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日本の規制発表前時点なのに、韓国の6月の輸出に急ブレーキ

連日、この国の話題で大変恐縮ですが、2019年6月までの韓国の貿易統計が出て来ました。これによると、同国の輸出高は前年同月比13.7%も落ち込んだほか、前年同月比割れとなるのは7ヵ月連続のことだとか。経産省が対韓輸出規制強化を発表するまえの時点でここまでの落ち込みであるという点も不気味ですが、詳細のデータを入手して国別に展開してみたところ、単に「米中貿易戦争」だけの理由でここまで落ち込んでいる、というわけでもなさそうです。

「韓国の6月の輸出急減」が意味するところ

本日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな記事が掲載されました。

韓国の輸出13.7%急減…7カ月連続減少に日本の規制まで「弱り目に祟り目」(2019年07月16日10時55分付 中央日報日本語版より)

記事の概要を掲載しておきましょう(日本語表現については一部整えています)。

  • 韓国の6月の輸出額が前年同月比で見て7ヵ月連続で減少した
  • 長期戦に突き進む米中貿易紛争がその主要因だ
  • これに加え、日本が半導体・ディスプレー核心素材への輸出規制を強化している

この記事を読んで、さっそく、韓国銀行のデータダウンロードサイト(※英語版)から元データを入手してみました(ちなみに参照した情報源は、次の2つのテーブルです)。

  • 8.3.1.1 Exports By Principal Country (Korea Customs Service)
  • 8.3.2.1 Imports By Principal Country (Korea Customs Service)

その結果、「前年同月比」で見ると、輸出額についてはトータルで約70億ドル、輸入額についてはトータルで約49億ドル、それぞれ減少していることがわかります(図表1図表2)。

図表1 2019年6月と2018年6月の国別輸出額増減(金額:千ドル)
相手国 2019年6月 2018年6月 増減
中国 10,472,298 13,814,241 -3,341,943
米国 6,261,374 6,421,518 -160,144
日本 2,266,420 2,578,913 -312,493
香港 2,898,739 4,363,035 -1,464,296
台湾 1,280,460 1,631,558 -351,098
インド 1,269,085 1,367,431 -98,346
その他 19,643,751 20,902,679 -1,258,928
合計 44,092,127 51,079,375 -6,987,248

(【出所】韓国銀行)

図表2 2019年6月と2018年6月の国別輸入額増減(金額:千ドル)
相手国 2019年6月 2018年6月 増減
中国 8,651,871 8,713,018 -61,147
米国 4,692,640 4,788,171 -95,531
日本 3,836,434 4,450,259 -613,825
サウジ 2,065,574 2,697,139 -631,565
豪州 1,717,933 1,651,997 65,936
ドイツ 1,501,119 1,852,045 -350,926
その他 17,631,543 20,847,535 -3,215,992
合計 40,097,114 45,000,164 -4,903,050

(【出所】韓国銀行)

主要国との輸出入が軒並み減少

図表1と図表2を眺めていて気付くのは、前年同月比で減少したという事実もさることながら、内訳を見てみると、どの相手国との間でも、軒並み輸出入額が減少している、という事実です。

輸出高については、上位6ヵ国(中国、米国、日本、香港、台湾、インド)のいずれとの間でも前年同月比で減少していますが、とくに中国に対する輸出高は33億ドルも減っており、減少率でいえば24.2%であり、日本一国に対する輸出額(約23億ドル)を上回る金額が消失した計算です。

また、輸出額のみならず、輸入額についても軒並み減少しており、上位6ヵ国(中国、米国、日本、サウジ、豪州、ドイツ)のうち、豪州を除く5ヵ国で、輸入額が減少していることが確認できます。

先ほど引用した中央日報の記事では、

延世(ヨンセ)大学経済学科のヤン・ジュンモ教授は「米中貿易紛争で中国の対米輸出が減り内需も萎縮した。中国内の韓国企業がベトナムなどに離脱するなどサプライチェーンが変化したことで対中輸出が減少した」と分析した。実際に6月の中国への輸出は24.2%減少し、2009年5月以降で最も悪かった。米国への輸出も2.5%減少した。ヤン教授は「米中貿易戦争が一時的に小康状態に入っているが長期化するものとみられる」と付け加えた。

とありますが、米国向け、香港向けなどのの輸出も急減していることから、統計上は、全世界で韓国製品の輸出額に対する需要が低迷していることが伺えます。

さらに、輸入額については、日本(13.8%減)、サウジ(23.4%減)、ドイツ(19.0%減少)と、主力の素材・原料の輸入相手国からの輸入額が軒並み減っていることがわかりますが、これは非常におそろしい兆候です。

