改めて確認しておきたい、「知的好奇心と議論の流儀」

最近、当ウェブサイトにも新しい読者の方が増えて来たので、ちょっとだけ、注意喚起をしておきたいと思います。

読者の皆さまに感謝!

当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は、独立系のウェブ評論サイトであり、基本的には新聞社やテレビ局、政府、政党、宗教団体、大企業などから独立し、「できるだけ客観的に誰にでも確認できる情報をもとに、知的好奇心を刺激するような言論空間を実現する」ことを目指しています。

2016年7月に開設して以来、当ウェブサイトは順調に読者の方が増え、多い日には1日で10万件を超えるページビュー(PV)を頂けるまでに成長しましたが、世の中の「まとめサイト」などと比べれば、読者コメントの質は群を抜いて高いと思います。

この点、読者の皆さまには本当に御礼申し上げたいと思います。

好奇心、議論を通じて刺激する

ところで、当ウェブサイトの議論は、「新宿会計士」側からさまざまな話題を投げかけ、これに対して読者の皆さまが、ご自由に、忌憚のないコメントを返すことで成り立っています。このため、ここで重要なのは、「コメント主の皆さまの意見」と「そう思う根拠」です。

他サイトの読者コメント欄を眺めたときに、せっかくブログ主、サイト主の視点が優れているのに、読者コメントが単なる罵詈雑言で終わっているなど、残念だと思うようなケースも多いのですが、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』に限定していえば、そうではありません。

誰が言い出したわけでもないのに、コメント主のうち、約99%の方が、

  • 自分はこう思う。なぜならXXXだからだ
  • XX新聞にこんな記事が掲載されていたが、これはXXXの点でおかしいと思う。

という具合に、ちゃんと議論として成り立つための条件を満たすコメントを残して下さっているのです。

もちろん、最近だと某匿名のコメント主のように、何ら具体的なことを書かずに、一方的なことばかり書き捨てていく人物もいないわけではありませんが(※いちおう、同一人物がどんなコメントを残しているかについては把握しています)、多くのコメント主からはスルーされているようです。

(※なお、べつに「当ウェブサイトの主張に賛同せよ」、と申し上げているわけではありませんし、「議論を通じて知的好奇心を刺激する」という趣旨に合致するなら、むしろ当ウェブサイトの主張に賛同していただく必要はまったくありません。おもしろい議論を期待している、という意味です。)

記事を貼り付けてお終い、では困ります

ただし、ここ半年間、数週間に1回くらいの割合で見かけるのが、他サイト、あるいは他メディア(メルマガ、雑誌記事等)をそのままコメント欄に入力し、コメント主自身の意見が何ら書き込まれていない、という種類のコメントです。

これは正直、困惑します。

まず、世の中には著作権というものが存在します。メルマガや他サイトの記事については、気軽にコピー&ペーストできるという事情があることもわかりますが、一般に他サイトの記事等を引用するに当たっては、必ず著作権法をはじめとするさまざまなルールを守っていただく必要があります。

たとえば、ある新聞に掲載された記事を、タイトルから順にすべてコピーし、当ウェブサイトのコメント欄に貼り付けるという形式だと、これは明らかな著作権法違反であり、それを書き込んだことによる責任は、それを書き込んだ本人ではなく、当ウェブサイトの管理者が負うことになります。

(※この点は当ウェブサイトに限った話ではありません。コメント入力時の一般的なルールです。)

もちろん、ルール上は、その記事を批評する目的で部分的に引用・転載することは認められているのですが、その場合であっても、必ず引用元の記事がわかるような情報(タイトルないしはURLなど)を併記していただくことが必要です。

ちなみに、昨日はこんなコメントがありました。

朝鮮日報に掲載されたコラムを紹介します。/長いので前半は省略します。(※以下、記事本文)」

このコメントには、『朝鮮日報』というメディア名はありますが、記事タイトルもURLも明記されていないため、それが日本語版なのか、韓国語版をコメント主が翻訳して貼り付けたものなのかもわかりませんし、なにより、このコメントにはコメント者自身の見解が何も書かれていないのです。

また、このコメント主とはおそらく別のコメント主の方から寄せられたのが、

韓国 Watcher 2名の論稿

とだけ書かれていて、あとはその「2名の論考」についてURLと内容の抜粋が書かれているだけ、という代物です。

「あなたの見解」が知りたいのですが…

これらのケースだと、明らかに著作権法に照らして問題があるため、当ウェブサイトとしては削除せざるを得ないのですが、なかにはURLだけを貼り付けているケースも(ごく稀には)あります。

URLだけだと本文の転載がないため、著作権法的には問題ありませんが、ただ、そのコメントを読む人にとっては、「このコメント主はこのURLを貼り付けることで、いったい何を主張しようと思っていたのだろうか?」という点が、よくわからないのです。

