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勝手に首脳会談を日本の外交カード化してくれた韓国

先ほどの『首脳会談拒否が韓国への「最初の制裁」になるのか?』の「続報」です。来週の大阪G20サミット(※G19、じゃありませんよ!)で、韓国政府・大統領府からも、公式に「日韓首脳会談をやってほしい」という要望が出て来たようです。この要望自体を、私は歓迎したいと思います。なぜなら、もし来週、大阪G20サミットで日韓首脳会談が開かれなかったとすれば、「韓国政府が日韓首脳会談を要望したにも関わらず、それが実現しなかった」という実績ができるからです。

日韓首脳会談を韓国大統領府も希望!

先ほどの『首脳会談拒否が韓国への「最初の制裁」になるのか?』の末尾で、韓国政府外交部の報道官が来週末の大阪G20サミットでの日韓首脳会談を要求した、という話題を紹介しました。

今朝、韓国メディアにこの続報がいくつか出て来ていますが、そのなかでもとくに重要なものが、次の記事です。

青瓦台「日本にいつでも会う意向ある…過去史・未来関係の分離を」(2019年06月21日06時59分付 中央日報日本語版より)

『中央日報』(日本語版)によると、日韓首脳会談を巡って韓国大統領府の報道官が、

韓国としてはいつでも会う意向があり、いつでも開かれている」「われわれは今まで韓日首脳会談が開催されることを希望すると明らかにし、文大統領もそのように話した

と述べたのだそうです。

昨日の時点では、情報源としては「韓国政府外交部の報道官」の発言しかありませんでしたが、本日正式に「大統領府報道官」が「文在寅(ぶん・ざいいん)大統領自身も日韓首脳会談を要望している」と認めた格好です。

(※余談ですが、この報道官は「われわれは過去史問題と現在・未来の韓日関係を『ツートラック』に分けるべきだという一貫した立場を持っている」とも述べたそうですが、大統領府報道官が「ツートラック」をおおやけの場で言い放つという姿勢にも呆れたものです。)

この大統領府報道官の発言自体を、私は歓迎したいと思います。なぜなら、もし来週、大阪G20サミットで日韓首脳会談が開かれなかったとすれば、「韓国政府が日韓首脳会談を要望したにも関わらず、それが実現しなかった」という実績ができるからです。

言い換えれば、「自分で勝手に『日韓首脳会談が開かれるかどうか』を日本の外交カードにしてくれている」ということでもあり、まことに興味深い国だと思ってしまいます。

【参考画像】平昌(へいしょう)冬季五輪での安倍総理と文大統領(クリックで拡大)

(【出所】首相官邸HP)

「韓日攻防戦」ではなく「独り相撲」では?

こうしたなか、同じく中央日報にはこんな記事も出ています。

G20目前なのに…韓日、首脳会談めぐり攻防戦(2019年06月21日06時54分付 中央日報日本語版より)

これは、韓国政府外交部報道官が20日、韓国政府としては日韓首脳会談を希望していると発言したことを巡り、日本のメディアが政府消息筋を引用して「連日、会談は白紙だと報じている」と指摘した記事です。

中央日報はこうした状況を「両国の神経戦が続いている」としていますが、この「両国の」という下りは、まったく正しくありません。すでに当ウェブサイトでも指摘したとおり、少なくとも自称元徴用工問題を巡っては、すべて韓国側にボールがある状況が続いているからです。

昨年10月30日、大法院(※最高裁に相当)が新日鐵住金(現・日本製鉄)に対して敗訴判決を下した時点で、韓国の司法当局が日韓請求権協定違反に違反した判決を下したという事実が発生しているわけですから、まずは韓国国内でこの問題を解決する義務が生じました。

ただ、待てど暮らせど韓国政府が解決に向けて動かなかったため、今年1月9日時点で日本政府が日韓請求権協定第3条第1項に基づく外交協議を申し入れ、本件は日韓双方の2ヵ国間でのマターに変化してしまったのですが、韓国側はそれでもこの協議に応じませんでした。

さらに、5月20日の時点で日本政府が第2項措置(仲裁手続付託)を通告したことで、第三国を1ヵ国介入させ、多国間マターに変化ものの、それでも韓国政府はまったく動きません。結局、6月19日に日本政府が第3項措置を通告したことで、現在は純粋に第三国に委ねられることになっています。