というのも、この3ヵ国からの輸入額が減っているということは、韓国国内における生産活動が縮小していることを示唆しているからです。

長期低落傾向

ただし、単月の動きだけ見てもよくわからないという側面もあります。そこで、先ほどの図表1と図表2の集計期間を、それぞれ3ヵ月、6ヵ月にして、より中・長期的な状況を見てみましょう(図表3図表6)。

図表3 2019年4-6月と2018年4-6月の国別輸出額増減(金額:千ドル)
相手国 2019年4-6月 2018年4-6月 増減
中国 33,922,880 40,701,105 -6,778,225
米国 18,954,470 18,516,665 437,805
日本 7,084,864 7,575,451 -490,587
香港 8,436,341 12,438,662 -4,002,321
台湾 3,963,729 4,522,867 -559,138
インド 4,005,663 3,989,298 16,365
その他 62,298,346 63,873,312 -1,574,966
合計 138,666,293 151,617,360 -12,951,067

(【出所】韓国銀行)

図表4 2019年4-6月と2018年4-6月の国別輸入額増減(金額:千ドル)
相手国 2019年4-6月 2018年4-6月 増減
中国 28,377,004 26,713,058 1,663,946
米国 15,789,707 14,367,319 1,422,388
日本 12,141,674 13,812,276 -1,670,602
サウジ 6,103,624 6,534,294 -430,670
豪州 5,040,862 4,595,253 445,609
ドイツ 4,730,842 5,455,362 -724,520
その他 56,450,145 61,675,294 -5,225,149
合計 128,633,858 133,152,856 -4,518,998

(【出所】韓国銀行)

図表5 2019年1-6月と2018年1-6月の国別輸出額増減(金額:千ドル)
相手国 2019年1-6月 2018年1-6月 増減
中国 65,737,960 79,181,741 -13,443,781
米国 36,925,106 34,437,520 2,487,586
日本 14,253,491 15,208,995 -955,504
香港 16,233,108 23,023,116 -6,790,008
台湾 7,657,758 8,451,866 -794,108
インド 8,019,392 7,582,952 436,440
その他 122,508,786 128,785,923 -6,277,137
合計 271,335,601 296,672,113 -25,336,512

(【出所】韓国銀行)

図表6 2019年1-6月と2018年1-6月の国別輸入額増減(金額:千ドル)
相手国 2019年1-6月 2018年1-6月 増減
中国 54,095,160 51,880,868 2,214,292
米国 30,436,407 29,033,455 1,402,952
日本 24,308,921 28,036,879 -3,727,958
サウジ 11,381,865 12,487,678 -1,105,813
豪州 9,906,161 9,765,908 140,253
ドイツ 9,203,631 10,924,641 -1,721,010
その他 112,802,839 123,448,741 -10,645,902
合計 252,134,984 265,578,170 -13,443,186

(【出所】韓国銀行)

まず、図表3、図表4を読み比べて気付く点は、前年同期比較する期間を4~6月の3ヵ月間に伸ばしてみると、輸出の減少額が輸入の減少額の3倍程度に達していますが、これは、「輸入よりも先に輸出が落ち込んだ」、ということを示唆する現象です。

実際、3ヵ月間の輸出額については、米印を除く4ヵ国のすべてにおいて落ち込んでいるものの、輸入額については落ち込んでいるのは日本、サウジ、ドイツの3ヵ国が顕著であるものの、中国、米国、豪州についてはむしろ増加しています。

つまり、「先に輸出が落ち込み、それによって国内の生産活動が停滞し、輸入がこれに引っ張られる形で減少し始めた」、という仮説が成り立つのです。こうした仮説は、集計する期間を倍の6ヵ月間に伸ばしても、ほぼ同じようなことがいえるでしょう。

縮小均衡とキャピタルフライト

さて、注意すべきは、この輸出の減少、輸入の減少が、日本の経産省が7月1日に『大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて』を発動する前に、すでに始まっている、という点です。

金融市場では、企業経営の健全性は「今、この瞬間の売上高」だけでなく、「将来的な売上高」も織り込まれますし、企業の売上高が増えた、減ったという細かい情報で、株式や社債、CDSなどは時価が変動したりするものです。

これは、国に関してもまったく同じことです。

これに関連して、今朝の中央日報に、『韓国経済新聞』(韓経)が配信した、こんな記事が掲載されています。

韓経:【社説】最悪の状況に備えた経済運用が必要になった=韓国(2019年07月16日09時46分付 中央日報日本語版より)

