【速報】「いらすとや」から見えるカップヌードル問題

本日は「ポッキーの日」という重要な記念日であり、また、元号でいえば、令和元年11月11日(つまりR1/11/11)です。記念日に相応しいかどうかはまだわからないのですが、「政治経済評論サイト」という立場からすれば、以前から非常に気になっていた重要な論点について取り上げないわけにはいきません。そこで、本日は緊急速報として、『いらすとや』が日本社会だけでなく、これから全世界を相手にどう制圧していくのかという、非常に重要な議論を提示しておきたいと思います。

なんと、『いらすとや』が日本を席巻!

いらすとや』というウェブサイトがあります。

これは、「規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用問わず無料で利用可能」と謳ってイラストを無料で公開しているサイトであり、たとえばこんな画像(図表1)が自由に使い放題です(ただし、素材を21点以上使った商用デザインや素材の高解像度データの作成などは有料だそうです)。

図表1 こんな画像

(【出所】『いらすとや』HP)

(※ただし、ちゃんとした利用規約については『いらすとや』のホームページをご参照ください。)

この『いらすとや』、種類は非常に豊富でありながら、あらかじめ定められたいくつかの条件を守れば誰でも無料で使用可能ということもあり、いまや総務省をはじめとする政府、地方公共団体などでも『いらすとや』の画像が使われているほどです(図表2)。

図表2 『男女共同参画室・女性活躍推進法』の画像

(【出所】総務省HPより)

これを受けてインターネット上では、

現世の日本を牛耳っているのは、政府でもなければ、電通でもなく、ましてやマスコミでもイルミナティでもフリーメイソンでもロックフェラー家でもない。それは、いらすとやである。

などの心無い指摘も出ているようですが、まさに「いらすとや」がいまや日本支配を完了しつつあるようです(ウソです)。

カップヌードル問題

こうしたなか、さらに看過できない問題が浮上しました。

日清食品株式会社が10月22日付で発表した動画に、明らかに企業プレゼンにありがちな『いらすとや』っぽい画像が使われていたことが判明したのです!

リンク先の動画が公表期限終了に伴い削除されるリスクもあるので、証拠としてあんな画像(図表3)も示しておきましょう(※ただし本稿は日清食品株式会社の許可を得ずに勝手に書いていますので、画像は部分的に修正しております)。

図表3 あんな画像

(【出所】キャプチャ画像を加工)

これってどう見ても「パワーポイントという特殊なソフトウェア」で作ったと思しきアレですね(笑)

※2019/11/11 21:40追記:コメント欄で「これはいらすとやのイラストではない(かも)」とのご指摘を受けましたので、いちおう、画像をさらに修正しております(笑)。元画像を確認しようと思う方は、是非、直接、日清食品株式会社の動画をご視聴ください。ついでに申し上げておきますが、当ウェブサイトは日清食品株式会社から広告宣伝料を頂いておりませんので、謎肉増量中のカップヌードルを購入してくれ、とは申し上げません。これを購入されるかどうかは視聴者の皆さまにおいて適切にご判断のうえお取扱いください。

『いらすとや』が世界進出!?

ところで、今年2月ごろ、こんなツイートが話題になりました。

海外の人に日本の機械学習の研究についてどう思っているか話題を振ると,研究の本題より先に「スライドのイラストに統一感がある」的なことを言われ,大体何のことを言っているのか察した
―――2019/02/25 18:59付 ツイッターより

あっ(察し)

こうしたなか、今年のG20サミットでは、持続可能な経済成長や環境保全などが深刻なテーマとなった一方で、わが国が議長国となったという事情もあったのでしょうか、密かに注目されたのが「『いらすとや』の世界進出」です。

イラストやさんのイラストがG20ハイレベルセミナーに登場
―――2019/06/08 14:47付 ツイッターより

なんと、国際的なセッションにおいて、『いらすとや』の素材が登場したのです!

ちなみに、『いらすとや』国際進出問題については、すでに今から3年前の時点で “Gigazine” というウェブサイトでも取り上げられていますので、適宜ご参照ください。

“Iruto”, the strongest free material in Japan, has also penetrated the real world(2016/12/16 09:00付 Gigazineより)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ついにあの「カップヌードル」まで攻め落とした、『いらすとや』。

今後、同サイトがついに世界征服に乗り出すのかどうかという論点については、緊密に注目し続けたいと思います。

読者コメント一覧

  1. 新茶狼 より:

    これは日韓の小競り合いなど比較にならない程の重要事案ですね。

    Web主さんも 2019/11/11 11:11 に配信するという念の入れようです。

    勿論、私も活用したことがありますし、今後、全世界に急速に広まっていくことは間違いないでしょう。

    要注目です。

  2. 福岡在住者 より:

    ブログの挿絵は 少し前から気になっていました。
    「いらすとや」さんからのものだったのですね(笑) 何年か前 突然閉鎖された「なでしこりん」と名乗るブログでも同様の挿絵が使われていました。それで「もしかしてお知り合い?」とか想像してましたが、、。
    スッキリしました。

  3. 匿名 より:

    商用フリー、使用点数一定以上で利用料発生でしたっけ?
    最初見たときは何だこれと思ってましたが、何にでも使える多様さ、誰にでも使える手軽さをネットを通じて一種のミームの様に拡散させた手法は見事だと思います。

  4. 自転車の修理ばかりしている より:

    そして他のイラストがwebから駆逐された日、人類は思い出した…いらすとやに支配されていた恐怖を…他にグラフィックが無い屈辱を…
    「明日から有料ね〜」

  5. 韓国在住日本人 より:

    韓国ロッテが江崎グリコの「ポッキー」をパクって、「ペペロ(빼빼로)」という商品名で1983年から韓国内で販売しているそうです。
     
     そして、11月11日は「ペペロデー」と言われており、韓国で「ペペロ」を送り合う日になっています。この風習は1996年から始まったとされています(韓国wikipediaより)。

     https://ko.wikipedia.org/wiki/빼빼로

     日本は平成11年11月11日からだそうで、1998年からとなります。

     小生が調べられる上では真偽は別にして韓国の方が日本よりも早く始めたということになります。

     ところが、この「ペペロデー」をめぐって、日本不買運動との関連から、コンビニ経営者が売り上げ減少を心配しているそうです。

     朝鮮日報の記事です。

     https://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2019/11/08/2019110803978.html

     タイトル
     ペペロデー、韓国の特別行事「日本と関係ない」店主らが特需に期待

     韓国ロッテが日韓企業であるためなのか、それともこのような風習の殆どが日本発であるためか分かりませんが、これ以上不買運動に巻き込まれたくないという、小売業の声が聞こえてきます。記事には日本との関連性が書かれていません。

     コメントも面白いです。

     コンビニも日本文化だから行かないで、宅配という単語も日本語だから利用せず、りんご、みかん、いちごなどの品種も日本のものだから果物も食べず、大統領という単語も日本語だから使わないで、英韓辞典も英日辞典の写し物だから使わないで、カメラも全部日本製だから使わないで、テレビ局の装備もほとんど日本製だから放送局も閉め、日本製漢語を全部なくせば、ハングルが半分になるが、日本製の残滓だから使わず、放送局も閉めよう。ただ土を掘って原始時代に戻ろう。情けない朝鮮の奴らよ。

     ちなみに小生は飲み屋のねーちゃん用を購入しました。

     駄文にて失礼します。

    1. 一国民 より:

      後半部分、笑いこけました。

      韓国で日本製品の不買運動が行われたときの面白い小話として、将来、話題にあがるようになるかもしれませんね。

    2. ちょこ より:

      韓国在住日本人 様

      ペペロデーは韓国発のようです。

      Pepero_Day

      https://en.wikipedia.org/wiki/Pepero_Day

      Pepero Day sweet for food retailers Nov 05,2004

      http://koreajoongangdaily.joins.com/news/article/article.aspx?aid=2489311

      一部抜粋 機械翻訳

      ペペロスナックは、ポッキーのレプリカで、日本のチョコレートディップクッキースティックのお菓子です。
      11月11日は「11/11」が4本の棒のように見えるため、ペペロの日として知られています。
      ペペロの日は1994年に釜山の女子中学校で始まり、生徒たちはペペロの棒を交換し、お互いがペペロのように背が高く細身になることを願っていたと思われます。
      しかし、ペペロデーは実際にロッテのマーケティングチームによって夢見られたと疑う人もいます。

  6. はぐれ鳥 より:

    最近はイラスト入り資料を作る事もなくなったので、この話は知りませんでした。
    日本の将来にとって希望の持てる話です。

    で、世界の僻陬で特殊進化した日本人が、世界を支配する大思想、大理論、大システムなどを生み出すのは難しそうです(将来は分かりませんが)。その例としては、一時期日本から、コンピュータアーキテクチャ・OSを世界標準にすべく送り出しました(トロン・プロジェクト)。それが現在は、組み込みOSでは健闘しているようですが、情報処理系ではウィンドウズに完敗です(米国の妨害のせいでもありましたが)。また戦前の大東亜共栄圏思想などもその一例ですが、惨めに挫折しました。

    ですから、現在の日本人が世界に向けて、世界標準を送り出せるとすれば、ここに紹介されたような、下流・通俗的(低級・低俗とは言ってませんよ!)なものなのでしょう。このような分野であれば先進ライバル国の牽制を受けにくいからです。特にこの「いらすとや」は、先行する日本アニメと共通部分があるので世界進出しやすい気がします。

    あとはこの流れを、今後どんなビジネスチャンスに結び付けるかですね。ただ残念なことに、日本人にとっては、この辺から不得意世界になっていくんですよね。これを乗り越えるには、日本人だけで完結しようとしないで、それが得意な人材を世界中に求めれば良いと思います。ただ、それがまた、日本人組織にとっては難しいんですけどね。