図表 自称元徴用工問題における6つの段階
段階 フェーズ 誰が対処するか
第1段階 韓国の自国内での対応 韓国
第2段階 第1項措置(外交的協議) 韓国+日本
第3段階 第2項措置(仲裁手続) 韓国+日本+第三国1ヵ国
第4段階 第3項措置(第三国仲裁) 第三国3ヵ国
第5段階 国際裁判 国際法廷
第6段階 「話し合い」による解決を断念

(【出所】著者作成)

このうち第5段階目までに関していえば、いずれも韓国側が賛同しなければ手続が始まらないという側面があるため、その気になれば韓国は徹底的に話し合い・協議・仲裁・裁判から逃げることだって可能ですが、韓国が徹底的に逃げ続ければ、最終的には第6段階に移行せざるを得ません。

中央日報の記事では、

韓国外交部は19日、韓日企業が自律的に参加する基金方式を提案して「日本がこれを受け入れるなら韓日請求権協定上の外交協議に応じる用意がある」という立場を出したことに対して、日本は前日に続き20日も拒否する意思を再確認した

などと報じていますが、そもそも自称元徴用工問題が第3段階にあるときに、第2段階に時計の針を戻そうとしたこと自体がナンセンスでしょうし、それを絶対に許さないという点に日本政府の強い意志を感じることができるのです。

朝鮮日報が文在寅政権を批判

さて、日本語版を設けている韓国メディアのうち、保守性向を持つとされているのが、中央日報以外には東亜日報と朝鮮日報であり、これを当ウェブサイトではときどき「東中朝」と呼んでいます。

ただ、不思議なことに、東亜日報は日本政府が第3項措置への移行を通告して以降、ほとんどこれに関連する記事を掲載している形跡がないため、最近は「東」を抜かして「中朝」の話題を紹介する機会が増えている気がします。

一方で、『朝鮮日報』(日本語版)には最近、韓国メディアには珍しく、文在寅政権を批判する社説が頻繁に掲載されるようになった気がします。本日付で掲載された次の記事が、その典型例でしょう。

【社説】韓日企業参加基金案を一蹴した文在寅政権、7カ月間何をしていたのか(2019/06/21 08:33付 朝鮮日報日本語版より)

朝鮮日報はこの自称元徴用工問題を巡る文在寅政権の姿勢について、解決に向けて努力した形跡がないとしつつ、「被害者はもちろん、企業側の意見も聞いていないとのことだ」、「7ヵ月間何をしていたのか」など、舌鋒鋭く批判しています。そのうえで、先日、唐突に出て来た「1+1基金案」を巡っては、その構想にまったく実現可能性がないという点について、

韓国大法院(最高裁判所)が1人当たり1億ウォン(約920万円)と定めた賠償額を23万人と推定される強制徴用被害者全員に支給すれば、総額は23兆ウォン(約2兆1270億円)に達する。これほどの額を出せと言いながら、どのようにするのか説明も、原則もない。それなのに提案文には「各企業が『自発的』に拠出した基金」と書かれている。

と述べているのです。

韓国メディアにしては鋭い指摘ですね。

ちなみにこの「1+1基金案」とは、『日韓関係が新たな時代を迎えたことを、素直に歓迎したい』でも説明したとおり、日韓両国企業が拠出する財源で自称元徴用工やその遺族らへの慰謝料に充てる、という構想のことだそうです。

韓国政府・外交部当局者は19日、記者団らに対し、韓国政府が日本政府に対してこうした構想を提案したことを明らかにしたそうです(これを提示した時期についてはよくわかりませんが、おそらく6月19日よりは前のことだと思います)。

朝鮮日報はこの基金構想とやらを巡って、要するに「何ら具体性もない」と述べているわけですが、このあたりについては次の下りを読むと、どうも日本政府側も、当初は「基金構想」に理解を示す意見が存在していたと読めます。

『企業参加基金』という案は昨年末から複数の専門家が代案として取り上げ、外交当局も検討したという。日本も当初は、韓国が誠意をもって提案してくれば協議も可能だという考えだったとのことだ。ところが、韓国大統領府が『発想自体が非常識だ』と公の場で反発したため、日本側は不快感を抱き、外交当局もこのカードを捨てた。」(※下線部は引用者による加工)

仮にこの下線部の記述が事実だとしたら、これは由々しき話です。

なぜなら、そもそも自称徴用工問題自体、「ウソの歴史によって日本に責任を発生させる」という意味では慰安婦問題とまったく同じ構造であり、「徴用工財団設立」も「慰安婦財団設立」と、本質的には何ら変わらないからです。

慰安婦財団解散でさんざん煮え湯を飲まされたにも関わらず、なぜ日本政府内には、いまだに「財団構想」に騙される人がいるのか。

そう感じてしまうのです。

真の親日派は、文在寅その人だ!