記事を要約すると、

  • 日本の核心素材輸出規制により半導体の生産や輸出が減少すれば、今年の韓国の経済成長率が低下するとの予測を、民間シンクタンクや海外アナリストなどが相次いで公表している
  • 今年の韓国の経済成長率が1%台に留まれば、金融危機の影響で0.7%成長に留まった2009年以来、最悪の経済成長率を記録することになる
  • 日本が輸出規制を拡大すれば、半導体だけでなく、スマホやテレビなどの生産にも支障を来しかねず、日本が来月に「ホワイト国」から韓国を除外すれば、その被害は韓国の産業全般に広がりかねない

といったものです。

しかし、韓国メディアがおそらく「うすうす気付いているが書けない情報」とは、もっと踏み込んで、「通貨危機が具現化すること」ではないでしょうか。

当ウェブサイトでは過去に何度かお伝えしているとおり、国際決済銀行(BIS)の国際与信統計によると、韓国が外国から借りているおカネは、2018年12月末時点で約3100億ドル前後です(図表7)。

図表7 韓国にカネを貸している国(2018年12月末時点、金額:百万ドル)
相手国 最終リスクベース 所在地ベース うち1年以内
米国 83,275 79,049 32,589
英国 80,772 76,516 13,238
日本 56,269 45,286 11,439
フランス 23,124 19,372 7,201
ドイツ 15,743 12,297 (不明)
スイス (不明) 9,069 4,628
台湾 8,051 7,936 1,681
豪州 5,327 4,903 2,299
その他 37,653 55,382 34,054
合計 310,214 309,810 107,129

(【出所】BIS統計・CBSより著者作成)

このうち、日米英3ヵ国の金融機関だけで、韓国に対する融資シェアの7割強を占めている計算ですが、とくに「1年以内の資金」が全体の3分の1の1071億ドルを占めている点については、非常に不気味な兆候といえるかもしれません。

現在のところ、外為市場における韓国ウォンの対米ドル相場(USDKRW)は1180ウォン前後で小康状態にあるようですが、今後、何らかのはずみで韓国ウォンの相場が下がり始めるのかどうか、引き続き予断を許さない状況が続くような気がしてなりません。

新宿会計士:

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  • 当然のことながら、
    それもこれもみんな日本が悪いというところに持ち込むんでしょうね、韓国は。

    あらかじめ諸外国に対して日本は「そういう嘘を言いふらすから信用しないでね」と周知させておくことが必要でしょう。それくらいは外務省にもできるんじゃないかな。

    • まったくそのとおりだと思います。
      どんななことでも、日本のせいでこうなったと、国民だけでなく、海外でも言いふらします。
      外務省の皆さんの活躍の場が多く出てきます。命がけで(?)がんばってほしいものです。
      国益(=多くの日本人の利益)のために。
      歴史が変わるときです。

    • 韓国経済が苦しくなっているという話は聞いていました。どうも崖っぷちのようなので、何をしても悪者にされるのだから、ご期待に沿ってもうひと押ししてあげましょう。間違っても裏スワップで助けようなんてしないことです。ただし世界/日本経済への波紋も小さくはありませんが。

    • 今の段階で外務省は動かさないでしょうね。害務省ですので蚊帳の外側に置いときましょ。

  • こういう記事がありました。
    「韓日の対立を深めるべきでない、韓国の被害が大きい」
    2019/7/16(火) 9:36配信 中央日報日本語版
    https://japanese.joins.com/article/569/255569.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp|main|breakingnews
    冒頭、いきなり「最近の韓日間の葛藤がないとしても長くて5年しかもたないというのが韓国経済の現状だ」とあります。詳細は記事を読んでいただければと思いますが、要は、韓国経済はすでに死に体であるということです。今回の日本の輸出優遇停止以前の話と考えるべきでしょう。政府に対する不満爆発は別として、韓国工学翰林院の会長団の分析は冷静なものだと思えます。
    私としては、韓国経済は徐々に衰退して復活はないものと希望していたのですが、どうやら、急激に落下していきそうな雰囲気になりました。困るなぁ。

