる事から、「中国人が無料治療目当てに日本へ押し寄せてくる」事はあり得ません。
> アメリカやオーストラリア等はバランスを欠いていると。これらの国家は鎖国するんですかね、又は統一性を無視するか。
その通り、バランスを欠いてます。また、アメリカの対策は米中貿易戦争の一環でもあるからです。鎖国する気はないので統一性は無視してます。
この対応で中国側にしこりが残りました。COVID-19が沈静化した後で中国は報復に踏み切るでしょう。米豪もその覚悟があるからやったと思われます。
> 流行時に第三国から入国禁止にされやすくなる点は?
中国人の入国を禁止していたとしても日本国内で流行すればどのみち他国からの入国禁止措置は受けるでしょう。それは他国の判断であり、日本が口出しできません。
大事なのは感染を防ぐ事ではなく、適切にコントロールする事です。入国禁止など、各方面の影響が大きい政策はウイルス対策だけでなく、あらゆる分野を広く見た上で総合的に良いと思われる方策を取らなければなりません。
現状を幅広く、冷静に見た上で、国民感情に逆らったとしても冷徹な判断を下す。政治とはそういうものです。
anionさま
>気休めでも入国禁止にするべきです。
>中国に遠慮しても利権と観光界隈以外で国民に利益はありません。
そういう意見もあるとは思います。個人的には中国に過度に依存した観光業が多少ダメージを食らってもどうでもいいと思ってます(血も涙もない)。しかし、世界2位の経済大国中国と、3位の日本は、その地理的距離の近さもあり、様々な産業で切っても切れない部分があって、そこを無理やり政府の強権発動でぶっちぎると、新型コロナウイルスよりも深刻な影響が発生する危険性もあります。様々な業種の各企業は現在、事業存続計画を見直しているところだと思います。自然災害の多い日本では、事業継続計画において突発的な感染症の流行をそれほど重視していないケースもあるでしょう。人に行き来を制限することの難しさは新宿会計士さんが多くの記事で取り上げています。中国人の入国制限については、多少ダメージがあっても、ハードランディングを避けるという選択肢をとったということです。
それと、中国との関係をいたずらに悪化させないようにすることには、この感染症への対処としても意味がありますよ。たとえば、中国ではCTによる画像診断で新型コロナの診断をおこない始めました。この診断法が信用のおけるものかどうかはまだわかりません。しかし、強硬に中国排除をした国と、他国と比較して穏健な対応をした国、それぞれにCTによる新型コロナによる肺炎の診断技術を教えてほしいを頼まれた場合、中国の対応はどうなるか想像するといいのではないでしょうか。メンツを重視する中国が、顔に泥を塗った国には意趣返しを、配慮をしてくれた国にはそれなりの大人の対応を、となるのは想像に難くないでしょう。
はっきり言って、わたしは中国は嫌いです。世界で2番目か3番目ですね。でも、無駄に対立して大丈夫な相手ではないと思ってます。強大な「敵」なので、感情論で動いてはいけない相手です。そういう認識です。
今回のことは、あの国に何らかの国際的なペナルティを負わせないといけないかと思いますが、その手段は「入国禁止」では不足です。バイオハザードの疑いすらあるわけですから研究者の端くれとして許せないですし、人の命をなんだと思っているのかという怒りすら感じています。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
今回の新型コロナウイルス騒動で、日本マスゴミ村と野党にとっては、
(自分たちの村で患者が出れば別でしょうが)『安心』とは『安倍総理
が辞任すること』ではないでしょうか。つまり、彼らにとっては、新型
コロナウイルス対策よりも、『村の和』を保つために、『腹の虫』がお
さまることが優先で、そのためには、(自分たちの身内に患者が出れば
別でしょうが)『安全』が損なわれても構わないと(無意識かもしれま
せんが)思っているのかもしれません。
蛇足ですが、もしかしたら、自分たちの村の中で、「(モリカケ問題
で徳のないことを示した)安倍総理が辞任すれば、新型コロナウイルス
問題は解決する」と言い合っているうちに、それが規制事実となってし
まったのかもしれません。(だから、新型コロナウイルス対策として、
国会で桜を追及しているのでしょう)
駄文にて失礼いたしました。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
すみません。追加です。
(今回の新型コロナウイルスに限らず)もし「海外から今までにない
新しい病気を日本国内の持ち込ませない」という安心を得ることだけを
考えたら、もはや鎖国しかないのではないでしょうか。もっとも、そう
なれば、「日本経済が悪化して、自分が失業するかもしれない」との不
安を、日本マスゴミ村や野党は煽り立てるでしょうけれども。
駄文にて失礼いたしました。