    我々日本人が、今後も世界の一流国として生き延びていくための課題がここら辺りにありそうです。

  7. カズ より:

    使用点数を定めた無料配布は、普及・浸透・知名度アップに良い手法なので、他のクリエイターもどんどん追随して欲しいです。

    商用目的の利用も20点まで無料って明確なところがいいですし、他での使用実績が安心感に繋がります。〔イラストもトラストが大切〕

    使い勝手が良さそうなので、商品POPなんかに活用してみたいと思います。

    *今年もポッキーを買って帰ります。

  8. 匿名 より:

    アニメーションは、3頭身の子供が主役のしかほとんど見てない私からしたか、とても馴染みのあるプロポーションです。

    ま、昭和の日本人は、スタイル良くないってのもありますかね。

  9. しきしま より:

    えーっと、私、一応趣味でCG萌えイラスト描いてました。
    昔、よくPIXIVに投稿してました。今もアカウントは有効です。
    (当然、そこでのハンドルネームは「しきしま」ではありません)

    で、その私から見た感じではこれはいらすとやではありません。
    おじさんも妖精さんもかなり顔が違います。

    これは模写でしょうね。
    「その気になればそっくりに描けるけど、それやると法的にヤバいので、あえて少し変えている」
    って感じです。

    1. 新宿会計士 より:

      しきしま 様

      いつもコメントありがとうございます。
      なるほど。これは「いらすとや」ではない可能性がある、ということですね(笑)。では、修正します(笑)

      PIXIVのアカウント、差支えなければ教えてください。

      引き続きのご愛読並びにお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。

      1. しきしま より:

        新宿会計士 様

        レスありがとうございます。

        アカウントの件は辞退させてください。
        黒歴史は忘れたいのと、
        当時はそれほど個人情報に気を使ってなかったので、
        事によったら本名などもバレてしまうかもしれません。

        申し訳ありません。

    2. しきしま より:

      ついでに韓国の文化について駄文を・・・

      何も知らなかった若い頃、
      「日本の漫画やアニメが韓国で大人気!」
      みたいな話題を見ると、嬉しくもあり、誇らしくもありました。
      直接関わることは無かったのですが、PIXIVにも心底漫画やアニメが好きらしい韓国人の方もたくさん居ました。

      今もその人気は衰えないどころか加熱しておりますが、もう醒めた目で見ています。
      ちょっと前までは「どうせパクるんでしょ」
      今は「あれ?漫画、アニメは不買しないの?」
      って感じです。

      1. りょうちん より:

        最近、韓国人・中国人の萌え絵のレベルが、ものすごいレベルで向上しています。
        Boichi氏なんかアニメ化までされていますね。

        夏達氏なんか、萌え絵系統ではありませんが、絵のレベル・漫画のストーリー構成など衝撃を受けました。
        ついでに美人さも驚愕。

        1. しきしま より:

          りょうちん 様

          レスありがとうございます。
          あと台湾も凄いみたいですね。
          日本も頑張らないといけませんね。
          アニメーターのブラック労働環境の話しなんか聞くと暗澹たる気持ちになります。
          一方でネットによりオールドメディアを通さずに自由に自分の作品を発表できるようになったのは嬉しいことですね。

  10. ネコ派 より:

    記念すべきR1/11/11 11:11の投稿がいらすとやさんの話題なのに吹きましたw
    汎用性の高さもですが、応用力もすごいなと、先頃某チャットアプリで某ゲームとのコラボスタンプを出されたときに関心しました。

    こういったコンテンツ系、もっと発展するといいなぁと思いつつ、最近は何かと先鋭的な主義主張の槍玉に挙げられてるのを見ると、世界に羽ばたく前に国内で押しつぶされそうで心配しています。

  11. WLT より:

    お疲れ様です。

    個人的な興味でもあるのですが、このいらすとやの運用方法(Web広告収入を除く)は
    実際ちゃんとしたビジネスになり得ているのでしょうかね?
    有料で使用している割合だったり、いろいろ気になります。
    そもそも有料にしても月額制でもない税抜きで1点1000円は破格すぎるので
    趣味範囲で楽しんでるようにしか見えないんですよね。

    これを書くと少し荒れてしまう可能性もありますが
    少し前の故やなせたかしさんの「無料」問題をふと思い出してしまいました。
    イラストやデザインって、もはやどこを向いても存在していて
    世の中に絶対に無くてはならないくらいにありふれて身近なものなのが災いしてなのか
    その価値=金額換算に対しては異常なくらい軽視される傾向があるので・・・。

  12. 暇人Z より:

    たまたま点いていた、志らくの朝の情報番組?でも多用されていました。今時、制作費も厳しいのでしょうか。 お邪魔致しました。

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