  • 90年代の通貨危機が日本の金融機関が原因だというデマを信じこんでる国ですからね・・・

    もしも今回通貨危機が発生したら社会学的に言う予言の自己成就ってやつになるんですかね笑

  • 文在寅発言、
    >韓国経済が一段階高い成長を図っている時期に経済成長を防いだことに等しい

    これもウソの可能性が高いというわけですね。
    正しくは、

    「韓国の経済が縮小して危機に瀕しているところへ、追い打ちをかけるに等しい」

    というところか。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     皆さんにお尋ねします。見ていて気になったのですが、韓国のサウジア
    ラビアからの輸入額が、前年同期比で減っています。勿論、石油価格の変
    動の影響もあるのでしょうが、韓国国内の石油需要が落ちてきたの他に、
    何か理由は考えられますか。(輸入元の多角化を図るために、サウジアラ
    ビア産原油を減らして、(フッ化水素との物々交換で)イラン産原油を増
    やしたとか)

     駄文にて失礼しました。

  • 韓国経済を論じる場合は前年比だけでは間違える可能性があります。

    特に去年は出来過ぎだったこともあります。
    半導体スーパーサイクルの絶頂期でした。

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/12/2019071280001.html
    対韓直接投資が半減=中国90%減・日本51%減

    >同部は「昨年上半期に異例の高い実績(157億5000万ドル=約1兆7082億円)だったことによる反動

  • 貿易規模の縮小は資金繰り的にはアウトですよね。

    拡大基調だと入金先行で問題なしなんですけど、縮小基調に転換すると出金先行で自転車操業もし難くなってしまいますからね。

    企業運営のための固定費(含む人件費)は、貿易額の増減に即座に連動する訳ではないのですから、輸出入ともに減で収支割合が変わらないからって問題なしではないんですよね。

    つまり業種にもよるんでしょうけど、売上が1割減でしかなくても利益は2~3割減ってしまうことが普通だということ。

    特に輸出で食べてる国での貿易規模の縮小は、見かけ以上にダメージの蓄積を伴うものだと思います。

    *先行しての貿易規模縮小は、世界の市場が韓国経済の先行きを「織り込み済み」ってことなのかもですね。

  • 鈴置さんの最新論考が出ました。

    ★日本に追い詰められた韓国 米国に泣きつくも「中国と手を切れ」と一喝
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190716-00571861-shincho-kr

    この中で7月12日に韓国国会での下記の質疑があったと記述されてます。

     親米保守で野党第1党の自由韓国党の議員が、予算決算特別委員会で、
     以下のように政府の見解をただしたのです。
    ・韓国関税庁の統計によると今年1月と5月、半導体製造用のエッチングガス
    (フッ化水素)がそれぞれ30キロと3万9620キロ、韓国から日本に輸出された。
    ・だが、日本の財務省の貿易統計では、韓国から輸入されたエッチングガスは
     120キロに過ぎない。99・7%がどこかに消えたのだ。調査と捜査が必要だ。

    こうした中、下記のニュースが飛び込んできました。

    【韓国】日本製品不買運動に反対した韓国元議員、遺体で発見
    https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1563267405/-100

    いろいろきな臭くなってきましたね。

    • 自己レスです。件の元議員、自殺と報道されてるようです。
      でも連合ニュースですからね~。真相はいかに?

      連合ニュース(ヤフーサイトより)
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190716-00000050-yonh-kr

      韓国の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)前セヌリ党(現・自由韓国党)
      国会議員が16日午後、 ソウル市内の公園付近で遺体で見つかった。
      自宅に遺書を残しており、自殺とみられる。

    • 名無しAさま、鈴置さんの最新論考で小生が気になる点は以下です。

      >戦場は「海」から「5G」へ
      ――米国はなぜ、急かせ始めたのでしょうか? 

      鈴置: そこがポイントです。スナイダー氏が挙げたように「米中対立の激化」が原因であるは間違いありません。より厳密に言えば、「中国封じ込め」の舞台が「海洋」から「技術」に広がったからだと思います。

      また、韓国紙の発表ですが、イスラエル大統領との会議で。

      >韓経:韓国とイスラエル「水素経済など先端産業協力拡大」で合意。

      別の記事でサムソンが5Gのソフト開発でイスラエルの会社を買収したとあります。

      韓国焦土作戦の中でサムソンの5G技術をイスラエルが押さえる、その後みずほ銀行がサムソンから貸し剥がし&ドル決済信用保証解除。。。

      案外早い段階で麻生大臣の出番が来る気がいたします。。。

      • 日に反撃され
        米に冷遇され

        イスラエルに激怒されるかと思えば
        意外にも優しい対応

        なんだかあやしい

      • 名無し親父様

        >案外早い段階で麻生大臣の出番が来る気がいたします。。。

        ⇒ 8月24日までにGSOMIA破棄されるかどうかに注目してます。
          もし破棄されるようなことがあれば、麻生さんの
          出番はすぐにやってくると思います。