ただし、「コメント主、ウェブ主の見解が知りたいのに」ともどかしく感じてしまうサイトは、世の中にはわりとたくさんあります。

一部の「まとめサイト」のケースだと、どこかの匿名掲示板で交わされた議論(※酷い場合は出所不明のよくわからない情報)をそのまま転載し、『河野太郎閣下、日韓断交を決断!』などのフェイク・タイトルを付している事例もあるほどです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ところで、当ウェブサイトではこれまで冒頭にさまざまな記事のリンクを張っていたのですが、見辛くなってきましたので、昨日、当ウェブサイトの注意事項については、『必ずご確認ください(2019年12月16日版)』という記事に集約しました。

この機会に是非、あらためてご一読を賜りますと幸いです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. クロワッサン より:

    お疲れ様です、了解です(*^_^)b

  2. Atsh より:

    注意等了解致しました。記事貼り付けは自分もつい手軽に貼ってしまってましたので留意致します。

  3. だんな より:

    匿名さんは、読んだ人が判断すべきと、自分の意見を書き込まなかったようです。
    コメントを見て、その人の考え方を理解出来るのが、このサイトの良い所だと思います。
    引用法に注意して、コメントさせていただきます。

  4. 七味 より:

    (*´ー`*)ノ は〜い 気をつけますね♪

  5. りちゃ より:

    「匿名」ってハンドルネームで書いている内容の事ですかね?そこまで酷いとは思わないが。

    役得酷すぎない?に関しては田中さんも「批判の側面が出るのは、もっともである。」と言っている。[→安倍が悪い]とつなげるのがおかしいだけで「金額がガンガ増えている理由」を報告してほしいという主張もぜんぜんありだと思う。安倍さん7年間も首相してるんだから、それより昔の話なんて今頃調べても情報出てこないと思う。安倍さんが調べるしかない

    「桜を見る会問題」をwikiで見ると以下のように書かれている。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B%E4%BC%9A%E5%95%8F%E9%A1%8C
    より引用
    『2019年5月21日に宮本徹議員が質問した際、内閣府の答弁ではすでに招待者名簿は廃棄されていたとの内容であった。しかし、11月になり名簿廃棄日程は宮本議員が質問を通知したのと同日の5月9日、提出から一時間後であることが確認された。[81]』
    『「政治関係の推薦枠」のみが即廃棄される規定となっている』

    また「桜を見る会」をwikiで見ると以下のように書かれている。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B%E4%BC%9A
    より引用
    『2019年4月16日、講談社「FRIDAYデジタル」は、桜を見る会の招待状が、自民党の政治パーティー券との抱き合わせで8万円の価格で売買がされていると報じた[81]。同様のことは、後追いで東京スポーツによっても報じられた[82]。 』

    これらが事実ならマスコミから追求されてもしかたないのでは?と思う。たまたま1時間後だったとか思えないもん。それとジャパンライフの人呼んだ疑惑だが、この人、マルチ商法のすごい人だよ。作曲家でいうとベートーベン。画家で言うとゴッホ。ロックバンドでいうとビートルズレベル。これを知らぬ存ぜぬで通すのなら「セキュリティゼロ」ってことだよ。

    ただ、国会の時間を割くとしても、せいぜいが時間的に5%がいいところだろ。そのくらいのレベルなら私も「追求を続けていけばいいんじゃないのか」と思う。もっと大事な話があるんだから。しかし野党の追求の「浅瀬でパシャパシャ」レベルで、そこらへんの高校生適当につれてきて仕事させても野党よりもましな仕事するんじゃないのかと思えるのはいつものこと

    1. ちょこ より:

      https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%A1%9C%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B%E4%BC%9A%E5%95%8F%E9%A1%8C&diff=75357822&oldid=75357798

      “招待名簿データの廃棄・隠蔽”
      “招待客名簿データについて、野党議員が質問をすると通知した約一時間後にシュレッダーにかけられていることから、意図的に廃棄したのではないかという指摘もなされている。野党議員や識者から行政文書・公文書の管理が都合良く行われていると問題視する声が上がっている。”

      4月22日(月):シュレッダー予約
      4月23日(火)
      ~4月26日(金):平日(4日間)
      4月27日(土)
      ~5月6日(月):大型連休(GW)
      5月7日(火)
      ~5月8日(水):平日(2日間)
      5月9日(木):名簿廃棄作業/質問通知

      意図的に廃棄当日に質問したの?
      と邪推したくなりますね。

      1. 墺を見倣え より:

        国民民主党の玉木氏が、プライムニュースで、「公文書を勝手に破棄するのはけしからん。」系の御発言なさったのをを聞くと、「昔、民主党の菅直人総理の災害対応の様に、そもそも議事録等の公文書を作成しなければ、破棄せずに済む。」という風に聞こえてしまう。

  6. ちょこ より:

    引用など留意致します。

  7. バイクおやじ より:

    確かに留意しないといけませんね。
    気をつけます。

    桜問題にしろ、もりかけ問題にしろ、政党なら、もっと大事な論議が事あるだろ!
    って思う今日この頃。
    テレビのニュースもうんざりだし野党にもうんざりです。
    安倍政権、正直、不満はあるものの、よくやってると思ってます。

  8. 門外漢 より:

    了解しました、注意します。

    ついてにお願いです。タイポが多いので一々下に自己レスで訂正を追記していますが、原文を訂正できるようになりませんか?

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

門外漢 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告