ただ、私に言わせれば、「東中朝」といえば、典型的な「用日派」メディアです。

「用日派」とは、韓国が日本との関係において、権利だけ最大限行使しつつ、義務を徹底的に回避するという、まことに都合の良い考え方です。あるいは「食い逃げ外交」とでも呼べば良いでしょうか(『韓国の「食い逃げ外交」、そろそろ年貢の納めどき』参照)。

これに対し文在寅氏の支持基盤は、韓国国内の「左派」「親北派」と思われますが、彼らの多くは「用日派」ではなく、純粋な反日原理主義者です。「用日派」と「反日派」の違いは、「日本を都合よく利用する」(用日派)のか、それとも「純粋に日本との対立を選ぶ」(反日派)のか、という点にあります。

一見すると用日派の方が反日派よりも「日韓友好」に役立ちそうな気もしますが、実は、用日派のほうが「たちが悪い」のです。なぜなら、用日派は日韓友好を隠れ蓑に日本に近寄り、日本の高度技術などを盗み取りつつ、日本人に見えないところで全世界で日本の悪評を捏造し、広めようとするからです。

その意味で、日本にとってはむしろ、「反日派」の方が都合が良いのではないでしょうか。

朝鮮日報は

両国関係を解きほぐそうという専門家たちの苦言を、一刀両断で切り捨て、自ら道を断った。そうしておきながら、日本で行われる主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)を前に尻に火がつくと「発想自体が非常識だ」と言っていた案を被害者や各企業と協議もせずに突然出してきた。いったい何をやっているのか理解に苦しむ。

と文在寅氏を批判しているのですが、裏を返して言えば、典型的な「用日派」メディアである朝鮮日報が文在寅政権を批判しているということ自体、日本にとっては文在寅政権のような「反日政権」が続いてくれた方が、長い目で見たら国益に資する、という証拠ではないかと思えてならないのです。

新宿会計士:

View Comments (48)

  • こんにちは。
    いつも有益な情分析ありがとうございます。
    興味深く拝見させて頂いてます。
    初めてコメントさせて貰います。

    ところで会計士様はイラン情勢をどのようにお考えでしょうか。
    昨日のトランプ大統領の発言からかなり物騒な方向に進みつつあるようです。
    もしかしてシリアを攻撃したときのように
    G20でトランプ・習近平会談の時にアメリカは何かをおこす準備をしてるように思えてならないのですが。
    一度そちらの方もご見解をうかがえるとありがたいのですが。

    • 鮫肌様 Web主様でなくてごめんなさい。

      おばさんの戯言ではございますが、時間つぶしにでもお聞きください。
      トランプ政権は別として、トランプ氏はビジネスマンなので、お金のかかる戦争は嫌いです。
      やるとしても、負担は最小限に抑えたい。あるいは、他の国に負担してもらう。と思います。
      現在、中東でイランと敵対している勢力はどこでしょう?
      第一はイスラエル、サウジアラビアもイランと敵対しておりますね。ああ、イランという国は地域の憎まれっ子のようです。
      ただ、繰り返しますが、トランプ氏はお金のかかることは嫌いです。可能な限り、兵糧攻めを続けるのではないでしょうか。
      中国の石油を断つためにも。