    • 日本製品不買反対前国会前国会議員が遺体で発見
      鄭斗彦(Chong Duong,정・두언)前セヌリ党議員が
      https://youtu.be/rLq1zUqJg34

      16日午後、ソウル西大門区弘恩洞大井公園の近くで死亡したまま発見された。

      警察などの説明を総合すると、
      鄭(Chong,정)前議員はこの日午後2時30分頃
      運転手と一緒に車に乗って弘恩洞笑アパート近く
      北朝鮮山裾の道を降り山に向かって上昇した。

      以降午後3時42分頃、鄭前議員の夫人が
      「夫が遺書を書いておいて山に行った」と警察に通報し、
      鄭(Chong,정)前議員は、午後4時25分頃、山で亡くなったまま発見された。

      鄭(Chong,정)前議員の携帯電話の位置追跡結果、
      死亡した場所の半径50m付近に携帯電話があることが確認され、
      警察が調査中である。
      鄭(Chong,정)前議員の運転手は
      「ハンギョレ>との通話で
      「車から降り前特別言葉なかっただけの「山に行った来た」として下した」
      「大変だ、またはこのような言葉は全くなかった」
      と話した。

      この日の午後、現場を訪れ、警察の検視を参観した
      金容兌(Kim Young Tae,김・용태)自由韓国党議員は

      「数日前にも会って政治の話をしたが、
      このような極端な選択をするだろうと推測すらできなかった」
      「普段政治をたたんで、この社会に少しでも
      貢献仕事を探してみると口癖のように話していた。
      同僚議員として胸が痛い」
      と述べた。

  • 某甲殻類さんじゃないですが、破滅の予兆はつらほらありつつも、KOSPIは堅調、USD/KRWもやや安値傾向ですが大荒れではありません。

    「韓国経済はもうお終いだ」を二十年近く聞かされてきた身としては、市場がこの程度に見ているのであれば、まだまだ大丈夫なんじゃないかと思ってしまいます。

    韓国の経済は奥が深く、報道に出ない情報が沢山あるんでしょう。

    • 冷静に判断するべきなのは間違いないでしょう。
      しかし、韓国が経済成長してから現在に至るまで、日本の助けがあったのも間違いないわけで。
      今のままではピンチの時に助けない、が実行されると韓国は危険な領域まで行ってしまうかもしれません。
      そうならない為に経済、政治に深刻な影響が出ないレベルを維持しつつ、日本への依存度を下げていくでしょう。

      • 国内に内通者がいます。外務省のように韓国を助けることが使命と思い込んでいる官僚もいますし、経営者の中にも自社を潰してでも韓国を助けたがる輩がいますし、誰がどこで繋がっているか分かりません。

    • 阿野煮鱒様へ

      非常に大切な指標があると自分は考えて来ました。それは李明博の時からです。
      韓国の財閥、銀行の多くは外資に押さえられている、という事実です。毎年4月に、韓国は多くの株主配当金を諸外国に支払わないとなりません。
      これは、韓国通貨危機の際、1997年のIMF介入で国内産業を外資に売り渡した結果です。
      https://s.japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=242037

      青瓦台の頭が如何に真っ赤っ赤であっても、諸外国の株主にとっては、毎年きちんと配当金が貰えるならば、韓国には大きな利用価値があるのだと思います。
      これが、韓国の最大の『安全保障』になっていると思います。また、韓国が日本やアメリカにまでも、大きな顔をしてこれた理由でもありました。
      韓国の保守派の真の姿は、外資に韓国を売った売国奴なのです。これに反発を強めて勢力を強めたのが、北朝鮮におもねる左派です。
      そして韓国はついに、『国富』を外資に吸われ尽くしました。半導体のスーパーサイクルも去り、大きな配当金は望めません。脱け殻は用済みであります。
      この脱け殻の掃除役を命じられたのが、現在の日本であると愚考している次第なのです。
      日本の掃除は必ずや、無慈悲なものになると、自分は愚考してのであります。

      • その見立ては私も同じです。他の案を持ちません。
        しかし、と自問自答します。外資とは誰か? また、実際に韓国企業は外資のものなのか?

        サムスン電子のIRを観てみました。

        発行済株式
        https://www.samsung.com/global/ir/stock-information/listing-Info/

        普通株:5,969,782,550株、 87.9%
        優先株: 822,886,700株、 12.1%
         合計:6,792,669,250株、 100%

        株主構成
        https://www.samsung.com/global/ir/stock-information/ownership-structure/

        普通株における外国人投資家比率 56%
        優先株における外国人投資家比率 89%

        優先株における外国人比率は圧倒的ですが、株主総会における発言権がないなどの制約があるため、企業支配力は弱いと思います。また優先株の比率が12.1%と低いため、その面でも影響力が低いです。

        発行済株式全体での外国人比率を算出してみたところ 59.9%でした。

        約六割の株主が外国人だとして、これがどの程度の重みを持つのか私にはわかりません。一般にネットで膾炙される「サムスンはもはや外国企業だ」という程のものかどうか。

        それと外資の中身は情報がありませんでした。どこの国の誰が株主なのかわかりません。

        ともあれ、依然として堅調なKOSPI、上げ基調のサムスン電子の株価を眺めていると、マスコミ情報だけでは見逃している要素があるのだろうと思うのです。
        https://www.samsung.com/global/ir/stock-information/stock-chart/

        • 阿野煮鱒様へ

          多くの外国人株主は、現在においては追跡不能になっているようです。それは日本も変わりません。
          朝日新聞やNHK、日本銀行などの大株主もブラックボックスの中で追跡できません。ドイツ銀行や多くのグローバル企業もしかりです。
          どうも、北朝鮮シンパらしき者が追跡した跡があるのですが、結局、追跡できなかったようです。
          ただし、歴史的な経緯、その当時の『状況証拠』で、真の大株主をある程度まで類推することだけは可能です。
          これを推理することは楽しいのですが、完全に陰謀論の範疇にはまりこんでしまうのが難点なのです。
          新宿会計士様も朝日新聞の財務諸表を取り上げているように、興味がまったくないわけではないでしょう。
          (これをまともに扱えば、ブログを破壊してしまう危険性がありますが…)

  • 更新お疲れ様です。

    個人的興味で伺うのですが、3品目の輸出手続き厳格化ですけど、手続きをちゃんと踏めば輸出できるわけですよね?

    手続きちゃんとす納期は伸びるかもしれないですけど、その間在庫でしのげばいいんじゃないですか?

    ってとぼけていってるけど、厳格化したら申請が通らないような状況なのでしょうか?
    そのへんの話って聞いたことないので、ソースがあるような話をどなたかご存知でしょうか?

    • ティーダ様

      フッ化水素の場合、
       ・最近3年間のフッ化水素の調達実績と最終製品の生産状況
      を資料添付しないといけないそうです。

      横流ししてた企業は捏造するしかありませんが、数字を整合
      させるのは困難でしょう。それ以前に15年もホワイト扱い
      されていたので、管理がずさんになっていてデータが残って
      いないというオチもあるかと。連中いい加減ですから。

      すでに申請は出されているようなので、審査結果がどうなるか
      楽しみです。軒並み却下もありえるかも。

    • 何処かで読んだのですが、出荷申請するための書類の一つに
      「直近3年分の使用使途を明記する」 というものがあるそうです。

      現状、40トンものフッ酸が韓国内にて行方不明になってる状況ですので
      これに対する明確、かつ筋の通った説明が無い限りは 永遠に出荷されることは無いかと思われます。

      • >これに対する明確、かつ筋の通った説明が無い限りは 永遠に出荷されることは無いかと思われます。

        あらあらw そうなることを察知しての韓国のパニック状態ですかね、もしかして。今日の「ひるおび」をチラッと見てたら、元経産省官僚の細川昌彦氏が「タイムラグは生じるが、今後も輸出は継続されるだろう」とコメントしてました。そんなものなのかと思ったのですが、表向きそう言っておかなきゃならなかったのかしらw

    • ちょっとソースが見つからなかったのですが、7/4からこの体制になって、今月発注分の出荷は一件もないとかなんとか。
      まあ2週間くらいはかかるよねw

      • まとめてのレスになりますが、皆さん情報ありがとうございます。

        >「直近3年分の使用使途を明記する」
        これ、むりでしょうなw

        今までゴールド免許で優良者講習だけだったのが、
        技能検定するよ。
        まぁ普通に運転していれば余裕だよねw

        だけどペーパードライバーだから全然だめって感じでしょうかね。

        でもホワイト国なのだから免除されてるだけで管理は出来てる前提ですものね。

        WTOに持っていっても、普通に申請すりゃいいじゃん、って言われて終わりな気がする・・・

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