  • 日韓首脳会談の開催が見込めないG20が近づいてきて、日本の議員の中にも韓国仲良しアピールする人が増えてきましたね。

    皮切りはパチンコ防衛大臣でしたが、日本国内からの切り崩し工作が活発化しているのでしょう。

    額賀さんをはじめとした日韓議連の議員やパチンコ防衛大臣を次の選挙で落とせるかどうかが、日本の未来の分かれ道になりそうですね。

    ちゃんとリストアップしてネット上に挙げておかないと、選挙の頃には面倒になって忘れてしまいそうです。

    まあ、やるだけやって選挙の頃には忘れさせるのが彼らのやり口なんでしょうけど・・・

    • 一番の敵は韓国ではなく、在日韓国人でもなく、
      日本にいる日本人の親韓派あるいは用韓派ですね。

      今度は大丈夫なのだろうか。不安です。

      • 隠居爺様へ

        >一番の敵は韓国ではなく、在日韓国人でもなく、
        >日本にいる日本人の親韓派あるいは用韓派ですね。

        >今度は大丈夫なのだろうか。不安です。

        日本人は嘘と偽善に弱いので、韓国のついてきた嘘と偽善を日本全体で共有し、日本全体で備えることが重要かと思います。

        そのためには、ネット上であってもしっかりと記録を残し、google検索等で韓国の嘘が引っかかるようにしておくのも一つの手段だと考えます。

    • 比例代表制、てのがありますから。
      個人を避けたくても、政党で当選することがあると……。
      比例代表で当選した議員は、離党したときにどうなるのでしょうか?
      ましてA党から政敵のB党に移籍するなんて場合、どうなるのでしょうかね?

      • michi様へ

        比例代表選出議員の競合する他党への移籍は禁止されています。移籍した場合は議員を辞職しなくてはなりません。
        但し無所属になるのは構わないようで、当該選挙に候補者を立てていなかった党(競合しなかった)や、新党への移籍もOKとされています。

        しかし私個人的には、比例当選は個人への支持ではなく、政党への支持と考えられますので、離党したら失職して名簿上の次点者の繰り上げ当選とするのが相応しいと思っています。

        • 門外漢さま
          ご返信、ありがとうございます。

          通勤途中にスマホからの打ち込みだったため、随分と言葉も足りていませんでした。

          >比例代表選出議員の競合する他党への移籍は禁止されています。

          考えにくいパターンですが、競合しない政党へは良いのですか?
          比例代表で擁立するときの、党則などでの条件付けなどと言うことでしょうか。

          >私個人的には、比例当選は個人への支持ではなく、政党への支持と考えられますので、離党したら失職して名簿上の次点者の繰り上げ当選とするのが相応しいと思っています。

          当に、私も同様に考えております。
          比例代表での投票は、その政党への投票です。
          個人として落選して比例代表で復活するとか意味不明です。
          そこから更に所属政党ロンダリングなんてあり得ない話です。
          個人として当選した人物が個人として離党・移籍を繰り返す分には、その個人への評価で有権者が判断を下すことが出来ます。
          離党・移籍などの報道がある度にイライラとしていたのですが、少しスッキリと致しました。
          勉強不足の所、補って戴きありがとうございました。

        • michi様へ

          Q:競合しない政党へは良いのですか?

          A:競合しないと言うのは選挙で戦っていないということで、党綱領が矛盾しないとか、政治的に連携しているとか言う意味ではありません。
          だから自民党から当選して公明党へ移籍というのは、選挙を別個の党として戦ったので、与党だからと言ってもNGです。
          その選挙の後に出来た政党、例えば民主党が選挙後に分裂して立民党が出来たとすれば、主義主張が違っていても、選挙で戦っていないので立民党へ移るのはOKです。
          離党して無所属になるのも、競合政党への移籍でない(自分党という新党?)のでOKです。

  • 基金構想が出ていますが、判例では日本企業が賠償金を支払えとなっていると理解していますが、どうでしょうかね。一種の判例違反になりそうな気もします。1+1としたら、膨大な賠償金を供出する韓国企業なんているんですかね?まあ、裁判を操っているバックの組織が基金構想なんて認めるわけがないと思いますが。雑感でした。

    • 1+1 は、何も知らない第三者から見た時の公平感を装うための建前であって、実質は日本企業に大半を負担させるつもりでしょう。

      • 仮に、現時点で本気で折半するつもりだとしても、国民の理解が得られないとかかんとかで、結局事実上日系企業だけが払う展開になる以外想像できませんね。

  • >なぜ日本政府内には、いまだに「財団構想」に騙される人がいるのか。

    たしかに、いままでの日本には、個人レベルの都合で、韓国の用日派の提案に唯々諾々と乗せられる用韓派が、日本の国会議員や官僚にいたことは事実ですし、今もいることでしょう。
    ただ、かれら日本の用韓派が、韓国の用日派の提案に安易に乗ることは、現在の日本では、彼らの社会的な死を意味します。そんな犠牲をはらう動機は彼らにはありません。

    あるいは、日本国民の嫌韓がここまで高まる前、韓国から徴用工判決の不法行為が最初に行われた時点であれば、あったやもしれません。
    韓国の用日派が「あの時なら、日本と協議できたかもしれなかったのに、今更、出してもどうしようもない。」と喚いているだけです。
    はい、その通り。

    • >なぜ日本政府内には、いまだに「財団構想」に騙される人がいるのか。

      騙されているのではなくて、自分の利益のために日本を売国しているだけですよ。

      彼らが騙されていると考えるなんて、お人好しにもほどがあります。

      そのような考え方が韓国に付け入る隙を与えるのです。

      • いや、脳内お花畑で、「隣国親善は何より重要」「話し合えば必ず解り合える」「こちらが先に譲歩すれば韓国も譲歩してくれる」と信じている人は一定数いるのですよ。私の場合は、親戚や旧友の中にそういうのがおりまして、話し合いにならずに閉口しております。

        目の前にいる人間(私)が真摯に意見を述べても拒絶し、事実の羅列すら認識しようとしないくせに、何が「話し合えば必ず解り合える」なんだか。

        日本人の美徳というものを硬直的に盲信し、さらにはそれが万国共通であると信じて疑わない間抜けがいるのですよ。

        • > 「隣国親善は何より重要」「話し合えば必ず解り合える」「こちらが先に譲歩すれば韓国も譲歩してくれる」

          私もその口でした。他の人も同じ要因なのかはわかりませんが、私の場合はやはり教育が大きかったですね。

          今思えば、小学校の教育は相当に左巻きでした。中学からは私立だったので比較的中立的でしたけど、歴史などは小学校の間に基礎的な流れを覚えてしまったので、その頃の考えはなかなか抜けなかったですね。

          あとは経験ですかね。外国に行ったこともなく、外国人との接触が限定的だと実態がわからないですよね。私は中国人、韓国人にはいまだに良いイメージを持っていますが、現代中国人は古典で学ぶ詩的で芸術的な人たちとは全くの別の人種ということはよくよくわかりましたし、韓国人も私が接触しない世界にいる韓国人は恐ろしくマナーが悪くて横柄そうということはわかってきました。

          私の場合何より大きかったのは、海外どこの国に行っても反日の人たちなどおらず、殆どの国の人は親日的だということです。それで日本人がいつまでも過度な贖罪意識を持ったままでなければいけないという考えに疑問を持ち始めました。

          お花畑の人たちの考えを変えるのは簡単ではないかもしれませんね。尖閣諸島を中国に占領されるくらいでは彼らは目覚めないかもしれない。韓国が北朝鮮の核ミサイルを借りて日本に打ち込んできて、目の前で大量に人が死ぬでもしない限り変わらないんでしょうね。

        • >いや、脳内お花畑で、「隣国親善は何より重要」「話し合えば必ず解り合える」「こちらが先に譲歩すれば韓国も譲歩してくれる」と信じている人は一定数いるのですよ。

          一般市民ならともかく、政府内にこんな人がいるのなら、この先日本は永久に韓国に騙され続けるんでしょうね

          あら、残念。
          なんて馬鹿な国なんでしょう。

      • 国防動員法様へ

        今をときめく岩屋防衛大臣なんて、まさにそのクチじゃないですか。

        自分の利益のために日本を売国していた二階幹事長は、情勢が変わればさっさと態度を変えましたが、岩屋氏はお花畑ですから、この期に及んで非公式会談でした。

        お花畑は善意で動いているだけに売国奴より始末が悪いです。その善意を認めてはいけないのですが、日本人は他人の善意には寛容ですから、中々その善意を、無能だのボンクラだの言うことは理解されにくいですね。

        • お花畑だからしょうがない、としてしまうと思考停止に陥ってしまいます。

          「お花畑人間しょうがない」論を展開する人の多くは、日韓関係のような問題が自分たちの能力では解決できない理由をこじつけているだけです。

          問題が解決できないのはお花畑人間の所為だ、考えは個人の自由だから変えさせることはできないんだ、だからしょうがないんだ、と解決できない理由を他者になすりつけているんですね。

          お花畑人間は日韓関係問題の解決を望まないので、彼らに解決できない理由をなすりつけても何の意味もないんですけどね。

          お花畑人間が何を考えているかは問題ではなく、お花畑人間が実際にどのように行動したかが問題です。
          韓国問題を何とかしたい人たちがお花畑人間の行動を厳しく評価し、お花畑人間が日本に害をなす行動をした場合、何らかの形で罰を与える環境が必要かと思われます。

    • 小母さんへ

      >現在の日本では、彼らの社会的な死を意味します

      これってまだ身に染みていないのではありませんかね?
      2Fなんて男梅の特使と陰で会談していたり、N賀が半島へ飛んで行ったりしてますし、ヘラヘラ防衛大臣も罷免も更迭もされていませんよ。
      選挙で落としてやると言っても、次の選挙は参院選だし・・・

  • ここに来て、非常に興味深い現象が起きている。
    韓国は、日本が今までと違う対応に右往左往している。
    中国の習近平は、トランプの今までにない米外交に困惑し、沈没寸前の北朝鮮へ行き何を求めたのか。
    儒教社会の弱点限界を露呈している現象でしょう。
    合理的ロジックに基づかない国家運営は、脆弱だとつくづく感じております。
    自由経済陣営の経済防衛の必要性を改めて再認識する事象です。

      • > 韓国外交部(省に相当)当局者は、大阪で行われる主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)まであと約1週間となった現時点で主催国・日本と首脳会談を開催するかどうかが未定であることについて、「30分前でも(合意さえできれば、首脳会談は)できる」と20日、語った。

        30分で準備できるって・・・大丈夫かなー。
        国旗にシワよってて担当課長が処分される国なんですが。(笑)

        ---
        太極旗に折り目、担当課長処分 批判報道受け韓国外務省
        https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2019040801002302.html

        韓国外務省は8日、ソウルで今月開かれたスペイン外務省との次官級会談で、韓国の国旗「太極旗」が折り目がついた状態で掲げられたことに韓国メディアの批判が集中したことを受け、担当課長を解任処分とした。
        ---

    • つくしさま、

      同感です。日本もようやく韓国への正しい対応方法を国民レベルでも、外務省レベルでも、政治家レベルでも学習してきた気がします。
      もちろん、まだまだ徹底すべきことは多いですが、良い傾向だと感じてます。

      中国に関しては、まだまだ油断ならないと思います。

  • 個人的には韓国に限らず他国との関係が悪いのはあまり望まないのですが、現在の韓国は対話不能な謎のクリーチャーなので仕方ないのかなあとあきらめています。知れば知るほど嫌いになるので適当な距離をとってお互いにかかわらないのが平和な道だと思うのですが、なぜか韓国は必死に絡みついてきますね。うっとうしいことこの上ない。

  • >日本も当初は、韓国が誠意をもって提案してくれば協議も可能だという考えだった

    これは日本「政府」ではなくて日韓議員連盟の議員の話ではないでしょうか。

  • 文政権の延命措置ですが、日本は表立ってやることはできませんが、
    野党親中議員でも使って、中国に文在寅大統領を
    「孔子平和賞」に推薦というはアリだと思います。
    外交成果を心底欲しがっている文大統領は大喜び、
    韓国民も数か月が一年は文大統領に騙されてくれるでしょう。

  • 韓国に関するWeb主さんの記事は、深刻な事態を忘れたがる私への警告でもあります。
    でも、さすがに、あの人たちの暗黒部分を直視続けるのは、つらい。(こちらの気持ちがめり込みます。)
    で、手を変え品を変え、客観視することにいたしました。

    さて、G20が迫って参りました。こう言っては語弊がありますが、おもしろいG20になりそうです。
    安倍総理には、存分に力を発揮していただきたいものです。韓国については、ご放念下さい。
    最注目は、中国でしょう。

    <習近平が大阪G20で直面する、米中対決「中国は手詰まり」の現実>
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190621-00065374-gendaibiz-int

    習近平さんは、G20に北朝鮮を電撃訪問していますが、意味がわかりません。
    北朝鮮問題は既に、話し合いの段階を過ぎて、いつ武力攻撃があるかの段階に思われます。
    その直前に北朝鮮が白旗を振るにしても、アメリカは仲介者を必要とはしていません。
    習近平さんは、プーチンさんとも会談して、協力関係を公表しましたが、互いの信頼関係がゼロの協力がどう進むのか興味深いですね。
    両国で北朝鮮制裁緩和の提案かとも考えたのですが、米中経済戦争の中、それを匂わせるだけで、制裁違反のカードをアメリカに進呈するだけですよね。
    それでなくても、香港デモなど、ありえないタイミングで、アメリカにカードを渡しています。
    歴史的なG20になりそうです。

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